JP2013178874A - 自動二輪車のledヘッドライト - Google Patents

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Abstract

【課題】省電力型の光源として発光素子を用いた自動二輪車のLEDヘッドライトであって、LED光源に対する熱影響を軽減しつつ、リフレクタの発光面積の確保が容易な自動二輪車のLEDヘッドライトを提供する。
【解決手段】光を発光するLED発光素子で構成される複数の第1光源(110)と、前記複数の第1光源(110)からの光を前方に反射し、且つ、中心から径方向外側に放射状に複数延びた延出部(112b)を有するリフレクタ(112)と、前記第1光源(110)と前記リフレクタ(112)を収容し前記リフレクタ(112)の前方に設けられるレンズ(102)とを備える自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、前記複数の第1光源(110)は、前記リフレクタ(112)の複数の延出部(112b)の径方向外側に設けられ且つ前方に位置する部分に設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、発光素子を用いて車体前方を照射する自動二輪車のLEDヘッドライトに関する。
自動二輪車に搭載されるヘッドライトとして、下記特許文献1に記載されているように、中心部から径方向外側に放射状に延在する複数のリフレクタを有し、ヘッドライトの発光状態を斬新(花びら状)にし、省電力型の発光源としてLEDを用いたものが知られている。
特開2009−93807号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のヘッドライトでは、各リフレクタに取り付けられるLEDは、ヘッドライトの中央部分に、ハイビーム又はロービームとして機能するプロジェクタヘッドライトの近傍に配置されているため、プロジェクタヘッドライトのみでなく、LED間での相互に熱干渉が生じてしまう可能性がある。
また、ハイビームやロービームを全てLEDで実現しようとする場合には、プロジェクタライトを廃止することができるが、ヘッドライトの中心部分において複数のLEDを支持するための支持部材が必要になり、ヘッドライトの中心部を発光面積に活用することができないので、一番良い発光部を犠牲にしてしまうことになり、設計の自由度が落ちるばかりか必要な光量を確保することが困難になる場合も考えられる。
そこで、本発明は、省電力型の光源として発光素子を用いた自動二輪車のLEDヘッドライトであって、LED光源に対する熱影響を軽減しつつ、リフレクタの発光面積の確保が容易な自動二輪車のLEDヘッドライトを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、光を発光するLED発光素子で構成される複数の第1光源(110)と、前記複数の第1光源(110)からの光を前方に反射し、且つ、中心から径方向外側に放射状に複数延びた延出部(112b)を有するリフレクタ(112)と、前記第1光源(110)と前記リフレクタ(112)を収容し前記リフレクタ(112)の前方に設けられるレンズ(102)とを備える自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、前記複数の第1光源(110)は、前記リフレクタ(112)の複数の延出部(112b)の径方向外側且つ前方に位置する部分に設けられることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、前記第1光源(110)は、前記延出部(112b)の外側から内側に向かって発光することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、前記複数の第1光源(110)を冷却する複数の冷却手段(114)を備え、前記複数の冷却手段(114)を前記延出部(112b)の径方向外側に配置したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、前記複数の冷却手段(114)は、冷却フィンであり、第1光源(110)より外側に配置されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、前記リフレクタ(112)より径方向外側に、ポジションライトとして機能する発光素子で構成される第2光源(118)を設けたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、前記第2光源(118)からの光を導く導光部(116)を備え、前記導光部(116)は、前記LEDヘッドライト(36)の正面視で前記リフレクタ(112)を囲むように周方向に形成されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項5に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