JPH0725246Y2 - マスキング用粘着テープ - Google Patents
マスキング用粘着テープInfo
- Publication number
- JPH0725246Y2 JPH0725246Y2 JP1990109280U JP10928090U JPH0725246Y2 JP H0725246 Y2 JPH0725246 Y2 JP H0725246Y2 JP 1990109280 U JP1990109280 U JP 1990109280U JP 10928090 U JP10928090 U JP 10928090U JP H0725246 Y2 JPH0725246 Y2 JP H0725246Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- adhesive tape
- pressure
- masking
- strong
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、建物の内装工事等に於いて養生シートを固定
するのに使用されるマスキング用粘着テープに関する。
するのに使用されるマスキング用粘着テープに関する。
（従来の技術） 従来、建物の内装工事等に当たり、建物の床や壁等を保
護する為に、養生シートで被覆し、粘着テープで固定す
ることが行われているが、該粘着テープとしては、手切
性を有する二軸延伸ポリプロピレン（OPP）フィルム等
の片面の全面に天然ゴム系等の強粘着剤やアクリル系等
の再剥離性粘着剤を塗布した粘着テープが使用されてい
る。
護する為に、養生シートで被覆し、粘着テープで固定す
ることが行われているが、該粘着テープとしては、手切
性を有する二軸延伸ポリプロピレン（OPP）フィルム等
の片面の全面に天然ゴム系等の強粘着剤やアクリル系等
の再剥離性粘着剤を塗布した粘着テープが使用されてい
る。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、養生シートを固定するには、粘着テープ
を養生シートの周縁に沿って貼着する為、粘着テープの
幅方向の約半分は養生シートが、他の半分は建物の床等
が被着体となるので、再剥離性粘着剤を塗布した粘着テ
ープでは、表面の粗い養生シートに対する粘着力が不充
分で使用中に剥離してしまい、一方強粘着剤を塗布した
粘着テープでは、使用後にテープを剥離する際、床等の
塗装を剥ぎ取ってしまったり、糊残りをするという問題
があった。
を養生シートの周縁に沿って貼着する為、粘着テープの
幅方向の約半分は養生シートが、他の半分は建物の床等
が被着体となるので、再剥離性粘着剤を塗布した粘着テ
ープでは、表面の粗い養生シートに対する粘着力が不充
分で使用中に剥離してしまい、一方強粘着剤を塗布した
粘着テープでは、使用後にテープを剥離する際、床等の
塗装を剥ぎ取ってしまったり、糊残りをするという問題
があった。
本考案は、上記従来の問題点を解消し、表面の粗い養生
シートに対しても充分な粘着力を有し、然も床等からは
剥離し易いマスキング用粘着テープを提供することを目
的とする。
シートに対しても充分な粘着力を有し、然も床等からは
剥離し易いマスキング用粘着テープを提供することを目
的とする。
（課題を解決するための手段） 本考案は、支持体の片面に、強粘着領域と弱粘着領域と
に幅方向に２分された粘着剤層が設けられてなることを
その要旨とするものである。
に幅方向に２分された粘着剤層が設けられてなることを
その要旨とするものである。
本考案マスキング用粘着テープに用いられる支持体の材
質としては、特に限定されず、例えば、クレープ紙、ク
ラフト紙、和紙等の紙、OPP等の各種合成樹脂フィル
ム、布等が挙げられるが、剥離時の強度から、OPP、
布、クレープ紙が好ましい。
質としては、特に限定されず、例えば、クレープ紙、ク
ラフト紙、和紙等の紙、OPP等の各種合成樹脂フィル
ム、布等が挙げられるが、剥離時の強度から、OPP、
布、クレープ紙が好ましい。
支持体の片面に、強粘着領域と弱粘着領域とに幅方向に
２分された粘着剤層を設けるには、強弱２種類の粘着剤
を塗布してもよく、１種類の粘着剤を全面に塗布した
後、紫外線や電子線を部分的に照射して粘着力を相違せ
しめてもよい。
２分された粘着剤層を設けるには、強弱２種類の粘着剤
を塗布してもよく、１種類の粘着剤を全面に塗布した
後、紫外線や電子線を部分的に照射して粘着力を相違せ
しめてもよい。
粘着剤層の厚みは、５〜20μとするのが好ましく、強粘
着領域と弱粘着領域の粘着剤層の厚みは、同一であって
も、相違していてもよい。
着領域と弱粘着領域の粘着剤層の厚みは、同一であって
も、相違していてもよい。
強粘着領域と弱粘着領域とは、何れも、テープ幅に対し
て、少なくとも１割以上あるのが好ましく、支持体もし
くは粘着剤を幅方向に色分けして、両領域を視認出来る
ようするのが、施工時の便宜上好ましい。
て、少なくとも１割以上あるのが好ましく、支持体もし
くは粘着剤を幅方向に色分けして、両領域を視認出来る
ようするのが、施工時の便宜上好ましい。
粘着剤層の強粘着領域に塗工される強粘着剤も、特に限
定されず、天然ゴム、再生ゴム、スチレン−イソプレン
−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン共
重合体（SBR）等の何れかをベースとしたゴム系もしく
はアクリル系の何れも採用可能である。
定されず、天然ゴム、再生ゴム、スチレン−イソプレン
−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン共
重合体（SBR）等の何れかをベースとしたゴム系もしく
はアクリル系の何れも採用可能である。
粘着剤層の弱粘着領域に塗工される再剥離性粘着剤も、
特に限定されず、天然ゴム系もしくはアクリル系の何れ
も採用可能であって、天然ゴム系の配合例を示せば下記
の通りである。
特に限定されず、天然ゴム系もしくはアクリル系の何れ
も採用可能であって、天然ゴム系の配合例を示せば下記
の通りである。
配合例１ 素練りペールクレープ 100重量部 ポリβピネン樹脂 75重量部 石油系オイル ５重量部 重合トリメチルジヒドロキノン ２重量部 配合例２ SBR 50重量部 素練りスモークゴム 50重量部 水添ロジンエステル 50重量部 トリメチルハイドロキノン ２重量部 石油系オイル 20重量部 （作用） 本考案粘着テープは、支持体の片面に、強粘着領域と弱
粘着領域とに幅方向に２分された粘着剤層が設けられて
なるので、強粘着領域を養生シートに貼着し、弱粘着領
域を建物の床等に貼着することによって、表面の粗い養
生シートに対しても充分な粘着力を有すると共に、床等
からは糊残りなく、容易に剥離出来る。
粘着領域とに幅方向に２分された粘着剤層が設けられて
