JP2013189099A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トレッド12のタイヤ赤道面CLを挟んで両側に形成されタイヤ周方向にジグザグ状に延びる一対の中央周方向溝14と、この中央周方向溝14間にタイヤ周方向に間隔をあけて複数形成されタイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延びると共に該傾斜する方向がタイヤ周方向で交互に逆向きとされ一対の中央周方向溝14のジグザグ頂部14A同士を連結してタイヤ周方向に複数の中央ブロック20を形成する中央ラグ溝18と、一対の中央周方向溝14を挟んで両側に形成され中央周方向溝14のジグザグ頂部14Bからタイヤ幅方向外側にタイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延び、タイヤ赤道面CLを挟んで一方側と他方側でタイヤ幅方向に対して傾斜する方向が互いに逆向きとされた中間ラグ溝28と、をタイヤ10が有すること。
【選択図】図1
Description
また、外側ラグ溝をタイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延ばしていることから、この外側ラグ溝により形成される外側ラグ溝エッジ部もタイヤ幅方向に対して傾斜する。これにより、タイヤ転動時に外側ラグ溝エッジ部が路面に徐々に接触(衝突)するようになる。
よって、タイヤ転動時の中央ブロックの周方向エッジ部及び外側ラグ溝エッジ部に起因する路面衝突音が抑制される。
また、外側ラグ溝をタイヤ赤道面を挟んで一方側と他方側でタイヤ幅方向に対する傾斜する方向が互いに逆向きとなるように形成していることから、タイヤ転動時にエッジ効果を発揮する外側ラグ溝エッジ部の向きがタイヤ赤道面を挟んで一方側と他方側でタイヤ幅方向に対して傾斜する方向が互いに逆向きとなる。これにより、タイヤ転動時に外側ラグ溝エッジ部によって発揮されるエッジ効果(抵抗力)の向きがタイヤ周方向に交互にタイヤ幅方向に対して逆向きとなり、タイヤ全周で見た場合の外側ラグ溝エッジ部によるエッジ効果の合力の向きがタイヤ周方向(タイヤ直進方向)となる。
よって、トレッドに中央ブロックの周方向エッジ部及び外側ラグ溝エッジ部が形成されてもタイヤ転動時の直進安定性が確保される。
よって、タイヤ転動時の中央ブロックの中央細溝エッジ部に起因する路面衝突音が抑制される。
よって、トレッドに中央ブロックの中央細溝エッジ部が形成されてもタイヤ転動時の直進安定性が確保される。
よって、タイヤ転動時の外側細溝エッジ部に起因する路面衝突音が抑制される。
よって、トレッドに外側細溝エッジ部が形成されてもタイヤ転動時の直進安定性が確保される。
本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤについて図1〜図2を参照しながら説明する。
また、ここでいう「接地端」とは、タイヤ10をJATMA YEAR BOOK(日本自動車タイヤ協会規格、2011年度版)に規定されている標準リムに装着し、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%の内圧を充填し、最大負荷能力を負荷したときの接地面のタイヤ幅方向外側端を指している。また、タイヤ10の使用地又は製造地においては、JATMA規格に代わりTRA規格またはETRTO規格が適用される。
また、中央ブロック20は、第1中央ブロック20Aと、この第1中央ブロック20Aとタイヤ周方向に対して左右対称形状とされた第2中央ブロック20Bと、で構成され、第1中央ブロック20Aと第2中央ブロック20Bはタイヤ周方向に交互に形成されている。なお、図1では、第1中央ブロック20Aは第1中央ラグ溝18Aの上側に形成された陸部であり、第2中央ブロック20Bは第2中央ラグ溝18Aの上側に形成された陸部である。
タイヤ10では、トレッド12に複数の中央ラグ溝18、複数の中央細溝26、複数の中間ラグ溝28、複数の中間細溝36、複数の側部ラグ溝38、及び側部細溝46を形成していることから、各溝が形成するエッジ部によって高いエッジ効果が得られる。
同様に、中間ラグ溝28、側部ラグ溝38をタイヤ幅方向に対して傾斜する方向にそれぞれ延ばしていることから、中間ラグ溝28により形成される中間ブロック30の周方向エッジ部32もタイヤ幅方向に対して傾斜し、側部ラグ溝38により形成される側部ブロック40の周方向エッジ部42もタイヤ幅方向に対して傾斜している。
