JP2011183252A - ダイコータ用台車 - Google Patents

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英和 塙
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健 狐塚
Toshiaki Chiba
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Abstract

【課題】ダイコータの搬送、及び、ダイコータ用台車と各台(設置台、洗浄台、保管台、及び、ダイコータ用分解・組立台)との間の移動や受渡しなどを、安全かつ迅速に行うことができるダイコータ用台車の提供を目的とする。
【解決手段】ダイコータ用台車1は、ダイコータ11が着脱自在に取り付けられるスライドベース107を介して、ダイコータ11を搬送するダイコータ用台車1であって、スライドベース107を水平方向に移動させるローラコンベア3と、スライドベース107を昇降させる昇降機器4と、ダイコータ用台車1を走行させる走行機器5とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダイコータ用台車に関する。
フィルムやシートなどの被コーティング材は、ダイコータを用いて、コーティングが行われている。
ダイコータは、コーティング液の噴射ノズルであり、通常、複数のブロックとシムなどを有している。このダイコータは、ポンプ又はエアー若しくは窒素等による圧送によって供給されたコーティング液を、塗布幅方向にほぼ均一となるように、バックロールに掛けられた被コーティング材に吹き付ける。
また、たとえば、コーティングの幅替やコーティング液を変更する際などには、ダイコータに対して、洗浄、分解、組立て、及び、保管が行われる。この際、ダイコータは、コーティングを行うための設置台、洗浄台、保管台、及び、ダイコータ用分解・組立台の間で搬送され、各台に取り付けられる。すなわち、ダイコータに対して、設置台、洗浄台、保管台、及び、ダイコータ用分解・組立台の間で、取扱い(マテリアルハンドリング)が行われる。
(従来例)
図示してないが、上記のダイコータのマテリアルハンドリングにおいて、一般的に、ホイスト式クレーンが用いられてきた。すなわち、ダイコータは、設置台、洗浄台、保管台、及び、ダイコータ用分解・組立台の間を、吊り上げられた状態で搬送され、各台に取り付けられていた。また、ダイコータ用分解・組立台として、通常、定盤などが用いられてきた。
また、生産性などを向上させるために、本発明に関連する技術として、様々な技術が研究開発されている。
たとえば、特許文献1〜4には、経済性、安全性、又は、作業性などに優れた、重量物を移動させる台車の技術が開示されている。
実開平2−86870号公報 特開2006−1661号公報 特開平8−282502号公報 実開平6−45885号公報
しかしながら、上述したホイスト式クレーンを用いて、たとえば、500kgを超える重量のダイコータを搬送するには、取扱い(マテリアルハンドリング)に優れた技能を有する作業者を必要とし、さらに、作業性や安全性をさらに向上させることが、実質的に困難であった。
また、ダイコータを搬送するダイコータ用台車においては、ダイコータの搬送を安全かつ迅速に行うことに加え、ダイコータ用台車と各台(たとえば、設置台、洗浄台、保管台、及び、ダイコータ用分解・組立台)との間の移動や受渡しなどを、安全かつ迅速に行うことも要望されている。
なお、上記の特許文献1〜4の技術では、本発明の課題を解決することはできない。
本発明は、以上のような問題を解決するために提案されたものであり、ダイコータの搬送、及び、ダイコータ用台車と各台(設置台、洗浄台、保管台、及び、ダイコータ用分解・組立台)との間の移動や受渡しなどを、安全かつ迅速に行うことができるダイコータ用台車の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のダイコータ用台車は、ダイコータが着脱自在に取り付けられるスライドベースを介して、ダイコータを搬送するダイコータ用台車であって、スライドベースを水平方向に移動させる水平移動機器と、スライドベースを昇降させる昇降機器と、ダイコータ用台車を走行させる走行機器とを備えている。
本発明のダイコータ用台車によれば、数百キログラム(たとえば、500キログラム)の重量を有するダイコータの搬送、及び、ダイコータ用台車と各台(設置台、洗浄台、保管台、及び、ダイコータ用分解・組立台)との間の移動や受渡しなどを、安全かつ迅速に行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかるダイコータ用台車の概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示している。 図2は、本発明の一実施形態にかかるダイコータ用台車が用いられる、ダイコータ用マテリアルハンドリングシステムを説明するための概略縮小平面図を示している。 図3は、本発明の一実施形態にかかるダイコータ用台車の、スライドベースを説明するための概略拡大図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示している。 図4は、本発明の一実施形態にかかるダイコータ用台車との間で、スライドベースが移動される洗浄台を説明するための概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示している。 