、前記ポジションライトは、前記第2光源(118)と、前記第2光源(118)からの光を導光する導光部(116)を備えたことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、前記導光部(116)は、上下に略円弧状に形成されたことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1〜8の何れか1項に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、前記第1光源(110)は、略上下方向に光が照射する位置に設けられ、正面視で庇部(108b)によって覆われたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、複数の第1光源からの光を前方に反射するリフレクタは、中心から径方向外側に放射状に複数延びた延出部を有し、複数の第1光源は、複数の延出部の径方向外側に設けられ且つ前方に位置する部分に設けられるので、複数の第1光源を互いに離間して配置することができ、複数の第1光源は、互いに熱干渉を受けることがなく、第1光源に対する熱影響を軽減することができる。従って、特別な冷却手段を必要とせずに、効率良く複数の第1光源が発する熱を冷却することが可能となる。また、リフレクタの発光面積を確保することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1光源は、延出部の外側から内側に向かって発光するので、リフレクタの中心付近と周辺付近とのコントラストが高くなることを防止することができ、斬新な形状をしたリフレクタの発光状態を強調することができ、LEDヘッドライトの発光状態のデザイン性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、複数の冷却手段を、延出部の径方向外側に配置したので、冷却手段を互いに離間して配置することができ、冷却効果を高めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、複数の冷却手段は、冷却フィンであり、第1光源より外側に配置されているので、第1光源が発した熱が籠もることなく外気によって効率良く冷やされ、冷却フィンの冷却効果を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、リフレクタより半径方向外側に、ポジションライトとして機能する第2光源を設けたので、LEDヘッドライトの発光状態のデザイン性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、第2光源からの光を導光する導光部は、リフレクタを囲むように周方向に形成されているので、第2光源が発光すると、導光部が光り、LEDヘッドライトの発光状態のデザイン性を更に向上させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、ポジションライトは、第2光源と導光部とを備えているので、第2光源の数が少なくてもポジションライトを実現することができ、コストの低減を図ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、導光部は、上下に略円弧状に形成されているので、導光部の組み付け性の向上を図ることができる。
請求項9に記載の発明によれば、第1光源は、略上下方向に光を照射する位置に設けられ、正面視で庇部によって覆われているので、第1光源を隠しながらリフレクタの発光状態を強調することができる。
自動二輪車の左側面図である。 図1に示す自動二輪車のLEDヘッドライトの拡大左側面図である。 図1に示す自動二輪車を前方から見たときのLEDヘッドライトの正面図である。 図3のIV−IV線斜視断面の模式図である。 図4に示す導光部支持部、導光部の分解斜視図である。
本発明に係る自動二輪車のLEDヘッドライトについて、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
図1は、自動二輪車10の左側面図である。なお、発明の理解を容易にするために、特に指示のない限り、図1において示す矢印方向を基準として、前後及び上下の方向を説明するとともに、車体に着座した運転者から見た方向を基準として、左右の方向を説明する。
自動二輪車10は、ダブルクレードル型の車体フレーム12を有し、車体フレーム12は、ヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14から左右に分岐して緩やかに後ろ下がりで後方に延びた後、湾曲部16aを介して下方に延びる左右一対のメインフレーム16と、ヘッドパイプ14から左右に分岐してメインフレーム16の下方を、後ろ斜め下方に延びた後、湾曲部18aを介して略水平に後方に延び、メインフレーム16の後端部に接続された左右一対のダウンフレーム18とを有する。
