JPH0826502A - 画像形成装置の給紙カセット - Google Patents

画像形成装置の給紙カセット

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JPH0826502A
JPH0826502A JP16222694A JP16222694A JPH0826502A JP H0826502 A JPH0826502 A JP H0826502A JP 16222694 A JP16222694 A JP 16222694A JP 16222694 A JP16222694 A JP 16222694A JP H0826502 A JPH0826502 A JP H0826502A
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JP
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feed cassette
image forming
paper feed
cassette
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JP16222694A
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Inventor
Kiyoshi Kimura
清 木村
Kazuyoshi Kimura
和芳 記村
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセット本体内への異物進入防止と周囲の湿
度影響を避けるという給紙カセット本来の機能を損なう
ことなく、給紙カセットに排紙トレイを移動可能に設け
る。 【構成】 記録紙Pを積載収容可能で上部に開口部を有
する容器本体21と、この開口部の少なくとも一部を覆う
固定蓋体27とからなる給紙カセット20を、画像形成装置
の操作前面側から装脱可能にするとともに、給紙カセッ
ト20の収容部の上方で操作前面側内部に位置する排紙部
を備えた画像形成装置において、容器本体21の開口部の
上方で給紙カセット20の固定蓋体27の下面側または上面
側に排紙トレイ28(71)を移動可能に収容し、排紙部か
ら記録紙Pを排出するときには、排紙トレイ28(71)を
給紙カセット20から手前側に引き出して、排紙トレイ28
(71)上に排出記録紙Pを載置可能にした画像形成装置
の給紙カセット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の画像形成装置に備えられる給紙カセッ
トに関し、特に排紙トレイ兼用の給紙カセットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置においては、普通紙、印刷用紙、感光紙、感
熱紙、静電記録紙、特殊紙、OHP用フィルム等のカッ
トシートを、画像形成装置本体に供給するとき、装填、
補充、交換等を簡便化するために、多数枚のカットシー
トを積載収容し、これを装置本体のカセット受け部に装
着して給紙させる、いわゆるカセット給紙方式が多く採
用されている。
【0003】このカセット給紙方式においては、所要の
紙質、サイズのカットシートを収容した給紙カセット
が、装置本体のカセット受け部に装着されて、給紙装置
の給紙ローラまたは給紙ベルトの摩擦力と分離手段とを
併用して、積載されたカットシートの最上層または最下
層から一枚ずつ取り出し、画像形成部に給送する。
【0004】近年、上記給紙カセットを画像形成装置の
操作前面側から着脱するフロントローディング方式の給
紙装置が多く採用されている。
【0005】また、前面給紙カセットから給紙された記
録紙を、画像形成後に排紙手段から機外に反転排出し
て、前記給紙カセットの上面に載置させる方式の排紙ト
レイ兼用の給紙カセットが開示されている。
【0006】実公昭52-16738号公報には、記録紙を収納
するカセット本体の上部開口部を蓋体を揺動可能に支持
し、前記蓋体を排紙トレイとして兼用した給紙カセット
が記載されている。この給紙カセットは、カセット本体
の上部の開口部のうち、記録紙が給送される給紙部を除
いて前記開口部は固定蓋体により覆われている。該固定
