JP2013172131A - 電子部品搭載方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板が変形しているような場合であっても各キャビティ内に確実に電子部品を搭載することができるようにした電子部品搭載方法を提供すること目的とする。
【解決手段】検査ヘッド34が備える検査カメラ34aによって基板2に設けられた複数のキャビティ3それぞれを認識して各キャビティ3の内形寸法を算出した後、搭載ヘッド35により電子部品4を保持し、その電子部品4を部品認識カメラ37により認識して電子部品4の外形寸法を取得する。そして、その取得した電子部品4の外形寸法と、算出した各キャビティ3の内形寸法を比較して電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能か否かの判断を行う。その結果、電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能であると判断したときには電子部品4をキャビティ3内に搭載し、電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能でないと判断したときには電子部品4のキャビティ3内への搭載を中止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板に設けられたキャビティ内に電子部品を搭載する電子部品搭載システムによる電子部品搭載方法に関するものである。
従来、プリント基板の中には2層以上の複数配線を縦方向(厚さ方向)に積み重ねた多層配線構造を有する多層基板が知られており、このような多層基板の製造には、電子部品が搭載される複数のキャビティ(凹状部)を備えた基板(キャビティ基板)が用いられる(例えば、特許文献1参照)。キャビティ基板は電子部品が搭載される前は1枚の大きな基板から成り、各キャビティに電子部品が搭載された後、最終製品の大きさに分割される。
このようなキャビティ基板への電子部品の搭載作業に用いられる電子部品搭載システムは通常、一又は複数の作業機が連結されて成り、隣接する作業機間で基板搬送コンベアによる基板の受け渡しと作業位置への位置決めを行いつつ、塗布ヘッドを備えた作業機によって各キャビティ内への接着剤の塗布を行い、搭載ヘッドを備えた作業機によって、接着剤が塗布された各キャビティ内への電子部品の搭載を行うようになっている。
ここで搭載ヘッドを備えた作業機は、基板搬送コンベアによって作業位置に位置決めした基板に設けられた複数の基準マークを搭載ヘッドが備える基板認識カメラにより認識することによって、搭載ヘッドの移動軸を基準とした座標系(搭載ヘッド移動軸基準座標系)での各基準マークの位置を算出し、その算出した各基準マークの位置と、予め基板情報として与えられた、基準マークと各キャビティの中心位置との相対的な位置関係のデータ(基板設計データ)に基づいて搭載ヘッド移動軸基準座標系での各キャビティの中心位置(設計データ上の中心位置)を求め、その求めた各キャビティの設計データ上の中心位置を電子部品の搭載位置に設定して電子部品を搭載するようになっている。
特許第3238966号公報
しかしながら、キャビティ基板は生産性の向上と最終製品の小型化から年々大型化・薄型化していて変形し易くなっていることから、電子部品の搭載時における内形寸法が設計データ上の内形寸法と同一でなくなっているキャビティについては電子部品の搭載ミスによるエラーが発生する場合があるという問題点があった。
そこで本発明は、基板が変形しているような場合であっても各キャビティ内に確実に電子部品を搭載することができるようにした電子部品搭載方法を提供すること目的とする。
請求項1に記載の電子部品搭載方法は、検査カメラを備えた検査ヘッド、部品認識カメラ及び搭載ヘッドを用いて基板に設けられた複数のキャビティそれぞれの内部に電子部品を搭載する電子部品搭載システムによる電子部品搭載方法であって、前記検査ヘッドが備える前記検査カメラによって前記基板に設けられた前記複数のキャビティそれぞれを認識して前記各キャビティの内形寸法を算出するキャビティ内形寸法算出工程と、前記搭載ヘッドにより電子部品を保持する電子部品保持工程と、前記電子部品保持工程において前記搭載ヘッドにより保持した電子部品を前記部品認識カメラにより認識して前記搭載ヘッドにより保持した前記電子部品の外形寸法を取得する外形寸法取得工程と、前記外形寸法取得工程で取得した電子部品の外形寸法と前記キャビティ内形寸法算出工程で算出した前記各キャビティの内形寸法を比較して前記電子部品が対応するキャビティ内に搭載可能か否かの判断を行う判断工程と、前記判断工程において、前記電子部品が対応するキャビティ内に搭載可能であると判断したときには前記搭載ヘッドにより前記電子部品をキャビティ内に搭載し、前記電子部品が対応するキャビティ内に搭載可能でないと判断したときには前記搭載ヘッドによる前記電子部品のキャビティ内への搭載を中止する処置を行う電子部品処置工程とを含む。