図5は、本発明の一実施形態にかかるダイコータ用台車との間で、スライドベースが移動される中間コンベアを説明するための概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示している。 図6は、本発明の一実施形態の応用例にかかるダイコータ用台車の概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示している。 図7は、本発明の一実施形態の応用例にかかるダイコータ用台車との間で、ダイコータが受け渡しされるダイコータ用分解・組立台を説明するための概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示している。 図8は、本発明の一実施形態にかかるダイコータ用台車の使用例を説明するための、マテリアルハンドリングシステムの概略平面図を示している。
[ダイコータ用台車の一実施形態]
図1は、本発明の一実施形態にかかるダイコータ用台車の概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示している。
また、図2は、本発明の一実施形態にかかるダイコータ用台車が用いられる、ダイコータ用マテリアルハンドリングシステムを説明するための概略縮小平面図を示している。
図1、2において、ダイコータ用台車1は、台枠2、ローラコンベア3、昇降機器4、及び、走行機器5を有している。
このダイコータ用台車1は、ダイコータ11が着脱自在に取り付けられるスライドベース107を介して、ダイコータ11を搬送する。
台枠2は、上方から見るとほぼ正方形状であり、この正方形の四隅付近に車輪21が設けられている。また、台枠2は、ダイコータ11及びスライドベース107の重量を支えることの可能な機械的強度を有しており、また、ダイコータ11及びスライドベース107を搬送及び移動させることの可能なバランスを有している。
なお、図示してないが、左右方向や前後方向のバランスを向上させる場合、一般的に、補助輪が取り付けられる。
本実施形態では、二本のガイドレール22が設置フロア14に敷設されている。このガイドレール22は、通常、溝型鋼などが用いられ、車輪21をガイドする。これにより、台枠2は、所定の経路(前後方向の直線的な経路)を走行するので、ダイコータ11を搬送する際の安全性を向上させることができる。
ダイコータ用台車1は、スライドベース107を水平方向に移動させる水平移動機器として、スライドベース107を所定の方向(左右方向)へ移動させるローラコンベア3を有している。このようにすると、作業者(図示せず)がダイコータ11を容易に移動させることができ、また、構造を単純化でき、製造原価のコストダウンを図ることができる。
なお、上記の水平方向は、水平及びほぼ水平な方向である。
このローラコンベア3は、ハウジング31、ローラ32及びボールプランジャ33などを有している。ハウジング31は、左右方向に細長い矩形状の底板と、この底板の前後方向の両端部から立設された側板と、これら側板の上部から水平方向の内側に向かって突き出た上板とからなっている。
ハウジング31の側板は、ローラ32上に載置されたスライドベース107の係止部74、75をガイドするので、スライドベース107は、所定の方向(左右方向)に円滑に移動する。また、ダイコータ11の固定されたスライドベース107が前後方向に倒れようとすると、ハウジング31の上板は、係止部74、75を係止する。これにより、たとえば、搬送中のダイコータ用台車1が急に停止しても、慣性によってスライドベース107が倒れるといった不具合を防止でき、安全性を向上させることができる。
また、後方向の上板には、後述するスライドベース107の移動用ストッパ76が係入する係止穴34が穿設されている。係止穴34に移動防止用部材76が係入されることによって、スライドベース107は、ローラコンベア3の所定の位置に(通常、ほぼ中央の位置に)位置決めされる。
さらに、一対の側板の長手方向のほぼ中央の上部には、ボールプランジャ33が設けられている。ボールプランジャ33は、先端部が、スライドベース107の係止部74、75の側面と当接し、移動するスライドベース107に適度の負荷を与えている。これにより、スライドベース107が滑らかに移動しすぎるといった不具合を回避することができ、安全性を向上させることができる。なお、ボールプランジャ33の取付け位置や数量は、上記に限定されるものではない。
ダイコータ用台車1は、ローラ32上のスライドベース107を昇降させる昇降機器4を有している。すなわち、本実施形態においては、ローラコンベア3が、左右方向に細長い矩形平板状の昇降用基材40上に固定されており、昇降機器4は、この昇降用基材40を昇降させる。
昇降機器4は、昇降用基材40のほぼ四隅に設けられたリニアブッシュ、昇降用基材40のほぼ中央に設けられたジャッキ、このジャッキと連結されたベベルギアボックス、このベベルギアボックスにトルクを伝達するシャフト、このシャフトと連結された昇降用ハンドル41、及び、昇降用ハンドル41の回転を止める昇降防止用部材42(たとえば、止めねじ付きレバー)などを有している。
なお、昇降機器4の構成は、上記に限定されるものではなく、様々な構成とすることができる。
