JP2013176921A - インクジェット印刷用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】垂れ幕、横断幕、間仕切り幕用の印刷媒体であってメッシュ素材でありながら描画表現性や画像の透け防止効果優れ外観が良く、視界制御効果を有するインクジェット印刷用に適したフラットメッシュシートの提供。
【解決手段】繊維糸条で構成された粗目織物を含む基布と、繊維糸条を被覆する熱可塑性樹脂層とで構成された、多数の貫通孔を有する可撓性メッシュシートにおいて、この可撓性メッシュシートの空隙率及び平坦度を特定値とし、粗目織物を、マルチフィラメント糸条3本並列による扁平経糸束及び扁平緯糸束との交絡によるフラット織物とする。
【選択図】図2
【解決手段】繊維糸条で構成された粗目織物を含む基布と、繊維糸条を被覆する熱可塑性樹脂層とで構成された、多数の貫通孔を有する可撓性メッシュシートにおいて、この可撓性メッシュシートの空隙率及び平坦度を特定値とし、粗目織物を、マルチフィラメント糸条3本並列による扁平経糸束及び扁平緯糸束との交絡によるフラット織物とする。
【選択図】図2
Description
本発明は採光性と視界制御効果を有するインクジェット印刷用シートに関する。詳しく述べると、本発明のシートは、店舗、大型商業施設、イベント会場、遊戯施設、建築現場などにおいて用いる垂れ幕、横断幕、間仕切り幕用などの印刷媒体であって、特にメッシュ素材でありながらオリジナルデザインの描画表現性及び画像の透け防止効果に優れ外観が良く、シート設営内部からは外部景観が認知可能で、外部からは内側の様子が容易に認知できない視界制御効果を有するインクジェット印刷用に適したフラットメッシュシートに関するもので、更には遮熱効果や消臭・減臭効果などを兼備するフラットメッシュシートに関する。
店舗、大型商業施設、イベント会場、遊戯施設、建築現場などで用いるビジュアルサインや広告としての垂れ幕、横断幕、間仕切り幕用などの媒体素材には、対人対物の識別性の確保、採光性確保、通気性確保、風圧制御などを理由にメッシュシートが多用されている。このメッシュシート素材にはデジタルデータ出力により写真、イラスト、文字、デザインなどが精緻にインクジェット描画される。このようなメッシュシート素材の一例として本出願人は、インク受理面のマンセル明度を9.0以上、その裏面側のマンセル明度を2.4以下に調整し、メッシュシート実体部の遮光率を80%以上とすることによって鮮明な画像を形成し、画像が裏面側に透けて見えることがないインクジェットプリント用メッシュシートの提案を行った。(特許文献1)しかし特許文献1図1に示されるように通常のメッシュシートの樹脂被覆糸条断面は楕円状にあるため、インクジェット描画は湾曲面に対して実行され、これにより裏面側からの観察角度が垂直方向以外、すなわち斜め方向からの観察に於いては描画の一部が露出するという問題を孕んでいた。そのため本出願人は、樹脂被覆糸条を熱ロール圧着により強制的に偏平化して、その断面の長径と短径との比を1.3:1〜5:1の範囲内とすることで裏面側観察に対する描画露出防止効果をより高めることを可能とした。しかし熱ロール圧着での強制的な偏平化では、圧延で偏平度を増す程に溶融した被覆樹脂がメッシュシートの貫通孔(空隙部)に流れ込み、それによって空隙面積を狭少化することで、対人対物の識別性、採光性、通気性、風圧制御などの作用を損なうと同時に、貫通孔の形状を不定形に詰まらせることで、メッシュシートの外観を悪くする問題を発生した。一方、メッシュートとして多孔状にメッシュが穿孔されたポリマーラミネートフィルムにシルクスクリーン印刷したものを透明ガラスに貼着することで室外からは印刷画像が視認可能であって且つ室内から室外側景色が透視可能なメッシュシートが提案されている。(特許文献3)このようなメッシュシートは裏面側観察に対する画像露出防止効果を有し、シートの外観も良好なものではあるが、このようなガラス貼着用の穿孔フィルムでは裂け易く、垂れ幕、横断幕、間仕切り幕などの屋外用途に使用するには不適切な素材である。従って、裏面側観察に対する描画露出防止効果し、外観の良好な屋外用途に適して使用可能なインクジェット印刷用シートが望まれていた。
本発明は、店舗、大型商業施設、イベント会場、遊戯施設、建築現場などで用いるビジュアルサインや広告としての垂れ幕、横断幕、間仕切り幕用の印刷媒体であって、特にメッシュ素材でありながらオリジナルデザインの描画表現性や画像の透け防止効果に優れ、シート設営内部からは外部景観が認知可能で、外部からは内側の様子が容易に認知できない視界制御効果を有するインクジェット印刷用に適したフラットメッシュシートの提供と、更には遮熱効果や消臭・減臭効果などを兼備するフラットメッシュシートを提供しようとするものである。
上記課題を解決するためには、繊維糸条で構成された粗目織物を含む基布と、繊維糸条を被覆する熱可塑性樹脂層とで構成された、多数の貫通孔を有する可撓性メッシュシートにおいて、この可撓性メッシュシートの空隙率及び平坦度を特定値とし、粗目織物を、特定の扁平経糸束及び扁平緯糸束との交絡によるフラット織物とすることによってインクジェット描画表現性や外観に優れ、さらに視界制御効果を有することを見出して本発明を完成するに至った。
すなわち本発明のインクジェット印刷用シートは、繊維糸条で構成された粗目織物を含む基布と、前記繊維糸条を被覆する熱可塑性樹脂層とで構成された、多数の貫通孔を有する可撓性メッシュシートであって、この可撓性メッシュシートの空隙率が5〜35%、かつ平坦度が80〜100であり、前記粗目織物が、マルチフィラメント糸条3本並列による扁平経糸束及び扁平緯糸束との交絡によるフラット織物であることが好ましい。これによってインクジェット描画表現性や画像の透け防止効果に優れ外観が良く、さらに視界制御効果を有することを可能とするのでビジュアルサインや広告として、垂れ幕、横断幕、間仕切り幕の形態で店舗、大型商業施設、イベント会場、遊戯施設、建築現場などの外装に用いた時に、ビジュアルサインや広告が目立って屋外からは内部の様子を覘き見ることが容易ではなく、反対に内部からはガラス窓を通じての屋外側景色を透視可能とする。平坦度とは、可撓性メッシュシートの貫通孔を除く部分を実体とした時に、実体表面と水平ガラス板との接触面積率で表される。
本発明のインクジェット印刷用シートは、前記熱可塑性樹脂層に、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化ジルコニウム、三酸化アンチモン、酸化インジウム、スズドープ酸化インジウム、インジウムドープ酸化スズ、及びアンチモンドープ酸化スズから選ばれた1種以上の金属酸化物粒子を含んでいることが好ましい。これによって本発明のインクジェット印刷用シートに遮熱効果を附帯することを可能とするので、このような印刷シートをビジュアルサインや広告として、垂れ幕、横断幕、間仕切り幕の形態で店舗、大型商業施設、イベント会場、遊戯施設などの外装に用いた時に、特にガラス窓を覆う使用に於いては屋内への熱伝導を抑制する遮熱効果を得ることができる。また建築現場の養生包囲に用いた時には建築現場内部の気温上昇を抑制する効果を得ることができる。
