JP2013180833A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像記録装置において、シートを確実に保持する手段を提供する。
【解決手段】プリンタ部11は、シートを収容する第1給紙カセット15と、第1給紙カセット15からシートを供給する第1給紙ローラ18と、第1給紙ローラ18により供給されたシートに画像記録を行う記録部21と、第1給紙カセット15の上側に配置されており、記録部21により画像記録されたシートを支持する第1排出トレイ24と、を具備している。第1給紙カセット15は、シートを収容可能な本体31と、本体31に設けられており、第1姿勢と、当該第1姿勢より上側に位置して、画像記録されたシートを第1排出トレイ24と共に支持する第2姿勢と、に姿勢変化可能な第2排出トレイ32と、を具備する。
【選択図】図8

Description

本発明は、収容部から供給されたシートに画像記録を行い、画像記録後のシートがトレイに保持される画像記録装置に関する。
プリンタなどの画像記録装置は、一般に、記録用紙などのシートを収容する給紙トレイ、給紙トレイから供給されたシートに画像記録を行う記録部、及び画像記録されたシートを保持する排紙トレイを備えている。画像記録装置の小型化に伴って排紙トレイも小型化される傾向にある。しかし、排紙トレイより大きなシートに画像記録がされると、排紙トレイからシートがはみ出し、排紙トレイからシートが脱落するおそれがある。このような問題に対し、排紙トレイの下側に配置されている給紙トレイにストッパが設けられた構成が公知である(特許文献1参照)。排紙トレイからはみ出したシートの先端が、給紙トレイ上に到達し、ストッパに当接することによって、排紙トレイからシートが脱落することが防止される。
特開2010−235270号公報
しかしながら、例えば、JIS規格のA3用紙など、更に大きなシートに画像記録がされる場合、排紙トレイからストッパまでの距離が短いと、やはりシートの先端がストッパを乗り越えて、排紙トレイからシートが脱落するおそれがある。
本発明は、前述された問題に鑑みてなされたものであり、画像記録装置において、シートを確実に保持する手段を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る画像記録装置は、シートを収容する収容部と、上記収容部からシートを供給する供給機構と、上記供給機構により供給されたシートに画像記録を行う記録部と、上記収容部の上側に配置されており、上記記録部により画像記録されたシートを支持する第1排出トレイと、を具備している。上記収容部は、シートを収容可能な本体と、上記本体に設けられており、第1姿勢と、当該第1姿勢より上側に位置して、画像記録されたシートを上記第1排出トレイと共に支持する第2姿勢と、に姿勢変化可能な第2排出トレイと、を具備する。
供給機構により収容部から供給されたシートは、記録部により画像記録がされて第1排出トレイ上へ排出される。第1排出トレイのみにより支持できる大きさのシートであれば、第2排出トレイは第1姿勢にされる。第1排出トレイのみにより支持することが難しい大きさのシートに画像記録がされるときには、第2排出トレイが第2姿勢にされる。大きなシートは、第1排出トレイ及び第2排出トレイに双方に支持される。
(2) 上記第1排出トレイは、シートを支持可能な第1支持部を有しており、上記第2排出トレイは、シートを支持可能な第2支持部を有しており、上記第2姿勢の上記第2排出トレイにおいて、上記第2支持部の少なくとも一部が上記第1排出部より排出向きの下流側に位置しており、上記第2排出部における排出向きの上流端側が上記第1排出部より下側に位置しており、上記第2排出部における排出向きの下流端側が上記第1排出部よりも上側に位置していてもよい。
第2排出部の上流端側が第1排出部より下側に位置しているので、第1排出部から第2排出部へシートの先端が円滑に移動する。第2排出部の下流端側が第1排出部より上側に位置しているので、シートの先端が第1排出部より下側に垂れ下がらない。これにより、シートの後端が第1排出部から浮き上がることが抑制される。
(3) 上記収容部の本体は、基部と、当該基部に対して排出向きに沿ってスライド可能なスライド部と、を具備しており、上記第2排出トレイは、上記スライド部に設けられたものであってもよい。
大きなシートを収容するためのスライド部のスライドには、第2排出トレイの操作も必要であることが理解しやすい。
(4) 上記収容部は、装置本体に収容されており、かつ上記第2排出トレイが装置本体の外側に引き出し可能であり、上記第2排出トレイは、装置本体の外側に引き出された状態において、上記第2姿勢へ姿勢変化可能であってもよい。
第2排出トレイが装置本体の外側にあるので、第2排出トレイを姿勢変化させるための操作が容易である。
(5) 上記第1姿勢の上記第2排出トレイは、上記本体の上側に配置されていてもよい。
(6) 上記第2排出トレイは、上記第2排出トレイに対して回動可能なリンク部材により上記本体に対して姿勢変化可能に連結されたものであってもよい。
これにより、簡易な構成により第2排出トレイを姿勢変化させることができる。
(7) 上記第2排出トレイは、4つのリンク部材により上記本体に対して姿勢変化可能であり、上記4つのリンク部材は、排出向きと直交する幅方向に対をなす2対であり、当該2対のリンク部材は、幅方向において相互に異なる配置であってもよい。
これにより、第2排出トレイを第1姿勢にしたときに、各リンク部材を相互に干渉させずに排出向きにおいてオーバーラップさせることができる。
(8) 対をなす上記リンク部材を連結する連結部材が設けられたものであってもよい。
これにより、対をなす2つのリンク部材の動作が確実に同調する。
(9) 上記供給部に、上記リンク部材の少なくとも1つと当接して、上記第2排出トレイが第2姿勢となる回動位置に上記リンク部材を保持する当接部が設けられたものであってもよい。
これにより、簡易な構成により、第2排出トレイを第2姿勢に保持することができる。
(10) 上記収容部の上側であって上記第1排出トレイの下側に、シートを収容可能な上側収容部が設けられており、上記第1排出トレイは、上記上側収容部に設けられたものであってもよい。
第2排出トレイが第1姿勢にされることにより、収容部と上側収容部との離間距離を短くできるので、装置の小型化が実現される。
(11) 上記本体は、上側に開口を有するものであり、上記第2排出トレイは、上記第1姿勢において、上記本体の開口の少なくとも一部を閉塞するものであってもよい。
第2排出トレイが、収容部の本体の開口を閉塞するカバーとしても機能するので、装置の部品点数を減らすことができる。
(12) 上記本体は、上側に開口を有するものであり、上記供給部は、上記本体の開口の少なくとも一部を開閉可能なカバーを有しており、上記第2排出トレイは、上記カバーに連結されたものであってもよい。
これにより、第2排出トレイを第2姿勢としても、収容部の本体の開口を閉塞することができる。
(13) 上記第2排出トレイは、排出向きと直交する幅方向の中央側が両端側より凹んだ形状であってもよい。
このような第2排出トレイの形状に沿ってシートが撓むことにより、排出向きに沿った方向のシートの腰が強くなる。
(14) 上記第2排出トレイに回動可能に設けられており、上記第2排出トレイに収容された第1回動姿勢と、上記第2排出トレイから突出する第2回動姿勢に姿勢変化可能な回動部材を有するものであってもよい。
これにより、第2排出トレイを必要以上に大きくすることなくストッパとして機能する回動部材が実現される。