このようにすると、昇降用ハンドル41を回転させることにより、スライドベース107を昇降させることができ、また、昇降防止用部材42によって、スライドベース107及びローラコンベア3を所定の高さに維持することができる。したがって、設置台12とダイコータ用台車1との間のダイコータ11の受渡し、ローラコンベア3とローラコンベア121との間のダイコータ11の移動、及び、ローラコンベア3とローラコンベア131との間のダイコータ11の移動などを、より円滑に行うことができる。
ダイコータ用台車1は、走行機器5を有している。この走行機器5は、後方向の車輪21どうしを連結する連結シャフト、この連結シャフトにトルクを伝達するベベルギアボックス、このベベルギアボックスにトルクを伝達するシャフト、このシャフトと連結された走行用ハンドル51、及び、走行用ハンドル51の回転を止める走行防止用部材52(たとえば、止めねじ付きレバー)などを有している。なお、走行機器5の構成は、上記に限定されるものではなく、様々な構成とすることができる。
このようにすると、走行用ハンドル51を回転させることにより、ダイコータ用台車1を容易に前後方向に走行させることができ、また、走行防止用部材52によって、所定の位置に停止したダイコータ用台車1をその位置に維持することができる。したがって、ダイコータ11を迅速かつ安全に搬送することができ、また、設置台12とダイコータ用台車1との間のダイコータ11の受渡し、ローラコンベア3とローラコンベア121との間のダイコータ11の移動、及び、ローラコンベア3とローラコンベア131との間のダイコータ11の移動などを、より円滑に行うことができる。
また、ダイコータ用台車1は、上記構成に限定されるものではない。
たとえば、図示してないが、ダイコータ用台車1の走行を止めるためのブレーキを備える構成としてもよい。また、昇降機器4が、昇降の高さ表示器を有する構成としてもよい。さらに、走行機器5が、走行位置の位置表示器を有する構成としてもよい。また、上昇した昇降用基材40と台枠2の上面との間に、異物などが挟まれないように、挟まれ防止カバーを備える構成としてもよい。
さらに、ダイコータ用台車1は、昇降用基材40とハウジング31との間に、後述する所定の角度αを調整するための、スライドベース107を回動させる回動機器(図示せず)を有する構成としてもよい。
この回動機器は、たとえば、ハウジング31の前方向の端部に設けられ、昇降用基材40に対してハウジング31を回動させる蝶番と、ハウジング31の後方向の端部に設けられ、昇降用基材40に対してハウジング31の後方向の端部を昇降させるジャッキなどを備えている。なお、回動機器の構成は、上記に限定されるものではなく、様々な構成とすることができる。
このようにすると、スライドベース107の載置面72の傾斜角度を、ダイコータ11の取り付けられる設置台12の取付け角度と対応させることができるので、設置台12とダイコータ用台車1との間のダイコータ11の受渡しを、より円滑に行うことができる。
(スライドベース)
図3は、本発明の一実施形態にかかるダイコータ用台車の、スライドベースを説明するための概略拡大図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示している。
図3において、スライドベース107は、載置面72及び固定面73を有する基部71と、この基部71の下部から搬送方向(前後方向)に突設された係止部74、75と、移動防止用部材76と、固定用ボルト77とを有している。
載置面72は、ダイコータ11の長手方向のほぼ中央部が載置される平面であり、通常、ダイコータ11が前方向に落下しないように、所定の角度α(たとえば、15°)で傾斜させてある。また、固定面73は、通常、載置面72と直交する平面であり、さらに、ダイコータ11が螺着される平面である。
また、本実施形態では、複数(たとえば、四本)の固定用ボルト77を用いて螺着することにより、ダイコータ11を固定面73に固定してある。ただし、これに限定されるものではなく、たとえば、固定用ボルト77の代わりに、クランプレバーなどの係止部材(図示せず)を用いてもよい。
スライドベース107は、たとえば、ローラコンベア3のローラ32上に載置される。この際、スライドベース107は、係止部74、75がハウジング31の側板によってガイドされるので、所定の移動方向(左右方向)に円滑に移動する。また、ダイコータ11の固定されたスライドベース107が搬送方向に倒れようとしても、係止部74、75が、ハウジング31の上板によって係止される。これにより、たとえば、搬送中のダイコータ用台車1が急に停止しても、慣性によってスライドベース107が倒れるといった不具合を防止でき、安全性を向上させることができる。
また、スライドベース107は、移動方向(左右方向)の両端部付近に、移動防止用部材76が設けられている。この移動防止用部材76は、基部71の後方向の端面に、取付け板761を介して取り付けられている。移動防止用部材76は、たとえば、ハウジング31の係止穴34に係入され、スライドベース107を、ローラコンベア3の所定の位置に位置決めする。また、移動防止用部材76としてインデックスピンを用いると、スライドベース7が所定の位置に移動すると、自動的にセットされ、かつ、スライドベース107を移動させるときには、手動で解除する必要があるので、安全性及び作業性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、スライドベース107に移動防止用部材76を設け、ローラコンベア3に係止穴34を形成した構成としてあるが、これに限定されるものではない。たとえば、ローラコンベア3に移動防止用部材76を設け、スライドベース107に係止穴34を形成した構成としてもよい。