本発明のインクジェット印刷用シートは、前記熱可塑性樹脂層に、臭気分子に対して、物理的吸着性を有する無機多孔性物質、化学反応性を有する無機酸化・還元性物質、及び無機分解反応触媒物質から選ばれた1種以上の臭気分子不活性化粒子を含んでいることが好ましい。これによって本発明のインクジェット印刷用シートに消臭・減臭効果を附帯することを可能とするので、このような印刷シートをビジュアルサインや広告として、垂れ幕、横断幕、間仕切り幕の形態で店舗、大型商業施設、イベント会場、遊戯施設などの屋内用途に用いた時に、屋内の生活臭(体臭、タバコ臭、調理臭、ゴミ臭、カビ臭など)を低減させることを可能とする。また建築現場の養生包囲に用いた時には建築現場内部の臭気を低減させる効果を得ることができる。
本発明のインクジェット印刷用シートは、メッシュ素材でありながらオリジナルデザインの描画表現性や外観に優れ、シート設営内部からは外部景観が認知可能で、外部からは内側の様子が容易に認知できない視界制御効果を有するインクジェット印刷用に適したフラットメッシュシートであるので、本発明のシートを、店舗、大型商業施設、イベント会場、遊戯施設、建築現場などで用いるビジュアルサインや広告としての垂れ幕、横断幕、間仕切り幕用などの印刷媒体に適して用いることができる。また本発明のインクジェット印刷用シートには必要に応じて遮熱機能や消臭・減臭機能を附帯することができるので特に店舗、大型商業施設、イベント会場、遊戯施設などの屋内使用にも適している。
本発明のインクジェット印刷用シートは、繊維糸条で構成された粗目織物を含む基布と、繊維糸条を被覆する熱可塑性樹脂層とで構成された、多数の貫通孔を有する可撓性メッシュシートにおいて、この可撓性メッシュシートの空隙率及び平坦度を特定値とし、粗目織物には、特定の扁平経糸束及び扁平緯糸束との交絡によるフラット織物を用いる。
本発明のインクジェット印刷用シートにおいて、粗目織物を構成する繊維糸条を被覆する熱可塑性樹脂層には、軟質塩化ビニル樹脂、塩化ビニル系共重合体樹脂、オレフィン樹脂、オレフィン系共重合体樹脂、ウレタン樹脂、ウレタン系共重合体樹脂、アクリル樹脂、アクリル系共重合体樹脂、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル系共重合体樹脂、スチレン樹脂、スチレン系共重合体樹脂、ポリエステル樹脂、およびポリエステル系共重合体樹脂、フッ素樹脂、フッ素系共重合体樹脂、シリコン樹脂、シリコン系共重合体樹脂などが使用でき、これらは単独もしくは、2種以上の併用としてもよい。時に本発明において好ましい熱可塑性樹脂は、塩化ビニル樹脂(可塑剤、安定剤等を配合した軟質〜半硬質塩化ビニル樹脂を包含する)、オレフィン系共重合体樹脂、ウレタン系共重合体樹脂、およびポリエステル系共重合体樹脂である。これらの熱可塑性樹脂には、必要に応じて有機顔料、無機顔料、可塑剤、安定剤、充填剤、滑剤、紫外線吸収剤、劣化防止剤、接着剤、防炎剤、防黴剤、抗菌剤、帯電防止剤、防曇剤及び消臭剤など公知の添加剤を含むことができる。
本発明のインクジェット印刷用シートにおいて、粗目織物を構成する繊維糸条を被覆する熱可塑性樹脂層には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化ジルコニウム、三酸化アンチモン、酸化インジウム、スズドープ酸化インジウム、インジウムドープ酸化スズ、及びアンチモンドープ酸化スズから選ばれた1種以上の金属酸化物粒子を含んでいてもよい。熱可塑性樹脂層の厚さは0.05〜1.0mm、特に0.1〜0.35mmが好ましい。この熱可塑性樹脂層の厚さ範囲内において、これら金属酸化物粒子の含有量は熱可塑性樹脂100質量部に対して、0.5〜30質量部、特に1〜15質量部含有することが好ましい。このようにして得られた可撓性メッシュシートは、波長300〜2500nmにおける日射反射率(JIS R3106)を60%以上とする。金属化合物粒子の含有量が0.5質量部未満だと得られるメッシュシートの日射反射率が不十分となることがあり、また含有量が30質量部を越えると得られるメッシュシートの熱可塑性樹脂層を脆くすることがある。
本発明のインクジェット印刷用シートにおいて、上記熱可塑性樹脂層には、臭気分子に対して、物理的吸着性を有する無機多孔性物質、化学反応性を有する無機酸化・還元性物質、及び無機分解反応触媒物質から選ばれた1種以上の臭気分子不活性化粒子を含んでいてもよい。これによって屋内の生活臭(体臭、タバコ臭、調理臭、ゴミ臭、カビ臭など)を低減させる機能を付帯する。臭気分子不活性化粒子のうち物理的吸着性を有する無機多孔性物質としては、活性炭、添着活性炭、竹炭、活性白土、天然ゼオライト、合成ゼオライト、ベントナイト、セピオライト、シラス、シリカ、シリカ−マグネシア、モレキュラーシーブなどを用いることができる。また化学反応性を有する無機酸化・還元性物質としては、電気石(トルマリン鉱石)、及び金属フタロシアニン錯体、金属フタロシアニン錯体テトラカルボン酸、(これらの錯体形成金属として、銅、鉄、コバルト、マンガンなど)などが使用できる。また無機分解反応触媒物質としては、助触媒添加(担持)型光触媒、アニオンドープ型光触媒、カチオンドープ型光触媒、共ドープ型光触媒、金属ハロゲン化物担持型光触媒、酸素欠損型光触媒などの可視光応答型光触媒粒子を用いることができる。
熱可塑性樹脂層に含有する臭気分子不活性化粒子の含有量は、熱可塑性樹脂層の全質量に対して1〜30質量%が好ましい。臭気分子不活性化粒子の含有量が1質量%未満だと、得られるシートの消臭・減臭効果が不十分となることがあり、また30質量%を越えると得られるシートの熱可塑性樹脂層の摩耗強度が脆弱となることがある。本発明において、上記臭気分子不活性化粒子の補助成分として植物性ポリフェノール類、植物性テルペノイドを含んでいてもよい。植物性ポリフェノールは、フラボノール、イソフラボン、タンニン、カテキン、ケルセチン、アントシアニンなど、及びその誘導体、フェノール性酸及びその誘導体などの単一もしくは混合物である。また植物性テルペノイドは、ヒノキチオール、テルピネオール、リナロールなどのテルペンアルコール、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、p−メンタン、α−テルピネン、テルピノーレン、カンフェン、エレメン、ミルセン、カルボンなどのテルペン系環式炭化水素化合物を、熱可塑性樹脂層の全質量に対して1〜5質量%の範囲で併用してもよい。