蓋体には可動蓋体が揺動可能に支持されている。該可動
蓋体は給紙カセット非装填時には給送部の開口部を覆
い、給送状態では排紙トレイとしての役目をする。
【0007】また、特開昭61-206737号公報の給紙カセ
ットは、カセット本体上部の開口部の一部を覆う蓋体
が、カセット本体に対して給紙方向と平行な方向に揺動
して排紙トレイとしての役目をするものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記実公昭52-16738号
公報記載の給紙カセットでは、可動蓋体のカセット本体
からの延出長さを変えることができないので、排紙トレ
イ装着のまま、排紙不必要などにおいて、可動蓋体を揺
動させることができず、排紙トレイが突出したままでじ
ゃまになる欠点がある。
【0009】前記特開昭61-206737号公報記載の給紙カ
セットでは、排紙トレイを兼用した蓋体(カセット上
蓋)が給紙方向と平行方向にスライドするため、排紙ト
レイを引き出したとき、カセット本体上部の開口部が広
く開放されてしまう。このためカセット本体内に収容さ
れている記録紙が周囲の湿度の影響を受け易く、画像形
成上、問題となる。また、カセット本体上部の開口部が
開放されるため、上方から異物(例えば摩擦面より発生
する金属粉、現像剤、紙粉等)が落下して記録紙上に付
着し、これら異物が記録紙とともに運ばれて、給紙ロー
ラや感光体面に付着したり、現像装置内に進入して、画
像形成上に悪影響を与える。この為異物落下による給紙
カセット内への進入を防止する部材を画像形成装置側に
設置する必要がある。
【0010】本発明は上述の如き諸問題点を解決するた
めになされたもので、排紙トレイを使用するときも給紙
カセットの上蓋の機能が損なわれず、かつ排紙トレイを
使用しないとき、例えば画像形成装置の輸送時や、他の
排紙路を使用するとき(例えばフェースダウン排紙時)
には、排紙トレイを画像形成装置本体内に収容すること
ができ、コンパクトで占有場所の実質的に少ない画像形
成装置の給紙トレイを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成装置の給紙カセットは、記録紙を積載収容
可能で上部に開口部を有する容器本体と、前記開口部の
少なくとも一部を覆う固定蓋体とからなる給紙カセット
を、画像形成装置の操作前面側から装脱可能にするとと
もに、前記給紙カセットの収容部の上方で操作前面側内
部に位置する排紙部を備えた画像形成装置において、前
記容器本体の開口部の上方で前記給紙カセットの固定蓋
体の下面側に排紙トレイを移動可能に収容し、前記排紙
部から記録紙を排出するときには、前記排紙トレイを前
記給紙カセットから手前側に引き出して、該排紙トレイ
上に排出記録紙を載置可能にしたことを特徴とするもの
である。
【0012】また、本発明の画像形成装置の給紙カセッ
トは、前記給紙カセットの固定蓋体の上面側に排紙トレ
イを移動可能に設け、前記排紙部から記録紙を排出する
ときには、前記排紙トレイを前記給紙カセットから手前
側に引き出して、該排紙トレイ上に排出記録紙を載置可
能にしたことを特徴とするものである。
【0013】
【実施例】本発明の実施例の説明に先立って、本発明を
適用可能な画像形成装置の一例であるカラーレーザプリ
ンタの概要構成を図1の断面構成図に基づいて説明す
る。
【0014】このカラーレーザプリンタは、像担持体上
に順次形成される各色トナー像を重ね合わせたのち、給
紙装置から送り込まれた記録紙上に、転写部において一
回で転写してカラー画像を形成する方式のプリンタであ
る。
【0015】画像形成装置本体1のほぼ中央部には、像
担持体を中心にした画像形成ユニットが配置されてい
る。OPC感光層を表面に塗布した像担持体としての感
光体ドラム10は一方向(図では時計回り方向)に駆動回
転され、除電器11による除電を行って前回プリント時の
帯電を除去された後、帯電器12により周面に対し一様に
帯電され新たなプリントに備える。この一様帯電の後、
像露光手段13により画像信号に基づいた像露光が行われ
る。像露光手段13は図示しないレーザ光源から発光され
るレーザ光を回転多面鏡131により回転走査され、fθレ
