JP2013183854A - 脱臭装置及びこれを備えた収納装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】収納空間を効果的に脱臭可能でありながらも、種々の寸法の収納空間に簡易に適用し得る脱臭装置及びこれを備えた収納装置を提供する。
【解決手段】前方に開口する収納箱体10と該収納箱体の前方開口を開閉する扉16とを備えた収納装置1の収納空間2に設けられる脱臭装置30であって、前記収納空間の左右の内側面のうちの一方の内側面13aとによって少なくとも通気路36を形成するように該内側面に沿って上下に延びるように設けられ、かつ上端部及び下端部のそれぞれに通気開口部34,35を設けたダクト部材31と、前記通気路を送風する送風器43と、一方の通気開口部34に取り付けられる吸込口ユニット40と、他方の通気開口部35に取り付けられる吹出口ユニット45と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】前方に開口する収納箱体10と該収納箱体の前方開口を開閉する扉16とを備えた収納装置1の収納空間2に設けられる脱臭装置30であって、前記収納空間の左右の内側面のうちの一方の内側面13aとによって少なくとも通気路36を形成するように該内側面に沿って上下に延びるように設けられ、かつ上端部及び下端部のそれぞれに通気開口部34,35を設けたダクト部材31と、前記通気路を送風する送風器43と、一方の通気開口部34に取り付けられる吸込口ユニット40と、他方の通気開口部35に取り付けられる吹出口ユニット45と、を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、収納装置に設けられる脱臭装置及びこれを備えた収納装置に関する。
従来より、収納空間を脱臭する脱臭機能を備えた収納庫が知られている。
例えば、下記特許文献1では、調味料・食品等を収納する収納庫の内側端に、上下端に延設する通気ダクトを設け、この通気ダクト内の中部にオゾン脱臭装置を配設した脱臭機能付収納庫が提案されている。この脱臭機能付収納庫は、通気ダクトの側壁に、収納庫に設けられた複数の棚に応じた複数の吹き出し口及び吸い込み口を設けた構造とされている。
例えば、下記特許文献1では、調味料・食品等を収納する収納庫の内側端に、上下端に延設する通気ダクトを設け、この通気ダクト内の中部にオゾン脱臭装置を配設した脱臭機能付収納庫が提案されている。この脱臭機能付収納庫は、通気ダクトの側壁に、収納庫に設けられた複数の棚に応じた複数の吹き出し口及び吸い込み口を設けた構造とされている。
しかしながら、上記特許文献1に記載された脱臭機能付収納庫では、複数の棚に応じた複数の吹き出し口及び吸い込み口を設けた構造とされている。そのため、例えば、上下に比較的に大きい衣類等を収納する収納空間の空気を上下に大きく循環させて送風し、該収納空間を効果的に脱臭する観点等からは更なる改善が望まれていた。
また、このような収納庫は、種々の設置スペース等に対応可能なように異なる寸法とされる場合が多々ある。このような場合には、収納庫内に設けられる脱臭機能を構成する各部材を種々の寸法の収納庫に対応させて用意する必要があり、このような観点からも更なる改善が望まれていた。
また、このような収納庫は、種々の設置スペース等に対応可能なように異なる寸法とされる場合が多々ある。このような場合には、収納庫内に設けられる脱臭機能を構成する各部材を種々の寸法の収納庫に対応させて用意する必要があり、このような観点からも更なる改善が望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、収納空間を効果的に脱臭可能でありながらも、種々の寸法の収納空間に簡易に適用し得る脱臭装置及びこれを備えた収納装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る脱臭装置は、前方に開口する収納箱体と該収納箱体の前方開口を開閉する扉とを備えた収納装置の収納空間に設けられる脱臭装置であって、前記収納空間の左右の内側面のうちの一方の内側面とによって少なくとも通気路を形成するように該内側面に沿って上下に延びるように設けられ、かつ上端部及び下端部のそれぞれに通気開口部を設けたダクト部材と、前記通気路を送風する送風器と、一方の通気開口部に取り付けられる吸込口ユニットと、他方の通気開口部に取り付けられる吹出口ユニットと、を備えていることを特徴とする。
本発明においては、前記ダクト部材の上端部及び下端部のそれぞれに設けられた通気開口部を、前記収納空間の他方の内側面側に向けて開口するように形成し、前記吸込口ユニット及び前記吹出口ユニットの少なくともいずれか一方を、前記一方の内側面から前記ダクト部材の他方の内側面側に向く外側面までの幅寸法と略同一の幅寸法とし、前記ダクト部材の外側面側と前記通気路とを連通させるように形成してもよい。
また、本発明においては、前記ダクト部材を、前記一方の内側面と対向するように間隔を空けて配設され、後端部が前記収納空間の奥側面に当接される側板部と、この側板部の前端部に連なるように設けられ、前記一方の内側面の前端部に当接される前板部と、を備えたものとしてもよい。
また、本発明においては、前記ダクト部材を、前記一方の内側面と対向するように間隔を空けて配設され、後端部が前記収納空間の奥側面に当接される側板部と、この側板部の前端部に連なるように設けられ、前記一方の内側面の前端部に当接される前板部と、を備えたものとしてもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る収納装置は、前方に開口する収納箱体と、該収納箱体の前方開口を開閉する扉と、を備え、これら収納箱体及び扉によって区画された収納空間に、本発明に係る脱臭装置を設けたことを特徴とする。
本発明においては、前記収納空間の他方の内側面から間隔を空けて配設された上下に延びる棒状体を備えたものとし、この棒状体と前記他方の内側面とに架け渡すようにして上下に複数の棚板を設けるようにしてもよい。
また、本発明においては、前記複数の棚板の少なくとも一つの棚板を、多孔状としてもよい。
また、本発明においては、前記複数の棚板の少なくとも一つの棚板を、多孔状としてもよい。
本発明に係る脱臭装置及びこれを備えた収納装置は、上述のような構成としたことで、収納空間を効果的に脱臭可能でありながらも、種々の寸法の収納空間に簡易に適用することができる。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図4は、本実施形態に係る脱臭装置及びこれを備えた収納装置の一例を模式的に示す図である。
なお、図2(a)では、扉を開放させた状態として図示し、図4では、扉を二点鎖線で模式的に示している。
また、以下の実施形態では、脱臭装置を収納装置に設けた状態で、この収納装置に対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として、上下方向及び左右方向等の方向を原則的に説明する。
図1〜図4は、本実施形態に係る脱臭装置及びこれを備えた収納装置の一例を模式的に示す図である。
なお、図2(a)では、扉を開放させた状態として図示し、図4では、扉を二点鎖線で模式的に示している。
また、以下の実施形態では、脱臭装置を収納装置に設けた状態で、この収納装置に対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として、上下方向及び左右方向等の方向を原則的に説明する。
本実施形態に係る脱臭装置30は、図4に示すように、前方に開口する収納箱体10と、この収納箱体10の前方開口を開閉する扉16と、を備えた収納装置1の収納空間2に設けられる。
本実施形態に係る収納装置1は、図2(a)及び図4に示すように、コートや上着等の衣類5や、傘等の長尺物品6、靴7等の収納が可能とされており、収納装置1を、玄関土間や玄関フロアー等に好適に設置される玄関収納装置とした例を示している。
