JP2013189147A - 運搬装置及び物品運搬方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品を移動させる際の舵取りを容易にすることを課題とする。
【解決手段】運搬装置は、ハンドル部が設けられた本体部と、前記本体部に設けられ、運搬対象物品である筐体の下端部に設けられた台足に係合する係合部と、前記本体部に設けられたキャスターと、を備える。筐体は、安定して設置されるための台足を備えている。この台足は、物品の設置時に、物品設置場所の床面に接地し、移動時に、上昇して、床面から離間した状態となる。係合部は、床面から離間した台足と係合する。これにより、台車へ搭載することなく筐体を運搬することができ、その際の舵取りが容易となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、運搬装置及び物品運搬方法に関する。
従来、物品を運搬する装置として、キャスター付き台車の運搬装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された運搬装置は、ハンドル部と支持棒とけん引用連結部を備えている。けん引連結部は、キャスター付き台車に設けられた角穴に挿入されることによりキャスター付き台車と連結される。ここで、運搬される物品(荷物)は、キャスター付き台車に積載される。
特開2005−324642号公報
上述のように特許文献1に開示されたキャスター付き台車の運搬装置は、ハンドル部を把持してキャスター付き台車をけん引することにより物品を運搬することができる。
しかしながら、特許文献1に開示されたキャスター付き台車の運搬装置を用いて大型の物品、例えば、サーバ等の大型の筐体を移動させるようとすると、物品をキャスター付き台車に積載することが困難である。物品をキャスター付き台車上に積載することができなければ、当該物品を運搬することはできない。
サーバ等の大型の筐体を運搬するとき、油圧リフターを用いる場合がある。しかしながら、油圧リフターは通常、それ自体が大型であり、取り回しには広範なスペースが必要であり、狭小スペースでの設置位置の微調整(舵取り)が困難である。
大型の筐体を移動させる場合、格別の運搬装置を用いることなく、筐体自身が備えるキャスターを用いることができる。しかしながら、筐体は、移動時に使用可能な把手を自身で備えることは稀であり、この場合、作業者は、筐体の外壁面に掌を添えて筐体の移動及び舵取りを行わなければならない。外壁面に掌を添えての移動は、舵取りが困難であり、また、舵取りの際に筐体の外壁を形成する化粧板を凹ませてしまうおそれがある。さらに、筐体を人力のみで移動させる場合、通常、複数の作業者が必要となる。
1つの側面では、本発明は、物品を移動させる際の舵取りを容易にすることを課題とする。
本明細書開示の運搬装置は、ハンドル部が設けられた本体部と、前記本体部に設けられ、運搬対象物品の下端部に設けられた台足に係合する係合部と、前記本体部に設けられたキャスターと、を備える。
大型筐体等は、所定位置に設置されるときに、設置場所の床面に接地する台足を備える。本明細書開示の運搬装置は、このような台足を備えた物品を運搬対象物品とする。そして、係合部を台足に係合させて運搬対象物品をけん引し、運搬する。台足と係合部とを係合させることにより、容易に運搬対象物品の舵取りをすることができる。
1実施形態によれば、物品を移動させる際の舵取りが容易となる。
図1は実施例1の運搬装置の斜視図である。 図2(A)は実施例1の運搬装置の側面図であり、図2(B)は実施例1の運搬装置の背面図である。 図3は実施例1の運搬装置が備える係合部の斜視図である。 図4は角度調整板を係合部に装着する様子を示す説明図である。 図5は本体部の下端部に設けられた腕部材を介して本体部に設けられた係合部の周辺を拡大して示す説明図である。 図6(A)〜(C)は実施例1の運搬装置の使用状態を時系列的に示す説明図である。 図7(A)は係合部が台足の下方に差し入れられる様子を示す説明図であり、図7(B)は係合部が台足の下方に差し入れられた状態を示す説明図である。 図8は係合部が台足の下方に差し入れられた状態を示す断面図である。 図9は係合部に配置された角度調整板に台足の接地部が当接した状態を示す断面図である。 図10は実施例1の運搬装置を用いた場合の支点、力点、作用点を示す説明図である。 図11は実施例2の係合部の斜視図である。 図12(A)〜(C)は実施例2の運搬装置の使用状態を時系列的に示す説明図である。 図13は係合部が台足の下方に差し入れられた状態を示す断面図である。 図14は係合部が台足の接地部と係合した状態を示す断面図である。 図15(A)は実施例3の運搬装置を示す説明図であり、図15(B)はけん引時の実施例3の運搬装置を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。