ンズ132等を経て反射ミラー133A,133Bにより光路を
曲げられ、シリンドリカルレンズ134、反射ミラー133C
を経て予め前記帯電がなされた感光体ドラム10の周面上
に投射され感光体ドラム10表面に潜像が形成される。
【0016】感光体ドラム10の周縁にはイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等
のトナーと磁性を有するキャリアとの混合剤で構成され
る現像剤をそれぞれ充填した現像器14(14Y,14M,14
C,14K)が設けられていて、まず、1色目の現像がマ
グネットを内蔵し現像剤を保持しつつ回転する現像スリ
ーブ141によって行われる。現像剤は、層形成棒142によ
って現像スリーブ141上に所定の厚さに規制されて現像
域へと搬送される。感光体ドラム10と現像スリーブ141
との間にはACバイアス電圧VACとDCバイアス電圧V
DCとが重畳して印加される。ここで、感光体ドラム10の
露光された部分の電位をVL、露光部分以外の帯電され
た感光層表面電位をVHとし、DCバイアス電圧VDC
を、|VH|>|VDC|>|VL|が成立するように設定
することにより、ACバイアス電圧VACによってキャリ
アから離脱するきっかけを与えられたトナーはVDCより
電位の高いVHの部分には付着せず、VDCより電位の低
い電位VLの露光部分に付着し、顕像化され現像され
る。
【0017】このようにして1色目の現像が終わった
後、2色目(例えばマゼンタ)の画像形成行程に入り、
再び感光体ドラム10が一様帯電され、2色目の画像デー
タによる潜像が像露光手段13によって形成される。3色
目(シアン)、4色目(黒色)についても2色目と同様
の画像形成行程が行われ、感光体ドラム10上には計4色
の現像がなされる。
【0018】一方、給紙カセット20より給紙機構30の半
月形状の給紙ローラ31によって給送された転写材である
記録紙Pは、中間給紙ローラ32,33を経てレジストシャ
ッタ34により一旦停止し、転写のタイミングの整った時
点で中間給紙ローラ33の回転作動により転写域へ給送さ
れる。35は手差し給紙装置である。
【0019】次いで記録紙Pは、転写ベルト41を張架し
た転写ベルト装置40によって感光体ドラム10と転写ベル
ト41との間に形成されるニップ部(転写域)へと給送さ
れ、感光体ドラム10周面上の多色トナー像が一括して記
録紙Pに移される。ここで、転写ベルト41の上流側保持
ローラ42の軸42aに対して高電圧が印加され、この軸42
aに転写ベルト41を挟んで対向する位置に設置された導
電性ブラシ43は接地されており、給送されてきた記録紙
Pはブラシ43と転写ベルト41との間に進入し、ブラシ43
より記録紙Pに注入される電荷により転写ベルト41に吸
引されつつ転写域へ進入する。転写域の転写電極46によ
り感光体ドラム10周面上の多色トナー像は記録紙Pに転
写される。転写域下流で感光体ドラム10より分離した記
録紙Pは、転写ベルト41を張架する下流側の保持ローラ
44の軸44bを対向電極として除電されながら転写ベルト
41から分離する。転写ベルト41に付着したトナーは、軸
44bとベルト41を介して対向したローラ45aと、軸42a
と転写ベルト41を介して対向したローラ45bとにより除
去する。なお、転写ベルト41は多色像形成中は下流側の
保持ローラ44の軸44bを回動中心として感光体ドラム10
より離間される。
【0020】転写ベルト装置40から分離した記録紙P
は、少なくとも一方のローラ内部にヒータを有する一対
の定着ローラ51,52で構成される定着装置50へと搬送さ
れ、その一対の定着ローラ51,52間で熱と圧力とを加え
られることにより付着トナーは溶融し、記録紙P上に定
着された後、装置外へ搬出される。
【0021】転写後の感光体ドラム10周面上に残ったト
ナーは除電器15により除電を受けた後、クリーニング装
置16に至り、感光体ドラム10に当接したクリーニングブ
レード16aによってクリーニング装置16内に掻き落とさ
れ、スクリュー等により搬出され回収ボックスに貯溜さ
れる。クリーニング装置16により残留トナーを除去され
た感光体ドラム10は除電器11により除電された後、帯電
器12によって一様帯電を受け、次の画像形成サイクルに