(15) 本発明に係る画像記録装置は、シートを収容する収容部と、上記収容部の上側に配置されており、シートを収容する上側収容部と、上記収容部及び上記上側収容部からシートを供給する供給機構と、上記供給機構により供給されたシートに画像記録を行う記録部と、上記上側収容部の上側に設けられており、上記記録部により画像記録されたシートを支持する第1排出トレイと、を具備する。上記上側収容部は、排出向きへスライド不能であり、上記収容部は、シートを収容可能な本体と、上記本体に対して排出向きへスライド可能なスライド部と、上記スライド部に設けられており、第1姿勢と、当該第1姿勢より上側に位置して、画像記録されたシートを上記第1排出トレイと共に支持する第2姿勢と、に姿勢変化可能な第2排出トレイと、を具備する。
本発明によれば、第2排出トレイが第2姿勢にされると、シートが第1排出トレイ及び第2排出トレイに双方に支持されるので、第1排出トレイからシートが脱落することが防止される。
図1は、本発明の第1実施形態としての複合機10の外観構成を示すスライドトレイ28,29図である。 図2は、プリンタ部11の内部構成を示す部分断面図である。 図3は、第2排出トレイ32が第1姿勢である状態の第1給紙カセット15の外観構成を示す斜視図である。 図4は、第2排出トレイ32が第2姿勢である状態の第1給紙カセット15の外観構成を示す斜視図である。 図5は、第1姿勢の第2排出トレイ32の下面側の構成を示す斜視図である。 図6は、第2姿勢の第2排出トレイ32の下面側の構成を示す斜視図である。 図7は、第1排出トレイ24からスライドトレイ28,29が引き出された状態の複合機10の外観構成を示す斜視図である。 図8は、第2排出トレイ32が第2姿勢にされた状態の複合機10の外観構成を示す斜視図である。 図9は、第1排出トレイ24及び第2排出トレイ32がプリンタ部11に収容された状態の第1給紙カセット15及び第2給紙カセット16を示す側面図である。 図10は、第1排出トレイ24からスライドトレイ28,29が引き出された状態の第1給紙カセット15及び第2給紙カセット16を示す側面図である。 図11は、第1排出トレイ24からスライドトレイ28,29が引き出され、第2排出トレイ32が第2姿勢にされた状態の第1給紙カセット15及び第2給紙カセット16を示す側面図である。 図12は、本発明の第2実施形態としての第1給紙カセット70の外観構成を示す斜視図である。 図13は、第1姿勢の第2排出トレイ72を示す斜視図である。 図14は、第2姿勢の第2排出トレイ72を示す斜視図である。 図15は、第2排出トレイ72が第2姿勢である状態の第1給紙カセット70の外観構成を示す斜視図である。 図15は、カバー73が開かれた状態の第1給紙カセット70の外観構成を示す斜視図である。 図17は、第2排出トレイ72が第2姿勢にされた状態の複合機10の外観構成を示す斜視図である。 図18は、第1排出トレイ24からスライドトレイ28,29が引き出され、第2排出トレイ72が第2姿勢にされた状態の第1給紙カセット70及び第2給紙カセット16を示す側面図である。 図19は、本発明の第3実施形態としての第1給紙カセット110の外観構成を示す斜視図である。 図20は、第1姿勢の第2排出トレイ112を示す斜視図である。 図21は、本体111に対して開かれた状態の第2排出トレイ112を示す斜視図である。 図22は、第2姿勢の第2排出トレイ112を示す斜視図である。 図23は、本体111に対して第2排出トレイ112が開かれた状態の第1給紙カセット110の外観構成を示す斜視図である。 図24は、第2排出トレイ112が第2姿勢である状態の第1給紙カセット110の外観構成を示す斜視図である。 図25は、第2排出トレイ112が第2姿勢にされた状態の複合機10の外観構成を示す斜視図である。 図26は、第1排出トレイ24からスライドトレイ28,29が引き出され、第2排出トレイ112が第2姿勢にされた状態の第1給紙カセット110及び第2給紙カセット16を示す側面図である。 図27は、第1排出トレイ24からスライドトレイ28,29が引き出され、第2排出トレイ32が第2姿勢にされた状態の第1給紙カセット15を示す側面図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明が具体化された一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[第1実施形態]
[複合機10の概略構成]
本実施形態の複合機10は、プリンタ機能の他、スキャナ機能、カラーコピー機能、ファクシミリ機能等を有するものである。図1に示されるように、複合機10は、左右方向102が前後方向103より大きな幅広薄型の概ね直方体形状の外形である。複合機10において、下側がプリンタ部11として構成されており、上側がスキャナ部12として構成されている。また、プリンタ部11における正面側には、入力操作用の各種操作ボタンや、メッセージ等の画像を表示する表示部(例えば液晶ディスプレイ)などが設けられた操作パネル13が設けられている。
なお、本発明に係る画像記録装置において、プリンタ機能以外の機能は任意であり、例えば、スキャナ部12がなく、スキャン機能やコピー機能、ファクシミリ機能を有しない単機能のプリンタとして本発明にかかる画像記録装置が実施されてもよい。したがって、スキャナ部12は、いわゆるフラットベッドスキャナとして構成されているが、ここでは詳細な説明が省略される。
プリンタ部11における正面側であて、操作パネル13の下側には矩形の開口14が設けられている。開口14を通じてプリンタ部11の内部空間へアクセス可能である。プリンタ部11の内部空間には、第1給紙カセット15及び第2給紙カセット16が、第1給紙カセット15を下側として上下二段に配置されている。第1給紙カセット15及び第2給紙カセット16は、開口14を通じて外側へ一部が露出されている。第1給紙カセット15及び第2給紙カセット16は、プリンタ部11の内部空間に収容されており、その正面が、プリンタ部11の正面とほぼ同一面上に位置している。第1給紙カセット15及び第2給紙カセット16は、プリンタ部11の内部空間に収容された状態から前側へ、つまりプリンタ部11の正面より外側へそれぞれ引き出されて、複合機10から取り外すことができる。つまり、第1給紙カセット15及び第2給紙カセット16は、複合機10に対して着脱可能である。なお、第1給紙カセット15及び第2給紙カセット16は、複合機10に対して取り外すことができず、前側へ引き出すことのみができるものであってもよい。
第1給紙カセット15及び第2給紙カセット16は、その内部空間に、記録用紙やプラスチックシート等のシートを、左右方向102及び前後方向103に沿わせた姿勢で複数枚が積載されて収容される。第1給紙カセット15が、収容部に相当し、第2給紙カセット16が、上側収容部に相当する。
図2に示されるように、第1給紙カセット15の上側には、第1給紙ローラ17が設けられている。第2給紙カセット16の上側には、第2給紙ローラ18が設けられている。第1給紙ローラ17及び第2給紙ローラ18は、それぞれ第1給紙カセット15又は第2給紙カセット16に収容されたシートを搬送路19へ給送するためのものであり、不図示のモータから駆動伝達されて、積層された複数枚のシートのうち最上位置のシートに当接して回転することにより、そのシートを搬送路19へ給送する。なお、同図には示されていないが、第1給紙ローラ17及び第2給紙ローラ18は、それぞれ振り子のように回動可能に支持されたアームの先端側に設けられており、アームの回動によって、第1給紙カセット15又は第2給紙カセット16に対して接離する回動向きへ移動可能である。第1給紙ローラ17及び第2給紙ローラ18が供給機構に相当する。
