JP2010234562A - 加飾シート及び加飾樹脂成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】インサート成形、射出成形同時加飾に好適な立体的な意匠を表出する加飾シート及びそれを用いた加飾樹脂成形品の提供。
【解決手段】透明基材フィルム11の上にヘアライン柄印刷層12を積層し、該ヘアライン柄印刷層をヘアライン調エンボス加工してなる加飾シート10、又は、着色基材フィルム14の上にヘアライン柄印刷層12を積層し、該ヘアライン柄印刷層をヘアライン調エンボス加工してなる加飾シート10及び該加飾シートを用いた加飾樹脂成形品。
【選択図】図1

Description

本発明は、インサート成形又は射出成形同時加飾に好適な加飾シート及び加飾樹脂成形品に関するものである。
従来から、樹脂成形物の表面を加飾した加飾成形品が各種用途で使用されている。例えば、特許文献1には、バッカー層を積層した成形用加飾シートを金型内壁面に形成した後、成形用樹脂を射出成形することにより、シートで表面が被覆された成形品を製造する方法、所謂インサート成形により成形品を製造する方法が提案されている。
このインサート成形において、通常、成形用加飾シートに施される模様としては、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂をバインダー樹脂とし、グラビア印刷等により平面的絵柄として形成されており、絵柄の耐久性(耐摩耗性等)を出すため、基材シートの裏面側(樹脂成形物側)に絵柄は印刷される。したがって、インサート成形品の表面は平坦、且つ均一な光沢の外観となり、そのままでは成形品表面に凹凸の意匠感を得ることはできない。
これに対し、特許文献2では、基材と、基材表面に設けられた透明樹脂層と、透明樹脂層表面に設けられ、冬目模様部と下層を透視可能な春目模様部とからなる木目模様印刷層と、木目模様印刷層の冬目模様部上に設けられた盛り上げ印刷層とからなり、さらに表面にヘアライン状エンボスが施されているうずくり調木目化粧材が提案されている。しかしながら、盛り上げ印刷層や表面に施されたヘアライン状エンボスの凹凸により立体感を表出しているので、表面の摩耗や凹部への汚れ等による経時変化が懸念される。
また、特許文献3では、複数の透明シートの層間に木目柄等の模様を印刷し、その複合シートの裏面にヘアライン状凹凸等の凹凸形状を形成してなる化粧シートが提案されており、特許文献4では、エンボスにて多数列併設したストライプ状模様を表面に有するメタリック調樹脂層と透光性中間樹脂層と木目柄を施した印刷層とを順次備えた木目柄化粧シートが提案されている。これらの化粧シートでは模様印刷層と凹凸形状とが離隔しているので、それらの相互干渉効果を期待できない。
そして、特許文献5では、金属光沢層と微細凹凸層との界面が微細凹凸形状をなすことにより、金属光沢層にヘアライン模様などの装飾が可能となる金属光沢シートが提案されているが、ヘアライン印刷層を有するものではない。
さらに、特許文献6では、上層の表面にエンボス加工を施し、中間層としてメタリック印刷等の印刷層を有する自動車用樹脂シートが提案されているが、ヘアライン印刷層を有するものではなく、印刷層と凹凸形状とが離隔しており、それらの相互干渉効果を期待するものでもない。
また、特許文献7では、射出樹脂成形品の立体面上に、光輝性層、前記樹脂成形品側である裏側にエンボス凹凸模様を有する透明樹脂シート、印刷絵柄層、透明保護塗膜がこの順に積層されている、加飾成形品の射出成形同時加飾方法が開示されているが、特許文献6と同様にヘアライン印刷層を有するものではなく、印刷層と凹凸形状とが離隔しており、それらの相互干渉効果を期待するものでもない。
特公平8−2550号公報 特公平8−5247号公報 特開平1−127336号公報 特許第2795022号 特開2004−42409号公報 特開2007−307945号公報 特開特開2007−54998号公報