本発明のインクジェット印刷用シートは防炎性を有することが好ましく、上記熱可塑性樹脂層には難燃性付与剤を配合することが好ましい。用いる難燃性付与剤に特に限定は無いが、例えば、金属水酸化物、金属酸化物、金属炭酸塩化合物、ホウ酸化合物、無機系化合物複合体、金属リン酸塩、金属有機リン酸塩、リン酸誘導体、ポリリン酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニウム誘導体化合物、(イソ)シアヌレート系化合物、(イソ)シアヌル酸系化合物、グアニジン系化合物、尿素系化合物、臭素系化合物、塩素系化合物などが挙げられる。これらの難燃性付与剤は熱可塑性樹脂に対して10〜100質量%、特に20〜50質量%配合することで消防法施行規則第4条(JIS L1091)の防炎性能を満たすことができる。
本発明において、粗目織物を構成する繊維糸条を被覆する熱可塑性樹脂層の形成は、粗目織物に対して液状の熱可塑性樹脂によるディッピングやコーティングによる含浸被覆によって形成される。液状の熱可塑性樹脂としては、エマルジョン樹脂、デイスパージョン樹脂などの水分散形態、熱可塑性樹脂を有機溶媒中に可溶化した塗料形態、及び塩化ビニル樹脂ペーストゾルなどの使用が好ましい。
本発明において、粗目織物を構成する繊維は、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、芳香族ヘテロ環ポリマー繊維などの合成繊維、木綿、麻、ケナフなどの天然繊維、アセテートなどの半合成繊維、ガラス繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維、炭素繊維などの無機繊維の何れもが使用でき、これらは単独で、或いは2種以上の混用で用いることができるが、特にポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維などの合成繊維が好ましい。
粗目織物を構成する繊維糸条の形態は、マルチフィラメント、短繊維紡績、モノフィラメント、スプリットヤーン、テープヤーンなどいずれであってもよいが、特にマルチフィラメントが好ましい。マルチフィラメント糸条の繊度は、125(139dtex)〜1000(1111dtex)デニール、特に250(278dtex)〜750(833dtex)デニールが好ましい。本発明においてマルチフィラメント糸条は、その断面形状が円形、楕円形、及び扁平(横長に潰れた楕円形)の何れの形状でも使用できるが、扁平糸条が好ましい。このような扁平糸条は、断面形状の高さと幅方向の比が、2:3〜1:5が好ましい。
本発明に使用する粗目織物は、マルチフィラメント糸条3本並列による扁平経糸束と扁平緯糸束との交絡による織物であり、その空隙率は5〜35%、特に10〜25%が好ましい。このような空隙率の織物は、例えば125(139dtex)デニールの糸条を3本並列して一束とした扁平束を経糸束群及び緯糸束群として、1インチ間に10〜33本打ち込んだ模紗織物、例えば250(278dtex)デニールの糸条を3本並列して一束とした扁平束を経糸束群及び緯糸束群として、1インチ間に6〜22本打ち込んだ模紗織物により得ることができる。マルチフィラメント糸条の撚数は、無撚を含み、0〜120T/mの範囲が好ましい。空隙率は粗目織物の任意の面積領域に占める目開き部分の総和面積率であり、目開き部分の面積の総和は、任意の面積領域から繊維実体部の見掛面積を差し引いた値で求められる。具体的には1インチ四方の面積領域のデジタル画像をコンピューターに取り込んで、繊維実体部と目開き部分の面積を計算する方法が挙げられる。また糸条の幅と、糸条の配置密度の設計から理論値として計算した値であってもよい。空隙率が5%未満だと、得られるメッシュシートのインクジェット描画表現性は十分なものとなるが、しかしその反面、採光性と視界制御効果が不十分となり、室内から屋外の景観認知性が不十分となることがある。また空隙率が35%を越えると、得られるメッシュシートの採光性と、室内から屋外の景観認知性は十分なものとなるが、しかしその反面、インクジェット描画表現性が不十分となることがある。
本発明において粗目織物は、マルチフィラメント糸条(円断面)を経糸束群及び緯糸束群として製織した模紗織物、またはマルチフィラメント扁平糸条(扁平断面)を経糸束群及び緯糸束群として製織した模紗織物、または経糸束群及び緯糸束群の一方の群をマルチフィラメント糸条(円断面)の束、もう一方の群をマルチフィラメント扁平糸条(扁平断面)の束として製織した模紗織物、経糸束群及び緯糸束群においてマルチフィラメント糸条(円断面)の束とマルチフィラメント扁平糸条(扁平断面)の束を任意の交互配列として製織した模紗織物などが挙げられる。これらの粗目織物には、必要に応じて撥水処理、吸水防止処理、接着処理、難燃処理などの薬剤処理を施したものを用いてもよい。
本発明に好ましい模紗織物は、マルチフィラメント糸条3本並列による経糸束、及び緯糸束との交絡によってなるフラット織物であり、さらにマルチフィラメント糸条個々は無撚糸(0T/m)であることが糸条の扁平性の観点において好ましい。また糸撚りを掛けて糸条の強度を増す場合は、1〜120T/mの撚り数が好ましく、より適正な撚り数は30〜80T/mの範囲である。撚数が120T/mを越えると、糸条の扁平性が損なわれることで得られる粗目織物のフラット性が損なわれることがある。
本発明のインクジェット印刷用シートにおいて、粗目織物を構成する繊維糸条を被覆する熱可塑性樹脂層の表面にはインクジェット印刷性を向上させるためにアクリル樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗料などによる表面処理層が設けられていてもよく、表面処理層にはさらに白色微粒子を含有することがインキの発色性と定着性の観点で好ましい。白色微粒子は平均粒子径0.1〜10μmを有する、シリカ、カオリンクレー、ゼオライト、セピオライト、ハイドロタルサイト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、タルク、硫酸バリウム、酸化チタン、などの無機系化合物、セルロース、ケラチン、キトサン、アルギン酸重合物、アミノ酸重合物(プロテイン)、コラーゲン変性化合物などの官能基を有する有機系微粒子が挙げられる。白色微粒子は水酸基を有し、表面積の大きいシリカが特に好ましい。このような表面処理層の形成はグラビア法など公知の塗工方法によって行うことができる。
