JP2013199029A - 加飾シート及び加飾樹脂成形品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材シートと着色層とを有し、基材シートの内部、基材シートの着色層を設ける側の面、及び着色層の少なくとも一つに凹凸形状を有しており、該着色層に含まれる着色剤が粒子径0.4μm以下の粒子を50%未満含む粒度分布を有するものである加飾シート、及びこれを用いて作製した加飾樹脂成形品である。
【選択図】図1
Description
ここで、内部に凹凸形状を有する化粧シートとは、該シートを構成する少なくとも一層が物理的な凹凸形状を有しており、かつ該凹凸形状を有する面を射出成型時に金型と接しないように配置して用いる化粧シートのことである。このような化粧シートを射出成型に用いると、該凹凸形状がつぶれにくく、また得られる樹脂成形品の内部に凹凸形状が存在することになり、得られる樹脂成形品はその表面は平滑であるにも関わらず、視覚的に豊かな凹凸感を有するものとなる。そのため、樹脂成形品に視覚的に豊かな凹凸感を付与しようとする場合、内部凹凸を有する化粧シートを用いる方法は有効な手段の一つとなる。
本発明は、このような状況下で、加飾樹脂成形品の表面に、見る角度によって凹凸感の発現の度合いが異なるという内部凹凸による繊細な意匠感を付与する、特に凹凸感を視認しにくい単色の場合でも内部凹凸による繊細な意匠感を付与しうる加飾シート、及び該加飾シートを用いた加飾樹脂成形品を提供することを課題とする。
2.さらに支持層を、基材シート、着色層、及び支持層の順に有する上記1に記載の加飾シート。
3.基材シートと着色層とを有し、該基材シートの内部、該基材シートの該着色層を設ける側の面、及び該着色層の少なくとも一つに凹凸形状を有しており、該着色層に含まれる着色剤が粒子径0.4μm以下の粒子を50%未満含む粒度分布を有するものである加飾シートと射出樹脂層とを、基材シート、着色層、及び射出樹脂層を順に有する加飾樹脂成形品。
4.基材シートと着色層と支持層を有し、該基材シートの内部、該基材シートの該着色層を設ける側の面、及び該着色層の少なくとも一つに凹凸形状を有しており、該着色層に含まれる着色剤が粒子径0.4μm以下の粒子を50%未満含む粒度分布を有するものである加飾シートと射出樹脂層とを、基材シート、着色層、支持層、及び射出樹脂層を順に有する加飾樹脂成形品。
本発明の加飾シートは、基材シートと着色層とを有し、該基材シートの内部、該基材シートの該着色層を設ける側の面、及び該着色層の少なくとも一つに凹凸形状を有しており、該着色層に含まれる着色剤が粒子径0.4μm以下の粒子を50%未満含む粒度分布を有するものである。
以下に、本発明の加飾シートの構成について図1及び2を用いて詳細に説明する。図1は本発明の加飾シートの一つの態様の断面を示す模式図であり、図1に示される加飾シート10は、基材シート11と着色層12とを有しており、該着色層12は該基材シート11とは反対側の面に凹凸形状14を有している。また、図2は本発明の加飾シートの一つの態様の断面を示す模式図であり、図2に示される加飾シート10は、基材シート11、着色層12、及び支持層13を順に有しており、該着色層12は該基材シート11とは反対側の面に凹凸形状14を有している。なお、本発明は当該様態に限定されるわけではない。
基材シートは、本発明の加飾シートの製造時は、着色層などの他の層を形成する支持シートとして、また本発明の加飾シートを用いて樹脂成形品を作製して該樹脂成形品の最表面に設けられる場合は、保護層としての機能をも有する層である。
基材シートとしては、加飾シートに通常用いられるものであれば特に制限なく用いることができ、透明であることが好ましい。加飾シートを用いた樹脂成形品は、基材フィルム側から観察されるためである。なお、ここでいう透明には内部の着色層が視認される程度の半透明、例えば、艶消し調の乳白色透明も含むものである。
このような熱可塑性樹脂としては、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂(アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体)、スチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、又はポリエチレンテレフタレート、成形性ポリエステル樹脂などのポリエステル樹脂、又はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマーなどのポリオレフィン系樹脂などが好ましく挙げられる。
なかでも、アクリル樹脂、成形性ポリエステル樹脂などが好ましい。