本発明は、このような状況下で、従来にない新しい手法により、立体的な意匠を表出する加飾シート及びそれを用いた加飾樹脂成形品を提供することを課題とする。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ヘアライン柄印刷とヘアライン調エンボス加工とを適切に組み合わせることにより、前記課題を解決し得ることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、
(1)基材フィルムの上にヘアライン柄印刷層を積層し、該ヘアライン柄印刷層をヘアライン調エンボス加工してなる加飾シート、
(2)前記ヘアライン柄印刷層のヘアライン方向と前記ヘアライン調エンボスのヘアライン方向とが略同一方向である上記(1)に記載の加飾シート、
(3)前記ヘアライン柄印刷層のヘアライン・ピッチPa及び前記ヘアライン調エンボスのヘアライン・ピッチPbが150〜500μmである上記(1)又は(2)に記載の加飾シート、
(4)前記ヘアライン柄印刷層のヘアライン・ピッチPaと前記ヘアライン調エンボスのヘアライン・ピッチPbとが同一である上記(3)に記載の加飾シート、
(5)前記ヘアライン調エンボスの深さDが10〜50μmである上記(1)〜(4)のいずれかに記載の加飾シート、
(6)前記ヘアライン調エンボス加工が、前記ヘアライン柄印刷層を150〜350℃に加熱してなされる上記(1)〜(5)のいずれかに記載の加飾シート、
(7)前記ヘアライン調エンボス加工が、前記ヘアライン柄印刷層の温度を不均一に制御してなされる上記(6)に記載の加飾シート、
(8)前記基材フィルムが透明基材フィルムである上記(1)〜(7)のいずれかに記載の加飾シート、
(9)前記ヘアライン調エンボス加工されたヘアライン柄印刷層の上にさらに着色基材フィルムを積層してなる上記(8)に記載の加飾シート、
(10)前記基材フィルムが着色基材フィルムである上記(1)〜(7)のいずれかに記載の加飾シート、
(11)前記ヘアライン調エンボス加工されたヘアライン柄印刷層の上にさらに透明基材フィルムを積層してなる上記(10)に記載の加飾シート、及び
(12)上記(1)〜(11)のいずれかに記載の加飾シートを用いた加飾樹脂成形品である。
本発明によれば、斬新な立体的な意匠を表出する加飾シート及びそれを用いた加飾樹脂成形品を提供することができる。特に、立体的な板目調である木目意匠を表出する加飾シート及びそれを用いた意匠性の高い加飾樹脂成形品も提供することができる。
本発明の加飾シートの1例の断面を示す模式図である。 基材フィルム上のヘアライン柄印刷層をヘアライン調エンボス加工する方法の1例を示す模式図である。 加熱装置a及びbを示す模式図である。
本発明の加飾シートは、基材フィルムの上にヘアライン柄印刷層を積層し、該ヘアライン柄印刷層をヘアライン調エンボス加工してなることを特徴とする。このヘアライン調エンボス加工により、ヘアライン柄印刷層にヘアライン調エンボスが形成される。
以下、本発明を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の加飾シートの1例の断面を示す模式図である。図1において、透明基材フィルム11、ヘアライン柄印刷層12、着色基材フィルム14の順に積層する場合は、透明基材フィルム11にヘアライン柄印刷層12を積層した後に、ヘアライン柄印刷層12をヘアライン調エンボス加工して、ヘアライン調エンボス13を形成する。その後、ヘアライン柄印刷層12に着色基材フィルム14を積層して加飾シート10を得る。
また、着色基材フィルム14、ヘアライン柄印刷層12、透明基材フィルム11の順に積層する場合は、着色基材フィルム14の上にヘアライン柄印刷層12を積層した後に、ヘアライン柄印刷層12をヘアライン調エンボス加工して、ヘアライン調エンボス13を形成する。その後、ヘアライン柄印刷層12の上に透明基材フィルム11を積層して加飾シート10を得る。
さらに、着色基材フィルム14の上にヘアライン柄印刷層12を積層した後に、ヘアライン柄印刷層12をヘアライン調エンボス加工して、ヘアライン調エンボス13を形成した後、ヘアライン柄印刷層12の上に電離放射線硬化性樹脂組成物を架橋硬化した硬化樹脂層からなる表面保護層を形成して得られる加飾シート10も本発明に包含される。
