JP2013189532A - 絶縁膜形成用透明樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】透明性、絶縁性、耐折り曲げ性、塗膜硬度及び耐薬品性等の諸特性を損なうことなく、ITOフィルム等の難接着性基材に対する密着性に優れた絶縁膜形成用透明樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)ウレタン(メタ)アクリレートと、(B)ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートと、(C)カルボキシル基含有反応性希釈剤と、(D)1分子中に、1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤と、(E)光重合開始剤と、を含有し、酸価が4.0〜20mgKOH/gであることを特徴とする絶縁膜形成用透明樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、例えば、基板に絶縁膜を形成するのに適した絶縁膜形成用透明樹脂組成物、特に、基板としてITO(indium tin oxide)フィルムを使用した場合に、このITOフィルムとの密着性に優れた絶縁膜を形成でき、また、基板としてフレキシブル配線板を使用した場合に、フレキシブル配線板の折り曲げに対応できる耐折り曲げ性(柔軟性)に優れた絶縁膜形成用透明樹脂組成物に関するものである。
例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)、ポリイミドフィルム、ポリエステルフィルム、PETフィルムにITO(インジウムチンオキシド)層を形成したフィルム(ITOフィルム)等の難接着性基材上または該難接着性基材上に銅箔等の金属箔をエッチングして作成した回路上に、ソルダーレジスト膜を形成するために、紫外線硬化性樹脂組成物が上記基材上や上記基材に形成された回路上に塗布されることがある。しかし、従来の紫外線硬化性樹脂組成物は、上記難接着性基材、特に、ITOフィルムに対する密着性が良くないという問題があった。
また、近年、電子機器の小型化、内部構造の複雑化等が進んだことから、やわらかい構造を有するフレキシブル配線板にソルダーレジスト膜が形成されている。この場合、フレキシブル配線板にやわらかい構造を与えるために、ソルダーレジスト膜には、耐折り曲げ性(柔軟性)が求められる。
そこで、ITOフィルムに対する密着性に優れ、絶縁性と低温での屈曲性が良好である紫外線硬化性樹脂組成物として、ポリエステルを共重合成分として含む活性光線重合性ポリマー100重量部に対し、分子内に芳香族基を有する1官能活性光線重合性化合物20〜360重量部、分子内にビスフェノール構造を有する2官能活性光線重合性化合物20〜200重量部、無機充填剤を20〜400重量部含有するものが提案されている(特許文献1)。
しかし、特許文献1では、依然としてITOフィルムに対する密着性が十分ではなく、また、ヘイズの低減した良好な透明性が得られないという問題があった。また、上記各種基材の被覆材料としては、上記特性だけでなく、塗膜硬度等の機械的特性や、被覆材料表面に施される場合がある脱脂処理等の点から耐薬品性等の特性も要求される。
特開2009−84350号公報
上記事情に鑑み、本発明の目的は、透明性、絶縁性、耐折り曲げ性、塗膜硬度及び耐薬品性等の諸特性を損なうことなく、ITOフィルム等の難接着性基材に対する密着性に優れた絶縁膜形成用透明樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明の態様は、(A)ウレタン(メタ)アクリレートと、(B)ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートと、(C)カルボキシル基含有反応性希釈剤と、(D)1分子中に、1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤と、(E)光重合開始剤と、を含有し、酸価が4.0〜20mgKOH/gであることを特徴とする絶縁膜形成用透明樹脂組成物である。
上記態様の絶縁膜形成用透明樹脂組成物は、上記(A)〜(E)成分を含有し、且つ絶縁膜形成用透明樹脂組成物としての酸価は4.0〜20mgKOH/gとなっている。(C)カルボキシル基含有反応性希釈剤は、1分子中に、1つ以上のカルボキシル基を有するが、(メタ)アクリレート基と芳香環基と脂環基とを有していない反応性希釈剤である。また、(D)1分子中に、1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤は、1分子中に、(メタ)アクリレート基と芳香環基及び/または脂環基とを有するが、カルボキシル基を有さない反応性希釈剤である。
本発明は、透明性を失わせる着色剤(例えば、白色顔料)を配合しないかぎり、透明な樹脂組成物であって、その硬化物は透明性を有している。また、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物は、紫外線硬化性である。
本発明の態様は、前記(D)1分子中に、1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤が、ベンジルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ジシクロペンタニルメタクリレ−ト、フェノキシエチルアクリレート、1−アダマンチルメタクリレート及びフェノキシエチルEO変性アクリレートの群から選択された少なくとも1種の(メタ)アクリレートであることを特徴とする絶縁膜形成用透明樹脂組成物である。なお、「EO変性」とは、エチレンオキシド変性を意味する。
本発明の態様は、さらに、(F)リン化合物を含有することを特徴とする絶縁膜形成用透明樹脂組成物である。さらに、リン化合物を含有することにより、絶縁膜形成用透明樹脂組成物及びその硬化物に難燃性が付与される。
本発明の態様は、上記絶縁膜形成用透明樹脂組成物を塗布して得られた硬化塗膜を有するフレキシブル配線板である。