請求項2に記載の電子部品搭載方法は、請求項1に記載の電子部品搭載方法であって、前記判断工程は、前記外形寸法取得工程で算出した電子部品の外形寸法に所定の余裕値を加えた寸法が前記キャビティ内形寸法算出工程で算出したキャビティの内形寸法以下であるときにその電子部品が対応するキャビティ内に搭載可能であると判断する。
本発明では、電子部品をキャビティ内に搭載する前に、キャビティの実際の内形寸法を求めて電子部品の外形寸法と大小関係を比較し、その結果、電子部品をキャビティ内に搭載することができると判断した場合にのみ、電子部品をキャビティ内に搭載するようになっているので、基板が変形しており、電子部品の搭載時において各キャビティの内形寸法が設計データ上の内形寸法と同一でなくなっているキャビティについては電子部品の搭載動作そのものがなされず、電子部品の搭載ミスによるエラーが発生することを防止することができる。
本発明の第1実施形態における電子部品搭載システムの平面図 本発明の第1実施形態における電子部品搭載システムが電子部品の搭載を行う基板をキャリヤ及び電子部品とともに示す斜視図 本発明の第1実施形態における電子部品搭載システムが電子部品の搭載を行う基板の部分拡大平面図 本発明の第1実施形態における電子部品搭載システムが電子部品の搭載を行う基板のキャビティ内に接着剤を塗布した状態を示す図 本発明の第1実施形態における電子部品搭載システムの制御系統を示すブロック図 本発明の第1実施形態における電子部品搭載システムが実行する検査工程の手順を示すフローチャート 本発明の第1実施形態における電子部品搭載システムが実行する搭載工程の手順を示すフローチャート (a)(b)本発明の第1実施形態における電子部品搭載システムが実行する搭載工程の手順を説明する図 本発明の第2実施形態における電子部品搭載システムの平面図 本発明の第2実施形態における電子部品搭載システムの制御系統を示すブロック図 本発明の第2実施形態における電子部品搭載システムが実行する塗布工程の手順を示すフローチャート 本発明の第3実施形態における電子部品搭載システムの簡略構成図
(第1実施形態)
先ず、本発明の第1実施形態について説明する。図1に示す電子部品搭載システム1Aは基板2を水平方向(X軸方向とする)に搬送しつつ、基板2に設けられた複数のキャビティ3(図2中に示す拡大図参照)それぞれの内部に電子部品4を搭載するものであり、接着剤塗布装置11とその下流工程側に配置された電子部品搭載装置12から構成されている。この第1実施形態では、基板2は平板状の部材から成るキャリヤCrの上面に貼り付けられた状態で電子部品搭載システム1Aに供給されるようになっているが、キャリヤCrに貼り付けられることなく、基板2単体で供給されるのであってもよい。基板2に設けられた各キャビティ3の内形は平面視において矩形形状を有しており、各電子部品4の外形はその電子部品4が搭載される対象となるキャビティ3よりもひと回り小さい矩形形状を有している。
図1において、接着剤塗布装置11は基台21上にX軸方向に基板2を搬送する基板搬送コンベア22と、X軸方向と直交する方向(Y軸方向とする)に延びて設けられた一対のY軸テーブル23a、X軸方向に延びて一対のY軸テーブル23a上をY軸方向に移動するX軸テーブル23b及びX軸テーブル23b上をX軸方向に移動する移動ステージ23cから成るヘッド移動機構23を備えており、ヘッド移動機構23の移動ステージ23cには塗布ヘッド24が取り付けられている。
塗布ヘッド24は下方に延びた転写ピン24aと撮像視野を下方に向けた第1基板認識カメラ25を備えており、ヘッド移動機構23の動作(Y軸テーブル23aに対するX軸テーブル23bの移動動作及びX軸テーブル23bに対する移動ステージ23cの移動動作の組み合わせ)によって、塗布ヘッド24の移動軸を基準とした塗布ヘッド移動軸基準座標系(XY座標系)で移動自在になっている。
基台21上には転写ユニット26が設けられている。この転写ユニット26は、転写皿26a内の接着剤Bに対してスキージ26bを水平方向に移動させることによって接着剤Bの厚さを一定に保持する。