本発明のインクジェット印刷用シートの平坦度は80〜100であり、特に90〜100が好ましい。平坦度が80未満だとメッシュシートの樹脂被覆糸条断面は楕円状になるため、インクジェット描画は湾曲面に対して実行され、これにより裏面側からの観察が斜め方向からだと描画の一部が露出して見えることがある。また湾曲面に対しての印刷ではオリジナルデザインの描画表現性が損なわれることがある。平坦度とは、可撓性メッシュシートの貫通孔を除く部分を実体とした時に、実体表面と水平ガラス板との接触面積率で表される。接触面積率100は実体表面が全て水平ガラス板に接触していることを表す。接触面積は接触部に色素や金属蒸着箔を転写させ、これをコンピューターの画像に取り込んで計算させる方法が適している。
本発明のインクジェット印刷用シートに適するインクは、水性インク、油性インク、溶剤系インク、ラテックスインクなど、いずれの種類にも対応可能である。また本発明のインクジェット印刷用シートには、片面のみの印刷を行ってもよく、また両面に印刷を施してもよい。
本発明のインクジェット印刷用シート(2)について、図1〜4により説明する。図1は本発明に用いる粗目織物(1)の織り組織の一部を拡大して示す図である。粗目織物(1)はマルチフィラメント糸条(1−1−1)3本並列による扁平経糸束(1−1)、及びマルチフィラメント糸条(1−2−1)3本並列による扁平緯糸束(1−2)との交絡によってなるフラットな模紗織物である。図2は本発明のインクジェット印刷用シート(2)の外観の一部を示す図であり、粗目織物(1)を基材として、その全表面上が熱可塑性樹脂層(3)で被覆されてなるフラットメッシュシートを基体として、このフラットメッシュシートの片表面上に、印刷層(4)を設けたものである。図3は本発明のインクジェット印刷用シートの印刷使用例の部分的断面を拡大して示す図であり、部分的断面はインクジェット印刷用シート(2)の経糸、すなわち熱可塑性樹脂層(3)で被覆された扁平経糸束(1−1)の断面(2−1)、またはインクジェット印刷用シート(2)の緯糸、すなわち熱可塑性樹脂(3)で被覆された扁平緯糸束(1−2)の断面(2−2)である。扁平経糸束(1−1)または扁平緯糸束(1−2)の全表面上が熱可塑性樹脂層(3)で被覆され、フラット基体の片表面上に、印刷層(4)が設けられ、熱可塑性樹脂層(3)には金属酸化物粒子(3−1)を含有している。図4は本発明のインクジェット印刷用シートの印刷使用例の部分的断面を拡大して示す図であり、部分的断面はインクジェット印刷用シート(2)の経糸、すなわち熱可塑性樹脂層(3)で被覆された経糸束(1−1)の断面(2−1)、またはインクジェット印刷用シート(2)の緯糸、すなわち熱可塑性樹脂層(3)で被覆された緯糸束(1−2)の断面(2−2)である。扁平経糸束(1−1)または扁平緯糸束(1−2)の全表面上が熱可塑性樹脂層(3)で被覆され、フラット基体の片表面上に印刷層(4)が設けられ、熱可塑性樹脂層(3)には臭気分子不活性化粒子(3−2)を含有している。図5はマルチフィラメント単糸(断面形状:楕円)からなる粗目織物を基布として得たメッシュシートを熱圧着して平坦化した従来のメッシュシートの外観の一部を示す図である。
以下、本発明について実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。下記実施例及び比較例において、試験シートの描画表現性、外観、透け防止性、視界制御性、採光性、遮熱性、消臭・減臭性などは下記の試験方法により測定し、評価した。印刷は日本ヒューレットパッカード(株)製のインクジェットプリントプリンター(ラテックスインク対応)機種名:HP DesignjetL25500を用い、狩野一信:五百羅漢図(第十六幅)「六道修羅」を幅1m×長さ1.5mサイズで印刷した。
1)描画表現性(拡大鏡で細部観察)
1:平坦度80〜100を有し極めて良好
2:平坦度80未満ではあるが良好
2)メッシュ外観(空隙部形状)
1:良好(空隙部が明瞭な四角形)
2:不良(空隙部が不定形)
3)透け防止性(裏面45°からの観察)
1:良好=描画の存在が識別できない
2:不良=描画の存在が識別できる
4)視界制御性(屋外→屋内を制御:屋内→屋外を可能)
1:可
2:不可
1:平坦度80〜100を有し極めて良好
2:平坦度80未満ではあるが良好
2)メッシュ外観(空隙部形状)
1:良好(空隙部が明瞭な四角形)
2:不良(空隙部が不定形)
3)透け防止性(裏面45°からの観察)
1:良好=描画の存在が識別できない
2:不良=描画の存在が識別できる
4)視界制御性(屋外→屋内を制御:屋内→屋外を可能)
1:可
2:不可
5)遮熱性
5−1)日射反射率
分光光度計V−670型(日本分光(株)製)を使用し、日射透過率、日射吸収率を測定し、JIS R3106に準拠し式(1)に従って日射熱取得率を算出した。
(※熱線乱反射樹脂層を有する試験片は熱線乱反射樹脂層での測定)
日射熱取得率:η=a+b(1/αti)/(1/αti+1/αto)・・・(1)
αto : 屋外側表面の総合熱伝達率(常用値25W/m2K)
αti : 室内側表面の総合熱伝達率(常用値9W/m2K)
a : 日射透過率(%)300〜2100nm
b : 日射吸収率(%)300〜2100nm
c : 日射反射率(%)=100−〈日射透過率(%)+日射吸収率(%)〉
5−2)遮熱率
太陽光線を想定した赤外線ランプを使用し、シート材料が輻射熱を遮蔽する割合をシートの遮熱率として、以下の試験環境及び試験方法に従って測定した。
〈試験環境〉
内径が、高さ60cm×幅70cm×長さ70cmの外気温遮断性と気密性とを有する箱型構造体の天井部中央に赤外線ランプ(100V,250WR:東芝(株))を取り付け、またこの試験箱内部の底面部の中央には熱流量計(Shothrm HFM熱流量計:昭和電工(株)製)のセンサーを取り付けた台座(高さ8cm)を構成して遮熱性評価の試験環境を構成した。このとき天井部から赤外線ランプ先端までの距離は22cm、赤外線ランプ先端からセンサーまでの距離は30cmであった。(22cm+30cm+8cm=60cm)この状態でランプを点灯し、熱流量(kcal/m2h)を1分ごとに測定し、30分後の熱流量qn(kcal/m2h)を測定した。箱型構造体内の温度を20℃まで戻した後、このセンサーを取り付けた台座上に試験シート片(タテ10cm×ヨコ10cmサイズ:印刷層を有する試験片は印刷層を赤外線ランプに対向)を乗せ、その上に厚さ3.5mmの透明ガラス板を載せた状態でランプを点灯し、熱流量(kcal/m2h)を1分ごとに測定し、30分後の熱流量qc(kcal/m2h)を測定し、式(2)に従って遮熱率pf(%)を算出した。
遮熱率pf(%)=〔(qn−qc)/qn〕×100・・・(2)
遮熱率pf(%)は数値が大きいほど遮熱効果が高いものと判断する。
5−1)日射反射率
分光光度計V−670型(日本分光(株)製)を使用し、日射透過率、日射吸収率を測定し、JIS R3106に準拠し式(1)に従って日射熱取得率を算出した。