本発明の態様は、前記塗布が、インクジェット印刷法によることを特徴とするフレキシブル配線基板である。つまり、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物は、インクジェット印刷用としてフレキシブル配線基板に塗工できる。
本発明の態様は、上記絶縁膜形成用透明樹脂組成物を塗布して得られた硬化塗膜を有するタッチパネル用電極基板である。
本発明の態様は、前記塗布が、インクジェット印刷法によることを特徴とするタッチパネル用電極基板である。つまり、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物は、インクジェット印刷用としてタッチパネル用電極基板に塗工できる。
本発明の態様によれば、(A)ウレタン(メタ)アクリレートと、(B)ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートと、(C)カルボキシル基含有反応性希釈剤と、(D)1分子中に、1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤と、(E)光重合開始剤と、を配合し、さらに酸価を4.0〜20mgKOH/gの範囲にすることで、透明性、絶縁性、耐折り曲げ性、塗膜硬度及び耐薬品性を損なうことなく、ITOフィルム等の難接着性基材に対して密着性に優れた硬化塗膜を形成できる透明樹脂組成物を得ることができる。また、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物を塗工することにより、透明性、絶縁性、耐折り曲げ性、塗膜硬度及び耐薬品性を損なうことなく、ITOフィルム等の難接着性基材に対する密着性に優れた硬化塗膜を有するフレキシブル配線板やタッチパネル用電極基板を得ることができる。
次に、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物について説明する。本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物は、(A)ウレタン(メタ)アクリレートと、(B)ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートと、(C)カルボキシル基含有反応性希釈剤と、(D)1分子中に、1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤と、(E)光重合開始剤と、を含有し、酸価が4.0〜20mgKOH/gである。上記各成分は以下の通りである。
(A)ウレタン(メタ)アクリレート
ウレタン(メタ)アクリレートは、ウレタン樹脂に(メタ)アクリル酸を反応させて得られる(メタ)アクリル化ウレタン樹脂であればよく、特定の化合物に限定されない。ウレタン(メタ)アクリレートが絶縁膜形成用透明樹脂組成物に含まれると、耐折り曲げ性に優れた硬化塗膜を形成できるので、例えば、配線板、特にフレキシブル配線板への適用に有効である。
ウレタン樹脂は、1分子中に2つ以上のイソシアネート基を有する化合物と1分子中に2つ以上のヒドロキシル基を有するポリオール化合物とを反応させて得られるものである。
1分子中に2つ以上のイソシアネート基を有する化合物は、特に限定されず、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネアート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、メチレンジイソシアネート(MDI)、メチレンビスシクロヘキシルイソシアネート、トリメチルヘキサメチルジイソシアネート、ヘキサメチルアミンジイソシアネート、メチレンビスシクロヘキシルイソシアネート、トルエンジイソシアネート、1,2−ジフェニルエタンジイソシアネート、1,3−ジフェニルプロパンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメチルジイソシアネートなどのジイソシアネートが挙げられる。これらの化合物は単独で使用してもよく、2種以上混合して使用してもよい。
1分子中に2つ以上のヒドロキシル基を有するポリオール化合物は、特に限定されず、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、3,3−ジメチロールヘプタン、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,18−オクタデカンジオールなどのC2−C22アルカンジオールや、2−ブテン−1,4−ジオール、2,6−ジメチル−1−オクテン−3,8−ジオールなどのアルケンジオール等の脂肪族ジオール;1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族ジオール;グリセリン、2−メチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、2,4−ジヒドロキシ−3−ヒドロキシメチルペンタン、1,2,6−ヘキサントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、2−メチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、2,4−ジヒドロキシ−3−(ヒドロキシメチル)ペンタン、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−3−ブタノール等の脂肪族トリオール;テトラメチロールメタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、キシリトール等の水酸基を4つ以上有するポリオールなどが挙げられる。これらの化合物は単独で使用してもよく、2種以上混合して使用してもよい。
