JP2013195125A - 組合せ計量装置 - Google Patents

組合せ計量装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013195125A
JP2013195125A JP2012060243A JP2012060243A JP2013195125A JP 2013195125 A JP2013195125 A JP 2013195125A JP 2012060243 A JP2012060243 A JP 2012060243A JP 2012060243 A JP2012060243 A JP 2012060243A JP 2013195125 A JP2013195125 A JP 2013195125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
image
radiation
camera
dispersion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012060243A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013195125A5 (ja
JP5785123B2 (ja
Inventor
Yutaka Tamai
裕 玉井
Hideshi Miyamoto
秀史 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2012060243A priority Critical patent/JP5785123B2/ja
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to CN201380012880.8A priority patent/CN104487811B/zh
Priority to BR112014022602A priority patent/BR112014022602B8/pt
Priority to DK13760661.2T priority patent/DK2827114T3/en
Priority to EP13760661.2A priority patent/EP2827114B1/en
Priority to US14/384,349 priority patent/US9417115B2/en
Priority to PCT/JP2013/054203 priority patent/WO2013136933A1/ja
Publication of JP2013195125A publication Critical patent/JP2013195125A/ja
Publication of JP2013195125A5 publication Critical patent/JP2013195125A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5785123B2 publication Critical patent/JP5785123B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G19/00Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups
    • G01G19/387Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups for combinatorial weighing, i.e. selecting a combination of articles whose total weight or number is closest to a desired value
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G19/00Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups
    • G01G19/387Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups for combinatorial weighing, i.e. selecting a combination of articles whose total weight or number is closest to a desired value
    • G01G19/393Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups for combinatorial weighing, i.e. selecting a combination of articles whose total weight or number is closest to a desired value using two or more weighing units

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】組合せ計量部の分散部の直上に分散部およびフィーダを俯瞰できるカメラを設置することが困難な場合に、分散部およびフィーダの状態を容易に把握可能な組合せ計量装置を提供する。
【解決手段】組合せ計量装置1は、分散テーブルと、複数の放射フィーダと、複数のカメラ60と、画像処理部35fと、タッチパネル10とを備える。分散テーブルは、多数の物品の供給を受けて分散させる。放射フィーダは、分散テーブルから放射状に延びるように配置され、分散テーブルにより分散された物品を受け、分散テーブルから遠ざかる方向に搬送する。カメラは、分散テーブルの直上の空間から外れた位置に配置され、分散テーブルおよび放射フィーダの画像を撮影する。画像処理部は、カメラの撮影した画像を合成して分散テーブルおよび放射フィーダの平面視画像を生成する。タッチパネルは、平面視画像を出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の物品の計量値の組合せ演算を行う組合せ計量装置に関する。
従来、組合せ計量装置において、物品の供給を受けた分散部およびフィーダの状態を確認するため、カメラが設けられる場合がある。例えば、特許文献1(特許第3325897号公報)には、分散部(分散フィーダ)の直上と、フィーダ(駆動フィーダ)の周方向に沿う方向と、分散部およびフィーダの斜め上方と、にカメラを設けた事例が開示されている。
一般に、組合せ計量装置を制御する制御盤(制御部)は、分散部およびフィーダと離れた位置に配置されることが多い。そのため、特に、特許文献1のように分散部の直上にカメラを設け、分散部および放射フィーダを見下ろした画像を作業員が制御盤近くで見ることができれば、作業員は制御盤で操作を行いながら分散部およびフィーダの状態を容易に把握でき利便性が高い。
しかし、実際には、分散部の直上にカメラを設置することは、製品への異物混入の観点から実現が難しい場合が多い。また、組合せ計量装置を設置する建屋の天井高さ等の問題で、分散部の直上にカメラを設置できないことも多い。さらに、分散部の直上には、分散部まで物品を移送する供給コンベア等が配置されるため、供給コンベア等によるカメラの死角が生じやすい。
一方、分散部およびフィーダを斜め上方から又は水平方向から、分散部およびフィーダの状態をカメラで撮影することは可能な場合が多い。しかし、このような画像からは、物品の分散や搬送の概況は把握できても、物品の搬送量等を作業員が直感的に把握することは難しい。つまり、分散部およびフィーダを斜め上方から又は水平方向から撮影した画像では、作業員が十分な情報を得られるとは言い難い。
本発明の課題は、組合せ計量部の分散部の直上に分散部およびフィーダを俯瞰できるカメラを設置することが困難な場合に、分散部およびフィーダの状態を容易に把握可能な組合せ計量装置を提供することにある。
本発明に係る組合せ計量装置は、分散部と、複数の放射フィーダと、複数のカメラと、処理部と、出力部と、を備える。分散部は、多数の物品の供給を受けて分散させる。放射フィーダは、分散部から放射状に延びるように配置され、分散部により分散された物品を受け、分散部から遠ざかる方向に搬送する。カメラは、分散部の直上の空間から外れた位置に配置され、分散部および放射フィーダの画像を撮影する。処理部は、カメラの撮影した画像を合成して分散部および放射フィーダの平面視画像を生成する。出力部は、平面視画像を出力する。
ここでは、組合せ計量装置は、分散部および放射フィーダを分散部の直上以外の空間から撮影する複数のカメラを備え、カメラの撮影画像を合成して分散部と放射フィーダの平面視画像を生成し、出力する。分散部および放射フィーダの平面視画像が出力されるので、分散部の直上の空間にカメラを設けることが難しい場合でも、作業員が分散部および放射フィーダの状態を正確にかつリアルタイムで把握できる。そのため、異常発生時にも、作業員が平面視画像をもとに異常原因を推定し、直ちに必要な対応をとることが容易になる。
さらに、複数のカメラの撮影画像を合成することで平面視画像が生成されるので、物品の供給コンベア等の遮蔽物により1台のカメラの撮影した画像ではカメラに写らない死角が生じる場合でも、遮蔽物の影響を受けることなく分散部と放射フィーダの状態を把握しやすい。
また、本発明に係る組合せ計量装置は、設定部をさらに備えることが望ましい。設定部は、第1期間にカメラによって撮影された画像を基に、第2期間に処理部がカメラにより撮影された画像を用いて平面視画像を生成するための設定を行う。
ここでは、設定部が第1期間(初期設定時やメンテナンス時等)にカメラによって撮影された画像を基に平面視画像の生成のための設定を行うので、カメラの位置を変えても、その位置で撮影されたカメラの画像に基づいて平面視画像が生成できる。その結果、カメラの設置位置を現場状況に応じて変更できる。すなわち、カメラの設置位置に制限がある場合でも、分散部と放射フィーダとの平面視画像を得ることが容易である。
さらに、本発明に係る組合せ計量装置は、入力部をさらに備えることが望ましい。設定部は、入力部に入力された基準点情報に基づいて設定を行うことが望ましい。
ここでは、入力部からの基準点情報を用いることで、平面視画像の生成のための設定が正確に実行される。その結果、正確な平面視画像を得ることが容易になる。
また、本発明に係る組合せ計量装置の出力部には、平面視画像と同時に、分散部および/又は放射フィーダの稼働状態が出力されることが望ましい。
ここでは、平面視画像と、分散部および/又は放射フィーダの稼働状態が同時表示されるため、分散部や放射フィーダが適切に稼働しているかを1つの画面で認識可能である。その結果、例えば異常時等に、作業員がどのような対策をとればよいかを適切に判断することが容易になる。
さらに、出力部には、平面視画像内の分散部および/又は各放射フィーダに対応する位置に、分散部および/又は各放射フィーダの稼動状態が出力されることが望ましい。
ここでは、平面視画像と、分散部および/又は各放射フィーダの稼動状態とを関連付けて把握することが容易で、作業員の利便性を高めることができる。
また、本発明に係る組合せ計量装置は、複数の計量部と、算出部とをさらに備えることが望ましい。計量部は、放射フィーダの分散部から遠ざかる方向の前方側の端部の下方にそれぞれ配置され、放射フィーダから物品を受け、受けた物品の計量を行う。算出部は、計量部の計量結果を基に、放射フィーダ別の搬送量を算出する。出力部には、平面視画像と同時に、算出部の算出結果が出力されることが望ましい。
ここでは、分散フィーダの搬送量が平面視画像と共に表示される。そのため、作業員が平面視画像と分散フィーダの搬送状態とを関連付けて把握すること容易である。その結果、例えば異常時等に、作業員がどのような対策をとればよいかを適切に判断することが容易になる。
さらに、出力部には、平面視画像内の各放射フィーダに対応する位置に、各放射フィーダに関する算出結果が出力されることが望ましい。
ここでは、平面視画像と分散フィーダの搬送量とを関連付けて把握することがさらに容易で、作業員の利便性が高められる。
また、放射フィーダには、各放射フィーダを識別するための符号がそれぞれ付されることが望ましい。出力部には、平面視画像と同時に、平面視画像内の各放射フィーダに対応する位置に、符号が出力されることが望ましい。
ここでは、平面視画像の各放射フィーダに対応する位置に、放射フィーダを識別するための符号が同時表示されるため、平面視画像から、どの放射フィーダに問題が発生しているかが正確に把握できる。
また、出力部は、平面視画像を、平面視画像内の分散部の図心を回転中心として平面内で回転させて出力することが望ましい。
ここでは、作業員が、最も把握しやすい状態に平面視画像を回転させて出力することが可能である。その結果、作業員が平面視画像の内容を誤認することを防止できる。
また、カメラは、組合せ計量装置の上方に配置されることが望ましい。
ここでは、組合せ計量装置の上方にカメラが配置されるため、カメラが作業員の作業や通行の邪魔になりにくい。組合せ計量装置の周囲には作業員の作業通路が配置されることが多いが、カメラを組合せ計量装置の上方に配置すれば、作業員の通行や作業に影響を与えることが少ない。また、作業員がカメラにぶつかり負傷する等の事故を未然に防ぐことができる。
さらに、カメラは、水平画角が90°以上のレンズを有することが望ましい。
ここでは、撮影対象の近くに(組合せ計量装置の上方に)カメラを配置しても、少ないカメラの台数で、分散部および放射フィーダの平面視画像を生成するために必要な画像を得ることができ、カメラの設置費用を抑制できる。
本発明に係る組合せ計量装置は、分散部および放射フィーダを分散部の直上以外の空間から撮影する複数のカメラを備え、カメラの撮影画像を合成して分散部と放射フィーダの平面視画像を生成し、出力する。分散部および放射フィーダの平面視画像が出力されるので、分散部の直上の空間にカメラを設けることが難しい場合でも、作業員が分散部および放射フィーダの状態を正確にかつリアルタイムで把握できる。
本発明の一実施形態に係る組合せ計量装置の縦断面概略図である。 組合せ計量装置の概略平面図である。放射フィーダ、プールホッパの参照符号の一部を省略している。 組合せ計量装置の制御ブロック図である。 カメラにより撮影される画像の一例を示す概要図である。カメラで撮影される画像は動画である。なお、本図面では、分散テーブルおよび放射フィーダの部分の画像のみを示している。 画像処理部で生成される平面視画像の一例を示す図である。平面視画像は動画である。ヘッド、放射フィーダ、プールホッパの参照符号の一部を省略している。 タッチパネルに表示される表示の一例を示す図である。 画像回転ボタンを押すことで、図6のタッチパネルに表示される表示が変更された(回転した)状況を示す図である。 リニアタイプの組合せ計量装置を示す概略平面図である。
(1)全体構成
本発明の一実施形態に係る組合せ計量装置1を図1に示す。組合せ計量装置1は、複数の計量ホッパ5内の物品の計量値を組合せ演算し、組合せ演算の結果が所定の許容範囲内の値となる物品の組合せを選択し、その組合せに含まれる計量ホッパ5内の物品を組合せ計量装置1外に排出する。