収納箱体10は、天板11と、底板(地板)12と、左右の側板13,14(左側板13及び右側板14)と、背板15と、を備え、これらによって前方に向けて開口する略箱形状とされている。図例では、上下に長尺とされた細長箱形状の収納箱体10を示している。なお、この収納箱体10の下端部に台輪等を設けるようにしてもよい。
本実施形態に係る収納装置1は、図2(a)及び図4に示すように、コートや上着等の衣類5や、傘等の長尺物品6、靴7等の収納が可能とされており、収納装置1を、玄関土間や玄関フロアー等に好適に設置される玄関収納装置とした例を示している。
収納箱体10は、天板11と、底板(地板)12と、左右の側板13,14(左側板13及び右側板14)と、背板15と、を備え、これらによって前方に向けて開口する略箱形状とされている。図例では、上下に長尺とされた細長箱形状の収納箱体10を示している。なお、この収納箱体10の下端部に台輪等を設けるようにしてもよい。
扉16は、本実施形態では、収納箱体10に回動連結部材18を介して回動自在に連結されている。また、本実施形態では、二枚の扉16,16によって収納箱体10の前方開口を開閉する両開き(観音開き)とされている。
これら扉16,16は、それぞれの一側端部が左右の側板13,14の前端部に複数(図例では、3つ)の回動連結部材18を介して回動自在に連結されている。図例では、回動連結部材を、スライド蝶番18とした例を示している(図2(b)参照)。また、収納装置1は、これら扉16,16によって収納箱体10の前方開口を閉鎖した状態で、これら扉16,16の閉鎖状態における背面が収納箱体10の前端面(天板11、底板12及び左右の側板13,14の前端面)に当接または近接する構成とされている。つまり、本実施形態では、扉16,16は、閉鎖状態でアウトセット状に納められる構成とされている(図2(b)参照)。
また、これら扉16,16は、閉鎖状態で互いの他側端部同士が近接または当接する構成とされている。なお、図2及び図4において符号17は、各扉16,16に設けられた把手である。
これら扉16,16は、それぞれの一側端部が左右の側板13,14の前端部に複数(図例では、3つ)の回動連結部材18を介して回動自在に連結されている。図例では、回動連結部材を、スライド蝶番18とした例を示している(図2(b)参照)。また、収納装置1は、これら扉16,16によって収納箱体10の前方開口を閉鎖した状態で、これら扉16,16の閉鎖状態における背面が収納箱体10の前端面(天板11、底板12及び左右の側板13,14の前端面)に当接または近接する構成とされている。つまり、本実施形態では、扉16,16は、閉鎖状態でアウトセット状に納められる構成とされている(図2(b)参照)。
また、これら扉16,16は、閉鎖状態で互いの他側端部同士が近接または当接する構成とされている。なお、図2及び図4において符号17は、各扉16,16に設けられた把手である。
なお、これら扉16,16のうちの一方の扉16の他側端部に、他方の扉16の他側端部の戸当りとなる戸当り部を設けるようにしてもよい。また、収納箱体10の天板11や底板12等に、これら扉16,16の他側端部が当接する戸当り部を設けるようにしてもよい。
また、扉16,16を回動自在に連結する回動連結部材18としては、スライド蝶番に限られず、羽根蝶番(平蝶番)等の他の連結部材を採用するようにしてもよい。また、閉鎖状態とされた扉16,16をインセット状に収納箱体10内に納める態様としてもよい。
また、収納箱体10の前方開口を開閉する扉16,16としては、両開きの扉16,16に限られず、一枚の扉によって開閉する片開きの扉としてもよい。さらには、このような回動連結部材18を介して回動自在に収納箱体10に連結された扉(開き戸)16に限られない。例えば、収納箱体10の前方開口に、扉16として、スライド自在とされた複数枚のスライド扉を引き違い状に設けたり、複数枚の戸板を折り畳み展開自在に連結した折戸を設けたりするようにしてもよい。
また、扉16,16を回動自在に連結する回動連結部材18としては、スライド蝶番に限られず、羽根蝶番(平蝶番)等の他の連結部材を採用するようにしてもよい。また、閉鎖状態とされた扉16,16をインセット状に収納箱体10内に納める態様としてもよい。
また、収納箱体10の前方開口を開閉する扉16,16としては、両開きの扉16,16に限られず、一枚の扉によって開閉する片開きの扉としてもよい。さらには、このような回動連結部材18を介して回動自在に収納箱体10に連結された扉(開き戸)16に限られない。例えば、収納箱体10の前方開口に、扉16として、スライド自在とされた複数枚のスライド扉を引き違い状に設けたり、複数枚の戸板を折り畳み展開自在に連結した折戸を設けたりするようにしてもよい。
また、本実施形態では、収納装置1は、収納空間2の右側板14の内側面(他方の内側面)14aから間隔を空けて配設された上下に延びる棒状体19を備えている。この棒状体19によって収納空間2が左右に区画されたような構成とされている。この棒状体19は、上端部が天板11に固定され、下端部が底板12に固定されている。また、この棒状体19は、図2(b)及び図4に示すように、収納箱体10の上記前端面から奥側に控えた位置において上下に延びるように設けられている。
また、本実施形態では、棒状体19を、収納箱体10の左右方向中央よりも一方側(図例では、右側)に寄った位置に設け、棒状体19の右側空間4よりも左側空間3を大きくした例を示している。図例では、左側空間3の容積を右側空間4の容積の2倍程度とした例を示している。これら右側空間4と左側空間3との容積比は、当該収納装置1に収納される被収納物の種類や使い勝手等に応じて適宜、設定するようにすればよく、これら左右空間3,4を概ね同じ大きさとしてもよく、また、右側空間4よりも左側空間3を小さくしてもよい。
また、本実施形態では、棒状体19を、収納箱体10の左右方向中央よりも一方側(図例では、右側)に寄った位置に設け、棒状体19の右側空間4よりも左側空間3を大きくした例を示している。図例では、左側空間3の容積を右側空間4の容積の2倍程度とした例を示している。これら右側空間4と左側空間3との容積比は、当該収納装置1に収納される被収納物の種類や使い勝手等に応じて適宜、設定するようにすればよく、これら左右空間3,4を概ね同じ大きさとしてもよく、また、右側空間4よりも左側空間3を小さくしてもよい。
本実施形態では、図2に示すように、棒状体19の左側空間3を、ハンガー等に掛けたコートや上着等の複数枚の衣類5を前後方向に並べて収納可能とした衣類収納スペースとしている。本実施形態では、この衣類収納スペースにおける天板11の下方側に吊下部材20を設けている。この吊下部材20は、コートや上着等の衣類5を掛けたハンガー等の吊下具を吊り下げるハンガーパイプなどからなり、前後に延びる棒状とされている。この吊下部材20は、左側空間3の左右方向略中央において長手方向を前後に沿わせて設けられている。また、この吊下部材20は、その長手方向両端部(前後端部)にブラケット等の取付具21,21が取り付けられ、これら取付具21,21を介して天板11に支持されている。
なお、吊下部材20としては、天板11の下方側に固定的に設けられたものに限られず、前後方向に出し入れ自在とされたものとしてもよい。また、本実施形態では、吊下部材20を、天板11の下方側において前後に延びるように設けた例を示しているが、吊下部材20を、天板11の下方側において左右に延びるように設けるようにしてもよい。
なお、吊下部材20としては、天板11の下方側に固定的に設けられたものに限られず、前後方向に出し入れ自在とされたものとしてもよい。また、本実施形態では、吊下部材20を、天板11の下方側において前後に延びるように設けた例を示しているが、吊下部材20を、天板11の下方側において左右に延びるように設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、棒状体19の右側空間4を、小分けして靴7や傘等の長尺物品6を収納可能とした小分収納スペースとしている。収納装置1は、棒状体19と右側板14の内側面14aとに架け渡すようにして上下に間隔を空けて設けられた複数(図例では、3枚)の棚板22,22,22を備えており、これら棚板22,22,22によって右側空間4を上下に小分けしている。
