JP5877342B2 - 収納装置 - Google Patents

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本発明は、送風装置を設けた収納装置に関する。
従来より、靴を乾燥する温風装置や脱臭、除菌等する脱臭装置等の送風装置を設けた下駄箱や玄関収納庫が知られている。
例えば、下記特許文献1では、靴収納庫内に熱源を設け、庫内に温風を送風する送風機を設けた靴乾燥機が提案されている。この靴乾燥機は、靴支持体を枠と網で構成し、この靴支持体の網に靴を逆さに向けて載置することで温風を靴内部に入り易くしている。
また、下記特許文献2では、靴を載置、収納できる収納空間に、除菌・消臭作用を有するイオンを発生するイオン発生器からのイオンを送風する送風機を設けた下駄箱が提案されている。この下駄箱は、イオンを一方の側壁から他方の側壁に向かって送風するように設けた送風機と、イオンを他方の側壁から一方の側壁に向かって送風するように設けた送風機とによって収納室内を循環する循環風を形成する構成とされている。
特開昭58−133222号公報 特開2011−200590号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された靴乾燥機では、靴内部に温風を入り易くするためには靴を逆さに向けて載置する必要があるため、靴が汚れたり、型崩れしたりすることが考えられ、更なる改善が望まれていた。
また、上記特許文献2に記載された下駄箱では、載置された靴に対して横切るように循環風が形成されるのみで、靴内部へは循環風が入り難く、更なる改善が望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、収納空間に載置された靴内部へ効率的に送風し得る収納装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る収納装置は、前方に開口する収納箱体と、該収納箱体の前方開口を開閉する扉と、これら収納箱体及び扉によって区画された収納空間に設けられた靴載置部と、該靴載置部に向けて送風する送風装置と、前記靴載置部の上方側から該靴載置部に向けて垂れ下がるように設けられ、かつ該靴載置部に向かう気流方向を、該靴載置部に載置される靴内部に変更するように誘導する誘導板状体と、を備えており、前記誘導板状体は、下端部が前記靴載置部に載置される靴内部に挿入されるように設けられていることを特徴とする。
本発明においては、前記誘導板状体を、前記靴載置部に載置される左右一組の靴に応じて二枚設け、これら二枚の誘導板状体を、左右一組の靴のそれぞれの足長方向に沿うように互いに略平行に設けるようにしてもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る収納装置は、前方に開口する収納箱体と、該収納箱体の前方開口を開閉する扉と、これら収納箱体及び扉によって区画された収納空間に設けられた靴載置部と、該靴載置部に向けて送風する送風装置と、前記靴載置部の上方側から該靴載置部に向けて垂れ下がるように設けられ、かつ該靴載置部に向かう気流方向を、該靴載置部に載置される靴内部に変更するように誘導する誘導板状体と、を備えており、前記誘導板状体は、前記靴載置部に載置される左右一組の靴に応じて二枚設けられており、これら二枚の誘導板状体は、左右一組の靴のそれぞれの足長方向に沿うように互いに略平行に設けられていることを特徴とする。
本発明においては軟質系樹脂材から形成されたものとしてもよい。
また、本発明においては、前記送風装置の吹出口を、前記誘導板状体の一側面側に向けて送風するように設けるようにしてもよい。
また、本発明においては、前記収納空間に、上下に複数段の前記靴載置部としての多孔状の棚板を設け、これら棚板の上方側に前記誘導板状体をそれぞれに設けるようにしてもよい。
本発明に係る収納装置は、上述のような構成としたことで、収納空間に載置された靴内部へ効率的に送風することができる。
(a)、(b)は、いずれも本発明の一実施形態に係る収納装置の一例を模式的に示し、(a)は、図2におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略横断面図、(b)は、図2におけるY−Y線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 同収納装置を模式的に示す概略正面図である。 同収納装置を模式的に示す概略斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本実施形態に係る収納装置の一例を模式的に示す図である。
なお、図2では、扉を開放させた状態として図示し、図3では、扉を二点鎖線で模式的に示している。
また、以下の実施形態では、収納装置に対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として、上下方向及び左右方向等の方向を原則的に説明する。
本実施形態に係る収納装置1は、図3に示すように、前方に開口する収納箱体10と、この収納箱体10の前方開口を開閉する扉16と、を備えている。また、収納装置1は、これら収納箱体10及び扉16によって区画された収納空間2に設けられた靴載置部22と、この靴載置部22に向けて送風する送風装置30と、を備えている。
本実施形態では、収納装置1は、図2及び図3に示すように、コートや上着等の衣類5や、傘等の長尺物品6、靴7等の収納が可能とされており、収納装置1を、玄関土間や玄関フロアー等に好適に設置される玄関収納装置とした例を示している。