搬送路19は、第1給紙カセット15の後側(図2における右側)から上方へ延出されて、プリンタ部11の前側(図2における左側)へ反転するようにU字形状に湾曲している。第1給紙カセット15又は第2給紙カセット16から給送されたシートは、搬送路19に沿って上側へ反転されて、プリンタ部11の後側から前側へ案内される。搬送路19には、複数の搬送ローラ対20が設けられている。各搬送ローラ対20の一方側のローラは、不図示のモータから駆動伝達されて回転する。各搬送ローラ対20は、搬送路19を通過するシートを挟み込んで回転することにより、プリンタ部11の後側から前側へシートを搬送する。
搬送路19において、プリンタ部11の後側から前側へ延びるほぼ直線的な部分には、記録部21が設けられている。記録部21は、搬送路19を搬送されるシートに画像を記録するものである。記録部21は、例えば、インクジェット方式や電子写真方式、感熱記録方式などの公知の記録方式によりシートに画像を記録するものである。例えば、インクジェット方式の記録部21では、搬送路19の上側に記録ヘッド22が配置され、搬送路19の下側にプラテン23が配置されており、プラテン23に支持されたシートに対して、記録ヘッド22が左右方向102(図2における紙面と垂直な方向)に移動しながら、インク滴を選択的にプラテン23側へ吐出し、そのインク滴がシートに付着することによって、シートに画像が記録される。
搬送路19の終端には、第1排出トレイ24が設けられている。記録部21により画像記録がされたシートは、搬送ローラ対20に搬送されて搬送路19から排出される。排出されたシートは、第1排出トレイ24の上側に支持される。第1排出トレイ24は、第2給紙カセット16の上側部分として構成されている。
[第1給紙カセット15]
図3,4に示されるように、第1給紙カセット15は、シートを収容可能な本体31と、本体31に設けられた第2排出トレイ32と、を有する。
本体31は、上方から見て概ねA4サイズの大きさと、概ねA3サイズの大きさとに対応するようにスライドして変形可能な長方形薄皿状の樹脂製部品である。すなわち、本体31は、A4サイズの短辺を前後方向103に沿って配置可能な大きさと、スライドされることによって、A3サイズの長辺を前後方向103に沿って配置可能な大きさとに変形可能である。本体31は、プリンタ部11の後側に位置する基部33と、プリンタ部11の前側に順次位置する第1スライド部34及び第2スライド部35と、基部33に設けられて左右方向102へ移動可能なサイドガイド36と、を有する。図3,4においては、A3サイズの大きさにされた第1給紙カセット15が示されている。
基部33は、底板37と、底板37の左右方向102の両端から上方へ起立した側壁38と、プリンタ部11の後側となる底板37の給送向き104前端から斜め上方へ起立した傾斜板39と、を有する。傾斜板39は、左右方向102の中央が切り欠かれており、その切り欠きの両側となる縁に、波板形状の用紙ストッパ部40が給送向き104に沿って設けられている。用紙ストッパ部40は、本体31にシートが収容されるときに、シートの先端に当接して、シートが傾斜板39を越えて本体31の外側へ飛び出ることを防止するものである。各図には現れていないが、プリンタ部11の前後方向103の後ろ側には、装置側傾斜板が設けられている。第1給紙カセット15が複合機11に装着されると、用紙ストッパ部40は、装置側傾斜板に形成された挿通孔を通過して、装置側傾斜板の後側に位置する。これにより、本体31に収容されたシートの先端は、装置側傾斜板に当接可能となる。シートが底板37に載置されたシートが給送向き104へ給送されると、シートの先端が傾斜板39及び装置側傾斜板に当接して斜め上方へ案内される。その案内過程において、シートの先端が装置側傾斜板に設けられた分離片に当接しながら移動する。これにより、仮に複数枚のシートが重なった状態で給送されても、分離片によって重なったシートの先端が捌かれて、最上位の1枚のシートのみが搬送路19へ給送される。
底板37において左右方向102に離れて設けられた一対のサイドガイド36は、底板37に対して左右方向102に沿って移動可能である。各図には現れていないが、一対のサイドガイド36は、底板37の下側において連動するように構成されており、一方のサイドガイド36を左右方向102の中央側へ移動させると、他方のサイドガイド36も連動して左右方向102の中央側へ移動する。これにより、一対のサイドガイド36は、底板37の左右方向102の中央に対して対称に位置される。底板37に載置された複数枚のシートの幅に合わせて一対のサイドガイド36が移動されることにより、複数枚のシートの束の両端がサイドガイド36によって支持され、シートの中央が底板37の中央に合致する。
第1スライド部34は、本体31の底板37及び側壁38を外側から覆うようにして、一部が重複して本体31の前側に連結されている。第1スライド部34は、底板41と、底板41の左右方向102の両側から上方へ起立した側壁42と、を有する。底板41は、本体31の底板37の下側においてレールなどの周知の構造により連結されて、底板37に対して前後方向103へスライド可能である。側壁42は前後方向102へ延びる長孔44が設けられており、その長孔44に、側壁38から左右方向102の外側へ突出されたL字形状の突片43が係合することによって、突片43が長孔44に案内されながら前後方向103へ移動可能となっている。これにより、側壁42も、本体31の側壁38に対して前後方向103へスライド可能である。
第2スライド部35は、第1スライド部34の底板41及び側壁42を外側から覆うようにして、一部が重複して第1スライド部34の前側に連結されている。第2スライド部35は、底板45と、底板45の左右方向102の両側から上方へ起立した側壁46と、底板45の給送向き104後端(プリンタ部11の前側)から上方へ起立する正面壁47と、を有する。底板45は、第1スライド部34の底板41の下側においてレールなどの周知の構造により連結されて、底板41に対して前後方向103へスライド可能である。側壁46には、左右方向102の内側へ突出されたL字形状の突片48が設けられており、その突片48が、第1スライド部34の側壁42の上端と係合することによって、突片48が側壁42の上端に案内されながら前後方向103へ移動可能となっている。これにより、側壁47も、第1スライド部34の側壁42に対して前後方向103へスライド可能である。
基部33,第1スライド部34及び第2スライド部35により構成された本体31は、上側が開口した箱形状である。本体33の開口の正面壁47側を封止するようにして、第2スライド部35に第2排出トレイ32が連結されている。
図3〜6に示されるように、第2排出トレイ32は、シートを支持するためのトレイ本体49と、トレイ本体49に設けられたサブトレイ50と、2対のリンク部材51,52と、2対のリンク部材51,52を一対毎に連結する連結部材53,54と、を有する。トレイ本体49及びサブトレイ50が第2支持部に相当する。サブトレイ50が、回動部材に相当する。
トレイ本体49は、左右方向102に一対が設けられた側板55と、一対の側板55を連結する中板56と、を有する。側板55は、本体33の傾斜板39側が低く、正面壁47側が高い、前後方向103に沿って2段形状をなしており、低い側と高い側とが傾斜面によって連続する形状である。中板56は、一対の側板55における高い側及び傾斜面において、一対の側板55を連結するように配置されており、低い側においては存在しない。中板56の上面は、一対の側板55の上面に対して下側へ低くなるように段差を形成している。したがって、中板56の上面に相当する部分は、一対の側板55の上面に対して下側へ凹んでいる。
