JP2017087952A - 電柱運搬台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者に対する安全性、電柱の積載安定性及び使い勝手を向上させた電柱運搬台車を提供する。【解決手段】電柱運搬台車1は、電柱の二カ所を載置する積載部20,20を備えた車枠2、この車枠2の両側部に設けられた一対の主車輪3、及び車枠2の前後に取り付けられ、かつ先端に補助輪4が取り付けられた一対の補助脚5,5を備える。この補助脚5,5は格納及び引き出しのために車枠2に対して回動できるとともに、水平時に主車輪3の接地面より高くなるように位置決めされている。各補助脚5はリンチピンを介在させることによって格納時及び引き出し時の各位置が固定(ロック)される。【選択図】図1

Description

本発明は、電柱運搬台車に関し、さらに詳しくは、長尺重量物である電柱を水平状態に積載して運搬するための電柱運搬台車に関する。
新規の配電工事や電柱の取り替え工事等においてはコンクリート柱の建柱が必要となる場合がある。その際、電柱運搬車両(自動車)が進入できないような小路等へのコンクリート柱の運搬には電柱運搬車両から建柱現場までの間を人力で走行する電柱運搬台車が利用される。電柱運搬台車は、一般に各営業拠点において独自採用され、強度に関する規格や安全装置等に関する仕様も統一されてはいないのが現状であり、作業に必要な作業員数や台車の形状等も4輪や2輪などと様々である。
電柱運搬台車の一例としては、例えば特許文献1に示す電柱運搬装置がある。この電柱運搬装置は前部台車、後部台車及び操作部の3つのブロックからなり、前部台車は、電柱が車輪と概ね平行に載せられる電柱受け台と、この柱受け台に載せられた電柱を固定する電柱固定具と、一対の車輪からなる車体とを備え、後部台車は、車体と、この車体に回転可能且つ方向自在に取付けられた少なくとも1つの車輪と、この車体の上方に設けられて電柱が載せられる電柱受け台と、この電柱受け台に載せられた電柱を電柱受け台に固定する電柱固定具とからなる後部台車とを備え、操作部は、下面が電柱端部の上面に当接する支持板と、この支持板の上部に立設されたT字状の握り部と、上記支持板を電柱に固定する固定具とを備えて構成されている。
4輪構造の電柱運搬台車は水平状態を保ち易いが電柱端部を上下させることができず、障害物回避に制限があり、且つ、作業員を多く(例えば6人)必要とする。この点、2輪構造の電柱運搬台車は小回りが効くとともに電柱端部を上下させ易く、障害物回避が可能で、且つ、作業員数を少なく(例えば2〜4名)できるという利点がある。
実開平2−31208号公報
しかしながら、2輪構造の電柱運搬台車は、走行中の急停止によって電柱運搬台車が傾斜して積載された電柱の先端が地面と衝突するおそれがある。また、このときに作業者が身体を挟まれて負傷する等の危険があり、電柱運搬台車の安全性の向上が強く望まれていた。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、作業者に対する安全性、電柱の積載安定性及び使い勝手を向上させた電柱運搬台車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、長尺重量物である電柱を水平状態に積載して運搬するための電柱運搬台車において、前記電柱を載置する積載部を備えた車枠と、前記車枠の両側に設けられた一対の主車輪と、前記車枠に配置された一対の補助脚とを備え、前記補助脚は、前記電柱を載置した前記車枠が前方又は後方に傾斜した際、前記電柱の先端又は後端が路面に接触しない傾斜位置で接地してそれ以上の当該車枠の傾斜を阻止するように形成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の電柱運搬台車において、前記補助脚は、格納可能とされていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の電柱運搬台車において、前記補助脚の先端には車輪が取り付けられていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項4に記載の本発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の電柱運搬台車において、前記主車輪及び/又は補助脚の周囲に作業者を保護するためにガードフレームを設けたことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項5に記載の本発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の電柱運搬台車において、前記電柱の水平状態における重心を当該電柱運搬台車の中心である車軸上に位置させるためのガイドとしても機能する電柱運搬台車の吊具掛けが設けられていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項6に記載の本発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の電柱運搬台車において、さらに、前記主車輪を停止させる制動装置を備え、前記制動装置は、前記主車輪を制動させて停止させるためのブレーキ操作レバーと、前記主車輪を停止状態に保持するブレーキ固定操作ノブとを備えていることを特徴とする。
本発明に係る電柱運搬台車によれば、安全性、積載安定性及び使い勝手を向上させることができるという効果がある。
本発明に係る電柱運搬台車の好ましい一実施形態を示す斜視図である。 電柱運搬台車の平面図である。 電柱運搬台車の側面図である。 電柱運搬台車の補助脚を格納した状態を示す側面図である。 電柱運搬台車の補助脚を格納した状態を示す斜視図である。 補助脚の格納機構を示す右側面図である。 補助脚の格納機構を示す正面部分図である。 ロックピンとリンチピンの取り付け状態を示す斜視図である。 ロックピンとリンチピンの一実施形態を示す斜視図である。
[電柱運搬台車の構成]
以下、本発明に係る電柱運搬台車について、好ましい一実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る電柱運搬台車の一実施形態を示す斜視図、図2は電柱運搬台車の平面図、図3は電柱運搬台車の側面図である。図示された電柱運搬台車1は、概略として、電柱P(図3参照)を前後2カ所で載置する積載部20,20を備えた車枠2と、この車枠2の左右の両側のほぼ中央に設けられた一対の主車輪3,3と、電柱Pを載置した車枠2が前方又は後方に傾斜した際に電柱Pの先端又は後端が路面に接触しない傾斜位置で地面に接してそれ以上の車枠2の傾斜を規制すべく車枠2の前後に配置され、且つ、それぞれの先端に補助輪4が取付けられた一対の補助脚5,5を備えて構成されている。電柱運搬台車1は、いわゆる並列二輪形式を基本に形成されている。
車枠2は、角形鋼材等の金属材料を溶接するなどして上フレーム22及び下フレーム23を備えると共に、四隅で上フレーム22と下フレーム23を連結する前後一対の支持部材24,24を備え、平面視長方形状のフレーム構造に形成されている。そして、車枠2の上部に位置する積載部20,20には載置された電柱Pの転がり防止のためのストッパ21,21が設けられている。さらに、車枠2の前後方向における中央部分の左右の両側には、ゴムタイヤを備えた主車輪3,3が同一軸線上に取り付けられている。また、車枠2の前方及び後方には補助脚5,5が取り付けられており、補助脚5,5の先端には補助輪4,4がそれぞれ取り付けられている。そして、主車輪3,3の周囲には金属の棒材またはパイプ材を枠形に形成した主車輪ガードフレーム6,6が主車輪3,3を囲むようにして車枠2に取付けられている。同様に、補助輪4,4の周囲には補助輪用ガードフレーム7,7が補助輪4,4を囲むようにして補助脚5,5に取付けられている。これにより、主車輪3,3や補助輪4,4によって作業者の足などが踏まれる等の事故を防止する。
また、上フレーム22の左右の両側の中央部には車両に搭載のクレーンによって電柱運搬台車1を吊り上げるための吊具掛け29,29が設けられている。そして、この吊具掛け29,29は、電柱Pの水平状態における重心を電柱運搬台車1の車枠2の中心に位置させるガイドとしての機能も備えている。
主車輪3,3は、電柱Pの重さ(約1,700kg)及び電柱運搬台車1の自重(約350kg)を合わせた重さ(2,050kg)に耐え得るような仕様とする。具体的には、主車輪3あたりの許容荷重wt1は次式で求められる。
wt1=[(積載荷重+台車荷重)×安全率]/2
=[(1,700+350)×1.6]/2=1,640[kg]
したがって、主車輪3,3は許容荷重1,640kg以上で、且つ転がり抵抗及びタイヤ剛性のバランスを考慮したものとなる。
