JP2013197084A - リング支持体、及び、電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタとケースの間に装着された状態でガタツキが抑えられるシールリングの支持部材を提供する。
【解決手段】コネクタのハウジングに装着されることで、シールリングをハウジングに固定するバックアップ・プレート60に関する。バックアップ・プレート60は、ハウジングに装着されるとシールリングに臨む裏面66と、裏面66に対向する表面68とを備える環状のプレート本体61と、プレート本体61の裏面66側に設けられ、ハウジングに装着されるとシールリングに当接される複数の当接突起67とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気コネクタにおいて、ハウジングから例えばシールリングが抜け出るのを防止する支持部材に関する。
従来、水のかかるおそれのある場所に設けられる電気コネクタ(以下、単にコネクタ)には防水構造が採用されている。この防水型コネクタは、環状のシールリングと称される部材により封止部を形成することで水が浸入するのを防止する。シールリングは、通常、弾性を有するゴム、樹脂、その他の素材で作製される。
電子機器を収容するケースに取り付けられる防水型コネクタは、互いに嵌合される一対のコネクタの間を防水するのに加えて、コネクタとケースの間の防水を図るために、コネクタとケースの間にシールリングが設けられる(例えば、特許文献1,特許文献2)。
所望する防水性能を発揮するためにシールリングはコネクタのハウジングとケースの間の適切な位置に支持される必要があるのに加えて、コネクタをケースから着脱する際にシールリングが所定の位置から脱落し、あるいは位置ずれを起さないようにするために、支持部材が用いられる。
特開2009−9845号公報 特開2007−128715号公報
この支持部材は、その目的を果たすために、それ自身がコネクタのハウジングに対して位置決めされる必要がある。そこで、支持部材を係止するためのロック片をハウジングに一体的に形成しておき、支持部材がそのロック片を乗り越えることで、支持部材の位置決めが行われる。
ところが、支持部材がロック片を乗り越える動作を行なう都合から、ロック片を乗り越えた支持部材とシールリングの間にはクリアランス(ガタ)が設けられている。つまり、シールリングは、シールリングとロック片の間を変位することができる。したがって、当該コネクタが振動すると、それにともなって支持部材にガタツキが生じ、異音を発生させる。
本発明は、このような課題に基づいてなされたもので、コネクタのハウジングに装着された状態でガタツキが抑えられる支持部材を提供することを目的とする。
また本発明は、そのような支持部材を用いることで、支持部材のガタツキによる異音の発生が抑えられる電気コネクタを提供することを目的とする。
かかる目的のもとなされた本発明のリング支持体は、電気コネクタのハウジングに装着されることで、弾性リング部材をハウジングに固定するものであり、支持体本体と、当接体とを備えている。
支持体本体は、ハウジングに装着されると弾性リング部材に臨む裏面と、裏面に対向する表面とを備える環状の部材である。
また、当接体は、支持体本体の裏面側に設けられ、ハウジングに装着されると弾性リング部材に部分的に当接されるものである。
本発明のリング支持体は、当接体が弾性リング部材に当接されるので、弾性リング部材がガタを吸収することができる。したがって、コネクタのハウジングに装着された状態で、リング支持体のガタツキが防ぐことができる。
また、当接体は弾性リング部材に部分的に当接されるものであるから、弾性リング部材に過剰な圧縮力を付与するのを避けることで、弾性リング部材と例えばシール壁の間の接触圧力が増加するのを抑えることができる。したがって、本発明のリング支持体が設けられたコネクタを、例えば電子機器のケースに装着する際の装着力が上がるのを避けることができる。
本発明における当接体は種々の形態で実現できるが、複数の当接突起から構成するのが好ましい。