これにより、タイヤ転動時に中央ブロック20の周方向エッジ部22、中間ブロック30の周方向エッジ部32、及び側部ブロック40の周方向エッジ部42がそれぞれ路面に徐々に接触(衝突)するようになる。
これにより、タイヤ転動時に中央細溝エッジ部27、中間細溝エッジ部37、及び側部細溝エッジ部47がそれぞれ路面に徐々に接触(衝突)するようになる。
よって、タイヤ転動時の各溝が形成するエッジ部に起因する路面衝突音が抑制される。
以上により、トレッド12に中央ブロック20の周方向エッジ部22及び中央細溝エッジ部27が形成されてもタイヤ10の直進安定性が確保される。
特に、中央ブロック20は、タイヤ赤道面CL上に形成されることから、直進時には必ず路面と接触するので、タイヤ10の直進安定性に対する周方向エッジ部22及び中央細溝エッジ部27の寄与率が高くなっている。
以上により、トレッド12に中間ブロック30の周方向エッジ部32及び中間細溝エッジ部37が形成されてもタイヤ10の直進安定性が確保される。
以上により、トレッド12に側部ブロック40の周方向エッジ部42及び側部細溝エッジ部47が形成されてもタイヤ10の直進安定性が確保される。
なお、各エッジ部によって発揮されるエッジ効果の合力は、タイヤ10のトラクション性能やブレーキ性能に寄与する。
以上により、中間ブロック30の角部30A及び角部30Bに偏摩耗が生じるのを抑制することができる。
12 トレッド
14 中央周方向溝
14A ジグザグ頂部(中央周方向溝のタイヤ赤道面側のジグザグ頂部)
14B ジグザグ頂部(中央周方向溝のタイヤ幅方向外側のジグザグ頂部)
16 外側周方向溝
16A ジグザグ頂部(外側周方向溝のタイヤ赤道面側のジグザグ頂部)
18 中央ラグ溝
20 中央ブロック(中央ブロック状陸部)
26 中央細溝
28 中間ラグ溝(外側ラグ溝)
30 中間ブロック(外側ブロック状陸部)
36 中間細溝(外側ラグ溝)
CL タイヤ赤道面
W タイヤ幅方向
S タイヤ周方向
Claims (4)
- トレッドのタイヤ赤道面を挟んで両側に形成され、タイヤ周方向にジグザグ状に延びる一対の中央周方向溝と、
前記一対の中央周方向溝間にタイヤ周方向に間隔をあけて複数形成され、タイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延びると共に該傾斜する方向がタイヤ周方向で交互に逆向きとされ、前記一対の中央周方向溝のタイヤ赤道面側のジグザグ頂部同士を連結してタイヤ周方向に複数の中央ブロック状陸部を形成する中央ラグ溝と、
前記一対の中央周方向溝を挟んで両側に形成され、前記中央周方向溝のタイヤ幅方向外側のジグザグ頂部からタイヤ幅方向外側にタイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延び、タイヤ赤道面を挟んで一方側と他方側でタイヤ幅方向に対して傾斜する方向が互いに逆向きとされた外側ラグ溝と、
を有する空気入りタイヤ。 - 前記中央ブロック状陸部に形成され、前記中央ラグ溝よりも溝幅が狭く、タイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延びると共に該傾斜する方向がタイヤ周方向で交互に逆向きとされた中央細溝、を有する請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記一対の中央周方向溝を挟んで両側に形成され、タイヤ周方向にジグザグ状に延び、タイヤ赤道面側のジグザグ頂部に前記外側ラグ溝が連結されて前記中央周方向溝との間にタイヤ周方向に複数の外側ブロック状陸部が形成された外側周方向溝、を有する請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- タイヤ赤道面を挟んで両側の前記外側ブロック状陸部にそれぞれ形成され、前記外側ラグ溝よりも溝幅が狭く、タイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延び、タイヤ赤道面を挟んで一方側と他方側でタイヤ幅方向に対して傾斜する方向が互いに逆向きとされた外側細溝、を有する請求項3に記載の空気入りタイヤ。
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