車体フレーム12は、更に、左右一対のメインフレーム16の湾曲部16a近傍から後方やや後ろ上がりに延びる左右一対のシートフレーム20と、メインフレーム16の前記後端部付近に配置された左右一対のピボットプレート22と、メインフレーム16のピボットプレート22が設けられている付近から斜め後ろ上がりに延びてシートフレーム20に接続された左右一対の補強ステー24とを有する。左右一対のピボットプレート22には、ピボット26が設けられている。
左右一対のフロントフォーク28は、ヘッドパイプ14によって回転自在に軸支され、左右一対のフロントフォーク28の上端には、トップブリッジ30aを介して、操舵用のハンドル32が取り付けられている。また、トップブリッジ30aには、スピードメータ等を有するメータ部34が取り付けられている。トップブリッジ30aとボトムブリッジ30bとを結ぶパイプ82(図2参照)に取り付けられた左右一対のステー35には、自動二輪車10の前方を照射するLEDヘッドライト36が取り付けられている。左右一対のフロントウインカ37は、パイプ82に取り付けられている。前輪WFは、左右一対のフロントフォーク28によって回転自在に軸支され、前輪WFの上部には、フロントフェンダ38が設けられている。なお、ボトムブリッジ30bには、警告音を出力する左右一対のホーン39が取り付けられている。
メインフレーム16とダウンフレーム18との間には、エンジン40及び変速機42が設けられ、エンジン40の上方であって、メインフレーム16の前側上方には、燃料タンク44が取り付けられている。エンジン40には、排気管46が取り付けられ、排気管46にはマフラー48が接続されている。オイルクーラ50は、エンジン40の前方であってダウンフレーム18の前側に設けられ、スロットルボディ52及びエアクリーナ54は、エンジン40の後方に設けられている。
ピボットプレート22には、ピボット26を介してスイングアーム56が略上下方向に揺動自在に軸支され、スイングアーム56の後端部上側とシートフレーム20との間には、リアクッション58が介装されている。スイングアーム56の後端には、後輪WRが回転可能に軸支されている。エンジン40の動力は、チェーン60を介して後輪WRに伝達される。ピボットプレート22には、後方に延びるステップホルダ62が固定されており、ステップホルダ62の前部と後部には、運転者用、同乗者用のステップ64、66が装着されている。
燃料タンク44の後方且つシートフレーム20の上部には、運転者及び同乗者が着座可能なシート68が取り付けられており、シートフレーム20の後部には、同乗者が把持するグラブバー70、及び、リアウインカ72が取り付けられている。シートフレーム20の後方にはリアフェンダ74が設けられており、リアフェンダ74には、テールランプ76及びライセンスプレート78が取り付けられている。
図2は、図1に示す自動二輪車10のLEDヘッドライト36の拡大左側面図である。図2に示すように、2つのボルト80a、80bによって左右一対のステー35の後端部がパイプ82に取り付けられ、LEDヘッドライト36の左右両端がボルト80bによって左右一対のステー35の前端部に取り付けられている。このボルト80bを弛め、LEDヘッドライト36を上下方向(垂直方向)に動かすことで、LEDヘッドライト36の光軸を調整(エイミング調整)することができる。また、LEDヘッドライト36には、LEDヘッドライト36の光軸を左右方向に調整(エイミング調整)するためのボルト84がLEDヘッドライト36に取り付けられており、ボルト84を弛めることで、LEDヘッドライト36の光軸を左右方向に調整することができる。
なお、LEDヘッドライト36には、基準線86が設けられており、該基準線86が水平となるようにLEDヘッドライト36を動かすことで、LEDヘッドライト36の上下方向における位置を基準位置にすることができる。この基準位置とは、最も一般的なLEDヘッドライト36の位置である。
図3は、図1に示す自動二輪車10を前方から見たときのLEDヘッドライト36の正面図であり、図4は、図3のIV−IV線斜視断面の模式図である。LEDヘッドライト36は、LEDヘッドライト36の筐体を構成するハウジング100及びレンズ102を有し、このハウジング100及びレンズ102によって形成される空間104内に、導光部支持部106、ライトユニット108、第1光源110、リフレクタ112、冷却フィン114、導光部116、及び、第2光源118が収納されている。レンズ102は、ハウジング100の前端部の内径内側に設けられ、第1光源110及び第2光源118が発光した光を透過する。また、ハウジング100とレンズ102との間には、LEDヘッドライト36の外から内部に雨や埃等が侵入しないように、シール部材119が設けられている。
ハウジング100は、略碗型形状を有し、ハウジング100の内側中央の後方(奥側)から前方(レンズ102側)に向かって、導光部支持部106(図5参照)と、略有底円筒状のライトユニット108が設けられている。