当接突起は、弾性リング部材に部分的に当接される面積を狭くできるのに加えて、支持体本体に一体的に形成するのが容易である。
本発明における環状の支持体本体は、表面側の外周縁がフランジ状に突き出していることが好ましい。
本発明のリング支持体が装着されたコネクタが、例え電子機器のケースに取り付けられたときに、コネクタとケースの間の隙間をフランジ状に突き出した外周縁が覆うことで、当該隙間への水の浸入を低減し、防水性能を向上させることができる。
本発明は、以上説明したいずれかのリング支持体を備える電気コネクタを提供する。この電気コネクタは、相手側コネクタとの電気的接続を担うコンタクトと、コンタクトを保持するハウジングと、ハウジングの周囲に装着される弾性リング部材と、弾性リング部材に隣接して配置され、弾性リング部材をハウジングに固定するリング支持体と、を備える。
本発明の電気コネクタによると、リング支持体が弾性リング部材にその当接体が当接されるので、弾性リング部材がリング支持体のガタを吸収することができる。したがって、本発明の電気コネクタは、リング支持体のガタツキを抑えることができるので、異音の発生を阻止できる。
本発明の電気コネクタにおいて、相手側コネクタの相手側ハウジングがハウジングと嵌合されると、リング支持体は、弾性リング部材にその当接体が当接されるとともに、相手側ハウジングにも当接されることが好ましい。そうすることで、リング支持体を介して相手側コネクタのハウジングを弾性リング部材に接触させることができる。したがって、相手側ハウジングのガタも弾性リング部材に吸収されるので、相手側コネクタのガタツキも抑えることができる。
なお、相手側ハウジングにもリング支持体を当接させるには、リング支持体の寸法、あるいは形状を調整すればよい。
本発明の電気コネクタは、典型的には防水型コネクタに適用されるが、それに限らず、シール部材を備えるコネクタに広く適用することができる。例えば、粉塵などの固形物の進入防止を図ったコネクタ、あるいは振動抑制を図ったコネクタなど、弾性リング部材を備えるコネクタに本発明を適用できる。
本発明のリング支持体によれば、当接体が弾性リング部材に当接されるので、弾性リング部材がガタを吸収することができる。したがって、リング支持体のガタツキを防ぐことができる。
また、当接体は弾性リング部材に部分的に当接されるものであるから、弾性リング部材に過剰な圧縮力を付与するのを避けることで、弾性リング部材と例えばシール壁の間の接触圧力が増加するのを抑えることができる。したがって、本発明のリング支持体が設けられたコネクタを、例えば前述したケースに装着する際の装着力が大きくなるのを避けることができる。
第1実施形態における防水型コネクタを示す斜視図であり、(a)はバックアップ・プレートを離間させた状態を示し、(b)はバックアップ・プレートを装着させた状態を示している。 第1実施形態における防水型コネクタを示す側面図であり、(a)はバックアップ・プレートを離間させた状態を示し、(b)はバックアップ・プレートを装着させた状態を示している。 第1実施形態におけるバックアップ・プレートを示し、(a)は表面側から視た斜視図、(b)は裏面側から視た斜視図である。 第1実施形態における防水型コネクタを示す斜視図であり、(a)はケースに装着される前を示し、(b)はケースに装着された後を示し、(c)は相手側コネクタを嵌合させた後を示している。 第1実施形態における防水型コネクタの断面図を示し、(a)はケースに装着された後を示し、(b)は相手側コネクタを嵌合させた後を示している。 第2実施形態におけるバックアップ・プレートを示し、(a)は表面側から視た斜視図、(b)は裏面側から視た斜視図である。 第2実施形態における防水型コネクタの断面図である。 第3実施形態におけるバックアップ・プレートを示し、(a)は表面側から視た斜視図、(b)は裏面側から視た斜視図である。 第3実施形態における防水型コネクタの断面図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態による電気コネクタ(以下コネクタ)20は、図4、図5に示されるように、電子機器のケース1(一部のみ記載)に組み付けて使用される防水型のコネクタである。