この接着剤塗布装置11が備える制御装置(図示せず)は、上流工程側の他の装置から基板2が投入されたことを検知したら、基板搬送コンベア22の作動制御を行って、その基板2を基台21の中央の作業位置まで搬送して位置決めする。そして、塗布ヘッド24を基板2の上方に移動させ、第1基板認識カメラ25によって基板2の対角位置に設けられた2つの基準マーク2m(図1及び図2)の撮像を行い、各基準マーク2mの画像認識を行うことによって、その位置を算出する。
接着剤塗布装置11の制御装置は、各基準マーク2mの位置を算出したら、その算出した各基準マーク2mの位置と、予め基板情報として与えられた、基準マーク2mと各キャビティ3の中心位置との相対的な位置関係に基づいて、上記塗布ヘッド移動軸基準座標系(XY座標系)での各キャビティ3の中心位置(設計データ上の中心位置)を求める。ここで、上記基準マーク2mと各キャビティ3の中心位置との相対的な位置関係は、例えば、2つの基準マーク2mを基準とした基板固定座標系(ここでは、一方の基準マーク2mと他方の基準マーク2mとを結ぶ線が偏角φとなる直交するε軸及びη軸から成るεη座標系。図2及び図3参照)での各キャビティ3の中心位置P0の座標(ε0,η0)のデータ(基板設計データ)として与えられる。
接着剤塗布装置11の制御装置は、上記のようにして塗布ヘッド移動軸基準座標系(XY座標系)での各キャビティ3の中心位置(設計データ上の中心位置)を求めたら、その求めた各キャビティ3の設計データ上の中心位置を接着剤Bの塗布位置として接着剤Bを塗布する。
この接着剤Bの塗布は、具体的には、制御装置が塗布ヘッド24を移動させて転写ピン24aを転写皿26a内で一定厚さに保持された接着剤Bに上方から差し込み、これにより転写ピン24aの下端部に付着させた接着剤Bをキャビティ3の底面に接触(転写)させることによって行う(図4)。制御装置は、各キャビティ3内への接着剤Bの塗布が終了したら、基板搬送コンベア22を作動させて基板2を下流工程側の電子部品搭載装置12に搬出する。
図1において、電子部品搭載装置12は基台31上にX軸方向に基板2を搬送する基板搬送コンベア32、Y軸方向に延びて設けられた一対のY軸テーブル33a、X軸方向に延びて一対のY軸テーブル33a上をY軸方向に移動する2つのX軸テーブル33b及び各X軸テーブル33b上をX軸方向に移動する移動ステージ33cから成るヘッド移動機構33を有し、ヘッド移動機構33の一方の移動ステージ33cには検査ヘッド34が取り付けられており、他方の移動ステージ33cには搭載ヘッド35が取り付けられている。基台31上のY軸方向に対向する両端部の一端側には電子部品4を供給する複数のパーツフィーダ36が取り付けられており、これらパーツフィーダ36と基板搬送コンベア32の間には撮像視野を上方に向けた部品認識カメラ37が設けられている。
検査ヘッド34は撮像視野を下方に向けた検査カメラ34aを備えており、搭載ヘッド35は下方に延びて真空圧により電子部品4を吸着保持する複数の吸着ノズル35aと撮像視野を下方に向けた第2基板認識カメラ38を備えている。検査ヘッド34はヘッド移動機構33の動作(Y軸テーブル33aに対するX軸テーブル33bの移動動作及びX軸テーブル33bに対する移動ステージ33cの移動動作の組み合わせ)によって、検査ヘッド34の移動軸を基準とした検査ヘッド移動軸基準座標系(XY座標系)で移動自在になっている。また同様に、搭載ヘッド35は、ヘッド移動機構33の動作によって、搭載ヘッド35の移動軸を基準とした搭載ヘッド移動軸基準座標系(XY座標系)で移動自在になっている。
図5において、基板搬送コンベア32による基板2の搬送及び位置決め動作、ヘッド移動機構33による検査ヘッド34と搭載ヘッド35の移動動作、検査ヘッド34が備える検査カメラ34aの撮像動作、第2基板認識カメラ38の撮像動作、各吸着ノズル35aによる電子部品4の吸着を行わせる搭載ヘッド35内に設けられた吸着機構39の動作及び部品認識カメラ37の撮像動作の各制御は、電子部品搭載装置12が備える制御装置40によって行われる。
電子部品搭載装置12の制御装置40は、上流工程側の接着剤塗布装置11から基板2が送られてきたことを検知したら、基板搬送コンベア32の作動制御を行ってその基板2を基台31の中央の作業位置まで搬送して位置決めしたうえで、図6のフローチャートに示す検査工程を実行する。