ウレタン(メタ)アクリレートとして市販されているものには、例えば、日本合成化学(株)の「紫光UV−1400B」、「紫光UV−1700B」、「紫光UV−6300B」、「紫光UV−7510B」、「紫光UV−7600B」、「紫光UV−7605B」、「紫光UV−7610B」、「紫光UV−7620EA」、「紫光UV−7630B」及び「紫光UV−7640B」、根上工業(株)の「アートレジンUN−9000H」、「アートレジンUN−3320HA」、「アートレジンUN−3320HC」、「アートレジンUN−3320HS」及び「アートレジンUN−901T」、新中村化学工業(株)の「NKオリゴU−4HA」、「NKオリゴU−6HA」、「NKオリゴU−6LPA」、「NKオリゴU−15HA」、「NKオリゴUA−32P」、「NKオリゴU−324A」及び「NKオリゴU−6H」、ダイセル・サイテック(株)の「KRM8296」、「EBECRYL1204」、「EBECRYL1205」、「EBECRYL215」、「EBECRYL230」、「EBECRYL244」、「EBECRYL245」、「EBECRYL264」、「EBECRYL265」、「EBECRYL1280」、「EBECRYL285」、「EBECRYL8200」、「EBECRYL8405」、「EBECRYL8411」、「EBECRYL8804」、「EBECRYL9270」、「KRM7735」、「KRM8296」、「EBECRYL1290」、「EBECRYL1290K」、「EBECRYL5129」、「EBECRYL210」、「EBECRYL220」、「EBECRYL284」、「EBECRYL8210」、「EBECRYL8402」及び「EBECRYL9260」、日本化薬(株)の「UX−2201」、「UX−2301」、「UX−3204」、「UX−3301」、「UX−4101」、「UX−0937」、「UX−5000」、「UX−5001」、「UX−5002」、荒川化学工業(株)の「ビームセット575」、東亞合成(株)の「M−313」、「M−315」及び「M−1200」、共栄社化学(株)の「AH‐600」などが挙げられる。
ウレタン(メタ)アクリレートの骨格は特に限定されないが、(メタ)アクリル官能基数が多いものは硬化収縮し、耐折り曲げ性が低下する可能性があるので、1分子中の(メタ)アクリル官能基数は2〜4が好ましい。また、重量平均分子量は、特に限定されないが、硬化塗膜の柔軟性の点から、その下限値は1500が好ましく、成膜性の点から、その上限値は3000が好ましい。
(B)ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレート
ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートは、1分子中に2個以上のエポキシ基を有するビスフェノールA型エポキシ樹脂に、(メタ)アクリル酸をエステル反応させて得られる化合物である。ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートは、紫外線照射によりラジカル重合し得る(メタ)アクリル基を有している。よって、紫外線照射によりビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレート同士が架橋反応して、硬化物の架橋密度が上がり硬化性がより向上するとともに、硬化物に耐折り曲げ性を付与することができる。また、本発明では、エポキシ(メタ)アクリレートのうち、芳香環骨格と直鎖とを有するビスフェノールA型骨格の使用がITOフィルムに対する密着性(ITOフィルム密着性)に寄与する点から、ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートを用いている。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂のエポキシ基に対して、50〜100%当量の(メタ)アクリル酸をエステル化反応させて得られるビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートが好ましく、80〜100%当量の(メタ)アクリル酸をエステル化反応させて得られるビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートが特に好ましい。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂には、例えば、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂、ビスフェノールA型変性柔軟性エポキシ樹脂、核水添ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂などが挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上混合して使用してもよい。
ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートの配合量は特に限定されないが、その下限値は、ウレタン(メタ)アクリレート100質量部に対して、感光性と塗工性の点から20質量部が好ましく、より優れたITOフィルム密着性を付与する点から40質量部が特に好ましい。一方、その上限値は、ウレタン(メタ)アクリレート100質量部に対して、粘度の上昇を抑えて良好な塗工性を得る点から400質量部が好ましく、より優れたITOフィルム密着性と塗工性を付与する点から300質量部が特に好ましい。
下記反応性希釈剤は、例えば、光重合性モノマーであり、反応性の不飽和二重結合を有する化合物である。反応性希釈剤は、樹脂組成物の塗工性を向上させるとともに、光硬化を十分にして、良好な塗膜硬度を有する硬化物を得るために使用する。
(C)カルボキシル基含有反応性希釈剤
反応性希釈剤のうち、カルボキシル基を含有する反応性希釈剤を使用することで、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物の酸価を4.0〜20mgKOH/gの範囲としつつ、上記(A)成分、(B)成分、後述する(D)成分に加えて、さらにカルボキシル基含有反応性希釈剤を配合することで、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物の硬化物について、塗膜硬度だけでなくITOフィルムに対する密着性(ITOフィルム密着性)も付与する。