サブトレイ50は、トレイ本体49における中板56の上側を覆うように設けられている。サブトレイ50は、全体として平板であり、トレイ本体49の一対の側板55の高い側及び傾斜面と同じ形状となるように折れ曲がっている。サブトレイ50の左右方向102の両端から外側へ一対の軸57が突出されている。一対の軸57が、トレイ本体49において本体33の正面壁47側となる位置であって、一対の側板55と中板56との段差部分に形成された孔58に挿通されることによって、トレイ本体49にサブトレイ50が回動可能に連結されている。サブトレイ50は、トレイ本体49の中板56の上側を覆う第1回動位置(図3,5参照)と、トレイ本体49から斜め上方へ延びる第2回動位置(図4,6)とに回動可能である、サブトレイ50は、トレイ本体49の上側に載置されることによって第1回動位置に保持され、トレイ本体49の中板56と当接することによって第2回動位置に保持される。
二対のリンク部材51,52は、トレイ本体49の下面側において、回動自在に連結されている。トレイ本体49の下面側には、リンク部材51,52を収容可能な凹部が形成されている。一対のリンク部材51は、左右方向102に離されて配置されており、一対のリンク部材52よりも左右方向102の外側にそれぞれが配置されている。一対のリンク部材51は、それぞれがアーム形状の長尺部材であり、その両端に軸59,60がそれぞれ設けられている。一方の軸59がトレイ本体49に回動自在に連結されており、他方の軸60が本体31の第2スライド部35の側壁46に回動自在に連結されている。一対のリンク部材51は、アーム形状の中央部分において左右方向102に沿って延びる連結部材53により連結されている。
一対のリンク部材52は、左右方向102に離されて配置されており、一対のリンク部材51よりも左右方向102の内側にそれぞれが配置されている。一対のリンク部材52は、それぞれがアーム形状の長尺部材であり、その両端に軸61,62がそれぞれ設けられている。一方の軸61がトレイ本体49に回動自在に連結されており、他方の軸62が本体31の第2スライド部35の正面壁47に回動自在に連結されている。一対のリンク部材52は、アーム形状の中央部分において左右方向102に沿って延びる連結部材54により連結されている。
図5に示されるように、二対のリンク部材51,52は、それぞれがトレイ本体49に対して倒伏するが、二対のリンク部材51,52は、倒伏状態において連結部材53,54が当接することがないように前後方向103へ離間されている。一対のリンク部材51の軸59は、一対のリンク部材52の軸61よりも前後方向103の後側にそれぞれ配置されている。一対のリンク部材51の軸60は、一対のリンク部材52の軸62よりも前後方向103の後側に配置されている。二対のリンク部材51,52がそれぞれトレイ本体49に対して倒伏した状態において、一対のリンク部材51の一部が、一対のリンク部材52よりも前後方向103の後側に配置されている。
図3,4に示されるように、第2排出トレイ32は、二対のリンク部材51,52の回動によって、本体31の開口のうち正面壁47側を封止する第1姿勢と、本体31の開口から離れて第1姿勢よりも上側に位置する第2姿勢と、に姿勢変化する。第2排出トレイ32のトレイ本体49が、本体31の第2スライド部35の側壁46及び正面壁47の上端に支持されることによって、第2排出トレイ32が第1姿勢に保持される。二対のリンク部材51,52のうち、前後方向103の前側のリンク部材52が第2スライド部35の正面壁47の上端部に当接することにより、第2排出トレイ32が第2姿勢に保持される。正面壁47の上端部が、当接部に相当する。
[第2給紙カセット16]
図1,9に示されるように、第2給紙カセット16は、上側が開口した箱形状の本体25を有している。本体25は、A4サイズの用紙が、短辺を前後方向103に沿わせ、長辺を左右方向102に沿わせて配置可能な大きさである。第1排出トレイ24は、本体25において後側(図9における左側)の開口を封止するように配置されている。第1排出トレイ24は、本体25に一対のリンク部材26により連結されている。リンク部材26は、第1排出トレイ24及び本体25に対して回動自在である。第1排出トレイ24は、リンク部材26の回動を伴いながら、本体25に対して回動可能である。第1排出トレイ24が、本体25に対して上側へ回動されることにより、本体25の開口が開かれ、その開口から本体25へシートを装填することができる。第1排出トレイ24のうち、シートを支持する上面が、第1支持部に相当する。
図7,10に示されるように、第1排出トレイ24には、プリンタ部11の前側へ延びるスライドトレイ28,29が設けられている。スライドトレイ28は、平板形状であり、平板形状のトレイ本体27の下面側にスライド可能に連結されている。スライドトレイ29は、平板形状であり、スライドトレイ28の下面側にスライド可能に連結されている。スライドトレイ29は、スライドトレイ28よりも左右方向102において小さいものであり、スライドトレイ28の左右方向102の中央に配置されている。
スライドトレイ29の前端には、ストッパ30が設けられている。ストッパ30は、スライドトレイ29の上面を覆う収容位置と、スライドトレイ29から斜め上方へ突出する突出位置とに回動自在である。トレイ本体27の前後方向103に沿った長さは、A4サイズの短辺の長さ(210mm)よりも短く、スライドトレイ28,29をトレイ本体27に収容した状態において、L版サイズ(長辺が127mm)やはがきサイズ(長辺が148mm)のシートが支持可能な大きさである。スライドトレイ28,29がトレイ本体27から引き出された状態では、第1排出トレイ24の前後方向103に沿った長さは、A4サイズの短辺より若干長い程度である。したがって、スライドトレイ28,29が引き出されることにより、第1排出トレイ24はA4サイズのシートを支持可能である。
[プリンタ部11の使用方法]
図1,9に示されるように、第1給紙カセット15にA3サイズのシートが装填されていないときは、第1給紙カセット15は、前後方向103へ最も短くなるように、本体31の基部33に対して第1スライド部34及び第2スライド部35が後側(傾斜板39側)へ押し込まれるようにスライドされて、前後方向103の寸法が収縮されている。また、第2排出トレイ32は、本体31の開口の一部を封止する第1姿勢にある。この状態において、第1給紙カセット15の正面壁47は、プリンタ部11の正面と同一面をなしており、第1給紙カセット15がプリンタ部11の内部空間に完全に収容されている。また、第1排出トレイ24のスライドトレイ28,29がトレイ本体27の下面側に収容された状態とされることにより、第2給紙カセット16も、プリンタ部11の内部空間に完全に収容された状態となる。このような状態において、A4サイズより小さいサイズのシートが、長辺側を前後方向103に沿わせて、第1給紙カセット15及び第2給紙カセット16にそれぞれ収容可能である。例えば、第1給紙カセット15又は第2給紙カセット16にL版サイズやはがきサイズのシートが収容されており、そのシートに画像記録を行う場合には、図1,9に示される状態で画像記録が行われる。
例えば、第1給紙カセット15又は第2給紙カセット16に収容されたA4サイズのシートに画像記録を行う場合には、図7,10に示されるように、第1排出トレイ24のスライドトレイ28,29が引き出され、更にストッパ30が突出位置にされる。これにより、画像記録されたA4サイズのシート(図7における2点鎖線の外形)が第1排出トレイ24に支持される。なお、図7,10においては、第1給紙カセット15が伸長されて正面壁47側がプリンタ部11の内部空間から外側へ突出しているが、図1,9に示されるように、第1給紙カセット15がプリンタ部11の内部空間に完全に収容されており、第1排出トレイ24のみがプリンタ部11の内部空間から突出された状態であっても、A4サイズのシートに画像記録を行えることは言うまでもない。