また、基材シートの表面、裏面、又は表裏両面には、基材シートに接する他層との密着性向上のために、必要に応じ適宜、コロナ放電処理、プラズマ処理などの公知の易接着処理を施してもよい。
着色層は、加飾樹脂成形品に装飾性を付与する層であり、該着色層に含まれる着色剤が粒子径0.4μm以下の粒子を50%未満含む粒度分布を有することを特徴とする。ここで、着色層の形成に用いられる着色剤の「粒子」は一次粒子でも、該一次粒子が凝縮した状態である二次粒子でもよく、加飾樹脂成形品の表面に、内部凹凸による繊細な意匠感を付与する観点からは、二次粒子であることが好ましい。また、本発明における「粒度分布」は、レーザー回折・散乱法により測定される、いわゆるレーザー回折散乱式粒度分布測定器により測定された粒度分布(体積(%))であり、後述する着色層形成用のインキ中の着色剤の粒度分布のことをいう。
内部凹凸による繊細な意匠感を得る観点から、少なくとも二つのピークを有することが好ましく、図3(b)に示されるように当該ピークが粒子径0.4μm以下、及び粒子径0.4μmを超える範囲にそれぞれ少なくとも一つ存在することが好ましい。また、より好ましくはピークが粒子径0.2μm以下、及び粒子径0.7μm以上の範囲にそれぞれ少なくとも一つ存在することがより好ましく、ピークが粒子径0.1μm以下、及び粒子径0.8μm以上の範囲にそれぞれ少なくとも一つ存在することがさらに好ましい。
また、カーボンブラックのpHは、特に制限はないが、着色層形成用のインキ中の保存安定性を向上する観点から、3〜10が好ましく、3〜7がより好ましく、3〜5がさらに好ましい。カーボンブラックのpHは、水性懸濁液を調製し、ガラス電極で測定することにより求められる。
バインダー樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、塩素化ポリプロピレン、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂などより選択される1種単独の樹脂、又は2種以上の混合樹脂が好ましく用いられる。
ここで、上記の着色層形成用の樹脂組成物としては、熱可塑性樹脂に着色剤を添加した樹脂組成物であって、該熱可塑性樹脂を基材シートの形成に用いられる熱可塑性樹脂とした樹脂組成物が好ましく挙げられる。また、上記の着色層形成用のシートとしては、着色層形成用の樹脂組成物をシート状に成形することで得られるものが好ましく挙げられる。
本発明の加飾シートは、基材シートの内部、基材シートの着色層を設ける側の面、及び着色層の少なくとも一つに凹凸形状を有する。この凹凸形状は、加飾樹脂成形品に内部凹凸による繊細な意匠感を付与し、着色層を暗色系の着色ベタとした場合は、カーボン調であり、かつ内部凹凸による繊細な意匠感を表現することを可能とする。
凹凸形状を形成するエンボス加工の方法としては、加熱加圧によるエンボス加工法が挙げられる。加熱加圧によるエンボス加工法は着色層及び基材シートを加熱軟化させ、エンボス版で加圧してエンボス版の凹凸模様を賦形して、冷却し、固定化する方法である。この際、公知の枚葉式又は輪転式のエンボス機を用いることができる。
加熱加圧によるエンボス加工法では、着色層が形成されている基材シートにエンボス加工を行う方法と、基材シートに着色層を塗付する工程で同時にエンボス加工を行う方法がある。
内部凹凸による優れた意匠感を得る観点からは、図1及び2に示されるように凹凸形状は基材シートに至るまで有していることが好ましい。なお、上記の凹凸形状と組み合わせて、基材シートの着色層を設ける側とは反対側の面に凹凸形状を設けてもよい。
また、凹凸形状の深さは、エンボス版の版深によって容易に制御できる。ここで、凹凸形状の深さは、表面粗さ・輪郭形状測定機、例えば「ハンディサーフE35A(型番)」(株式会社東京精密製)を使用し、測定されたものである。
本発明の加飾シートは、所望により支持層を有してもよい。支持層を有することにより、本発明の加飾シートはインサート成形に好適に用いることができる。支持層は、図2に示されるように、加飾シートが基材シート、着色層、及び支持層の順に有するように設けられる。
支持層の材料としては、ABS樹脂、ポリオレフィン樹脂、スチレン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂等が好ましい。ポリオレフィン樹脂としては、ポリプロピレン樹脂が好ましい。これらの樹脂のうち、ABS樹脂及びポリプロピレン樹脂が特に好ましい。また、射出樹脂がABS樹脂である場合はABS樹脂が好ましく、射出樹脂がポリプロピレン樹脂である場合はポリプロピレン樹脂が好ましい。
支持層は、加飾シートを補強し、一体化物の形態を保持するために積層されるため、0.1〜1.0mm程度の厚さが好ましい。