反応性希釈剤のうち、カルボキシル基を含有するものであれば特に限定されず、例えば、ω‐カルボキシ‐ポリカプロラクトンの(メタ)アクリル酸エステル、β‐カルボキシエチル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。これらの化合物は単独で使用してもよく、2種以上混合して使用してもよい。
カルボキシル基含有反応性希釈剤は、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物の酸価を4.0〜20mgKOH/gの範囲とする配合量であれば特に限定されない。例えば、その下限値は、絶縁膜形成用透明樹脂組成物中に、酸価を4.0mgKOH/g以上としてITOフィルムに対する密着性を付与する点から0.5質量%含有するのが好ましく、塗膜硬度をより向上させる点から2.0質量%がより好ましく、ITOフィルムに対する密着性と塗膜硬度をバランスよく向上させる点から4.0質量%が特に好ましい。一方、例えば、その上限値は、絶縁膜形成用透明樹脂組成物中に、酸価を確実に20mgKOH/g以下に低減して絶縁性を付与する点から10質量%含有するのが好ましく、インクジェット印刷用として適度な粘度とする点から8.0質量%がより好ましく、6.0質量%が特に好ましい。
また、ウレタン(メタ)アクリレートに対するカルボキシル基含有反応性希釈剤の配合量の観点でも、特に限定されず、例えば、その下限値は、ウレタン(メタ)アクリレート100質量部に対して、ITOフィルムに対する密着性及び感光性を付与する点から10質量部が好ましく、塗膜硬度を確実に向上させる点から30質量部がより好ましく、ITOフィルムに対する密着性と塗膜硬度をバランスよく向上させる点から50質量部が特に好ましい。一方、例えば、その上限値は、ウレタン(メタ)アクリレート100質量部に対して、硬化物の吸水性を抑えて絶縁性を付与する点から150質量部が好ましく、インクジェット印刷用として適度な粘度とするの点から100質量部がより好ましく、75質量部が特に好ましい。
(D)1分子中に、1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤
上記(A)成分〜(C)成分に加えて、1分子中に1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤を配合することで、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物の硬化物について、塗膜硬度だけでなくITOフィルムに対する密着性も付与する。
反応性希釈剤のうち、1分子中に、1つの(メタ)アクリレート基と、1つ以上の芳香環基及び/または1つ以上の脂環基と、を有するものであれば特に限定されない。具体的には、例えば、ベンジルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ジシクロペンタニルメタクリレ−ト、フェノキシエチルアクリレート、1−アダマンチルメタクリレート、フェノキシエチルEO変性アクリレート等を挙げることができる。これらの化合物は単独で使用してもよく、2種以上混合して使用してもよい。
分子中に1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤の配合量は、特に限定されないが、例えば、その下限値は、ウレタン(メタ)アクリレート100質量部に対して、ITOフィルムに対する密着性を確実に付与する点から150質量部が好ましく、塗膜硬度をより向上させる点から170質量部がより好ましく、200質量部が特に好ましい。一方、例えば、その上限値は、ウレタン(メタ)アクリレート100質量部に対して、粘度の上昇を抑えて塗工性を得つつ、良好な折り曲げ性を付与する点から500質量部が好ましく、ITOフィルムに対する密着性を確実に付与する点から450質量部が特に好ましい。
(E)光重合開始剤
光重合開始剤は、一般的に使用されるものであれば特に限定されず、例えば、オキシム系開始剤、ジフェニル(2,4,6‐トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン‐n‐ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、アセトフェノン、ジメチルアミノアセトフェノン、2,2‐ジメトキシ‐2‐フェニルアセトフェノン、2,2‐ジエトキシ‐2‐フェニルアセトフェノン、2‐ヒドロキシ‐2‐メチル‐1‐フェニルプロパン‐1‐オン、1‐ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2‐メチル‐1‐〔4‐(メチルチオ)フェニル〕‐2‐モルフォリノ‐プロパン‐1‐オン、4‐(2‐ヒドロキシエトキシ)フェニル‐2‐(ヒドロキシ‐2‐プロピル)ケトン、ベンゾフェノン、p‐フェニルベンゾフェノン、4,4′‐ジエチルアミノベンゾフェノン、ジクロルベンゾフェノン、2‐メチルアントラキノン、2‐エチルアントラキノン、2‐ターシャリーブチルアントラキノン、2‐アミノアントラキノン、2‐メチルチオキサントン、2‐エチルチオキサントン、2‐クロルチオキサントン、2,4‐ジメチルチオキサントン、2,4ジエチルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、アセトフェノンジメチルケタール、P‐ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
波長300〜400nmの紫外光が本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物に照射されると、上記光重合開始剤が絶縁膜形成用透明樹脂組成物の光硬化を促進する。光重合開始剤の配合量は、適宜選択可能であり、例えば、ウレタン(メタ)アクリレート100質量部に対して、50〜200質量部が好ましく、60〜150質量部が特に好ましい。
