JP2013187255A - 配線基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コア基板の両面に少なくとも1層の導体層と少なくとも1層の樹脂絶縁層とが交互に積層された積層構造体を有する配線基板において、その製造歩留まりを低下させることなく、薄化が可能な配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】支持基板上に、各々1以上の導体層及び樹脂絶縁層が積層された第1の積層構造体を形成する工程と、前記第1の積層構造体上に、上主面に金属層が配設されたメタルコア基板を、当該メタルコア基板の下主面が接するようにして積層する工程と、前記メタルコア基板上に、各々1以上の導体層及び樹脂絶縁層が積層された第2の積層構造体を形成する工程と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、配線基板の製造方法に関する。
一般に、電子部品を搭載するパッケージとしては、コア基板の両側に樹脂絶縁層と導体層とを交互に積層してビルドアップ層を形成した配線基板が用いられている(特許文献1)。コア基板は、例えば、ガラス繊維を含んだ樹脂で形成されている。コア基板は、高い剛性を有し、ビルドアップ層を補強する役割があるため、通常は厚く形成される。このため、配線基板の薄化の妨げとなっている。
近年では、コア基板を薄くした配線基板が提案されている。しかしながら、コア基板を薄くすると、コア基板を含む製造過程のアセンブリ(配線基板となるべき製造途中の基板)の剛性が低下する。その結果、コア基板又はアセンブリを正常に搬送することができずに、搬送の際にコア基板又はアセンブリが搬送機器と接触して、コア基板又はアセンブリが損傷するという問題がある。
また、各製造工程においてコア基板又はアセンブリを固定し、所定の製造工程に供する際に、コア基板又はアセンブリが撓んでしまい、各製造工程の処理(例えば、めっき処理)を正確に行うことが困難になるという問題があった。その結果、配線基板の製造歩留まりが低下してしまうという問題がある。
このような観点から、薄化に適したコア基板を有さない配線基板(いわゆるコアレス配線基板)が提案されている(特許文献2)。このようなコアレス配線基板は、例えば、剥離可能な2つの金属膜を積層してなる剥離シートを表面に設けた支持基板にビルドアップ層を形成した後、上記剥離シートの剥離界面で分離することによりビルドアップ層を支持体から分離して、目的とする配線基板を得るものである。
しかしながら、上述のようなコアレス配線基板は、内部にコア基板を有しないため剛性が低く、取り扱いに注意を要するとともに、用途が限定されるという問題がある。
特開2004−31812号公報 特許第4267903号公報
本発明は、コア基板の両面に少なくとも1層の導体層と少なくとも1層の樹脂絶縁層とが交互に積層された積層構造体を有する配線基板において、その製造歩留まりを低下させることなく、薄化が可能な配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、
支持基板上に、各々1以上の導体層及び樹脂絶縁層が積層された第1の積層構造体を形成する工程と、前記第1の積層構造体上に、上主面に金属層が配設されたメタルコア基板を、当該メタルコア基板の下主面が接するようにして積層する工程と、前記メタルコア基板上に、各々1以上の導体層及び樹脂絶縁層が積層された第2の積層構造体を形成する工程と、を有することを特徴とする配線基板の製造方法に関する。
本発明によれば、支持基板上に少なくとも1層の導体層と少なくとも1層の樹脂絶縁層とが積層された積層構造体を形成する、いわゆるコアレス配線基板の製造方法において、上述した積層構造体とともにメタルコア基板をも積層するようにし、さらにメタルコア基板上に同様の構成の追加の積層構造体を積層するようにしている。
コアレス配線基板の製造方法において、上述のようにして積層構造体を支持基板上に形成した後は、当該支持基板を除去するため、最終的には、少なくとも1つの導体層及び少なくとも1つの樹脂絶縁層からなる積層構造体でメタルコア基板を挟み込む構成、すなわち、メタルコア基板を有する配線基板が残存するようになる。
本発明においては、上述のようにコアレス配線基板の製造方法を利用しているので、その製造過程において、積層構造体やメタルコア基板は支持基板上に形成される。したがって、メタルコア基板の厚さを小さくした場合においても、支持基板を十分に厚くすることで、製造過程のアセンブリの剛性が低下することを抑制できる。このため、製造過程のアセンブリの搬送を水平に行うことができ、搬送の際にアセンブリが搬送機器と接触してしまい、メタルコア基板又はアセンブリが損傷してしまうことを防止できる。