これら棚板22,22,22は、図2(b)に示すように、後端部が背板15に固定され、右側端部が右側板14に固定され、左側端部前端が棒状体19に固定されている。つまり、棒状体19は、これら棚板22,22,22を支持する棚板支持部材として機能する。
これら棚板22,22,22は、図2(b)に示すように、後端部が背板15に固定され、右側端部が右側板14に固定され、左側端部前端が棒状体19に固定されている。つまり、棒状体19は、これら棚板22,22,22を支持する棚板支持部材として機能する。
また、これら棚板22,22,22は、右側空間4において、上下に空気の流通が可能なように設けられている。つまり、これら棚板22,22,22は、それぞれの棚板の上側空間と下側空間との互いの空気の流通が可能なように設けられている。
本実施形態では、図2(b)に示すように、これら棚板22,22,22を、閉鎖状態とされた扉16との間に空気流通空間を形成するように配設している。つまり、これら棚板22,22,22の各前端面を、収納箱体10の上記前端面から奥側に控えさせた位置としている。また、これら棚板22,22,22の各前端面と閉鎖状態とされた扉16の背面との間に、これら棚板22,22,22の左右の全体に亘って空気流通空間を設けた例を示している。この空気流通空間の前後寸法は、上下に空気がスムーズに流通するような寸法とすればよく、例えば、10mm〜100mm程度としてもよい。
このような構成により、これら棚板22,22,22の上下の各収納スペースは、その手前側の出入口側に概ね全体に亘って空気流通空間が形成され、また、その一側方側(左側板13側)が概ね全体に亘って開放された構成とされている。
本実施形態では、図2(b)に示すように、これら棚板22,22,22を、閉鎖状態とされた扉16との間に空気流通空間を形成するように配設している。つまり、これら棚板22,22,22の各前端面を、収納箱体10の上記前端面から奥側に控えさせた位置としている。また、これら棚板22,22,22の各前端面と閉鎖状態とされた扉16の背面との間に、これら棚板22,22,22の左右の全体に亘って空気流通空間を設けた例を示している。この空気流通空間の前後寸法は、上下に空気がスムーズに流通するような寸法とすればよく、例えば、10mm〜100mm程度としてもよい。
このような構成により、これら棚板22,22,22の上下の各収納スペースは、その手前側の出入口側に概ね全体に亘って空気流通空間が形成され、また、その一側方側(左側板13側)が概ね全体に亘って開放された構成とされている。
また、本実施形態では、これら複数の棚板22,22,22のうちの少なくとも一つの棚板を、多孔状としている(図1も参照)。図例では、3枚の棚板22,22,22の全てを多孔状とした例を示している。これら多孔状の棚板22,22,22は、厚さ方向(上下方向)に貫通する多数の孔を有した構成とされている。このような多孔状の棚板22,22,22としては、枠内にパンチングメタルやメッシュ状(網状)部材を設けたものや、薄平板状部材に多数のスリットを設けたものとしてもよい。
なお、右側空間4において、上下に空気の流通が可能なように棚板を設ける態様としては、本実施形態のように、棚板自体を多孔状とし、かつ棚板の前側に空気流通空間を設けた態様に限られない。例えば、これらの各態様のいずれかを採用するようにしてもよく、またはこれら各態様に代えて、若しくは加えて、棚板の背側に上記同様の空気流通空間を形成するようにしてもよい。この場合は、各棚板の左側端部を複数の棒状体によって支持する態様としてもよい。また、上記した各態様に代えて、または加えて、棚板と右側板14との間に上記同様の空気流通空間を形成するようにしてもよい。この場合は、各棚板の右側端部を支持する棒状体を設ける態様としてもよい。
なお、右側空間4において、上下に空気の流通が可能なように棚板を設ける態様としては、本実施形態のように、棚板自体を多孔状とし、かつ棚板の前側に空気流通空間を設けた態様に限られない。例えば、これらの各態様のいずれかを採用するようにしてもよく、またはこれら各態様に代えて、若しくは加えて、棚板の背側に上記同様の空気流通空間を形成するようにしてもよい。この場合は、各棚板の左側端部を複数の棒状体によって支持する態様としてもよい。また、上記した各態様に代えて、または加えて、棚板と右側板14との間に上記同様の空気流通空間を形成するようにしてもよい。この場合は、各棚板の右側端部を支持する棒状体を設ける態様としてもよい。
これら棚板22,22,22は、それぞれの上側に靴7の載置が可能で、靴7の収納が可能な靴収納スペースが形成されるように設けられており、靴載置部としてそれぞれ機能する。図例では、各棚板22,22,22の上側空間を、それぞれ略同寸法とした例を示しているが、例えば、載置される靴高等に応じて、各棚板22,22,22の上側空間の上下寸法を異ならせるようにしてもよい。
また、図例では、最下段の棚板22の下側に傘等の長尺物品6の収納が可能な収納スペースが形成されるように、最下段の棚板22を設けた例を示している。
なお、これら複数の棚板22,22,22の上下の配設位置を変更可能とした態様としてもよい。
また、本実施形態では、右側空間4に、3枚の棚板22,22,22を設けた例を示しているが、2枚でもよく、または、4枚以上の棚板を設けるようにしてもよい。また、例えば、長尺物品の収納スペースを設けずに、右側空間4の全体を、複数の靴収納スペースとしてもよい。
また、図例では、最下段の棚板22の下側に傘等の長尺物品6の収納が可能な収納スペースが形成されるように、最下段の棚板22を設けた例を示している。
なお、これら複数の棚板22,22,22の上下の配設位置を変更可能とした態様としてもよい。
また、本実施形態では、右側空間4に、3枚の棚板22,22,22を設けた例を示しているが、2枚でもよく、または、4枚以上の棚板を設けるようにしてもよい。また、例えば、長尺物品の収納スペースを設けずに、右側空間4の全体を、複数の靴収納スペースとしてもよい。
また、図例では、左側空間3を、衣類収納スペースとした例を示しているが、当該収納装置1の収納空間2の全体を、複数の靴収納スペースとしてもよい。例えば、収納空間2に、上下に複数段、左右に複数列の靴収納スペースを設けた構造としてもよい。この場合は、例えば、上記同様の棚板支持部材としての複数の棒状体19を左右及び前後に必要に応じて設け、これら棒状体19や側板、背板等によって、上下及び左右にそれぞれ複数設けられる棚板を支持するようにしてもよい。また、この場合は、これら棚板の全てを多孔状としてもよい。また、この場合は、後記する脱臭装置30と脱臭装置30に近接する最左列の靴収納スペースとの間に上記同様の空気流通空間を形成するようにしてもよい。また、棚板支持部材としては、上記のような棒状体19に限られず、左右の靴収納スペースの左右列間に互いに左右に空気の流通が可能となる棚板支持部材を採用するようにしてもよい。例えば、収納空間2を左右に区画するように配設される縦仕切板の背側や前側等に上記同様の空気流通空間を設けた構成としたり、多孔状の縦仕切板を設けた構成としたり、単一または複数の帯板状の縦仕切板を設けた構成としたりしてもよい。
または、このような靴収納スペースや長尺物品の収納スペースを設けずに、収納空間2の全体を、衣類収納スペースとしてもよい。この場合は、棒状体19を設けないようにしてもよい。また、この場合は、上記同様の吊下部材20を、左右に間隔を空けて複数本設けるようにしてもよい。つまり、収納空間2に、左右に複数列の衣類収納スペースを設けた構造としてもよい。
または、このような靴収納スペースや長尺物品の収納スペースを設けずに、収納空間2の全体を、衣類収納スペースとしてもよい。この場合は、棒状体19を設けないようにしてもよい。また、この場合は、上記同様の吊下部材20を、左右に間隔を空けて複数本設けるようにしてもよい。つまり、収納空間2に、左右に複数列の衣類収納スペースを設けた構造としてもよい。