このように、本実施形態のダイコータ用台車1は、スライドベース107を用いることにより、ダイコータ11をスライドベース107に強固に固定することができる。また、ダイコータ11の搬送中などにおいては、ダイコータ11が左右方向に移動しないように固定され、また、ダイコータ11が前後方向に倒れるといった不具合を確実に防止できるので、安全性を向上させることができる。さらに、ダイコータ11が、たとえば、ローラコンベア3と接触しないので、ダイコータ11に損傷を与えるといった不具合を回避することができる。
図2に示すように、ダイコータ用台車1及び後述するダイコータ用台車1aは、ダイコータ用マテリアルハンドリングシステム101において用いられ、コーティングを行うための設置台12、洗浄台102、保管台103、及び、ダイコータ用分解・組立台104の間で、スライドベース107に着脱自在に取り付けられたダイコータ11を搬送する。すなわち、ダイコータ用台車1は、ローラコンベア121を有する洗浄台102、ローラコンベア131を有する保管台3、及び、ローラコンベア3aを有するダイコータ用台車1aとの間で、スライドベース107を移動させ、また、設置台12との間で、ダイコータ11の受渡しを行う。ダイコータ用台車1aは、ローラコンベア3を有するダイコータ用台車1との間で、スライドベース107を移動させ、また、受渡し装置141を有するダイコータ用分解・組立台104との間で、ダイコータ11の受渡しを行う。
ここで、図2に示すレイアウトは、一例であり、設置フロア14の形状などに応じて、様々なレイアウトが選択される。
また、ダイコータ11は、設置フロア14に立設された一対の設置台12に取り付けられており、バックロール13に掛けられた被コーティング材(図示せず)に、コーティング液を吹き付ける。
この設置台12は、上面に、ダイコータ11の長手方向の端部が固定されており、通常、ダイコータ11の位置や向きなどを調節する機能を有している。
(洗浄台)
図4は、本発明の一実施形態にかかるダイコータ用台車との間で、スライドベースが移動される洗浄台を説明するための概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示している。
図4において、洗浄台102は、基台120、ローラコンベア121、係止板122、及び、パン123を有している。
基台120は、左右方向に細長い矩形状の上板を有する直方体状であり、ガイドレール22の右側の設置フロア14に設置されている。
また、洗浄台102は、基台120の上面に、移動機器としてのローラコンベア121が固定されている。このローラコンベア121は、洗浄台102とダイコータ用台車1との間で、スライドベース107を移動させる。すなわち、所定の位置に停止したダイコータ用台車1のローラコンベア3から洗浄台102のローラコンベア121へ、あるいは、ローラコンベア121からローラコンベア3へ、スライドベース107を移動させることができる。このようにすると、作業者がダイコータ11を容易に移動させることができ、また、構造を単純化でき、製造原価のコストダウンを図ることができる。
上記のローラコンベア121は、ローラコンベア3とほぼ同様に、ハウジング211、ローラ212及びボールプランジャ213などを有している。ハウジング211は、左右方向に細長い矩形状の底板と、この底板の前後方向の両端部から立設された側板と、これら側板の上部から水平方向の内側に向かって突き出た上板とからなっている。
ハウジング211の側板が、ローラ212上に載置されたスライドベース107の係止部74、75をガイドするので、スライドベース107は、所定の方向(左右方向)に円滑に移動する。また、ダイコータ11の固定されたスライドベース107が前後方向に倒れようとすると、ハウジング211の上板は、係止部74、75を係止する。これにより、たとえば、ダイコータ11を誤って押した場合であっても、スライドベース107が倒れるといった不具合を防止でき、安全性を向上させることができる。
また、後方向の上板には、係止穴214が穿設されている。係止穴214に移動防止用部材76が係入されることによって、スライドベース107は、ローラコンベア121の所定の位置に位置決めされる。また、位置決めされたダイコータ11とダイコータ用台車1によって搬送される別のダイコータ11とは、接触しないように、所定の距離だけ離れている。
さらに、一対の側板の長手方向のほぼ中央の上部には、ボールプランジャ213が設けられている。ボールプランジャ213は、先端部が、スライドベース107の係止部74、75の側面と当接し、移動するスライドベース107に適度の負荷を与えている。これにより、スライドベース107が滑らかに移動しすぎるといった不具合を回避することができ、安全性を向上させることができる。なお、ボールプランジャ213の取付け位置や数量は、上記に限定されるものではない。
また、洗浄台102は、ローラコンベア121の右方向の端部とほぼ対応する位置に、係止板122が設けられている。この係止板122は、スライドベース107の右方向の端面と当接し、スライドベース107が右方向に移動し過ぎることを防止する。
ここで、係止板122は、たとえば、図示してないが、ショックアブソーバや、ゴムシートなどの緩衝部材を有するとよい。このようにすると、スライドベース107と当接する際の衝撃を吸収することができるので、スライドベース107を損傷するといった不具合を防止することができる。
