JP3229267U - 枕木運搬用台車 - Google Patents

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靖仁 稲葉
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Abstract

【課題】部品点数を少なくして簡素な構造でありながら、鉄道のレールを固定するための枕木(特にコンクリート枕木)の移動作業の際の、安全性及び作業性を高めることができる枕木運搬用台車を提供する。【解決手段】枕木運搬用台車1は、台車本体10の天面11上に配設され、鉄道のレールを固定する枕木を天面11に沿って搬送するコンベヤ部26を備える。このため、枕木の移動方向が主に水平方向となり、上下方向(高さ方向)の移動は作業者による台車1への積み下ろし程度であるので、高架された高圧電線に接触する危険性を低減することができる。また、台車1の天面11にコンベヤ部26を配設する構造であるので、部品点数を少なくして簡素な構造とすることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、鉄道のレールを固定する枕木を運搬する際に使用される枕木運搬用台車に関する。
近年、鉄道のレールを固定する枕木のうち木製のものは、資源の枯渇で材料が入手困難であることや耐用年数が短いなどの理由であまり使用されなくなった。その木製の枕木に代わりプレストレストコンクリート(PC)枕木などのコンクリート枕木が広く使用されるようになっている。コンクリート枕木は型枠から成形されるコンクリート体であり、そのコンクリート体の容量及び重量が大きいため、木製の枕木と比較してそのコンクリート体の製造(例えば型枠工など)や敷設に際して多大な労力を要する。特に、敷設されたコンクリート枕木の交換作業などにおいてそのコンクリート枕木を移動する際、その大きさや重量からその移動作業は重労働であり危険を伴うものである。
その枕木交換又は移動作業の労力を少なくするものとして、旧枕木をレールの下から引き出したり又は新枕木をレールの下に挿入したりする際に用いられる枕木交換用キャッチャー(以下「キャッチャー」ともいう。)が知られる(例えば特許文献1参照)。この種のキャッチャーは、その本体の下部に一対のハンドが配設されており、そのハンドはシリンダー操作により所定の支軸を中心として左右に開閉自在に設けられる。また、そのハンドには、コンクリート枕木又は木製枕木を左右方向から掴むための掴み部が複数設けられる。
特開平4−38303号公報
ところで、枕木交換又は枕木の移動作業は鉄道設備の現場で行われており、高架鉄道の場合、その作業場周辺(例えば踏切など)には高圧電線が高架されていることが多い。すなわち、枕木の移動作業の際、作業者はその高圧電線に接触して感電しないように最大限の注意を払わなければならない。そして、移動作業で使用される器具又は装置も同様に、その使用又は動作中に高圧電線に接触をしないようにその使用方法や動作範囲も通常制限される。
上述した特許文献1に記載の装置は、そのハンドが例えばコンクリート枕木を把持して上下移動することで移動作業を省力化することは可能である。しかしながら、その操作過誤が発生した場合、そのハンドの動作範囲がその制限(上限値)よりも越えて高圧電線に接触する可能性がある。また、上記特許文献1のハンド機構に代えて、例えば台車にクレーン機構が付設されたものの使用も検討されるが、クレーン機構もハンド機構と同様に上下運動を伴うものであり上記特許文献1と同様に高圧電線に接触する可能性がある。
そして、このようなハンド機構又はクレーン機構を有する器具又は装置は、部品点数が多くまたその制御装置も実装する必要があることから装置コストが高くなっていた。また、鉄道関連の作業は鉄道運行開始までの時間との勝負であり、このような器具又は装置は現場で乱暴に扱われることが多い。そのため、この種の器具及び装置は、ある程度の破損を前提として保守管理性の高さが強く要求される。保守管理性を高めるには、部品点数が少ないことが好ましい。
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、部品点数を少なくして簡素な構造でありながら、鉄道のレールを固定するための枕木(特にコンクリート枕木)の移動作業の際の、安全性及び作業性を高めることができる枕木運搬用台車を提供する。