脱臭装置30は、収納箱体10及び扉16,16によって区画された収納空間2の一方の内側面13aに沿わせるように設けられる。本実施形態では、脱臭装置30を、左側板13の内側面13aに沿わせるように設けた例を示している。この脱臭装置30は、図3(a)及び図4に示すように、外郭形状が上下に細長平板状とされている。
また、脱臭装置30は、上下に延びるように設けられるダクト部材31と、このダクト部材31にそれぞれ取り付けられる吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45と、を備えている。ダクト部材31は、左側板13の内側面13aとによって少なくとも通気路36(図1及び図2(b)参照)を形成する構成とされている。また、脱臭装置30は、この通気路36を送風する送風器43を備えている。
また、脱臭装置30は、上下に延びるように設けられるダクト部材31と、このダクト部材31にそれぞれ取り付けられる吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45と、を備えている。ダクト部材31は、左側板13の内側面13aとによって少なくとも通気路36(図1及び図2(b)参照)を形成する構成とされている。また、脱臭装置30は、この通気路36を送風する送風器43を備えている。
ダクト部材31は、図1及び図3(b)に示すように、左側板13の内側面13aに沿って上下に延びるように設けられ、かつ上端部及び下端部のそれぞれに通気開口部35,34を設けた構成とされている。本実施形態では、これら上下の通気開口部35,34を、右側板14の内側面14aに向けて開口するように形成している。また、これら通気開口部35,34を、前後方向(収納空間2の奥行方向)に細長状の略矩形状とした例を示している(図3(b)参照)。
また、本実施形態では、ダクト部材31は、図2(b)に示すように、左側板13の内側面13aと対向するように間隔を空けて配設され、後端部が収納空間2の奥側面となる背板15の手前面15aに当接される側板部32を備えている(図3も参照)。また、ダクト部材31は、この側板部32の前端部に連なるように設けられ、左側板13の内側面13aの前端部に当接される前板部33を備えている。つまり、本実施形態では、ダクト部材31のこれら側板部32及び前板部33と、左側板13の内側面13aと、背板15の手前面15aとによって通気路36の四周を区画している。
また、本実施形態では、ダクト部材31は、図2(b)に示すように、左側板13の内側面13aと対向するように間隔を空けて配設され、後端部が収納空間2の奥側面となる背板15の手前面15aに当接される側板部32を備えている(図3も参照)。また、ダクト部材31は、この側板部32の前端部に連なるように設けられ、左側板13の内側面13aの前端部に当接される前板部33を備えている。つまり、本実施形態では、ダクト部材31のこれら側板部32及び前板部33と、左側板13の内側面13aと、背板15の手前面15aとによって通気路36の四周を区画している。
このダクト部材31は、図2(b)及び図3に示すように、これら側板部32及び前板部33によって、平面視して略L字状とされ、外郭形状が上下に細長平板状のパネル状体とされている。このダクト部材31の奥行寸法(側板部32の前後寸法(幅寸法))は、収納空間2の奥行寸法と略同寸法または収納空間2の奥行寸法よりも僅かに小さい寸法としてもよい。図例では、ダクト部材31の前面側が閉状態とされた扉16や扉16の回動連結部材18と干渉しないように、ダクト部材31の奥行寸法を、収納空間2の奥行寸法よりも僅かに小さい寸法とした例を示している。これら側板部32と前板部33とは、一体的に形成されたものとしてもよく、または、それぞれに別体とされた側板部32と前板部33とを接合したものとしてもよい。
また、本実施形態では、このダクト部材31は、収納空間2の上下の全長に亘る上下寸法とされている。つまり、ダクト部材31の上端面が、収納空間2の天面となる天板11の下面11aに当接し、ダクト部材31の下端面が、収納空間2の底面となる底板12の上面12aに当接される構成とされている。このような構成により、ダクト部材31の上端開口及び下端開口が、天板11の下面11a及び底板12の上面12aによってそれぞれに封止される構成とされている。
上記のような構成により、ダクト部材31は、収納空間2に取り付けられた状態では、図4に示すように、収納空間2の一方の内側面を概ね形成するような構成とされている。
また、本実施形態では、ダクト部材31の上下の通気開口部35,34のうちの下側の開口部34を、吸込口ユニット40が取り付けられる吸込側開口部34とし、上側の開口部35を、吹出口ユニット45が取り付けられる吹出側開口部35としている。
上記のような構成により、ダクト部材31は、収納空間2に取り付けられた状態では、図4に示すように、収納空間2の一方の内側面を概ね形成するような構成とされている。
また、本実施形態では、ダクト部材31の上下の通気開口部35,34のうちの下側の開口部34を、吸込口ユニット40が取り付けられる吸込側開口部34とし、上側の開口部35を、吹出口ユニット45が取り付けられる吹出側開口部35としている。
なお、このダクト部材31や、上記した収納箱体10を構成する各板11,12,13,14,15、扉16,16は、木質系材料を板状に加工した基材に、適宜、合成樹脂シートや突板等の表面化粧シートを貼着した構成としてもよい。また、基材としては、木質系材料に限られず、木粉・プラスチック複合材(WPC)や、合成樹脂系材料、金属系材料等から形成されたものとしてもよい。また、ダクト部材31の表裏面、少なくとも収納箱体10を構成する各板11,12,13,14,15の収納空間2側の面、閉鎖状態の扉16の背面、及び各棚板22,22,22の外周表面を、帯電防止性を有したものとしてもよい。つまりは、通気路36を構成する各板材等の通気路36側の面及び収納装置1を構成する各板材等の外周表面のうち収納空間2側に露出する面を、帯電防止性を有したものとしてもよい。このような各面への帯電防止性の付与は、各板材自体を無垢木材や木質系材料からなるものとしてもよく、また、表面化粧シートとして突板を採用することで付与するようにしてもよい。または、帯電防止剤を含有した塗料を塗布したり、帯電防止剤を含有した樹脂シート等を貼着したりすることで付与するようにしてもよい。
吸込口ユニット40は、図1及び図3(b)に示すように、略直方体形状の外郭形状とされ、ダクト部材31の吸込側開口部34に嵌め込まれるように取り付けられる。この吸込口ユニット40のダクト部材31への取付態様としては、吸込側開口部34の収納空間2側の開口縁に全周に亘って当接される鍔部を吸込口ユニット40に設け、この鍔部を介して取り付ける態様としてもよい。
この吸込口ユニット40は、吸込口を構成し、ガラリやルーバー等からなる吸込部41を備えている。この吸込部41は、ダクト部材31の側板部32の外側面(右側板14の内側面14aに対向する面)32a側に露出するように設けられている。また、この吸込部41は、前後方向(収納空間2の奥行方向)に細長状とされ、収納空間2の奥行方向の大半に亘って開口するように形成されている。この吸込部41の前後寸法としては、収納空間2の奥行寸法の1/2以上としてもよく、3/4以上としてもよい。このような構成により、収納空間2の下端部において、収納空間2の奥行方向の概ね全体に亘って効果的に吸い込むことができる。
この吸込口ユニット40は、吸込口を構成し、ガラリやルーバー等からなる吸込部41を備えている。この吸込部41は、ダクト部材31の側板部32の外側面(右側板14の内側面14aに対向する面)32a側に露出するように設けられている。また、この吸込部41は、前後方向(収納空間2の奥行方向)に細長状とされ、収納空間2の奥行方向の大半に亘って開口するように形成されている。この吸込部41の前後寸法としては、収納空間2の奥行寸法の1/2以上としてもよく、3/4以上としてもよい。このような構成により、収納空間2の下端部において、収納空間2の奥行方向の概ね全体に亘って効果的に吸い込むことができる。