図1は実施例1の運搬装置1の斜視図である。図2(A)は実施例1の運搬装置1の側面図であり、図2(B)は実施例1の運搬装置の背面図である。図3は実施例1の運搬装置1が備える係合部10の斜視図である。図4(A)は角度調整板12の斜視図であり、図4(B)は角度調整板12を係合部10に装着する様子を示す説明図である。図5は本体部2の下端部に設けられた腕部材5を介して本体部2に設けられた係合部10の周辺を拡大して示す説明図である。図6(A)〜(C)は実施例1の運搬装置1の使用状態を時系列的に示す説明図である。
実施例1の運搬装置1について説明する前に、まず、運搬装置1の運搬対象物について説明する。実施例1の運搬装置1は、物品を運搬するものであるが、運搬対象物品は、台足52を備えたものとしている。図6を参照すると、実施例1における運搬対象物品は、筐体50である。筐体50は、サーバ装置の外装部材であり、内部にサーバを構成する電子機器が収容されている。筐体50の下端部には、キャスター51が設けられている。キャスター51は、筐体50の四隅に設けられている。また、筐体50は下端部に台足52を備えている。台足52は、筐体50の四隅に設けられている。台足52は、軸部材52aと円盤状の接地部52bとを備えている。軸部材52aは螺子部を備えており、筐体50内に設けられた螺子部と螺合している。軸部材52aは、螺子部の螺合状態を調節することにより筐体50からの突出量を変化させることができる。筐体50が所定場所に設置されるときに、軸部材52aの筐体50からの突出量は増量され、台足52は、キャスター51の下端部と同等か、それよりも下側まで突出した状態とされる。これにより、台足52の接地部52bが床面に接地し、筐体50が所定場所に設置される。一方、筐体50を運搬するときは、軸部材52aの筐体50からの突出量は減らされ、台足52は、床面から離間した状態とされる。運搬装置1は、このような筐体50を運搬する。
つぎに、図面を参照して、運搬装置1の概略構成について説明する。なお、以下の説明において、運搬装置1の高さ方向、幅方向、前後方向、左右方向は図1、図2(A)及び図2(B)に示す方向として説明する。
運搬装置1は、ハンドル部3が設けられた本体部2を備える。本体部2は、複数の棒状部材を組み合わせて形成されている。ハンドル部3は、本体部2の最も高い位置に設けられている。運搬装置1は、運搬対象物品である筐体50の下端部に設けられた台足52に係合する係合部10を備える。具体的に、係合部10は、本体部2の最も下側(下端部)に設けられた横部材4に設けられた腕部材5を介して本体部2に設けられている。
横部材4は、この横部材4の軸線方向(幅方向)に沿って延びる案内溝4aを備える。この案内溝4aには、二つの腕部材5が取り付けられている。案内溝4aは腕部材5の位置調整手段に相当し、腕部材5は、案内溝4aに対してスライド自在に装着され、固定金具6及び固定螺子7を用いて横部材4に固定されている。腕部材5は、案内溝4aに対してスライドすることができ、位置調整可能であるため、二つの腕部材5の間隔を調整することができる。二つの腕部材5の間隔は、運搬する筐体50に設けられた台足52の間隔に対応させて調整される。腕部材5の案内溝4aに装着された側とは反対側の端部には、以下に詳述する係合部10が取り付けられる取付板9が装着されている。取付板9には、ボルト9aが設けられている。