A3サイズのシートに画像記録を行う場合には、図8,11に示されるように、第1排出トレイ24においてスライドトレイ28,29が引き出される。なお、ストッパ30は収容位置とされる。また、第1給紙カセット15の本体31において、基部33に対して第1スライド部34及び第2スライド部35が引き出されて、本体31の前後方向103に沿った長さがA3サイズの長辺の長さに対応される。これにより、本体31にA3サイズのシートが収容可能となる。また、第1給紙カセット15の第2スライド部35側が、プリンタ部11の内部空間から外側へ引き出される。第2スライド部35のスライドに伴って、第2排出トレイ32もプリンタ部11の内部空間から外側へ引き出される。これにより、第2排出トレイ32の上側に第2給紙カセット16などが存在しなくなり、第2排出トレイ32が上側へ回動可能となる。つまり、第2排出トレイ32を第1姿勢から第2姿勢へ回動可能となる。
第2排出トレイ32が第2姿勢にされると、トレイ本体49の一部が、第1排出トレイ24のスライドトレイ28,29よりも排出向き105の下流側に位置する。詳細には、トレイ本体49の一対の側板55のうち、上側部分(排出向き105の下流端側)及び傾斜面が、スライドトレイ28,29より排出向き105の下流側となり、一対の側板55のうち下側部分(排出向き105の上流端側)がスライドトレイ28,29の下側に位置する。
さらに、第2姿勢の第2排出トレイ32において、サブトレイ50が収容位置から突出位置へ回動される。突出位置のサブトレイ50の排出向き105の下流端は、スライドトレイ28,29よりも上側に位置する。
第1給紙ローラ17により第1給紙カセット15から搬送路19に給送されたA3サイズのシートは、記録部21において画像記録がされて第1排出トレイ24上へ排出される。トレイ本体27からスライドトレイ28,29が引き出された第1排出トレイ24の前後方向103に沿った長さは、A4サイズの長辺より若干長い程度なので、A3サイズのシートの排出向き105の先端側は、第1排出トレイ24を通過する。
第1排出トレイ24を通過したシートの先端は、第2排出トレイ32のトレイ本体24に到達する。トレイ本体24の排出向き105の上流端側はスライドトレイ28の下側に位置しているので、シートの先端は、第1排出トレイ24からトレイ本体49へ円滑に移動する。
また、トレイ本体49においては、一対の側板55の上面より中板56の上面が凹んでいるので、シートの先端は、これらの上面の形状に沿って、中央側が低く両端側が高くなるように湾曲しながらトレイ本体49の上面を移動する。
そして、シートの先端は、トレイ本体49からサブトレイ50へ移動する。第1排出トレイ24の排出向き105の上流端から第2排出トレイ32のサブトレイ50の排出向き105の下流端までの長さは、A3サイズの長辺よりも長いので、A3サイズのシートは、第1排出トレイ24及び第2排出トレイ32の双方に支持された状態となる。また、サブトレイ50は、一対の側板55の形状に沿って折れ曲がっており、排出向き105の下流端側が上流端側より更に上方へ向かっているので、サブトレイ50の下流端側が、シートの脱落を防止するストッパとしても機能する。
[本実施形態の作用効果]
前述されたように、本実施形態によれば、第2排出トレイ32が第2姿勢にされると、A3サイズのシートが第1排出トレイ24及び第2排出トレイ32に双方に支持されるので、第1排出トレイ24からシートが脱落することが防止される。
また、第2排出トレイ32のトレイ本体49の排出向き105の上流端側が第1排出トレイ24のスライドトレイ28,29よりも下側に位置しているので、第1排出トレイ24から第2排出トレイ32へシートの先端が円滑に移動する。
また、第2排出トレイ32のサブトレイ50の排出向き105の下流端側が第1排出トレイ24より上側に位置しているので、シートの排出向き105の先端が第1排出トレイ24より下側に垂れ下がらない。これにより、シートの排出向き105の後端が第1排出トレイ24のトレイ本体27から浮き上がることが抑制されるので、その後に排出されるシートが、先のシートの下に潜り込んだり、先のシートに当接して紙詰まりを起こしたりすることが防止される。
また、第1給紙カセット15の第2スライド部35に第2排出トレイ32が連結されているので、A3サイズのシートを収容するための第2スライド部35のスライドに伴って、第2排出トレイ32の操作も必要であることがユーザに理解しやすい。
また、第2排出トレイ32がプリンタ部11の内部空間の外側にあるときに、第2排出トレイ32が操作可能なので、第2排出トレイ32を第1姿勢から第2姿勢へ姿勢変化させるための操作が容易である。
また、第2排出トレイ32が二対のリンク部材51,52によって第1給紙カセット15の第2スライド部35に連結されているので、簡易な構成により第2排出トレイ32を姿勢変化可能である。
また、二対のリンク部材51,52は、トレイ本体49の左右方向102において異なる配置なので、第2排出トレイ32を第1姿勢にしたときに、二対のリンク部材51,52を相互に干渉させずに排出向き105においてオーバーラップさせることができる。
また、対をなす各リンク部材51,52が連結部材53,54によりそれぞれ連結されているので、対をなす2つのリンク部材51,52の動作が確実に同調する。
また、リンク部材52が第1給紙カセット15の正面壁47の上端部に当接することにより、第2排出トレイ32が第2姿勢に保持されるので、簡易な構成により、第2排出トレイ32を第2姿勢に保持することができる。
また、第1給紙カセット15の上側に第2給紙カセット16が配置されているので、第2排出トレイ32が第1姿勢にされることにより、第1給紙カセット15と第2給紙カセット16との離間距離を短くできるので、プリンタ部11の小型化が実現される。
また、第2排出トレイ32が、第1給紙カセット15の本体31の開口を閉塞するカバーとしても機能するので、プリンタ部11の部品点数を減らすことができる。
また、トレイ本体49においては、一対の側板55の上面より中板56の上面が凹んでいるので、このようなトレイ本体49の形状に沿ってシートが撓むことにより、排出向き105に沿った方向のシートの腰が強くなる。
また、第2排出トレイ32のトレイ本体49にサブトレイ50が回動可能に設けられているので、第2排出トレイ32を必要以上に大きくすることなくサブトレイ50をストッパとして機能させることができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態が説明される。第2実施形態は、第1実施形態の第2排出トレイ32の構成が異なるのみであり、その他の構成は第1実施形態と同様なので、ここでは、第1実施形態と異なる構成が詳細に説明される。
図12に示されるように、第1給紙カセット70は、シートを収容可能な本体71と、本体71に設けられた第2排出トレイ72と、カバー73と、を有する。
本体71は、第1実施形態の本体31と同様に、基部74、第1スライド部75及び第2スライド部76を有しており、上方から見て概ねA4サイズの大きさと、概ねA3サイズの大きさとに対応するようにスライドして変形可能な長方形薄皿状の樹脂製部品である。すなわち、本体71は、A4サイズの短辺を前後方向103に沿って配置可能な大きさと、スライドされることによって、A3サイズの長辺を前後方向103に沿って配置可能な大きさとに変形可能である。これらの詳細な構造の説明は省略される。本体71は、上側が開口した箱形状であり、本体71の開口の正面壁77側を封止するようにしてカバー73が設けられている。カバー73は、左右方向102に沿った幅が本体71の幅と同等であり、本体71の側壁に載置されている。