また、各製造工程においてアセンブリを固定し、所定の製造工程に供する際に、アセンブリが撓んでしまい、所定の工程(例えば、めっきなど)処理を正確に行うことが困難となることを防止できる。このため、配線基板を製造する際の歩留まりを向上させることができる。
本発明の一例において、メタルコア基板は、第1の絶縁樹脂層と、複数の貫通孔が形成された金属板と、第2の絶縁樹脂層と、前記金属層と、を同順に積層して形成することができる。この場合、メタルコア基板は、金属板が積層されているので、配線基板の剛性が向上し、配線基板の撓みがすくなくなる。このため、配線基板の製造歩留まりを低減することなく、配線基板を薄くすることができる。
さらに、本発明の一例において、メタルコア基板を積層する工程は、前記第1の積層構造体上に前記メタルコア基板を積層した後に、前記複数の貫通孔の位置にスルーホールを形成し、当該スルーホールをめっきによって埋設することができる。この場合、スルーホールに埋設されためっき金属がメタルコア基板の両面に形成された積層構造体を電気的に接続する層間接続体(ビア)として機能するので、積層構造体を電気的に接続するための配線長を短くすることができ、高周波信号の伝送性能の劣化等を防止することができる。
また、本発明の一例において、メタルコア基板を積層する工程は、前記第1の積層構造体上に前記メタルコア基板を積層した後に、前記複数の貫通孔の位置にスルーホールを形成し、当該スルーホールの内壁にめっき層を形成した後、樹脂絶縁材を用いて、前記樹脂絶縁層を形成するとともに前記スルーホールを絶縁体によって埋設することができる。この場合、従来のメタルコア基板含有配線基板における、メタルコア基板に対するスルーホールめっき、樹脂充填によるスルーホールの埋設及び充填樹脂の研磨工程などの煩雑な工程を省略することができる。すなわち、メタルコア基板含有配線基板の製造工程を簡略化することができる。
また、本発明の一例において、メタルコア基板を積層する工程は、前記メタルコア基板の前記スルーホールを形成する箇所において、前記金属層を部分的に除去する工程を含み、前記スルーホールをレーザ光の照射により形成することができる。この場合、スルーホールを形成すべき箇所には金属層が存在しないので、例えばスルーホールをレーザ光の照射によって形成する場合に、その照射エネルギーを低減することができ、メタルコア基板含有配線基板の製造コストを低減することができる。
以上説明したように、本発明によれば、メタルコア基板の両面に少なくとも1層の導体層と少なくとも1層の樹脂絶縁層とが交互に積層された積層構造体を有する配線基板において、その製造歩留まりを低下させることなく、薄化が可能な配線基板の製造方法を提供することができる。
第1の実施形態における配線基板の平面図である。 第1の実施形態における配線基板の平面図である。 図1及び2に示す配線基板をI−I線に沿って切った場合の断面の一部を拡大して示す図である。 第1の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第1の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第1の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第1の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第1の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第1の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第1の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第1の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第1の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第1の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第1の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第1の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第1の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第1の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第2の実施形態における配線基板の断面の一部を拡大して示す図である。 第2の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第2の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第2の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。 第2の実施形態における配線基板の製造方法における一工程図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