ケース1の内部には、図示を省略した回路基板、その他の電子機器が収容されており、コネクタ20は、回路基板と電気的に接続されるとともに、相手側の電気コネクタ(以下、相手側コネクタ)50と互いに嵌合される。ケース1には、コネクタ20が配置される矩形状のコネクタ配置窓3が表裏を貫通して形成されている。コネクタ20は、一部がケース1の内部に収容され、ケース1内に配置される回路基板と接続される。また、コネクタ20は、他の一部がコネクタ配置窓3を貫通してケース1の外部に露出し、相手側コネクタ50と嵌合される。コネクタ20は、コネクタ配置窓3に望むシール壁5に密着されるシールリング35を設けることにより、コネクタ配置窓3を介したケース1の内部への水の浸入を防ぐ。
なお、シールリング35は、その形状を理解できるようにするために、押し潰されていない状態で示されている。第2実施形態以降も同様である。
以下、各構成部材について、図1〜図3をも参照して順に説明する。
[コネクタ20]
コネクタ20は、ハウジング21と、ハウジング21に収容される複数のオス型のコンタクト22と、を備えている。なお、コネクタ20において、相手側コネクタ50と接続される側を前、その逆側で図示しない電線が引き出される側を後と定義する。
ハウジング21は、絶縁性の樹脂からなる射出成形品であり、基部23と、基部23の前方側に設けられる嵌合凹部24と、基部23よりも後方側に位置し、コネクタ20をケース1に固定する矩形状の固定台座38と、を備えている。
基部23は、矩形状の外形を有しており、嵌合凹部24より外側に張り出して形成されている。
基部23には、シールリング35が配置されるシール配置部30と、シール配置部30よりも後方側に設けられるシール支持部31と、シール配置部30よりも前方側に設けられるホルダ配置部33と、を備えている。
シール配置部30の外周面は周方向の全域に亘って平坦面とされており、その周囲にシールリング35が嵌合により装着される。
シール支持部31は、シール配置部30よりも外周に張り出して形成されている。したがって、シールリング35をシール配置部30に嵌合させると、シール支持部31は後方側からシールリング35を支持するとこで、シールリング35の位置決めを行う。
ホルダ配置部33には、その周囲に装着されるバックアップ・プレート60が前方に向けて抜け出るのを阻止するためのロック溝33aと、バックアップ・プレート60を位置決めするガイドレール33bが設けられている。ロック溝33aは、ホルダ配置部33の長手方向に間隔をあけて2箇所に設けられ、また、一対で一組をなすガイドレール33bもまた、ホルダ配置部33の長辺に間隔をあけて2箇所に設けられている。
ロック溝33aにバックアップ・プレート60に設けられるロック爪64が挿入される、また、ガイドレール33bはバックアップ・プレート60に設けられるガイド溝65に挿入されることで、バックアップ・プレート60はホルダ配置部33の適切な位置に装着され、かつ抜け止めがなされる。
バックアップ・プレート60は前方側からシールリング35を支持するとこで、シールリング35の前方側への位置ずれの防止及び抜け止めを行なう。バックアップ・プレート60は、コネクタ20とは別体として作製され、シールリング35をシール支持部31の周囲に配置した後に、所定の位置に設けられる。バックアップ・プレート60についてのより詳しい説明は後述する。
また、嵌合凹部24の底には、表裏を貫通する保持孔(図示せず)が形成された保持壁25が形成されている。コンタクト22は、保持孔に圧入されることで保持壁25に保持される。
コネクタ20は、ケース1の内部からコネクタ配置窓3に挿入され、固定台座38を介してケース1にボルト(図示省略)により固定される。こうしてケース1に組み付けられると、コネクタ20のシールリング35の先端がケース1のシール壁5に密着されることにより、ケース1とコネクタ20の間が封止され、ケース1内の防水性が確保される。
[バックアップ・プレート60]
矩形の外形形状をなすバックアップ・プレート60は、図3に示すように、ハウジング21に装着されたときに、内側にホルダ配置部33が配置される挿入空隙62を有するプレート本体61を備えている。プレート本体61は、対向する長辺部61a,61aと、対向する短辺部61b,61bと、からなる。