ライトユニット108は、第1光源110、リフレクタ112、及び冷却フィン114が取り付けられている。ライトユニット108の周辺部には、LEDヘッドライト36の前方(レンズ102側)に向かって突出する突出部108aが設けられている。この突出部108aの内周の複数の取り付け箇所に第1光源110が取り付けられ、突出部108aには、第1光源110をLEDヘッドライト36の前方から視認できないように庇部108bが設けられている。第1光源110として省電力な発光素子(例えば、LED)を用い、前記複数の取り付け箇所は、突出部108aの内周に均等配置される。本実施の形態では、第1光源110が取り付けられる前記複数の取り付け箇所は3つであり、120度間隔で配置される(図3参照)。つまり、ライトユニット108の突出部108aの内周に120度間隔で第1光源110を取り付ける。このように、複数の第1光源110を離間して配置するので、複数の第1光源110は、互いに熱干渉を受けることはなく、効率よく複数の第1光源110が発する熱を冷却することが可能となる。
なお、本実施の形態では、1つの前記取り付け箇所に1つの第1光源110を取り付けるようにしたが、1つの前記取り付け箇所に複数の第1光源110を取り付けるようにしてもよい。例えば、1つの前記取り付け箇所に2つの第1光源110を取り付ける場合は、2つ1組の第1光源110が120度間隔で突出部108aの内周に取り付けられる。また、第1光源110が取り付けられる前記取り付け箇所を3つとしたが、2つであってもよく、4つ以上であってもよい。前記取り付け箇所を4つとした場合は、90度間隔で配置される。
リフレクタ112は、花びら形状(特殊な形状)であり、詳しくは、中心部112aと、中心部112aから径方向外側に放射状に複数延びた延出部112bを有する。この複数の延出部112bは、複数の第1光源110が発光した光を反射して自動二輪車10の前方に光を照射するものであり、延出部112bの数は、第1光源110の前記取り付け箇所の数に対応しており、延出部112bの延出方向は、前記取り付け箇所に向かって伸びている。本実施の形態では、3つの延出部112bが120度間隔で中心から放射状に、前記取り付け箇所に向かって延びている。リフレクタ112の複数の延出部112bの径方向外側の端部は、ライトユニット108の突出部108aの内周に取り付けられている。
第1光源110は、リフレクタ112の延出部112bの径方向外側に設けられ、延出部112bの外側から内側に向かって光を発光する。複数の第1光源110は、リフレクタ112の複数の延出部112bの外側から内側に向かって(中心部112aに向かって)発光するので、リフレクタ112の中心付近と周辺付近とのコントラストが高くなることを防止することができ、斬新な形状をしたリフレクタ112の発光状態を強調することができる。つまり、延出部112bの径方向外側は、第1光源110に近いので明るくなり、延出部112bの径方向内側及び中心部112aは、3方向から照射された光が集まるので、延出部112bの内側及び中心部112aは明るくなる。従って、リフレクタ112の中心付近と周辺付近とのコントラストが低くなる。
複数の第1光源110が発光した光は、リフレクタ112(特に、延出部112b)によって自動二輪車10の前方に反射される。従って、第1光源110は、自動二輪車10の前方を照らす光源として機能する。第1光源110は、リフレクタ112の延出部112bの径方向外側の端部付近に設けられている。
複数の冷却フィン(冷却手段)114は、リフレクタ112の延出部112bの径方向外側に設けられ、第1光源110より外側に配置されている。詳しくは、冷却フィン114は、ライトユニット108の突出部108aの外周であって、第1光源110が取り付けられた位置(前記取り付け箇所)に対応する位置にそれぞれ取り付けられている。従って、実施の形態では、冷却フィン114は、突出部108aの外周に120度間隔で取り付けられている。この冷却フィン114は、第1光源110が発した熱を冷却するものである。複数の冷却フィン114は、互いに離間して配置されるので冷却効果を高めることができる。また、冷却フィン114は、第1光源110の径方向外側に配置されているので、第1光源110が発した熱がLEDヘッドライト36の中心付近で籠もることなく、外気によって効率良く冷却される。
導光部支持部106は、ライトユニット108を後ろから覆うように設けられ、導光部支持部106の先端には、導光部116が取り付けられている。
図5は、導光部支持部106、導光部116の分解斜視図である。図5に示すように、導光部支持部106は、円計状のベース部120と、円筒部122とを有する。この円筒部122は、2つの切欠部106aによって2つに区切られて断面が弧状の前方に突出した上側支持部124と下側支持部126を有する。2つの切欠部106aは、円筒部122の中心から車幅方向に延びた直線状に設けられている。2つの切欠部106aによって露出したベース部120の表面(上側支持部124及び下側支持部126が設けられていないベース部120の表面)128には、発光素子(例えば、LED)である第2光源118が4つ設けられている。2つの第2光源118(以下、第2光源118aと呼ぶ場合もある)は、上側支持部124側に設けられ、2つの第2光源118(以下、第2光源118bと呼ぶ場合もある)は、下側支持部126側に設けられている。
