JP2011046281A - 運搬台車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷受台の高さが可変の運搬台車装置を提供する。
【解決手段】運搬台車装置は、運搬物を支持するための荷台と、荷台の幅方向に延びた枢軸を持ち、荷台に対して回動可能に取り付けられた操作レバー装置と、枢軸から離れた位置で操作レバー装置に設けられて荷台の幅方向に延びた車軸によって操作レバー装置に回転可能に取り付けられた2つの車輪とを備え、操作レバー装置の回動によって荷台に対する車輪の高さを調節可能とした。
【効果】荷受台の高さが可変で運搬に好都合である。
【選択図】図1

Description

本発明は運搬補助台車およびそれを用いた運搬方法に関し、特にエレベーター用などの様々な長尺の構成部材などを運搬するのに適した運搬台車装置に関するものである。
エレベーターのかご床ユニット、乗場ユニット、案内レール等の長尺かつ重量の大きな構成部材を運搬するために様々な運搬台車装置が提案されている。
このような運搬台車装置のある例においては、枠の間口方向部材を形成した二本の間口梁の長手端部に自在車輪を含む車輪が設けられている。また、枠の奥行き方向部材を形成した奥行き梁の端部が、対向した間口梁に摺動自在に係合して所定位置で間口梁に締結されている。そして、四角形の枠の四隅にそれぞれ支え棒を着脱自在に立設し、また間口梁を伸縮構造体により構成して所要の間口幅にできるようにしてある。
これによって、間口梁等の部材が分解でき運搬台車装置の不使用時に狭い場所に保管可能となり、枠を所要の大きさに形成でき、また支え棒を立設した一体に組立てた運搬台車装置を使用することにより長尺物品運搬を容易にできる(例えば特許文献1参照)。
特開2005−029022号公報
しかしながら、上述の運搬台車装置を用いても、エレベーターの乗場ユニットなどの長尺且つ重量物を運搬する際には、まず台車の高さがあるために乗せる作業が難しく少なくとも三名は必要な作業である。重量物であるために運搬用の台車も大きくなり狭い通路では運べなく、また長尺物であるため曲がれない場合が多く、確保できる運搬スペースによって運搬方法が決まってしまい、前述の乗せる作業の困難性と相俟って標準化が難しくまた危険を孕んだ作業であった。また荷台の高さ調節機構が無いため、運搬現場の地面あるいは床の傾斜や段差に対応ができずに荷物を傷付ける惧があった。また台車のブレーキ機構がないために、台車に荷物を積み込みときに台車が逃げて不安定となり事故に繋がることもあった。
従ってこの発明の目的は、荷受台の高さが可変の運搬台車装置を提供することである。
この発明の運搬台車装置は、幅寸法および長さ寸法を持ち、運搬物を支持するための荷台と、上記荷台の幅方向に延びた枢軸を持ち、上記荷台に対して回動可能に取り付けられた操作レバー装置と、上記枢軸から離れた位置で上記操作レバー装置に設けられて上記荷台の幅方向に延びた車軸によって上記操作レバー装置に回転可能に取り付けられた第1および第2の車輪とを備え、上記操作レバー装置の回動によって上記荷台に対する上記車輪の高さを調節可能としたことを特徴とするものである。
この発明の運搬台車装置によれば、荷受台の高さが可変で運搬に好都合である。
この発明の運搬台車装置の実施の形態を示す斜視図である。 図1の運搬台車装置の荷台が第1の高さ位置にある状態を示す側面図である。 運搬台車装置の平面図である。 運搬台車装置の正面図である。 運搬台車装置の台車幅の可変機構の平面図である。 運搬台車装置の台車幅の可変機構の斜視図である。 運搬台車装置の操作レバー装置を示す斜視図である。 運搬台車装置の回転位置固定装置の部分拡大図である。 図8の線IX−IXに沿った部分断面図である。 荷台が第2の高さ位置にある運搬台車装置を示す図2と同様の側面図である。 荷台が第3の高さ位置にある運搬台車装置を示す図2と同様の側面図である。 荷台が第4の高さ位置にある運搬台車装置を示す図2と同様の側面図である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1〜4にはこの発明の運搬台車装置の一実施形態を示してあり、図5〜12にはこの発明の運搬台車装置の各部の詳細あるいは動作を示してある。この発明の運搬台車装置は、運搬物を支持するために、図1の矢印Wで示す幅方向の寸法および矢印Lで示す長さ方向の寸法を持つ全体として矩形の荷台1と、荷台1の幅方向Wに延びた枢軸2を持ち、荷台1に対して回動可能に取り付けられた操作レバー装置3と、枢軸2から離れた位置で操作レバー装置3に設けられて荷台1の幅方向Wに延びた車軸4によって操作レバー装置3に回転可能に取り付けられた第1および第2の車輪5および6とを備えている。後に詳しく説明するように、操作レバー装置3の回動によって荷台1に対する車輪5および6の高さを調節可能としてある。