プレート本体61には、前述したロック爪64及びガイド溝65が形成されている。ロック爪64及びガイド溝65は、長辺部61aの内周縁63に間隔をあけた2箇所に設けられている。ロック爪64及びガイド溝65は、対向する内周縁63の各々に形成されている。
プレート本体61には、その裏面66に、当接突起67が裏面66から突出して形成されている。当接突起67は、長辺部61aの2箇所と短辺部61bの1箇所に設けられており、合計で6箇所に設けられている。6つの当接突起67は、概ね均等間隔で配置されている。これらの当接突起67は、第1実施形態におけるバックアップ・プレート60の特徴であるが、その効果は後述する。
なお、バックアップ・プレート60もまたハウジング21と同様に、絶縁性の樹脂を射出成形して得られる。
[相手側コネクタ50]
相手側コネクタ50は、図4、図5に示されるように、コネクタ20と接続されると嵌合凹部24に挿入される嵌合凸部52を備える相手側ハウジング51と、図示を省略したコンタクトに接続される電線を集約して所定の向きに引き出す電線カバー53と、嵌合凸部52の周囲に装着されるシールリング54と、を備えている。
相手側ハウジング51と別体として作製される電線カバー53は、例えば、相手側コネクタ50とコネクタ20とを嵌合する前、あるいは嵌合した後に、相手側ハウジング51に装着される。
相手側コネクタ50とコネクタ20とを嵌合させると、シールリング54が嵌合凹部24と嵌合凸部52の間で圧縮されることにより、相手側コネクタ50とコネクタ20の間の防水性能を確保する。
[シールリングの固定構造]
以下、シールリング35がバックアップ・プレート60によりコネクタ20に固定される構造を説明する。
図1、図2に示すように、シール配置部30にシールリング35が装着されているコネクタ20の前方側よりバックアップ・プレート60をシールリング35に向けて嵌合凹部24の周囲に挿入する。バックアップ・プレート60がホルダ配置部33に達すると、バックアップ・プレート60のガイド溝65にホルダ配置部33のガイドレール33bが挿入されることで、バックアップ・プレート60がホルダ配置部33に対して位置決めされる。バックアップ・プレート60をさらに押込む。そうすると、バックアップ・プレート60のロック爪64がホルダ配置部33のロック溝33aに挿入されることで、バックアップ・プレート60は前方に向けて抜け出ないようにロックされる。
ロックされたバックアップ・プレート60は、その裏面66に設けられる当接突起67がシールリング35をシール支持部31に接触する。
バックアップ・プレート60は、当接突起67を介してシールリング35からの弾性反力を前方に向けて受けるが、上述のようにロックされていることにより後方に向けて反力を受けることになる。こうして、バックアップ・プレート60は、前方に向けて受ける反力と後方に向けて受ける反力とが釣り合った位置に固定される。また、シールリング35とバックアップ・プレート60の間に生じていたクリアランスがシールリング35の弾性により吸収される結果、バックアップ・プレート60のガタツキが抑えられる。
バックアップ・プレート60の裏面66に当接突起67を設けなくても、裏面66の全体でシールリング35を押し付けることもできる。しかし、そうすると、シールリング35を圧縮する力が大きくなるのに伴って、コネクタ20をケース1に組み付ける際のシールリング35とケース1のシール壁5との接触圧力が大きくなるので、組み付け作業の際のコネクタ20の装着力を不必要に大きくするおそれがある。これに対して本実施形態のように、当接突起67によりシールリング35を部分的に接触する場合には、シールリング35に対する当該圧縮による影響は、当接突起67が当接する部分及びその周囲に限られるので、シールリング35とシール壁5との接触圧力が大きくなるおそれはない。つまり、本実施形態は、シールリング35をバックアップ・プレート60により圧縮するが、シールリング35とシール壁5との接触圧力に影響を与えないか、与えたとしても無視できる程度である。