本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物は、上記(A)成分〜(E)成分を含有するのに加えて、酸価が4.0〜20mgKOH/gの範囲となっている。つまり、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物の酸価の下限値は、絶縁膜形成用透明樹脂組成物の硬化塗膜にITOフィルム密着性を付与する点から4.0mgKOH/gであり、より確実にITOフィルム密着性を付与する点から5.0mgKOH/gが好ましく、6.0mgKOH/gが特に好ましい。一方、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物の酸価の上限値は、絶縁膜形成用透明樹脂組成物の硬化塗膜に絶縁性を付与し、さらに硬化物の色調が黄変するのを防止する点から20mgKOH/gであり、より確実に絶縁性を付与する点から15mgKOH/gが特に好ましい。
本発明では、上記(A)成分〜(E)成分に加えて、さらに、必要に応じて、上記(C)成分及び(D)成分以外の反応性希釈剤(以下、「他の反応性希釈剤」ということがある。)やリン化合物を配合してもよい。
(C)成分及び(D)成分の反応性希釈剤に加えて、(C)成分及び(D)成分以外の反応性希釈剤も配合することで、光硬化性と塗膜硬度をより向上させることができる。他の反応性希釈剤は特に限定されないが、例えば、1分子中に2つ以上の(メタ)アクリレート基を有する反応性希釈剤、1分子中に1つの(メタ)アクリレート基を有するが芳香環基及び脂環基を有しない反応性希釈剤を挙げることができる。
1分子中に2つ以上の(メタ)アクリレート基を有する反応性希釈剤には、例えば、1,4‐ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6‐ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールアジペートジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、EO変性燐酸ジ(メタ)アクリレート、アリル化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化エトキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA EO変性ジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの化合物は単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
1分子中に1つの(メタ)アクリレート基を有するが芳香環基及び脂環基を有しない反応性希釈剤には、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヘキサエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの化合物は単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
他の反応性希釈剤の配合量は特に限定されないが、ウレタン(メタ)アクリレート100質量部に対して、50〜400質量部が好ましく、100〜300質量部が特に好ましい。
本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物では、上記各成分に加えて、さらに、(F)リン化合物を配合してもよい。リン化合物、特に、リン元素含有有機化合物が絶縁膜形成用透明樹脂組成物に含まれると、難燃性を付与することができる。
(F)リン化合物
リン化合物には、例えば、トリス(クロロエチル)ホスフェート、トリス(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェート、トリス(2−クロロプロピル)ホスフェート、トリス(2,3−ブロモプロピル)ホスフェート、トリス(ブロモクロロプロピル)ホスフェート、2,3−ジブロモプロピル−2,3−クロロプロピルホスフェート、トリス(トリブロモフェニル)ホスフェート、トリス(ジブロモフェニル)ホスフェート、トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェートなどの含ハロゲン系リン酸エステル;トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、トリアリルホスフィンなどのノンハロゲン系脂肪族リン酸エステル;トリフェニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、ジクレジルフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート、トリス(イソプロピルフェニル)ホスフェート、イソプロピルフェニルジフェニルホスフェート、ジイソプロピルフェニルフェニルホスフェート、トリス(トリメチルフェニル)ホスフェート、トリス(t−ブチルフェニル)ホスフェート、ヒドロキシフェニルジフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、3−グリシジルオキシプロピレンジフェニルホスフィンオキシド、3−グリシジルオキシジフェニルホスフィンオキシド、ジフェニルビニルホスフィンオキシド、2−(9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−オキサイド−10−ホスファフェナントレン−10−イル)メチルコハク酸ビス−(2−ヒドロキシエチル)−エステル重合物などのノンハロゲン系芳香族リン酸エステル;トリスジエチルホスフィン酸アルミニウム、トリスメチルエチルホスフィン酸アルミニウム、トリスジフェニルホスフィン酸アルミニウム、ビスジエチルホスフィン酸亜鉛、ビスメチルエチルホスフィン酸亜鉛、ビスジフェニルホスフィン酸亜鉛、ビスジエチルホスフィン酸チタニル、テトラキスジエチルホスフィン酸チタン、ビスメチルエチルホスフィン酸チタニル、テトラキスメチルエチルホスフィン酸チタン、ビスジフェニルホスフィン酸チタニル、テトラキスジフェニルホスフィン酸チタンなどのホスフィン酸の金属塩等が挙げられる。