(配線基板)
最初に、本発明の方法を用いて製造される配線基板の一例について説明する。図1及び図2は、本実施形態における配線基板10の平面図である。図1は、配線基板10を上側から見た場合の状態を示し、図2は、配線基板10を下側から見た場合の状態を示している。また、図3は、図1及び2に示す配線基板をI−I線に沿って切った場合の断面の一部を拡大して示す図である。
なお、以下に示す配線基板は、本発明の特徴を明確にするための例示であって、交互に積層されてなる少なくとも1層の導体層及び少なくとも1層の樹脂絶縁層を含む第1積層構造体及び第2積層構造体によって、メタルコア基板が狭持された構成を有すれば特に限定されるものではない。
図1〜3に示す配線基板10は、第1積層構造体20Aと、第2積層構造体20Bと、第1積層構造体20A及び第2積層構造体20Bとに挟まれたメタルコア基板20Cとを備える。
第1積層構造体20Aは、第1導体層11〜第3導体層13、第1樹脂絶縁層21及び第2樹脂絶縁層22、第1ビア導体31及び第2ビア導体32を備え、第1導体層11、第1樹脂絶縁層21、第2導体層12、第2樹脂絶縁層22及び第3導体層13が同順に積層された構成を有する。また、第1ビア導体31は、第1導体層11と第2導体層12とを電気的に接続し、第2ビア導体32は、第2導体層12と第3導体層13とを電気的に接続する。
第2積層構造体20Bは、第4導体層14〜第7導体層17、第4樹脂絶縁層24〜第6樹脂絶縁層26及び第4ビア導体34〜第6ビア導体36を備え、第4導体層14、第4樹脂絶縁層24、第5導体層15、第5樹脂絶縁層25、第6導体層16、第6樹脂絶縁層26及び第7導体層17が同順に積層された構成を有する。また、第4ビア導体34は、第4導体層14と第5導体層15とを電気的に接続し、第5ビア導体35は、第5導体層15と第6導体層16とを電気的に接続し、第6ビア導体36は、第6導体層16と第7導体層17とを電気的に接続する。
なお、第1導体層11〜第7導体層17は、銅等の電気抵抗の低い導体からなる。また、第1樹脂絶縁層21、第2樹脂絶縁層22及び第4樹脂絶縁層24〜第6樹脂絶縁層26は、熱硬化性樹脂組成物からなる。該熱硬化性樹脂組成物は、必要に応じてシリカフィラ−等を含んでもよい。
メタルコア基板20Cは、第3樹脂絶縁層23と、第3樹脂絶縁層23内に配置された金属板Mと、第3ビア導体33とを備える。第3樹脂絶縁層23は、2枚の縁樹脂基板(耐熱性樹脂板(たとえばビスマレイミド−トリアジン樹脂板)や、繊維強化樹脂板(たとえばガラス繊維強化エポキシ樹脂)等)を熱硬化させることにより形成される。金属板Mは、インバー(ニッケルと鉄との合金)等の熱膨張率の低い金属又は銅などの良導体からなり、第3ビア導体33を形成する位置には、予め貫通孔23hが形成されている。メタルコア基板20Cの厚さは、例えば、100μm〜200μmとすることができる。
なお、第1導体層11上には、当該第1導体層11が部分的に露出するようにして第1レジスト層41が形成され、第7導体層17上には、当該第7導体層17が部分的に露出するようにして第2レジスト層42が形成されている。
第1導体層11の第1レジスト層41から露出した部分は、配線基板10をマザーボードに接続するための裏面ランド(LGAパッド)として機能し、配線基板10の裏面において矩形状に配列されている。第7導体層17の第2レジスト層42から露出した部分は、配線基板10に対して図示しない半導体素子等をフリップチップ接続するためのパッド(FCパッド)として機能するものであり、半導体素子搭載領域を構成し、配線基板10の表面の略中心部において矩形状に配置されている。
また、特に符号は付していないが、第1導体層11〜第7導体層17の、第1ビア導体31〜第6ビア導体36と接続する部分はビアランド(ビアパッド)を構成し、第1導体層11〜第7導体層17の、第1ビア導体31〜第6ビア導体36と接続していない部分は配線層を構成する。配線基板10の大きさは、例えば、400mm×400mm×0.4mmとすることができる。
(配線基板の製造方法)
次に、図1〜図3に示す配線基板10の製造方法について説明する。図4〜図17は、本実施形態における配線基板10の製造方法における工程図である。なお、図4〜図17に示す工程図は、図3に示す配線基板10の断面図に対応するものである。
また、本発明の製造方法では、実際的には支持基板の両側に配線基板10を形成するものであるが、本実施形態では、本発明の製造方法の特徴を明確にすべく、支持基板の一方の側にのみ配線基板10を形成する場合について説明する。