収納箱体10は、天板11と、底板(地板)12と、左右の側板13,14(左側板13及び右側板14)と、背板15と、を備え、これらによって前方に向けて開口する略箱形状とされている。図例では、上下に長尺とされた細長箱形状の収納箱体10を示している。なお、この収納箱体10の下端部に台輪等を設けるようにしてもよい。
扉16は、本実施形態では、収納箱体10に回動連結部材18を介して回動自在に連結されている。また、本実施形態では、二枚の扉16,16によって収納箱体10の前方開口を開閉する両開き(観音開き)とされている。
これら扉16,16は、それぞれの一側端部が左右の側板13,14の前端部に複数(図例では、3つ)の回動連結部材18を介して回動自在に連結されている。図例では、回動連結部材を、スライド蝶番18とした例を示している(図1参照)。また、収納装置1は、これら扉16,16によって収納箱体10の前方開口を閉鎖した状態で、これら扉16,16の閉鎖状態における背面が収納箱体10の前端面(天板11、底板12及び左右の側板13,14の前端面)に当接または近接する構成とされている。つまり、本実施形態では、扉16,16は、閉鎖状態でアウトセット状に納められる構成とされている(図1参照)。
また、これら扉16,16は、閉鎖状態で互いの他側端部同士が近接または当接する構成とされている。なお、図2及び図3において符号17は、各扉16,16に設けられた把手である。
なお、これら扉16,16のうちの一方の扉16の他側端部に、他方の扉16の他側端部の戸当りとなる戸当り部を設けるようにしてもよい。また、収納箱体10の天板11や底板12等に、これら扉16,16の他側端部が当接する戸当り部を設けるようにしてもよい。
また、扉16,16を回動自在に連結する回動連結部材18としては、スライド蝶番に限られず、羽根蝶番(平蝶番)等の他の連結部材を採用するようにしてもよい。また、閉鎖状態とされた扉16,16をインセット状に収納箱体10内に納める態様としてもよい。
また、収納箱体10の前方開口を開閉する扉16,16としては、両開きの扉16,16に限られず、一枚の扉によって開閉する片開きの扉としてもよい。さらには、このような回動連結部材18を介して回動自在に収納箱体10に連結された扉(開き戸)16に限られない。例えば、収納箱体10の前方開口に、扉16として、スライド自在とされた複数枚のスライド扉を引き違い状に設けたり、複数枚の戸板を折り畳み展開自在に連結した折戸を設けたりするようにしてもよい。
送風装置30は、これら収納箱体10及び扉16,16によって区画された収納空間2内に設けられている。本実施形態では、送風装置30を、収納空間2の一方の内側面となる左側板13の内側面に沿わせるように設けた例を示している。この送風装置30は、図2及び図3に示すように、外郭形状が上下に細長平板状とされている。
また、この送風装置30は、上下に延びるように設けられるダクト部材31と、ダクト部材31の下端部に設けられた吸込部32と、ダクト部材31の上端部に設けられた吹出部35と、ダクト部材31の通気路を送風する送風器34と、を備えている。
ダクト部材31は、左側板13の内側面に沿って上下に延びるように設けられており、本実施形態では、収納空間2の上下の全長に亘る上下寸法とされている。
このダクト部材31としては、上下方向に開口した四角筒形状とされたものとしてもよい。または、収納空間2の一方の内側面となる左側板13の内側面や収納空間2の奥側面となる背板15の手前面とによって通気路を形成するように、平面視して略L字状とされ、外郭形状が上下に細長平板状のパネル状体とされたものとしてもよい。
また、このダクト部材31の奥行寸法(送風装置30自体の幅寸法)は、収納空間2の奥行寸法と略同寸法または収納空間2の奥行寸法よりも僅かに小さい寸法としてもよい。図例では、ダクト部材31の前面側が閉状態とされた扉16や扉16の回動連結部材18と干渉しないように、ダクト部材31の奥行寸法を、収納空間2の奥行寸法よりも僅かに小さい寸法とした例を示している。
このような構成により、ダクト部材31は、図3に示すように、収納空間2の一方の内側面を概ね形成するような構成とされている。
なお、このダクト部材31や、上記した収納箱体10を構成する各板11,12,13,14,15、扉16,16は、木質系材料を板状に加工した基材に、適宜、合成樹脂シートや突板等の表面化粧シートを貼着した構成としてもよい。また、基材としては、木質系材料に限られず、木粉・プラスチック複合材(WPC)や、合成樹脂系材料、金属系材料等から形成されたものとしてもよい。また、ダクト部材31の表裏面、少なくとも収納箱体10を構成する各板11,12,13,14,15の収納空間2側の面、閉鎖状態の扉16の背面、及び後記する各棚板22,22,22の外周表面を、帯電防止性を有したものとしてもよい。つまりは、ダクト部材31の通気路を構成する各板材等の通気路側の面及び収納装置1を構成する各板材等の外周表面のうち収納空間2側に露出する面を、帯電防止性を有したものとしてもよい。このような各面への帯電防止性の付与は、各板材自体を無垢木材や木質系材料からなるものとしてもよく、また、表面化粧シートとして突板を採用することで付与するようにしてもよい。または、帯電防止剤を含有した塗料を塗布したり、帯電防止剤を含有した樹脂シート等を貼着したりすることで付与するようにしてもよい。
吸込部32は、吸込口を構成し、ガラリやルーバー等からなる。この吸込部32は、ダクト部材31の外側面(右側板14の内側面に対向する面)側に露出するように設けられており、右側板14に向けて開口するように形成されている。また、この吸込部32は、前後方向(収納空間2の奥行方向)に細長状とされ、収納空間2の奥行方向の大半に亘って開口するように形成されている。この吸込部32の前後寸法としては、収納空間2の奥行寸法の1/2以上としてもよく、3/4以上としてもよい。このような構成により、収納空間2の下端部において、収納空間2の奥行方向の概ね全体に亘って効果的に吸い込むことができる。