図1の層構成の加飾シート10及び電離放射線硬化性樹脂組成物を架橋硬化した硬化樹脂層を形成して得られる上記の加飾シート10は、着色基材フィルム14をバッカーフィルムとして用いれば、インサート成形用加飾シートとして好適に用いられる。
上記のように、本発明においては、基材フィルムは、透明基材フィルム11であっても良いし、着色基材フィルム14であっても良い。
本発明の加飾シート10は図1の層構成に限られない。例えば、透明基材フィルム11とヘアライン柄印刷層12との2層構成の加飾シート10も本発明に包含される。この加飾シート10は、透明基材フィルム11にヘアライン柄印刷層12を積層した後に、ヘアライン柄印刷層12をヘアライン調エンボス加工し、ヘアライン調エンボス13を形成して得られ、射出成形同時加飾に好適に用いられる。
本発明の加飾シート10は、ヘアライン柄印刷層12のヘアライン方向とヘアライン調エンボス13のヘアライン方向とが略同一であることが好ましい。双方のヘアライン方向が略同一であって、双方のヘアライン方向の少なくとも一方、特にヘアライン調エンボス13のヘアライン方向が微視的にゆらぐことにより、双方のヘアラインが互いに干渉し、立体的な意匠、特に立体的な板目調である木目意匠を表出することとなる。本発明において、「双方のヘアライン方向が略同一」とは、同一の場合のみならず、少なくとも一方のヘアライン方向の微視的なゆらぎ、及び双方のヘアラインが干渉を表出する程度のヘアライン方向の微小な差異を包含するものである。
この干渉による木目意匠をより顕著に表出するためには、ヘアライン柄印刷層12のヘアライン・ピッチPa及びヘアライン調エンボス13のヘアライン・ピッチPbが、それぞれ150〜500μmであることが好ましい。
本発明の加飾シート10は、ヘアライン柄印刷層12のヘアライン柄と前記ヘアライン調エンボス13のヘアラインとが同調すると上述の干渉効果が高まり、さらに立体意匠性が向上する。
ここで、ヘアライン柄印刷層12のヘアライン柄とヘアライン調エンボス13のヘアラインとが同調するとは、ヘアライン柄のヘアラインがヘアライン調エンボス13の所定個所又はヘアライン柄印刷層12中の所定個所に配置されることをいい、例えば、(1)ヘアライン柄のヘアラインがヘアライン調エンボス13の透明基材フィルム11側凸部の頂部に配置される場合、(2)ヘアライン柄のヘアラインがヘアライン調エンボス13の透明基材フィルム11側凹部の底部に配置される場合、(3)ヘアライン柄のヘアラインがヘアライン調エンボス13の着色基材フィルム14側凸部の頂部に配置される場合、(4)ヘアライン柄のヘアラインがヘアライン調エンボス13の着色基材フィルム14側凹部の底部に配置される場合、(5)ヘアライン柄のヘアラインがヘアライン柄印刷層12中の同一個所に配置される場合等がある。
また同調は、ヘアライン柄印刷層12のヘアライン柄とヘアライン調エンボス13のヘアラインとが、必ずしも加飾シート全面で同調している必要は無く、部分的に同調している箇所があればよい。加飾シート全面で、同調している箇所と、同調していない箇所とが、両方存在することで、立体意匠性がさらに向上する点で好ましい。
本発明の加飾シート10において、ヘアライン柄印刷層12のヘアライン・ピッチPaとヘアライン調エンボス13のヘアライン・ピッチPbとが同一であることが上述の干渉効果をさらに高める観点から好ましい。ヘアライン・ピッチPaとPbとが同一であれば、上記の同調性はより高まることとなる。
また、ヘアライン調エンボス13の深さDが10〜50μmであると、立体的な意匠感を付与でき、且つ成形加工後の平滑性維持の点で好ましい。ヘアライン調エンボス13のヘアライン・ピッチPbと深さDは、図1に示すものである。
次に、本発明の加飾シート10のヘアライン調エンボス13のエンボス加工を施す方法としては、加熱加圧によるエンボス加工法が好ましい。ヘアライン柄印刷層12を好ましくは150〜350℃、より好ましくは200〜330℃、特に好ましくは240〜320℃に加熱してヘアライン調エンボス加工すると射出成形後もエンボスが維持されることとなる。