運搬装置1は、二つの係合部10を備える。二つの係合部10は、それぞれ腕部材5の端部に装着された取付板9に取り付けられている。図3を参照すると、係合部10は、前側板10aを備える。前側板10aには、高さ方向に延びる2条の螺子溝10a1が設けられている。螺子溝10a1は、本体部2に対する係合部10の高さ調整手段に相当し、螺子溝10a1には、取付板9が備えるボルト9aが挿通される。ボルト9aの螺旋溝10a1に対する相対位置を調整し、ナット9bを締めつけることにより、係合部10の高さ調整をすることができる。係合部10は、前側板10aに対向する位置に後側板10bを備える。また、係合部10は、右側板10c及び左側板10dを備える。そして、係合部10は、これらの前側板10a、後側板10b、右側板10c及び左側板10dに囲まれた領域に底板10eを備える。前側板10a、後側板10b、右側板10c及び左側板10dは、接地部52bが当接する当接部に相当する。また、底板10eは、けん引時に台足52が搭載される底部に相当する。底部は、底板に限定されるものではなく、台足52を搭載できるものであればよい。係合部10は、右側板10c及び左側板10dの上側にそれぞれ前側板10aから延びる目安板11を備えている。目安板11は、後に詳述するように係合部10を台足52の下側に差し入れるときに作業者の目標とすることができる。
図4(A)及び(B)を参照すると、係合部10には、傾斜面12aを備えたクサビ状の角度調整板12が収容される。角度調整板12は、角度調整部材の一例である。角度調整板12は、運搬装置1により筐体50をけん引するときに本体部2が傾斜し、これに伴って係合部10の底板10eが水平状態から傾斜することに鑑みて用いられるものである。台足52の接地部52bの底面は通常水平状態である。角度調整板12は、係合部10上に搭載された接地部52bの安定性を向上させることができる。角度調整板12は、複数枚用いることができる。また、角度調整板12は、傾斜面の角度が同じもの、異なるもの等、複数準備しておき、運搬装置1の使用状況や、台足52の状態に応じて適宜組み合わせて用いることができる。また、角度調整部材は、けん引時にほぼ水平となる部分に台足52を搭載し、支持できるものであれば、その形状は問わない。
運搬装置1は、本体部2に設けられた2個のキャスター8を備える。具体的に、運搬装置1は、それぞれ腕部材5の下側に装着されたキャスター8を備える。実施例1のキャスター8は、車輪状のキャスターであるが、球状のキャスターであってもよい。キャスター8は、運搬装置1の進行方向を自在に変化させることができる。腕部材5は、前後方向に延びる案内溝5aを備える。キャスター8は、上部に設けられた固定板8aを介して、案内溝5aに装着され、固定金具6及び固定螺子7を用いて腕部材5に固定されている。運搬装置1は、横部材4に装着される追加のキャスターを備えることもできる。
つぎに、以上のような運搬装置1の使用状態について、図6乃至図10を参照しつつ説明する。
筐体50を運搬するときは、まず、筐体50が備える台足52の間隔に併せて腕部材5の間隔を調整しておく。腕部材5の間隔の調整は、案内溝4aに対して腕部材5をスライドさせることによって行うことができる。腕部材5の位置は、本体部2の中心線に対して左右対称とする。また、台足52は、上昇させて、床面から離間させておく。そして、図6(A)や図7(A)に示すように、運搬装置1を筐体50の前側に位置させる。このとき、本体部2が垂直方向に沿うように、すなわち、係合部10が、筐体50の下端縁とほぼ平行になるように配置する。そして、図6(B)や図7(C)に示すように、運搬装置1を筐体50に向かって移動させ、係合部10を台足52の下側に差し入れる。係合部10を台足52の下側に差し入れる際、作業者は目安板11を目安にして運搬装置1を移動させることができる。その後、必要に応じて、係合部10の高さ調整を行う。高さ調整は、図8に示すように接地部52bの一部が角度調整板12と接触する状態となるように行う。なお、係合部10の高さは、予め調整しておいてもよい。その場合、後側板10bと接地部52bとの干渉を回避すべく、ハンドル部3を僅かに筐体50側へ倒し、係合部10を傾斜させながら運搬装置1を筐体50側へ移動させるとよい。