リン化合物の配合量は特に限定されないが、その下限値は、ウレタン(メタ)アクリレート100質量部に対して、50質量部が好ましく、十分な難燃性を確保する点から100質量部が特に好ましい。一方、その上限値は、ウレタン(メタ)アクリレート100質量部に対して、硬化物の機械的強度の低下を抑える点から250質量部が好ましく、硬化物の機械的強度の低下を確実に抑える点から200質量部が特に好ましい。
本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物は、上記各成分の他に、必要に応じて、種々の添加成分、例えば、各種添加剤、有機溶剤などを配合してもよい。また、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物には、透明性が損なわれるのを防止するために、着色剤は配合されていないが、所望の色に着色する場合には、適宜、着色顔料等の着色剤を配合してもよい。
各種添加剤には、例えば、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン等のレベリング剤、シリコーン系、炭化水素系、アクリル系等の消泡剤などが挙げられる。
着色剤は、特に限定されず使用可能であり、白色、黒色、青色、黄色等に着色する場合には、それに応じて、白色着色剤、黒色着色剤、青色着色剤、黄色着色剤等を配合してよい。
有機溶剤は、絶縁膜形成用透明樹脂組成物の粘度や乾燥性を調節するために使用するものである。有機溶剤としては、例えば、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メタノール、イソプロパノール、シクロヘキサノール、などのアルコール類、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素類、石油エーテル、石油ナフサ等の石油系溶剤類、セロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、カルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトール類、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート等の酢酸エステル類等を挙げることができる。有機溶媒を用いる場合の配合量は、ウレタン(メタ)アクリレート100質量部に対して、5.0〜300質量部が好ましい。
上記した本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物の製造方法は、特定の方法に限定されないが、例えば、上記(A)成分〜(E)成分、および必要に応じてその他の成分を所定割合で配合後、室温にて、三本ロール、ボールミル、サンドミル等の混練手段、またはスーパーミキサー、プラネタリーミキサー等の攪拌手段により混練または混合して製造することができる。また、前記混練または混合の前に、必要に応じて、予備混練または予備混合してもよい。
次に、上記した本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物の塗工方法について説明する。ここでは、フレキシブルな基材上に本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物を塗工して透明な絶縁膜を形成する方法、より具体的には、銅箔をエッチングして形成した回路パターンを有するフレキシブル配線板上に、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物を塗工して、透明なソルダーレジスト膜を形成する方法を例にとって説明する。
銅箔をエッチングして形成した回路パターンを有するフレキシブル配線板上に、上記のように製造した絶縁膜形成用透明樹脂組成物をスクリーン印刷法、スプレーコート法、バーコータ法、スピンコータ、インクジェット印刷等の方法を用いて所望の厚さに塗布する。次に、絶縁膜形成用透明樹脂組成物に有機溶剤が配合されている場合には、絶縁膜形成用透明樹脂組成物中の有機溶剤を揮散させるために60〜80℃程度の温度で15〜60分間程度加熱する予備乾燥を行い、絶縁膜形成用透明樹脂組成物から有機溶剤を揮発させて塗膜の表面をタックフリーの状態にする。
その後、塗布した絶縁膜形成用透明樹脂組成物上に、前記回路パターンのランド以外を透光性にしたパターンを有するネガフィルムを密着させ、その上から紫外線を照射させる。そして、前記ランドに対応する非露光領域を希アルカリ水溶液で除去することにより塗膜が現像される。現像方法には、例えば、スプレー法、シャワー法等、公知の方法が適宜使用可能であり、使用される希アルカリ水溶液としては、例えば、0.5〜5%の炭酸ナトリウム水溶液が挙げられる。現像後、130〜170℃の熱風循環式の乾燥機等で20〜80分間ポストキュアを行うことにより、フレキシブル配線板上に目的とする透明なソルダーレジスト膜を形成させることができる。
また、上記した塗工方法の例では、フレキシブル配線板に、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物を塗工したが、フレキシブル配線板に代えて、タッチパネル用電極基板上やガラスエポキシ基板等で製造したプリント配線板上に、本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物を塗工してもよい。
次に、本発明の実施例を説明するが、本発明はその趣旨を超えない限り、これらの例に限定されるものではない。
実施例1〜17、比較例1〜5
下記表1に示す各成分を下記表1に示す配合割合にて配合し、セパラブルフラスコを用いて、70℃にて2時間、溶融攪拌させて、実施例1〜17、比較例1〜5にて使用する絶縁膜形成用透明樹脂組成物を調製した。そして、調製した絶縁膜形成用透明樹脂組成物を以下のように塗工して硬化塗膜を有する試験片を作成した。なお、表1中の配合割合の数値は質量部を示す。
Figure 2013189532
なお、表1中の各成分についての詳細は以下の通りである。