最初に、図4に示すように、両面に銅箔51が貼り付けられた支持基板Sを準備する。支持基板Sは、例えば耐熱性樹脂板(例えばビスマレイミド−トリアジン樹脂板)や、繊維強化樹脂板(例えばガラス繊維強化エポキシ樹脂板)等で構成することができる。また、以下に詳述するように、製造過程にあるアセンブリの撓みを抑制するために、支持基板Sの厚さは例えば0.4mm〜1.0mmとすることができる。次いで、支持基板Sの両面に形成された銅箔51上に、接着層としてのプリプレグ層52を介して、例えば真空熱プレスにより剥離シート53を圧着形成する。
剥離シート53は、例えば第1の金属膜53a及び第2の金属膜53bからなり、これらの膜間にはCrメッキ等が施されて、外部張力によって互いに剥離可能に構成されている。なお、第1の金属膜53a及び第2の金属膜53bは銅箔から構成することができる。
次いで、図5に示すように、支持基板Sの両側に形成された剥離シート53上にそれぞれ感光性のドライフィルムを積層し、露光及び現像することによりマスクパターン54を形成する。マスクパターン54には、アライメントマーク形成部Pa及び外周部画定部Poに相当する開口部がそれぞれ形成されている。
次いで、図6に示すように、支持基板S上において、マスクパターン54を介して剥離シート53に対してエッチング処理を行い、剥離シート53の、上記開口部に相当する位置に、アライメントマーク形成部Pa及び外周部画定部Poを形成する。なお、アライメントマーク形成部Pa及び外周部画定部Poを形成した後、マスクパターン54はエッチング除去する。
また、マスクパターン54を除去した後に露出した剥離シート53の表面に対してエッチング処理を施し、その表面を粗化しておくことが好ましい。これにより、剥離シート53と後述する樹脂絶縁層との密着性を高めることができる。
次いで、図7に示すように、剥離シート53上に樹脂フィルムを積層し、真空下において加圧加熱することにより硬化させて第1樹脂絶縁層21を形成する。これにより、剥離シート53の表面が第1樹脂絶縁層21で覆われるとともに、アライメントマーク形成部Paを構成する開口部及び外周部画定部Poを構成する切り欠きは、第1樹脂絶縁層21が充填された状態となる。これによって、アライメントマーク形成部Paの部分にアライメントマークの構造が形成される。
また、外周部画定部Poも第1樹脂絶縁層21で覆われるようになるので、以下に示す剥離シート53を介した剥離工程において、剥離シート53の端面が例えばプリプレグ層52から剥がれて浮き上がり、剥離工程を良好に行うことができずに、目的とする配線基板10を製造できなくなるというような不利益を排除することができる。
次いで、第1樹脂絶縁層21に対して、例えばCO2ガスレーザやYAGレーザから所定強度のレーザ光を照射してビアホールを形成し、当該ビアホールに対して適宜デスミア処理及びアウトラインエッチングを施した後、ビアホールを含む第1樹脂絶縁層21に対して粗化処理を実施する。
第1樹脂絶縁層21がフィラーを含む場合は、粗化処理を実施するとフィラーが遊離して第1樹脂絶縁層21上に残存するようになるので、適宜水洗を行う。
また、上記水洗浄の後に、エアーブローを行うことができる。これによって、遊離したフィラーが上述した水洗浄によって完全に除去されていない場合でも、エアーブローにおいてフィラーの除去を補完することができる。
その後、第1樹脂絶縁層21に対してパターンメッキを行い、第2導体層12及び第1ビア導体31を形成する。第2導体層12及びビア導体31は、セミアディティブ法によって、以下のようにして形成する。最初に、第1樹脂絶縁層21上に無電解メッキ膜を形成した後、この無電解メッキ膜上にレジストを形成し、このレジストの非形成部分に電解銅メッキを行うことによって形成する。第2導体層12及び第1ビア導体31を形成した後、レジストはKOH等で剥離除去し、レジストの除去により露出する無電解メッキ膜をエッチングにより除去する。
次いで、第2導体層12に粗化処理を施した後、第2導体層12を覆うようにして、第1樹脂絶縁層21上に樹脂フィルムを積層し、真空下において加圧加熱することにより硬化させて第2樹脂絶縁層22を形成する。その後、第1樹脂絶縁層21の場合と同様にして、第2樹脂絶縁層22にビアホールを形成し、次いでパターンメッキを行うことにより、第3導体層13及び第2ビア導体32を形成する。なお、第3導体層13及び第2ビア導体32を形成する際の詳細な条件は、第2導体層12及び第1ビア導体31を形成する場合と同様である。
以上、図4〜図7に示す工程を経ることにより、(後に第1導体層11となる)第1の金属膜53a、第2導体層12及び第3導体層13、第1樹脂絶縁層21及び第2樹脂絶縁層22、並びに第1ビア導体31及び第2ビア導体32を備えた第1積層構造体20Aを得ることができる。