[コネクタ組立体の組み付け手順]
次に、コネクタ20をケース1に装着してから相手側コネクタ50と嵌合するまでの手順を、図4、図5を参照しながら説明する。
バックアップ・プレート60が既に装着されているコネクタ20は、ケース1の裏側からコネクタ配置窓3に向けて挿入される(図4(b))。シールリング35はバックアップ・プレート60により圧縮されるが、当接突起67により部分的に接触されているのみであるから、コネクタ20をコネクタ配置窓3に挿入する際の装着力はバックアップ・プレート60による圧縮がなされていない場合と同程度で済む。一方、シールリング35は、シール壁5に密着されるので、コネクタ20とケース1の間の防水性が確保される(図5(a))。
コネクタ20をコネクタ配置窓3の所定位置まで挿入し終えたならば、図示を省略したボルトによりコネクタ20をケース1に固定する(図4(b))。
ケース1にコネクタ20を装着した後に、コネクタ20に相手側コネクタ50を嵌合する。そうすると、相手側ハウジング51の嵌合凸部52に装着されているシールリング54が、コネクタ20の嵌合凹部24と相手側ハウシング51の嵌合凸部52の間で圧縮されることにより、相手側コネクタ50とコネクタ20の間の防水性能を確保する。
以上説明したように、本実施形態によるコネクタ20は、バックアップ・プレート60は当接突起67を介してシールリング35に接触する構成としたので、バックアップ・プレート60のガタをシールリング35の弾性により吸収し、バックアップ・プレート60のガタツキを抑えることができる。
しかも、当接突起67を介してシールリング35を部分的に接触する構成としたので、シールリング35とシール壁5との接触圧力を増加させることがないので、コネクタ20のケース1への装着力を必要以上に大きくすることがない。よって、本実施形態のコネクタは、ケース1への組み付け作業性を害することがない。
本実施形態における当接突起67は、以上説明したように、シールリング35にガタを吸収させる機能を備えていれば足りるので、必要最小限の大きさを備えていればよい。例えば、長さ(突出高さ)についていえば、あまり長くしてしまうとシールリング35を圧縮する力が大きくなりすぎて、装着力を大きくしないように配慮することが好ましい。一方で、長さが短すぎると、バックアップ・プレート60の裏面66がシールリング35に接触するおそれがあるが、それを避けることが好ましい。シールリング35に接触する面積についても同様であり、過剰にシールリング35を押しつぶさないように配慮する。なお、シールリング35を傷付けたりしないように、接触する先端を円弧面にすることが好ましい。
また、本実施形態では6つの当接突起67をほぼ均等間隔で配置したが、これは好ましい形態であって、本発明を限定するものでない。例えば、対向する長辺部61a,61aの各々に1つずつの当接突起67を設けることでも、本発明の目的を果たすことができる。
[第2実施形態]
図6、図7を参照して本発明の第2実施形態を説明する。
第2実施形態によるバックアップ・プレート160は、その表面68側の外周縁69がフランジ状に突き出されている。バックアップ・プレート160をコネクタ20に装着すると、フランジ状の外周縁69は、ケース1のコネクタ配置窓3の周囲を覆い、ケース1とコネクタ20の間の隙間が外周縁により隠される。
コネクタ20の周囲に、例えば高圧水が供給される場合、外周縁69がケース1とコネクタ20の隙間を隠しているので、高圧水が当該隙間に入る可能性が低くなる。また、仮に当該隙間に高圧水が入ったとしても量は少ないから、シールリング54によりそれ以上の浸入を容易に阻止することができる。
第2実施形態では、フランジ状の外周縁69がケース1のコネクタ配置窓3の周囲の全周を覆っているが、これは本発明において最も好ましい形態であり、部分的にフランジ状の外周縁69を設けることを本発明は許容する。
なお、図6、図7において、バックアップ・プレート160を除けば、第1実施形態と同じ構成を備えているので、第1実施形態と同じ符号を付することで、その説明を省略する。
[第3実施形態]