また、送風装置30は、この吸込部32の裏側(図示左側)に設けられたフィルタ33を備えている。このフィルタ33は、塵埃等の捕捉性や脱臭性を有した活性炭等からなる脱臭フィルタ33としてもよい。なお、吸込部32を、着脱自在とされたカバー体とし、このカバー体を取り外すことで脱臭フィルタ33の清掃や交換等を可能とする態様としてもよい。また、このような着脱自在とされたカバー体自体に脱臭フィルタ33を内蔵したような態様としてもよい。また、このように脱臭フィルタ33を吸込部32の裏側に設ける態様に代えて、または加えて、ダクト部材31の上下の途中部位等の通気路内に脱臭フィルタを設ける態様としてもよい。
ダクト部材31の通気路を送風する送風器34は、フィルタ33の裏側(図示左側)に設けられており、その吸込側を吸込部32に向けて配設され、その吹出側を上方に向けて配設されている。この送風器34としては、前後方向(収納空間2の奥行方向)に沿って間隔を空けて設けられた複数のシロッコファンとしてもよい。また、送風器34としては、クロスフローファンや軸流ファン等を採用するようにしてもよい。また、図例のように送風器34を送風装置30の下端部に設けた態様に代えて、ダクト部材31の上下の途中部位や後記する吹出部35の裏側に設けるようにしてもよい。
吹出部35は、吹出口を構成し、ガラリやルーバー等からなる。この吹出部35は、ダクト部材31の外側面側に露出するように設けられており、右側板14に向けて開口するように形成されている。また、この吹出部35は、上記した吸込部32と略同様、前後方向(収納空間2の奥行方向)に細長状とされ、収納空間2の奥行方向の大半に亘って開口するように形成されている(図1(a)も参照)。この吹出部35の前後寸法としては、上記した吸込部32と同様、収納空間2の奥行寸法の1/2以上としてもよく、3/4以上としてもよい。このような構成により、収納空間2の上端部において、収納空間2の奥行方向の概ね全体から右側板14側に向けて効果的に吹き出すことができる。
なお、この吹出部35を開閉する開閉蓋を設けるようにしてもよい。
また、これら吸込部32や吹出部35、その開閉蓋等は、合成樹脂系材料や金属系材料等から形成されたものとしてもよい。また、これらの外周表面を、上記同様、帯電防止性を有したものとしてもよい。
また、本実施形態では、送風装置30は、除菌・消臭作用を有する帯電微粒子水を放出する静電霧化装置36を備えている。
静電霧化装置36は、詳細な図示は省略しているが、水粒子放出部とこれに対向する対向電極との間に高電圧を印加することで水粒子放出部の水分を霧化し、ナノメートルサイズの帯電微粒子水を放出する構成とされている。帯電微粒子水は、ナノメートルサイズ(例えば、5nm〜20nm程度)の粒子径のものを含む帯電した微粒子液滴であり、空気中にミスト状態で浮遊可能なものである。
この静電霧化装置36としては、水粒子放出部としてのピン状の放電電極(霧化電極)と、この放電電極に対向して配置され、放電電極と同軸状の開口を有してリング形状とされた対向電極とを備えたものとしてもよい。また、これら放電電極と対向電極との間に高電圧を印加することで放電現象を生じさせ、放電電極に保持された水分を静電霧化させることで、帯電微粒子水を電極間から放出する構成とされたものとしてもよい。
上記放電電極(水粒子放出部)に水分を保持させる手段としては、放電電極の基端部に連結された冷却手段により、放電電極を冷却することで、放電電極廻りの空気に含まれる水分(水蒸気)を放電電極の表面に結露させて保持させるようにしてもよい。このような冷却手段としては、例えば、ペルチェ素子等としてもよい。この場合は、ペルチェ素子の冷却面に電気絶縁材を介して放電電極の基端部を連結し、また、ペルチェ素子の放熱面に放熱フィン等からなる放熱部を連結するようにしてもよい。
または、放電電極を多孔質セラミック等の多孔質体で構成し、この放電電極の基端部に、液体を貯留する液体供給部を接続し、この液体供給部からの液体を、放電電極の毛細管現象により吸い上げて、その先端部に水分を保持させる態様としてもよい。
本実施形態では、この静電霧化装置36を、図2に示すように、吹出部35の裏側の直下に設けている。この静電霧化装置36は、その帯電微粒子水の放出口を上方側に向け、吹出部35の裏側の前後方向略中央部位直下に設けるようにしてもよい。このような構成により、静電霧化装置36の放出口から放出された帯電微粒子水は、ダクト部材31の通気路を送風される空気に拡散され、吹出部35から収納空間2に向けて吹き出される。
なお、複数の静電霧化装置36を、吹出部35の裏側の直下に前後方向に間隔を空けて設けるようにしてもよい。また、静電霧化装置36の取付位置としては、図例のような吹出部35の裏側の直下に限られず、他の部位に取り付けるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、脱臭性を有した脱臭フィルタ33と、除菌・消臭作用を有する帯電微粒子水を放出する静電霧化装置36と、を送風装置30に脱臭機能部材として設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、これら脱臭フィルタ33及び静電霧化装置36のうちのいずれか一方のみを設けるようにしてもよい。また、静電霧化装置36に代えて、または加えて、脱臭機能部材として、除菌・消臭作用を有するイオンを放出するイオン生成装置を送風装置30の適所に設けるようにしてもよい。また、このように、送風装置30に脱臭機能部材を設け、送風装置30を脱臭装置30とする態様に限られない。例えば、送風装置30にヒーター等の温風機能部材を設け、送風装置30を乾燥装置30としたり、送風装置30に除湿器や除湿材などの除湿機能部材を設け、送風装置30を除湿装置30としたりしてもよい。また、送風装置30に、これら脱臭機能部材、温風機能部材、除湿機能部材のうちの2つ以上を組み合わせて設け、送風装置30を、多機能送風装置30としてもよい。