また、双方のヘアライン方向の少なくとも一方、特にヘアライン調エンボス13のヘアライン方向の微視的なゆらぎを制御するために、ヘアライン調エンボス加工において、ヘアライン柄印刷層12の温度を不均一に制御することが好ましい。これにより、ヘアライン調エンボス13のヘアライン方向の微視的なゆらぎを大きくすることができる。ここで、温度を不均一に制御するとは、所望する中心温度T℃に対し(T±t)℃の範囲で温度が変動するように制御することをいう。このとき、tはできるだけ大きい方が(すなわち、温度の変動する範囲が広い方が)ヘアライン柄印刷層12のヘアラインとヘアライン調エンボス13のヘアラインとの干渉性が高まるので好ましいが、極端に温度の変動範囲を広げると温度制御しにくくなるので、実用的には、tが1〜30℃の範囲であることが好ましく、2〜20℃の範囲であることがより好ましい。
本発明の加飾シート10がインサート成形用である場合は、後述するように、真空成形が通常140〜180℃程度で行なわれるので、それよりも高い温度でヘアライン調エンボス加工をすることが好ましい。例えば、基材フィルムが、アクリル樹脂の場合はアクリル樹脂のガラス転移点Tgより150℃以上高い温度、例えば230〜300℃で、塩化ビニル樹脂の場合は180〜250℃で、ポリカーボネート樹脂の場合は250〜320℃で、フッ素系樹脂の場合は300℃以上で、ABS樹脂(アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体)の場合はABS樹脂の軟化温度より100℃以上高い温度でヘアライン調エンボス加工をすることが好ましい。
また、射出成形同時加飾用でも、基材フィルムがアクリル樹脂の場合は上記同様230〜300℃でヘアライン調エンボス加工をすることが好ましい。
加熱加圧によるエンボス加工法は基材フィルムの表面を加熱軟化させ、エンボス版で加圧してエンボス版の凹凸模様を賦形して、冷却し、固定化する方法であって、公知の枚葉式又は輪転式のエンボス機を用いることができる。
図2は、基材フィルム上のヘアライン柄印刷層をヘアライン調エンボス加工する方法の1例を示す模式図である。図2に示すようにヒータードラム21で加熱された基材フィルムは加熱装置30で所定の温度範囲に制御され、エンボスロール22により加圧されてエンボス版の凹凸模様を賦形される。
本発明に係るエンボス加工工程で用いられる加熱装置30としては、温度制御のし易い非接触型の赤外線ヒーターが好ましく、例えば、遠赤外ハロゲンヒーターが好ましく用いられる。図3は、発明に係るエンボス加工工程で用いられる加熱装置a及びbを示す模式図である。加熱装置a(30a)は、一般的なヒーター構造を有し、ヒーター31(例えば、遠赤外ハロゲンヒーター)から構成される。加熱装置b(30b)は、ヒーター31(例えば、遠赤外ハロゲンヒーター)と、それらに直交するマスク32とから構成される。
マスク32は赤外線(遠赤外線)を部分的に遮断するものであり、さらに、図3(b)に示すように加熱装置b(30b)のヒーター31の方向及びその直交方向に動かすことにより、容易にヘアライン柄印刷層12の温度を不均一に制御することができる。これらにより、エンボス時に基材フィルムの加熱状態をより変化させることができ、エンボスされる基材フィルムのヘアラインに微視的なゆらぎが大きくなり、加飾シート10の幅方向、流れ方向に模様の変化がより鮮明に生じる。これにより、さらに鮮明な立体意匠(例えば木目柄)を得ることができる。
本発明の加飾シート10に用いられる透明基材フィルム11としては、透明な熱可塑性樹脂フィルムが好適に使用される。加飾シート10を成形して使用する際に、成形性が得易いからである。なお、ここでいう透明には内部のヘアライン柄印刷層12が視認される程度の半透明も含むものである。
透明基材フィルム11に使用される熱可塑性樹脂としては、(メタ)アクリル酸エステルなどのアクリル樹脂;塩化ビニル樹脂;酢酸ビニル樹脂;ABS樹脂;ポリスチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン系樹脂;ポリカーボネート、ポリオキシメチレン等のアセタール樹脂;ポリエチレンテレフタレート、成形性ポリエステル樹脂、ポリブチレンテレフタレート、液晶性ポリエステル樹脂等のポリエステル樹脂;又はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン系樹脂等が好ましい。これらは1種単独でも又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。2種以上組み合わせる場合は、これらの樹脂を構成するモノマーの共重合体でもよいし、それぞれの樹脂を混合して用いてもよい。