補助脚5,5は、図5に示すように、それぞれが上端側を支点にして前後方向(図3における左右方向)に回動可能とされ、個別に内側へ退避させることができるように形成されている。補助脚5,5は、車枠2を構成する上フレーム22と下フレーム23を連結するようにして立設された前後一対の支持部材24,24にそれぞれ軸支された状態で配置されている。この補助脚5,5は、電柱運搬台車1が前方や後方に傾斜した際、積載している電柱Pの先端又は後端が地面に衝突するのを防止するために設けられたものであるが、車枠2が略水平位置にあるときには主車輪3の接地レベルよりも高い位置に設定されており、車枠2が前方または後方に傾いたときに前方又は後方の補助脚5,5の先端に取り付けられた補助輪4,4のいずれかと主車輪3が接地する。すなわち、補助脚5,5は、使用状態では積載した電柱Pの先端又は後端の下部と主車輪3,3下面とを結ぶ接線より先端が露出しており、且つ、車枠2が水平状態にあるときに先端が地面より離れた状態となっている。
図6は補助脚の格納機構を示す右側面図、図7は補助脚の格納機構を示す正面部分図である。また、図8はロックピンとリンチピンの取り付け状態を示す斜視図、図9はロックピンとリンチピンの一実施形態を示す斜視図である。補助脚5の軸支側端の両側には一対の補助脚固定ピン支持板25,25が支持部材24に取付けられており、補助脚固定ピン支持板25,25の主車輪3寄りの端部にはピン孔26,26がそれぞれ設けられている。このピン孔26,26には補助脚5を内側に跳ね上げて格納した際に格納状態を維持するためのロックピン27(図6、図9参照)が挿通され、補助脚固定ピン支持板25から突出したロックピン27の先端にはロックピン27が抜脱しないようにリンチピン30によって固定される。
ロックピン27は図9に示すように棒状の胴部31と、その一端に設けられた把手32と、胴部32の他端に設けられた挿入孔33とを備えて構成されている。また、リンチピン30は、挿入孔33に挿入可能な外径を有する棒状の胴部34と、一端に取付けられたロックリング35とを備えて構成されている。ロックリング35は円形を成して図示の矢印方向に回動することができる。例えば、挿入孔33に胴部34を挿した後、ロックリング35をa方向に回して胴部31の他端に係着させると胴部34が胴部31から抜け出るのを防止することができる。
また、補助脚5,5には、補助脚5を引き出して使用状態とした場合に補助脚5が格納状態へと戻らないように固定するために用いられるピン孔28,28が一対の支持部材24,24の下端にそれぞれ設けられている。このピン孔28,28は補助脚5を図3に示す使用状態としたときにピン孔26,26に重なり、重なったピン孔26,28にロックピン27を挿入することができ、これによって補助脚5がロックされ、回動が阻止されるようになっている。
ここで、補助脚5,5の各状態について説明する。補助脚5,5は使用状態、格納状態、開放状態の3つの状態がある。使用状態は補助脚5,5を引き出してロックピン27で固定した状態であり、主として電柱Pの搭載作業時(安全性確保のため)、単独走行時(前後方向の安全性確保のため)、電柱運搬走行時(積載電柱の前後端部の接地防止のため)、輸送時(輸送時における安定性の確保のため)に採られる状態である。また、格納状態は補助脚5,5を跳ね上げてロックピン27で固定した状態であり、主として電柱運搬台車1の保管収納時や輸送時(前後寸法の縮小化のため)に採られる状態である。そして、開放状態はロックピン27を抜去して補助脚5,5をフリーにした状態であり、主として電柱端の障害物回避時(作業性の向上のため)、電柱立ち上げ(建柱)作業時(建柱作業の安全性確保のため)に採られる状態である。このように、補助脚5,5は作業状態に応じて適宜の状態とされる。
電柱建て込み作業時において、電柱運搬台車1から電柱Pをクレーンで直接起立させた場合、電柱Pの根元側の補助輪4に対して一時的に集中荷重がかかる。そのため補助輪4,4に対しても吟味が必要となる。ここで、電柱Pの重心から吊り上げ位置の距離を1,500mm、電柱Pの重心から補助輪4,4までの距離を1,000mmとすると、補助輪4,4にかかる集中荷重Wt2は次式によって求められる。
Wt2=安全率×積載荷重×1,500/(1,500+1,000)
=1.6×1,700×1,500/2,500=1,632〔kg〕
この結果から、補助輸5,5の許容荷重は1,632kg以上となる。