組合せ計量装置1は、図示しない包装器等の上方に配置されるよう、架台91の上方に設置される。組合せ計量装置1の四方には、作業員が異常時やメンテナンス時等に組合せ計量装置1にアクセスできるよう作業通路92が設けられる。
組合せ計量装置1は、分散テーブル2と、14個のヘッド40と、集合排出シュート6と、タッチパネル10と、制御部30と、2台のカメラ60と、を有する。ヘッド40の数は例示であり、これに限定されるものではない。
ヘッド40は、図2のように、平面視において、分散テーブル2を中心として、環状に配置されている。ヘッド40には、それぞれ1〜14の番号が識別のための符号として付されている。各ヘッド40−1〜14は、図2のように、符号の番号が反時計回りに大きくなるように配置されている。それぞれのヘッド40は、放射フィーダ3、プールホッパ4、および計量ホッパ5を有する。各ヘッド40−1〜14に属する放射フィーダ3、プールホッパ4、および計量ホッパ5には、識別のための符号として各ヘッド40−1〜14と同じ番号が付されている。
(2)詳細構成
(2−1)分散テーブル
分散テーブル2は、扁平な円錐テーブル状の部材である。分散テーブル2は、分散テーブル2の上方にある供給コンベア90から被計量物である物品を受ける。分散テーブル2は、図示しない電磁石により振動させられることで、供給コンベア90から受けた物品を周方向に分散させながら半径方向に搬送し、放射フィーダ3に物品を供給する。分散テーブル2は分散部の一例である。
分散テーブル2から放射フィーダ3に搬送される物品の量は、主に分散テーブル2の振動強度により制御される。分散テーブル2の振動強度とは、後述する制御部30の加振部35aが分散テーブル2の図示しない電磁石を用いて発生させる、分散テーブル2の振動の振幅の大きさに関する数値である。分散テーブル2の振動強度の初期設定値は、後述する制御部30の記憶部34に記憶されている。作業員は、後述するタッチパネル10から、記憶部34に記憶された分散テーブル2の振動強度を更新可能である。
(2−2)放射フィーダ
放射フィーダ3は、分散テーブル2の周囲に放射状に延びるように配置される。放射フィーダ3は、分散テーブル2により分散された物品を受ける。各放射フィーダ3−1〜14は、図示しない電磁石により振動させられることで、物品を各放射フィーダ3−1〜14の外縁に向かって半径方向に搬送する。すなわち、各放射フィーダ3−1〜14は、分散テーブル2から遠ざかる方向に物品を搬送する。各放射フィーダ3−1〜14により搬送された物品は、各放射フィーダ3−1〜14の外縁側下方に配置されたプールホッパ4−1〜14に供給される。
各放射フィーダ3−1〜14により搬送される物品の量は、主に放射フィーダ3−1〜14別の振動強度と振動時間により制御される。放射フィーダ3の振動強度とは、後述する制御部30の加振部35aが放射フィーダ3の図示しない電磁石を用いて発生させる、放射フィーダ3の振動の振幅の大きさに関する数値である。放射フィーダ3の振動時間とは、後述する制御部30の加振部35aが、放射フィーダ3の振動を開始させてから振動を停止させるまでの1サイクルの時間である。各放射フィーダ3−1〜14の振動強度および振動時間の初期設定値は、後述する制御部30の記憶部34に記憶されている。作業員は、後述するタッチパネル10から、記憶部34に記憶された各放射フィーダ3−1〜14の振動強度および振動時間を更新可能である。
(2−3)プールホッパ
各プールホッパ(PH)4−1〜14は、そのプールホッパ4−1〜14が属するヘッド40−1〜14の各放射フィーダ3−1〜14の外縁側下方に配置される。各プールホッパ(PH)4−1〜14には、上方に配置された放射フィーダ3−1〜14から供給される物品が一時的に貯留される。
プールホッパ4は、その下部にPHゲート4aを有する。PHゲート4aが開くと、プールホッパ4の下方に配置された計量ホッパ5に物品が供給される。PHゲート4aは、図示しないリンク機構が、図3に示すステッピングモータ40a−1〜14により動作させられることで開閉する。ステッピングモータ40a−1〜14は、後述する制御部30のPH開閉部35dの指令により動作する。各PHゲート4aの開閉動作は、他のPHゲート4aの開閉動作と連動していない。つまり、各PHゲート4aの開閉動作は独立している。
(2−4)計量ホッパ
計量ホッパ(WH)5は計量部の一例である。各計量ホッパ5−1〜14は、その計量ホッパ5−1〜14が属するヘッド40−1〜14の各プールホッパ4−1〜14の直下に配される。つまり、計量ホッパ5−1〜14は、放射フィーダ3−1〜14の外縁側下方に配置される。各計量ホッパ5−1〜14は、プールホッパ4−1〜14から供給された物品の重量、すなわち放射フィーダ3−1〜14からプールホッパ4−1〜14を介して供給された物品の重量を、図3に示すロードセル20−1〜14により計量する。
計量ホッパ5は、その下部にWHゲート5aを有する。WHゲート5aは、図示しないリンク機構が、図3に示すステッピングモータ50a−1〜14により動作させられることで開閉する。ステッピングモータ50a−1〜14は、後述する制御部30のWH開閉部35eの指令により動作する。各WHゲート5aの開閉動作は、他のWHゲート5aの開閉動作と連動していない。つまり、各WHゲート5aの開閉動作は独立している。
図3に示すロードセル20−1〜14は、各計量ホッパ5−1〜14に保持される物品を計量する。ロードセル20−1〜14の物品の計量結果は計量信号として出力される。計量信号は、図示しない増幅器を介して後述する制御部30のマルチプレクサ31に随時送信される。ロードセル20−1〜14は、特開2001−343294号公報に記載されているような歪みゲージを含むロードセルであり、可動部と固定部とを有する起歪体の荷重負荷に伴う変位を歪みゲージの抵抗変化によって検出し、その検出結果を計量信号としてマルチプレクサ31に送信する。
(2−5)集合排出シュート
集合排出シュート6は、計量ホッパ5から供給される物品を集合させて組合せ計量装置1外に排出する。排出された物品は、集合排出シュート6の下方に配置される図示しない包装機等に供給される。
(2−6)制御部
制御部30は、図3のように、CPU、記憶部34、マルチプレクサ31、A/D変換器32、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)33等を備える。記憶部34はROMやRAM等からなる。
CPUは、制御部30において制御を担い、記憶部34に記憶されているプログラムを読み出し、演算処理部35として各種制御を実行する。演算処理部35は、図3のように、加振部35a、算出部35b、組合せ演算部35c、PH(プールホッパ)開閉部35d、WH(計量ホッパ)開閉部35e、画像処理部35f、画像設定部35g、および出力回転部35hとして機能する。
(2−6−1)マルチプレクサ
マルチプレクサ31は、後述するDSP33の命令に従い、ロードセル20−1〜14の計量信号から1の計量信号を選択し、A/D変換器32に送信する。
(2−6−2)A/D変換器
A/D変換器32は、マルチプレクサ31から受け取ったアナログ信号である計量信号を、DSP33から送信されるタイミング信号に従いデジタル信号に変換し、DSP33に送信する。
(2−6−3)DSP
DSP33は、A/D変換器32から送信されたデジタル信号に対してフィルタ処理を行う。フィルタ処理後の計量信号は、後述する算出部35bに送信され、その後計量ホッパ5に保持されている物品の重量(計量値)として、計量ホッパ5別に記憶部34に記憶される。
(2−6−4)記憶部
記憶部34には、CPUが読み出して実行するためのプログラムや、演算処理のために必要な各種情報やデータ等が記憶される。また、記憶部34は、基準点位置記憶領域34aと、基準点入力記憶領域34bとを有する。
(2−6−4−1)基準点位置記憶領域
基準点位置記憶領域34aには、後述する画像設定部35gにおいて使用される基準点の3次元の位置情報が記憶される。基準点位置記憶領域34aに記憶された情報は、画像設定部35gにより、後述する画像処理部35fが平面視画像101の生成のために使用するパラメータが導出される際に、画像設定部35gの情報呼出部35gaにより呼び出される。
なお、基準点とは、組合せ計量装置1の所定の部分であり、3次元の位置情報が初期値として登録されている点を指す。ここでは、放射フィーダ3の外縁側の角部(例えば、図4の角部3−1a,3−5a,3−12a等を指す)を指す。
(2−6−4−2)基準点入力記憶領域
基準点入力記憶領域34bには、タッチパネル10から入力される基準点情報である、カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報が記憶される。基準点入力記憶領域34bに記憶された情報は、画像設定部35gにより、画像処理部35fが平面視画像101の生成のために使用するパラメータが導出される際に、情報呼出部35gaにより呼び出される。
なお、カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報とは、例えば図4のようにタッチパネル10に表示されるカメラ60の撮影画像内での基準点の位置情報である。
(2−6−5)演算処理部
(2−6−5−1)加振部
加振部35aは、分散テーブル2および放射フィーダ3の振動を制御することで、分散テーブル2および放射フィーダ3による物品の搬送を制御する。
具体的には、加振部35aは、分散テーブル2および各放射フィーダ3の下方に設置された図示しない電磁石に電磁力を間欠的に発生させることで、分散テーブル2および放射フィーダ3を振動させる。加振部35aは、記憶部34に記憶された、分散テーブル2および放射フィーダ3−1〜14の振動強度と、放射フィーダ3−1〜14の振動時間を用いて振動の制御を行う。その結果、分散テーブル2では、所定の量の物品が分散テーブル2の周方向に分散させられながら、半径方向外向きに放射フィーダ3まで搬送される。各放射フィーダ3−1〜14では、所定の量の物品が放射フィーダ3−1〜14の外縁方向にプールホッパ4−1〜14まで搬送される。
なお、加振部35aは、各放射フィーダ3−1〜14の起動および停止を個別に制御する。つまり、加振部35aは、放射フィーダ3−1〜14の属するヘッド40−1〜14のプールホッパ4−1〜14が空の場合にのみ、その放射フィーダ3−1〜14を振動させ、物品を搬送させる。
(2−6−5−2)算出部
算出部35bは、ロードセル20−1〜14別に、DSP33によりフィルタ処理されたロードセル20−1〜14の計量信号を受ける。そしてロードセル20−1〜14別の計量信号を、各ロードセル20−1〜14の設けられた計量ホッパ5−1〜14内の物品の重量値(計測値)として記憶部34に記憶させる。
また、算出部35bでは、放射フィーダ3−1〜14別の搬送量を算出する処理を行う。ここでは、搬送量を、放射フィーダ3−1〜14が搬送する物品の量の平均値として求める。より具体的には、算出部35bは、フィルタ処理されたロードセル20−1〜14の計量信号から求まる重量値の平均値を計量ホッパ5−1〜14別(ロードセル20−1〜14別)に算出し、その計量ホッパ5−1〜14の属するヘッド40−1〜14の放射フィーダ3−1〜14の搬送量として記憶部34に記憶させる。
なお、上記の搬送量の算出方法は一例であり、算出部35bは、搬送量の平均を算出することに代えて、フィルタ処理されたロードセル20−1〜14の計量信号から求まる毎回の重量値を、搬送量として算出してもよい。
(2−6−5−3)組合せ演算部
組合せ演算部35cは、記憶部34に記憶された組合せ演算プログラムを使用し、組合せ演算を行う。より具体的には、組合せ演算部35cは、記憶部34に記憶されている計量ホッパ5−1〜14別の物品の重量値を基に、重量値の合計が所定の目標重量範囲になるように組合せ演算を行う。そして、組合せ演算の結果に基づき、複数の計量ホッパ5−1〜14を選択する。組合せに選択された計量ホッパ5−1〜14の情報は、WH開閉部35eに送信される。記憶部34に記憶されていた物品の重量値のデータのうち、組合せに選択された計量ホッパ5−1〜14の重量値のデータはリセットされる。
(2−6−5−4)PH開閉部
PH開閉部35dは、いずれかの第1計量ホッパ5−1〜14が空である場合に、その計量ホッパ5−1〜14の上方に配置されるプールホッパ4−1〜14のPHゲート4aを、ステッピングモータ40a−1〜14を動作させて開く。その後、再びステッピングモータ40a−1〜14を動作させて、PHゲート4aを閉じる。
(2−6−5−5)WH開閉部
WH開閉部35eは、組合せ演算部35cから、組合せ演算により選択された計量ホッパ5−1〜14の組合せの情報を受け、選択された組合せに含まれる計量ホッパ5−1〜14のWHゲート5aを、ステッピングモータ50a−1〜14を動作させて開く。その後、再びステッピングモータ50a−1〜14を動作させて、WHゲート5a−1を閉じる。
(2−6−5−6)画像処理部
画像処理部35fは、2台のカメラ60により撮影された、図4のような分散テーブル2および放射フィーダ3の斜め上方からの画像(動画)を合成して、図5のような分散テーブル2および放射フィーダ3を分散テーブル2の中心部上方から見た平面視画像101(動画)を生成する。平面視画像101は、後述するタッチパネル10に表示される。
図4に示すように、分散テーブル2および放射フィーダ3の斜め上方からのカメラ60の画像では死角になる部分が存在するが、複数の(本実施例では2台の)カメラ60により撮影された画像を合成することで、死角のない平面視画像101を得ることができる。
平面視画像101の生成は、例えば以下のような原理で行われる。
まず、カメラ60により撮影された画像の座標変換が行われ、仮想の水平面に投影された投影画像が生成される。次に、この投影画像が座標変換され、仮想のカメラ(分散テーブル2の中心部上方に位置する仮想のカメラ)から見た上方視点画像が生成される。この上方視点画像を複数の(ここでは2台の)カメラ60について重ね合わされることで、平面視画像101が生成される。
なお、実際には、画像処理部35fは、座標変換を2段階で実施するのではなく、後述する画像設定部35gにより求められた座標変換および画像合成のためのパラメータを用いて、2台のカメラ60により撮影された画像を仮想のカメラから見た平面視画像101に直接変換する。
具体的には、例えば特開2003−256874号公報に記載されるような方法で平面視画像101が生成される。ただし、これに限定されるものではなく、カメラ60により撮影された画像を基に、平面視画像101を生成する様々な手法を適用可能である。
(2−6−5−7)画像設定部
画像設定部35gは、例えば初期設定時やメンテナンス時等、カメラ60が設置又交換される際にカメラ60によって撮影された画像を基に、通常運転時に画像処理部35fが平面視画像101を生成するために必要なパラメータを導出する。すなわち、画像設定部35gは、画像処理部35fが平面視画像101を生成するための初期設定を行う。
画像設定部35gは、情報呼出部35gaとパラメータ算出部35gbとを有する。
(2−6−5−7−1)情報呼出部
情報呼出部35gaは、画像設定部35gにより、画像処理部35fが平面視画像101を生成するために必要なパラメータが導出されるタイミングで、基準点位置記憶領域34aに記憶されている基準点の3次元の位置情報と、基準点入力記憶領域34bに記憶されている、カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報と、を呼び出す。