図8に示すように係合部10を接地部52bの下側に配置した後、図6(C)に示すように作業者が自身の側にハンドル部3を引くとキャスター8を支点として運搬装置1が傾く。これに伴って図9に示すように接地部52bの下面が角度調整板12の傾斜面12aと密着した状態となる。また、台足52が係合部10上に搭載された状態となる。この状態から作業者が運搬装置1を移動させると、後側板10bと接地部52bとが係合するため、筐体50がけん引状態(前進)となる。また、筐体50を右側に移動させたいとき、作業者がハンドル部3を操作して進行方向右側に運搬装置1を移動させると、接地部52bが左側板10dにより押される状態となり、筐体50が右側に移動する。筐体50を左側に移動させたいとき、作業者がハンドル部3を操作して進行方向左側に運搬装置1を移動させると、接地部52bが右側板10cにより押される状態となり、筐体50が左側に移動する。このように、作業者は、ハンドル部3を把持して運搬装置1を操作することにより、容易に筐体50の舵取りをすることができる。なお、運搬装置1を用いて後退することもできる。後退するときは、接地部52bと係合部10との関係が図8に示すような状態となり、接地部52bが前側板10aに押される状態となって筐体50を後退させることができる。
ここで、運搬装置1を用いて筐体50を運搬する場合の支点、力点、作用点及び力関係の一例について図10を参照しつつ説明する。なお、以下の計算は、概算であり、厳密に行われるものでない。
まず、各部の寸法、運搬装置1により運搬される筐体50の重量を以下のように仮定する。

支点(キャスター8の接地点)から力点(ハンドル部3)までの垂直距離a
a=1425mm
支点(キャスター8の接地点)から力点(ハンドル部3)までの水平距離b
b=120mm
支点(キャスター8の接地点)から作用点(係合部10)までの水平距離d
d=90mm
筐体重量
600kg

以上のように仮定した場合、支点から力点までの距離cは、
=a+b
=1425+120
c=1430(mm)
となる。
筐体重量が600kgである場合、運搬装置1が装着される筐体前側にかかる重量は300kgとすることができる。

以上の条件からけん引力Aを概算すると、
A×1430=300×90
A=(300×90)/1430
=18.8kg
となる。
すなわち、およそ18.8kgの力でけん引することにより、筐体50の前端側をリフトすることができる。すなわち、筐体50の重量を分散して負担することができる。そして、18.8kgを越える力でけん引することにより容易に筐体50を移動させることができる。また、筐体50の舵取りも容易となる。
以上のような運搬装置1は、筐体50を台車等に搭載する必要がない。また、運搬装置1を用いることにより、作業者は、油圧リフターを使用しなくても筐体50を運搬することができる。仮に油圧リフターを用いて筐体を持ち上げる場合、筐体50に対する油圧リフターの設置場所を誤ると、筐体50に局所的な荷重が加わり、筐体50が変形するおそれがある。実施例1の運搬装置1を用いれば、筐体50を変形させるおそれが低減される。筐体50を台車等に積載する場合、筐体50を一旦持ち上げなければならない。しかしながら、筐体50の設置場所に、高さ方向の制限がある場合に、筐体50を持ち上げることができない場合がある。運搬装置1を用いれば、設置場所に高さ方向の制限がある場合であっても筐体50を移動し、設置することができる。運搬装置1は、油圧リフターと比較して軽量であり、取り扱いが容易である。
また、人力で筐体50を移動させるときは、複数の作業者が必要となるが、運搬装置1を用いれば、作業者一人での運搬が可能となる。狭い場所へ筐体50を設置する場合、複数人での運搬作業であると、一部の作業者の位置取りが困難であるが、運搬装置1を用いれば、このような問題からも開放される。さらに、筐体50の外壁面に掌を添えることなく筐体50を移動させることができるので、筐体の外壁を形成する化粧板を凹ませることがない。また、作業者は、運搬装置1を主として前方に引っ張る状態で筐体50を運搬することができるので作業者自身が転倒するおそれを低減することができる。すなわち、筐体50の外壁面に掌を添えて筐体50を運搬する場合、進行方向前側に位置する作業者は、後ろ向きで移動することになり、危険である。運搬装置1を用いれば、前方を向いて移動及び舵取りができる。
なお、運搬装置1は、本体部2から、腕部材5やキャスター8を取り外すことができる。運搬装置1は、分解することで、場所をとらず、収納、保管が容易となる。例えば、本体部2は筐体50の扉内に収納するようにしてもよい。扉内に収容された本体部2は、筐体50を補強することができる。
つぎに、実施例2について説明する。実施例2は、以下の点で、実施例1と異なる。すなわち、実施例2は、実施例1の係合部10に代えて係合部20を備える。実施例2の他の構成要素は、実施例1の構成要素と共通するので、共通する構成要素については、図面中、同一の参照番号を付してその詳細な説明は省略する。