また、送風装置30は、送風器34や上記した機能部材としての静電霧化装置36に駆動電源を供給し、これら送風器34や静電霧化装置36を制御する各種回路等を内蔵した制御部37を備えている。この制御部37と、送風器34や静電霧化装置36等とは、信号線や電力線等を介して接続されている。この制御部37は、図2に示すように、ダクト部材31の内側面の上下途中部位に固定するようにしてもよい。また、制御部37に、収納箱体10の天板11や底板12、左側板13、背板15等に設けた配線孔を介して配線された電力線等を接続するようにしてもよい。
また、送風装置30は、図示は省略しているが、送風器34や静電霧化装置36をON/OFF操作する操作部を備えている。この操作部は、ダクト部材31の適所に取付開口を設け、この取付開口に嵌め込むようにして取り付けるようにしてもよい。また、送風器34と静電霧化装置36とは、個別にON/OFF操作が可能とされたものとしてもよく、または、同期してON/OFFされるものとしてもよい。また、送風装置30の吸込側の適所等に、臭いセンサーや埃センサー等の検出部を設け、該検出部の検出に基づいて送風器34や静電霧化装置36のON/OFF制御がなされるものとしてもよい。また、操作部にタイマー等を設け、送風器34や静電霧化装置36をタイマー駆動可能とする態様としてもよい。
また、本実施形態では、収納装置1は、収納空間2の他方の内側面となる右側板14の内側面から間隔を空けて配設された上下に延びる棒状体19を備えている。この棒状体19によって収納空間2が左右に区画されたような構成とされている。この棒状体19は、上端部が天板11に固定され、下端部が底板12に固定されている。また、この棒状体19は、図1及び図3に示すように、収納箱体10の上記前端面から奥側に控えた位置において上下に延びるように設けられている。
また、本実施形態では、棒状体19を、収納箱体10の左右方向中央よりも一方側(図例では、右側)に寄った位置に設け、棒状体19の右側空間4よりも左側空間3を大きくした例を示している。図例では、左側空間3の容積を右側空間4の容積の2倍程度とした例を示している。これら右側空間4と左側空間3との容積比は、当該収納装置1に収納される被収納物の種類や使い勝手等に応じて適宜、設定するようにすればよく、これら左右空間3,4を概ね同じ大きさとしてもよく、また、右側空間4よりも左側空間3を小さくしてもよい。
本実施形態では、図2に示すように、棒状体19の左側空間3を、ハンガー等に掛けたコートや上着等の複数枚の衣類5を前後方向に並べて収納可能とした衣類収納スペースとしている。本実施形態では、この衣類収納スペースにおける天板11の下方側に吊下部材20を設けている。この吊下部材20は、コートや上着等の衣類5を掛けたハンガー等の吊下具を吊り下げるハンガーパイプなどからなり、前後に延びる棒状とされている。この吊下部材20は、左側空間3の左右方向略中央において長手方向を前後に沿わせて設けられている。また、この吊下部材20は、その長手方向両端部(前後端部)にブラケット等の取付具21,21が取り付けられ、これら取付具21,21を介して天板11に支持されている。
なお、吊下部材20としては、天板11の下方側に固定的に設けられたものに限られず、前後方向に出し入れ自在とされたものとしてもよい。また、本実施形態では、吊下部材20を、天板11の下方側において前後に延びるように設けた例を示しているが、吊下部材20を、天板11の下方側において左右に延びるように設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、棒状体19の右側空間4を、小分けして靴7や傘等の長尺物品6を収納可能とした小分収納スペースとしている。
本実施形態では、収納装置1は、収納空間2に、上下に複数段の靴載置部としての複数の棚板22,22,22を備えた構成とされている。また、本実施形態では、これら棚板22,22,22を、上記した棒状体19と右側板14の内側面とに架け渡すようにして上下に間隔を空けて設けており、これら棚板22,22,22によって右側空間4を上下に小分けしている。
これら棚板22,22,22は、図1(a)に示すように、後端部が背板15に固定され、右側端部が右側板14に固定され、左側端部前端が棒状体19に固定されている。つまり、棒状体19は、これら棚板22,22,22を支持する棚板支持部材として機能する。
また、これら棚板22,22,22は、右側空間4において、上下に空気の流通が可能なように設けられている。つまり、これら棚板22,22,22は、それぞれの棚板の上側空間と下側空間との互いの空気の流通が可能なように設けられている。
本実施形態では、図1(a)に示すように、これら棚板22,22,22を、閉鎖状態とされた扉16との間に空気流通空間を形成するように配設している。つまり、これら棚板22,22,22の各前端面を、収納箱体10の上記前端面から奥側に控えさせた位置としている。また、これら棚板22,22,22の各前端面と閉鎖状態とされた扉16の背面との間に、これら棚板22,22,22の左右の全体に亘って空気流通空間を設けた例を示している。この空気流通空間の前後寸法は、上下に空気がスムーズに流通するような寸法とすればよく、例えば、10mm〜100mm程度としてもよい。