入る。また、記録紙Pが前記転写ベルト41から分離され
ず感光体ドラム10に巻き付いて除電器15より上方に進入
すると、前記クリーニングブレード16aや帯電器12の電
極ワイヤを破損させる恐れがあるため、この記録紙Pの
巻き付きを検出するジャムセンサ17が除電器15の近傍に
装着されている。
【0022】前記定着装置50の一対の定着ローラ51,52
のニップ位置からトナー画像面を上側にして搬送された
定着済みの記録紙Pは、排紙手段60により機外に排出さ
れる。前記定着ローラ51,52のニップ位置下流側の排紙
通路61には、切り替えゲート62が揺動可能に設けてあ
る。該切り替えゲート62が駆動されて揺動することによ
り、排気通路61の下流は2つの排紙通路63,64に分岐さ
れ、排紙通路61から搬送されてきた記録紙Pは切り替え
ゲート62の揺動角度選択により排紙通路63,64の何れか
に排出される。
【0023】図1に示す切り替えゲート62の先端下向き
状態では、記録紙Pは該切り替えゲート62の上側ガイド
面に沿って上昇し、第1の排紙通路63を通過して中間搬
送ローラ65、排紙ガイド66を経て排紙ローラ67から排出
され、画像形成装置本体1の上面の排紙皿部68上にトナ
ー画像面を下向きにして(フェースダウン)載置されけ
る(P1)。
【0024】原紙やOHT等の記録紙Pを排出する時
は、トナー画像面を上向きにして(フェースアップ)排
出させるため、前記切り替えゲート62を駆動させその先
端部上向きになるよう揺動させる(図示破線)。排紙通
路61から搬送されてきた記録紙Pの先端部は切り替えゲ
ート62の下側ガイド面に沿って直進し、排紙ローラ(排
紙部)69によって挟持されて機外に排出され、破線で示
す後述の排紙トレイ28上に載置される(P2)。
【0025】図2は、本発明による給紙カセット20の側
断面図を示し、図2(A)は可動底板22上にシートPが
殆んど皆無の状態を示し、図2(B)は、可動底板22上
に最大積載枚数のシートPが収容された状態を示す。図
3は上記給紙カセット20の平面図である。
【0026】給紙カセット20は、多数枚のシートPを収
容するカセット本体21と、シートPを積載する可動底板
22と、該可動底板22を押し上げる加圧部材(コイルば
ね)23と、前記可動底板22上によって押し上げられるシ
ートの上面を規制する捌き爪部24Aを有する左右一対の
分離爪部材24と、前記カセット本体21内の反給紙側に位
置してシートの後端揃えを行う後端基準板25、左右一対
のシート幅規制板26およびカセット本体21の上部開口部
のうち給紙部を除く開口部分を覆う固定蓋体27とから構
成されている。
【0027】前記可動底板22の一端の回転支軸22Aは、
カセット本体21の底部に回転自在に係止され、他端は分
離爪部材24の支柱部24Bの内側面に近接している。
【0028】分離爪部24は、上部の捌き爪部24Aと、該
捌き爪部24Aに接続しほぼ垂直状態にカセット本体21内
に配置された支柱部24Bと、該支柱部24Bに接続するア
ーム部24Cとから成る。該アーム部24Cの一端に設けら
れた穴部24Dは前記シート幅規制板26に固設されたピン
26Aに嵌合し、分離爪部材24は揺動可動である。捌き爪
部24Aは分離爪部材の自重により可動底板22上に載置さ
れたシートPの先端両端部を押圧する。
【0029】図4(A)は、本発明による給紙カセット
20の排紙トレイ収納状態を示す側断面図、図4(B)は
該給紙カセット20の排紙トレイ引き出し状態を示す側断
面図、図5(A)は給紙カセット20の平面図、図5
(B)は給紙カセット20の周面図、図5(C)は給紙カ
セット20のA−A断面図である。
【0030】給紙カセット20のカセット本体21の上部開
口部は、給紙ローラ31及び可動底板22上の記録紙P給送
のために必要な空間を除いて固定蓋体27により覆われて
いる。カセット本体(容器本体)21内に記録紙Pを装填
するときには、給紙カセット20を画像形成装置本体1か
ら取り出して、前記固定蓋体27をカセット本体21から上
方に取り外す。従って前記固定蓋体27は、上方には取り
外し可能であるが、給紙カセット20装着方向には移動不
可能なようにカセット本体21に係止する図示しない係止
部が設けてある。