図1〜4において、荷台1は、幅方向Wに間隔を置いて並置された板状の第1の荷台要素7および第2の荷台要素8と、これら第1および第2の荷台要素7および8の外側の側縁から立ち上がるように設けられ、運搬物を荷台1上に誘導案内する誘導案内板9と、第1および第2の荷台要素7および8間を、荷台要素間の幅方向Wの距離を調整可能に結合する結合ネジ装置10と、荷台1の底面の四隅に設けられていて、後に説明するように床11に接することのできるゴムストッパを持った脚部12とを備えている。
荷台1の誘導案内板9は、図示の例では荷台1の底壁を構成する第1および第2の荷台要素7および8の外側の側縁からそれぞれほぼ直角に側壁を構成するように折り曲げられて構成されていて、上縁部にそこからさらに外側に開くように角度をもって折り曲げられたガイド部13をもっている。このガイド部13には開口14に通して連結されて荷台1に乗せた運搬物を保持するためのベルト15が取り付けられている。誘導案内板9のガイド部13が傾斜しているので荷台1への運搬物の積み込み作業が容易である。
図5および6に示すように、結合ネジ装置10は、荷台1の長さ方向Lに離間した位置で第1および第2の荷台要素7および8間に延びるように設けられて、第1および第2の荷台要素7、8を互いにネジ係合させて離接可能に結合する2つの位置調節ネジ装置16と、この位置調節ネジ装置16の意図しない回転を防止するストッパ17とを備えている。位置調節ネジ装置16はそれぞれ、第1の荷台要素7の下面に取り付けられたネジ棒受け18と、第2の荷台要素8の下面に取り付けられた雌ネジブロック19と、これらネジ棒受け18を回転可能だが軸方向には移動不能に貫通して雌ネジブロック19の雌ネジにネジ係合したネジ棒20と、ネジ棒20の外端に固着された回転つまみ21とを備えている。ストッパ17は、ネジ棒20の回転を防止するためのもので、図示の例では回転つまみ21と一体部品として形成されてネジ棒20に固着されたスプライン状のスリット部22と、ネジ棒受け18に取り付けられて自由端がスリット部22の溝に弾性的に嵌り込んでスリット部22の自由な回転を阻止する板バネ23とを備えている。
荷台1はこのように構成されているので、結合ネジ装置10の回転つまみ21を回転させると、ネジ棒20がネジ棒受け18と雌ネジブロック19に対して回転してネジ棒20が雌ネジブロック19に対して進退し、第1および第2の荷台要素7および8が互いに離接して荷台1の幅方向W寸法を増減させることができる。回転つまみ21の回転は板バネ23の弾性力に抗して行わねばならないので、運搬台車装置に通常加えられることがある振動や衝撃などによってはネジ棒20が回転してしまうことがない。このように回転つまみ21が荷台1の側面に配置されているので荷物積載状態でも荷台1の幅寸法を調整できる。
図7〜9において、操作レバー装置3は、荷台1に対する車輪5および6の高さを調節可能とし、荷台1の床11に対する高さを可変にするものであり、図7に良く示されているように、荷台1に取り付けられた枢軸2を持ち、荷台1に対して回転可能に取り付けられた枢軸装置24と、一端で枢軸2に固着されたレバー25と、一端で枢軸2に固着されて他端で車軸4により第1の車輪5を支持する第1の車輪支持腕26と、一端で枢軸2に固着されて他端で車軸4によって第2の車輪6を支持する第2の車輪支持腕27とを備えている。図示の例ではレバー25は第1の車輪支持腕26と連続した一体の部品である。