(2−6−5−7−2)パラメータ算出部
パラメータ算出部35gbは、情報呼出部35gaが呼び出した2種類の位置情報を用いて、画像処理部35fが平面視画像101を生成するために必要なパラメータを算出する。
上述のように基準点は3次元情報が既知の点であるため、基準点がカメラ60の撮影した画像の中でどのように見えるかが分かれば、カメラ60の撮影位置が算出可能である。カメラ60の撮影位置が算出されれば、平面視画像101を生成するためのパラメータの導出が可能である。
なお、パラメータ算出部35gbは、パラメータを実際に算出する代わりに、カメラ60の撮影位置に対して準備されたパラメータを記憶部34に記憶し、カメラ60の撮影位置に応じて記憶部34からパラメータを呼び出してパラメータを導出してもよい。この場合でも、カメラ60の撮影位置の算出は、パラメータ算出部35gbで実施される。
(2−6−5−8)出力回転部
出力回転部35hは、タッチパネル10に出力される画像を回転させる。
具体的には、後述するタッチパネル10の画像回転ボタン156が押されると、出力回転部35hは、平面視画像101を、平面視画像101内の分散テーブル2の図心を中心として回転させる。回転の詳細については、タッチパネル10の表示に関する説明の中で詳述する。
また、後述するように、タッチパネル10にはヘッド40−1〜14に関する種々の情報(ヘッド40−1〜14を識別するための符号、分散テーブル2および各放射フィーダ3−1〜14の稼動状態、各放射フィーダ3−1〜14の搬送量等)が表示されるが、出力回転部35hは、これらの情報についても、平面視画像101と対応するように回転させる。
(2−7)タッチパネル
タッチパネル10は、入力と出力の両機能を兼ね備えた液晶ディスプレイ(LCD)であり、入力部および出力部として機能する。タッチパネル10は、組合せ計量に関する各種設定等の入力を受けると共に、組合せ計量装置1の運転状態等を表示する。図6は、タッチパネル10の表示画面の一例である。
ユーザは、タッチパネル10に表示されるボタン等を押すことで、組合せ計量装置1に各種入力を行う。タッチパネル10に入力される情報には、画像設定部35gに使用される、カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報が含まれる。カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報は、タッチパネル10から入力される基準点情報の一例である。
カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報は、以下のようにして入力される。タッチパネル10のLCDには、初期設定時やメンテナンス時に1のカメラ60により撮影された実際の画像、例えば図4が表示される。作業者は、この画像の中の基準点(図4の放射フィーダ3の角部3−1a,3−5a,3−12a)の位置を、タッチパネル10により指示する。この操作を繰り返し行って、1のカメラ60の撮影した画像に対して最低3つの基準点の位置を入力する。他のカメラ60についても同様の入力操作を行う。タッチパネル10に入力された、カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報は、基準点入力記憶領域34bに記憶される。
タッチパネル10の表示および操作については後述する。
(2−8)カメラ
カメラ60は、分散テーブル2および放射フィーダ3の画像(動画)を撮影する。
カメラ60は、組合せ計量装置1(組合せ計量装置1の支持部7を含む)の上方の空間であって、分散テーブル2の直上の空間から外れた位置に、作業通路92の上空にはみ出さないように2台配置される。
より具体的には、カメラ60は、図1のように、分散テーブル2および放射フィーダ3より上方であって、供給コンベア90に形成された物品排出口90aよりも低い位置に設置される。また、カメラ60は、分散テーブル2およびヘッド40の上方の空間にはみ出さないよう、図2のように組合せ計量装置1の支持部7の上方に設置される。なお、カメラ60は、図1のように、支持部7から上方に延びる支柱7aにより固定される。また、2台のカメラ60は、図2のように、平面視において、分散テーブル2の中心に対し、点対称に配置される。カメラ60のレンズ60aは、分散テーブル2の中心方向を向いている。
なお、カメラ60の配置、向き、および台数は例示であり、これに限定されるものではない。ただし、欠けのない平面視画像101を生成するため、分散テーブル2および放射フィーダ3の全体がいずれかのカメラ60では撮影されるようにカメラ60は配置される。また、カメラ60は3台以上であってもよいが、設置費用の観点から台数は少ない方が望ましい。
カメラ60のレンズ60aは、水平画角が90°以上の広画角レンズである。水平画角が90°以上のレンズ60aが使用されるのは、分散テーブル2およびヘッド40を組合せ計量装置1の上方空間であって、供給コンベア90に形成された物品排出口90aよりも低い位置に設置する場合(撮影対象である分散テーブル2およびヘッド40に近づけて設置する場合)に、少ない台数のカメラ60で平面視画像の生成に必要な画像を得るためである。
(3)タッチパネルの表示および操作
タッチパネル10の表示および操作について、特に平面視画像101と関連する内容について説明する。
タッチパネル10の液晶画面には、左側に平面視画像101が、右側にレーダーグラフ102が、並べて表示される。平面視画像101の上方には、組合せ演算の結果を示す数値103がほぼリアルタイムに表示される。さらにタッチパネル10には、表示/非表示切替ボタン150〜153と、設定ボタン154,155と、画像回転ボタン156とが表示される。
(3−1)平面視画像
平面視画像101は、画像処理部35fにより生成された平面視画像101であり、分散テーブル2および放射フィーダ3の状況をほぼリアルタイムに示している。平面視画像101の周囲に記載される数字101aは平面視画像101内のヘッド40−1~14を識別するための符号であるが、同時に放射フィーダ3−1〜14および計量ホッパ5−1〜14を識別する符号となっている。
(3−2)レーダーグラフ
レーダーグラフ102は、同心円状に配置された半径の異なる6つの円が半径方向に延びる直線により分割された、14個の扇形形状のエリア102bを有する。
レーダーグラフ102には、分散テーブル2に関する情報と、ヘッド40−1〜14に関する情報、特には放射フィーダ3−1〜14に関する情報とが表示される。放射フィーダ3−1〜14に関する情報は、放射フィーダ3−1〜14別に情報が表示される。具体的には、14個のエリア102bそれぞれに、1の放射フィーダ3−1〜14に関する情報が、実際の放射フィーダ3−1〜14と同じ並びで(放射フィーダ3−1から反時計回りに識別のための数字が大きくなるように)表示される。エリア102bの、1番外側の円とその1つ内側の円との間の数字102aは、そのエリア102bがどのヘッド40−1〜14の(放射フィーダ3−1〜14の)情報を表示しているかを示す。
レーダーグラフ102の表示についてより具体的に説明する。
図6では、レーダーグラフ102内に、分散テーブル2および各フィーダ3−1〜14の運転および停止の表示の他、放射各放射フィーダ3−1〜14の振動強度および振動時間(これらの情報を各放射フィーダ3−1〜14の稼動状態に関する情報と呼ぶ)、各放射フィーダ3−1〜14の搬送量、分散テーブル2の振動強度が表示されている。
図6では、各放射フィーダ3−1〜14の振動時間が丸印104aで、各放射フィーダ3−1〜14の振動強度が三角印104bで、各放射フィーダ3−1〜14の搬送量が四角印104cで、分散テーブル2の振動強度が逆三角印104dで表示される。前述のように、各放射フィーダ3−1〜14の振動時間および振動強度、分散テーブル2の振動強度は初期値として、又は、タッチパネル10からの入力により更新され、記憶部34に記憶されている情報である。搬送量は、算出部35bにより算出され、記憶部34に記憶されている値である。なお、レーダーグラフ102では、円の中心から径方向に遠ざかる程大きい値を意味している。
なお、図6から分かるように、平面視画像101の周囲に配される数字101aと、レーダーグラフ102内の数字102aとは、同じ位置に同じ数字が記載されている。例えば、平面視画像101内の分散テーブル2の図心に対しておおよそ3時の方角に位置する数字101aは4であり、レーダーグラフ102内の円の中心に対しておおよそ3時の方角に位置する数字102aも4である。言い換えれば、平面視画像101内の放射フィーダ3−1〜14とレーダーグラフ102内の放射フィーダ3−1〜14に関する情報とは、一目で対応が把握できるように、対応させて表示されている。
また、レーダーグラフ102として表示される一部の図形は、作業者の入力を受けるボタンとしての機能も有する。具体的には、エリア102bの、数字102aの表示される1番外側の円とその1つ内側の円との間の部分は、作業員が数字102aに対応する放射フィーダ3−1〜14に関する設定を行う際に使用する選択ボタン157として機能する。作業員が選択ボタン157を押すと、押された選択ボタン157部分の数字102aに対応する放射フィーダ3−1〜14に関する設定、より具体的には、放射フィーダ3−1〜14の振動時間および振動強度の設定を行うことが可能となる。詳細は後述する。
(3−3)表示/非表示切替ボタン
表示/非表示切替ボタン150〜153は、それぞれ、レーダーグラフ102に各放射フィーダ3−1〜14の振動時間、振動強度、搬送量、および分散テーブル2の振動強度を表示させる際に使用されるボタンである。作業員が各表示/非表示切替ボタン150〜153を押すとそれに対応するシンボルがレーダーグラフ102上に表示され、再度同じ表示/非表示切替ボタンを押すと、対応するシンボルは非表示となる。
(3−4)設定ボタン
設定ボタン154,155は、各放射フィーダ3−1〜14および分散テーブル2に関する設定値を変更する際に使用されるボタンである。具体的には、設定ボタン154,155を用いて、各放射フィーダ3−1〜14の振動時間及び振動強度と、分散テーブル2の振動強度と、の設定を行うことが可能である。
各放射フィーダ3−1〜14の振動時間を設定する場合には、まず表示/非表示切替ボタン150を押して振動時間のシンボルをレーダーグラフ102上に表示させる。次に、振動時間を変更したい放射フィーダ3−1〜14の属するヘッド40−1〜14に対応した符号が付された選択ボタン157を押し、振動時間の変更対象となる放射フィーダ3−1〜14を決定する。そして、振動時間を増加させたい場合には設定ボタン154を押し、減少させたい場合には設定ボタン155を押す。これによって、振動時間の変更対象に選ばれた放射フィーダ3−1〜14の振動時間を増加又は減少させることができる。なお、振動時間の変更は複数の放射フィーダ3−1〜14に対して同時に行うことも可能である。
放射フィーダ3−1〜14の振動強度を設定する場合についても同様である。
分散テーブル2の振動強度を設定する場合には、まず表示/非表示切替ボタン153を押して分散テーブル2の振動強度のシンボルをレーダーグラフ102上に表示させる。そして、振動強度を増加させたい場合には設定ボタン154を押し、減少させたい場合には設定ボタン155を押す。これによって、分散テーブル2の振動強度を増加又は減少させることができる。
例えば、タッチパネル10において、レーダーグラフ102からある放射フィーダ3−1〜14の物品の搬送量が所定の範囲より少ないことが確認され、平面視画像101からその放射フィーダ3−1〜14の搬送力不足と判断された場合には、タッチパネル10からその放射フィーダ3−1〜14の振動時間や振動強度を大きくする操作を行うことができる。また、操作の結果についても平面視画像101とレーダーグラフ102とによりタッチパネル10から確認できる。
また、例えば、平面視画像101から分散テーブル2の搬送力が不足していると判断された場合には、タッチパネル10から分散テーブル2の振動強度を大きくする操作を行うことができ、操作の結果を平面視画像101で確認できる。
(3−5)画像回転ボタン
画像回転ボタン156は、平面視画像101およびレーダーグラフ102の表示を回転させるためのボタンである。具体的には、画像回転ボタン156を押すことでヘッド40ひとつ分ずつ、平面視画像101およびレーダーグラフ102が反時計回りに回転する。つまり、画像回転ボタン156が1回押されると、平面視画像101においては、現在ヘッド40−2の画像が表示されている部分にヘッド40−1の画像が表示されるよう反時計回りに回転した画像がタッチパネル10に表示される。言い換えれば、本実施例ではヘッド40の数は14なので、画像回転ボタン156が押されるたびに約25.7°反時計回りに回転する。これにあわせて、図7の表示のように、ヘッド40を識別する数字101aも図6の表示からの反時計回りに1つずつずれる。また、レーダーグラフ102についても、これに対応して反時計回りに表示が回転する。つまり、図6においてはヘッド40−2(放射フィーダ3−2)に関する情報が表示されているエリア102bに、図7のようにヘッド40−1(放射フィーダ3−1)に関する情報が表示されるように反時計回りに表示が回転し、数字102aも反時計回りに1つずつずれて表示される。
ただし、分散テーブル2の振動強度に関する逆三角印104dは、回転すると逆に認識しづらいため、画像回転ボタン156を押しても回転しない。
なお、画像回転のための処理は、出力回転部35hにより行われる。
(4)組合せ計量装置の特徴
(4−1)
本実施形態に係る組合せ計量装置1は、分散部である分散テーブル2と、14個の放射フィーダ3−1〜14と、2台のカメラ60と、処理部としての制御部30の有する画像処理部35fと、出力部としてのタッチパネル10と、を備える。分散テーブル2は、多数の物品の供給を受け付けて分散させる。放射フィーダ3−1〜14は、分散テーブル2から放射状に延びるように配置され、分散テーブル2により分散された物品を受け付け、分散テーブル2から遠ざかる方向に搬送する。カメラ60は、分散テーブル2の直上の空間から外れた位置に配置され、分散テーブル2および放射フィーダ3−1〜14の画像を撮影する。画像処理部35fは、カメラ60の撮影した画像を合成して分散テーブル2および放射フィーダ3−1〜14の平面視画像101を生成する。タッチパネル10は、平面視画像101を出力する。
これにより、分散テーブル2および放射フィーダ3−1〜14の平面視画像101が生成され出力されるので、分散テーブル2の直上の空間にカメラを設けることが難しい場合でも、作業員が分散テーブル2および放射フィーダ3―1〜14の状態を正確に把握しやすい。そのため、異常発生時にも、作業員が平面視画像をもとに異常原因を推定し、直ちに必要な対応をとることが容易になる。例えば、その異常が、組合せ計量装置1の異常であるのか(例えば、物品が供給コンベア90から供給されていないということはないか)、タッチパネル10の操作で解消できるものなのか、放射フィーダ3−1〜14でのつまり発生等現場での対応が必要なものなのか等が判断しやすい。
