JP6539433B2 - 手押し運搬台車 - Google Patents
手押し運搬台車Info
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Description
また、前記台車本体後部には、前記台車本体から上方へ延びる手押しハンドルを備え、前記幅方向の前記荷載置部の左右両側に位置する前記台車本体の前部には、一対の荷姿勢規制杆の一端をそれぞれ支持する一対の第1支持部が設けられ、前記手押しハンドルの上部には、前記一対の荷姿勢規制杆の他端を支持する第2支持部が設けられ、前記荷載置部に載置される荷の左右両側方向の動きがあった場合、前記一対の荷姿勢規制杆により、前記荷の倒れを防止してその荷姿勢を安定させることが好ましい。
以下、本発明を具体化した第1実施形態の手押し運搬台車を図1〜図7を参照して説明する。なお、図1〜図6(a)に図示した前、後、左、右、上及び下の矢印は、手押し運搬台車における前後方向の前、後、幅方向の左及び右、上下方向の上及び下をそれぞれ示す。
図1、図3、図5に示すように枠材27の前端の左側面及び枠材28の前端の右側面にはブラケット30、40が固定されている。ブラケット30は、枠材27に固定されてベース部材22の上面23よりも上方に延出した略コ字状の支持部材32(図4参照)と、支持部材32の上端に一体に連結されて水平に配置された取付部材33とから逆L字状に配置されている。取付部材33の上面には、補強リブ34が突出されている。ブラケット40は、枠材28に固定されてベース部材22の上面23よりも上方に延出した略コ字状の支持部材42(図4参照)と、支持部材42の上端に一体に連結されて水平に配置された取付部材43とから逆L字状に配置されている。取付部材43の上面には、補強リブ44が突出されている。なお、取付部材33を補強する場合、補強リブ34の代わりに、取付部材33の厚さを肉厚にしたり、取付部材33に対して他の補強部材を取付けする等の方法により取付部材33の剛性を高めてもよい。
図4に示すように、小径車輪16は、自在キャスター60の車輪である。
ハンマーロック63は、公知の構成であって、枠材26に固定されたプレート64、プレート64に設けられたシリンダパイプ65、シリンダパイプ65に対して上下動自在に設けられたピストンパイプ66を備えている。ピストンパイプ66の下端にはフロアベース69が固定されている。また、図2に示すようにハンマーロック63は、アップペダル67、及びダウンペダル68を備えている。
図7(a)〜図7(c)で示す規制ピン58の挿入軸58aは相互に同一径としている。一方、規制軸部58bは、本実施形態では、図7(b)<図7(b)<図7(c)の順に径が大きくなっている。すなわち、本実施形態では、図7(a)〜(c)のいずれかの規制ピンを選択的に使用することが可能となっている。
上記手押し運搬台車10の作用を説明する。
図6(a)、図6(b)に示すように、台車本体12の上面23に対して、運搬物W(すなわち、荷)を載置する。載置した後、上面23(荷載置面)に対して、運搬物Wに近位のピン挿入孔57に対して、規制ピン58を挿入する。規制ピン58は、例えば、図7(a)〜図7(c)に示す中から、運搬物Wに対して最も規制軸部58bが近接するものを使用するとよい。
(1)本実施形態の手押し運搬台車10では、ベース部材22(荷載置部)の幅方向において、大径車輪14(前輪)がベース部材22(荷載置部)の右側部及び左側部のそれぞれ外方に配置されている。また、ベース部材22の上面23(荷載置面)が大径車輪14(前輪)の上部転がり面よりも低くなるようにベース部材22(荷載置部)が配置されている。
この結果、ピン挿入孔57に規制ピン58を挿入することにより、ベース部材22の上面23(荷載置面)に載置した荷の位置決めを行うことができ、また、運搬時の振動による運搬物Wの移動を防止するため、走行安定性を保持することができる。
次に、第2実施形態の手押し運搬台車10を図8〜図12を参照して説明する。本実施形態の手押し運搬台車10では、第1実施形態の構成と同一または相当する構成については同一符号を付すとともに、第1実施形態の構成と異なる構成について説明する。
上記のように構成された手押し運搬台車10の作用を説明する。
台車本体12の載置壁22aに運搬物Wを載せる場合、ロック位置へ操作レバー75を操作して、小径車輪16をロックする。また、図12の矢印で示すように、荷姿勢規制杆88の自由端を移動して掛け止め部材90から外しておく。なお、この掛け外しの際には、図11に示す回転軸84が左右方向(幅方向)に移動可能になっているため、幅方向において、掛け外す方向(右又は左方向)に移動すればよい。また、一旦、前記自由端を掛け外した後、再度、掛け止め部材90に自由端を掛け止めするときには、掛け外す際とは逆の幅方向へ移動すればよい。なお、荷姿勢規制杆88の両方を掛け外す必要はなく、台車本体12に対して載せる側に位置する荷姿勢規制杆88を外すようにしてもよい。