次いで、図8に示すように、第2樹脂絶縁層22上に第3導体層13を覆うようにして、熱硬化により第3樹脂絶縁層23となる2枚のプリプレグ23A,23Bを、間に金属板Mを挟んだ状態で積層する。また、金属板M上に積層されるプリプレグ23Bの上主面には、金属層55が配設されている。金属層55の厚さは1μm〜35μmとすることができる。また、金属層55は、第1導体層11〜第7導体層17と同じ金属材料、例えば銅などの電気的良導体から構成することができる。
次いで、図9に示すように、真空熱プレスを行うことにより、プリプレグ23A,23Bを加熱硬化させ、第3樹脂絶縁層23内に金属板Mが配置されたメタルコア基板20Cを得る。
なお、上記真空熱プレスを、第1積層構造体20Aを構成する第1樹脂絶縁層21及び第2樹脂絶縁層22のガラス転移点以上の温度で行うことにより、第1積層構造体20A上に金属層55、第3樹脂絶縁層23及び金属板Mとで構成されるメタルコア基板20Cを形成する際に、第1積層構造体20Aの反りを改善することができ、最終的に得る配線基板10の内、少なくともメタルコア基板20Cより下の反りを改善することができる。したがって、配線基板10全体の反りを改善することができる。
次いで、図10に示すように、金属層55を部分的にエッチング除去して開口部55Hを形成した後、図11に示すように、開口部55Hを介してレーザ光を第3樹脂絶縁層23に照射し、第3導体層13が露出するようにしてスルーホール23Hを形成する。この場合、金属板Mには、スルーホール23Hを形成すべき箇所に予め貫通孔23hが形成されており、かつ、図10に示す工程で、金属層55において、第3樹脂絶縁層23の、スルーホール23Hを形成すべき箇所に予め開口部55Hを形成しているので、上記レーザ光は、金属層55及び金属板Mを介さずに、第3樹脂絶縁層23に直接照射されることになる。
したがって、レーザ光を用いてメタルコア基板20Cの第3樹脂絶縁層23にスルーホール23Hを形成する際に、レーザ光によって金属板Mに貫通孔及び金属層55に開口部を形成するという工程を省略できるので、スルーホール23Hを形成する際に必要なレーザ光の照射エネルギーを低減することができ、配線基板10の製造コストを低減することができる。
但し、図10に示す工程は省略することもできる。しかしながら、この場合においては、レーザ光によって、第3樹脂絶縁層23にスルーホール23Hを形成すると同時に、金属板Mに貫通孔及び金属層55に開口部55Hを形成しなければならないので、スルーホール23Hの形成に要するレーザ光の照射エネルギーが増大する。このため、配線基板10の製造コストが増大する。
次いで、スルーホール23Hに対して、適宜デスミア処理及びアウトラインエッチングを施し、その後、無電解めっきを施すことによって、スルーホール23Hの内壁面上に図示しないめっき下地層を形成した後、図12に示すように、いわゆるフィルドビアめっき処理を行い、スルーホール23Hをめっきによって埋設する。この場合、めっき金属が第3樹脂絶縁層23の下面側に形成された第1積層構造体20Aと、第3樹脂絶縁層23の上面側に形成されることになる第2積層構造体20Bとを電気的に接続する第3ビア導体33として機能するので、これら積層構造体を電気的に接続するための配線長が短くなり、高周波信号の伝送性能の劣化等を防止することができる。
なお、従来のコア基板を有する配線基板の製造方法では、コア基板の両面に形成された積層構造体を電気的に接続するために、コア基板にスルーホール導体を設ける必要がある。このため、積層構造体を電気的に接続する配線長が必然的に長くなり、高周波信号の伝送性能の劣化を招く恐れがある。
なお、上述したフィルドビアめっき処理を行うことにより、金属層55上にもめっき層56が形成されることになるので、金属層55上にめっき層56が積層された金属積層体を符号57で表わす。上述したように、金属層55は銅から構成することができ、めっき層56も銅から構成することができるので、めっき層56は金属層55と同じ機能を果たすこととなり、金属積層体57は単一の金属層とすることができる。
次いで、図13に示すように、金属積層体(金属層)57上にレジストパターン58を形成し、次いで、図14に示すように、レジストパターン58を介して金属積層体(金属層)57をエッチングし、その後、レジストパターン58を除去することによって、第3樹脂絶縁層23上に第4導体層14を形成する。
次いで、第4導体層14に対して粗化処理を施した後、図15に示すように、第4導体層14を覆うようにして、第3樹脂絶縁層23上に樹脂フィルムを積層し、真空下において加圧加熱することにより硬化させて第4樹脂絶縁層24を形成する。その後、第1樹脂絶縁層21の場合と同様にして、第4樹脂絶縁層24にビアホールを形成し、次いでパターンメッキを行うことにより、第5導体層15及び第4ビア導体34を形成する。なお、第5導体層15及び第4ビア導体34を形成する際の詳細な条件は、第2導体層12及び第1ビア導体31を形成する場合と同様である。