図13,14に示されるように、第2排出トレイ72は、シートを支持するためのトレイ本体78と、トレイ本体78に設けられたサブトレイ79と、2対のリンク部材80,81と、2対のリンク部材80,81を一対毎に連結する連結部材82,83と、サブトレイ79に設けられた拡張トレイ87と、を有する。トレイ本体78、サブトレイ79及び拡張トレイ87が第2支持部に相当する。サブトレイ79及び拡張トレイ87が、回動部材に相当する。
トレイ本体78は、左右方向102に一対が設けられた側板84と、一対の側板84を連結する中板85と、を有する。側板84は、本体71の傾斜板86側が低く、正面壁77側が高い、前後方向103に沿って2段形状をなしており、低い側と高い側とが傾斜面によって連続する形状である。中板85は、一対の側板84における高い側及び傾斜面において、一対の側板84を連結するように配置されており、低い側においては存在しない。中板85の上面は、一対の側板84の上面に対して下側へ低くなるように段差を形成している。したがって、中板85の上面に相当する部分は、一対の側板84の上面に対して下側へ凹んでいる。
サブトレイ79は、トレイ本体78における中板85の上側を覆うように設けられている。サブトレイ79は、全体として平板である。各図には現れていないが、サブトレイ79の左右方向102の両端から外側へ一対の軸が突出されており、この一対の軸が、トレイ本体78において本体71の正面壁77側となる位置であって、一対の側板84と中板85との段差部分に形成された孔に挿通されることによって、トレイ本体78にサブトレイ79が回動可能に連結されている。サブトレイ79は、トレイ本体78の中板85の上側を覆う第1回動位置(図12,13参照)と、トレイ本体78から斜め上方へ延びる第2回動位置(図14,15)とに回動可能である、サブトレイ79は、トレイ本体78の上側に載置されることによって第1回動位置に保持され、トレイ本体78の中板84と当接することによって第2回動位置に保持される。
第1回動位置のサブトレイ79の上側に、拡張トレイ87が設けられている。拡張トレイ87は、第2回動位置のサブトレイ79から更に斜め上方へ突出するように、サブトレイ79に対してスライド可能である。拡張トレイ87は、サブトレイ79から突出された姿勢に置いて、サブトレイ79の上面に沿って延びており、その突出端側が、さらに斜め上方へ向かって折れ曲がっている。この折れ曲がった突出端側が、拡張トレイ87がサブトレイ79に収容されて、サブトレイ79が第1回動位置となると、トレイ本体78の一対の側板84の高い側及び傾斜面と同じ形状となる。
二対のリンク部材80,81は、トレイ本体78の両側において、回動自在に連結されている。対をなす各リンク部材80,81は、左右方向102に離されて配置されており、一対のリンク部材80が一対のリンク部材81よりも前後方向103の後側に配置されている。また、一対のリンク部材81は、一対のリンク部材80よりも、左右方向102の内側に配置されている。各リンク部材80,81は、それぞれがアーム形状の長尺部材である。リンク部材80の両端には、軸88,89が設けられている。一方の軸88がトレイ本体78に回動自在に連結されており、他方の軸89がカバー73に回動自在に連結されている。一対のリンク部材80は、アーム形状の中央部分において左右方向102に沿って延びる連結部材82により連結されている。
リンク部材81の両端には、軸90,91が設けられている。一方の軸90がトレイ本体78に回動自在に連結されており、他方の軸91が本体71の側壁に回動自在に連結されている。一対のリンク部材81は、アーム形状の中央部分において左右方向102に沿って延びる連結部材83により連結されている。
図13に示されるように、二対のリンク部材80,81は、それぞれがトレイ本体78に対して倒伏するが、二対のリンク部材80,81は、倒伏状態において連結部材82,83が当接することがないように前後方向103へ離間されている。
図14,15に示されるように、第2排出トレイ72は、二対のリンク部材80,81の回動によって、カバー73の上側に載置される第1姿勢と、カバー73から離れて第1姿勢よりも上側に位置する第2姿勢と、に姿勢変化する。第2排出トレイ72のトレイ本体78が、カバー73に支持されることによって、第2排出トレイ72が第1姿勢に保持される。二対のリンク部材80,81のうち、前後方向103の前側のリンク部材81が本体71の正面壁77の上端部に当接することにより、第2排出トレイ72が第2姿勢に保持される。正面壁77の上端部が、当接部に相当する。
図16に示されるように、第2排出トレイ72が第1姿勢である状態において、カバー73は、軸91周りに第2排出トレイ72と共に回動可能である。カバー73が本体71から離れる上側へ回動されることによって、本体71の開口が開放されて、本体71にシートを装填することができる。
第1実施形態と同様に、A3サイズのシートに画像記録を行う場合には、図17,18に示されるように、第1排出トレイ24においてスライドトレイ28,29が引き出される。なお、ストッパ30は収容位置とされる。また、第1給紙カセット70の本体71において、基部74に対して第1スライド部75及び第2スライド部76が引き出されて、本体71の前後方向103に沿った長さがA3サイズの長辺の長さに対応される。これにより、本体71にA3サイズのシートが収容可能となる。また、第1給紙カセット70の第2スライド部76側が、プリンタ部11の内部空間から外側へ引き出される。第2スライド部76のスライドに伴って、第2排出トレイ72もプリンタ部11の内部空間から外側へ引き出される。これにより、第2排出トレイ72の上側に第2給紙カセット16などが存在しなくなり、第2排出トレイ72が上側へ回動可能となる。つまり、第2排出トレイ72を第1姿勢から第2姿勢へ回動可能となる。
第2排出トレイ72が第2姿勢にされると、拡張トレイ87の一部が、第1排出トレイ24のスライドトレイ28よりも排出向き105の下流側に位置する。詳細には、トレイ本体78の一対の側板84のうち、上側部分(排出向き105の下流端側)及び傾斜面が、スライドトレイ28,29より排出向き105の下流側となり、一対の側板84のうち下側部分(排出向き105の上流端側)がスライドトレイ28,29の下側に位置する。
さらに、第2姿勢の第2排出トレイ72において、サブトレイ79が第2回動位置に回動され、拡張トレイ87がサブトレイ79から引き出されると、拡張トレイ87の排出向き105の下流端は、スライドトレイ28,29よりも上側に位置する。
A3サイズのシートは、記録部21において画像記録がされて第1排出トレイ24上へ排出される。トレイ本体27からスライドトレイ28,29が引き出された第1排出トレイ24の前後方向103に沿った長さは、A4サイズの短辺より若干長い程度なので、A3サイズのシートの排出向き105の先端側は、第1排出トレイ24を通過する。
第1排出トレイ24を通過したシートの先端は、第2排出トレイ72のトレイ本体78に到達する。トレイ本体78の排出向き105の上流端側はスライドトレイ28,29の下側に位置しているので、シートの先端は、第1排出トレイ24からトレイ本体78へ円滑に移動する。
また、トレイ本体78においては、一対の側板84の上面より中板85の上面が凹んでいるので、シートの先端は、これらの上面の形状に沿って、中央側が低く両端側が高くなるように湾曲しながらトレイ本体78の上面を移動する。
そして、シートの先端は、トレイ本体78からサブトレイ79、拡張トレイ87へ順次移動する。第1排出トレイ24の排出向き105の上流端から第2排出トレイ32の拡張トレイ87の排出向き105の下流端までの長さは、A3サイズの長辺よりも長いので、A3サイズのシートは、第1排出トレイ24及び第2排出トレイ32の双方に支持された状態となる。また、拡張トレイ87の排出向き105の下流端側が上流端側より更に斜め上方へ向かっているので、拡張トレイ87の下流端側が、シートの脱落を防止するストッパとしても機能する。