(A)ウレタン(メタ)アクリレート
・KRM 8296:ダイセル・サイテック(株)製、ウレタンアクリレート。
(B)ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレート
・ユニディックV−5500:DIC(株)製、ビスフェノールA型エポキシアクリレートと2‐ヒドロキシエチルメタクリレートの混合物(50:50)。
(C)カルボキシル基含有反応性希釈剤
・アロニックスM−5300:東亞合成(株)製、ω‐カルボキシ‐ポリカプロラクトンのアクリル酸エステル。
・β−CEA:ダイセル・サイテック(株)製、β‐カルボキシエチルアクリレート。
(D)1分子中に、1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤
・ビスコート#160:大阪有機化学工業(株)製、ベンジルアクリレート。
・CHMA:共栄社化学(株)製、シクロヘキシルメタクリレート。
・FA−513M:日立化成工業(株)製、ジシクロペンタニルメタクリレ−ト。
・PHE:第一工業製薬(株)製、フェノキシエチルアクリレート。
・ADMA:大阪有機化学工業(株)製、1−アダマンチルメタクリレート。
・PHE‐2:第一工業製薬(株)製、フェノキシエチルEO変性アクリレート
(E)光重合開始剤
・Chemcure 73:川原油化(株)製、2‐ヒドロキシ‐2‐メチル‐1‐フェニルプロパノン。
・SPEEDCURE TPO:日本シイベルヘグナー(株)製、ジフェニル(2,4,6‐トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド。
(F)リン化合物
・V−4(難燃剤DPVPO):片山化学工業(株)製、ジフェニルビニルホスフィンオキシド。
その他の成分について
他の反応性希釈剤
・KAYARAD R−684:日本化薬(株)製、トリシクロデカンジメチロールジアクリレート。
・ライトエステル2EG:共栄社化学(株)製、ジエチレングリコールジメタクリレート。
・BP−1206A:東邦化学工業(株)製、プロポキシ化エトキシ化ビスフェノールAジアクリレート。
・アロニックスM−211B:東亞合成(株)製、ビスフェノールA EO 変性(n ≒ 2)ジアクリレート。
・GE−610:三菱瓦斯化学(株)製、2‐ヒドロキシエチルメタクリレート。
・ブレンマー AAE−300:日油(株)製、ヘキサエチレングリコールモノアクリレート。
添加剤
・BYK−310:ビックケミー・ジャパン(株)製、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン。
着色顔料
・リオノールブルーFG−7351:東洋インキ(株)製、フタロシアニン化合物。
・クロモフタルイエローAGR:チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、アントラキノン化合物。
試験片作成工程
銅箔をエッチングして形成した回路パターンを有するフレキシブル配線板(ニッカン工業(株)製、「ニカフレックスF‐11VC」(ポリエステルフィルムからなる基材に銅箔をエッチングした基板))、フィルム厚さ50μm、銅箔厚み18μm)の表面をイソプロピルアルコールで脱脂処理した後、脱脂処理した表面に、バーコータ法にて、上記のように調製した絶縁膜形成用透明樹脂組成物を塗布した。次に、塗布した絶縁膜形成用透明樹脂組成物に、露光装置(オーク社製HMW−680GW)にて紫外光(300〜450nm)を、所定のエネルギー量(実施例、比較例では300〜1050mJ/cm2)露光した。露光後、BOX炉にて170℃で30分(炉内:35分)のポストキュアを行ってフレキシブル配線板上に絶縁膜形成用透明樹脂組成物の硬化塗膜を形成した。硬化塗膜の厚みは10〜15μmであった。
評価について
(1)ITOフィルム密着性
フレキシブル配線板に代えてITOフィルム(尾池工業(株)製、「KB500NS2−188UN2/P」、フィルム厚さ188μm)を使用した以外は、上記試験片作成工程に準じて作成した試験片について、30mm×30mmに切り取り、切り取った試験片について、硬化塗膜の塗工されていない裏面側を両面テープにて固定し、固定後、硬化塗膜に密着性JISK‐5600‐5‐6に準拠し、10mm×10mmのクロスカットを入れた。その後、クロスカットした表面にテープを貼りつけてピールを行なった後、硬化塗膜の剥がれ発生状況を目視及び×200の光学顕微鏡で観察し、剥がれ発生程度を下記のように評価した。
○:100個中90個以上で剥離が認められない。
△:100個中50個以上89個以下で剥離が認められない。
×:100個中49個以下で剥離が認められない。
(2)耐折り曲げ性
フレキシブル配線板に代えて透明ポリイミドフィルム(「三菱瓦斯化学(株)製、「ネオプリム」、フィルム厚さ50μm)を使用した以外は、上記試験片作成工程に準じて作成した試験片について、20mm×25mmに切り取り、ハゼ折りにより180°折り曲げを数回繰り返して行なった。なお、折り曲げにあたって、折り曲げ部には30mm×30mmの接地面積の錘(500g)を5秒間載せた。その際の硬化塗膜におけるクラック発生状況を目視及び×200の光学顕微鏡で観察し、クラックが発生しなかった回数を確認した。
(3)塗膜硬度
フレキシブル配線板に代えてITOフィルム(尾池工業(株)製、「KB500NS2−188UN2/P」、フィルム厚さ188μm)を使用した以外は、上記試験片作成工程に準じて作成した試験片について、硬化塗膜の鉛筆硬度を、JISK−5600−5−4の試験方法に従って評価した。
(4)耐薬品性
上記試験片作成工程に準じて作成した試験片を室温にて30分間、イソプロピルアルコールに浸せきした後、硬化塗膜の状態を目視により観察し、次の基準に従い評価した。
○:全く変化が認められない。
×:塗膜が膨潤し、剥離している。
(5)ヘイズ(曇価)(%)