また、複数の(2台)のカメラ60の撮影画像を合成することで平面視画像が生成されるので、物品の供給コンベア90等の遮蔽物により1台のカメラ60の撮影画像ではカメラ60に写らない死角が生じる場合でも、遮蔽物の影響を受けることなく分散テーブル2と放射フィーダ3の状態を把握できる。
(4−2)
本実施形態に係る組合せ計量装置1は、設定部である画像設定部35gをさらに備える。画像設定部35gは、例えば、初期設定時、メンテナンス時等にカメラ60によって撮影された画像を基に、通常運転時(第2期間)に画像処理部35fがカメラ60により撮影された画像を用いて平面視画像101を生成するための設定を行う。
つまり、画像設定部35gが、初期設定時やメンテナンス時等(第1期間)にカメラ60によって撮影された画像を基に平面視画像101の生成のための設定を行うので、カメラ60の位置を変えても、その位置で撮影されたカメラ60の画像に基づいて平面視画像が生成できる。その結果、カメラ60の設置位置を現場状況に応じて変更できる。すなわち、カメラ60の設置位置に制限がある場合でも、分散テーブル2と放射フィーダ3との平面視画像を得やすい。
(4−3)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、入力部としてのタッチパネル10をさらに備える。画像設定部35gは、基準点入力記憶領域34bに記憶された、タッチパネル10に入力された、カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報(基準点情報)に基づいて設定を行う。
これにより、平面視画像の生成のための設定が正確に実行される。その結果、正確な平面視画像を得ることが容易になる。
(4−4)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、タッチパネル10に、平面視画像101と同時に、分散テーブル2および放射フィーダ3−1〜14の稼働状態がレーダーグラフ102で出力される。
これにより、分散テーブル2や放射フィーダ3が適切に稼働しているかを1つの画面で認識可能である。その結果、例えば異常時等に、作業員がどのような対策をとればよいかを適切に判断することが容易になる。
(4−5)
さらに、タッチパネル10には、分散テーブル2および各放射フィーダ3−1〜14に対応する位置に放射フィーダ3−1〜14の稼働状態が出力される。つまり、平面視画像101とレーダーグラフ102とが対応するように出力される。
これにより、平面視画像101と、各放射フィーダ3−1〜14の稼動状態とを関連付けて把握することが容易で、作業員の利便性を高めることができる。
(4−6)
本実施形態に係る組合せ計量装置1は、複数の計量部として複数の計量ホッパ5−1〜14と、算出部35bとをさらに備える。計量ホッパ5−1〜14は、放射フィーダ3−1〜14の外縁側(分散テーブル2から遠ざかる方向)の前方側の端部の下方にそれぞれ配置され、放射フィーダ3−1〜14から、プールホッパ4−1〜14を介して、物品を受け、受けた物品の計量を行う。算出部35bは、計量ホッパ5−1〜14の計量結果を基に、放射フィーダ3−1〜14別の搬送量を算出する。タッチパネル10には、平面視画像101と同時に、算出部35bの算出結果が出力される。
これにより、作業員が平面視画像101と放射フィーダ3−1〜14の搬送量とを関連付けて把握すること容易である。その結果、例えば異常時等に、作業員がどのような対策をとればよいかを適切に判断することが容易になる。
また、タッチパネル10に表示される平面視画像101および放射フィーダ3−1〜14の搬送量を基に、以下のような対応をとることができる。
あるヘッド40−1〜14における搬送量が少ないときに、平面視画像101で該当ヘッド40−1〜14の放射フィーダ3−1〜14を確認する。そして、もし、その放射フィーダ3−1〜14上に商品が十分にあれば、その放射フィーダ3−1〜14の振動強度または振動時間を増加させる。一方、もし、その放射フィーダ3−1〜14上に商品がまばらにしかないときには、分散テーブル2から放射フィーダ3−1〜14への商品の供給が不十分と判断できるので、分散テーブル2の振動強度または振動時間を増加させるか、分散テーブル2上の商品積載量を多くする。つまり、適切な対応が容易に選択できる。
(4−7)
さらに、タッチパネル10には、平面視画像101内の各放射フィーダ3−1〜14に対応する位置に、各放射フィーダ3−1〜14に関する搬送量の算出結果が出力される。
これにより、平面視画像101と放射フィーダ3−1〜14の搬送量とを関連付けて把握することがさらに容易になり、作業員の利便性が高められる。
(4−8)
また、本実施形態に係る組合せ計量装置1では、放射フィーダ3−1〜14には、各放射フィーダ3−1〜14を識別するための符号がそれぞれ付される。タッチパネル10には、平面視画像101と同時に、平面視画像101内の各放射フィーダ3−1〜14に対応する位置に符号が出力される。
これにより、平面視画像101から、どの放射フィーダ3−1〜14に問題が発生しているかが正確に把握できる。
(4−9)
また、本実施形態に係る組合せ計量装置1では、タッチパネル10は、平面視画像101を、平面視画像101内の分散テーブル2の図心を回転中心として平面内で回転させて出力する。
これにより、作業員が、最も把握しやすい状態に平面視画像101を回転させて出力することが可能である。その結果、作業員が平面視画像101の内容を誤認することを防止できる。
(4−10)
また、本実施形態に係る組合せ計量装置1では、カメラ60は、組合せ計量装置1の上方に配置される。
これにより、カメラ60が作業員の作業や通行の邪魔になりにくい。組合せ計量装置1の周囲には作業員の作業通路92が設置されていても、カメラ60を組合せ計量装置1の上方に配置すれば、作業員の通行や作業に影響を与えることが少ない。また、カメラ60に作業員がぶつかり負傷する等の事故を未然に防ぐことができる。
(4−11)
さらに、本実施形態に係る組合せ計量装置1では、カメラ60は水平画角が90°以上のレンズ60aを有する。
これにより、撮影対象の近くに(組合せ計量装置1の上方に)カメラ60を配置していても、少ないカメラ60の台数で(本実施形態では2台で)、分散テーブル2および放射フィーダ3−1〜14の平面視画像101を生成するために必要な画像を得ることができ、カメラ60の設置費用を抑制できる。
(5)変形例
(5−1)変形例A
本実施形態に係る組合せ計量装置は、図1に示すように放射状に延びた放射フィーダ3の下方に、円周状に14個の計量ホッパ5を配置した円周形であったが、本発明は、図8の平面図に示すいわゆるリニアタイプの組合せ計量装置にも適用できる。図8において、搬送コンベア290は、N個の供給孔212−iをもつ供給ホッパ202(分散部)に被計量物である物品を落下させる。物品は、各供給孔212−iに対応した駆動フィーダ203−iを経て、直線状に配置された計量ホッパ205−iに投入される。この場合でも、例えば、図8に示す位置にカメラ260を設置してその撮影画像を基に平面視画像を生成し、その画像をタッチパネル等の出力部に表示することで、作業員が供給ホッパ202および駆動フィーダ203−iの状態を把握しやすい。なお、カメラ260の配置、向き、および数量は例示であり、これに限定されるものではない。
(5−2)変形例B
上記の実施形態に係る組合せ計量装置1では、タッチパネル10に、平面視画像101と同時に、分散テーブル2および放射フィーダ3−1〜14に関する情報が表示されたがこれに限定されるものではない。
例えば、平面視画像101と同時に、組合せ演算部35cにより組合せに選ばれたヘッド40−1〜14(計量ホッパ5−1〜14)が表示されてもよい。例えば、レーダーグラフ102において、組合せ演算部35cにより組合せに選ばれたヘッド40−1〜14に対応するエリア102bの色が変わる等の方法で組合せに選ばれたことが示されてもよい。
また、例えば、平面視画像101と同時に、ヘッド40−1〜14(計量ホッパ5−1〜14)の組合せ演算部35cによる選択率(組合せに選ばれる確率)がレーダーグラフ102に表示されてもよい。
この場合でも、平面視画像101と、組合せ計量装置1の稼動状態とを関連付けて把握することができ、作業員が異常時等の対応を適切に判断する上で有効である。
(5−3)変形例C
上記の実施形態に係る組合せ計量装置1では、タッチパネル10に、平面視画像101とレーダーグラフ102とが左右に並べて表示されるが、これに限定されるものではない。例えば、平面視画像101とレーダーグラフ102とを重ねて表示してもよい。これにより、目視による得られる情報と定量的な情報とを関連付けて理解することが更に容易になる。
(5−4)変形例D
上記の実施形態に係る組合せ計量装置1では、タッチパネル10に、レーダーグラフ102により放射フィーダ3−1〜14の振動時間、振動強度、および搬送量が表示されるが、これに限定されるものではなく、数字でこれらの情報が表示されてもよい。
(5−5)変形例E
上記の実施形態に係る組合せ計量装置1では、タッチパネル10のレーダーグラフ102には、放射フィーダ3−1〜14の振動時間及び振動強度および搬送量と、分散テーブル2の振動強度が表示されたが、これに限定されるものではなく、例えば、分散テーブル2の振動時間等が表示されてもよい。
この場合、タッチパネル10からの入力により、分散テーブル2の振動時間等が変更されてもよい。
(5−6)変形例F
上記の実施形態に係る組合せ計量装置1では、タッチパネル10に入力された基準点情報を基に画像設定部35gが画像処理部35fの平面視画像101生成のためのパラメータを導出するが、これに限定されるものではない。
例えば、画像設定部35gは、カメラ60により撮影された画像から自動で基準点の位置を見つけ出し、画像処理部35fの平面視画像101生成のためのパラメータを導出してもよい。
1 組合せ計量装置
2 分散テーブル(分散部)
3(3−1〜14) 放射フィーダ
5(5−1〜14) 計量ホッパ
10 タッチパネル(入力部、出力部)
20(20−1〜14) ロードセル(計量部)
35b 算出部
35f 画像処理部(処理部)
35g 画像設定部(設定部)
60 カメラ
60a レンズ
101 平面視画像
101a 数字(識別のための符号)
特許第3325897号公報
本発明は、複数の物品の計量値の組合せ演算を行う組合せ計量装置に関する。
従来、組合せ計量装置において、物品の供給を受けた分散部およびフィーダの状態を確認するため、カメラが設けられる場合がある。例えば、特許文献1(特許第3325897号公報)には、分散部(分散フィーダ)の直上と、フィーダ(駆動フィーダ)の周方向に沿う方向と、分散部およびフィーダの斜め上方と、にカメラを設けた事例が開示されている。
一般に、組合せ計量装置を制御する制御盤(制御部)は、分散部およびフィーダと離れた位置に配置されることが多い。そのため、特に、特許文献1のように分散部の直上にカメラを設け、分散部および放射フィーダを見下ろした画像を作業員が制御盤近くで見ることができれば、作業員は制御盤で操作を行いながら分散部およびフィーダの状態を容易に把握でき利便性が高い。
しかし、実際には、分散部の直上にカメラを設置することは、製品への異物混入の観点から実現が難しい場合が多い。また、組合せ計量装置を設置する建屋の天井高さ等の問題で、分散部の直上にカメラを設置できないことも多い。さらに、分散部の直上には、分散部まで物品を移送する供給コンベア等が配置されるため、供給コンベア等によるカメラの死角が生じやすい。
一方、分散部およびフィーダを斜め上方から又は水平方向から、分散部およびフィーダの状態をカメラで撮影することは可能な場合が多い。しかし、このような画像からは、物品の分散や搬送の概況は把握できても、物品の搬送量等を作業員が直感的に把握することは難しい。つまり、分散部およびフィーダを斜め上方から又は水平方向から撮影した画像では、作業員が十分な情報を得られるとは言い難い。
本発明の課題は、組合せ計量部の分散部の直上に分散部およびフィーダを俯瞰できるカメラを設置することが困難な場合に、分散部およびフィーダの状態を容易に把握可能な組合せ計量装置を提供することにある。
本発明に係る組合せ計量装置は、分散部と、複数の放射フィーダと、複数のカメラと、処理部と、出力部と、を備える。分散部は、多数の物品の供給を受けて分散させる。放射フィーダは、分散部から放射状に延びるように配置され、分散部により分散された物品を受け、分散部から遠ざかる方向に搬送する。カメラは、分散部の直上の空間から外れた位置に配置され、分散部および放射フィーダの画像を撮影する。処理部は、カメラの撮影した画像を合成して分散部および放射フィーダの平面視画像を生成する。出力部は、平面視画像を出力する。
ここでは、組合せ計量装置は、分散部および放射フィーダを分散部の直上以外の空間から撮影する複数のカメラを備え、カメラの撮影画像を合成して分散部と放射フィーダの平面視画像を生成し、出力する。分散部および放射フィーダの平面視画像が出力されるので、分散部の直上の空間にカメラを設けることが難しい場合でも、作業員が分散部および放射フィーダの状態を正確にかつリアルタイムで把握できる。そのため、異常発生時にも、作業員が平面視画像をもとに異常原因を推定し、直ちに必要な対応をとることが容易になる。
さらに、複数のカメラの撮影画像を合成することで平面視画像が生成されるので、物品の供給コンベア等の遮蔽物により1台のカメラの撮影した画像ではカメラに写らない死角が生じる場合でも、遮蔽物の影響を受けることなく分散部と放射フィーダの状態を把握しやすい。
また、本発明に係る組合せ計量装置は、設定部をさらに備えることが望ましい。設定部は、第1期間にカメラによって撮影された画像を基に、第2期間に処理部がカメラにより撮影された画像を用いて平面視画像を生成するための設定を行うことが望ましい
ここでは、設定部が第1期間(初期設定時やメンテナンス時等)にカメラによって撮影された画像を基に平面視画像の生成のための設定を行う。つまり、カメラの位置を変えても、第1期間にその位置で撮影されたカメラの画像に基づいて、平面視画像生成できる。その結果、カメラの設置位置を現場状況に応じて変更できる。すなわち、カメラの設置位置に制限がある場合でも、分散部と放射フィーダとの平面視画像を得ることが容易である。
さらに、本発明に係る組合せ計量装置は、入力部をさらに備えることが望ましい。設定部は、入力部に入力された基準点情報に基づいて設定を行うことが望ましい。
ここでは、入力部からの基準点情報を用いることで、平面視画像の生成のための設定が正確に実行される。その結果、正確な平面視画像を得ることが容易になる。
また、本発明に係る組合せ計量装置の出力部には、平面視画像と同時に、分散部および/又は放射フィーダの稼働状態が出力されることが望ましい。
ここでは、平面視画像と、分散部および/又は放射フィーダの稼働状態が同時表示されるため、分散部や放射フィーダが適切に稼働しているかを1つの画面で認識可能である。その結果、例えば異常時等に、作業員がどのような対策をとればよいかを適切に判断することが容易になる。
さらに、出力部には、平面視画像内の分散部および/又は各放射フィーダに対応する位置に、分散部および/又は各放射フィーダの稼動状態が出力されることが望ましい。