前述された第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果が奏される。また、第2排出トレイ72が、カバー73に連結されているので、第2排出トレイ72を第2姿勢としても、本体71の開口をカバー73により閉塞した状態に維持できる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態が説明される。第3実施形態は、第1実施形態の第2排出トレイ32の構成が異なるのみであり、その他の構成は第1実施形態と同様なので、ここでは、第1実施形態と異なる構成が詳細に説明される。
図19に示されるように、第1給紙カセット110は、シートを収容可能な本体111と、本体111に設けられた第2排出トレイ112と、を有する。
本体111は、第1実施形態の本体31と同様に、基部113、第1スライド部114及び第2スライド部115を有しており、上方から見て概ねA4サイズの大きさと、概ねA3サイズの大きさとに対応するようにスライドして変形可能な長方形薄皿状の樹脂製部品である。これらの詳細な構造の説明は省略される。本体111は、上側が開口した箱形状である。
図21,22に示されるように、第2排出トレイ112は、シートを支持するためのトレイ本体117と、トレイ本体117に設けられたガイド板118及びストッパ119と、一対のリンク部材120と、一対のリンク部材120を連結する連結部材121と、を有する。トレイ本体117、ガイド板118及びストッパ119が第2支持部に相当する。ストッパ119が、回動部材に相当する。
トレイ本体117は、第1姿勢において、本体111の傾斜板122側が低く、正面壁116側が高い、前後方向103に沿って2段形状をなしており、低い側と高い側とが傾斜面によって連続する形状である。また、トレイ本体117において、低い側の左右方向102の中央部分は切り欠かれている。
ガイド板118は、第1姿勢のトレイ本体117における前後方向103の前端部分に左右方向102に離されて一対が回動自在に設けられている。ガイド板118は、平板形状である。トレイ本体117の下面には、ガイド板118を収容可能な凹部123が設けられている。ガイド板118は、第1姿勢のトレイ本体117において凹部123に収容され、第2姿勢のトレイ本体117においてトレイ本体117から前後方向103の後側へ向かって斜め下方へ突出する姿勢に回動される。
ストッパ119は、第1姿勢のトレイ本体117における前後方向103の後端部分に回動自在に設けられている。トレイ本体117の後端部分の中央部分は切り欠かれているので、ストッパ119は、トレイ本体117に対して左右方向102の中央からオフセットした配置である。ストッパ119は、左右のいずれにオフセットされていてもよい。ストッパ119は、平板が前後方向103において曲折された形状である。ストッパ119は、第1姿勢のトレイ本体117においてトレイ本体117の下面側に収容される第1回動位置(図19,21参照)に回動される。第1回動位置において、ストッパ119の回動先端側は、トレイ本体117に形成された貫通孔124に挿通されて、トレイ本体117の上面から上側へ突出する。また、ストッパ119は、第2姿勢のトレイ本体117においてトレイ本体117から前後方向103の前側へ突出する第2回動位置(図22,24参照)に回動される。第2回動位置において、ストッパ119の回動先端は、回答基端側よりも更に斜め上方へ突出する。
一対のリンク部材120は、トレイ本体117の両側において、回動自在に連結されている。各リンク部材120は、左右方向102に離されて配置されている。各リンク部材120は、それぞれがアーム形状の長尺部材である。各リンク部材120の両端には、軸125,126が設けられている。一方の軸125がトレイ本体117に回動自在に連結されており、他方の軸126が本体111の側壁に回動自在に連結されている。一対のリンク部材120は、アーム形状の中央部分において左右方向102に沿って延びる連結部材121により連結されている。第1姿勢のトレイ本体117における前後方向103の前端部分の上面に凹部127が形成されており、凹部127に連結部材121が納まる。
図19,24に示されるように、第2排出トレイ112は、一対のリンク部材120の回動と、リンク部材120に対する回動とによって、本体111の開口の一部を封止する第1姿勢と、本体111の開口から離れて第1姿勢よりも上側に位置する第2姿勢と、に姿勢変化する。第2排出トレイ112のトレイ本体117が、本体111の側壁に支持されることによって、第2排出トレイ112が第1姿勢に保持される。図23に示されるように、一対のリンク部材120が本体111の正面壁116の上端部に当接するまで回動されることにより、第2排出トレイ112が本体111の開口を開放する姿勢となる。そして、その姿勢からトレイ本体117が一対のリンク部材120に対して前後を反転するように回動されることにより、トレイ本体112が第2姿勢に保持される。正面壁116の上端部が、当接部に相当する。
第1実施形態と同様に、A3サイズのシートに画像記録を行う場合には、図25,26に示されるように、第1排出トレイ24においてスライドトレイ28,29が引き出される。なお、ストッパ30は収容位置とされる。また、第1給紙カセット110の本体111において、基部113に対して第1スライド部114及び第2スライド部115が引き出されて、本体111の前後方向103に沿った長さがA3サイズの長辺の長さに対応される。これにより、本体111にA3サイズのシートが収容可能となる。また、第1給紙カセット110の第2スライド部115側が、プリンタ部11の内部空間から外側へ引き出される。第2スライド部115のスライドに伴って、第2排出トレイ112もプリンタ部11の内部空間から外側へ引き出される。これにより、第2排出トレイ112の上側に第2給紙カセット16などが存在しなくなり、第2排出トレイ112が上側へ回動可能となる。つまり、第2排出トレイ112を第1姿勢から第2姿勢へ回動可能となる。
第2排出トレイ112が第2姿勢にされ、ガイド板118がトレイ本体117から突出するように回動されると、ガイド板118の一部が、第1排出トレイ24のスライドトレイ28,29よりも排出向き105の下流側に位置する。また、第2姿勢のトレイ本体117の排出向き105の下流端は、スライドトレイ28,29よりも上側に位置する。さらに、第2姿勢の第2排出トレイ112において、ストッパ119が第2回動位置に回動される。
A3サイズのシートは、記録部21において画像記録がされて第1排出トレイ24上へ排出される。トレイ本体27からスライドトレイ28,29が引き出された第1排出トレイ24の前後方向103に沿った長さは、A4サイズの短辺より若干長い程度なので、A3サイズのシートの排出向き105の先端側は、第1排出トレイ24を通過する。
第1排出トレイ24を通過したシートの先端は、第2排出トレイ112のトレイ本体117に到達する。第2姿勢におけるトレイ本体117の排出向き105の上流端側においては、ガイド板118がスライドトレイ28,29の下側へ突出しているので、シートの先端は、第1排出トレイ24からトレイ本体117へ円滑に移動する。
また、第2姿勢のトレイ本体117においては、排出向き105の上流端側の中央部分が切り欠かれているので、シートの先端は、この形状に沿って、中央側が低く両端側が高くなるように湾曲しながらトレイ本体117の上面を移動する。
そして、シートの先端は、トレイ本体117からストッパ119へ順次移動する。第1排出トレイ24の排出向き105の上流端から第2排出トレイ112のストッパ119の排出向き105の下流端までの長さは、A3サイズの長辺よりも長いので、A3サイズのシートは、第1排出トレイ24及び第2排出トレイ112の双方に支持された状態となる。