フレキシブル配線板に代えて石英ガラス(50mm×50mm×厚さ1mm)を使用し、バーコータ法に代えてスピンコータ法を使用した以外は、上記試験片作成工程に準じて作成した試験片について、硬化塗膜のヘイズをJIS−K−7105、JIS−K−7136に準じて、分光光度計(日立ハイテク社製、「U−3310」)を用いて測定した。なお、PETフィルム等の透明基材の吸収が350〜350nmにあることから、測定波長は350nmに設定した。
(6)絶縁性(Ω)
フレキシブル配線板に代えて、櫛形テストパターン(線幅50μm、線間50μm)に、上記試験片作成工程と同様の方法で塗工して硬化塗膜を形成し、試験片とした。この試験片を、温度85℃、湿度85%の雰囲気の槽中にて直流50V印加して1000時間放置後、該試験片を槽外に取り出して絶縁抵抗値を測定した。
酸価
調製した各絶縁膜形成用透明樹脂組成物について、0.5g量りとり、20mlのイソプロピルアルコール溶剤にて溶解させた。その後、フェノールフタレイン溶液を指示薬として0.5mol/L・KOHにて滴定し、酸価を測定した。
粘度
表2中に記載の温度にて、粘度計(A&D社製、「SV−10」)を用いて測定した。
評価結果を表2に示す。
Figure 2013189532
上記表2の実施例の結果に示すように、(A)ウレタン(メタ)アクリレートと、(B)ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートと、(C)カルボキシル基含有反応性希釈剤と、(D)1分子中に、1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤と、(E)光重合開始剤と、を含有し、且つ酸価が6.81〜14.6mgKOH/gである絶縁膜形成用透明樹脂組成物では、絶縁性、耐折り曲げ性、塗膜硬度及び耐薬品性を損なうことなく、ITOフィルムに対する密着性に優れた硬化塗膜が得られた。また、着色顔料を配合していない実施例1〜11、14〜17では、ヘイズ値が1.9%以下であり、透明性も良好であった。実施例12、13より、さらに着色顔料を配合してもヘイズの上昇は抑制でき、着色しつつも透明性を有する硬化塗膜を得ることができた。
また、実施例では、室温付近の粘度が23.5〜61.9mPa・sの範囲であった。特に、1分子中に1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤として、ベンジルアクリレート及び/またはシクロヘキシルメタクリレートからなる反応性希釈剤を使用した実施例1〜6、14〜17、及びベンジルアクリレートとフェノキシエチルアクリレートまたはフェノキシエチルEO変性アクリレートとからなる反応性希釈剤を使用した実施例9、11〜13では、室温付近の粘度が23.5〜36.2mPa・sの範囲であった。よって、実施例では、加温(例えば、50℃)時の粘度が、インクジェット装置で好適に吐出できる目安である10〜15mPa・s程度になり、特に、実施例1〜6、9、11〜17では、加温時の粘度が10mPa・s程度となると考えられる。さらに、各実施例の光硬化に要した露光量は300〜1050mJ/cm2であり、従来の300〜1050mJ/cm2と同程度であった。よって、各実施例では、インクジェット印刷法により塗工することができることも判明した。
一方、比較例1〜4より、(A)ウレタン(メタ)アクリレート、(B)ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレート、(C)カルボキシル基含有反応性希釈剤、(D)1分子中に、1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤のいずれかが配合されていないと、硬化塗膜にITOフィルム密着性が得られなかった。また、比較例5より、上記(A)成分〜(D)成分が全て配合されていても、酸価が25mgKOH/gでは、300時間放置後において既に絶縁抵抗値が3.0×10Ωと著しく低下し、絶縁性が認められなかったため、300時間放置後にて試験を中断した。
本発明の絶縁膜形成用透明樹脂組成物は、透明性、絶縁性、耐折り曲げ性、塗膜硬度、耐薬品性を損なうことなく、ITOフィルムに対する密着性に優れた硬化塗膜を得ることができるので、ITOフィルム等の難接着性基材に透明な絶縁膜を形成する分野、例えば、配線基板やタッチパネル用電極基板に透明な絶縁膜を形成する分野で利用価値が高い。

Claims (7)

  1. (A)ウレタン(メタ)アクリレートと、(B)ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレートと、(C)カルボキシル基含有反応性希釈剤と、(D)1分子中に、1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤と、(E)光重合開始剤と、を含有し、
    酸価が4.0〜20mgKOH/gであることを特徴とする絶縁膜形成用透明樹脂組成物。
  2. 前記(D)1分子中に、1つの(メタ)アクリレート基と1つ以上の芳香環基及び/または脂環基とを有する反応性希釈剤が、ベンジルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ジシクロペンタニルメタクリレ−ト、フェノキシエチルアクリレート、1−アダマンチルメタクリレート及びフェノキシエチルEO変性アクリレートの群から選択された少なくとも1種の化合物であることを特徴とする請求項1に記載の絶縁膜形成用透明樹脂組成物。
  3. さらに、(F)リン化合物を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の絶縁膜形成用透明樹脂組成物。
  4. 請求項1または2に記載の絶縁膜形成用透明樹脂組成物を塗布して得られた硬化塗膜を有するフレキシブル配線板。
  5. 前記塗布が、インクジェット印刷法によることを特徴とする請求項4に記載のフレキシブル配線基板。
  6. 請求項1または2に記載の絶縁膜形成用紫外線硬化性透明樹脂組成物を塗布して得られた硬化塗膜を有するタッチパネル用電極基板。
  7. 前記塗布が、インクジェット印刷法によることを特徴とする請求項6に記載のタッチパネル用電極基板。
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