ここでは、平面視画像と、分散部および/又は各放射フィーダの稼動状態とを関連付けて把握することが容易で、作業員の利便性を高めることができる。
また、本発明に係る組合せ計量装置は、複数の計量部と、算出部とをさらに備えることが望ましい。計量部は、放射フィーダの分散部から遠ざかる方向の前方側の端部の下方にそれぞれ配置され、放射フィーダから物品を受け、受けた物品の計量を行うことが望ましい。算出部は、計量部の計量結果を基に、放射フィーダ別の搬送量を算出することが望ましい。出力部には、平面視画像と同時に、算出部の算出結果が出力されることが望ましい。
ここでは、分散フィーダの搬送量が平面視画像と共に表示される。そのため、作業員が平面視画像と分散フィーダの搬送状態とを関連付けて把握すること容易である。その結果、例えば異常時等に、作業員がどのような対策をとればよいかを適切に判断することが容易になる。
さらに、出力部には、平面視画像内の各放射フィーダに対応する位置に、各放射フィーダに関する算出結果が出力されることが望ましい。
ここでは、平面視画像と分散フィーダの搬送量とを関連付けて把握することがさらに容易で、作業員の利便性が高められる。
また、放射フィーダには、各放射フィーダを識別するための符号がそれぞれ付されることが望ましい。出力部には、平面視画像と同時に、平面視画像内の各放射フィーダに対応する位置に、符号が出力されることが望ましい。
ここでは、平面視画像の各放射フィーダに対応する位置に、放射フィーダを識別するための符号が同時表示されるため、平面視画像から、どの放射フィーダに問題が発生しているかが正確に把握できる。
また、出力部は、平面視画像を、平面視画像内の分散部の図心を回転中心として平面内で回転させて出力することが望ましい。
ここでは、作業員が、最も把握しやすい状態に平面視画像を回転させて出力することが可能である。その結果、作業員が平面視画像の内容を誤認することを防止できる。
また、本発明に係る組合せ計量装置は、支持部を更に備えることが望ましい。支持部は、分散部、放射フィーダ、カメラを支持することが望ましい。カメラは、支持部の上方であって、放射フィーダの直上を外れた空間に配置されることが望ましい。
ここでは、組合せ計量装置の支持部の上方にカメラが配置されるため、カメラが作業員の作業や通行の邪魔になりにくい。組合せ計量装置の周囲には作業員の作業通路が配置されることが多いが、カメラを組合せ計量装置の支持部の上方に配置すれば、作業員の通行や作業に影響を与えることが少ない。また、作業員がカメラにぶつかり負傷する等の事故を未然に防ぐことができる。
さらに、カメラは、水平画角が90°以上のレンズを有することが望ましい。
ここでは、撮影対象の近くに(組合せ計量装置の支持部の上方に)カメラを配置しても、少ないカメラの台数で、分散部および放射フィーダの平面視画像を生成するために必要な画像を得ることができ、カメラの設置費用を抑制できる。
本発明に係る組合せ計量装置は、分散部および放射フィーダを分散部の直上以外の空間から撮影する複数のカメラを備え、カメラの撮影画像を合成して分散部と放射フィーダの平面視画像を生成し、出力する。分散部および放射フィーダの平面視画像が出力されるので、分散部の直上の空間にカメラを設けることが難しい場合でも、作業員が分散部および放射フィーダの状態を正確にかつリアルタイムで把握できる。
本発明の一実施形態に係る組合せ計量装置の縦断面概略図である。 組合せ計量装置の概略平面図である。放射フィーダ、プールホッパの参照符号の一部を省略している。 組合せ計量装置の制御ブロック図である。 カメラにより撮影される画像の一例を示す概要図である。カメラで撮影される画像は動画である。なお、本図面では、分散テーブルおよび放射フィーダの部分の画像のみを示している。 画像処理部で生成される平面視画像の一例を示す図である。平面視画像は動画である。ヘッド、放射フィーダ、プールホッパの参照符号の一部を省略している。 タッチパネルに表示される表示の一例を示す図である。 画像回転ボタンを押すことで、図6のタッチパネルに表示される表示が変更された(回転した)状況を示す図である。 リニアタイプの組合せ計量装置を示す概略平面図である。
(1)全体構成
本発明の一実施形態に係る組合せ計量装置1を図1に示す。組合せ計量装置1は、複数の計量ホッパ5内の物品の計量値を組合せ演算し、組合せ演算の結果が所定の許容範囲内の値となる物品の組合せを選択し、その組合せに含まれる計量ホッパ5内の物品を組合せ計量装置1外に排出する。
組合せ計量装置1は、図示しない包装器等の上方に配置されるよう、架台91の上方に設置される。組合せ計量装置1の四方には、作業員が異常時やメンテナンス時等に組合せ計量装置1にアクセスできるよう作業通路92が設けられる。
組合せ計量装置1は、分散テーブル2と、14個のヘッド40と、集合排出シュート6と、タッチパネル10と、制御部30と、2台のカメラ60と、を有する。ヘッド40の数は例示であり、これに限定されるものではない。
ヘッド40は、図2のように、平面視において、分散テーブル2を中心として、環状に配置されている。ヘッド40には、それぞれ1〜14の番号が識別のための符号として付されている。各ヘッド40−1〜14は、図2のように、符号の番号が反時計回りに大きくなるように配置されている。それぞれのヘッド40は、放射フィーダ3、プールホッパ4、および計量ホッパ5を有する。各ヘッド40−1〜14に属する放射フィーダ3、プールホッパ4、および計量ホッパ5には、識別のための符号として各ヘッド40−1〜14と同じ番号が付されている。
(2)詳細構成
(2−1)分散テーブル
分散テーブル2は、扁平な円錐テーブル状の部材である。分散テーブル2は、分散テーブル2の上方にある供給コンベア90から被計量物である物品を受ける。分散テーブル2は、図示しない電磁石により振動させられることで、供給コンベア90から受けた物品を周方向に分散させながら半径方向に搬送し、放射フィーダ3に物品を供給する。分散テーブル2は分散部の一例である。
分散テーブル2から放射フィーダ3に搬送される物品の量は、主に分散テーブル2の振動強度により制御される。分散テーブル2の振動強度とは、後述する制御部30の加振部35aが分散テーブル2の図示しない電磁石を用いて発生させる、分散テーブル2の振動の振幅の大きさに関する数値である。分散テーブル2の振動強度の初期設定値は、後述する制御部30の記憶部34に記憶されている。作業員は、後述するタッチパネル10から、記憶部34に記憶された分散テーブル2の振動強度を更新可能である。
(2−2)放射フィーダ
放射フィーダ3は、分散テーブル2の周囲に放射状に延びるように配置される。放射フィーダ3は、分散テーブル2により分散された物品を受ける。各放射フィーダ3−1〜14は、図示しない電磁石により振動させられることで、物品を各放射フィーダ3−1〜14の外縁に向かって半径方向に搬送する。すなわち、各放射フィーダ3−1〜14は、分散テーブル2から遠ざかる方向に物品を搬送する。各放射フィーダ3−1〜14により搬送された物品は、各放射フィーダ3−1〜14の外縁側下方に配置されたプールホッパ4−1〜14に供給される。
各放射フィーダ3−1〜14により搬送される物品の量は、主に放射フィーダ3−1〜14別の振動強度と振動時間により制御される。放射フィーダ3の振動強度とは、後述する制御部30の加振部35aが放射フィーダ3の図示しない電磁石を用いて発生させる、放射フィーダ3の振動の振幅の大きさに関する数値である。放射フィーダ3の振動時間とは、後述する制御部30の加振部35aが、放射フィーダ3の振動を開始させてから振動を停止させるまでの1サイクルの時間である。各放射フィーダ3−1〜14の振動強度および振動時間の初期設定値は、後述する制御部30の記憶部34に記憶されている。作業員は、後述するタッチパネル10から、記憶部34に記憶された各放射フィーダ3−1〜14の振動強度および振動時間を更新可能である。
(2−3)プールホッパ
各プールホッパ(PH)4−1〜14は、そのプールホッパ4−1〜14が属するヘッド40−1〜14の各放射フィーダ3−1〜14の外縁側下方に配置される。各プールホッパ(PH)4−1〜14には、上方に配置された放射フィーダ3−1〜14から供給される物品が一時的に貯留される。
プールホッパ4は、その下部にPHゲート4aを有する。PHゲート4aが開くと、プールホッパ4の下方に配置された計量ホッパ5に物品が供給される。PHゲート4aは、図示しないリンク機構が、図3に示すステッピングモータ40a−1〜14により動作させられることで開閉する。ステッピングモータ40a−1〜14は、後述する制御部30のPH開閉部35dの指令により動作する。各PHゲート4aの開閉動作は、他のPHゲート4aの開閉動作と連動していない。つまり、各PHゲート4aの開閉動作は独立している。
(2−4)計量ホッパ
計量ホッパ(WH)5は計量部の一例である。各計量ホッパ5−1〜14は、その計量ホッパ5−1〜14が属するヘッド40−1〜14の各プールホッパ4−1〜14の直下に配される。つまり、計量ホッパ5−1〜14は、放射フィーダ3−1〜14の外縁側下方に配置される。各計量ホッパ5−1〜14は、プールホッパ4−1〜14から供給された物品の重量、すなわち放射フィーダ3−1〜14からプールホッパ4−1〜14を介して供給された物品の重量を、図3に示すロードセル20−1〜14により計量する。
計量ホッパ5は、その下部にWHゲート5aを有する。WHゲート5aは、図示しないリンク機構が、図3に示すステッピングモータ50a−1〜14により動作させられることで開閉する。ステッピングモータ50a−1〜14は、後述する制御部30のWH開閉部35eの指令により動作する。各WHゲート5aの開閉動作は、他のWHゲート5aの開閉動作と連動していない。つまり、各WHゲート5aの開閉動作は独立している。
図3に示すロードセル20−1〜14は、各計量ホッパ5−1〜14に保持される物品を計量する。ロードセル20−1〜14の物品の計量結果は計量信号として出力される。計量信号は、図示しない増幅器を介して後述する制御部30のマルチプレクサ31に随時送信される。ロードセル20−1〜14は、特開2001−343294号公報に記載されているような歪みゲージを含むロードセルであり、可動部と固定部とを有する起歪体の荷重負荷に伴う変位を歪みゲージの抵抗変化によって検出し、その検出結果を計量信号としてマルチプレクサ31に送信する。
(2−5)集合排出シュート
集合排出シュート6は、計量ホッパ5から供給される物品を集合させて組合せ計量装置1外に排出する。排出された物品は、集合排出シュート6の下方に配置される図示しない包装機等に供給される。
(2−6)制御部
制御部30は、図3のように、CPU、記憶部34、マルチプレクサ31、A/D変換器32、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)33等を備える。記憶部34はROMやRAM等からなる。
CPUは、制御部30において制御を担い、記憶部34に記憶されているプログラムを読み出し、演算処理部35として各種制御を実行する。演算処理部35は、図3のように、加振部35a、算出部35b、組合せ演算部35c、PH(プールホッパ)開閉部35d、WH(計量ホッパ)開閉部35e、画像処理部35f、画像設定部35g、および出力回転部35hとして機能する。
(2−6−1)マルチプレクサ
マルチプレクサ31は、後述するDSP33の命令に従い、ロードセル20−1〜14の計量信号から1の計量信号を選択し、A/D変換器32に送信する。
(2−6−2)A/D変換器
A/D変換器32は、マルチプレクサ31から受け取ったアナログ信号である計量信号を、DSP33から送信されるタイミング信号に従いデジタル信号に変換し、DSP33に送信する。
(2−6−3)DSP
DSP33は、A/D変換器32から送信されたデジタル信号に対してフィルタ処理を行う。フィルタ処理後の計量信号は、後述する算出部35bに送信され、その後計量ホッパ5に保持されている物品の重量(計量値)として、計量ホッパ5別に記憶部34に記憶される。
(2−6−4)記憶部
記憶部34には、CPUが読み出して実行するためのプログラムや、演算処理のために必要な各種情報やデータ等が記憶される。また、記憶部34は、基準点位置記憶領域34aと、基準点入力記憶領域34bとを有する。
(2−6−4−1)基準点位置記憶領域
基準点位置記憶領域34aには、後述する画像設定部35gにおいて使用される基準点の3次元の位置情報が記憶される。基準点位置記憶領域34aに記憶された情報は、画像設定部35gにより、後述する画像処理部35fが平面視画像101の生成のために使用するパラメータが導出される際に、画像設定部35gの情報呼出部35gaにより呼び出される。
なお、基準点とは、組合せ計量装置1の所定の部分であり、3次元の位置情報が初期値として登録されている点を指す。ここでは、放射フィーダ3の外縁側の角部(例えば、図4の角部3−1a,3−5a,3−12a等を指す)を指す。
(2−6−4−2)基準点入力記憶領域
基準点入力記憶領域34bには、カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報が記憶される。カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報は、基準点情報であり、タッチパネル10から入力される。基準点入力記憶領域34bに記憶された情報は、画像設定部35gにより、画像処理部35fが平面視画像101の生成のために使用するパラメータが導出される際に、情報呼出部35gaにより呼び出される。
なお、カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報とは、例えば図4のようにタッチパネル10に表示されるカメラ60の撮影画像内での基準点の位置情報である。
(2−6−5)演算処理部
(2−6−5−1)加振部
加振部35aは、分散テーブル2および放射フィーダ3の振動を制御することで、分散テーブル2および放射フィーダ3による物品の搬送を制御する。
具体的には、加振部35aは、分散テーブル2および各放射フィーダ3の下方に設置された図示しない電磁石に電磁力を間欠的に発生させることで、分散テーブル2および放射フィーダ3を振動させる。加振部35aは、記憶部34に記憶された、分散テーブル2および放射フィーダ3−1〜14の振動強度と、放射フィーダ3−1〜14の振動時間を用いて振動の制御を行う。その結果、分散テーブル2では、所定の量の物品が分散テーブル2の周方向に分散させられながら、半径方向外向きに放射フィーダ3まで搬送される。各放射フィーダ3−1〜14では、所定の量の物品が放射フィーダ3−1〜14の外縁方向にプールホッパ4−1〜14まで搬送される。
なお、加振部35aは、各放射フィーダ3−1〜14の起動および停止を個別に制御する。つまり、加振部35aは、放射フィーダ3−1〜14の属するヘッド40−1〜14のプールホッパ4−1〜14が空の場合にのみ、その放射フィーダ3−1〜14を振動させ、物品を搬送させる。
(2−6−5−2)算出部
算出部35bは、ロードセル20−1〜14別に、DSP33によりフィルタ処理されたロードセル20−1〜14の計量信号を受ける。そしてロードセル20−1〜14別の計量信号を、各ロードセル20−1〜14の設けられた計量ホッパ5−1〜14内の物品の重量値(計測値)として記憶部34に記憶させる。