このような構成により、これら棚板22,22,22の上下の各収納スペースは、その手前側の出入口側に概ね全体に亘って空気流通空間が形成され、また、その一側方側(左側板13側)が概ね全体に亘って開放された構成とされている。
また、本実施形態では、これら複数の棚板22,22,22のうちの少なくとも一つの棚板を、多孔状としている(図1(a)及び図3参照)。図例では、3枚の棚板22,22,22の全てを多孔状とした例を示している。これら多孔状の棚板22,22,22は、厚さ方向(上下方向)に貫通する多数の孔を有した構成とされている。このような多孔状の棚板22,22,22としては、枠内にパンチングメタルやメッシュ状(網状)部材を設けたものや、薄平板状部材に多数のスリットを設けたものとしてもよい。
なお、右側空間4において、上下に空気の流通が可能なように棚板を設ける態様としては、本実施形態のように、棚板自体を多孔状とし、かつ棚板の前側に空気流通空間を設けた態様に限られない。例えば、これらの各態様のいずれかを採用するようにしてもよく、またはこれら各態様に代えて、若しくは加えて、棚板の背側に上記同様の空気流通空間を形成するようにしてもよい。この場合は、各棚板の左側端部を複数の棒状体によって支持する態様としてもよい。また、上記した各態様に代えて、または加えて、棚板と右側板14との間に上記同様の空気流通空間を形成するようにしてもよい。この場合は、各棚板の右側端部を支持する棒状体を設ける態様としてもよい。
これら棚板22,22,22は、それぞれの上側に靴7の載置が可能で、靴7の収納が可能な靴収納スペースが形成されるように設けられており、靴載置部としてそれぞれ機能する。図例では、各棚板22,22,22の上側空間を、それぞれ略同寸法とした例を示しているが、例えば、載置される靴高等に応じて、各棚板22,22,22の上側空間の上下寸法を異ならせるようにしてもよい。
また、図例では、最下段の棚板22の下側に傘等の長尺物品6の収納が可能な収納スペースが形成されるように、最下段の棚板22を設けた例を示している。
なお、これら複数の棚板22,22,22の上下の配設位置を変更可能とした態様としてもよい。
また、本実施形態では、右側空間4に、3枚の棚板22,22,22を設けた例を示しているが、2枚でもよく、または、4枚以上の棚板を設けるようにしてもよい。また、例えば、長尺物品の収納スペースを設けずに、右側空間4の全体を、複数の靴収納スペースとしてもよい。
また、図例では、左側空間3を、衣類収納スペースとした例を示しているが、当該収納装置1の収納空間2の全体を、複数の靴収納スペースとしてもよい。例えば、収納空間2に、上下に複数段、左右に複数列の靴載置部としての靴収納スペースを設けた構造としてもよい。この場合は、例えば、上記同様の棚板支持部材としての複数の棒状体19を左右及び前後に必要に応じて設け、これら棒状体19や側板、背板等によって、上下及び左右にそれぞれ複数設けられる棚板を支持するようにしてもよい。また、この場合は、これら棚板の全てを多孔状としてもよい。また、この場合は、上記した送風装置30と送風装置30に近接する最左列の靴収納スペースとの間に上記同様の空気流通空間を形成するようにしてもよい。また、棚板支持部材としては、上記のような棒状体19に限られず、左右の靴収納スペースの左右列間に互いに左右に空気の流通が可能となる棚板支持部材を採用するようにしてもよい。例えば、収納空間2を左右に区画するように配設される縦仕切板の背側や前側等に上記同様の空気流通空間を設けた構成としたり、多孔状の縦仕切板を設けた構成としたり、単一または複数の帯板状の縦仕切板を設けた構成としたりしてもよい。
また、本実施形態に係る収納装置1は、靴載置部としての棚板22の上方側から棚板22に向けて垂れ下がるように設けられ、かつ棚板22に向かう気流方向を、棚板22に載置される靴内部8に変更するように誘導する誘導板状体23を備えている。また、本実施形態では、上下に複数段の靴載置部として設けられた複数の棚板22,22,22のそれぞれの上方側に、誘導板状体23,23,23を設けている。
これら誘導板状体23は、概ね同様の構成とされており、薄平板状とされている。
最上段の棚板22の上方側に設けられた誘導板状体23は、その上端部が収納空間2の天面となる天板11の下面に固定され、垂れ下がるように設けられている。中段及び最下段の棚板22,22のそれぞれ上方側に設けられた誘導板状体23は、各上端部が上段側の棚板22,22の各下面に固定され、垂れ下がるように設けられている。
これら誘導板状体23の上端部の天板11や棚板22の下面への固定態様としては、取付金具やねじ等の締結具、接着剤等によって固定するようにしてもよい。なお、誘導板状体23を、棚板22の上方側から棚板22に向けて垂れ下がるように設ける態様としては、棚板22によって区画されたその上方側の靴収納スペースの天面となる天板11や上段側の棚板22の下面に上端部を固定する態様に限られない。例えば、靴収納スペースの奥側面や一方の内側面に誘導板状体23を固定する態様としてもよい。この場合は、必要に応じて誘導板状体23の側端部や上端部等に、靴収納スペースの奥側面や一方の内側面に固定される固定片部を連なるように設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、図1(b)及び図2に示すように、これら誘導板状体23を、下端部がその下方側の棚板22に載置される靴内部8に挿入されるように設けている。この誘導板状体23の上下寸法は、当該誘導板状体23の固定態様や靴収納スペースの上下寸法、棚板22に載置される靴7の靴高等に応じて、適宜、設定するようにしてもよく、少なくともその下端側の一部が、靴内部8に挿入されるような上下寸法とすればよい。また、図例では、誘導板状体23の下端を、靴内部8の靴底に当接させずに、靴底から浮いたように配設した例を示しているが、誘導板状体23の下端が、靴内部8の靴底に当接されるものとしてもよい。