また、本実施形態においても、手押し運搬台車10の荷載置面(載置壁22aの上面)は、大径車輪14(前輪)の上部転がり面よりも低くなるように配置されて荷の重心を低くするようにしている。この結果、大径車輪を荷載置面の下方に配置した場合に比して運搬物Wの重心を低くしているため、手押し運搬台車10は運搬時に転倒しにくくなっており、手押し運搬台車10の走行安定性を向上させている。また、大径車輪14のころがり抵抗は、小径の車輪よりも小さいため、手押し運搬台車を手押しする場合、大きな操作力が必要でなくなり操作力を軽減することができる。
(1)本実施形態の手押し運搬台車10では、台車本体12の後部には、台車本体12から上方へ延びる操作杆21(手押しハンドル)を備えている。また、幅方向のベース部材22(荷載置部)の左右両側に位置する台車本体12の前部には、一対の荷姿勢規制杆88の一端をそれぞれ支持する一対の軸受板80(第1支持部)が設けられている。また、操作杆21(手押しハンドル)の上部には、一対の荷姿勢規制杆88の他端を支持する掛け止め部材90(第2支持部)が設けられている。この結果、ベース部材22(荷載置部)に載置される運搬物W(荷)の左右両側方向の動きがあった場合、一対の荷姿勢規制杆88により、運搬物W(荷)の倒れを防止して走行安定を図ることができる。
また、掛け止め部材90(第2支持部)は、荷姿勢規制杆88の他端を自由端として、着脱自在に支持する。この結果、本実施形態によれば、一対の荷姿勢規制杆88は、その自由端を掛け止め部材90(第2支持部)から外すことにより、運搬物W(荷)のベース部材22(荷載置部)への載置及び運搬物W(荷)をベース部材22(荷載置部)から下ろす際に、その作業を容易に行うことができる。
・第1実施形態では、複数のピン挿入孔57をマトリックス状に点在配置したが、異なる径で同心円状に配置してもよい。
16…小径車輪、20…ハンドル支柱部、21…操作杆(手押しハンドル)、
21a…握り部、21b…延出部、22…ベース部材(荷載置部)、
22a…載置壁、22b,22c…側壁、
23…上面(荷載置面)、24〜28…枠材、29…連結部材、
30…ブラケット、32…支持部材、32a…平板部、32b…補強リブ、
33…取付部材、34…補強リブ、
40…ブラケット、42…支持部材、42a…平板部、42b…補強リブ、
43…取付部材、44…補強リブ、50…支持脚、52…車軸、
56…防護部材、60…自在キャスター、62…支持脚、
63…ハンマーロック、64…プレート、65…シリンダパイプ、
66…ピストンパイプ、67…アップペダル、68…ダウンペダル、
69…フロアベース、70…支持杆、72…支持部、74…立壁板、
75…操作レバー、80…軸受板(第1支持部)、82…軸挿通孔、
84…回転軸、86…連結板、88…荷姿勢規制杆、89…ナット、
90…掛け止め部材(第2支持部)、W…運搬物。
Claims (3)
- 荷載置面を有する荷載置部を備えた台車本体と、前記台車本体の前部に設けられた複数の前輪と、前記台車本体の後部に設けられた少なくとも1つの後輪とを備えた手押し運搬台車において、
前記荷載置部の幅方向において、前記前輪が前記荷載置部の右側部及び左側部のそれぞれ外方に配置されるとともに、前記荷載置面が前記前輪の上部転がり面よりも低くなるように前記荷載置部が配置されており、
前記台車本体の後部には、前記台車本体から上方へ延びる手押しハンドルを備え、
前記幅方向の前記荷載置部の左右両側に位置する前記台車本体の前部には、一対の荷姿勢規制杆の一端をそれぞれ支持する一対の第1支持部が設けられ、
前記手押しハンドルの上部には、前記一対の荷姿勢規制杆の他端を支持する第2支持部が設けられ、
前記荷載置部に載置される荷の左右両側方向の動きがあった場合、前記一対の荷姿勢規制杆により、前記荷の倒れを防止してその荷姿勢を安定させる手押し運搬台車。 - 前記第1支持部は、前記荷姿勢規制杆の一端を回動自在に、かつ、前記幅方向に移動自在に軸支し、
前記第2支持部は、前記荷姿勢規制杆の他端を自由端として、着脱自在に支持する請求項1に記載の手押し運搬台車。 - 前記前輪が前記後輪よりも大径の車輪とされ、
前記後輪が前記荷載置部よりも下方に位置するように前記台車本体に取付けられている請求項1または請求項2に記載の手押し運搬台車。
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