また、図15に示すように、第4樹脂絶縁層24と同様にして第5樹脂絶縁層25及び第6樹脂絶縁層26を順次に形成し、さらに、第5導体層15及び第4ビア導体34と同様にして、第5樹脂絶縁層25及び第6樹脂絶縁層26に、それぞれ第6導体層16及び第5ビア導体35、並びに第7導体層17及び第6ビア導体36を形成する。その後、第7導体層17が部分的に露出するようにして第2レジスト層42が形成される。
以上にようにして、第4導体層14〜第7導体層17、第4樹脂絶縁層24〜第6樹脂絶縁層26、並びに第4ビア導体34〜第5ビア導体35から構成される第2積層構造体20Bを得る。
次いで、図16に示すように、上記工程を経て得られた第1積層構造体20A、第3樹脂絶縁層23及び第2積層構造体20Bを含む積層体を外周部画定部Poより僅かに内側に設定された切断線に沿って切断し、不要な外周部を除去する。
次いで、図17に示すように、図16に示す工程を経て得た多層配線積層体の、剥離シート53を構成する第1の金属膜53a及び第2の金属膜53bの剥離界面で剥離し、上記多層配線積層体から支持基板Sを除去する。
次いで、図17で得られた多層配線積層体の、下方に残存する剥離シート53の第1の金属膜53aに対してエッチングを施し、第1導体層11を形成する。その後、第1導体層11が部分的に露出するようにして第1レジスト層41を形成することにより、図3に示すような配線基板10を得る。
本実施形態では、支持基板上に少なくとも1層の導体層と少なくとも1層の樹脂絶縁層とが積層された積層構造体を形成する、いわゆるコアレス配線基板の製造方法において、上述した第1積層構造体20Aとともにメタルコア基板20Cをも積層するようにし、さらにメタルコア基板20C上に同様の構成の第2積層構造体20Bを積層するようにしている。コアレス配線基板の製造方法において、上述のようにして積層構造体を支持基板上に形成した後は、当該支持基板を除去するため、最終的には、少なくとも1つの導体層及び少なくとも1つの樹脂絶縁層からなる積層構造体でメタルコア基板を挟み込む構成、すなわち、メタルコア基板を有する配線基板が残存するようになる。
本実施形態においては、メタルコア基板20Cを有する配線基板10の製造に際して、コアレス配線基板の製造方法を利用しているので、その製造過程において、第1積層構造体20A、第2積層構造体20B及びメタルコア基板20Cから構成される配線基板10は、支持基板S上に形成される。したがって、メタルコア基板20Cの厚さを薄くした場合においても、支持基板Sの厚さを十分に厚くすることにより、製造過程のアセンブリの剛性が低下することを防止できる。
したがって、製造過程のアセンブリの搬送を水平に行うことができ、搬送の際にアセンブリが搬送機器と接触してしまい、メタルコア基板又はアセンブリが損傷してしまうことを回避することができる。また、各製造工程においてアセンブリを固定し、所定の製造工程に供する際に、アセンブリが撓んでしまい、例えばめっき処理などを正確に行うことが困難になることも回避することができる。このため、高い歩留まりで、薄いメタルコア基板を有する配線基板10を得ることができる。
また、配線基板10のメタルコア基板20Cは、剛性に優れる金属板Mを備えている。このため、配線基板10を支持基板Sから剥がした後も、製造過程のアセンブリの搬送を水平に行うことができ、搬送の際にアセンブリが搬送機器と接触してしまい、メタルコア基板又はアセンブリが損傷してしまうことを回避することができる。また、各製造工程においてアセンブリを固定し、所定の製造工程に供する際に、アセンブリが撓んでしまい、例えばめっき処理や半田印刷などを正確に行うことが困難になることも回避することができる。このため、高い歩留まりで、薄いメタルコア基板を有する配線基板10を得ることができる。
本実施形態の方法は、メタルコア基板が薄く、通常の製造方法ではコア基板又は製造過程にあるアセンブリが撓んでしまって、製造歩留まりを低下させてしまうような構造のコア基板含有配線基板の製造に限定されるものではなく、コア基板が厚く、通常の製造方法でも高い歩留まりでコア基板含有配線基板を製造できるような場合においても適用することができる。
なお、本実施形態では、第4導体層14を形成する際に、いわゆるサブトラクティブ法を用いて形成したが、このようなサブトラクティブ法の代わりにセミアディティブ法を用いて形成することもできる。
(第2の実施形態)
(配線基板)
図18は、本実施形態における配線基板の断面の一部を拡大して示す図であって、第1の実施形態の図3に相当する。なお、本実施形態における図面において、第1の実施形態における配線基板10の構成要素と類似あるいは同一の構成要素については同一の符号を用いている。