導光部116は、第2光源118が発光した光を導くものであり、導光部116は、LEDヘッドライト36の正面視でリフレクタ112を囲むように周方向に形成されている。導光部116は、導光体130a、130bを有し、導光体130aは、上側支持部124の前端面124aに沿った形状を有し、第2光源118aが発光した光を導光する。導光体130bは、下側支持部126の前端面126aに沿った形状を有し、第2光源118bが発光した光を導光する。
詳しくは、導光体130aは、一方の第2光源118aから前方に延びた後、上方に湾曲して上向きの弧状を描いた後、後方に湾曲して他方の第2光源118aまで延びている。導光体130bは、一方の第2光源118bから前方に延びた後、下方に湾曲して下向きの弧状を描いた後、後方向に湾曲して他方の第2光源118bまで延びている。
これにより、導光部116は、第2光源118が発光した光を導光することができ、導光部116が発光しているような印象を与えることができる。リフレクタ112の中心(LEDヘッドライト36の中心)の車幅方向を境にして、リフレクタ112を囲むように、上側と下側とに弧状の導光部116が設けられるので、リフレクタ112の周りで光が発光しているような印象を与えることができ、LEDヘッドライト36の発光状態のデザイン性を向上させることができる。なお、この第2光源118は、ポジションライトとしての機能を有し、第2光源118及び導光部116でポジションライトを構成する。
なお、図4に示すように、ハウジング100内であって、導光部支持部106の後方には、第1光源110及び第2光源118を制御するためのLED基板140が設けられており、ハウジング100の後方の壁部近傍外側には、LED基板140と接続されるカプラ142が取り付けられている。LED基板140には、コンデンサ144やCPU146が設けられている。これにより、デッドスペースにLED基板140を配置することで、デッドスペースを有効に活用することができるとともに、LED基板140の冷却性の向上を図ることができる。
このように、複数の第1光源110からの光を前方に反射するリフレクタ112は、中心から径方向外側に放射状に複数延びた延出部112bを有し、複数の第1光源110は、複数の延出部112bの径方向外側に設けられ且つ前方に位置する部分に設けられるので、複数の第1光源110を互いに離間して配置することができ、複数の第1光源110は、互いに熱干渉を受けることがなく、第1光源110に対する熱影響を軽減することができる。従って、特別な冷却手段を必要とせずに、効率良く複数の第1光源110が発する熱を冷却することが可能となる。また、リフレクタ112の発光面積を確保することができる。
また、第1光源110は、延出部112bの外側から内側に向かって発光するので、リフレクタ112の中心と周辺付近とのコントラストが高くなることを防止することができ、斬新な形状をしたリフレクタの発光状態を強調することができ、LEDヘッドライト36の発光状態のデザイン性を向上させることができる。
複数の第1光源110を冷却する複数の冷却フィン114を備え、複数の冷却フィン114を、延出部112bの径方向外側に配置したので、冷却フィン114を互いに離間して配置することができ、冷却効果を高めることができる。また、複数の冷却フィン114を、第1光源110より外側に配置したので、第1光源110が発した熱が籠もることなく外気によって効率良く冷やされ、冷却フィン114の冷却効果を高めることができる。
リフレクタ112より半径方向外側に、ポジションライトとして機能する第2光源118を設けたので、LEDヘッドライト36の発光状態のデザイン性を向上させることができる。また、第2光源118からの光を導光する導光部116を設け、導光部116は、リフレクタ112を囲むように周方向に形成されているので、第2光源118が発光すると、導光部116が光り、LEDヘッドライト36の発光状態のデザイン性を更に向上させることができる。
ポジションライトは、第2光源118と導光部116とを備えているので、第2光源118の数が少なくても、ポジションライトを実現することができ、コストの低減を図ることができる。導光部116は、上下に略円弧状に形成されているので、導光部116を組み付ける際に、導光部116とリフレクタ112等が干渉することがなく、導光部116の組み付け性を向上させることができる。
第1光源110は、略上下方向に光を照射する位置に設けられ、正面視で庇部108bによって覆われているので、第1光源110を隠しながらリフレクタ112の発光状態を強調することができる。
以上、本発明について好適な実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。また、特許請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化のために添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定して解釈されるものではない。
