JPH0514133U - 床材養生用粘着テープ - Google Patents
床材養生用粘着テープInfo
- Publication number
- JPH0514133U JPH0514133U JP7215791U JP7215791U JPH0514133U JP H0514133 U JPH0514133 U JP H0514133U JP 7215791 U JP7215791 U JP 7215791U JP 7215791 U JP7215791 U JP 7215791U JP H0514133 U JPH0514133 U JP H0514133U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 床材養生時に、該床材を被覆している養生材
を床材に対して固定させるための粘着テープを提供す
る。 【構成】 テープ基体1の一面2側において、幅方向の
一半部側に床材Aに接着する粘着力の弱い粘着層3を設
ける一方、他半部側に養生材に接着する強い粘着力を有
する粘着層4を設けた構造を有している。
を床材に対して固定させるための粘着テープを提供す
る。 【構成】 テープ基体1の一面2側において、幅方向の
一半部側に床材Aに接着する粘着力の弱い粘着層3を設
ける一方、他半部側に養生材に接着する強い粘着力を有
する粘着層4を設けた構造を有している。
Description
【0001】
本考案は住宅などにおいて、床材施工時に使用される床材養生用粘着テープに 関するものである。
【0002】
従来から、建物の床を施工する場合、下地上に敷き並べ状態に張り上げた化粧 床材が汚れたり、損傷したりするのを防止するために、施工直後の床材上を合板 等の板状物やビニルシート等のシート状物からなる養生材で被覆することが行わ れている。この場合、風などの影響により養生材が妄動したり、砂粒や釘などが 養生材の下面側に入り込んで化粧床材を傷付けるのを防止すると共に養生材上を 作業者の自由な歩行を可能にして能率のよい作業を行えるようにするために、養 生材の周辺を床材に対して粘着テープにより固定することが行われている。そし て、このような粘着テープとしては、ガムテープや梱包用のビニルテープが使用 されていた。
【0003】
しかしながらこのような粘着テープでは、粘着力が強いために、養生後に該粘 着テープを剥離すると化粧床材の表面に粘着テープの粘着糊分が付着した状態で 残存し、その付着糊分の除去作業に著しい手間を要するものであり、又、化粧床 材として化粧単板張り床材を施工した場合には、粘着テープを仮止めさせている 化粧単板の表面が粘着テープの剥離時に粘着力の強いテープと共に剥がれること がある等の問題点を有する。
【0004】 このため、最近では粘着力を弱くしたタイプの床材養生用粘着テープが使用さ れるようになった。このような粘着テープによれば、化粧床材に対しては粘着力 が弱いために上記のような問題点を解消することができるが、養生材に対しては 該養生材の表面状態、即ち、合板等の粗面であったり土粒子や砂粒その他の塵埃 が付着している場合には粘着力が不足し、貼着後に養生材表面から容易に剥離し て化粧床材の表面を傷付けたり、汚損したりするという問題点があった。本考案 はこのような問題点を全面的に解消し得る床材養生用粘着テープの提供を目的と するものである。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案の床材養生用粘着テープは、テープ基体の 一面における一半部側に粘着力の弱い粘着層を設ける一方、他半部側に粘着力の 強い粘着層を設けた構造を有しているものである。
【0006】
施工直後の床材上を養生材で被覆したのち、該養生材の周辺部とこの周辺部か ら露出している床材面間に粘着テープを貼着して養生材を床材上に固定する。こ の場合、粘着テープの一面における粘着力の弱い一半部側の粘着層を床材面に、 粘着力の強い他半部側の粘着層を養生材の周辺上に貼着する。そうすると、養生 材は粘着テープの粘着力の強い粘着層によって確実に固定される。そして、養生 後に粘着テープを除去する場合、床材側に貼着している粘着力の弱い粘着層が容 易に剥離すると共に粘着糊分が床材面に殆ど付着、残存することがない。
【0007】
本考案の実施例を図面について説明すると、図1及び図2において、1は厚み が0.04〜0.1mm 、幅が30〜100mm 程度の長尺帯状のテープ基体で、その一面2に おける幅方向の一半部側に粘着力の弱い粘着層3を、他半部側に粘着力の強い粘 着層4をそれぞれテープの全長に亘って設けることにより粘着テープを構成して ある。