また、吸込口ユニット40は、この吸込部41の裏側に設けられたフィルタ42を備えている。このフィルタ42は、塵埃等の捕捉性や脱臭性を有した活性炭等からなる脱臭フィルタ42とされている。なお、吸込部41を、着脱自在とされたカバー体とし、このカバー体を取り外すことで脱臭フィルタ42の清掃や交換等を可能とする態様としてもよい。また、このような着脱自在とされたカバー体自体に脱臭フィルタ42を内蔵したような態様としてもよい。また、このように脱臭フィルタ42を吸込口ユニット40内に設ける態様に代えて、または加えて、ダクト部材31の上下の途中部位等の通気路36内に脱臭フィルタを設ける態様としてもよい。
また、本実施形態では、この吸込口ユニット40内に、通気路36を送風する送風器としてのシロッコファン43を設けた例を示している。図例では、吸込口ユニット40に、前後方向(収納空間2の奥行方向)に沿って複数(図例では、3つ)のシロッコファン43を設けた例を示している(図2(b)及び図3(b)参照)。このシロッコファン43は、その吸込側を吸込部41に向けて配設され、その吹出側を上方に向けて配設されている。脱臭フィルタ42は、図1に示すように、このシロッコファン43の吸込側を覆うように、この吸込側と吸込部41との間に設けられている。また、吸込口ユニット40の上面側には、図1及び図2(b)に示すように、シロッコファン43の吹出口に応じた複数(図例では、3つ)の開口44が形成されている。
上記のように、吸込口ユニット40に、送風器としてのシロッコファン43を内蔵した構成とすることで、例えば、ダクト部材31の通気路36の途中位置等に別途、送風器を設ける場合と比べて、組付け性や汎用性を向上させることができる。なお、送風器としては、シロッコファン43に限られず、クロスフローファンや軸流ファン等を採用するようにしてもよい。
上記のように、吸込口ユニット40に、送風器としてのシロッコファン43を内蔵した構成とすることで、例えば、ダクト部材31の通気路36の途中位置等に別途、送風器を設ける場合と比べて、組付け性や汎用性を向上させることができる。なお、送風器としては、シロッコファン43に限られず、クロスフローファンや軸流ファン等を採用するようにしてもよい。
また、本実施形態では、吸込口ユニット40の幅寸法(左右寸法)を、左側板13の内側面13aからダクト部材31の外側面32aまでの幅寸法(左右寸法)と略同一寸法としている。つまり、吸込口ユニット40の左右寸法を、ダクト部材31の左右寸法(厚さ寸法、脱臭装置30自体の左右寸法(厚さ寸法)に概ね相当する寸法)と略同一寸法としている。このような構成とされた吸込口ユニット40は、その幅方向一方面となる左側板13の内側面13aに対向する面が、この内側面13aに当接または近接される。また、吸込口ユニット40は、その幅方向他方面となる右側板14の内側面14aに対向する吸込部41の表面が、ダクト部材31の外側面32aに沿うように設けられる。図例では、ダクト部材31の左右寸法(厚さ寸法)よりも、吸込口ユニット40の左右寸法を、鍔部に相当する寸法分、僅かに大きい寸法としているが、鍔部は比較的に薄いため、このようなものも略同一寸法に含むようにしている。
また、吸込口ユニット40は、ダクト部材31の外側面32a側と、その上方側の通気路36とを連通させるように形成されている。つまり、吸込口ユニット40は、上述のように、吸込部41を外側面32a側に露出するように設け、この吸込部41を介して吸込んだ空気を、その上方側の開口44から上方側の通気路36に向けて吹き出すように形成されている。なお、送風器としてのシロッコファン43を吸込口ユニット40内に設けない態様とした場合には、吸込口ユニット40の主体となるケーシングを上記のような連通経路を形成するような形状としてもよい。また、送風器としてのシロッコファン43を吸込口ユニット40内に設けない態様とした場合には、ダクト部材31の上下の途中部位や後記する吹出口ユニット45に送風器を設けるようにしてもよい。
吹出口ユニット45は、図1及び図3(b)に示すように、略直方体形状の外郭形状とされ、ダクト部材31の吹出側開口部35に嵌め込まれるように取り付けられる。この吹出口ユニット45のダクト部材31への取付態様としては、上記同様、吹出側開口部35の収納空間2側の開口縁に全周に亘って当接される鍔部を吹出口ユニット45に設け、この鍔部を介して取り付ける態様としてもよい。
この吹出口ユニット45は、吹出口を構成し、ガラリやルーバー等からなる吹出部46を備えている。この吹出部46は、ダクト部材31の外側面32aに沿うように設けられている。また、この吹出部46は、上記した吸込部41と略同様、前後方向(収納空間2の奥行方向)に細長状とされ、収納空間2の奥行方向の大半に亘って開口するように形成されている。この吹出部46の前後寸法としては、上記した吸込部41と同様、収納空間2の奥行寸法の1/2以上としてもよく、3/4以上としてもよい。このような構成により、収納空間2の上端部において、収納空間2の奥行方向の概ね全体から右側板14側に向けて効果的に吹き出すことができる。
この吹出口ユニット45は、吹出口を構成し、ガラリやルーバー等からなる吹出部46を備えている。この吹出部46は、ダクト部材31の外側面32aに沿うように設けられている。また、この吹出部46は、上記した吸込部41と略同様、前後方向(収納空間2の奥行方向)に細長状とされ、収納空間2の奥行方向の大半に亘って開口するように形成されている。この吹出部46の前後寸法としては、上記した吸込部41と同様、収納空間2の奥行寸法の1/2以上としてもよく、3/4以上としてもよい。このような構成により、収納空間2の上端部において、収納空間2の奥行方向の概ね全体から右側板14側に向けて効果的に吹き出すことができる。
また、本実施形態では、吹出口ユニット45は、この吹出部46を開閉する開閉蓋47を備えている。図例では、開閉蓋47は、前後方向(収納空間2の奥行方向)に細長状とされた吹出口ユニット45の前後端部に設けられた支持軸48(図1及び図3(b)参照)を回動支点として、吹出部46を迂回するように回動する構造とされている。また、吹出口ユニット45の後端部側には、図1に示すように、この開閉蓋47を開閉するモーター等からなる駆動部49が設けられている。
この開閉蓋47は、略薄平板状とされており、図1に示すように、開放状態では、左右方向(当該収納装置1の左右方向)に略水平に配置される。また、開閉蓋47は、開放状態では、吹出部46の上端側に設けられた開口から、その左右方向一端部となる右側板14側の端部が吹出部46よりも右側板14側に向けて僅かに突出する。また、開閉蓋47は、開放状態では、その左右方向他端部となる左側板13側の端部が左側板13の内側面13aに近接される。図例では、この開閉蓋47の開放状態における左側板13側の端部を、下方側に向けて湾曲する湾曲形状とした例を示している。また、この開閉蓋47は、図1の二点鎖線で示すように、閉鎖状態では、吹出部46の外側面側に沿うように配設され、吹出部46の略全体を覆う構成とされている。
この開閉蓋47は、略薄平板状とされており、図1に示すように、開放状態では、左右方向(当該収納装置1の左右方向)に略水平に配置される。また、開閉蓋47は、開放状態では、吹出部46の上端側に設けられた開口から、その左右方向一端部となる右側板14側の端部が吹出部46よりも右側板14側に向けて僅かに突出する。また、開閉蓋47は、開放状態では、その左右方向他端部となる左側板13側の端部が左側板13の内側面13aに近接される。図例では、この開閉蓋47の開放状態における左側板13側の端部を、下方側に向けて湾曲する湾曲形状とした例を示している。また、この開閉蓋47は、図1の二点鎖線で示すように、閉鎖状態では、吹出部46の外側面側に沿うように配設され、吹出部46の略全体を覆う構成とされている。