本考案の上述した目的は、下記の(1)〜(5)の枕木運搬用台車により達成される。
(1)天面を有する台車本体と、前記天面とは上下反対側に配設され、前記台車本体を水平面に対して移動可能に支持する支持車輪と、前記天面上に配設され、鉄道のレールを固定する枕木を前記天面に沿って搬送するコンベヤ部と、を備える、枕木運搬用台車。
(2)前記コンベヤ部が複数設けられ、前記コンベヤ部はその搬送方向が互いに平行となるように配置される、(1)に記載の枕木運搬用台車。
(3)前記コンベヤ部は、複数の回転軸と、前記複数の回転軸をその軸芯が互いに平行になるように支持する軸支持部と、前記複数の回転軸それぞれによってその周方向で回転自在に支持される複数のホイール部と、を有する、(1)又は(2)に記載の枕木運搬用台車。
(4)前記ホイール部は、その周縁部が弾性可能に設けられる、(3)に記載の枕木運搬用台車。
(5)前記天面の、前記コンベヤ部の搬送方向に沿う少なくとも一端側には、前記枕木が前記天面から落下するのを防止するための落下止め具が前記台車本体に着脱自在に立設される、(1)〜(3)のいずれか1つに記載の枕木運搬用台車。
上記(1)の構成によれば、台車本体の天面上に配設され、鉄道のレールを固定する枕木を天面に沿って搬送するコンベヤ部を備える。このため、枕木の移動方向が主に水平方向となり、上下方向(高さ方向)の移動は作業者による台車への積み下ろし程度であるので、高架された高圧電線に接触する危険性を低減することができる。また、台車の天板にコンベヤ部を配設する構造であるので、部品点数を少なくして簡素な構造とすることができる。また、コンクリート枕木などの大きさ及び重量のある枕木を作業者1人でも任意の場所に運搬して、少ない労力で台車本体から所定の受け側(例えばトロリーやトロッコなどの鉄道貨車)に搬送(スライド移動)させて積み替えることができる。また、枕木の交換作業などを踏切内で行う際、一般車両がその踏切を通過しようとする場合などであっても、簡素な構造であるので、比較的容易に枕木運搬用台車を撤去することができる。つまり、部品点数を少なくして簡素な構造でありながら、鉄道のレールを固定するための枕木(特にコンクリート枕木)の移動作業の際の、安全性及び作業性を高めることができる。
上記(2)の構成によれば、コンベヤ部が複数設けられ、コンベヤ部はその搬送方向が互いに平行となるように配置される。このため、コンクリート枕木などの大きさ及び重量のある枕木の場合でもその枕木を台車本体から所定の受け側に対し安定してスライド移動させることができる。
上記(3)の構成によれば、コンベヤ部は、複数の回転軸と、複数の回転軸がその軸芯が互いに平行になるように支持する軸支持部と、複数の回転軸それぞれによってその周方向で回転自在に支持される複数のホイール部と、を有する。このため、コンベヤ部を、部品点数が少ない簡素な構造で設けて、破損した場合でも修理をしやすくして保守管理性を高めることができる。
上記(4)の構成によれば、ホイール部は、その周縁部が弾性可能に設けられる。このため、コンクリート枕木などの大きさ及び重量のある枕木の場合でも、搬送の際にその枕木を破損させることはない。また、コンベヤ部と枕木との接触面積及び摩擦力を高めてグリップ力を高め、台車本体による枕木の運搬、及びそのコンベヤ部による枕木の搬送(積み込みや積み替え作業など)の際の、安全性を向上させることができる。
上記(5)の構成によれば、天面の、コンベヤ部の搬送方向に沿う少なくとも一端側には、枕木が天面から落下するのを防止するための落下止め具が台車本体に着脱自在に立設される。このため、台車本体による枕木の運搬の際には、台車本体の天板からその枕木が落下するのを防止することができる。また、コンベヤ部による枕木の搬送の際には、その落下止め具を外すことができるので、その搬送作業を妨げることがない。
本考案によれば、部品点数を少なくして簡素な構造でありながら、鉄道のレールを固定するための枕木(特にコンクリート枕木)の移動作業の際の、安全性及び作業性を高めることができる。
以上、本考案について簡潔に説明した。更に、以下に説明される考案を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本考案の詳細は更に明確化されるだろう。