上述の内、アクリル樹脂、成形性ポリエステル樹脂等が特に好ましい。
アクリル樹脂としては、例えば、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート−ブチル(メタ)アクリレート共重合体、メチル(メタ)アクリレート−スチレン共重合体等のアクリル樹脂を単体で又は2種以上混合して用いる。なお、本発明において(メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタクリレートを意味する。
また、成形性ポリエステル樹脂としては、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、非晶性ポリエステル等が使用できる。上記ポリエステル系熱可塑性エラストマーとしては、ハードセグメントに高結晶で高融点の芳香族ポリエステル、ソフトセグメントにはガラス転移温度が−70℃以下の非晶性ポリエーテル等を使用したブロックポリマー等があり、該高結晶性で高融点の芳香族ポリエステルには、例えばポリブチレンテレフタレートが使用され、該非晶性ポリエーテルには、ポリテトラメチレングリコール等が使用される。また、前記非晶質ポリエステルとしては、代表的には、エチレングリコール−1,4−シクロヘキサンジメタノール−テレフタル酸共重合体がある。
透明基材フィルム11としては、例えば上記の様な樹脂からなる単層又は多層構成の樹脂フィルムを使用する。また、透明基材フィルム11中には、必要に応じて適宜、安定剤、可塑剤、着色剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定剤、体質顔料等の各種添加剤を、物性調整のために添加してもよい。なお、透明基材フィルム11は透明性が損なわれない範囲で着色することもできる。着色には、例えば、後述するヘアライン柄印刷層12で列記するような公知の着色剤を使用できる。
なお、透明基材フィルム11の厚みは、コスト面、インサート成形品に対する要求性能、成形用加飾シートの成形適性等の観点から、通常30〜500μm程度(多層の場合は総厚)が好ましいが、特に限定されない。
また、透明基材フィルム11の表面、裏面、又は表裏両面には、透明基材フィルム11に接するヘアライン柄印刷層12との密着性向上のために、必要に応じ適宜、コロナ放電処理、プラズマ処理、ウレタン樹脂等によるプライマー層形成等の公知の易接着処理を施してもよい。
次に、本発明の加飾シートに係るヘアライン柄印刷層12には、種々の着色のヘアライン柄が印刷される。ヘアライン柄用のインキは、バインダー等からなるビヒクル、顔料や染料等の着色剤、これに適宜加える各種添加剤からなるが、バインダーの樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、塩素化ポリプロピレン、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂等より選択される1種単独の樹脂、又は2種以上の混合樹脂が用いられる。
また、着色剤としては、例えば、チタン白、亜鉛華、カーボンブラック、鉄黒、弁柄、クロムバーミリオン、カドミウムレッド、群青、コバルトブルー、黄鉛、チタンイエロー等の無機顔料、フタロシアニンブルー、インダスレンブルー、イソインドリノンイエロー、ベンジジンイエロー、キナクリドンレッド、ポリアゾレッド、ペリレンレッド等の有機顔料(或いは染料も含む)、又はアルミニウム、真鍮、等の鱗片状箔粉からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の鱗片状箔粉からなる真珠光沢(パール)顔料等が使用される。