上記のような構成により、吹出口ユニット45は、開閉蓋47を開放させた状態では、上記した吸込口ユニット40と略同様、ダクト部材31の外側面32a側と、その下方側の通気路36とを連通させるように形成されている。つまり、吹出口ユニット45は、開放状態において略水平に配置される開閉蓋47によって、通気路36を上方側に向けて送風される気流方向を、外側面32a側に向けて変更するように誘導し、吹出部46を介して外側面32a側に向けて吹き出すように形成されている。なお、このような開閉蓋47を設けた態様に代えて、または加えて、吹出口ユニット45を、下方側及び右側板14側に向けて開口するケーシングを備えた構成としてもよい。このようなものでもダクト部材31の外側面32a側と、その下方側の通気路36とを連通させるように形成されたものとなる。
また、本実施形態では、吹出口ユニット45の幅寸法(左右寸法)を、上記した吸込口ユニット40と略同様、ダクト部材31の左右寸法(厚さ寸法、脱臭装置30自体の左右寸法(厚さ寸法)に概ね相当する寸法)と略同一寸法としている。このような構成とされた吹出口ユニット45は、その幅方向一方面となる左側板13の内側面13aに対向する面が、この内側面13aに当接または近接される。また、吹出口ユニット45は、その幅方向他方面となる右側板14の内側面14aに対向する吸込部46の表面(図例では、閉鎖状態とされた開閉蓋47の表面)が、ダクト部材31の外側面32aに沿うように設けられる。図例では、上記同様、ダクト部材31の左右寸法(厚さ寸法)よりも、吹出口ユニット45の幅寸法を、鍔部に相当する寸法分、僅かに大きい寸法としているが、鍔部は比較的に薄いため、このようなものも略同一寸法に含むようにしている。
なお、これら吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45の主体となるケーシングや吸込部41、吹出部46、開閉蓋47等は、合成樹脂系材料や金属系材料等から形成されたものとしてもよい。また、これらの外周表面を、上記同様、帯電防止性を有したものとしてもよい。
なお、これら吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45の主体となるケーシングや吸込部41、吹出部46、開閉蓋47等は、合成樹脂系材料や金属系材料等から形成されたものとしてもよい。また、これらの外周表面を、上記同様、帯電防止性を有したものとしてもよい。
また、脱臭装置30は、除菌・消臭作用を有する帯電微粒子水を放出する静電霧化装置37を備えている。
静電霧化装置37は、詳細な図示は省略しているが、水粒子放出部とこれに対向する対向電極との間に高電圧を印加することで水粒子放出部の水分を霧化し、ナノメートルサイズの帯電微粒子水を放出する構成とされている。帯電微粒子水は、ナノメートルサイズ(例えば、5nm〜20nm程度)の粒子径のものを含む帯電した微粒子液滴であり、空気中にミスト状態で浮遊可能なものである。
この静電霧化装置37としては、水粒子放出部としてのピン状の放電電極(霧化電極)と、この放電電極に対向して配置され、放電電極と同軸状の開口を有してリング形状とされた対向電極とを備えたものとしてもよい。また、これら放電電極と対向電極との間に高電圧を印加することで放電現象を生じさせ、放電電極に保持された水分を静電霧化させることで、帯電微粒子水を電極間から放出する構成とされたものとしてもよい。
静電霧化装置37は、詳細な図示は省略しているが、水粒子放出部とこれに対向する対向電極との間に高電圧を印加することで水粒子放出部の水分を霧化し、ナノメートルサイズの帯電微粒子水を放出する構成とされている。帯電微粒子水は、ナノメートルサイズ(例えば、5nm〜20nm程度)の粒子径のものを含む帯電した微粒子液滴であり、空気中にミスト状態で浮遊可能なものである。
この静電霧化装置37としては、水粒子放出部としてのピン状の放電電極(霧化電極)と、この放電電極に対向して配置され、放電電極と同軸状の開口を有してリング形状とされた対向電極とを備えたものとしてもよい。また、これら放電電極と対向電極との間に高電圧を印加することで放電現象を生じさせ、放電電極に保持された水分を静電霧化させることで、帯電微粒子水を電極間から放出する構成とされたものとしてもよい。
上記放電電極(水粒子放出部)に水分を保持させる手段としては、放電電極の基端部に連結された冷却手段により、放電電極を冷却することで、放電電極廻りの空気に含まれる水分(水蒸気)を放電電極の表面に結露させて保持させるようにしてもよい。このような冷却手段としては、例えば、ペルチェ素子等としてもよい。この場合は、ペルチェ素子の冷却面に電気絶縁材を介して放電電極の基端部を連結し、また、ペルチェ素子の放熱面に放熱フィン等からなる放熱部を連結するようにしてもよい。
または、放電電極を多孔質セラミック等の多孔質体で構成し、この放電電極の基端部に、液体を貯留する液体供給部を接続し、この液体供給部からの液体を、放電電極の毛細管現象により吸い上げて、その先端部に水分を保持させる態様としてもよい。
または、放電電極を多孔質セラミック等の多孔質体で構成し、この放電電極の基端部に、液体を貯留する液体供給部を接続し、この液体供給部からの液体を、放電電極の毛細管現象により吸い上げて、その先端部に水分を保持させる態様としてもよい。
本実施形態では、この静電霧化装置37を、図1に示すように、吹出口ユニット45の直下に設けている。図例では、静電霧化装置37をダクト部材31の側板部32の吹出側開口部35の近傍内側面に固定した例を示している。この静電霧化装置37は、その帯電微粒子水の放出口を上方側に向け、吹出側開口部35の前後方向略中央部位直下に設けられている。このような構成により、静電霧化装置37の放出口から放出された帯電微粒子水は、通気路36を送風される空気に拡散され、吹出口ユニット45の吹出部46から収納空間2に向けて吹き出される。
なお、複数の静電霧化装置37を、吹出側開口部35の直下に前後方向に間隔を空けて設けるようにしてもよい。また、静電霧化装置37の取付位置としては、図例のようなダクト部材31の側板部32の吹出側開口部35の近傍内側面に限られず、他の部位に取り付けるようにしてもよい。また、上記した吹出口ユニット45の前後端部等に内蔵するようにして静電霧化装置37を設ける態様としてもよい。このような構成とすれば、上記した送風器(シロッコファン)43と同様、吹出口ユニット45に脱臭機能部材としての静電霧化装置37が設けられることとなり、組付け性や汎用性を向上させることができる。
なお、複数の静電霧化装置37を、吹出側開口部35の直下に前後方向に間隔を空けて設けるようにしてもよい。また、静電霧化装置37の取付位置としては、図例のようなダクト部材31の側板部32の吹出側開口部35の近傍内側面に限られず、他の部位に取り付けるようにしてもよい。また、上記した吹出口ユニット45の前後端部等に内蔵するようにして静電霧化装置37を設ける態様としてもよい。このような構成とすれば、上記した送風器(シロッコファン)43と同様、吹出口ユニット45に脱臭機能部材としての静電霧化装置37が設けられることとなり、組付け性や汎用性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、脱臭機能部材として、脱臭性を有した脱臭フィルタ42と、除菌・消臭作用を有する帯電微粒子水を放出する静電霧化装置37と、を脱臭装置30に設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、これら脱臭フィルタ42及び静電霧化装置37のうちのいずれか一方のみを設けるようにしてもよい。また、静電霧化装置37に代えて、または加えて、脱臭機能部材として、除菌・消臭作用を有するイオンを放出するイオン生成装置を脱臭装置30の適所に設けるようにしてもよい。
また、脱臭装置30は、静電霧化装置37や、シロッコファン43、開閉蓋47の駆動部49に駆動電源を供給する電源部38と、静電霧化装置37や、シロッコファン43、開閉蓋47の駆動部49を制御する各種回路等を内蔵した制御部39と、を備えている。これら電源部38及び制御部39と、静電霧化装置37や、シロッコファン43、開閉蓋47の駆動部49等とは、信号線や電力線等を介して接続されている。また、これら電源部38及び制御部39は、図1、図2(b)及び図3(b)に示すように、ダクト部材31の側板部32の内側面の上下途中部位に固定される。また、電源部38には、収納箱体10の天板11や底板12、左側板13、背板15等に設けた配線孔を介して配線された電力線等が接続される。