本考案の実施形態に係る台車の構成を説明する側面図である。 図1に示す台車の構成を説明する上面図である。 図3(A)は、図1に示すコンベヤ部の構成を説明する側面図であり、図3(B)はその上面図である。 2本の枕木が積載された台車をトロッコ横に移動した様子を示す模式図である。 図4に示す状態から台車の落下止め具を外した様子を示す模式図である。 図5に示す状態から作業者2人が枕木をトロッコに積み込みする様子を示す模式図である。 図6に示す状態からトロッコへの積み込みが完了した様子を模式図である。
本考案に係る枕木運搬用台車(以下「台車」ともいう。)に関する実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより実用新案登録請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。また、添付図面のそれぞれは符号の向きに従って参照するものとする。
また、以下の説明でいう「運搬」は台車本体に積載された枕木を台車本体ごと任意の場所に移動させることを意味し、「搬送」は台車本体に積載された枕木を台車本体の天板に対し水平方向に相対移動(スライド移動)させることを意味する。しかしながら、それらの用語は、台車の使用目的や使用状態などに対応して適宜解釈される。
まずは図1〜図3を参照して、本考案に係る実施形態の台車1の構成について説明する。図1は、本考案の実施形態に係る台車1の構成を説明する側面図である。図2は、図1に示す台車1の構成を説明する上面図である。図3(A)は、図1に示すコンベヤ部の構成を説明する側面図であり、図3(B)はその上面図である。
なお、図1〜図3において、台車1の正面側(図1の紙面で左側、図2の紙面で左側、図3の紙面で左側)を前側(フロント)、台車1の裏面側(図1の紙面で右側、図2の紙面で右側、図3の紙面で右側)を後側(リア)ともいう。また、図1及び図2には、台車1が移動する水平面内で互いに直交する2軸方向として、枕木Sの搬送方向であるX方向(例えば図1での紙面左右方向)、枕木Sの搬送方向に直交するY方向(例えば図1の紙面で奥手前方向(表裏方向))が示される。また、水平面と直交する高さ方向としてZ方向(例えば図1の紙面で上下方向)が示される。Z方向は、台車1が水平面上に配置された場合の鉛直方向(重力方向)である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の台車1は、例えば踏切などの鉄道関連の作業現場で、枕木Sをその台車本体10に積載した状態で任意の場所まで枕木Sを運搬し、その場所でトロッコ40などの鉄道貨車に積み替えるために用いられる。
台車1は、天面11を有する台車本体10と、台車本体10の底面(天面11とは上下反対側)に配設される複数(本実施形態では4つ)の支持車輪17と、台車本体10の前端部に配設される落下止め具20と、台車本体10の後端部に配設されるハンドル23と、台車本体10の天面11に配設される一対のコンベヤ部26とを備える。
なお、本実施形態の台車1は、枕木Sのうち大きく重量のあるコンクリート枕木Sを運搬及び搬送するのに好適である。
台車本体10は、台車本体10の骨格をなす金属製のベースフレーム12を含んで構成される。ベースフレーム12は、平面視で矩形状の枠体であり、一対のサイドフレーム13と、これら一対のサイドフレーム13それぞれの前端部に連結するフロントフレーム14と、一対のサイドフレーム13それぞれの後端部に連結するリアフレーム15と、複数の補強フレーム16とを有する。
一対のサイドフレーム13は断面矩形状のパイプ材からなり、Y方向に所定の離間距離を有して配置されX方向(台車本体10に積載された枕木Sの搬送方向)に延設される。フロントフレーム14及びリアフレーム15も同様に断面矩形状のパイプ材からなり、一対のサイドフレーム13の端部に溶接によりそれぞれ固設される。また、フロントフレーム14の上面には一対の嵌合筒部が突設される。一対の嵌合筒部はY方向に所定の離間距離を有して配置され下述するように落下止め具20が挿嵌された際、落下止め具20を支持する。
これら一対のサイドフレーム13、フロントフレーム14及びリアフレーム15の端部同士の連結によって矩形状の枠体が一体に設けられ、それにより矩形状のベースフレーム12が構成される。また、ベースフレーム12の枠体内部には複数の補強フレーム16が一対のサイドフレーム13の間を掛け渡すように配置され、台車本体10の積載強度を高める。