本発明の加飾シートに係るヘアライン柄印刷層12は、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷等の印刷法、又はロールコート等の公知の塗工法等により、従来公知の形成方法で形成すれば良い。
また、ヘアライン柄印刷層12の厚さは、特に制限は無いが、通常0.5〜20μm程度である。
本発明の加飾シートに係る着色基材フィルム14を構成する樹脂としては、熱可塑性樹脂を用いることができ、また硬化性樹脂を用いることもできる。熱可塑性樹脂としては、ABS樹脂;(メタ)アクリル酸エステルなどのアクリル樹脂;塩化ビニル樹脂;酢酸ビニル樹脂;ポリスチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン系樹脂;ポリカーボネート、ポリオキシメチレン等のアセタール樹脂;ポリエチレンテレフタレート、成形性ポリエステル樹脂、ポリブチレンテレフタレート、液晶性ポリエステル樹脂等のポリエステル樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン系樹脂;ポリビニルブチラールなどのポリビニルアセタール(ブチラール樹脂);エチレン−4フッ化エチレン共重合体等のフッ素樹脂;ポリイミド;ポリ乳酸等が挙げられ、これらは1種単独でも又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。2種以上組み合わせる場合は、これらの樹脂を構成するモノマーの共重合体でもよいし、それぞれの樹脂を混合して用いてもよい。
これらのうち、特に着色基材フィルム14をインサート成形におけるバッカーフィルムとして用いる場合は、ABS樹脂、ポリオレフィン樹脂、スチレン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂等が好ましい。ポリオレフィン樹脂としては、ポリプロピレン樹脂が好ましい。これらの樹脂の内、ABS樹脂及びポリプロピレン樹脂が特に好ましい。また、射出樹脂がABS樹脂である場合はABS樹脂が好ましく、射出樹脂がポリプロピレン樹脂である場合はポリプロピレン樹脂が好ましい。着色基材フィルム14をインサート成形におけるバッカーフィルムとして用いる場合は、0.1〜1.0mm程度のシートが用いられる。
次に、本発明の加飾シート10を用いて、インサート成形品を製造する方法を説明する。上述のように製造された本発明の加飾シート10は、真空成形により所定の型付けがなされる。
まず、固定枠に固定した加飾シート10が軟化する所定の温度になるまでヒーターで加熱し、加熱され軟化した加飾シート10に真空成形金型を押し付け、同時に真空成形金型から真空ポンプ等で空気を吸引し加飾シート10を真空成形金型にしっかりと密着させる。
加飾シート10が真空成形金型に密着した後、加飾シート10を冷却し、成形した加飾シート10から真空成形金型をはずし、固定枠から成形された加飾シート10をはずす。真空成形は通常140〜180℃程度で行われる。
次に、真空成形された加飾シート10は、所望により、余分な部分がトリミングされ、射出成形金型にはめ込まれ、加飾シート10の着色基材フィルム14側(図1の下面側)に射出樹脂を打ち込む。最後に射出成形金型から取り出してインサート成型品を得る。射出成形は、射出する樹脂の熔融温度以上の温度であればよく、例えばポリプロピレン系樹脂の場合は180〜210℃程度、ABS、PC/ABS(PCとABSの混合物)の場合は220〜260℃程度で行われる。
本発明の加飾シート10を用いて、射出成形同時加飾成形品を製造する場合は、100〜130℃程度の温度で、金型内で型付けされた後、インサート成形と同様な温度で射出樹脂が射出されて成形品が得られる。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。なお、立体意匠性の評価方法は以下の通りである。
各実施例及び比較例で得られた加飾樹脂成形品を目視にて立体意匠性を評価した。評価基準は以下の通りである。
A:立体的な板目調である木目模様が鮮やかに表出し、非常に優れた意匠性を有する。
B:立体的な板目調である木目模様が表出し、良好な意匠性を有する。