図8、図9を参照して本発明の第3実施形態を説明する。
第3実施形態によるバックアップ・プレート260は、構成自体は第1実施形態のバックアップ・プレート60と同じであるが、その厚さを増している。バックアップ・プレート260をコネクタ20に装着し、さらに相手側コネクタ50をコネクタ20と嵌合すると、バックアップ・プレート260は裏面66側は当接突起67を介してシールリング35に当接するとともに、その表面68側が相手側ハウジング51に当接する。つまり、相手側ハウジング51はバックアップ・プレート260を介してシールリング35に接触する。このように、相手側ハウジング51もバックアップ・プレート260と同様、シールリング35によりガタが吸収されるので、第3実施形態によれば、相手側コネクタ50のガタツキを抑えることができる。
なお、図8、図9において、バックアップ・プレート260を除けば、第1実施形態と同じ構成を備えているので、第1実施形態と同じ符号を付することで、その説明を省略する。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
例えば、コネクタ20及び相手側コネクタ50の具体的な形態は、あくまで一例であり、ハウジング21の形状、サイズ、コンタクト22の形状、サイズ及び数量などを適宜変更できる。
また、当接体の例として円柱状の当接突起67を示したが、本発明の目的を達成できるのであればこの形状に限らず、例えば角柱状、突条、その他の形状の当接体を本発明は採用できる。
1 ケース
3 コネクタ配置窓
5 シール壁
20 コネクタ
21 ハウジング
22 コンタクト
23 基部
24 嵌合凹部
25 保持壁
30 シール配置部
31 シール支持部
33 ホルダ配置部
33a ロック溝
33b ガイドレール
35,54 シールリング
38 固定台座
50 相手側コネクタ
51 相手側ハウジング
52 嵌合凸部
53 電線カバー
61,160,260 プレート本体
61a 長辺部
61b 短辺部
62 挿入空隙
63 内周縁
64 ロック爪
65 ガイド溝
66 裏面
67 当接突起
68 表面
69 外周縁

Claims (6)

  1. 電気コネクタのハウジングに装着されることで、弾性リング部材を前記ハウジングに固定するリング支持体であって、
    前記リング支持体は、
    前記ハウジングに装着されると前記弾性リング部材に臨む裏面と、前記裏面に対向する表面とを備える環状の支持体本体と、
    前記支持体本体の前記裏面側に設けられ、前記ハウジングに装着されると前記弾性リング部材に部分的に当接する当接体と、を備える、
    ことを特徴とするリング支持体。
  2. 前記当接体は、複数の当接突起からなる、
    請求項1に記載のリング支持体。
  3. 環状の前記支持体本体は、
    前記表面側の外周縁がフランジ状に突き出している、
    請求項1に記載のリング支持体。
  4. 相手側コネクタとの電気的接続を担うコンタクトと、
    前記コンタクトを保持するハウジングと、
    前記ハウジングの周囲に装着される弾性リング部材と、
    前記弾性リング部材に隣接して配置され、前記弾性リング部材を前記ハウジングに固定するリング支持体と、を備え、
    前記リング支持体は、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のリング支持体である、
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  5. 相手側コネクタの相手側ハウジングが前記ハウジングと嵌合されると、
    前記リング支持体は、
    前記弾性リング部材に前記当接体が当接されるとともに、
    前記相手側ハウジングにも当接される、
    請求項4に記載の電気コネクタ。
  6. 前記電気コネクタは防水型であり、
    前記弾性リング部材は、シールリングを構成する、
    請求項4又は5に記載の電気コネクタ。
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