図18に示す配線基板10Aは、メタルコア基板を構成する第3樹脂絶縁層23に形成されたスルーホール23Hの壁面に、第3樹脂絶縁層23上に形成された第4導体層14と接続されるようにしてめっき層23Mが形成され、スルーホール23Hが樹脂絶縁層23Iによって埋設されている点で、第1の実施形態に示す配線基板10と相違し、その他は同様の構成を採っている。なお、このような構成上の際は、以下に説明する製造方法に起因するものである。
(配線基板の製造方法)
図19〜図22は、本実施形態における配線基板10Aの製造方法における工程図である。なお、図19〜図22に示す工程図は、図18に示す配線基板10Aの断面図に対応するものである。
また、本発明の製造方法では、実際的には支持基板の両側に配線基板10Aを形成するものであるが、本実施形態では、本発明の製造方法の特徴を明確にすべく、支持基板の一方の側にのみ配線基板10Aを形成する場合について説明する。
最初に、第1の実施形態における図4〜図9に示す工程に従って、第1積層構造体20A及びメタルコア基板20Cを形成する。次いで、図10に示すように、金属層55を部分的にエッチング除去して開口部55Hを形成した後、図11に示すように、開口部55Hを介してレーザ光を第3樹脂絶縁層23に照射し、第3導体層13が露出するようにしてスルーホール23Hを形成する。
次いで、図19に示すように、スルーホール23Hに対して、適宜デスミア処理及びアウトラインエッチングを施し、その後、いわゆるスルーホールメッキ処理を施すことによって、スルーホール23Hの内壁面上に金属層55と接続するようにしてめっき層23Mを形成する。
なお、上述したスルーホールメッキ処理を行うことにより、金属層55上にもめっき層23Mが形成されることになる。上述したように、金属層55は銅から構成することができ、めっき層23Mも銅から構成することができるので、めっき層23Mは金属層55と同じ機能を果たすこととなり、単一の金属層とすることができる。
次いで、図20に示すように、金属層55上において、スルーホール23Hを塞ぐようにしてレジストパターン58を形成し、次いで、図21に示すように、レジストパターン58を介して金属層55をエッチングし、その後、レジストパターン58を除去することによって、第3樹脂絶縁層23上に第4導体層14を形成する。
次いで、第4導体層14に対して粗化処理を施した後、図22に示すように、第4導体層14を覆うようにして、第3樹脂絶縁層23上に、樹脂フィルム(樹脂絶縁材)をスルーホール23Hを埋設するようにして積層し、真空下において加圧加熱することにより硬化させて第4樹脂絶縁層24を形成するとともに、スルーホール23Hを埋設する樹脂絶縁層23Iを形成する。
その後、第1の実施形態の図15〜図17に示す工程と同様の処理を行い、図18に示すような配線基板10Aを得る。
本実施形態では、図19〜図22に示す工程において、メタルコア基板10Cに対してスルーホール23Hを形成し、当該スルーホール23Hの内壁にめっき層23Mを形成した後、第4樹脂絶縁層24を形成するための樹脂シートを用いて、スルーホール23Hを絶縁層23Iによって埋設している。この場合、従来のコア基板含有配線基板における、コア基板に対するスルーホールめっき、樹脂充填によるスルーホールの埋設及び充填樹脂の研磨工程などの工程を省略して、配線基板10Aの製造工程を簡略化することができる。
本実施形態においても、支持基板上に少なくとも1層の導体層と少なくとも1層の樹脂絶縁層とが積層された積層構造体を形成する、いわゆるコアレス配線基板の製造方法において、上述した第1積層構造体20Aとともにメタルコア基板20Cをも積層するようにし、さらにメタルコア基板20C上に同様の構成の第2積層構造体20Bを積層するようにしている。コアレス配線基板の製造方法において、上述のようにして積層構造体を支持基板上に形成した後は、当該支持基板を除去するため、最終的には、少なくとも1つの導体層及び少なくとも1つの樹脂絶縁層からなる積層構造体でメタルコア基板を挟み込む構成、すなわち、メタルコア基板を有する配線基板が残存するようになる。
本実施形態においては、メタルコア基板20Cを有する配線基板10の製造に際して、コアレス配線基板の製造方法を利用しているので、その製造過程において、第1積層構造体20A、第2積層構造体20B及びメタルコア基板20Cから構成される配線基板10は、支持基板S上に形成される。したがって、メタルコア基板20Cの厚さを薄くした場合においても、支持基板Sの厚さを十分に厚くすることにより、製造過程のアセンブリの剛性が低下することを防止できる。
したがって、製造過程のアセンブリの搬送を水平に行うことができ、搬送の際にアセンブリが搬送機器と接触してしまい、アセンブリが損傷してしまうという問題を回避することができる。また、各製造工程においてアセンブリを固定し、所定の製造工程に供する際に、アセンブリが撓んでしまい、例えばめっき処理などの処理を正確に行うことが困難になるという問題をも回避することができる。このため、高い歩留まりで、薄いメタルコア基板20Cを有する配線基板10Aを得ることができ、当該メタルコア基板20Cを有する配線基板10Aの薄化が可能となる。