支持車輪17は、台車本体10の底面の四隅に配置される。支持車輪17は、支持具18及び車輪部19を有する。支持具18は、台車本体10の底面から垂設される。車輪部19は、支持具18に回転可能に枢支される。また、少なくとも台車本体10の前側で隣接配置される支持具18は、台車本体10に対し水平回転可能に設けられており、作業者Hが台車1を走行させる際の容易な方向転換が可能である。
なお、本実施形態の支持車輪17は4つであるが、これに限定されない。3つ以上であれば台車1を安定良く走行可能でありその設置個数を適宜変更してもよい。
落下止め具20も同様に、複数のパイプ材をその端部で互いに溶着して形成される。具体的には、落下止め具20は、全体として略逆U字状に形成されており、Y方向で所定の離間距離を有して(取付状態で)Z方向に沿って延設される一対のサイドフレーム21と、一対のサイドフレーム21それぞれの上端部に連結するアッパフレーム22と、を有する。そして、一対のサイドフレーム21の下端は開口して形成されており、この一対のサイドフレーム21の下端部に対し台車本体10のフロントフレーム14の嵌合筒部がその開口を通じて適宜挿嵌される。この挿嵌により、落下止め具20は嵌合筒部によって支持されて台車本体10に着脱自在に立設可能とされる。
なお、落下止め具20のパイプ材も同様に金属製であり、断面矩形状に形成される。
つまり、台車本体10に枕木Sを積載する際、落下止め具20の一対のサイドフレーム21を台車本体10の嵌合筒部に嵌合することで落下止め具20は台車本体10に取り付けられる。この取り付けにより、枕木Sの運搬の際、枕木Sが台車本体10の天面11から落下するのを防止することが可能である。そして、台車本体10に積載された枕木Sを台車1から鉄道貨車などに積み替える際、落下止め具20を持ち上げてその嵌合状態を解消し、台車本体10から容易に取り外すことが可能である。そのため、不必要なときに落下止め具20を台車本体10から適宜取り外すことが可能であり、落下止め具20が積み替え作業などの妨げとなることはない。
ハンドル23も同様に、複数のパイプ材をその端部で互いに溶着して形成される。ハンドル23は、全体として略矩形状に形成されており、Y方向で所定の離間距離を有して(起立状態で)Z方向に延設される一対のサイドフレーム24と、一対のサイドフレーム24それぞれの上端部に連結するアッパフレーム25と、傾倒軸(不図示、下述)とを有する。
なお、ハンドル23のパイプ材は金属製であり、また断面丸状に形成され作業者Hがアッパフレーム25をグリップ(把持)しやすくなっている。この把持により、作業者Hは台車1を前進又は後進させたり任意の方向に方向転換したりすることが容易となる。
また、ハンドル23は、ハンドル23の下端部に配設される金属製の傾倒軸を回転軸として台車1の前後方向に傾倒可能に設けられる。傾倒軸は円筒状に形成されており、傾倒軸の両端には傾倒軸を台車本体10に固定するための一対の固定アングル(不図示)が連結される。また、固定アングルの少なくとも一方には、係止ピン(不図示)が挿嵌可能なピン穴(不図示)が形成される。そして、ハンドル23の起立状態で固定アングルのピン穴に係止ピンが挿嵌されると、係止ピンとサイドフレーム24とが係止してロックされ、ハンドル23の起立状態が保持される。
図1〜図3に示すように、一対のコンベヤ部26は、その搬送方向(X方向)が互いに平行になるように配置される。コンベヤ部26それぞれは、金属製の複数の回転軸27と、この複数の回転軸27をその軸芯28が互いに平行になるように支持する軸支持部29と、複数の回転軸27それぞれによって回転自在に支持される複数のホイール部33とを含んで構成される。
なお、枕木Sは、その長手方向がコンベヤ部26の搬送方向に対し水平面上で略直交して、すなわちY方向に沿って積載される(図4及び図5参照)。
軸支持部29は、断面略逆U字状に形成されており、X方向に沿って延設される長板状の底板部30と、底板部30の両側縁部それぞれから一体に立設される同じく長板状の側壁部31とを有する。一対のコンベヤ部26は、軸支持部29それぞれがY方向で所定の離間距離を有して水平かつ平行に並列して配設される。一対の側壁部31には、長手方向(X方向)に沿って略等間隔かつ対向面で平行一致するように複数の軸穴32(貫通穴)が形成される。この複数の軸穴32それぞれに回転軸27が挿通されて保持される。また、一対のコンベヤ部26は、軸支持部29それぞれを台車本体10の天面11の対向する側縁部、すなわち一対のサイドフレーム13の上面に載置固定されることで天面11上に固定される。