(※熱線乱反射樹脂層を有する試験片は熱線乱反射樹脂層での測定)
日射熱取得率:η=a+b(1/αti)/(1/αti+1/αto)・・・(1)
αto : 屋外側表面の総合熱伝達率(常用値25W/m2K)
αti : 室内側表面の総合熱伝達率(常用値9W/m2K)
a : 日射透過率(%)300〜2100nm
b : 日射吸収率(%)300〜2100nm
c : 日射反射率(%)=100−〈日射透過率(%)+日射吸収率(%)〉
5−2)遮熱率
太陽光線を想定した赤外線ランプを使用し、シート材料が輻射熱を遮蔽する割合をシートの遮熱率として、以下の試験環境及び試験方法に従って測定した。
〈試験環境〉
内径が、高さ60cm×幅70cm×長さ70cmの外気温遮断性と気密性とを有する箱型構造体の天井部中央に赤外線ランプ(100V,250WR:東芝(株))を取り付け、またこの試験箱内部の底面部の中央には熱流量計(Shothrm HFM熱流量計:昭和電工(株)製)のセンサーを取り付けた台座(高さ8cm)を構成して遮熱性評価の試験環境を構成した。このとき天井部から赤外線ランプ先端までの距離は22cm、赤外線ランプ先端からセンサーまでの距離は30cmであった。(22cm+30cm+8cm=60cm)この状態でランプを点灯し、熱流量(kcal/m2h)を1分ごとに測定し、30分後の熱流量qn(kcal/m2h)を測定した。箱型構造体内の温度を20℃まで戻した後、このセンサーを取り付けた台座上に試験シート片(タテ10cm×ヨコ10cmサイズ:印刷層を有する試験片は印刷層を赤外線ランプに対向)を乗せ、その上に厚さ3.5mmの透明ガラス板を載せた状態でランプを点灯し、熱流量(kcal/m2h)を1分ごとに測定し、30分後の熱流量qc(kcal/m2h)を測定し、式(2)に従って遮熱率pf(%)を算出した。
遮熱率pf(%)=〔(qn−qc)/qn〕×100・・・(2)
遮熱率pf(%)は数値が大きいほど遮熱効果が高いものと判断する。
6)採光性(透光率)
採光性の評価は0〜10000ルクス(Lx)の範囲の照度の計測が可能な市販の照度計(例えばTOPCON(株)製IM−3型)を用いて、測定に使用する白色ランプ以外の光源の影響を受けない環境設定された測定ボックスを用いて、試験シート片を照度計と白色ランプとの間に介在させた場合と介在させない場合との照度をJIS L1055に準拠して測定し、式(3)より透光率を求めた。
〈透光率の測定条件〉
白色ランプ(日立製作所(株)製EFG17EX:100V:17W)から照度計までの距離を30cmに設定し、変圧器により光量を2000Lxに設定した。(試験シートを介在しない場合の照度は2000Lxである。)白色ランプから20cmの位置に試験シートをランプ光源方向に対し垂直に設置し、試験シート300cm2を透過する照度を測定し百分率で表した。
採光性の評価は0〜10000ルクス(Lx)の範囲の照度の計測が可能な市販の照度計(例えばTOPCON(株)製IM−3型)を用いて、測定に使用する白色ランプ以外の光源の影響を受けない環境設定された測定ボックスを用いて、試験シート片を照度計と白色ランプとの間に介在させた場合と介在させない場合との照度をJIS L1055に準拠して測定し、式(3)より透光率を求めた。
〈透光率の測定条件〉
白色ランプ(日立製作所(株)製EFG17EX:100V:17W)から照度計までの距離を30cmに設定し、変圧器により光量を2000Lxに設定した。(試験シートを介在しない場合の照度は2000Lxである。)白色ランプから20cmの位置に試験シートをランプ光源方向に対し垂直に設置し、試験シート300cm2を透過する照度を測定し百分率で表した。
7)消臭・減臭性
a)容積5LのTedlar(登録商標)バッグに10cm×10cmサイズの試験
シートを入れ、濃度10ppmに調整したアンモニアガスを3L注入し、1時間後
のガス濃度を検知管で測定した。
b)容積5LのTedlar(登録商標)バッグに10cm×10cmサイズの試験
シートを入れ、濃度10ppmに調整したメチルメルカプタンガスを3L注入し、
1時間後のガス濃度を検知管で測定した。
c)容積5LのTedlar(登録商標)バッグに10cm×10cmサイズの試験
シートを入れ、濃度10ppmに調整したホルムアルデヒドガスを3L注入し、1
時間後のガス濃度を検知管で測定した。
a)容積5LのTedlar(登録商標)バッグに10cm×10cmサイズの試験
シートを入れ、濃度10ppmに調整したアンモニアガスを3L注入し、1時間後
のガス濃度を検知管で測定した。
b)容積5LのTedlar(登録商標)バッグに10cm×10cmサイズの試験
シートを入れ、濃度10ppmに調整したメチルメルカプタンガスを3L注入し、
1時間後のガス濃度を検知管で測定した。
c)容積5LのTedlar(登録商標)バッグに10cm×10cmサイズの試験
シートを入れ、濃度10ppmに調整したホルムアルデヒドガスを3L注入し、1
時間後のガス濃度を検知管で測定した。
[実施例1]
1)ポリエステルのマルチフィラメント糸条250d(278dtex)の3本模紗からなる扁平経糸束(278dtex/3)及び扁平緯糸束(278dtex/3)によるフラット織物(質量135g/m2)を用いた。
278dtex/3 × 278dtex/3
13 × 13(本/25.4mm)
2)次に粗目織物を被覆する熱可塑性樹脂として下記配合1の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを調整した。
<配合1;軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾル組成>
ポリ塩化ビニル樹脂 100質量部
DOP(可塑剤) 65質量部
エポキシ化大豆油 2.0質量部
Ba−Zn系複合安定剤 1.5質量部
炭酸カルシウム(充填材) 15質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
三酸化アンチモン(金属酸化物粒子:粒径0.6μm) 15質量部
酸化チタン(金属酸化物粒子:粒径1μm) 15質量部
3)配合1の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルの液浴中に粗目織物を浸漬し、マングルロールで圧搾して余分なゾルを除いた後180℃でゲル化処理して熱可塑性樹脂被覆層を形成しフラットメッシュシートを得た。この被覆層の付着量は320g/m2、空隙率は7.5%であった。
1)ポリエステルのマルチフィラメント糸条250d(278dtex)の3本模紗からなる扁平経糸束(278dtex/3)及び扁平緯糸束(278dtex/3)によるフラット織物(質量135g/m2)を用いた。