また、洗浄台102は、ハウジング211の前方向の上板に、パン123が取り付けられている。
このパン123は、左右方向に細長い矩形状の箱、スライドベース107から噴射される洗浄液を前記の箱に回収するカバー、及び、排液口(図示せず)などを有している。このようにすると、ローラコンベア121に位置決めされたダイコータ11に洗浄液を注入することによって、ダイコータ11を容易に洗浄することができる。また、ダイコータ11から流れ出る洗浄液は、パン123によって回収され、排液口から排出される。
(保管台)
保管台103は、洗浄台102とほぼ同様な構成としてあり、移動機器としてのローラコンベア131などを有している。すなわち、保管台103は、上述した洗浄台102と比べると、パン123を備えていない点などが相違する。したがって、その詳細な説明を省略する。
(中間用ローラコンベア)
図5は、本発明の一実施形態にかかるダイコータ用台車との間で、スライドベースが移動される中間コンベアを説明するための概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示している。
図5において、中間用ローラコンベア108は、基台180及びローラコンベア181を有している。
この中間用ローラコンベア108は、ダイコータ用台車1のローラコンベア3とダイコータ用台車1aのローラコンベア3aとの間を、スライドベース107が移動できるように、連結するためのものである。
(第二のダイコータ用台車)
図6は、本発明の一実施形態の応用例にかかるダイコータ用台車の概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示している。
図6において、ダイコータ用台車1aは、上述したダイコータ用台車1と比べると、向きが反対であること、及び、ダイコータ用台車1aに対する係止穴34aの穿設された位置が異なる点などが相違する。なお、ダイコータ用台車1aの他の構成は、ダイコータ用台車1とほぼ同様としてある。
したがって、図6において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
ダイコータ用台車1aは、ダイコータ用台車1が搬送したダイコータ11を、中間用ローラコンベア108を介して、ローラコンベア3aに移動させ、設置フロア14の後方向かつ左方向に設置されたダイコータ用分解・組立台104まで搬送する。この際、作業者は、ダイコータ用台車1aより前方向に立ち、ダイコータ用台車1aを設置フロア14の後方向に走行させる必要があるので、ダイコータ用台車1aは、ダイコータ用台車1と向きが反対となるように配置される。また、係止穴34aは、中間用ローラコンベア108から移動してくるスライドベース107の移動防止用部材76と対応する位置に穿設してある。さらに、ダイコータ用分解・組立台104の位置などに応じて、ガイドレール22aが敷設されている。
なお、本実施形態では、ダイコータ用分解・組立台104の設置位置に応じて、中間用ローラコンベア108を設け、ダイコータ用台車1及びダイコータ用台車1aが、ダイコータ11を搬送する。このようにすると、レイアウトの自由度を増大させることができる。さらに、たとえば、ダイコータ11及びスライドベース107をダイコータ用台車1aへ移動させたダイコータ用台車1は、保管台103に保管している別のダイコータ11を設置台12へ搬送することができるので、ダイコータ用マテリアルハンドリングシステム101の作業効率を向上させることができる。
(ダイコータ用分解・組立台)
図7は、本発明の一実施形態の応用例にかかるダイコータ用台車との間で、ダイコータが受け渡しされるダイコータ用分解・組立台を説明するための概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示している。
図7において、ダイコータ用分解・組立台104は、台枠140、受渡し装置141、固定部材142、移動用固定部材143、分解・組立用移動機器144、及び、分解・組立用昇降機器145を有している。
台枠140は、直方体状としてあり、この上面において、ダイコータ11の分解及び組立てが行われる。なお、図示してないが、台枠140に、溶剤用受けパン、シム用受けパン、又は、ボルトと締め付け工具用受けパンなどを設けてもよい。
受渡し装置141は、台枠140の前方向に設けられており、ダイコータ用台車1aとの間で、ダイコータ11を受け渡しする。
この受渡し装置141は、一対の固定部材142を回動させる回動機器410を有している。固定部材142は、ダイコータ用台車1aとの間でダイコータ11を受け渡しする際、ダイコータ11の左右方向の端部が載置される載置板と、この載置板から立設され、ダイコータ11の第一ブロック111が螺着などによって固定される固定板とを有している。
また、前方向に回動されていた固定部材142が、ダイコータ11が真上を向くように、後方向に回動されると、ダイコータ11の第一ブロック111は、固定板に載置された状態となり、また、固定板に固定されている。ここで、ダイコータ11の第二ブロック112は、第一ブロック111から取り外すことが可能な状態にあり、かつ、移動用固定部材143の載置板に載置されることが可能な状態となる。すなわち、ダイコータ11は、ダイコータ用台車1aからダイコータ用分解・組立台104に受け渡しされると、ほぼ分解可能な状態となるので、ダイコータ11の分解作業及び組立作業においては、ダイコータ11の搬送、受渡し、分解及び組立てを、トータル的に安全かつ迅速に行うことができる。