また、算出部35bでは、放射フィーダ3−1〜14別の搬送量を算出する処理を行う。ここでは、搬送量を、放射フィーダ3−1〜14が搬送する物品の量の平均値として求める。より具体的には、算出部35bは、フィルタ処理されたロードセル20−1〜14の計量信号から求まる重量値の平均値を計量ホッパ5−1〜14別(ロードセル20−1〜14別)に算出し、その計量ホッパ5−1〜14の属するヘッド40−1〜14の放射フィーダ3−1〜14の搬送量として記憶部34に記憶させる。
なお、上記の搬送量の算出方法は一例であり、算出部35bは、搬送量の平均を算出することに代えて、フィルタ処理されたロードセル20−1〜14の計量信号から求まる毎回の重量値を、搬送量として算出してもよい。
(2−6−5−3)組合せ演算部
組合せ演算部35cは、記憶部34に記憶された組合せ演算プログラムを使用し、組合せ演算を行う。より具体的には、組合せ演算部35cは、記憶部34に記憶されている計量ホッパ5−1〜14別の物品の重量値を基に、重量値の合計が所定の目標重量範囲になるように組合せ演算を行う。そして、組合せ演算の結果に基づき、複数の計量ホッパ5−1〜14を選択する。組合せに選択された計量ホッパ5−1〜14の情報は、WH開閉部35eに送信される。記憶部34に記憶されていた物品の重量値のデータのうち、組合せに選択された計量ホッパ5−1〜14の重量値のデータはリセットされる。
(2−6−5−4)PH開閉部
PH開閉部35dは、いずれかの第1計量ホッパ5−1〜14が空である場合に、その計量ホッパ5−1〜14の上方に配置されるプールホッパ4−1〜14のPHゲート4aを、ステッピングモータ40a−1〜14を動作させて開く。その後、再びステッピングモータ40a−1〜14を動作させて、PHゲート4aを閉じる。
(2−6−5−5)WH開閉部
WH開閉部35eは、組合せ演算部35cから、組合せ演算により選択された計量ホッパ5−1〜14の組合せの情報を受け、選択された組合せに含まれる計量ホッパ5−1〜14のWHゲート5aを、ステッピングモータ50a−1〜14を動作させて開く。その後、再びステッピングモータ50a−1〜14を動作させて、WHゲート5a−1を閉じる。
(2−6−5−6)画像処理部
画像処理部35fは、2台のカメラ60により撮影された、図4のような分散テーブル2および放射フィーダ3の斜め上方からの画像(動画)を合成して、図5のような分散テーブル2および放射フィーダ3を分散テーブル2の中心部上方から見た平面視画像101(動画)を生成する。平面視画像101は、後述するタッチパネル10に表示される。
図4に示すように、分散テーブル2および放射フィーダ3の斜め上方からのカメラ60の画像では死角になる部分が存在するが、複数の(本実施例では2台の)カメラ60により撮影された画像を合成することで、死角のない平面視画像101を得ることができる。
平面視画像101の生成は、例えば以下のような原理で行われる。
まず、カメラ60により撮影された画像の座標変換が行われ、仮想の水平面に投影された投影画像が生成される。次に、この投影画像が座標変換され、仮想のカメラ(分散テーブル2の中心部上方に位置する仮想のカメラ)から見た上方視点画像が生成される。この上方視点画像を複数の(ここでは2台の)カメラ60について重ね合わされることで、平面視画像101が生成される。
なお、実際には、画像処理部35fは、座標変換を2段階で実施するのではなく、後述する画像設定部35gにより求められた座標変換および画像合成のためのパラメータを用いて、2台のカメラ60により撮影された画像を仮想のカメラから見た平面視画像101に直接変換する。
具体的には、例えば特開2003−256874号公報に記載されるような方法で平面視画像101が生成される。ただし、これに限定されるものではなく、カメラ60により撮影された画像を基に、平面視画像101を生成する様々な手法を適用可能である。
(2−6−5−7)画像設定部
画像設定部35gは、例えば初期設定時やメンテナンス時等、カメラ60が設置又交換される際にカメラ60によって撮影された画像を基に、通常運転時に画像処理部35fが平面視画像101を生成するために必要なパラメータを導出する。すなわち、画像設定部35gは、画像処理部35fが平面視画像101を生成するための初期設定を行う。
画像設定部35gは、情報呼出部35gaとパラメータ算出部35gbとを有する。
(2−6−5−7−1)情報呼出部
情報呼出部35gaは、画像設定部35gにより、画像処理部35fが平面視画像101を生成するために必要なパラメータが導出されるタイミングで、基準点の位置情報を呼び出す。情報呼出部35gaに呼び出される基準点の位置情報は、基準点位置記憶領域34aに記憶されている基準点の3次元の位置情報と、基準点入力記憶領域34bに記憶されている、カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報とである。
(2−6−5−7−2)パラメータ算出部
パラメータ算出部35gbは、情報呼出部35gaが呼び出した2種類の位置情報を用いて、画像処理部35fが平面視画像101を生成するために必要なパラメータを算出する。
上述のように基準点は3次元情報が既知の点であるため、基準点がカメラ60の撮影した画像の中でどのように見えるかが分かれば、カメラ60の撮影位置が算出可能である。カメラ60の撮影位置が算出されれば、平面視画像101を生成するためのパラメータの導出が可能である。
なお、パラメータ算出部35gbは、パラメータを実際に算出する代わりに、カメラ60の撮影位置に対して準備されたパラメータを記憶部34に記憶し、カメラ60の撮影位置に応じて記憶部34からパラメータを呼び出すことでパラメータを導出してもよい。この場合でも、カメラ60の撮影位置の算出は、パラメータ算出部35gbで実施される。
(2−6−5−8)出力回転部
出力回転部35hは、タッチパネル10に出力される画像を回転させる。
具体的には、後述するタッチパネル10の画像回転ボタン156が押されると、出力回転部35hは、平面視画像101を、平面視画像101内の分散テーブル2の図心を中心として回転させる。回転の詳細については、タッチパネル10の表示に関する説明の中で詳述する。
また、後述するように、タッチパネル10にはヘッド40−1〜14に関する種々の情報(ヘッド40−1〜14を識別するための符号、分散テーブル2および各放射フィーダ3−1〜14の稼動状態、各放射フィーダ3−1〜14の搬送量等)が表示されるが、出力回転部35hは、これらの情報についても、平面視画像101と対応するように回転させる。
(2−7)タッチパネル
タッチパネル10は、入力と出力の両機能を兼ね備えた液晶ディスプレイ(LCD)であり、入力部および出力部として機能する。タッチパネル10は、組合せ計量に関する各種設定等の入力を受けると共に、組合せ計量装置1の運転状態等を表示する。図6は、タッチパネル10の表示画面の一例である。
ユーザは、タッチパネル10に表示されるボタン等を押すことで、組合せ計量装置1に各種入力を行う。タッチパネル10に入力される情報には、画像設定部35gに使用される、カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報が含まれる。カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報は、タッチパネル10から入力される基準点情報の一例である。
カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報は、以下のようにして入力される。タッチパネル10のLCDには、初期設定時やメンテナンス時に1のカメラ60により撮影された実際の画像、例えば図4が表示される。作業者は、この画像の中の基準点(図4の放射フィーダ3の角部3−1a,3−5a,3−12a)の位置を、タッチパネル10により指示する。この操作を繰り返し行って、1のカメラ60の撮影した画像に対して最低3つの基準点の位置を入力する。他のカメラ60についても同様の入力操作を行う。タッチパネル10に入力された、カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報は、基準点入力記憶領域34bに記憶される。
タッチパネル10の表示および操作については後述する。
(2−8)カメラ
カメラ60は、分散テーブル2および放射フィーダ3の画像(動画)を撮影する。
カメラ60は、組合せ計量装置1(組合せ計量装置1の支持部7を含む)の上方の空間であって、分散テーブル2の直上の空間から外れた位置に、作業通路92の上空にはみ出さないように2台配置される。
より具体的には、カメラ60は、図1のように、分散テーブル2および放射フィーダ3より上方であって、供給コンベア90に形成された物品排出口90aよりも低い位置に設置される。また、カメラ60は、分散テーブル2およびヘッド40の上方の空間にはみ出さないよう、図2のように組合せ計量装置1の支持部7の上方に設置される。なお、カメラ60は、図1のように、支持部7から上方に延びる支柱7aにより固定される。また、2台のカメラ60は、図2のように、平面視において、分散テーブル2の中心に対し、点対称に配置される。カメラ60のレンズ60aは、分散テーブル2の中心方向を向いている。
なお、カメラ60の配置、向き、および台数は例示であり、これに限定されるものではない。ただし、欠けのない平面視画像101を生成するため、分散テーブル2および放射フィーダ3の全体がいずれかのカメラ60では撮影されるようにカメラ60は配置される。また、カメラ60は3台以上であってもよいが、設置費用の観点から台数は少ない方が望ましい。
カメラ60のレンズ60aは、水平画角が90°以上の広画角レンズである。水平画角が90°以上のレンズ60aが使用されるのは、分散テーブル2およびヘッド40を組合せ計量装置1の上方空間であって、供給コンベア90に形成された物品排出口90aよりも低い位置に設置する場合(撮影対象である分散テーブル2およびヘッド40に近づけて設置する場合)に、少ない台数のカメラ60で平面視画像の生成に必要な画像を得るためである。
(3)タッチパネルの表示および操作
タッチパネル10の表示および操作について、特に平面視画像101と関連する内容について説明する。
タッチパネル10の液晶画面には、左側に平面視画像101が、右側にレーダーグラフ102が、並べて表示される。平面視画像101の上方には、組合せ演算の結果を示す数値103がほぼリアルタイムに表示される。さらにタッチパネル10には、表示/非表示切替ボタン150〜153と、設定ボタン154,155と、画像回転ボタン156とが表示される。
(3−1)平面視画像
平面視画像101は、画像処理部35fにより生成された平面視画像101であり、分散テーブル2および放射フィーダ3の状況をほぼリアルタイムに示している。平面視画像101の周囲に記載される数字101aは平面視画像101内のヘッド40−114を識別するための符号であるが、同時に放射フィーダ3−1〜14および計量ホッパ5−1〜14を識別する符号となっている。
(3−2)レーダーグラフ
レーダーグラフ102は、同心円状に配置された半径の異なる6つの円が半径方向に延びる直線により分割された、14個の扇形形状のエリア102bを有する。
レーダーグラフ102には、分散テーブル2に関する情報と、ヘッド40−1〜14に関する情報、特には放射フィーダ3−1〜14に関する情報とが表示される。放射フィーダ3−1〜14に関する情報は、放射フィーダ3−1〜14別に情報が表示される。具体的には、14個のエリア102bそれぞれに、1の放射フィーダ3−1〜14に関する情報が、実際の放射フィーダ3−1〜14と同じ並びで(放射フィーダ3−1から反時計回りに識別のための数字が大きくなるように)表示される。エリア102bの、1番外側の円とその1つ内側の円との間の数字102aは、そのエリア102bがどのヘッド40−1〜14の(放射フィーダ3−1〜14の)情報を表示しているかを示す。
レーダーグラフ102の表示についてより具体的に説明する。
図6では、レーダーグラフ102内に、分散テーブル2および各放射フィーダ3−1〜14の運転および停止の表示の他、各放射フィーダ3−1〜14の振動強度および振動時間(これらの情報を各放射フィーダ3−1〜14の稼動状態に関する情報と呼ぶ)、各放射フィーダ3−1〜14の搬送量、分散テーブル2の振動強度が表示されている。
図6では、各放射フィーダ3−1〜14の振動時間が丸印104aで、各放射フィーダ3−1〜14の振動強度が三角印104bで、各放射フィーダ3−1〜14の搬送量が四角印104cで、分散テーブル2の振動強度が逆三角印104dで表示される。前述のように、各放射フィーダ3−1〜14の振動時間および振動強度、分散テーブル2の振動強度、記憶部34に記憶されている情報である。各放射フィーダ3−1〜14の振動時間および振動強度と、分散テーブル2の振動強度とは、初期値、又は、タッチパネル10からの入力により更新された値である。搬送量は、算出部35bにより算出され、記憶部34に記憶されている値である。なお、レーダーグラフ102では、円の中心から径方向に遠ざかる程大きい値を意味している。
なお、図6から分かるように、平面視画像101の周囲に配される数字101aと、レーダーグラフ102内の数字102aとは、同じ位置に同じ数字が記載されている。例えば、平面視画像101内の分散テーブル2の図心に対しておおよそ3時の方角に位置する数字101aは4であり、レーダーグラフ102内の円の中心に対しておおよそ3時の方角に位置する数字102aも4である。言い換えれば、平面視画像101内の放射フィーダ3−1〜14とレーダーグラフ102内の放射フィーダ3−1〜14に関する情報とは、一目で対応が把握できるように、対応させて表示されている。
また、レーダーグラフ102として表示される一部の図形は、作業者の入力を受けるボタンとしての機能も有する。具体的には、エリア102bの、数字102aの表示される1番外側の円とその1つ内側の円との間の部分は、作業員が数字102aに対応する放射フィーダ3−1〜14に関する設定を行う際に使用する選択ボタン157として機能する。作業員が選択ボタン157を押すと、押された選択ボタン157部分の数字102aに対応する放射フィーダ3−1〜14に関する設定、より具体的には、放射フィーダ3−1〜14の振動時間および振動強度の設定を行うことが可能となる。詳細は後述する。
(3−3)表示/非表示切替ボタン
表示/非表示切替ボタン150〜153は、それぞれ、レーダーグラフ102に各放射フィーダ3−1〜14の振動時間、振動強度、搬送量、および分散テーブル2の振動強度を表示させる際に使用されるボタンである。作業員が各表示/非表示切替ボタン150〜153を押すとそれに対応するシンボルがレーダーグラフ102上に表示され、再度同じ表示/非表示切替ボタンを押すと、対応するシンボルは非表示となる。
(3−4)設定ボタン
設定ボタン154,155は、各放射フィーダ3−1〜14および分散テーブル2に関する設定値を変更する際に使用されるボタンである。具体的には、設定ボタン154,155を用いて、各放射フィーダ3−1〜14の振動時間及び振動強度と、分散テーブル2の振動強度と、の設定を行うことが可能である。