係合部20は、実施例1の係合部10に代えて腕部材5に装着される。図11を参照すると、係合部20は、前側板20aを備える。前側板20aには、高さ方向に延びる2条の螺子溝20a1が設けられている。螺子溝20a1には、実施例1の係合部10と同様に、取付板9が備えるボルト9aが挿通される。ボルトの螺旋溝20a1に対する相対位置を調整し、ナット9bを締めつけることにより、係合部20の高さ調整をすることができる。係合部20は、天板20bを備える。この点板20bには前側板20aに対向する後側板20cが連設されている。さらに、後側板20cには、底板20dが連設されている。天板20bには、台足52が有する軸部材52aとの干渉を回避する溝部20b1が設けられている。溝部20b1は、後側板20c及び底板20dまで連続している。係合部20は、右側板20e及び左側板20fを備える。前側板20a、後側板20c、右側板20e及び左側板20fは、接地部52bが当接する当接部に相当する。すなわち、当接部には、天板20bと底板20dとを接続する後側板20cが含まれる。また、底板20dは、けん引時に台足52が搭載される底部に相当する。底部は、底板に限定されるものではなく、台足52を搭載できるものであればよい。なお、筐体50を左右方向に移動させるとき、台足52の軸部材52aが溝部20b1と接触することにより、舵取りが可能である。このため、右側板20e及び左側板20fを省略した構成とすることもできる。
つぎに、実施例2の使用状態について、図12乃至図14を参照しつつ説明する。
筐体50を運搬するときは、まず、筐体50が備える台足52の間隔に併せて腕部材5の間隔を調整しておく。このとき、台足52は、上昇させて、床面から離間させておく。この点は、実施例1と共通する。そして、図12(A)に示すように、運搬装置1を筐体50の前側に位置させる。このとき、本体部2が垂直方向よりも前方側に傾斜させ、係合部20が僅かに上昇した状態としておく。そして、図12(B)に示すように、本体部2の傾斜を保ったまま、運搬装置1を筐体50に向かって移動させ、溝部20b1内に台足52の軸部材52aを位置させる。これにより、図13に示すように、係合部20が、接地部52bの上側から覆い被さるような状態となる。そして、図12(C)に示すように、本体部2が垂直なるように、一旦、運搬装置1を起こす。これにより、接地部52bが底板20dよりも上側に位置する。その後、運搬装置1を僅かに、手前に引くと、図14に示すように、接地部52bが底板20d上に搭載される状態となる。この状態で、運搬装置1をけん引することにより筐体50を移動させることができる。
筐体50を右側に移動させたいとき、作業者がハンドル部3を操作して進行方向右側に運搬装置1を移動させると、接地部52bが左側板20fにより押されるとともに、軸部材52aが溝部20b1と接触した状態となり、筐体50が右側に移動する。筐体50を左側に移動させたいとき、作業者がハンドル部3を操作して進行方向左側に運搬装置1を移動させると、接地部52bが右側板20eにより押されるとともに、軸部材52aが溝部20b1と接触した状態となり、筐体50が左側に移動する。このように、作業者は、ハンドル部3を把持して運搬装置1を操作することにより、容易に筐体50の舵取りをすることができる。
実施例2のように、係合部20を用いても筐体50の移動及び舵取りを行うことができる。
つぎに、図15(A)、(B)を参照して、実施例3について説明する。実施例3は、補強部材31、32及び補助キャスター33を備えた例である。補強部材31は、腕部材5と本体部2との間に配置される。この場合、本体部2は、腕部材5の左右方向の移動に対応できるように補強部材31の固定部を備えることができる。補強部材32は、腕部材5と取付板9との間に配置される。補強部材31、32を備えることにより、運搬装置1の強度が向上する。
補助キャスター33は、横部材4の下側に装着される。補助キャスター33を備えることにより、運搬装置1の転倒を防止することができる。また、けん引時、補助キャスター33が接地することにより安定したけん引が可能となる。補助キャスター33として球状のものを採用すれば、床面との接触が点接触となって摩擦が低減され、操作性が向上する。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) ハンドル部が設けられた本体部と、