278dtex/3 × 278dtex/3
13 × 13(本/25.4mm)
2)次に粗目織物を被覆する熱可塑性樹脂として下記配合1の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを調整した。
<配合1;軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾル組成>
ポリ塩化ビニル樹脂 100質量部
DOP(可塑剤) 65質量部
エポキシ化大豆油 2.0質量部
Ba−Zn系複合安定剤 1.5質量部
炭酸カルシウム(充填材) 15質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
三酸化アンチモン(金属酸化物粒子:粒径0.6μm) 15質量部
酸化チタン(金属酸化物粒子:粒径1μm) 15質量部
3)配合1の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルの液浴中に粗目織物を浸漬し、マングルロールで圧搾して余分なゾルを除いた後180℃でゲル化処理して熱可塑性樹脂被覆層を形成しフラットメッシュシートを得た。この被覆層の付着量は320g/m2、空隙率は7.5%であった。
[実施例2]
1)ポリエステルのマルチフィラメント糸条500d(555dtex)の3本模紗からなる扁平経糸束(555dtex/3)及び扁平緯糸束(555dtex/3)によるフラット織物(質量165g/m2)を用いた。
555dtex/3 × 555dtex/3
8 × 8(本/25.4mm)
2)次に粗目織物を被覆する熱可塑性樹脂として下記配合3の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを調整した。
<配合2;軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾル組成>
ポリ塩化ビニル樹脂 100質量部
DOP(可塑剤) 65質量部
エポキシ化大豆油 2.0質量部
Ba−Zn系複合安定剤 1.5質量部
炭酸カルシウム(充填材) 15質量部
三酸化アンチモン(金属酸化物粒子:粒径0.6μm) 25質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
竹炭(臭気分子不活性化粒子) 10質量部
鉄電気石:NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4(臭気分子不活性化粒子)
5質量部
3)配合2の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルの液浴中に粗目織物を浸漬し、マングルロールで圧搾して余分なゾルを除いた後180℃でゲル化処理して熱可塑性樹脂被覆層を形成しフラットメッシュシートを得た。この被覆層の付着量は345g/m2、空隙率は8.6%であった。
1)ポリエステルのマルチフィラメント糸条500d(555dtex)の3本模紗からなる扁平経糸束(555dtex/3)及び扁平緯糸束(555dtex/3)によるフラット織物(質量165g/m2)を用いた。
555dtex/3 × 555dtex/3
8 × 8(本/25.4mm)
2)次に粗目織物を被覆する熱可塑性樹脂として下記配合3の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを調整した。
<配合2;軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾル組成>
ポリ塩化ビニル樹脂 100質量部
DOP(可塑剤) 65質量部
エポキシ化大豆油 2.0質量部
Ba−Zn系複合安定剤 1.5質量部
炭酸カルシウム(充填材) 15質量部
三酸化アンチモン(金属酸化物粒子:粒径0.6μm) 25質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
竹炭(臭気分子不活性化粒子) 10質量部
鉄電気石:NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4(臭気分子不活性化粒子)
5質量部
3)配合2の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルの液浴中に粗目織物を浸漬し、マングルロールで圧搾して余分なゾルを除いた後180℃でゲル化処理して熱可塑性樹脂被覆層を形成しフラットメッシュシートを得た。この被覆層の付着量は345g/m2、空隙率は8.6%であった。
[実施例3]
1)実施例1で用いた粗目織物を用い、粗目織物を被覆する熱可塑性樹脂として下記配合4のポリウレタン樹脂組成物を調整した。
<配合3;ポリウレタン樹脂組成>
ポリウレタン樹脂(固形分40質量%のエマルジョン) 100質量部
ブロックイソシアネート(硬化剤) 3質量部
ポリリン酸アンモニウム(難燃剤) 10質量部
メラミンシアヌレート(難燃剤) 10質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
酸化ジルコニウム(金属酸化物粒子:粒径0.7μm) 8質量部
竹炭(臭気分子不活性化粒子) 10質量部
鉄電気石:NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4(臭気分子不活性化粒子)
5質量部
2)配合3のポリウレタン樹脂エマルジョンの液浴中に粗目織物を浸漬し、マングルロールで圧搾して余分なエマルジョン液を除いた後160℃で乾燥・硬化処理して熱可塑性樹脂被覆層を形成しフラットメッシュシートを得た。この被覆層の付着量は266g/m2、空隙率は8.7%であった。
1)実施例1で用いた粗目織物を用い、粗目織物を被覆する熱可塑性樹脂として下記配合4のポリウレタン樹脂組成物を調整した。
<配合3;ポリウレタン樹脂組成>
ポリウレタン樹脂(固形分40質量%のエマルジョン) 100質量部
ブロックイソシアネート(硬化剤) 3質量部
ポリリン酸アンモニウム(難燃剤) 10質量部
メラミンシアヌレート(難燃剤) 10質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
酸化ジルコニウム(金属酸化物粒子:粒径0.7μm) 8質量部
竹炭(臭気分子不活性化粒子) 10質量部
鉄電気石:NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4(臭気分子不活性化粒子)
5質量部
2)配合3のポリウレタン樹脂エマルジョンの液浴中に粗目織物を浸漬し、マングルロールで圧搾して余分なエマルジョン液を除いた後160℃で乾燥・硬化処理して熱可塑性樹脂被覆層を形成しフラットメッシュシートを得た。この被覆層の付着量は266g/m2、空隙率は8.7%であった。