本発明の加飾シートは、所望により表面保護層を有してもよい。表面保護層を設けることで、加飾成形品に耐傷性や、耐熱性、耐候性などの表面特性を付与することが可能となる。
表面保護層は、通常基材シートの着色層を設ける面とは反対側の面に設け、加飾成形品の最表面となるように設けられることが好ましい。表面保護層は、硬化性樹脂の硬化物により構成されることが優れた表面特性を得る観点から好ましい。硬化性樹脂としては、電離放射線硬化性樹脂や2液硬化性樹脂などの熱硬化性樹脂が好ましく挙げられ、これらを複数用いる、例えば、電離放射線硬化性樹脂と熱硬化性樹脂を併用する、いわゆるハイブリッドタイプの硬化性樹脂も好ましい。
また、紫外線吸収剤や光安定剤として、分子内に(メタ)アクリロイル基などの重合性基を有する反応性の紫外線吸収剤や光安定剤を用いることもできる。
加飾シートは、所望により、接着剤層(図示せず)を有してもよい。接着剤層は、基材シートと着色層との間や、支持層と着色層との間に設けることで、層間の接着性を向上させることができる。
これらのうち、特に支持フィルムとしてABS樹脂を用いる場合には、ABS樹脂と接着性の高い、(メタ)アクリル系樹脂又は塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂が好ましい。
本発明の加飾樹脂成形品は、上記の本発明の加飾シートと射出樹脂層21とを、基材シート11、着色層12、及び射出樹脂層21を順に有する樹脂成形品20(図4)、あるいは加飾シートが支持層を有する場合は、加飾シートと射出樹脂層とを、基材シート11、着色層12、支持層13、及び射出樹脂層21を順に有する樹脂成形品20(図5)である。また、加飾樹脂成形品は、加飾シートが有する凹凸形状に起因する凹凸形状を有している。
本発明の加飾樹脂成形品は、好ましくは、本発明の加飾シートを用いて、インサート成形法、射出成形同時加飾法、ブロー成形法、ガスインジェクション成形法などの各種射出成形法により作製され、より好ましくはインサート成形法及び射出成形同時加飾法により作製されるものである。
なお、本願明細書において、「A、B、Cの順となるように」などの記載は、A、B、Cの位置関係についてそれらの順序だけを規定するものであって、AとB、BとCが必ずしも接触しているとは限らない。本発明の加飾樹脂成形品において、着色層と射出樹脂、着色層と支持層、支持層と射出樹脂などとの間には、必要に応じて接着剤層などの他の層を設けてもよい。
加飾樹脂成形品における凹凸形状は、加飾シートにおける着色層に設けた凹凸形状に由来するものであり、その深さは好ましくは5〜20μmである。加飾シートにおける凹凸形状は上記のように好ましくは10〜40μmの深さを有しているが、加飾樹脂成形品の製造過程で、熱と応力の作用で平坦化して深さが5〜20μmとなる。
なお、射出成形同時加飾法では、射出樹脂による熱圧を加飾シートが受けるため、平板に近く、加飾シートの絞りが小さい場合には、加飾シートは予熱してもしなくてもよい。
1.カーボンブラック性状の測定
各実施例及び比較例で用いる着色層形成用インキに用いるカーボンブラックの一次平均粒子径、DBP吸油量、pH、及び窒素吸着比表面積を、上記の方法により測定した。測定結果を第1表に示す。また、該インキ中のカーボンブラックの粒度分布は、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(「LMS−2000e(型番)」,株式会社セイシン企業製)により測定した。
2.内部凹凸による繊細な意匠感の評価
各実施例及び比較例で得られた加飾樹脂成形品を目視し、内部凹凸による繊細な意匠感について以下の基準で評価した。
1 加飾シートの凹凸形状の見る角度によって見える度合いがはっきりと異なっていた
2 加飾シートの凹凸形状の見る角度によって見える度合いがややはっきりと異なっていた
3 加飾シートの凹凸形状の見る角度によって見える度合いがやや同じだった
4 加飾シートの凹凸形状の見る角度によって見える度合いがほとんど同じだった
(加飾シートの製造)
基材シートとしてハイグロス透明アクリルフィルム(厚さ:125μm)を用意して、その片面に、下記組成の着色層形成用インキA(カーボンブラック含有量:35%)をグラビア印刷して着色層(厚さ:1μm)を形成した。次いで、着色層上に版深が70μmのエンボス版を用いて、温度条件:140℃、圧力条件:400Nでエンボス加工を行った。このようにして得られた加飾シートのエンボスの深さを測定すると、37μmであることが確認された。
(着色層形成用インキA)
実施例1で用いた着色層形成用インキAは以下の成分を含むインキである。カーボンブラックはインキ中で二次粒子を形成しており、該二次粒子の0.4μm以下の粒子の割合は46.9体積%であった。該カーボンブラックの粒度分布を図6に示す。