各放射フィーダ3−1〜14の振動時間を設定する場合には、まず表示/非表示切替ボタン150を押して振動時間のシンボルをレーダーグラフ102上に表示させる。次に、振動時間を変更したい放射フィーダ3−1〜14の属するヘッド40−1〜14に対応した符号が付された選択ボタン157を押し、振動時間の変更対象となる放射フィーダ3−1〜14を決定する。そして、振動時間を増加させたい場合には設定ボタン154を押し、減少させたい場合には設定ボタン155を押す。これによって、振動時間の変更対象に選ばれた放射フィーダ3−1〜14の振動時間を増加又は減少させることができる。なお、振動時間の変更は複数の放射フィーダ3−1〜14に対して同時に行うことも可能である。
放射フィーダ3−1〜14の振動強度を設定する場合についても同様である。
分散テーブル2の振動強度を設定する場合には、まず表示/非表示切替ボタン153を押して分散テーブル2の振動強度のシンボルをレーダーグラフ102上に表示させる。そして、振動強度を増加させたい場合には設定ボタン154を押し、減少させたい場合には設定ボタン155を押す。これによって、分散テーブル2の振動強度を増加又は減少させることができる。
例えば、タッチパネル10において、レーダーグラフ102からある放射フィーダ3−1〜14の物品の搬送量が所定の範囲より少ないことが確認され、平面視画像101からその放射フィーダ3−1〜14の搬送力不足と判断された場合には、タッチパネル10からその放射フィーダ3−1〜14の振動時間や振動強度を大きくする操作を行うことができる。また、操作の結果についても平面視画像101とレーダーグラフ102とによりタッチパネル10から確認できる。
また、例えば、平面視画像101から分散テーブル2の搬送力が不足していると判断された場合には、タッチパネル10から分散テーブル2の振動強度を大きくする操作を行うことができ、操作の結果を平面視画像101で確認できる。
(3−5)画像回転ボタン
画像回転ボタン156は、平面視画像101およびレーダーグラフ102の表示を回転させるためのボタンである。具体的には、画像回転ボタン156を押すことでヘッド40ひとつ分ずつ、平面視画像101およびレーダーグラフ102が反時計回りに回転する。つまり、画像回転ボタン156が1回押されると、平面視画像101においては、現在ヘッド40−2の画像が表示されている部分にヘッド40−1の画像が表示されるよう反時計回りに回転した画像がタッチパネル10に表示される。言い換えれば、本実施例ではヘッド40の数は14なので、画像回転ボタン156が押されるたびに約25.7°反時計回りに回転する。これにあわせて、図7の表示のように、ヘッド40を識別する数字101aも図6の表示からの反時計回りに1つずつずれる。また、レーダーグラフ102についても、これに対応して反時計回りに表示が回転する。つまり、図6においてはヘッド40−2(放射フィーダ3−2)に関する情報が表示されているエリア102bに、図7のようにヘッド40−1(放射フィーダ3−1)に関する情報が表示されるように反時計回りに表示が回転し、数字102aも反時計回りに1つずつずれて表示される。
ただし、分散テーブル2の振動強度に関する逆三角印104dは、回転すると逆に認識しづらいため、画像回転ボタン156を押しても回転しない。
なお、画像回転のための処理は、出力回転部35hにより行われる。
(4)組合せ計量装置の特徴
(4−1)
本実施形態に係る組合せ計量装置1は、分散部である分散テーブル2と、14個の放射フィーダ3−1〜14と、2台のカメラ60と、処理部としての制御部30の有する画像処理部35fと、出力部としてのタッチパネル10と、を備える。分散テーブル2は、多数の物品の供給を受け付けて分散させる。放射フィーダ3−1〜14は、分散テーブル2から放射状に延びるように配置され、分散テーブル2により分散された物品を受け付け、分散テーブル2から遠ざかる方向に搬送する。カメラ60は、分散テーブル2の直上の空間から外れた位置に配置され、分散テーブル2および放射フィーダ3−1〜14の画像を撮影する。画像処理部35fは、カメラ60の撮影した画像を合成して分散テーブル2および放射フィーダ3−1〜14の平面視画像101を生成する。タッチパネル10は、平面視画像101を出力する。
これにより、分散テーブル2および放射フィーダ3−1〜14の平面視画像101が生成され出力されるので、分散テーブル2の直上の空間にカメラを設けることが難しい場合でも、作業員が分散テーブル2および放射フィーダ3―1〜14の状態を正確に把握しやすい。そのため、異常発生時にも、作業員が平面視画像をもとに異常原因を推定し、直ちに必要な対応をとることが容易になる。例えば、その異常が、組合せ計量装置1の異常であるのか(例えば、物品が供給コンベア90から供給されていないということはないか)、タッチパネル10の操作で解消できるものなのか、放射フィーダ3−1〜14でのつまり発生等現場での対応が必要なものなのか等が判断しやすい。
また、複数の(2台)のカメラ60の撮影画像を合成することで平面視画像が生成されるので、物品の供給コンベア90等の遮蔽物により1台のカメラ60の撮影画像ではカメラ60に写らない死角が生じる場合でも、遮蔽物の影響を受けることなく分散テーブル2と放射フィーダ3の状態を把握できる。
(4−2)
本実施形態に係る組合せ計量装置1は、設定部である画像設定部35gをさらに備える。画像設定部35gは、例えば、初期設定時、メンテナンス時等にカメラ60によって撮影された画像を基に、通常運転時(第2期間)に画像処理部35fがカメラ60により撮影された画像を用いて平面視画像101を生成するための設定を行う。
つまり、画像設定部35gが、初期設定時やメンテナンス時等(第1期間)にカメラ60によって撮影された画像を基に、平面視画像101の生成のための設定を行う。つまり、カメラ60の位置を変えても、第1期間にその位置で撮影されたカメラ60の画像に基づいて、平面視画像が生成できる。その結果、カメラ60の設置位置を現場状況に応じて変更できる。すなわち、カメラ60の設置位置に制限がある場合でも、分散テーブル2と放射フィーダ3との平面視画像を得やすい。
(4−3)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、入力部としてのタッチパネル10をさらに備える。画像設定部35gは、基準点入力記憶領域34bに記憶された、タッチパネル10に入力された、カメラ60の撮影画像に対する基準点の2次元の位置情報(基準点情報)に基づいて設定を行う。
これにより、平面視画像の生成のための設定が正確に実行される。その結果、正確な平面視画像を得ることが容易になる。
(4−4)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、タッチパネル10に、平面視画像101と同時に、分散テーブル2および放射フィーダ3−1〜14の稼働状態がレーダーグラフ102で出力される。
これにより、分散テーブル2や放射フィーダ3が適切に稼働しているかを1つの画面で認識可能である。その結果、例えば異常時等に、作業員がどのような対策をとればよいかを適切に判断することが容易になる。
(4−5)
さらに、タッチパネル10には、分散テーブル2および各放射フィーダ3−1〜14に対応する位置に放射フィーダ3−1〜14の稼働状態が出力される。つまり、平面視画像101とレーダーグラフ102とが対応するように出力される。
これにより、平面視画像101と、各放射フィーダ3−1〜14の稼動状態とを関連付けて把握することが容易で、作業員の利便性を高めることができる。
(4−6)
本実施形態に係る組合せ計量装置1は、複数の計量部として複数の計量ホッパ5−1〜14と、算出部35bとをさらに備える。計量ホッパ5−1〜14は、放射フィーダ3−1〜14の外縁側(分散テーブル2から遠ざかる方向)の前方側の端部の下方にそれぞれ配置され、放射フィーダ3−1〜14から、プールホッパ4−1〜14を介して、物品を受け、受けた物品の計量を行う。算出部35bは、計量ホッパ5−1〜14の計量結果を基に、放射フィーダ3−1〜14別の搬送量を算出する。タッチパネル10には、平面視画像101と同時に、算出部35bの算出結果が出力される。
これにより、作業員が平面視画像101と放射フィーダ3−1〜14の搬送量とを関連付けて把握すること容易である。その結果、例えば異常時等に、作業員がどのような対策をとればよいかを適切に判断することが容易になる。
また、タッチパネル10に表示される平面視画像101および放射フィーダ3−1〜14の搬送量を基に、以下のような対応をとることができる。
あるヘッド40−1〜14における搬送量が少ないときに、平面視画像101で該当ヘッド40−1〜14の放射フィーダ3−1〜14を確認する。そして、もし、その放射フィーダ3−1〜14上に商品が十分にあれば、その放射フィーダ3−1〜14の振動強度または振動時間を増加させる。一方、もし、その放射フィーダ3−1〜14上に商品がまばらにしかないときには、分散テーブル2から放射フィーダ3−1〜14への商品の供給が不十分と判断できるので、分散テーブル2の振動強度または振動時間を増加させるか、分散テーブル2上の商品積載量を多くする。つまり、適切な対応が容易に選択できる。
(4−7)
さらに、タッチパネル10には、平面視画像101内の各放射フィーダ3−1〜14に対応する位置に、各放射フィーダ3−1〜14に関する搬送量の算出結果が出力される。
これにより、平面視画像101と放射フィーダ3−1〜14の搬送量とを関連付けて把握することがさらに容易になり、作業員の利便性が高められる。
(4−8)
また、本実施形態に係る組合せ計量装置1では、放射フィーダ3−1〜14には、各放射フィーダ3−1〜14を識別するための符号がそれぞれ付される。タッチパネル10には、平面視画像101と同時に、平面視画像101内の各放射フィーダ3−1〜14に対応する位置に符号が出力される。
これにより、平面視画像101から、どの放射フィーダ3−1〜14に問題が発生しているかが正確に把握できる。
(4−9)
また、本実施形態に係る組合せ計量装置1では、タッチパネル10は、平面視画像101を、平面視画像101内の分散テーブル2の図心を回転中心として平面内で回転させて出力する。
これにより、作業員が、最も把握しやすい状態に平面視画像101を回転させて出力することが可能である。その結果、作業員が平面視画像101の内容を誤認することを防止できる。
(4−10)
また、本実施形態に係る組合せ計量装置1は、支持部7を更に備える。支持部7は、分散テーブル2、放射フィーダ3−1〜14、及びカメラ60を支持する。カメラ60は、支持部7の上方であって、放射フィーダ3−1〜14の直上を外れた位置に配置される。
これにより、カメラ60が作業員の作業や通行の邪魔になりにくい。組合せ計量装置1の周囲に作業員の作業通路92が設置されていても、カメラ60を組合せ計量装置1の支持部7の上方に配置すれば、作業員の通行や作業に影響を与えることが少ない。また、カメラ60に作業員がぶつかり負傷する等の事故を未然に防ぐことができる。
(4−11)
さらに、本実施形態に係る組合せ計量装置1では、カメラ60は水平画角が90°以上のレンズ60aを有する。
これにより、撮影対象の近くに(組合せ計量装置1の支持部7の上方に)カメラ60を配置していても、少ないカメラ60の台数で(本実施形態では2台で)、分散テーブル2および放射フィーダ3−1〜14の平面視画像101を生成するために必要な画像を得ることができ、カメラ60の設置費用を抑制できる。
(5)変形例
(5−1)変形例A
上記実施形態に係る組合せ計量装置は、図1に示すように放射状に延びた放射フィーダ3の下方に、円周状に14個の計量ホッパ5を配置した円周形であったが、本発明は、図8の平面図に示すいわゆるリニアタイプの組合せ計量装置にも適用できる。図8において、搬送コンベア290は、N個の供給孔212−iをもつ供給ホッパ202(分散部)に被計量物である物品を落下させる。物品は、各供給孔212−iに対応した駆動フィーダ203−iを経て、直線状に配置された計量ホッパ205−iに投入される。この場合でも、例えば、図8に示す位置にカメラ260を設置してその撮影画像を基に平面視画像を生成し、その画像をタッチパネル等の出力部に表示することで、作業員が供給ホッパ202および駆動フィーダ203−iの状態を把握しやすい。なお、カメラ260の配置、向き、および数量は例示であり、これに限定されるものではない。
(5−2)変形例B
上記の実施形態に係る組合せ計量装置1では、タッチパネル10に、平面視画像101と同時に、分散テーブル2および放射フィーダ3−1〜14に関する情報が表示されたがこれに限定されるものではない。
例えば、平面視画像101と同時に、組合せ演算部35cにより組合せに選ばれたヘッド40−1〜14(計量ホッパ5−1〜14)が表示されてもよい。例えば、レーダーグラフ102において、組合せ演算部35cにより組合せに選ばれたヘッド40−1〜14に対応するエリア102bの色が変わる等の方法で組合せに選ばれたことが示されてもよい。
また、例えば、平面視画像101と同時に、ヘッド40−1〜14(計量ホッパ5−1〜14)の組合せ演算部35cによる選択率(組合せに選ばれる確率)がレーダーグラフ102に表示されてもよい。
この場合でも、平面視画像101と、組合せ計量装置1の稼動状態とを関連付けて把握することができ、作業員が異常時等の対応を適切に判断する上で有効である。
(5−3)変形例C
上記の実施形態に係る組合せ計量装置1では、タッチパネル10に、平面視画像101とレーダーグラフ102とが左右に並べて表示されるが、これに限定されるものではない。例えば、平面視画像101とレーダーグラフ102とを重ねて表示してもよい。これにより、目視による得られる情報と定量的な情報とを関連付けて理解することが更に容易になる。
(5−4)変形例D
上記の実施形態に係る組合せ計量装置1では、タッチパネル10に、レーダーグラフ102により放射フィーダ3−1〜14の振動時間、振動強度、および搬送量が表示されるが、これに限定されるものではなく、数字でこれらの情報が表示されてもよい。
(5−5)変形例E
上記の実施形態に係る組合せ計量装置1では、タッチパネル10のレーダーグラフ102には、放射フィーダ3−1〜14の振動時間及び振動強度および搬送量と、分散テーブル2の振動強度が表示されたが、これに限定されるものではなく、例えば、分散テーブル2の振動時間等が表示されてもよい。
この場合、タッチパネル10からの入力により、分散テーブル2の振動時間等が変更されてもよい。
(5−6)変形例F
上記の実施形態に係る組合せ計量装置1では、タッチパネル10に入力された基準点情報を基に画像設定部35gが画像処理部35fの平面視画像101生成のためのパラメータを導出するが、これに限定されるものではない。
例えば、画像設定部35gは、カメラ60により撮影された画像から自動で基準点の位置を見つけ出し、画像処理部35fの平面視画像101生成のためのパラメータを導出してもよい。
1 組合せ計量装置
2 分散テーブル(分散部)
3(3−1〜14) 放射フィーダ
5(5−1〜14) 計量ホッパ
7 支持部
10 タッチパネル(入力部、出力部)
20(20−1〜14) ロードセル(計量部)
35b 算出部
35f 画像処理部(処理部)
35g 画像設定部(設定部)
60 カメラ
60a レンズ
101 平面視画像
101a 数字(識別のための符号)
特許第3325897号公報

Claims (11)

  1. 多数の物品の供給を受けて分散させる分散部と、