前述された第3実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果が奏される。
[その他の変形例]
前述された各実施形態においては、プリンタ部11に第1給紙カセット15,70,110と、第2給紙カセット16の二つの給紙カセットが設けられているが、第2給紙カセット16は、必ずしもプリンタ部11に設けられていなくてもよい。例えば、図27に示されるように、第1排出トレイ24がプリンタ部11の内部空間に独立して設けられており、給紙カセットとして、第1給紙カセット15のみが設けられていてもよい。このような実施形態において、第1給紙カセット15に設けられた第2排出トレイ32が第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化されることによって、第1実施形態と同様の作用効果が奏される。
また、前述された各実施形態においては、第2排出トレイ32,72,112は、第1給紙カセット15,70,110の各本体25,111又はカバー73に対して回動することによって第1姿勢と第2姿勢とに姿勢変化する構成であるが、第1姿勢と第2姿勢との姿勢変化は回動以外の動作によって実現されてもよい。例えば、第1実施形態において、第2排出トレイ32が、本体25から斜め上方へ突出するようにスライド可能に設けられており、第2排出トレイ32が本体25から引き出されることによって、第1姿勢から第2姿勢へ姿勢変化する構成により、本発明が実現されてもよい。
11・・・プリンタ部(画像記録装置)
15,70,110・・・第1給紙カセット(収容部)
16・・・第2給紙カセット(上側収容部)
17・・・第1給紙ローラ(供給機構)
21・・・記録部
24・・・第1排出トレイ
25,71,111・・・本体
32,72,112・・・第2排出トレイ
33,74,113・・・基部
34,75,114・・・第1スライド部
35,76,115・・・第2スライド部
50,79・・・サブトレイ(回動部材)
51,52,80,81,120・・・リンク部材
53,54,82,83,121・・・連結部材
47,77,116・・・正面壁(当接部)
73・・・カバー
119・・・ストッパ(回動部材)

Claims (15)

  1. シートを収容する収容部と、
    上記収容部からシートを供給する供給機構と、
    上記供給機構により供給されたシートに画像記録を行う記録部と、
    上記収容部の上側に配置されており、上記記録部により画像記録されたシートを支持する第1排出トレイと、を具備しており、
    上記収容部は、
    シートを収容可能な本体と、
    上記本体に設けられており、第1姿勢と、当該第1姿勢より上側に位置して、画像記録されたシートを上記第1排出トレイと共に支持する第2姿勢と、に姿勢変化可能な第2排出トレイと、を具備するものである画像記録装置。
  2. 上記第1排出トレイは、シートを支持可能な第1支持部を有しており、
    上記第2排出トレイは、シートを支持可能な第2支持部を有しており、
    上記第2姿勢の上記第2排出トレイにおいて、
    上記第2支持部の少なくとも一部が上記第1排出部より排出向きの下流側に位置しており、
    上記第2排出部における排出向きの上流端側が上記第1排出部より下側に位置しており、
    上記第2排出部における排出向きの下流端側が上記第1排出部よりも上側に位置している請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 上記収容部の本体は、基部と、当該基部に対して排出向きに沿ってスライド可能なスライド部と、を具備しており、
    上記第2排出トレイは、上記スライド部に設けられたものである請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 上記収容部は、装置本体に収容されており、かつ上記第2排出トレイが装置本体の外側に引き出し可能であり、
    上記第2排出トレイは、装置本体の外側に引き出された状態において、上記第2姿勢へ姿勢変化可能である請求項1から3のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 上記第1姿勢の上記第2排出トレイは、上記本体の上側に配置されている請求項1から4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 上記第2排出トレイは、上記第2排出トレイに対して回動可能なリンク部材により上記本体に対して姿勢変化可能に連結されたものである請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  7. 上記第2排出トレイは、4つのリンク部材により上記本体に対して姿勢変化可能であり、
    上記4つのリンク部材は、排出向きと直交する幅方向に対をなす2対であり、当該2対のリンク部材は、幅方向において相互に異なる配置である請求項6に記載の画像記録装置。
  8. 対をなす上記リンク部材を連結する連結部材が設けられたものである請求項7に記載の画像記録装置。
  9. 上記収容部に、上記リンク部材の少なくとも1つと当接して、上記第2排出トレイが第2姿勢となる回動位置に上記リンク部材を保持する当接部が設けられたものである請求項7又は8に記載の画像記録装置。
  10. 上記収容部の上側であって上記第1排出トレイの下側に、シートを収容可能な上側収容部が設けられており、
    上記第1排出トレイは、上記上側収容部に設けられたものである請求項1から9のいずれかに記載の画像記録装置。
  11. 上記本体は、上側に開口を有するものであり、
    上記第2排出トレイは、上記第1姿勢において、上記本体の開口の少なくとも一部を閉塞するものである請求項1から10のいずれかに記載の画像記録装置。
  12. 上記本体は、上側に開口を有するものであり、
    上記収容部は、上記本体の開口の少なくとも一部を開閉可能なカバーを有しており、
    上記第2排出トレイは、上記カバーに連結されたものである請求項1から10のいずれかに記載の画像記録装置。
  13. 上記第2排出トレイは、排出向きと直交する幅方向の中央側が両端側より凹んだ形状である請求項1から12のいずれかに記載の画像記録装置。
  14. 上記第2排出トレイに回動可能に設けられており、上記第2排出トレイに収容された第1回動姿勢と、上記第2排出トレイから突出する第2回動姿勢に姿勢変化可能な回動部材を有する請求項1から13のいずれかに記載の画像記録装置。
  15. シートを収容する収容部と、
    上記収容部の上側に配置されており、シートを収容する上側収容部と、
    上記収容部及び上記上側収容部からシートを供給する供給機構と、
    上記供給機構により供給されたシートに画像記録を行う記録部と、
    上記上側収容部の上側に設けられており、上記記録部により画像記録されたシートを支持する第1排出トレイと、を具備しており、
    上記上側収容部は、排出向きへスライド不能であり、
    上記収容部は、
    シートを収容可能な本体と、
    上記本体に対して排出向きへスライド可能なスライド部と、
    上記スライド部に設けられており、第1姿勢と、当該第1姿勢より上側に位置して、画像記録されたシートを上記第1排出トレイと共に支持する第2姿勢と、に姿勢変化可能な第2排出トレイと、を具備するものである画像記録装置。
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