C:木目模様が不鮮明であり、意匠性にやや劣る。
D:木目模様が認められず、意匠性に劣る。
実施例1
(1)加飾シートの作製
透明基材フィルム11である厚さ125μmのハイグロス透明アクリルフィルムの片面に、アクリル樹脂及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂をバインダーとし、これに
有機及び無機系顔料を分散させたインキをヘアライン・ピッチPa180μmでグラビア印刷し、ヘアライン柄印刷層12を形成した。ヘアライン柄印刷層12の厚さは2μmとした。
次に、ヘアライン柄印刷層12上にヘアライン状エンボス版を用いてエンボス加工を行ない、ヘアライン柄印刷層のヘアライン方向と平行なヘアラインを有するヘアライン調エンボス13を形成した。ヘアライン・ピッチPbは180μm、エンボス深さDは20μmとした。ヘアライン柄印刷層のヘアライン・ピッチPa及び前記ヘアライン調エンボスのヘアライン・ピッチPbとは、部分的に同調している部分がみられた。エンボス加工において、図3に示す加熱装置b(30b)(マスク付き遠赤外ハロゲンヒーター)をヒーター31の方向及びその直交方向に動かすことにより、ヘアライン柄印刷層12の温度を270±20℃の範囲で不均一に制御してヘアライン調エンボス加工を行なった。これによりヘアライン柄印刷層のヘアライン方向とヘアライン調エンボスのヘアライン方向とに微視的なゆらぎが生じた。
得られた加飾シートに、ABS樹脂フィルムからなる着色基材フィルム14(厚さ350μm)を200〜220℃に加熱し貼付し、インサート成形用加飾シート10を得た。
(2)加飾樹脂成形品の製造
上記(1)で作製した加飾シートを真空成形機(布施真空社製「VPF−T1」)に配し、ヒーターにて表面温度が160℃になるまで加熱し、真空成形を行った。真空成形品を取り出し、トリミングした後、260℃でインサート成形を行った。射出樹脂としては、ポリカーボネート(以下「PC」と記載する。)とABS樹脂の混合物(商品名「サイコロイIP1000BK」、GEプラスチック製)を用いた。得られた加飾樹脂成形品の立体意匠性を上記方法にて評価したところ、評価Aであった。
実施例2
(1)加飾シートの作製
ABS樹脂フィルムからなる着色基材フィルム14(厚さ350μm)の片面に、アクリル樹脂及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂をバインダーとし、これに有機及び無機系顔料を分散させたインキをヘアライン・ピッチPa220〜250μmでグラビア印刷し、ヘアライン柄印刷層12を形成した。ヘアライン柄印刷層12の厚さは2μmとした。
次に、ヘアライン柄印刷層12上にヘアライン状エンボス版を用いてエンボス加工を行ない、ヘアライン調エンボス13を形成した。ヘアライン・ピッチPbは200〜225μm、エンボス深さDは30μmとした。図3に示す加熱装置b(30b)(マスク付き遠赤外ハロゲンヒーター)をヒーター31の方向及びその直交方向に動かすことにより、ヘアライン柄印刷層12の温度を230±20℃の範囲で不均一に制御してヘアライン調エンボス加工を行なった。
得られた加飾シートに、透明基材フィルム11である厚さ125μmのハイグロス透明アクリルフィルムを220〜240℃に加熱し貼付し、インサート成形用加飾シート10を得た。
(2)加飾樹脂成形品の製造
実施例1と同様にして加飾樹脂成形品を得た。得られた加飾樹脂成形品の立体意匠性を上記方法にて評価したところ、評価Aであった。
実施例3
透明基材フィルム11である厚さ75μmのハイグロス透明アクリルフィルムの片面に、アクリル樹脂及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂をバインダーとし、これに有機及び無機系顔料を分散させたインキをヘアライン・ピッチPa250〜300μmでグラビア印刷し、ヘアライン柄印刷層12を形成した。ヘアライン柄印刷層12の厚さは2μmとした。