【0031】前記固定蓋体27の右方両側面の内面側に
は、レール部27Aがそれぞれ形成されていて、排紙トレ
イ28の両側縁部28Aが揺動可能に支持されている。排紙
トレイ28の手前側(操作前面側)には把手部28Hが突出
している。該把手部28Hを把持して手前側に引けば、排
紙トレイ28は前記レール部27Aに摺接して容易に引き出
すことができる。前記レール部27Aの一部には係止部
(ストッパ)27Bが設けてあり、排紙トレイ28を最大に
引き出したとき、排紙トレイ28の後端の突起部28Bが前
記係止部27Bに当接し、排紙トレイ28の最大引き出し位
置を規制している。
【0032】前記排紙トレイ28の把手部28Hの上部突出
部は、前記排紙ローラ69から排出される記録紙P2の先
端部に当接して記録紙P2の落下を防止する先端ストッ
パの役割を兼ねている。また、給紙カセット20のカセッ
ト本体21の手前側中央付近には、凹部21Aが設けられ、
カセット本体21から排紙トレイ28を引き出すとき、把手
部28Hを把手し易いようにしている。
【0033】さらに、カセット本体21の左右両側近傍に
は、突起片部21Bが突出しているて、排紙トレイ28の両
側縁部28A近傍の前面壁に当接・係止し、排紙トレイ28
が操作手前側に抜け出すのを防止している。排紙トレイ
28を引き出すときには、把手部28Hを把持して上方に僅
か持ち上げれば、前記突起片部21Bとの係止が外れて、
手前側に引き出すことが可能になる。
【0034】図6は本発明による給紙カセットの他の実
施例を示す断面図である。なお、図中前記実施例と同じ
機能を有する部分には、前記実施例と同じ符号を付して
いる。また、前記実施例と異なる点を説明する。この実
施例の給紙カセット20は、前記カセット本体21と、前記
固定蓋体27と、該固定蓋体27の上部に位置して揺動可能
な排紙トレイ71と、該排紙トレイ71の一部に蝶合して揺
動可能な補助トレイ72とらか構成されている。
【0035】上記固定蓋体27の左右外側面には、図示し
ないレール部が形成されていて、該レール部に排紙トレ
イ71の左右側縁部が嵌合摺接して、排紙トレイ71は操作
前面部の前後方向の移動可能である。前記排紙トレイ71
の一部には蝶番部71Aが設けられ、前記補助トレイ72の
突起部72Aが嵌合し、補助トレイ72は該突起部72Aを中
心にして揺動可能である。
【0036】図6(A)は画像形成装置本体1の給紙部
に給紙カセット20を装着した状態を示す側断面図であ
る。この状態においては、定着後の記録紙P1は、切り
替えゲート62先端部の下降揺動により上方の第1の排紙
通路63に搬送可能である。
【0037】図6(B)は、小サイズの記録紙P2をフ
ェースアップにして排出する状態を示す側断面図であ
る。この排紙状態においては、給紙カセット20を画像形
成装置1に装着後または装着前に前記排紙トレイ71を操
作前面部手前側に最大に引き出し係止させる。前記切り
替えゲート62の先端部の上昇揺動により、記録紙P2
第2の排紙通路64を通過して排紙ローラ69により機外に
排出され、前記固定蓋体27から延長した排紙トレイ71の
上面に載置される。なお、補助トレイ72を排紙トレイ71
に対し、給紙方向に直進させて引き出し可能にするスラ
イド形式にしてもよい。
【0038】図6(C)は大サイズの記録紙P2をフェ
ースアップにして排出する状態を示す側断面図である。
この状態では補助トレイ72を突起部72Aを中心にして図
示一点鎖線で示すように約180°揺動展開させて停止さ
せる。この展開後の補助トレイ72と排紙トレイ71の上面
に大サイズの記録紙P2を載置することが可能である。
【0039】なお、上記小サイズの記録紙とは、例えば
B5判、A4判、8.5″×11″判等であり、大サイズの
記録紙とは、例えばA3判、B4判、11″×17″判等で
ある。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置の給紙カセットは、カセット本体の上部開口を覆う
固定蓋体を固定したままで、排紙トレイを前記固定蓋体
に対して移動し得るように揺動可能に前記固定蓋体に装
着したので、カセット本体内への異物進入防止と、周囲
の湿度影響を避けるという固定蓋体の本体の機能が損な