また、本実施形態では、図1(a)及び図2に示すように、誘導板状体23を、棚板22に載置される左右一組の靴7,7に応じて二枚設けている。つまり、各棚板22の上方側に二枚で一組の誘導板状体23,23をそれぞれに設けている。
また、これら一組の誘導板状体23,23を、左右一組の靴7,7のそれぞれの足長方向(靴7の踵から爪先に沿う方向)に沿うように互いに略平行に設けている。つまり、これら誘導板状体23,23を、その厚さ方向が左右一組の靴7,7のそれぞれの足幅方向に沿うように互いに略平行に設けている。なお、このように左右一組の靴7,7のそれぞれの足長方向に沿うように互いに略平行に二枚の誘導板状体23,23を設ける態様としては、互いに分離された二枚の誘導板状体23,23からなるものに限られない。誘導板状体の垂れ下がる部位が二枚となり、これらが左右一組の靴7,7のそれぞれの足長方向に沿うように互いに略平行に設けられるものであればよく、例えば、上端側部位が連結されて一体的に形成されたものとしてもよい。
本実施形態では、図1に示すように、各棚板22には、収納空間2の奥行方向に足長方向を沿わせるようにして左右一組の靴7,7が載置される構成とされている。従って、各棚板22の上方側に設けられた一組の誘導板状体23,23は、その厚さ方向が収納装置1の左右方向と同方向となるように配設され、収納空間2の左右方向に間隔を空けて互いに略平行に設けられている。つまり、本実施形態では、各誘導板状体23は、その一側面(図例では、左側面)24が、送風装置30の吹出部35側に向くように配設されている。換言すれば、本実施形態では、送風装置30の吹出口を構成する吹出部35を、各誘導板状体23の左側面24側に向けて送風するように設けている。図例では、各誘導板状体23の左側面24と、送風装置30の吹出部35とを左右に対向配置した例を示しているが、このような態様に限られない。各誘導板状体23の左側面24側に向けて送風されるように、送風装置30の吹出部35を設けるようにすればよく、例えば、吹出部35からの気流方向が誘導板状体23の一側面(左側面)24に対して斜め前方や斜め後方等となるものとしてもよい。
また、これら一組の誘導板状体23,23間の間隔は、棚板22に載置される靴7の種類やサイズ等に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。図例では、棚板22に互いに近接または当接されて載置された左右一組のそれぞれの靴7,7の足幅方向略中心線に概ね沿うように、これら一組の誘導板状体23,23を互いに左右に間隔を空けて設けた例を示している(図1(a)及び図2参照)。
また、これら一組の誘導板状体23,23の前後寸法(幅寸法、収納空間2の奥行方向に沿う寸法)は、本実施形態では、各下端部が靴内部8に挿入される構成とされているため、各靴7,7の履口の足長方向に沿う寸法に応じた寸法としてもよい。つまり、これら一組の誘導板状体23,23の前後寸法を、各靴7,7の履口を介して靴内部8に挿入可能なように、履口の足長方向に沿う寸法よりも小さい寸法としてもよい。この誘導板状体23の前後寸法は、余りにも小さければ、靴内部8への空気の誘導がし難くなる傾向があるため、一般的な靴7の履口の足長方向に沿う寸法の1/2以上の寸法としてもよい。図例では、誘導板状体23の前後寸法を、靴7の履口の足長方向に沿う寸法よりも僅かに小さい寸法とした例を示している(図1参照)。
また、これら誘導板状体23は、本実施形態では、軟質系樹脂材から形成されたものとしている。軟質系樹脂材としては、比較的に軟質で、容易に変形可能な可撓性や弾性等を有したものであればよく、例えば、エラストマー系樹脂材や発泡系樹脂材を採用するようにしてもよい。
なお、誘導板状体23の全体を軟質系樹脂材からなるものとせずに、例えば、上端側部位等を、硬質系樹脂材等からなるものとしてもよい。この場合は、二色成形(異材質成形)等によって一体的に形成するようにしてもよく、または、硬質系樹脂材等からなる上端側部位と軟質系樹脂材からなる下端側部位とを接合したものとしてもよい。さらには、誘導板状体23の上端側部位等を、金属系材料等からなるものとし、この上端側部位等に、当該誘導板状体23の取付対象への取付部を設けるようにしてもよい。例えば、誘導板状体23の上端側部位等をL型金具等によって構成するようにしてもよい。
また、図例では、誘導板状体23を、側面視して(厚さ方向に見て)略矩形状とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、側面視した(厚さ方向に見た)形状を、上端側よりも下端側が大きくなるような形状としたり、下端側よりも上端側が大きくなるような形状としたりしてもよく、また、下端側が湾曲形状とされたものとしてもよい。また、例えば、誘導板状体23の下端部に、靴内部8の爪先側に向けて突出するように形成され、爪先側に挿入される部位を設けるようにしてもよい。
上記構成とされた本実施形態に係る収納装置1によれば、収納空間2に載置された靴7の靴内部8へ効率的に送風することができる。
つまり、靴載置部としての棚板22に向かう気流方向を、棚板22に載置される靴7の靴内部8に変更するように誘導する誘導板状体23を備えているので、棚板22に向けて送風された空気を靴内部8に送り込むことができる。