なお、脱臭装置30は、図示は省略しているが、静電霧化装置37やシロッコファン43のON/OFF操作や、開閉蓋47を開閉操作する操作部を備えている。この操作部は、ダクト部材31の側板部32や前板部33の適所に取付開口を設け、この取付開口に嵌め込むようにして取り付けるようにしてもよい。また、静電霧化装置37とシロッコファン43とは、個別にON/OFF操作が可能とされたものとしてもよく、または、同期してON/OFFされるものとしてもよい。また、これら静電霧化装置37やシロッコファン43のON/OFFに連動して開閉蓋47が開閉されるものとしてもよい。また、脱臭装置30の吸込側の適所等に、臭いセンサーや埃センサー等の検出部を設け、該検出部の検出に基づいて静電霧化装置37やシロッコファン43のON/OFF制御がなされるものとしてもよい。また、操作部にタイマー等を設け、静電霧化装置37やシロッコファン43をタイマー駆動可能とする態様としてもよい。
また、脱臭装置30の吸込口ユニット40や吹出口ユニット45、静電霧化装置37、電源部38、制御部39、操作部等のダクト部材31への取り付けは、取付金具やねじ等の締結具、接着剤等によって取り付けるようにしてもよい。
また、脱臭装置30のダクト部材31の収納箱体10への取り付けも同様、取付金具やねじ等の締結具、接着剤等によって取り付けるようにしてもよい。また、ダクト部材31と収納箱体10との当接部位に沿って通気路36を気密にするシール部材等を配設するようにしてもよい。
また、脱臭装置30のダクト部材31の収納箱体10への取り付けも同様、取付金具やねじ等の締結具、接着剤等によって取り付けるようにしてもよい。また、ダクト部材31と収納箱体10との当接部位に沿って通気路36を気密にするシール部材等を配設するようにしてもよい。
上記構成とされた本実施形態に係る脱臭装置30によれば、収納装置1の収納空間2を効果的に脱臭可能でありながらも、種々の寸法の収納空間2に簡易に適用することができる。
つまり、収納空間2の一方の内側面13aとによって少なくとも通気路36を形成するように内側面13aに沿って上下に延びるように設けられるダクト部材31の上端部及び下端部に吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45を設けた構造とされている。従って、収納空間2の一方の内側面13a側の上端部及び下端部に、吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45が設けられることとなる。そのため、通気路36を送風する送風器(シロッコファン)43を駆動させることで、収納空間2の空気を上下に大きく循環させて送風でき、収納空間2を効果的に脱臭することができる。
また、このような脱臭装置30を備えた収納装置1によれば、その収納空間2の空気が脱臭装置30によって上下に大きく循環されるようにして送風され、収納空間2を効果的に脱臭することができる。
つまり、収納空間2の一方の内側面13aとによって少なくとも通気路36を形成するように内側面13aに沿って上下に延びるように設けられるダクト部材31の上端部及び下端部に吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45を設けた構造とされている。従って、収納空間2の一方の内側面13a側の上端部及び下端部に、吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45が設けられることとなる。そのため、通気路36を送風する送風器(シロッコファン)43を駆動させることで、収納空間2の空気を上下に大きく循環させて送風でき、収納空間2を効果的に脱臭することができる。
また、このような脱臭装置30を備えた収納装置1によれば、その収納空間2の空気が脱臭装置30によって上下に大きく循環されるようにして送風され、収納空間2を効果的に脱臭することができる。
また、脱臭装置30は、ダクト部材31を、収納空間2の一方の内側面13aとによって少なくとも通気路36を形成する構成としているので、簡易な構造とすることができる。
また、脱臭装置30は、ダクト部材31の通気開口部34,35に取り付けられる吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45を備えた構成とされているので、種々の寸法の収納空間2に簡易に適用することができる。つまり、ダクト部材31を収納空間2の寸法に応じたものとすれば、このダクト部材31の通気開口部34,35に対して吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45を取り付けることができるので、種々の寸法の収納空間2に簡易に適用することができる。つまりは、比較的に簡易な構造のダクト部材31を収納空間2の寸法に応じたものとし、脱臭装置30のその他の構成部材は共通のものを利用できるので、種々の寸法の収納空間2に簡易に適用することができる。
また、脱臭装置30は、ダクト部材31の通気開口部34,35に取り付けられる吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45を備えた構成とされているので、種々の寸法の収納空間2に簡易に適用することができる。つまり、ダクト部材31を収納空間2の寸法に応じたものとすれば、このダクト部材31の通気開口部34,35に対して吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45を取り付けることができるので、種々の寸法の収納空間2に簡易に適用することができる。つまりは、比較的に簡易な構造のダクト部材31を収納空間2の寸法に応じたものとし、脱臭装置30のその他の構成部材は共通のものを利用できるので、種々の寸法の収納空間2に簡易に適用することができる。
また、本実施形態では、ダクト部材31を、側板部32と前板部33とを備えた平面視(横断面)略L字状のパネル状体としている。従って、収納空間2の一方の内側面13aに加えて、収納空間2の奥側面となる背板15の手前面15aも通気路36を形成することとなり、ダクト部材31の構造の簡略化をより図ることができる。つまり、例えば、ダクト部材31を、一方の内側面13a側に向けて開口する平面視(横断面)略コ字状(略U字状または略C字状)とすることも考えられるが、上記構成とすれば、このようなものと比べて、より構造の簡略化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、ダクト部材31の上端開口及び下端開口が、天板11の下面11a及び底板12の上面12aによってそれぞれに封止される構成とされている。従って、例えば、ダクト部材31の上端部及び下端部に上板部及び下板部を設けた場合と比べて、より構造の簡略化を図ることができる。また、このような構成によれば、種々の寸法、特に、種々の上下寸法とされた収納空間2により簡易に適用することができる。
さらに、本実施形態では、ダクト部材31の上端開口及び下端開口が、天板11の下面11a及び底板12の上面12aによってそれぞれに封止される構成とされている。従って、例えば、ダクト部材31の上端部及び下端部に上板部及び下板部を設けた場合と比べて、より構造の簡略化を図ることができる。また、このような構成によれば、種々の寸法、特に、種々の上下寸法とされた収納空間2により簡易に適用することができる。
また、本実施形態では、ダクト部材31の上下の通気開口部34,35を、収納空間2の他方の内側面14a側に向けて開口するように形成している。従って、上下の通気開口部34,35が収納空間2の他方の内側面14a側に向けて開口するように形成されているので、例えば、上下方向等に開口したものと比べて、より効果的に収納空間2の空気を循環させることができる。