図7に示す枢軸装置24は、枢軸2間に設けられ、枢軸2間を相対的に摺動可能(スライド式)だが回転不能に連結する摺動結合装置28を備えている。この摺動結合装置28は、荷台1の第1および第2の荷台要素7および8間の幅方向Wの距離(荷台1の幅寸法)を結合ネジ装置10によって調整する際に、その調整に対応して枢軸2間の距離を可変にするためのものである。摺動結合装置28は、外端に枢軸2を持ち、軸受ブロック29によって荷台1に回転可能に支持され、内端部が角柱状に中空にされて互いに軸整列した一対の枢軸部材30と、これら枢軸部材30の中空内端部に摺動可能に挿入された角軸31とを備えている。枢軸装置24の一方の枢軸2には操作レバー装置3のレバー25と一体の第1の車輪支持腕26が固着されて第1の車輪5を支持しており、他方の枢軸2には第2の車輪支持腕27だけが固着されていて第2の車輪6を支持している。このように、第1および第2の車輪5および6は、第1および第2の車輪支持腕26および27によって共に枢軸2から離れた位置に配置された車軸4に支持されているので、レバー25によって枢軸2を回転させることによって、第1および第2の車輪支持腕26および27の角度を変えて第1および第2の車輪5および6の荷台1に対する高さを変えることができる。
図8および9には、操作レバー装置3の荷台1と操作レバー装置3との間に設けた回動位置固定装置32を示してある。回動位置固定装置32は操作レバー装置3の荷台1に対する回動位置を選択的かつ解除可能に固定し、荷台1の高さを選択的に調整できるようにするためのものである。図示の例では、回動位置固定装置32は、荷台1の誘導案内板9に形成した第1〜第4の円形の位置決め穴33〜36を備えていて、これら第1〜第4の位置決め穴33〜36は枢軸2を中心に描いた円弧37上に等間隔に配置されている。回動位置固定装置32はまた、操作レバー装置3のレバー25に設けられて、ピン40で枢着されてレバー25から位置決め穴に対して係脱できる円錐形の係合片39と、係合片39を常に荷台1側(位置決め穴側)に偏倚する圧縮バネ38と、係合片39が外力によってレバー25内に押し戻されないように係合片39の背後に挿入されるバックアップカム41と、バックアップカム41を握り部42に設けた引き金43で操作できるように連結するリンク機構44とを備えている。
図10〜12には、このような操作レバー装置3によって荷台1に対する第1および第2の車輪5および6の高さを変えて、荷台1の床1に対する高さを変えた状態を示してある。すなわち、図2に示す位置においては、回動位置固定装置32の係合片39が、図8および9に示すように、荷台1の誘導案内板9に形成された第1の位置決め穴33内に入り込んでいて、バックアップカム41によって後退を阻止されている。このため、この状態のままレバー25を上に引いてもレバー25は荷台1に固定されていて回動することがなく、図2に示す荷台が最低の位置となる。この位置では、荷台1は、脚部12によって床11に支持され、第1および第2の車輪5および6が共に床から浮いた第1の高さ位置H1となり、安定して静止した状態に維持できる。レバー25の握り部42にもゴムストッパが設けられている。
図2の状態(図8および9の状態でもある)でレバー25の引き金43を引くと、リンク機構44によってバックアップカム41が係合片39の背後から移動させられ、このままレバー25を引き上げると、円錐形の係合片39は、荷台1の側の第1の位置決め穴33の縁によって滑りながら押されて、第1の位置決め穴33から脱出し、さらにレバー25を引き上げることができる。このとき車輪5および6が床11に着き荷台1および運搬物の重量がレバー25に掛かるが、レバー25はてこの作用により容易に引き上げることができる。
図10には、こうしてレバー25を引き上げて、係合片39と第2の位置決め穴34とが一致した位置で引き金43を緩め、係合片39が第2の位置決め穴34内に入り込み、バックアップカム41が係合片39の背後に入り込んだ状態を示してある。この状態では、操作レバー装置3は回動位置固定装置32によって第1および第2の車輪5および6の荷台1に対する位置が変えられていて、荷台1は脚部12が床11から離れた第2の高さ位置H2にある。
図11は、図10の第2の高さ位置H2からさらにレバー25を引き上げて、荷台1が第3の高さ位置H3となった状態を示してある。この状態では、回動位置固定装置32の係合片39は第3の位置決め穴35に入り込んでその位置でレバー25すなわち車輪5および6を荷台1に対して固定している。
図12は、図11の第3の高さ位置H3からさらにレバー25を引き上げて(図11で反時計方向の回転をさせて)、荷台1が第4の高さ位置H4となった状態を示してある。この状態では、回動位置固定装置32の係合片39は第4の位置決め穴36に入り込んでその位置でレバー25すなわち車輪5および6を荷台1に対して固定している。