なお、軸穴32それぞれは側壁部31でその高さ(Z方向位置)が略同一に形成される。
複数のホイール部33それぞれは、金属製の鋳物素材からなり円筒状に形成される。また、複数のホイール部33それぞれは、軸支持部29に保持される回転軸27それぞれによってその周方向で回転自在に枢支される。つまり、複数のホイール部33は、X方向に沿って略等間隔に並列して配置されており、またX方向で自由に回転可能に支持される。この配置及び支持により、その一対のコンベヤ部26上に載せられる枕木SはX方向(搬送方向)に沿って円滑に搬送(スライド移動)可能となり、台車1から鉄道貨車への積み替え作業を容易にする。
なお、ホイール部33の上端位置は、軸支持部29の上端位置よりも上方に配置される。
次に図4〜図7を参照して、このように構成される台車1を用いた枕木Sの積み替え作業について説明する。図4は、2本の枕木Sが積載された台車1をトロッコ40横に移動した様子を示す模式図である。図5は、図4に示す状態から台車1の落下止め具20を外した様子を示す模式図である。図6は、図5に示す状態から作業者H2人が枕木Sをトロッコ40に積み込みする様子を示す模式図である。図7は、図6に示す状態からトロッコ40への積み込みが完了した様子を模式図である。
図4に示すように、台車1のハンドル23を起立状態で保持しかつ落下止め具20を取り付けた上で、2本のコンクリート枕木S(枕木の一例)を、台車本体10の天面11かつ一対のコンベヤ部26上に積載する。このコンクリート枕木Sを台車本体10に積載した状態で、作業者H1人がハンドル23を把持して台車1を運転操作してトロッコ40に横付けする。
なお、トロッコ40は、略矩形状のトロッコ本体41と、トロッコ本体41の底面四隅に配置される二対(4つ)の車輪42と、を有する。車輪42の対それぞれは、トロッコ本体41に対しその内端部にフランジ部43が設けられており、また鉄道のレール幅に略一致するように離間配置される。また、本実施形態では、コンベヤ部26の搬送方向とトロッコ40の進行方向とが水平面上で略直交するように台車1はトロッコ40に横付けされる。
図5に示すように、作業者Hは、本実施形態の台車1がトロッコ40に横付けされたことを目視で確認した上で、台車1の前端部に取り付けられている落下止め具20を持ち上げて台車本体10から取り外す。そして、作業者Hが1本のコンクリート枕木Sをトロッコ40に向けて押してコンベヤ部26の搬送方向に沿って搬送、つまりスライド移動させ可能な限りトロッコ本体41にそのコンクリート枕木Sを接近させる。
次に図6に示すように、作業者H2人が協調してコンクリート枕木Sを長手方向両端部で持ち上げる。そして、作業者H2人はその持ち上げた状態を維持してトロッコ本体41の上方までコンクリート枕木Sを横移動させる。コンクリート枕木Sを横移動した後、作業者H2人はゆっくりとコンクリート枕木Sを下ろしてトロッコ本体41の上に載せる。図7に示すように、このような一連の作業を2本目の枕木Sに対しても同様に行い、台車1からトロッコ40までの積み替え作業を完了する。
以上説明したように本実施形態によれば、台車本体10の天面11上に配設され、鉄道のレールを固定する枕木Sを天面11に沿って搬送するコンベヤ部26を備える。このため、枕木Sの移動方向が主に水平方向となり、上下方向(高さ方向)の移動は作業者Hによる台車1への積み下ろし程度であるので、高架された高圧電線に接触する危険性を低減することができる。また、台車1の天板にコンベヤ部26を配設する構造であるので、部品点数を少なくして簡素な構造とすることができる。また、コンクリート枕木Sなどの大きさ及び重量のある枕木Sを作業者H1人でも任意の場所に運搬して、少ない労力で台車本体10から所定の受け側(例えばトロリーやトロッコ40などの鉄道貨車)に搬送(スライド移動)させて積み替えることができる。また、枕木Sの交換作業などを踏切内で行う際、一般車両がその踏切を通過しようとする場合などであっても、簡素な構造であるので、比較的容易に枕木運搬用台車1を撤去することができる。つまり、部品点数を少なくして簡素な構造でありながら、鉄道のレールを固定するための枕木S(特にコンクリート枕木)の移動作業の際の、安全性及び作業性を高めることができる。