次に、ヘアライン柄印刷層12上にヘアライン状エンボス版を用いてエンボス加工を行ない、ヘアライン柄印刷層のヘアライン方向と平行なヘアラインを有するヘアライン調エンボス13を形成した。ヘアライン・ピッチPbは275〜330μm、エンボス深さDは15μmとした。ヘアライン柄印刷層のヘアライン・ピッチPa及び前記ヘアライン調エンボスのヘアライン・ピッチPbとは、部分的に同調している部分がみられた。エンボス加工において、図3に示す加熱装置b(30b)(マスク付き遠赤外ハロゲンヒーター)をヒーター31の方向及びその直交方向に動かすことにより、ヘアライン柄印刷層12の温度を270±20℃の範囲で不均一に制御してヘアライン調エンボス加工を行なった。これによりヘアライン柄印刷層のヘアライン方向とヘアライン調エンボスのヘアライン方向とに微視的なゆらぎが生じた射出成形同時加飾用加飾シート10を得た。
(2)加飾樹脂成形品の製造
上記(1)で作製した加飾シートを表面温度が150〜160℃になるまで加熱し、金型内で型付けした後、射出樹脂としては、PCとABS樹脂の混合物(商品名「サイコロイIP1000BK」、GEプラスチック製)を用い、260℃で射出し、加飾樹脂成形品を得た。得られた加飾樹脂成形品の立体意匠性を上記方法にて評価したところ、評価Aであった。
比較例1
実施例1において、ヘアライン柄印刷層12を、実施例1と同じインキをグラビア印刷した全面ベタ印刷層に変更した以外は、実施例1と同様にして加飾シート及び加飾樹脂成形品を得た。得られた加飾樹脂成形品の立体意匠性を上記方法にて評価したところ、評価Dであった。
比較例2
実施例3において、ヘアライン柄印刷層12を、実施例1と同じインキをグラビア印刷した全面ベタ印刷層に変更した以外は、実施例3と同様にして加飾シート及び加飾樹脂成形品を得た。得られた加飾樹脂成形品の立体意匠性を上記方法にて評価したところ、評価Dであった。
本発明の加飾シートは立体的な板目調である木目意匠が得られるので、各種のインサート成形品又は射出成形同時加飾成形品に好適に用いられる。
10 加飾シート
11 透明基材フィルム
12 ヘアライン柄印刷層
13 ヘアライン調エンボス
14 着色基材フィルム
20 エンボス加工工程
21 ヒータードラム
22 エンボスロール
30 加熱装置
30a 加熱装置a
30b 加熱装置b
31 ヒーター
32 マスク

Claims (12)

  1. 基材フィルムの上にヘアライン柄印刷層を積層し、該ヘアライン柄印刷層をヘアライン調エンボス加工してなる加飾シート。
  2. 前記ヘアライン柄印刷層のヘアライン方向と前記ヘアライン調エンボスのヘアライン方向とが略同一方向である請求項1に記載の加飾シート。
  3. 前記ヘアライン柄印刷層のヘアライン・ピッチPa及び前記ヘアライン調エンボスのヘアライン・ピッチPbが、それぞれ150〜500μmである請求項1又は2に記載の加飾シート。
  4. 前記ヘアライン柄印刷層のヘアライン・ピッチPaと前記ヘアライン調エンボスのヘアライン・ピッチPbとが同一である請求項3に記載の加飾シート。
  5. 前記ヘアライン調エンボスの深さDが10〜50μmである請求項1〜4のいずれかに記載の加飾シート。
  6. 前記ヘアライン調エンボス加工が、前記ヘアライン柄印刷層を150〜350℃に加熱してなされる請求項1〜5のいずれかに記載の加飾シート。
  7. 前記ヘアライン調エンボス加工が、前記ヘアライン柄印刷層の温度を不均一に制御してなされる請求項6に記載の加飾シート。
  8. 前記基材フィルムが透明基材フィルムである請求項1〜7のいずれかに記載の加飾シート。
  9. 前記ヘアライン調エンボス加工されたヘアライン柄印刷層の上にさらに着色基材フィルムを積層してなる請求項8に記載の加飾シート。
  10. 前記基材フィルムが着色基材フィルムである請求項1〜7のいずれかに記載の加飾シート。
  11. 前記ヘアライン調エンボス加工されたヘアライン柄印刷層の上にさらに透明基材フィルムを積層してなる請求項10に記載の加飾シート。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の加飾シートを用いた加飾樹脂成形品。
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