なるので、強粘着領域を養生シートに貼着し、弱粘着領
域を建物の床等に貼着することによって、表面の粗い養
生シートに対しても充分な粘着力を有すると共に、床等
からは糊残りなく、容易に剥離出来る。
（実施例） 以下本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
第１図は本考案の一実施例を示す斜視図である。
マスキング用粘着テープ１は、厚み40μ、幅50mmのOPP
フィルムからなる支持体11の片面に、天然ゴム系強粘着
剤を厚み25μに塗布してなる強粘着領域12と、天然ゴム
系再剥離型粘着剤を厚み25μに塗布してなる弱粘着領域
13とに幅方向に２分された粘着剤層２が設けられて、形
成されている。
フィルムからなる支持体11の片面に、天然ゴム系強粘着
剤を厚み25μに塗布してなる強粘着領域12と、天然ゴム
系再剥離型粘着剤を厚み25μに塗布してなる弱粘着領域
13とに幅方向に２分された粘着剤層２が設けられて、形
成されている。
前記実施例のマスキング用粘着テープを用いて、その強
粘着領域を布製養生シートに、弱粘着領域をニス塗り木
製床板に貼着固定すると共に、比較例として、厚み40
μ、幅50mmのOPPフィルムからなる支持体11の片面全面
に、天然ゴム系強粘着剤を厚み25μに塗布してなる一般
包装用ポリプロピレン粘着テープ（比較例１）及びポリ
エチレンを押出ラミネートした厚み100μのポリエステ
ル織布に天然ゴム系再剥離型粘着剤を厚み50μに塗布し
てなる布粘着テープ（比較例２）を用いて同様に養生シ
ートを木製床板に固定して１月間内装工事を行った後、
剥離した。比較例１では、工事終了後剥離時に床板のニ
ス塗り層を剥ぎ取ってしまい、床板に糊残りも生じた。
又、比較例２では、工事期間中に養生シートが布粘着テ
ープからしばしば剥離してしまい、何度も貼直しをせね
ばならなかった。これに対して、実施例では、比較例１
及び２のような問題は生じなかった。
粘着領域を布製養生シートに、弱粘着領域をニス塗り木
製床板に貼着固定すると共に、比較例として、厚み40
μ、幅50mmのOPPフィルムからなる支持体11の片面全面
に、天然ゴム系強粘着剤を厚み25μに塗布してなる一般
包装用ポリプロピレン粘着テープ（比較例１）及びポリ
エチレンを押出ラミネートした厚み100μのポリエステ
ル織布に天然ゴム系再剥離型粘着剤を厚み50μに塗布し
てなる布粘着テープ（比較例２）を用いて同様に養生シ
ートを木製床板に固定して１月間内装工事を行った後、
剥離した。比較例１では、工事終了後剥離時に床板のニ
ス塗り層を剥ぎ取ってしまい、床板に糊残りも生じた。
又、比較例２では、工事期間中に養生シートが布粘着テ
ープからしばしば剥離してしまい、何度も貼直しをせね
ばならなかった。これに対して、実施例では、比較例１
及び２のような問題は生じなかった。
（考案の効果） 本考案マスキング用粘着テープは、叙上の通り構成され
ているので、工事期間中、養生シートを建物の床等に確
実に固定することが出来ると共に、使用後には、建物の
床等を損傷せず、且つ糊残りを生ずることなく、容易に
剥離することが出来る。
ているので、工事期間中、養生シートを建物の床等に確
実に固定することが出来ると共に、使用後には、建物の
床等を損傷せず、且つ糊残りを生ずることなく、容易に
剥離することが出来る。
第１図は本考案の一実施例を示す斜視図である。 １……マスキング用粘着テープ、２……粘着剤層、11…
…支持体、21……強粘着領域、22……弱粘着領域。
…支持体、21……強粘着領域、22……弱粘着領域。
Claims (1)
- 【請求項１】支持体の片面に、強粘着領域と弱粘着領域
とに幅方向に２分された粘着剤層が設けられてなること
を特徴とするマスキング用粘着テープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990109280U JPH0725246Y2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | マスキング用粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990109280U JPH0725246Y2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | マスキング用粘着テープ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0465158U JPH0465158U (ja) | 1992-06-05 |
| JPH0725246Y2 true JPH0725246Y2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=31856457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990109280U Expired - Lifetime JPH0725246Y2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | マスキング用粘着テープ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0725246Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007161971A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Shimizu Corp | 生分解性シート連結・固定用粘着テープ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5957544U (ja) * | 1982-10-07 | 1984-04-14 | 株式会社豊川刷毛製作所 | 粘着テ−プ |
| JPS6311542U (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-26 |
-
1990
- 1990-10-17 JP JP1990109280U patent/JPH0725246Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007161971A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Shimizu Corp | 生分解性シート連結・固定用粘着テープ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0465158U (ja) | 1992-06-05 |
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