【0008】 テープ基体1としては、ポリプロピレンフイルムや合成ゴムシート、ビニル樹 脂シート等の合成樹脂フイルムやシート状物、或いは、メッシュ状基布の表面に 合成樹脂を含浸又は塗布してなるシート状物、紙や和紙等が用いられ、柔軟性と 適度の引張強度を有している。
【0009】 このテープ基体1の一半部側に層着された粘着力の弱い粘着層3は、合成ゴム 系の粘着剤を塗布することによって形成されてあり、テープ幅が40mmの場合、ウ レタン系塗装を施した単板張化粧床材Aに対する剥離強度は80〜180 gf/cm程度 である。一方、テープ基体1の他半部側に層着された粘着力の強い粘着層4はア クリル樹脂系の接着剤を塗布することによって形成されてあり、その同上の剥離 強度は150 〜300 gf/cm程度の範囲のものであって上記一半部側に設けられた粘 着層3よりも大なる粘着力を有している。なお、これらの粘着層3、4の層厚は 0.015 〜0.03mm程度である。
【0010】 又、本実施例の図面では、粘着力の弱い層3と粘着力の強い層4をテープ基体 1の中央から分けているが、その割合は4:6、或いは3:7又はその逆の比率 のように両層3、4を異なった幅に分けることができる。このように粘着力の強 い層と弱い層を中央以外の部分で分けることができるのは、以下の実施例におい ても同様である。
【0011】 このように構成した床材養生用粘着テープは、図8に示すように、下地C上に 化粧単板張合板などよりなる床材Aを張り付け施工したのち、その張設床材A上 に合板等の養生材Bを載置して該養生材Bにより床材Aを被覆し、しかるのち、 テープ基体1の一半部側の弱い粘着層3を養生材Bの端縁から露出している床材 Aの上面一部に貼着すると共に他半部側の強い粘着層4を養生材Bの四方縁辺上 面に貼着することにより、養生材Bを床材A上に固定する。
【0012】 この状態にして作業者が該養生材B上を歩行通路に使用して別な作業を行い、 2〜3カ月に亘る床材Aの養生後、粘着テープを剥離して養生材Bを床材A上か ら撤去するものである。次に、床材養生用粘着テープとして上記構造以外の別な 実施例について述べる。
【0013】 上記実施例においては、両粘着層3、4をテープ基体1の一面上における中央 部でその対向内端部間を一連に連続させた状態となるように塗布しているが、図 3に示すように、両粘着層3、4の対向内端間に適宜小幅の間隔が全長に亘って 形成されるように塗布してもよい。この場合、テープ基体1の中央部に形成され る該間隔部が折目部5となり、施工時に、該折目部5を床材Aと養生材Bの端面 との段差部分に沿って粘着テープを容易且つ正確に折り曲げながら貼着作業を行 い得る。
【0014】 図4はその折目部の変形例を示すもので、テープ基体1の中央部に両粘着層3 、4の対向内端間の間隔に略等しい小幅の凹溝を設けることにより折目部5aを形 成しているものであって、このような折目部5aによれば、粘着テープの中央部か らの折曲作業がより一層正確且つ容易に行える。
【0015】 図5は両粘着層3、4をテープ基体1の一面上に設ける場合における変形例を 示すもので、まず、テープ基体1の一面全面に粘着力の強い粘着層4を塗布した のち、幅方向の一半部側の粘着層4上に粘着力の弱い粘着層3を重なるようにし て塗布してなるものである。この場合、テープ基体1の一面全面に粘着力の弱い 粘着層3を塗布したのち、他半部側に粘着力の強い粘着層4を塗布してもよい。
【0016】 さらに、図6に示すように、テープ基体1の略1/2の幅を有する二枚のテー プ基体片1a、1bの一面全面にそれぞれ粘着力の弱い粘着層3と粘着力の強い粘着 層4とを塗層してなるものを、両テープ基体片1a、1bの対向側端部を全長に亘っ て重合、接着することにより、粘着テープを構成することもできる。
【0017】 又、図7に示すように、テープ基体1を中央部から二つ折りして両粘着層3、 4間にテープ基体1の略1/2幅を有する剥離紙6を介在させた構造の粘着テー プを構成しておいてもよい。この場合、施工時には剥離紙6をいずれか一方の粘 着層3又は4に全面的に被覆した状態にして他方の粘着層をまず床材A又は養生 材Bに貼着し、しかるのち、該剥離紙6を剥離してその面側の粘着層の貼り付け を行い得るので、精度のよい貼着が能率良く行える利点を有する。
【0018】 なお、以上の各実施例で示した粘着テープは、いずれも、ロール状に巻層され た状態としておくことができるのは勿論であり、又、上記図7に示した粘着テー プは二つ折りすることなく、展開状態で巻層しておいてもよい。