バインダー樹脂:アクリル樹脂及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂の混合物(アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂との混合比は51:49):100質量部
カーボンブラック(一次粒子径:0.013μm,DBP吸油量:73ml/100g,pH:2.5,窒素吸着比表面積:110):70質量部
溶媒:メチルエチルケトン、酢酸メチル及びメチルイソブチルケトンの混合物(混合比は2:4:4):30質量部
得られた加飾シートを射出成形の吸引孔が設けられた真空成形型との兼用雌型に配置し、この雌型で予備成形(インライン予備成形)を行った後、射出成形型を型締めして、流動状態の樹脂を型内に射出充填し、固化させて、射出成形と同時に樹脂成形物の外表面に加飾シートを一体化させ、射出成形同時加飾法により加飾樹脂成形品を製造した。射出樹脂としては、ポリカーボネート(以下「PC」と記載する。)とABS樹脂の混合物(商品名:サイコロイIP1000 GEプラスチック製)を用いた。
(加飾シートの製造)
上記の実施例1と同じようにして基材シートと着色層とを有する加飾シートを作製し、次いで、該着色層の上に支持層となる透明のABSシート(厚さ:400μm)を熱ラミネート(条件:140℃,350N)して、加飾シートを得た。
得られた加飾シートを用い、インサート成形により加飾樹脂成形品を作製した。具体的には、加飾シートを真空成形機(「VPF−T1」,布施真空社製)に配し、ヒーターにて表面温度が160℃になるまで加熱し、真空成形を行った。真空成形品を取り出し、余分な部分をトリミングした後、当該トリミング後の加飾シートを射出成形金型にはめ込み、印刷層側から樹脂を射出して、加飾樹脂成形品を作製した。射出樹脂としては、ポリカーボネート(以下「PC」と記載する。)とABS樹脂の混合物(「サイコロイIP1000(商品名)」,GEプラスチック製)を用いた。加飾樹脂成形品の加飾層(真空成形後の加飾シート)のエンボス深さは18μmであった。
実施例2において、着色層形成用インキAを、第1表に示されるカーボンブラックを用い、第1表に示される含有量、かつ0.4μm以下の粒子の割合としたインキB及びCにかえた以外は、実施例2と同様にして、各々実施例3及び4の加飾樹脂成形品を作製した。また、インキB及びCに含まれるカーボンブラックの粒度分布を各々図7及び8に示す。
実施例2において、着色層形成用インキAを、第2表に示されるカーボンブラックを用い、第2表に示される含有量、かつ0.4μm以下の粒子の割合としたインキD〜Fにかえた以外は、実施例2と同様にして、各々比較例1〜3の加飾樹脂成形品を作製した。また、インキD〜Fに含まれるカーボンブラックの粒度分布を各々図9〜11に示す。
11 基材シート
12 着色層
13 支持層
14 凹凸形状
20 加飾樹脂成形品
21 射出樹脂層
Claims (8)
- 基材シートと着色層とを有し、基材シートの内部、基材シートの着色層を設ける側の面、及び着色層の少なくとも一つに凹凸形状を有しており、該着色層に含まれる着色剤が粒子径0.4μm以下の粒子を50%未満含む粒度分布を有するものである加飾シート。
- 着色剤の粒度分布が、粒子径0.4μm以下、及び粒子径0.4μmを超える範囲にそれぞれ少なくとも一つのピークを有する請求項1に記載の加飾シート。
- 着色剤の一次平均粒子径が、0.005〜0.1μmである請求項1又は2に記載の加飾シート。
- 着色剤がカーボンブラックである請求項1〜3のいずれかに記載の加飾シート。
- 凹凸形状の深さが10〜40μmである請求項1〜4のいずれかに記載の加飾シート。
- さらに支持層を、基材シート、着色層、及び支持層の順に有する請求項1〜5のいずれかに記載の加飾シート。
- 基材シートと着色層とを有し、基材シートの内部、基材シートの着色層を設ける側の面、及び着色層の少なくとも一つに凹凸形状を有しており、該着色層に含まれる着色剤が粒子径0.4μm以下の粒子を50%未満含む粒度分布を有するものである加飾シートと射出樹脂層とを、基材シート、着色層、及び射出樹脂層を順に有する加飾樹脂成形品。
- 基材シートと着色層と支持層を有し、基材シートの内部、基材シートの着色層を設ける側の面、及び着色層の少なくとも一つに凹凸形状を有しており、該着色層に含まれる着色剤が粒子径0.4μm以下の粒子を50%未満含む粒度分布を有するものである加飾シートと射出樹脂層とを、基材シート、着色層、支持層、及び射出樹脂層を順に有する加飾樹脂成形品。
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