また、回動機器410は、固定部材142と連結された回動軸、この固定部材142と連結された大歯車、この大歯車と噛み合う小歯車、この小歯車にトルクを伝達するシャフト、このシャフトと連結された回動用ハンドル411、この回動用ハンドル411の回転を停止する回動防止用部材412、並びに、左方向のトルクを右方向のシャフトに伝達するためのスプロケット、チャーン及び伝達シャフトなどを有する。このようにすると、回動用ハンドル411を回転させることにより、一対の固定部材142が回動し、ダイコータ11を受け渡すことができる。また、回動防止用部材412によって、固定部材142を所定の回動角度に維持することができる。
なお、回動機器410の構成は、上記構成に限定されるものではない。
たとえば、上記の回転軸は、ダイコータ11の重心に近いほうがよく、このようにすると、小さなトルクでダイコータ11を回動させることができる。また、回動用ハンドル411は、ラチェット機能を有するとよく、このようにすると、安全性を向上させることができる。さらに、回動機器410が、回動角度を表示する角度表示器を有する構成としてもよい。また、回動の行き過ぎを防止するストッパを設けてもよい。
移動用固定部材143は、ダイコータ11の第二ブロック112の左右方向の中央部が載置される載置板と、この載置板から立設され、ダイコータ11の第二ブロック112が螺着などによって固定される固定板とを有している。この移動用固定部材143は、分解・組立用移動機器144によって、前後方向に移動する。
また、本実施形態の分解・組立用移動機器144は、一対のリニアベアリングとしてあり、移動機器用基材441上に設けられている。このようにすると、作業者が、ダイコータ11の第二ブロック112を容易に移動させることができ、また、構造を単純化でき、製造原価のコストダウンを図ることができる。
なお、図示してないが、分解・組立用移動機器144は、移動させた移動用固定部材143の位置決めを行う位置決めピンなどを有している。
ダイコータ用分解・組立台104は、移動機器用基材441を昇降させる分解・組立用昇降機器145を有している。すなわち、本実施形態においては、分解・組立用移動機器144が、矩形平板状の移動機器用基材441上に固定されており、分解・組立用昇降機器145は、この移動機器用基材441を昇降させる。
分解・組立用昇降機器145は、移動機器用基材441のほぼ四隅に設けられたリニアブッシュ、移動機器用基材441のほぼ中央に設けられたジャッキ、このジャッキと連結されたベベルギアボックス、このベベルギアボックスにトルクを伝達するシャフト、このシャフトと連結された昇降用ハンドル451、及び、昇降用ハンドル451の回転を止める昇降防止用部材452などを有している。このようにすると、昇降用ハンドル451を回転させることにより、移動機器用基材441を昇降させることができ、また、昇降防止用部材452によって、移動機器用基材441を所定の高さに維持することができる。
なお、分解・組立用昇降機器145の構成は、上記に限定されるものではなく、様々な構成とすることができる。たとえば、分解・組立用昇降機器145は、昇降の高さを表示する高さ表示器を有する構成としてもよい。
このように、ダイコータ用分解・組立台104は、固定部材142と回動機器410を備えることにより、ダイコータ用台車1aからダイコータ11を安全かつ迅速に受け取ることができる。このとき、受け取ったダイコータ11は、上述したように第一ブロック111が固定部材142の固定板に載置された状態となり、また、この固定板に固定されている。したがって、第二ブロック112は、容易に分解することが可能な状態となる。さらに、ダイコータ用分解・組立台104は、移動用固定部材143、分解・組立用移動機器144及び分解・組立用昇降機器145を備えているので、ダイコータ11の第二ブロック112を容易に分解することができる。
また、ダイコータ用分解・組立台104は、上記の手順を戻ることにより、分解されたダイコータ11を安全かつ迅速に組み立て、ダイコータ用台車1aに渡すことができる。すなわち、ダイコータ用台車1a及びダイコータ用分解・組立台104は、ダイコータ11の分解作業及び組立作業においては、ダイコータ11の搬送、受渡し、分解及び組立てを、トータル的に安全かつ迅速に行うことができる。
次に、上記構成のダイコータ用台車1、1aの動作(動作の一例)について説明する。
まず、ダイコータ用台車1は、作業者によって後方向に走行し、ローラコンベア3が保管台103のローラコンベア131と並ぶ位置で停止する。次に、ローラコンベア131上のスライドベース107の位置決めが解除され、スライドベース107及びダイコータ11が、ローラコンベア131からダイコータ用台車1のローラコンベア3へ移動する。この移動は、作業者がダイコータ11を押すことによって行われる。
移動してきたスライドベース107は、ローラコンベア3に位置決めされ、作業者によって、ダイコータ用台車1が前方向に走行し、設置台12の前で一端停止し、設置台12にセットする所定の高さまで、ダイコータ11を上昇させる。続いて、ダイコータ11を設置台12にセットする位置まで走行し停止する。次に、ダイコータ11が設置台12に載置され固定される。続いて、スライドベース107の固定用ボルト77が取り外され、ダイコータ用台車1が後方向に走行し停止する。
そして、ダイコータ11を用いて、被コーティング材にコーティングを行う。