われることはない。
【0041】また、排紙トレイに補助トレイを用いて展
開し、記録紙載置面を拡大して大サイズの記録紙を排紙
載置することも簡単な構造によって達成される。
【0042】さらに、排紙トレイを使用しないとき、例
えば画像形成装置の輸送時やフェースダウン排紙時に
は、画像形成装置本体内に排紙トレイを収容することが
でき、必要時にのみ排紙トレイを引き出すことができる
から、コンパクトで占有場所の実質的に少なく、排紙ト
レイの破損の恐れもない画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なカラーレーザプリンタの断
面構成図。
【図2】本発明に係わる給紙装置の断面図。
【図3】本発明に係わる給紙カセットの平面図。
【図4】本発明による排紙トレイを内蔵した給紙カセッ
トの断面図。
【図5】上記排紙トレイを内蔵した給紙カセットの平面
図、正面図、A−A断面図。
【図6】本発明による他の実施例である排紙トレイを外
装した給紙カセットの側断面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 20 給紙カセット 21 カセット本体(容器本体) 22 可動底板 23 加圧部材(ばね) 24 分離爪部材 27 固定蓋体 27A レール部 27B 係止部(ストッパ) 28 排紙トレイ 28A 両側縁部 28B 突起部 28H 把手部 50 定着装置 60 排紙手段 61 排紙通路 62 切り替えゲート 63 第1の排紙通路 64 第2の排紙通路 65 中間搬送ローラ 66 排紙ガイド 67,69 排紙ローラ(排紙部) 68 排紙皿部 71 排紙トレイ 72 補助トレイ P,P1,P2 記録紙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙を積載収容可能で上部に開口部を
    有する容器本体と、前記開口部の少なくとも一部を覆う
    固定蓋体とからなる給紙カセットを、画像形成装置の操
    作前面側から装脱可能にするとともに、前記給紙カセッ
    トの収容部の上方で操作前面側内部に位置する排紙部を
    備えた画像形成装置において、前記容器本体の開口部の
    上方で前記給紙カセットの固定蓋体の下面側に排紙トレ
    イを移動可能に収容し、前記排紙部から記録紙を排出す
    るときには、前記排紙トレイを前記給紙カセットから手
    前側に引き出して、該排紙トレイ上に排出記録紙を載置
    可能にしたことを特徴とする画像形成装置の給紙カセッ
    ト。
  2. 【請求項2】 記録紙を積載収容可能で上部に開口部を
    有する容器本体と、前記開口部の少なくとも一部を覆う
    固定蓋体とからなる給紙カセットを、画像形成装置の操
    作前面側から装脱可能にするとともに、前記給紙カセッ
    トの収容部の上方で操作前面側内部に位置する排紙部を
    備えた画像形成装置において、前記給紙カセットの固定
    蓋体の上面側に排紙トレイを移動可能に設け、前記排紙
    部から記録紙を排出するときには、前記排紙トレイを前
    記給紙カセットから手前側に引き出して、該排紙トレイ
    上に排出記録紙を載置可能にしたことを特徴とする画像
    形成装置の給紙カセット。
  3. 【請求項3】 前記固定蓋体の一部に、前記排紙トレイ
    の最大引き出し位置を規制する係止部を設けたことを特
    徴とする請求項1または2記載の画像形成装置の給紙カ
    セット。
  4. 【請求項4】 前記排紙トレイの操作前面側に把手部を
    設けたことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項
    記載の画像形成装置の給紙カセット。
  5. 【請求項5】 前記排紙トレイの一部に移動可能な補助
    トレイを設け、排出記録紙の載置面を拡大可能にしたこ
    とを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項記載の画
    像形成装置の給紙カセット。
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