また、誘導板状体23は、棚板22の上方側から棚板22に向けて垂れ下がるように設けられているので、靴7を逆さに向けて載置するような必要がない。
また、靴内部8に送風するために、例えば、左右一組の靴7,7のそれぞれの履口に臨むように送風装置の吹出口やダクト部材を設けることも考えられるが、この場合には構造が複雑化する。本実施形態では、簡易な構造によって靴内部8へ効率的に送風することができる。
また、本実施形態では、誘導板状体23を、下端部がその下方側の棚板22に載置される靴内部8に挿入されるように設けている。従って、誘導板状体23の下端部が靴内部8に挿入されるため、棚板22に向けて送風された気流が誘導板状体23に沿うようにして靴内部8に拡散し、より効果的に靴内部8へ送風することができる。
また、本実施形態では、送風装置30の吹出口を構成する吹出部35を、各誘導板状体23の一側面(図例では、左側面24)側に向けて送風するように設けている。従って、図1(a)に示すように、送風装置30からの気流を誘導板状体23の面で受け易くなり、より効果的に靴内部8へ送風することができる。
また、本実施形態では、棚板22に載置される左右一組の靴7,7のそれぞれの足長方向に沿うように互いに略平行に二枚の誘導板状体23,23を設けている。従って、左右一組の靴7,7のそれぞれの足長方向に沿うように互いに略平行に設けられた二枚の誘導板状体23,23によってより効果的にそれぞれの靴内部8,8へ送風することができる。つまり、誘導板状体23を足幅方向に沿うように設けた場合には、靴内部8の爪先側において空気が滞留し易くなるため、靴内部8に送り込まれた気流が爪先側へ拡散し難くなる傾向となることが考えられる。誘導板状体23を足長方向に沿うように設けることで、図1(a)に示すように、誘導板状体23の一方の側面(図例では、左側面)24によって誘導されて靴内部8へ送り込まれた気流が他方の側面(図例では、右側面)25側から靴外部へ抜ける前に爪先側へ拡散され易くなり、靴内部8を循環させるようにして効果的に靴内部8へ送風することができる。
特に、本実施形態のように、誘導板状体23の下端部が靴内部8に挿入される構成とすることで、より効果的に靴内部8において気流を循環させることができ、より効果的に爪先側へ気流を拡散させることができる。
また、本実施形態では、誘導板状体23を、軟質系樹脂材から形成しているので、棚板22に載置される靴7が誘導板状体23に接触した場合にも靴7の損傷等を抑制することができる。
また、本実施形態のように、誘導板状体23の下端部が靴内部8に挿入される構成とした場合にも、靴7側を変形させたりする必要性が低減され、誘導板状体23の下端部を容易に靴内部8に挿入させることができる。また、形状やサイズが異なる靴7を載置する場合にも比較的に柔軟に対応することができる。
また、本実施形態では、収納装置1の収納空間2に、上下に複数段の靴載置部としての多孔状の棚板22,22,22を設け、これら棚板22,22,22の上方側に誘導板状体23,23,23をそれぞれに設けている。従って、これら複数段の棚板22,22,22に靴7を載置することができる。また、これら棚板22,22,22が多孔状であるので、各棚板22の上下に空気をスムーズに流通させることができる。また、これら棚板22,22,22の上方側に誘導板状体23,23,23がそれぞれに設けられているので、これら棚板22,22,22に載置された靴7の靴内部8へ効率的に送風することができる。なお、上記したように、棚板22の前側や背側、側方等に空気流通空間を設けた場合にも、棚板22自体を多孔状とした場合と比べれば、靴内部8への効果的な送風効果は幾分劣るが、概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、これら棚板22,22,22の送風装置30側の側端部を棒状体19によって支持させ、これら棚板22,22,22によって区画された靴収納スペースの送風装置30側を、概ね全体に亘って開放した構成としている。従って、例えば、複数の棚板の内方側端部を支持する縦仕切板を設けた場合と比べて、これら棚板22,22,22によって上下に仕切られた空間に効果的に送風することができる。この結果、各棚板22,22,22に載置された靴7の靴内部8へより効果的に送風することができる。なお、上記したように、棒状体19に代えて、背側や前側等に空気流通空間を形成するように設けた縦仕切板や、多孔状の縦仕切板、単一または複数の帯板状の縦仕切板を棚板支持部材として採用するようにしてもよい。このような場合にも、棒状体19とした場合と比べれば、靴内部8への効果的な送風効果は幾分劣るが、概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、送風装置30の上端部に吹出部35を設け、下端部に吸込部32を設け、棚板22,22,22が設けられた右側空間4の送風装置30側の空間(左側空間)3を、上下に比較的に大きな一連の空間とされた衣類収納スペースとしている。従って、送風装置30の吹出部35から吹き出された空気が仕切板等によって遮断されることなく、右側空間4側に向けて送風され、収納空間2内を大きく上下に循環するようにして吸込部32から吸込まれることとなる。従って、収納空間2の空気を上下に大きく循環させてより効果的に送風することができる。
また、本実施形態では、送風装置30に、脱臭機能部材33,36を設けている。従って、靴7の靴内部8や、収納装置1に収納された衣類5等を、効果的に脱臭することができる。なお、上記したように、送風装置30に温風機能部材を設けた場合には、靴7の靴内部8や、収納装置1に収納された衣類5等を、効果的に乾燥することができる。また、送風装置30に除湿機能部材を設けた場合には、靴7の靴内部8や、収納装置1に収納された衣類5等を、効果的に除湿することができる。