また本実施形態によれば、コンベヤ部26が複数設けられ、コンベヤ部26はその搬送方向が互いに平行となるように配置される。このため、コンクリート枕木などの大きさ及び重量のある枕木Sの場合でもその枕木Sを台車本体10から所定の受け側に対し安定してスライド移動させることができる。
また本実施形態によれば、コンベヤ部26は、複数の回転軸27と、複数の回転軸27がその軸芯28が互いに平行になるように支持する軸支持部29と、複数の回転軸27それぞれによってその周方向で回転自在に支持される複数のホイール部33と、を有する。このため、コンベヤ部26を、部品点数が少ない簡素な構造で設けて、破損した場合でも修理をしやすくして保守管理性を高めることができる。
また本実施形態によれば、天面11の、コンベヤ部26の搬送方向に沿う一端側には、枕木Sが天面11から落下するのを防止するための落下止め具20が台車本体10に着脱自在に立設される。このため、台車本体10による枕木Sの運搬の際には、台車本体10の天板からその枕木Sが落下するのを防止することができる。また、コンベヤ部26による枕木Sの搬送の際には、その落下止め具20を外すことができるので、その搬送作業を妨げることがない。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本考案の態様は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良などが可能である。
上記実施形態では、ホイール部33は金属製の鋳物素材から一体成形されるが、これに限定されない。少なくともホイール部33の周縁部を例えばゴム材、ポリアミド系合成繊維材又はウレタン材などの合成樹脂材などによって弾性可能に設けてもよい。この場合、コンクリート枕木などの大きさ及び重量のある枕木Sの場合でも、搬送の際にその枕木Sを破損させることはない。また、コンベヤ部26と枕木Sとの接触面積及び摩擦力を高めてグリップ力を高め、台車本体10による枕木Sの運搬、及びそのコンベヤ部26による枕木Sの搬送(積み込みや積み替え作業など)の際の安全性を向上させることができる。
鉄道のレールを固定するための枕木(特にコンクリート枕木)の移動作業の際の安全性及び作業性を高めながら、部品点数を少なくして簡素な構造とすることができる枕木運搬用台車として有用である。
1 :枕木運搬用台車
1 :台車
10 :台車本体
11 :天面
12 :ベースフレーム
13 :サイドフレーム
14 :フロントフレーム
15 :リアフレーム
16 :補強フレーム
17 :支持車輪
18 :支持具
19 :車輪部
20 :落下止め具
21 :サイドフレーム
22 :アッパフレーム
23 :ハンドル
24 :サイドフレーム
25 :アッパフレーム
26 :コンベヤ部
27 :回転軸
28 :軸芯
29 :軸支持部
30 :底板部
31 :側壁部
32 :軸穴
33 :ホイール部
40 :トロッコ
41 :トロッコ本体
42 :車輪
43 :フランジ部
H :作業者
S :枕木
本考案の上述した目的は、下記の(1)〜(5)の枕木運搬用台車により達成される。
(1)天面を有する台車本体と、前記天面とは上下反対側に配設され、前記台車本体を水平面に対して移動可能に支持する支持車輪と、前記天面上に配設され、鉄道のレールを固定する枕木を前記天面に沿って搬送するコンベヤ部と、を備える、枕木運搬用台車。
(2)前記コンベヤ部が複数設けられ、前記コンベヤ部はその搬送方向が互いに平行となるように配置される、(1)に記載の枕木運搬用台車。
(3)前記コンベヤ部は、複数の回転軸と、前記複数の回転軸をその軸芯が互いに平行になるように支持する軸支持部と、前記複数の回転軸それぞれによってその周方向で回転自在に支持される複数のホイール部と、を有する、(1)又は(2)に記載の枕木運搬用台車。
(4)前記ホイール部は、その外周に弾性を有する材料によって構成された周縁部が設けられる、(3)に記載の枕木運搬用台車。
(5)前記天面の、前記コンベヤ部の搬送方向に沿う少なくとも一端側には、前記枕木が前記天面から落下するのを防止するための落下止め具が前記台車本体に着脱自在に立設される、(1)〜(3)のいずれか1つに記載の枕木運搬用台車。