次に、上記のコーティングが終了すると、上述した手順を戻ることにより、ダイコータ用台車1は、ダイコータ11を後方向に搬送する。続いて、ローラコンベア3が洗浄台102のローラコンベア121と並ぶ位置で停止する。次に、ローラコンベア3上のスライドベース107の位置決めが解除され、スライドベース107及びダイコータ11がローラコンベア3からローラコンベア121へ移動する。この移動は、作業者がダイコータ11を押すことによって行われる。
移動してきたスライドベース107は、ローラコンベア121に位置決めされ、作業者によって、ダイコータ11が洗浄される。
なお、一般的に、この洗浄の間に、ダイコータ用台車1は、別の保管台103から第二のダイコータ11を設置台12に搬送し、次のコーティングが行われる。
次に、洗浄が終了すると、上述した手順を戻ることにより、ダイコータ用台車1は、ダイコータ11を前方向に搬送する。続いて、ローラコンベア3が中間用ローラコンベア108のローラコンベア181と並ぶ位置で停止する。次に、ローラコンベア3上のスライドベース107の位置決めが解除され、スライドベース107及びダイコータ11がローラコンベア3からローラコンベア181を経由してダイコータ用台車1aのローラコンベア3aへ移動する。この移動は、作業者がダイコータ11を押すことによって行われる。
移動してきたスライドベース107は、ローラコンベア3aに位置決めされる。
次に、作業者によって、ダイコータ用分解・組立台104の固定部材142は前方向に回動され、固定部材142と緩衝しない高さまで、ローラコンベア3a上のダイコータ11を上昇させる。続いて、ダイコータ用台車1aは、ダイコータ11を固定部材142にセットする位置まで、後方向に走行し停止する。次に、ダイコータ11が降ろされ、固定部材142に載置され固定される。続いて、スライドベース107の固定用ボルト77が取り外され、スライドベース107がさらに降ろされ、ダイコータ用台車1aが前方向に走行し停止する。なお、分解作業の内容によっては、ダイコータ用台車1aは、スライドベース107がさらに降ろされた位置で、待機していてもよい。
次に、作業者によって、ダイコータ11がほぼ真上を向くまで、固定部材142が後方向に回動される。固定部材142が回動されると、ダイコータ11の第一ブロック111は、固定部材142の固定板に載置された状態となり、また、固定板に固定されている。すなわち、ダイコータ11の第二ブロック112は、第一ブロック111から取り外すことが可能な状態にあり、かつ、移動用固定部材143の載置板に載置されることが可能な状態となる。
次に、作業者によって、移動用固定部材143が前方向に移動し、移動用固定部材143が上昇し、ダイコータ11の第二ブロック112が移動用固定部材143の載置板に載置され、移動用固定部材143の固定板に固定される。
続いて、ダイコータ11の第二ブロック112と第一ブロック111の固定が解除され、第二ブロック112及び移動用固定部材143が下方及び後方向に移動する。通常、この分解作業により、第二ブロック112と第一ブロック111とに挟まれていたシムが交換される。
ここで、本実施形態のダイコータ用台車1aによれば、搬送されてきたダイコータ11は、ダイコータ用分解・組立台104に受渡しされると、ほぼ分解可能な状態となるので、ダイコータ11の分解作業及び組立作業においては、ダイコータ11の搬送、受渡し、分解及び組立てを、トータル的に安全かつ迅速に行うことができる。
シムの交換されたダイコータ11は、上述した手順を戻ることにより、ダイコータ用台車1aのスライドベース107に固定される。
ここで、本実施形態のダイコータ用台車1a及びダイコータ用分解・組立台104によれば、ダイコータ11は、ダイコータ用分解・組立台104において組み立てられると、ダイコータ用台車1aへ渡される状態となるので、ダイコータ11の分解作業及び組立作業においては、ダイコータ11の搬送、受渡し、分解及び組立てを、トータル的に安全かつ迅速に行うことができる。
次に、ダイコータ用台車1aのスライドベース107に固定されたダイコータ11は、上述した手順を戻ることにより、ダイコータ用台車1のローラコンベア3に移動し、ローラコンベア3に位置決めされる。続いて、このダイコータ11は、保管台103のローラコンベア131に移動し、ローラコンベア131に位置決めされ、次回の生産まで保管される。
以上説明したように、本実施形態のダイコータ用台車1、1aによれば、ホイスト式クレーンを用いた場合と比べると、ダイコータ11の搬送、及び、ダイコータ用台車1、1aと各台(設置台12、洗浄台2、保管台3、及び、ダイコータ用分解・組立台4)との間の移動や受渡しなどを、安全かつ迅速に行うことができる。さらに、ダイコータ11の分解作業及び組立作業において、ダイコータ11の搬送、受渡し、分解及び組立てを、トータル的に安全かつ迅速に行うことができる。
また、上記のダイコータ用マテリアルハンドリングシステム101においては、ダイコータ用台車1、1aが用いられているが、一台のダイコータ用台車1を用いてもよい。
たとえば、図8に示すダイコータ用マテリアルハンドリングシステム101aは、上述したダイコータ用マテリアルハンドリングシステム1と比べると、一台のダイコータ用台車1及び左右方向に移動可能なダイコータ用分解・組立台104を備えた点などが相違する。なお、ダイコータ用マテリアルハンドリングシステム101aの他の構成は、ダイコータ用マテリアルハンドリングシステム1とほぼ同様としてある。