なお、本実施形態では、収納装置1の収納空間2の左右の一方の内側面側に、送風装置30を設け、他方の内側面側に、靴載置部としての複数の棚板22,22,22を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、送風装置30を、収納空間2の天面となる天板11の下面に設けたり、送風装置30を左右両側に設けたりするようにしてもよい。また、本実施形態では、送風装置30に、単一の吹出部35を設けた例を示しているが、複数の吹出部35を設けた態様としてもよい。例えば、収納装置1の収納空間2の奥側面に沿うように、棚板22,22,22の背側に送風装置30を設け、各棚板22,22,22に向けて送風する吹出部35を設けた態様としてもよい。
また、収納装置1としては、図例のようなものに限られず、収納空間2の上側や下側等に更に他の収納空間を設けた態様としてもよい。この場合は、横仕切板等によって上下の収納空間を区画するようにしてもよい。
また、本実施形態では、誘導板状体23を、軟質系樹脂材からなるものとした例を示しているが、硬質系樹脂材や金属系材料等からなるものとしてもよい。
また、本実施形態では、誘導板状体23を、下端部がその下方側の棚板22に載置される靴内部8に挿入されるように設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、誘導板状体23を、下端部が棚板22に載置される靴内部8に挿入されないように、棚板22に載置される靴7の履口に向けて棚板22の上方側から垂れ下がるように設けた態様としてもよい。
また、誘導板状体23を、その厚さ方向に貫通する多数の孔を有した多孔状のものとしてもよい。このようなものでも気流の誘導は可能である。
また、本実施形態では、棚板22に載置される左右一組の靴7,7のそれぞれの足長方向に沿うように互いに略平行に二枚の誘導板状体23,23を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、棚板22に載置される左右一組の靴7,7のそれぞれの足幅方向に沿うように、二枚または一枚の誘導板状体23を設けた態様としてもよい。つまり、誘導板状体23の厚さ方向を靴7の足長方向に沿わせて設けるようにしてもよい。また、このように、誘導板状体23を、靴7の足長方向や足幅方向に沿わせて設けた態様に代えて、誘導板状体23の一側面が、送風装置30の吹出部35側を向くように、棚板22に載置される靴7の足長方向に対して斜めとなるように誘導板状体23を設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、誘導板状体23を、棚板22の載置面に対して直交するように鉛直下方に垂れ下がるように設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、棚板22の載置面に対して誘導板状体23を斜めに垂れ下がるように設けた態様としてもよい。
1 収納装置
2 収納空間
10 収納箱体
16 扉
22 棚板(靴載置部)
23 誘導板状体
24 左側面(一側面)
30 送風装置
35 吹出部(吹出口)
7 靴
8 靴内部

Claims (6)

  1. 前方に開口する収納箱体と、該収納箱体の前方開口を開閉する扉と、これら収納箱体及び扉によって区画された収納空間に設けられた靴載置部と、該靴載置部に向けて送風する送風装置と、前記靴載置部の上方側から該靴載置部に向けて垂れ下がるように設けられ、かつ該靴載置部に向かう気流方向を、該靴載置部に載置される靴内部に変更するように誘導する誘導板状体と、を備えており、
    前記誘導板状体は、下端部が前記靴載置部に載置される靴内部に挿入されるように設けられていることを特徴とする収納装置。
  2. 請求項において、
    前記誘導板状体は、前記靴載置部に載置される左右一組の靴に応じて二枚設けられており、これら二枚の誘導板状体は、左右一組の靴のそれぞれの足長方向に沿うように互いに略平行に設けられていることを特徴とする収納装置。
  3. 前方に開口する収納箱体と、該収納箱体の前方開口を開閉する扉と、これら収納箱体及び扉によって区画された収納空間に設けられた靴載置部と、該靴載置部に向けて送風する送風装置と、前記靴載置部の上方側から該靴載置部に向けて垂れ下がるように設けられ、かつ該靴載置部に向かう気流方向を、該靴載置部に載置される靴内部に変更するように誘導する誘導板状体と、を備えており、
    前記誘導板状体は、前記靴載置部に載置される左右一組の靴に応じて二枚設けられており、これら二枚の誘導板状体は、左右一組の靴のそれぞれの足長方向に沿うように互いに略平行に設けられていることを特徴とする収納装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記誘導板状体は、軟質系樹脂材から形成されていることを特徴とする収納装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記送風装置の吹出口は、前記誘導板状体の一側面側に向けて送風するように設けられていることを特徴とする収納装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、
    前記収納空間に、上下に複数段の前記靴載置部としての多孔状の棚板を設け、これら棚板の上方側に前記誘導板状体をそれぞれに設けたことを特徴とする収納装置。
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