以上説明した運搬台車装置によれば、操作レバー装置3と回動位置固定装置32とにより、荷台1の床11に対する高さをH1〜H2に段階的に変更できるので、運搬現場の地面あるいは床の傾斜や段差に運搬物を衝突あるいは接触させずに、しかも偏荷重を掛けることなく安定して安全に運搬できる。また操作レバー装置3は運搬中でも容易に操作できるので臨機応変に対応できて運搬作業が容易である。さらに、操作レバー装置3のレバー25を水平位置にした第1位置では、荷台1の四隅の脚部12とレバー25の握り部42とが床11に当たり車輪5および6が浮くため、荷台1が安定した静止状態に保持される。
荷台1の幅寸法を荷台1の外側に配置された回転つまみ21により調整でき、回転つまみ21はストッパにより位置調節ネジ装置16の意図しない回転を防止できるので、積載物を積載した状態のままで調整工具を使わずに安定した調整ができる。また荷台1の幅が可変であるので、現場に用意すべき運搬台車装置の種類を削減できるため、現場での取扱い性や作業性の向上のみならず、台車管理の容易化を図ることができる。
さらに、荷台1にガイド部13を持つ誘導案内板9を具備したことにより、例えばエレベーターの乗場ユニットを荷台1乗せる作業が容易かつ安全にできる。
以上に図示して説明した運搬台車措置は単なる例であって様々な変形が可能であり、またそれぞれの具体例の特徴を全てあるいは選択的に組み合わせて用いることもできる。
この発明は運搬台車装置に利用できるものである。
1 荷台1、2 枢軸、3 操作レバー装置、4 車軸、5 第1の車輪、6 第2の車輪、7 第1の荷台要素、8 第2の荷台要素、9 誘導案内板、10 結合ネジ装置、11 床、12 脚部、16 位置調節ネジ装置、17 ストッパ、24 枢軸装置、25 レバー、26 第1の車輪支持腕、27 第2の車輪支持腕、28 摺動結合装置、32 回動位置固定装置。

Claims (8)

  1. 幅方向寸法および長さ方向寸法を持ち、運搬物を支持するための荷台と、
    上記荷台の幅方向に延びた枢軸を持ち、上記荷台に対して回動可能に取り付けられた操作レバー装置と、
    上記枢軸から離れた位置で上記操作レバー装置に設けられて上記荷台の幅方向に延びた車軸によって上記操作レバー装置に回転可能に取り付けられた第1および第2の車輪とを備え、
    上記操作レバー装置の回動によって上記荷台に対する上記車輪の高さを調節可能としたことを特徴とする運搬台車装置。
  2. 上記操作レバー装置が、上記枢軸を持ち上記荷台に回転可能に取り付けられた枢軸装置と、一端で上記枢軸に固着されたレバーと、一端で上記枢軸に固着されて他端で上記第1の車輪を支持する第1の車輪支持腕と、一端で上記枢軸に固着されて他端で上記第2の車輪を支持する第2の車輪支持腕とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の運搬台車装置。
  3. 上記操作レバー装置が、上記荷台と上記操作レバー装置との間に設けられ、上記操作レバー装置の上記荷台に対する回動位置を選択的かつ解除可能に固定する回動位置固定装置を備え、もって上記荷台の高さを選択的に調整できるようにしたことを特徴とする請求項1あるいは2に記載の運搬台車装置。
  4. 上記枢軸装置が、上記枢軸間に設けられ、上記枢軸間を相対的に摺動可能だが回転不能に連結する摺動結合装置を備えたことを特徴とする請求項2あるいは3に記載の運搬台車装置。
  5. 上記荷台が、幅方向に並置された第1および第2の荷台要素と、上記第1および第2の荷台要素間を荷台要素間の幅方向距離の長さを調整可能に結合する結合ネジ装置とを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の運搬台車装置。
  6. 上記結合ネジ装置が、上記第1および第2の荷台要素間に延びて、上記第1および第2の荷台要素を互いにネジ係合させて離接可能に結合する位置調節ネジ装置と、上記位置調節ネジ装置の意図しない回転を防止するストッパとを備えたことを特徴とする請求項1あるいは2に記載の運搬台車装置。
  7. 上記荷台が、上記車輪が上記荷台に対して高い位置のとき上記床に接する脚部を備えたことを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の運搬台車装置。
  8. 上記荷台が上記運搬物を上記荷台上に誘導案内する誘導案内板を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の運搬台車装置。
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