[実施例4]
1)実施例2で用いた粗目織物を用い、粗目織物を被覆する熱可塑性樹脂として下記組成のポリウレタン樹脂組成物を調整した。
<配合4;ポリウレタン樹脂組成>
ポリウレタン樹脂(固形分40質量%のエマルジョン) 100質量部
ブロックイソシアネート(硬化剤) 3質量部
ポリリン酸アンモニウム(難燃剤) 10質量部
メラミンシアヌレート(難燃剤) 10質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
酸化スズ(金属酸化物粒子:粒径0.6μm) 10質量部
可視光応答型光触媒粒子(臭気分子不活性化粒子) 3質量部
2)配合4のポリウレタン樹脂エマルジョンの液浴中に粗目織物を浸漬し、マングルロールで圧搾して余分なエマルジョン液を除いた後160℃で乾燥・硬化処理して熱可塑性樹脂被覆層を形成しフラットメッシュシートを得た。この被覆層の付着量は288g/m2、空隙率は9.4%であった。
1)実施例2で用いた粗目織物を用い、粗目織物を被覆する熱可塑性樹脂として下記組成のポリウレタン樹脂組成物を調整した。
<配合4;ポリウレタン樹脂組成>
ポリウレタン樹脂(固形分40質量%のエマルジョン) 100質量部
ブロックイソシアネート(硬化剤) 3質量部
ポリリン酸アンモニウム(難燃剤) 10質量部
メラミンシアヌレート(難燃剤) 10質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
酸化スズ(金属酸化物粒子:粒径0.6μm) 10質量部
可視光応答型光触媒粒子(臭気分子不活性化粒子) 3質量部
2)配合4のポリウレタン樹脂エマルジョンの液浴中に粗目織物を浸漬し、マングルロールで圧搾して余分なエマルジョン液を除いた後160℃で乾燥・硬化処理して熱可塑性樹脂被覆層を形成しフラットメッシュシートを得た。この被覆層の付着量は288g/m2、空隙率は9.4%であった。
[実施例5]
1)実施例1で用いた粗目織物を用い、粗目織物を被覆する熱可塑性樹脂として下記配合6のアクリル樹脂組成物を調整した。
<配合5;アクリル樹脂組成>
アクリル樹脂(固形分40質量%のエマルジョン) 100質量部
ポリリン酸アンモニウム(難燃剤) 10質量部
メラミンシアヌレート(難燃剤) 10質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
酸化インジウム(金属酸化物粒子:粒径0.6μm) 8質量部
竹炭(臭気分子不活性化粒子) 10質量部
鉄電気石:NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4(臭気分子不活性化粒子)
5質量部
2)配合5のアクリル樹脂エマルジョンの液浴中に粗目織物を浸漬し、マングルロールで圧搾して余分なエマルジョン液を除いた後160℃で乾燥・硬化処理して熱可塑性樹脂被覆層を形成しフラットメッシュシートを得た。この被覆層の付着量は248g/m2、空隙率は8.8%であった。
1)実施例1で用いた粗目織物を用い、粗目織物を被覆する熱可塑性樹脂として下記配合6のアクリル樹脂組成物を調整した。
<配合5;アクリル樹脂組成>
アクリル樹脂(固形分40質量%のエマルジョン) 100質量部
ポリリン酸アンモニウム(難燃剤) 10質量部
メラミンシアヌレート(難燃剤) 10質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
酸化インジウム(金属酸化物粒子:粒径0.6μm) 8質量部
竹炭(臭気分子不活性化粒子) 10質量部
鉄電気石:NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4(臭気分子不活性化粒子)
5質量部
2)配合5のアクリル樹脂エマルジョンの液浴中に粗目織物を浸漬し、マングルロールで圧搾して余分なエマルジョン液を除いた後160℃で乾燥・硬化処理して熱可塑性樹脂被覆層を形成しフラットメッシュシートを得た。この被覆層の付着量は248g/m2、空隙率は8.8%であった。
[実施例6]
1)実施例2で用いた粗目織物を用い、粗目織物を被覆する熱可塑性樹脂として下記配合7のアクリル樹脂組成物を調整した。
<配合6;アクリル樹脂組成>
アクリル樹脂(固形分40質量%のエマルジョン) 100質量部
ポリリン酸アンモニウム(難燃剤) 10質量部
メラミンシアヌレート(難燃剤) 10質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
酸化チタン(金属酸化物粒子:粒径1μm) 12質量部
可視光応答型光触媒粒子(臭気分子不活性化粒子) 3質量部
2)配合6のアクリル樹脂エマルジョンの液浴中に粗目織物を浸漬し、マングルロールで圧搾して余分なエマルジョン液を除いた後160℃で乾燥・硬化処理して熱可塑性樹脂被覆層を形成しフラットメッシュシートを得た。この被覆層の付着量は270g/m2、空隙率は9.7%であった。
1)実施例2で用いた粗目織物を用い、粗目織物を被覆する熱可塑性樹脂として下記配合7のアクリル樹脂組成物を調整した。
<配合6;アクリル樹脂組成>
アクリル樹脂(固形分40質量%のエマルジョン) 100質量部
ポリリン酸アンモニウム(難燃剤) 10質量部
メラミンシアヌレート(難燃剤) 10質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
酸化チタン(金属酸化物粒子:粒径1μm) 12質量部
可視光応答型光触媒粒子(臭気分子不活性化粒子) 3質量部
2)配合6のアクリル樹脂エマルジョンの液浴中に粗目織物を浸漬し、マングルロールで圧搾して余分なエマルジョン液を除いた後160℃で乾燥・硬化処理して熱可塑性樹脂被覆層を形成しフラットメッシュシートを得た。この被覆層の付着量は270g/m2、空隙率は9.7%であった。
実施例1〜6のフラットメッシュシート(インクジェット印刷)は、平坦度80以上を有することで描画表現性と外観(空隙部形状が四角形)に優れ、描画の裏側面45°からの観察で描画の識別が出来ないものであり、また適度な採光性の保持により、屋内からは屋外の景観が認知可能でありながら、屋外からは屋内の様子が容易に覘き見できないという視界制御機能を有していた。特にフラットメッシュシートを構成する熱可塑性樹脂層に特定の金属酸化物粒子を含有させた実施例1〜6の仕様では遮熱効果を有するものであり、またフラットメッシュシートを構成する熱可塑性樹脂層に特定の臭気分子不活性化粒子を含有した実施例2〜6の仕様では消臭・減臭効果を有するものであった。これら実施例2〜6のフラットメッシュシートを、屋内用の垂れ幕、横断幕、間仕切り幕として印刷層側をガラス窓側に対向させて取り付けた時に遮熱効果を発揮し、その裏面の熱可塑性樹脂層は室内に漂う臭気物質を吸着、または分解する消臭・減臭効果を発揮する。特に臭気分子不活性化粒子として可視光応答型光触媒を用いた実施例4及び6は蛍光灯照明の存在を必須として消臭・減臭効果を発揮する。