前記本体部に設けられ、運搬対象物品の下端部に設けられた台足に係合する係合部と、
前記本体部に設けられたキャスターと、を備えた運搬装置。
(付記2) 前記係合部は、前記本体部の下端部に設けられた腕部材を介して前記本体部に設けられた付記1に記載の運搬装置。
(付記3) 前記本体部に対する前記腕部材の位置調整手段を備えた付記2記載の運搬装置。
(付記4) 前記本体部に対する前記係合部の高さ調整手段を備えた付記1乃至3のいずれかに記載の運搬装置。
(付記5) 前記係合部は、けん引時に前記台足が有する接地部が搭載される底部と、前記接地部が当接する当接部と、を備える付記1乃至4のいずれかに記載の運搬装置。
(付記6) 前記当接部は、前記接地部と当接する後側板と右側板及び左側板を含む付記5に記載の運搬装置。
(付記7) 前記底部上に設置される角度調整部材を備える付記5又は6に記載の運搬装置。
(付記8) 前記角度調整部材は、複数個、前記底部上に設置される付記7に記載の運搬装置。
(付記9) 前記係合部は、けん引時に前記台足が有する接地部が搭載される底部と、前記接地部が当接する当接部と、前記台足が有する軸部材との干渉を回避する溝部を有する天板と、を備える付記1乃至4のいずれかに記載の運搬装置。
(付記10) 前記当接部は、前記天板と前記底部とを接続する後側板を含む付記9に記載の運搬装置。
(付記11) ハンドル部とキャスターとが設けられた運搬装置が備える係合部と運搬対象物品の下端部に設けられた台足とを係合させ、前記ハンドル部を把持して前記運搬装置を操作することにより、前記運搬対象物のけん引及び舵取りを行う物品運搬方法。
(付記12) 前記係合部を前記台足の下側に差し入れ、ついで、前記ハンドル部を前方に引くことにより前記キャスターを支点として前記運搬装置を傾け、前記係合部上に前記台足を搭載した状態で前記台足と前記係合部とを係合させる付記11に記載の物品運搬方法。
1 運搬装置 2 本体部
3 ハンドル部 4 横部材
4a 案内溝 5 腕部材
5a 案内溝 6 固定金具
7 固定螺子 8 キャスター
8a 固定板 9 取付板
10、20 係合部 10a、20a 前側板
10b、20c 後側板 10c、20e 右側板
10d、20f 左側板 10e、20d 底板
11 目安板 12 角度調整板
12a 傾斜面 20b 天板
20b1 溝部 31、32 補強部材
33 補助キャスター 50 筐体
51 キャスター 52 台足
52a 軸部材 52b 接地部

Claims (9)

  1. ハンドル部が設けられた本体部と、
    前記本体部に設けられ、運搬対象物品の下端部に設けられた台足に係合する係合部と、
    前記本体部に設けられたキャスターと、
    を備えた運搬装置。
  2. 前記係合部は、前記本体部の下端部に設けられた腕部材を介して前記本体部に設けられた請求項1に記載の運搬装置。
  3. 前記係合部は、けん引時に前記台足が有する接地部が搭載される底部と、前記接地部が当接する当接部と、を備える請求項1又は2に記載の運搬装置。
  4. 前記当接部は、前記接地部と当接する後側板と右側板及び左側板を含む請求項3に記載の運搬装置。
  5. 前記底部上に設置される角度調整部材を備える請求項3又は4に記載の運搬装置。
  6. 前記係合部は、けん引時に前記台足が有する接地部が搭載される底部と、前記接地部が当接する当接部と、前記台足が有する軸部材との干渉を回避する溝部を有する天板と、を備える請求項1又は2に記載の運搬装置。
  7. 前記当接部は、前記天板と前記底部とを接続する後側板を含む請求項6に記載の運搬装置。
  8. ハンドル部とキャスターとが設けられた運搬装置が備える係合部と運搬対象物品の下端部に設けられた台足とを係合させ、前記ハンドル部を把持して前記運搬装置を操作することにより、前記運搬対象物のけん引及び舵取りを行う物品運搬方法。
  9. 前記係合部を前記台足の下側に差し入れ、ついで、前記ハンドル部を前方に引くことにより前記キャスターを支点として前記運搬装置を傾け、前記係合部上に前記台足を搭載した状態で前記台足と前記係合部とを係合させる請求項8に記載の物品運搬方法。
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