上記(1)の構成によれば、台車本体の天面上に配設され、鉄道のレールを固定する枕木を天面に沿って搬送するコンベヤ部を備える。このため、枕木の移動方向が主に水平方向となり、上下方向(高さ方向)の移動は作業者による台車への積み下ろし程度であるので、高架された高圧電線に接触する危険性を低減することができる。また、台車の天板にコンベヤ部を配設する構造であるので、部品点数を少なくして簡素な構造とすることができる。また、コンクリート枕木などの大きさ及び重量のある枕木を作業者1人でも任意の場所に運搬して、少ない労力で台車本体から所定の受け側(例えばトロリーやトロッコなどの鉄道貨車)に搬送(スライド移動)させて積み替えることができる。また、枕木の交換作業などを踏切内で行う際、一般車両がその踏切を通過しようとする場合などであっても、簡素な構造であるので、比較的容易に枕木運搬用台車を撤去することができる。つまり、部品点数を少なくして簡素な構造でありながら、鉄道のレールを固定するための枕木(特にコンクリート枕木)の移動作業の際の、安全性及び作業性を高めることができる。
上記(2)の構成によれば、コンベヤ部が複数設けられ、コンベヤ部はその搬送方向が互いに平行となるように配置される。このため、コンクリート枕木などの大きさ及び重量のある枕木の場合でもその枕木を台車本体から所定の受け側に対し安定してスライド移動させることができる。
上記(3)の構成によれば、コンベヤ部は、複数の回転軸と、複数の回転軸がその軸芯が互いに平行になるように支持する軸支持部と、複数の回転軸それぞれによってその周方向で回転自在に支持される複数のホイール部と、を有する。このため、コンベヤ部を、部品点数が少ない簡素な構造で設けて、破損した場合でも修理をしやすくして保守管理性を高めることができる。
上記(4)の構成によれば、ホイール部は、その外周に弾性を有する材料によって構成された周縁部が設けられる。このため、コンクリート枕木などの大きさ及び重量のある枕木の場合でも、搬送の際にその枕木を破損させることはない。また、コンベヤ部と枕木との接触面積及び摩擦力を高めてグリップ力を高め、台車本体による枕木の運搬、及びそのコンベヤ部による枕木の搬送(積み込みや積み替え作業など)の際の、安全性を向上させることができる。
上記(5)の構成によれば、天面の、コンベヤ部の搬送方向に沿う少なくとも一端側には、枕木が天面から落下するのを防止するための落下止め具が台車本体に着脱自在に立設される。このため、台車本体による枕木の運搬の際には、台車本体の天板からその枕木が落下するのを防止することができる。また、コンベヤ部による枕木の搬送の際には、その落下止め具を外すことができるので、その搬送作業を妨げることがない。
上記実施形態では、ホイール部33は金属製の鋳物素材から一体成形されるが、これに限定されない。少なくともホイール部33の外周に例えばゴム材、ポリアミド系合成繊維材又はウレタン材などの合成樹脂材などの弾性を有する材料によって構成された周縁部を設けてもよい。この場合、コンクリート枕木などの大きさ及び重量のある枕木Sの場合でも、搬送の際にその枕木Sを破損させることはない。また、コンベヤ部26と枕木Sとの接触面積及び摩擦力を高めてグリップ力を高め、台車本体10による枕木Sの運搬、及びそのコンベヤ部26による枕木Sの搬送(積み込みや積み替え作業など)の際の安全性を向上させることができる。

Claims (5)

  1. 天面を有する台車本体と、
    前記天面とは上下反対側に配設され、前記台車本体を水平面に対して移動可能に支持する支持車輪と、
    前記天面上に配設され、鉄道のレールを固定する枕木を前記天面に沿って搬送するコンベヤ部と、を備える枕木運搬用台車。
  2. 前記コンベヤ部が複数設けられ、
    前記コンベヤ部はその搬送方向が互いに平行となるように配置される請求項1に記載の枕木運搬用台車。
  3. 前記コンベヤ部は、
    複数の回転軸と、
    前記複数の回転軸をその軸芯が互いに平行になるように支持する軸支持部と、
    前記複数の回転軸それぞれによってその周方向で回転自在に支持される複数のホイール部と、を有する請求項1又は2に記載の枕木運搬用台車。
  4. 前記ホイール部は、その周縁部が弾性可能に設けられる請求項3に記載の枕木運搬用台車。
  5. 前記天面の、前記コンベヤ部の搬送方向に沿う少なくとも一端側には、前記枕木が前記天面から落下するのを防止するための落下止め具が前記台車本体に着脱自在に立設される請求項1〜3のいずれか1つに記載の枕木運搬用台車。
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