    前記分散部から放射状に延びるように配置され、前記分散部により分散された前記物品を受け、前記分散部から遠ざかる方向に搬送する、複数の放射フィーダと、
    前記分散部の直上の空間から外れた位置に配置され、前記分散部および前記放射フィーダの画像を撮影する複数のカメラと、
    前記カメラの撮影した前記画像を合成して前記分散部および前記放射フィーダの平面視画像を生成する処理部と、
    前記平面視画像を出力する出力部と、
    を備えた組合せ計量装置。
  2. 設定部をさらに備え、
    前記設定部は、第1期間に前記カメラによって撮影された前記画像を基に、第2期間に前記処理部が前記カメラにより撮影された前記画像を用いて前記平面視画像を生成するための設定を行う、
    請求項1に記載の組合せ計量装置。
  3. 入力部をさらに備え、
    前記設定部は、前記入力部に入力された基準点情報に基づいて前記設定を行う、
    請求項2に記載の組合せ計量装置。
  4. 前記出力部には、前記平面視画像と同時に、前記分散部および/又は前記放射フィーダの稼働状態が出力される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の組合せ計量装置。
  5. 前記出力部には、前記平面視画像内の前記分散部および/又は各前記放射フィーダに対応する位置に、前記分散部および/又は各前記放射フィーダに関する稼動状態が出力される、
    請求項4に記載の組合せ計量装置。
  6. 前記放射フィーダの前記方向の前方側の端部の下方にそれぞれ配置され、前記放射フィーダから前記物品を受け、受けた前記物品の計量を行う、複数の計量部と、
    前記計量部の計量結果を基に、前記放射フィーダ別の搬送量を算出する算出部と、
    をさらに備え、
    前記出力部には、前記平面視画像と同時に、前記算出部の算出結果が出力される、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の組合せ計量装置。
  7. 前記出力部には、前記平面視画像内の各前記放射フィーダに対応する位置に、各前記放射フィーダに関する前記算出結果が出力される、請求項6に記載の組合せ計量装置。
  8. 前記放射フィーダには、各前記放射フィーダを識別するための符号がそれぞれ付され、
    前記出力部には、前記平面視画像と同時に、前記平面視画像内の各前記放射フィーダに対応する位置に、前記符号が出力される、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の組合せ計量装置。
  9. 前記出力部は、前記平面視画像を、前記平面視画像内の前記分散部の図心を回転中心として平面内で回転させて出力する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の組合せ計量装置。
  10. 前記カメラは、前記組合せ計量装置の上方に配置される、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の組合せ計量装置。
  11. 前記カメラは、水平画角が90°以上のレンズを有する、
    請求項10に記載の組合せ計量装置。
JP2012060243A 2012-03-16 2012-03-16 組合せ計量装置 Active JP5785123B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012060243A JP5785123B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 組合せ計量装置
BR112014022602A BR112014022602B8 (pt) 2012-03-16 2013-02-20 dispositivo de pesagem de combinação
DK13760661.2T DK2827114T3 (en) 2012-03-16 2013-02-20 The combination weighing device
EP13760661.2A EP2827114B1 (en) 2012-03-16 2013-02-20 Combination weighing device
CN201380012880.8A CN104487811B (zh) 2012-03-16 2013-02-20 组合计量装置
US14/384,349 US9417115B2 (en) 2012-03-16 2013-02-20 Combination weighing device with imaging system
PCT/JP2013/054203 WO2013136933A1 (ja) 2012-03-16 2013-02-20 組合せ計量装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012060243A JP5785123B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 組合せ計量装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013195125A true JP2013195125A (ja) 2013-09-30
JP2013195125A5 JP2013195125A5 (ja) 2015-02-26
JP5785123B2 JP5785123B2 (ja) 2015-09-24

Family

ID=49160851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012060243A Active JP5785123B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 組合せ計量装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9417115B2 (ja)
EP (1) EP2827114B1 (ja)
JP (1) JP5785123B2 (ja)
CN (1) CN104487811B (ja)
BR (1) BR112014022602B8 (ja)
DK (1) DK2827114T3 (ja)
WO (1) WO2013136933A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2887029A1 (de) * 2013-12-20 2015-06-24 Multipond Wägetechnik GmbH Befüllungsvorrichtung und Verfahren zum Erfassen einer Befüllung

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9194735B2 (en) * 2012-03-16 2015-11-24 Ishida Co., Ltd. Combination weighing device initialization
DK3098580T3 (da) * 2014-01-20 2020-04-20 Ishida Seisakusho Kombinationsvægtindretning
EP3101398B1 (en) * 2014-01-30 2020-10-14 Ishida Co., Ltd. Combination weighing apparatus
US20160110791A1 (en) * 2014-10-15 2016-04-21 Toshiba Global Commerce Solutions Holdings Corporation Method, computer program product, and system for providing a sensor-based environment
JP3197141U (ja) * 2015-02-09 2015-04-23 株式会社イシダ 組合せ計量装置
WO2017109543A1 (en) 2015-12-22 2017-06-29 Arcelormittal Method and system for determining the mass of feedstock on a conveyor
JP2019040469A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 株式会社イシダ 作業支援システム
DE102017124895B3 (de) * 2017-10-24 2019-03-28 CLK GmbH Fremdkörpererkennung in einer Mehrkopfwaage
JP7130335B2 (ja) * 2018-12-14 2022-09-05 大和製衡株式会社 組合せ計量装置
JP2020153776A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 株式会社イシダ 組合せ計量装置
EP3933354B1 (de) 2020-06-30 2022-10-19 Multipond Wägetechnik GmbH Verbesserte überwachung von kombinationswaagen durch einen 3d-sensor
JP2022085409A (ja) * 2020-11-27 2022-06-08 株式会社イシダ 物品処理装置及び下流側装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5270495A (en) * 1992-02-28 1993-12-14 Package Machinery Company Combination weighing machine with feed control
US5753866A (en) 1994-05-13 1998-05-19 Ishida Co., Ltd. Combinational weigher
JP2001343294A (ja) 2000-05-31 2001-12-14 Ishida Co Ltd ロードセル及び秤
JP2002206963A (ja) 2001-01-11 2002-07-26 Ishida Co Ltd 組合せ計量装置
JP4021685B2 (ja) 2002-03-04 2007-12-12 松下電器産業株式会社 画像合成変換装置
CN2557582Y (zh) * 2002-06-27 2003-06-25 华南理工大学 基于数字图像技术的沥青拌和机集料计量控制装置
JP4391194B2 (ja) 2003-10-17 2009-12-24 株式会社イシダ 組合せ計量装置
JP5102100B2 (ja) 2008-05-09 2012-12-19 株式会社イシダ 組合せ計量装置
JP5191334B2 (ja) 2008-09-26 2013-05-08 大和製衡株式会社 組合せ秤及び計量包装システム
JP2011043463A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Ishida Co Ltd 組合せ計量装置
CN101881647A (zh) * 2010-06-04 2010-11-10 新余钢铁集团有限公司 一种远程自动称重计量系统
CN102155961A (zh) * 2011-03-25 2011-08-17 北京建筑工程学院 排水管道流量和流速同步测定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2887029A1 (de) * 2013-12-20 2015-06-24 Multipond Wägetechnik GmbH Befüllungsvorrichtung und Verfahren zum Erfassen einer Befüllung
US9651414B2 (en) 2013-12-20 2017-05-16 MULTIPOND Wägetechnik GmbH Filling device and method for detecting a filling process

Also Published As

Publication number Publication date
EP2827114B1 (en) 2016-09-28
EP2827114A4 (en) 2015-10-28
CN104487811A (zh) 2015-04-01
BR112014022602B8 (pt) 2021-05-04
DK2827114T3 (en) 2017-01-09
US9417115B2 (en) 2016-08-16
WO2013136933A1 (ja) 2013-09-19
US20150021103A1 (en) 2015-01-22
JP5785123B2 (ja) 2015-09-24
CN104487811B (zh) 2016-11-09
BR112014022602B1 (pt) 2021-01-12
EP2827114A1 (en) 2015-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5785123B2 (ja) 組合せ計量装置
EP3101398B1 (en) Combination weighing apparatus
JP6437274B2 (ja) 物品処理装置
JP5926618B2 (ja) 組合せ計量装置
JP6566234B2 (ja) 散薬調剤業務支援システム
JP2010175514A (ja) 組合せ秤及び計量システム
WO2018199319A1 (ja) 組合せ秤
JP2006234395A (ja) 組合せ計量装置
EP1498793A1 (en) Commodity manufacturing device
JP2010078491A (ja) 組合せ秤及び計量包装システム
JP5191310B2 (ja) 計量機器用情報処理装置
CN111033408A (zh) 作业辅助系统
JP5123075B2 (ja) 計量機器用情報処理装置
JP6115993B2 (ja) 組合せ秤
JP2011043463A (ja) 組合せ計量装置
JP2011196762A (ja) 組合せ計量装置
JP4768157B2 (ja) 計量装置
JP5203997B2 (ja) 組合せ秤及びそれを用いた被計量物の計量方法
JP5289204B2 (ja) 半自動式組合せ秤
JP2010127627A (ja) 半自動式組合せ秤
JP2006170644A (ja) 組合せ計量装置
JP2015184104A (ja) 表示装置およびそれを備えた重量検査システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150107

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150721

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5785123

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250