また、本実施形態では、吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45を、収納空間2の一方の内側面13aからダクト部材31の外側面32aまでの幅寸法と略同一の幅寸法とし、ダクト部材31の外側面32a側と通気路36とを連通させるように形成している。従って、脱臭装置30の薄型化を効率的に図ることができる。なお、これら吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45のうちのいずれか一方のみを、収納空間2の一方の内側面13aからダクト部材31の外側面32aまでの幅寸法と略同一の幅寸法としてもよい。
また、本実施形態では、吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45を、収納空間2の一方の内側面13aからダクト部材31の外側面32aまでの幅寸法と略同一の幅寸法とし、ダクト部材31の外側面32a側と通気路36とを連通させるように形成している。従って、脱臭装置30の薄型化を効率的に図ることができる。なお、これら吸込口ユニット40及び吹出口ユニット45のうちのいずれか一方のみを、収納空間2の一方の内側面13aからダクト部材31の外側面32aまでの幅寸法と略同一の幅寸法としてもよい。
また、本実施形態では、収納装置1に、収納空間2の他方の内側面14aから間隔を空けて配設された上下に延びる棒状体19を設け、この棒状体19と他方の内側面14aとに架け渡すようにして上下に複数の棚板22,22,22を設けている。従って、例えば、複数の棚板の内方側端部を支持する縦仕切板を設けた場合と比べて、これら棚板22,22,22によって上下に仕切られた空間に効果的に送風することができ、これら空間を効果的に脱臭することができる。
また、本実施形態では、これら棚板22,22,22を、多孔状としているので、これら棚板22,22,22を介して上下に空気をスムーズに流通させることができる。従って、これら棚板22,22,22によって上下に仕切られた空間をより効果的に脱臭することができる。なお、本実施形態では、複数の棚板22,22,22の全てを多孔状とした例を示しているが、これらのうちの少なくとも一つを多孔状とするようにしてもよい。
また、本実施形態では、これら棚板22,22,22を、多孔状としているので、これら棚板22,22,22を介して上下に空気をスムーズに流通させることができる。従って、これら棚板22,22,22によって上下に仕切られた空間をより効果的に脱臭することができる。なお、本実施形態では、複数の棚板22,22,22の全てを多孔状とした例を示しているが、これらのうちの少なくとも一つを多孔状とするようにしてもよい。
また、本実施形態では、脱臭装置30側の左側空間3を、上下に比較的に大きな一連の空間とされた衣類収納スペースとしている。従って、脱臭装置30の吹出口ユニット45の吹出部46から吹き出された空気が仕切板等によって遮断されることなく、右側空間4側に向けて送風され、収納空間2内を大きく上下に循環するようにして吸込口ユニット40の吸込部41から吸込まれることとなる。従って、収納空間2の空気を上下に大きく循環させてより効果的に送風でき、収納空間2をより効果的に脱臭することができる。
また、本実施形態では、脱臭装置30に、静電霧化装置37を設けている。従って、上記のように収納空間2を上下に大きく循環して送風される空気に帯電微粒子水を拡散させることができ、収納空間2に収納された収納物に、帯電微粒子水を効果的に付着させることができる。
また、本実施形態では、脱臭装置30に、静電霧化装置37を設けている。従って、上記のように収納空間2を上下に大きく循環して送風される空気に帯電微粒子水を拡散させることができ、収納空間2に収納された収納物に、帯電微粒子水を効果的に付着させることができる。
なお、本実施形態では、脱臭装置30の下端部に吸込口ユニット40を設け、上端部に吹出口ユニット45を設けた例を示しているが、これらを上下逆側にそれぞれ設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、収納装置1を、靴7等の収納が可能な玄関収納装置とした例を示しているが、このような態様に限られず、上下に比較的に大きい収納空間2を有した衣類収納装置や食器、小物等の各種物品を収納する収納装置としてもよい。
また、収納装置1としては、図例のようなものに限られず、収納空間2の上側や下側等に更に他の収納空間を設けた態様としてもよい。この場合は、横仕切板等によって上下の収納空間を区画するようにしてもよい。
また、本実施形態では、収納装置1を、靴7等の収納が可能な玄関収納装置とした例を示しているが、このような態様に限られず、上下に比較的に大きい収納空間2を有した衣類収納装置や食器、小物等の各種物品を収納する収納装置としてもよい。
また、収納装置1としては、図例のようなものに限られず、収納空間2の上側や下側等に更に他の収納空間を設けた態様としてもよい。この場合は、横仕切板等によって上下の収納空間を区画するようにしてもよい。
1 収納装置
2 収納空間
10 収納箱体
13a 左側板の内側面(収納空間の一方の内側面)
14a 右側板の内側面(収納空間の他方の内側面)
15a 背板の手前面(収納空間の奥側面)
16 扉
19 棒状体
22 棚板
30 脱臭装置
31 ダクト部材
32 側板部
32a 外側面
33 前板部
34 吸込側開口部(一方の通気開口部)
35 吹出側開口部(他方の通気開口部)
36 通気路
40 吸込口ユニット
43 シロッコファン(送風器)
45 吹出口ユニット
2 収納空間
10 収納箱体
13a 左側板の内側面(収納空間の一方の内側面)
14a 右側板の内側面(収納空間の他方の内側面)
15a 背板の手前面(収納空間の奥側面)
16 扉
19 棒状体
22 棚板
30 脱臭装置
31 ダクト部材
32 側板部
32a 外側面
33 前板部
34 吸込側開口部(一方の通気開口部)
35 吹出側開口部(他方の通気開口部)
36 通気路
40 吸込口ユニット
43 シロッコファン(送風器)
45 吹出口ユニット
Claims (6)
- 前方に開口する収納箱体と該収納箱体の前方開口を開閉する扉とを備えた収納装置の収納空間に設けられる脱臭装置であって、
前記収納空間の左右の内側面のうちの一方の内側面とによって少なくとも通気路を形成するように該内側面に沿って上下に延びるように設けられ、かつ上端部及び下端部のそれぞれに通気開口部を設けたダクト部材と、前記通気路を送風する送風器と、一方の通気開口部に取り付けられる吸込口ユニットと、他方の通気開口部に取り付けられる吹出口ユニットと、を備えていることを特徴とする脱臭装置。 - 請求項1において、
前記ダクト部材の上端部及び下端部のそれぞれに設けられた通気開口部は、前記収納空間の他方の内側面側に向けて開口するように形成されており、
前記吸込口ユニット及び前記吹出口ユニットの少なくともいずれか一方は、前記一方の内側面から前記ダクト部材の他方の内側面側に向く外側面までの幅寸法と略同一の幅寸法とされ、前記ダクト部材の外側面側と前記通気路とを連通させるように形成されていることを特徴とする脱臭装置。 - 請求項1または2において、
前記ダクト部材は、前記一方の内側面と対向するように間隔を空けて配設され、後端部が前記収納空間の奥側面に当接される側板部と、この側板部の前端部に連なるように設けられ、前記一方の内側面の前端部に当接される前板部と、を備えていることを特徴とする脱臭装置。 - 前方に開口する収納箱体と、該収納箱体の前方開口を開閉する扉と、を備え、これら収納箱体及び扉によって区画された収納空間に、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の脱臭装置を設けたことを特徴とする収納装置。
- 請求項4において、
前記収納空間の他方の内側面から間隔を空けて配設された上下に延びる棒状体を備え、この棒状体と前記他方の内側面とに架け渡すようにして上下に複数の棚板を設けたことを特徴とする収納装置。 - 請求項5において、
前記複数の棚板の少なくとも一つの棚板は、多孔状とされていることを特徴とする収納装置。
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