10…自動二輪車 12…車体フレーム
14…ヘッドパイプ 16…メインフレーム
18…ダウンフレーム 20…シートフレーム
22…ピボットプレート 24…補強ステー
26…ピボット 28…フロントフォーク
32…ハンドル 36…LEDヘッドライト
40…エンジン 56…スイングアーム
60…チェーン 100…ハウジング
102…レンズ 106…導光部支持部
106a…切欠部 108…ライトユニット
108a…突出部 108b…庇部
110…第1光源 112…リフレクタ
112a…中心部 112b…延出部
114…冷却フィン 116…導光部
118、118a、118b…第2光源 120…ベース部
122…円筒部 124…上側支持部
124a、126a…前端面 126…下側支持部
128…表面 130a、130b…導光体

Claims (9)

  1. 光を発光するLED発光素子で構成される複数の第1光源(110)と、
    前記複数の第1光源(110)からの光を前方に反射し、且つ、中心から径方向外側に放射状に複数延びた延出部(112b)を有するリフレクタ(112)と、
    前記第1光源(110)と前記リフレクタ(112)を収容し前記リフレクタ(112)の前方に設けられるレンズ(102)と
    を備える自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、
    前記複数の第1光源(110)は、前記リフレクタ(112)の複数の延出部(112b)の径方向外側且つ前方に位置する部分に設けられる
    ことを特徴とする自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)。
  2. 請求項1に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、
    前記第1光源(110)は、前記延出部(112b)の外側から内側に向かって発光する
    ことを特徴とする自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)。
  3. 請求項1又は2に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、
    前記複数の第1光源(110)を冷却する複数の冷却手段(114)を備え、
    前記複数の冷却手段(114)を前記延出部(112b)の径方向外側に配置した
    ことを特徴とする自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、
    前記複数の冷却手段(114)は、冷却フィンであり、第1光源(110)より外側に配置されている
    ことを特徴とする自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、
    前記リフレクタ(112)より径方向外側に、ポジションライトとして機能する発光素子で構成される第2光源(118)を設けた
    ことを特徴とする自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)。
  6. 請求項5に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、
    前記第2光源(118)からの光を導く導光部(116)を備え、
    前記導光部(116)は、前記LEDヘッドライト(36)の正面視で前記リフレクタ(112)を囲むように周方向に形成されている
    ことを特徴とする自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)。
  7. 請求項5に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、
    前記ポジションライトは、前記第2光源(118)と、前記第2光源(118)からの光を導光する導光部(116)を備えた
    ことを特徴とする自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)。
  8. 請求項7に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、
    前記導光部(116)は、上下に略円弧状に形成された
    ことを特徴とする自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載の自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)において、
    前記第1光源(110)は、略上下方向に光が照射する位置に設けられ、正面視で庇部(108b)によって覆われた
    ことを特徴とする自動二輪車(10)のLEDヘッドライト(36)。
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