また、主輪3,3には制動装置としてディスクブレーキ8が設けられている。このディスクブレーキ8はブレーキ操作レバー9を操作することで作動する。ディスクブレーキ8が備えるべき条件は、次の通りである。
(a)電柱運搬台車1は人力移動であることから、その速度は人の歩行速度(4km/h=1.1m/秒)秒以下とする。
(b)電柱運搬台車1が運用される普通道路は、道路構造令第20条によって縦断勾配が9%以下と規定されている。このことから、ディスクブレーキ8による制動は移動速度1.1m/秒からの安全な停止能力を有し、且つ、勾配9%の路面上での停止持続能力を有することとした。
以上を勘案し、ディスクブレーキ8には機械式ディスクブレーキを用い、これを主車輪3,3のそれぞれの内側に設置した。そしてディスクブレーキ8とブレーキ操作レバー9との結合はリンク式としている。尚、ブレーキ操作レバー9は門型に形成され、走行操作ハンドルとしても利用される主車輪ガードフレーム6,6の上部近傍に配置されている。ブレーキ操作レバー9を手前に引くと、ディスクブレーキ8が動作して制動が掛る。ブレーキ操作レバー9は左右のどちらで側でも操作可能とされている。そして、ブレーキ操作レバー9を手前に引きながらブレーキ固定操作ノブ11を所定の方向へ回し込むと、ブレーキ操作レバー9が固定されてブレーキが連続作動状態となり、駐車ブレーキとなる。ブレーキ固定操作ノブ11を反対側に回せばブレーキは解除される。
[電柱運搬台車の動作]
次に、上述した電柱運搬台車1の動作について説明する。まず、電柱運搬台車1を作業用自動車に乗せて所定の建柱場所の近くまで運搬する。運搬の際の電柱運搬台車1の補助脚5,5は格納状態又は使用状態のいずれでも構わない。格納状態の場合は使用状態の場合よりも電柱運搬台車1の全長が短くなるので作業用自動車に合わせて適宜に選択することができる。所定の場所に到着したら作業用自動車から降ろし、電柱運搬台車1の補助脚5,5が格納状態にあった場合には補助脚5,5を引き出して補助脚5,5が回動しないようにロックピン27及びリンチピン30で固定する。
次に作業者は、作業用自動車に積載されている電柱Pの1本をクレーン等で電柱運搬台車1上へ移載する。この場合、ブレーキ操作レバー9を手前に引きながらブレーキ固定操作ノブ11を所定の方向へ回し込むことによりブレーキ操作レバー9を固定して駐車ブレーキを行い、電柱運搬台車1をしっかりと停止させる。そして、吊具掛け29,29を電柱Pの水平状態における重心を位置させるためのガイドとして利用することにより電柱運搬台車1の前後方向と電柱Pの長さ方向を適宜合わせて電柱Pの重心位置が電柱運搬台車1の中央になるように位置決めし、その状態のまま電柱Pを下降させ、積載部20,20上へ載置する。載置された電柱Pは、ストッパ21,21によって回転が規制された状態で積載部20,20に位置決め配置される。次に作業者は、車枠2の前後の両側に設けられている一対の電柱固定用フック10,10間に図示しないロープ等を掛け渡して電柱Pが前後左右に移動しないよう電柱Pを車枠2にしっかりと固定する。
建柱場所までの電柱運搬台車1の移動は通常2名の作業者によって行われる。移動に際し、作業者はブレーキ操作レバー9を操作してディスクブレーキ8の制動を解除する。そして電柱運搬台車1を進行方向へ押しながら建柱場所へ移動する。移動は、2名の作業員が電柱運搬台車1の後部両側にそれぞれ位置し、手前にある主車輪ガードフレーム6,6を走行操作ハンドルとして利用して前方へ押す。電柱運搬台車1を右方向へ走行する場合には左側に位置する作業者が強く押し、電柱運搬台車1を左方向へ走行する場合には右側に位置する作業者が強く押す。後方へ移動する場合には電柱運搬台車1を後方に引き、回転する場合には作業者がそれぞれ押し引きをする。障害物を回避する場合には適宜補助脚5,5を開放状態する。
建柱場所に到着したらブレーキ操作レバー9を操作してディスクブレーキ8により制動し、電柱運搬台車1をブレーキ操作レバー9及びブレーキ固定操作ノブ11によって駐車ブレーキを行い、しっかりと停止させる。そして、作業者は、補助脚5,5のリンチピン30及びロックピン27を外し、補助脚5,5を開放状態とする。そして、電柱Pの後端を接地させた後、電柱固定用フック10,10及び電柱Pからロープを外し、電柱Pの立設及び下端を埋設する建柱作業に移行する。
建柱作業が終了したら、補助脚5,5を引き出してロックピン27及びリンチピン30によってロックし、補助脚5,5を使用状態とする。そして、電柱運搬台車1を作業用自動車まで単独走行させて荷台へ積載する。