したがって、図8において、図2と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本使用例によれは、ダイコータ用台車1が後方向に走行し、その空きスペースに(右方向に)ダイコータ用分解・組立台104を移動させることにより、ダイコータ用台車1とダイコータ用分解・組立台104との間で、上述したダイコータ用台車1aとダイコータ用分解・組立台104の受渡しとほぼ同様の受渡しを行うことができる。なお、ダイコータ11を受け取ったダイコータ用分解・組立台104を元の位置に(左方向に)移動させると、ダイコータ用台車1は、たとえば、別のダイコータ11を搬送することができる。
すなわち、一台のダイコータ用台車1を用いる場合であっても、上記のダイコータ用マテリアルハンドリングシステム1とほぼ同様の効果を奏することができる。
以上、本発明のダイコータ用台車について、好ましい実施形態などを示して説明したが、本発明に係るダイコータ用台車は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、ダイコータ用台車1、1aの走行機器5及び昇降機器4は、作業者によって動かされるが、この構成に限定されるものではなく、たとえば、モータなどの駆動装置を用いて動かす構成としてもよい。このようにすると、自動化又は半自動化を行うことができ、生産性を向上させることができる。
1、1a ダイコータ用台車
2 台枠
3、3a ローラコンベア
4 昇降機器
5 走行機器
11 ダイコータ
12 設置台
13 バックロール
14 設置フロア
21 車輪
22、22a ガイドレール
31 ハウジング
32 ローラ
33 ボールプランジャ
34、34a 係止穴
40 昇降用基材
41 昇降用ハンドル
42 昇降防止用部材
51 走行用ハンドル
52 走行防止用部材
71 基部
72 載置面
73 固定面
74 係止部
75 係止部
76 移動防止用部材
77 固定用ボルト
101、101a ダイコータ用マテリアルハンドリングシステム
102 洗浄台
103 保管台
104 ダイコータ用分解・組立台
107 スライドベース
108 中間用ローラコンベア
111 第一ブロック
112 第二ブロック
120 基台
121 ローラコンベア
122 係止板
123 パン
131 ローラコンベア
140 台枠
141 受渡し装置
142 固定部材
143 移動用固定部材
144 分解・組立用移動機器
145 分解・組立用昇降機器
180 基台
181 ローラコンベア
211 ハウジング
212 ローラ
213 ボールプランジャ
214 係止穴
410 回動機器
411 回動用ハンドル
412 回動防止用部材
441 移動機器用基材
451 昇降用ハンドル
452 昇降防止用部材
761 取付け板

Claims (7)

  1. ダイコータが着脱自在に取り付けられるスライドベースを介して、前記ダイコータを搬送するダイコータ用台車であって、
    前記スライドベースを水平方向に移動させる水平移動機器と、
    前記スライドベースを昇降させる昇降機器と、
    前記ダイコータ用台車を走行させる走行機器と
    を備えたことを特徴とするダイコータ用台車。
  2. 前記スライドベースが、前記ダイコータが載置される載置面と、前記ダイコータが螺着あるいは係止される固定面とを有するとともに、移動防止用部材によって、前記水平移動機器の所定位置に位置決めされることを特徴とする請求項1に記載のダイコータ用台車。
  3. 前記載置面の傾斜角度が、前記ダイコータの取り付けられる設置台の取付け角度と対応するように、前記スライドベースを回動させる回動機器を有することを特徴とする請求項2に記載のダイコータ用台車。
  4. 前記水平移動機器が、前記スライドベースを所定の方向へ移動させるローラコンベアであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のダイコータ用台車。
  5. 前記昇降機器が、前記移動機器を昇降させる昇降用ハンドル、及び、前記移動機器の昇降を止める昇降防止用部材を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のダイコータ用台車。
  6. 前記走行機器が、前記ダイコータ用台車を走行させる走行用ハンドル、及び、前記ダイコータ用台車の走行を止める走行防止用部材を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のダイコータ用台車。
  7. 移動機器を有する洗浄台又は保管台との間で、前記スライドベースを移動させ、あるいは、受渡し装置を有するダイコータ用分解・組立台との間で、前記ダイコータを受け渡すことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のダイコータ用台車。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110523592A (zh) * 2019-07-26 2019-12-03 浙江美科电器有限公司 一种用于灯带生产的装置
CN112061659A (zh) * 2020-09-28 2020-12-11 安徽佳洁面业股份有限公司 一种用于面粉厂内仓库的运载送货设备
CN114377905A (zh) * 2020-10-16 2022-04-22 汉达精密电子(昆山)有限公司 一种三轴微调节器

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