【0019】
以上のように本考案の床材養生用粘着テープによれば、テープ基体の一面にお ける一半部側に粘着力の弱い粘着層を設ける一方、他半部側に粘着力の強い粘着 層を設けてなるものであるから、床材上を被覆した養生材の周辺部に粘着力の強 い粘着層を、床材側に粘着力の弱い粘着層をそれぞれ一連に貼着することができ 、従って、養生材側においては、その養生材の表面性状が多少悪くても、粘着力 の強い粘着層が該養生材表面に強固に接着して床材上に確実に固定させることが でき、床材表面が損傷を受けたり汚損するのを防止し得るものである。
【0020】 一方、床材側においては、粘着力の弱い粘着層が貼着しているので、養生後に おける粘着テープの剥離が容易に行えるばかりでなく、その剥離の際に床材表面 が損傷したり、置敷き床のように床材自体が下地に強固に固定していない場合、 床材が共上りするのをなくし得るものであり、さらに、該粘着層の粘着糊分が床 材面に殆ど付着、残存することがないので、剥離後における煩わしい後処理が不 必要になる等の実用的効果を奏するものである。
【図1】本考案の一実施例を示す簡略斜視図、
【図2】その縦断正面図、
【図3】中央部に折目部を設けた粘着テープの斜視図、
【図4】図3における変形例を示した粘着テープの斜視
図、
図、
【図5】本考案の別な実施例を示す簡略縦断正面図、
【図6】本考案の更に別な実施例を示す簡略縦断正面
図、
図、
【図7】剥離紙を設けている粘着テープの斜視図、
【図8】使用状態を示す簡略縦断側面図。
1 テープ基体 2 一面 3 粘着力の弱い粘着層 4 粘着力の強い粘着層 5 折目部 A 床材 B 養生材
Claims (2)
- 【請求項1】 テープ基体の一面における一半部側に粘
着力の弱い粘着層を、他半部側に粘着力の強い粘着層を
設けていることを特徴とする床材養生用粘着テープ。 - 【請求項2】 テープ基体の一面略中央部に粘着層が層
着されていない折目部を全長に亘って設け、この折目部
により前記粘着力の弱い粘着層と強い粘着層とを区画し
ている請求項1記載の床材養生用粘着テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7215791U JPH0514133U (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 床材養生用粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7215791U JPH0514133U (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 床材養生用粘着テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514133U true JPH0514133U (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=13481142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7215791U Pending JPH0514133U (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 床材養生用粘着テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514133U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014122303A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Toyo Aluminum Ekco Products Kk | シールテープ |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP7215791U patent/JPH0514133U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014122303A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Toyo Aluminum Ekco Products Kk | シールテープ |
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