また、配線基板10Aのメタルコア基板20Cは、剛性に優れる金属板Mを備えている。このため、配線基板10Aを支持基板Sから剥がした後も、製造過程のアセンブリの搬送を水平に行うことができ、搬送の際にアセンブリが搬送機器と接触してしまい、メタルコア基板又はアセンブリが損傷してしまうことを回避することができる。また、各製造工程においてアセンブリを固定し、所定の製造工程に供する際に、アセンブリが撓んでしまい、例えばめっき処理や半田印刷などを正確に行うことが困難になることも回避することができる。このため、高い歩留まりで、薄いメタルコア基板を有する配線基板10Aを得ることができる。
本実施形態の方法は、コア基板が薄く、通常の製造方法ではコア基板又は製造過程にあるアセンブリが撓んでしまって、製造歩留まりを低下させてしまうような構造のコア基板含有配線基板の製造に限定されるものではなく、コア基板が厚く、通常の製造方法でも高い歩留まりでコア基板含有配線基板を製造できるような場合においても適用することができる。
以上、本発明を具体例を挙げながら詳細に説明してきたが、本発明は上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。
上記実施形態では、支持基板Sを除去した後、第1レジスト層41及び第2レジスト層42を形成して配線基板10、10Aを得る配線基板の製造方法について説明したが、さらなる多層化を図る場合には、支持基板Sを除去した後、第1積層構造体20A及び第2積層構造体20B表面に導体層及び樹脂絶縁層をさらに積層する工程を有していてもよい。
上記実施形態では、マザーボードと接続するための裏面ランドとして機能する導体層側から半導体素子等をフリップチップ接続するためのパッド(FCパッド)として機能する導体層側に向って、導体層と樹脂絶縁層の積層を順次行う配線基板の製造方法について説明したが、積層の順序は特に限定されず、FCパッドとして機能する導体層側から裏面ランドとして機能する導体層側に向って導体層と樹脂絶縁層とを積層してもよい。
10,10A…配線基板、11…第1導体層、12…第2導体層、13…第3導体層、14…第4導体層、15…第5導体層、16…第6導体層、17…第7導体層、21…第1樹脂絶縁層、22…第2樹脂絶縁層、23…第3樹脂絶縁層、24…第4樹脂絶縁層、25…第5樹脂絶縁層、26…第6樹脂絶縁層、31…第1ビア導体、32…第2ビア導体、33…第3ビア導体、34…第4ビア導体、35…第5ビア導体、36…第6ビア導体、41…第1レジスト層、42…第2レジスト層。

Claims (5)

  1. 支持基板上に、各々1以上の導体層及び樹脂絶縁層が積層された第1の積層構造体を形成する工程と、
    前記第1の積層構造体上に、上主面に金属層が配設されたメタルコア基板を、当該メタルコア基板の下主面が接するようにして積層する工程と、
    前記メタルコア基板上に、各々1以上の導体層及び樹脂絶縁層が積層された第2の積層構造体を形成する工程と、
    を有することを特徴とする配線基板の製造方法。
  2. 前記メタルコア基板は、
    第1の絶縁樹脂層と、
    複数の貫通孔が形成された金属板と、
    第2の絶縁樹脂層と、
    前記金属層と、
    を同順に積層して形成することを特徴とする請求項1に記載の配線基板の製造方法。
  3. 前記メタルコア基板を積層する工程は、
    前記第1の積層構造体上に前記メタルコア基板を積層した後に、前記複数の貫通孔の位置にスルーホールを形成し、当該スルーホールをめっきによって埋設する工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の配線基板の製造方法。
  4. 前記メタルコア基板を積層する工程は、
    前記第1の積層構造体上に前記メタルコア基板を積層した後に、前記複数の貫通孔の位置にスルーホールを形成し、当該スルーホールの内壁にめっき層を形成した後、樹脂絶縁材を用いて、前記樹脂絶縁層を形成するとともに前記スルーホールを絶縁体によって埋設する工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の配線基板の製造方法。
  5. 前記メタルコア基板を積層する工程は、
    前記メタルコア基板の前記スルーホールを形成する箇所において、前記金属層を部分的に除去する工程を含み、
    前記スルーホールをレーザ光の照射により形成することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の配線基板の製造方法。
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