[比較例1]
実施例1のシートのフラット織物を、マルチフィラメント糸条750d(833dtex)単糸(断面形状:楕円)からなる粗目織物(質量135g/m2)に変更した以外は実施例1と同様とした。
833dtex × 833dtex
13 × 13(本/25.4mm)
比較例1のシートは、平坦度80未満であるため描画表現性にやや劣り、特に描画の裏面側45°からの観察で描画の一部の識別がなされるもので、これにより裏側面に描画が中途半端にはみ出した印象を与えるものであった。
実施例1のシートのフラット織物を、マルチフィラメント糸条750d(833dtex)単糸(断面形状:楕円)からなる粗目織物(質量135g/m2)に変更した以外は実施例1と同様とした。
833dtex × 833dtex
13 × 13(本/25.4mm)
比較例1のシートは、平坦度80未満であるため描画表現性にやや劣り、特に描画の裏面側45°からの観察で描画の一部の識別がなされるもので、これにより裏側面に描画が中途半端にはみ出した印象を与えるものであった。
[比較例2]
実施例1のシートのフラット織物を、マルチフィラメント糸条750d(833dtex)単糸(断面形状:楕円)からなる粗目織物(質量135g/m2)に変更して実施例1と同様にメッシュシートを作成した。次に得られたメッシュシートを160℃設定の金属ロールとゴムロールで熱圧着して表面を平坦化したフラットメッシュシートを得た。
833dtex × 833dtex
13 × 13(本/25.4mm)
比較例2のシートは、平坦度80以上であるため描画表現性に優れ、特に描画の裏側面45°からの観察で描画の識別が出来ないものであったが、熱圧着して表面を平坦化したことで空隙部の形状が不定形に潰れ、外観が悪いものであった。また空隙部の形状が不定形に潰れたことにより、空隙率が減少したことで採光性が低下すると同時に視界制御機能も低下した。
実施例1のシートのフラット織物を、マルチフィラメント糸条750d(833dtex)単糸(断面形状:楕円)からなる粗目織物(質量135g/m2)に変更して実施例1と同様にメッシュシートを作成した。次に得られたメッシュシートを160℃設定の金属ロールとゴムロールで熱圧着して表面を平坦化したフラットメッシュシートを得た。
833dtex × 833dtex
13 × 13(本/25.4mm)
比較例2のシートは、平坦度80以上であるため描画表現性に優れ、特に描画の裏側面45°からの観察で描画の識別が出来ないものであったが、熱圧着して表面を平坦化したことで空隙部の形状が不定形に潰れ、外観が悪いものであった。また空隙部の形状が不定形に潰れたことにより、空隙率が減少したことで採光性が低下すると同時に視界制御機能も低下した。
本発明により得られるインクジェット印刷用シートは、メッシュ素材でありながらオリジナルデザインの描画表現性や画像の透け防止効果に優れ外観が良く、シート設営内部からは外部景観が認知可能で、外部からは内側の様子が容易に認知できない視界制御効果を有するインクジェット印刷用に適したフラットメッシュシートであるので、本発明のシートを、店舗、大型商業施設、イベント会場、遊戯施設、建築現場などで用いるビジュアルサインや広告としての垂れ幕、横断幕、間仕切り幕用などの印刷媒体に適して用いることができる。また本発明のインクジェット印刷用シートには必要に応じて遮熱機能や消臭・減臭機能を附帯することができるので特に店舗、大型商業施設、イベント会場、遊戯施設などの屋内使用にも適している。
1:粗目織物
1−1:扁平経糸束
1−1−1:経マルチフィラメント糸条
1−2:扁平緯糸束
1−2−1:緯マルチフィラメント糸条
2:インクジェット印刷用シート
2−1:熱可塑性樹脂層で被覆された扁平経糸束の断面
2−2:熱可塑性樹脂層で被覆された扁平緯糸束の断面
3:熱可塑性樹脂層
3−1:金属酸化物粒子
3−2:臭気分子不活性化粒子
4:印刷層
1−1:扁平経糸束
1−1−1:経マルチフィラメント糸条
1−2:扁平緯糸束
1−2−1:緯マルチフィラメント糸条
2:インクジェット印刷用シート
2−1:熱可塑性樹脂層で被覆された扁平経糸束の断面
2−2:熱可塑性樹脂層で被覆された扁平緯糸束の断面
3:熱可塑性樹脂層
3−1:金属酸化物粒子
3−2:臭気分子不活性化粒子
4:印刷層
Claims (3)
- 繊維糸条で構成された粗目織物を含む基布と、前記繊維糸条を被覆する熱可塑性樹脂層とで構成された、多数の貫通孔を有する可撓性メッシュシートであって、この可撓性メッシュシートの空隙率が5〜35%、かつ平坦度が80〜100であり、前記粗目織物が、マルチフィラメント糸条3本並列による扁平経糸束及び扁平緯糸束との交絡によるフラット織物であることを特徴とするインクジェット印刷用シート。
- 前記熱可塑性樹脂層に、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化ジルコニウム、三酸化アンチモン、酸化インジウム、スズドープ酸化インジウム、インジウムドープ酸化スズ、及びアンチモンドープ酸化スズから選ばれた1種以上の金属酸化物粒子を含んでいる請求項1に記載のインクジェット印刷用シート。
- 前記熱可塑性樹脂層に、臭気分子に対して、物理的吸着性を有する無機多孔性物質、化学反応性を有する無機酸化・還元性物質、及び無機分解反応触媒物質から選ばれた1種以上の臭気分子不活性化粒子を含んでいる請求項1または2に記載のインクジェット印刷用シート。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2016185599A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | ブラザー工業株式会社 | インクジェット記録装置用タンクユニット、インクジェット記録装置及び揮発性有機化合物の吸着方法 |
JP2017128829A (ja) * | 2016-01-21 | 2017-07-27 | セーレン株式会社 | 防炎加工布帛およびプリント物 |
KR102667188B1 (ko) * | 2023-02-16 | 2024-05-20 | 주식회사 에이치에스한솔 | 생분해성 현수막 제조방법 |
-
2012
- 2012-02-29 JP JP2012042640A patent/JP2013176921A/ja active Pending
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