[実施形態の効果]
本実施形態に係る電柱運搬台車1によれば、電柱Pを載置した車枠2が前方又は後方に傾斜した際、電柱Pの先端又は後端が路面に接触しない傾斜位置で接地してそれ以上の車枠2の傾斜を阻止するように配置された補助脚5を設けたので取り回しが容易であり、しかも車枠2が傾斜した場合でも載置した電柱Pの先端又は後端が地面に衝突することが防止されるという効果がある。
また、補助脚5を回動可能として跳ね上げ及び引き出しを可能にしたため、補助脚5を格納状態とすることにより全長を縮小化することでコンパクト化を図ることができ、且つ、使い勝手(例えば、小回りの転回、作業用車両への積み下ろし、保管スペースの縮小等)が向上するという効果がある。
また、ロックピン27及びリンチピン30によって補助脚5を格納状態と使用状態の各状態で保持(ロック)できるようにしたため、格納状態及び使用状態において補助脚5が勝手に動くのを防止できることで安全性を確保できるという効果がある。
さらに、補助脚5を車枠2から引き出したときには補助輪4が車枠2の外側に出るため、電柱積載時、電柱運搬時及び走行時の安定性が向上するという効果がある。
さらに、主車輪3,3には、制動装置であるディスクブレーキ8による制動とブレーキ操作レバー9及びブレーキ固定操作ノブ11によって停止を保持させることができるため、電柱運搬台車1が勝手に動くのを防止できることで安全性を確保できるという効果がある。
以上のように、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能であることはいうまでもない。例えば、コンクリート電柱に代えて木柱でもよく、更には、電柱P以外の長尺物、例えば木材、金属管、樹脂パイプ、建築資材等にも適用可能である。
1 電柱運搬台車
2 車枠
3 主車輪
4 補助輪
5 補助脚
6 主車輪用ガードフレーム
7 補助輪用ガードフレーム
8 ディスクブレーキ
9 ブレーキ操作レバー
10 電柱固定用フック
11 ブレーキ固定操作ノブ
20 積載部
21 ストッパ
22 上フレーム
23 下フレーム
24 支持部材
25 補助脚固定ピン支持板
26,28 ピン孔
27 ロックピン
29 吊具掛け
30 リンチピン
31,34 胴部
32 把手
33 挿入孔
35 ロックリング

Claims (6)

  1. 長尺重量物である電柱を水平状態に積載して運搬するための電柱運搬台車において、
    前記電柱を載置する積載部を備えた車枠と、
    前記車枠の両側に設けられた一対の主車輪と、
    前記車枠に配置された一対の補助脚と、
    を備え、
    前記補助脚は、前記電柱を載置した前記車枠が前方又は後方に傾斜した際、前記電柱の先端又は後端が路面に接触しない傾斜位置で接地してそれ以上の当該車枠の傾斜を阻止するように形成されていることを特徴とする電柱運搬台車。
  2. 請求項1に記載の電柱運搬台車において、
    前記補助脚は、格納可能とされていることを特徴とする電柱運搬台車。
  3. 請求項1又は2に記載の電柱運搬台車において、
    前記補助脚の先端には車輪が取り付けられていることを特徴とする電柱運搬台車。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の電柱運搬台車において、
    前記主車輪及び/又は補助脚の周囲に作業者を保護するためにガードフレームを設けたことを特徴とする電柱運搬台車。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の電柱運搬台車において、
    前記電柱の水平状態における重心を当該電柱運搬台車の中心である車軸上に位置させるためのガイドとしても機能する電柱運搬台車の吊具掛けが設けられていることを特徴とする電柱運搬台車。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の電柱運搬台車において、
    さらに、前記主車輪を停止させる制動装置を備え、
    前記制動装置は、
    前記主車輪を制動させて停止させるためのブレーキ操作レバーと、
    前記主車輪を停止状態に保持するブレーキ固定操作ノブと、
    を備えていることを特徴とする電柱運搬台車。
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