検査工程では、制御装置40は、先ず、検査ヘッド34を基板2の上方に移動させ、検査カメラ34aによって基板2に設けられた2つの基準マーク2mの撮像を行い、得られた画像データに基づいて、基板認識部40a(図5)において、各基準マーク2mの位置の位置を算出する(図6に示すステップST1)。
また制御装置40は、検査カメラ34aによって基板2に設けられた複数のキャビティ3それぞれを撮像し、得られた画像データに基づいて、キャビティ認識部40b(図5)において、各キャビティ3の四隅の位置を算出する(図6に示すステップST2)。そして、算出した各キャビティ3の四隅の位置に基づいて(四隅の位置の座標値の平均することによって)、各キャビティ3の中心位置を算出する(図6に示すステップST3)。
なお、ステップST2で算出される2つの基準マーク2mの位置、同じくステップST2で算出される各キャビティ3の四隅の位置及びステップST3で算出される各キャビティ3の中心位置は、検査ヘッド34の移動軸を基準とした検査ヘッド移動軸基準座標系(XY座標系)を基準として算出される。
制御装置40は、上記ステップST3が終了したら、ステップST1で算出した2つの基準マーク2mの位置と、ステップST3で算出した各キャビティ3の中心位置に基づいて、基準マーク2mと各キャビティ3の中心位置との相対的な位置関係を算出し、その算出した相対的な位置関係のデータを、制御装置40に繋がる記憶装置41の相対的位置関係記憶部41a(図5)に記憶する(図6に示すステップST4)。
ここで、上記ステップST4で相対的位置関係記憶部41aに記憶する相対的な位置関係は、図3に示すように、ステップST1で求めた2つの基準マーク2mを基準とした基板固定座標系(εη座標系)での座標P1(ε1,η1)であってもよいし、予め基板情報として与えられて記憶装置41の基板情報記憶部41b(図5)に記憶された、基板設計データとしての各キャビティ3の中心位置P0の座標(ε0,η0)と、この中心位置P0(ε0,η0)からのずれ量ΔP(Δε,Δη)との組み合わせ(ε0+Δε,η0+Δη)のデータであってもよい。
制御装置40は、ステップST4が終了したら(或いはステップST4と並行して)、ステップST2で算出した各キャビティ3の四隅の位置に基づいて各キャビティ3のε軸方向の最小寸法dε及びη軸方向の最小寸法dη(図3)を求め、これらの寸法から各キャビティ3の内形寸法を算出して記憶装置41のキャビティ内形寸法記憶部41c(図5)に記憶する(図6に示すステップST5)。これにより検査工程は終了する。
電子部品搭載装置12の制御装置40は、上記の検査工程が終了したら、図7のフローチャートに示す搭載工程を実行する。搭載工程では、制御装置40は、搭載ヘッド35を基板2の上方に移動させ、第2基板認識カメラ38によって基板2に設けられた一対の基準マーク2mの撮像を行い、得られた画像データに基づいて、各基準マーク2mの位置を算出する(図7に示すステップST11)。そして、その算出した各基準マーク2mの位置と、前述のステップST4で算出した、基準マーク2mと各キャビティ3の中心位置との相対的な位置関係とに基づいて、搭載ヘッド35の移動軸を基準とした搭載ヘッド移動軸基準座標系(XY座標系)での各キャビティ3の中心位置Pを算出し(図7に示すステップST12)、その算出した各キャビティ3の中心位置Pを電子部品4の搭載位置に設定して記憶装置41の電子部品搭載位置記憶部41d(図5)に記憶する(図7に示すステップST13)。
制御装置40は、上記のようにして電子部品4の搭載位置を設定したら、ヘッド移動機構33の作動制御を行って搭載ヘッド35を移動させ、パーツフィーダ36が供給する電子部品4を吸着ノズル35aに吸着させて保持する(図7に示すステップST14)。そして、その保持した電子部品4が部品認識カメラ37の上方を通過するように搭載ヘッド35を移動させ、部品認識カメラ37によって搭載ヘッド35により保持した(吸着ノズル35aに吸着させた)電子部品4の撮像を行った後、部品認識部40c(図5)において部品認識を実行することにより(図8(a))、各キャビティ3内に搭載しようとする電子部品4の外形寸法(Dx,Dy)の情報を取得する(図7に示すステップST15)。また、このとき吸着ノズル35aに対する電子部品4の位置ずれを検出する。
なお、この電子部品4の外形寸法の情報の取得は、認識した電子部品4の画像データから電子部品4の外形寸法を算出し、或いは記憶装置41の電子部品寸法データ記憶部41e(図5)に記憶された外形寸法(Dx,Dy)のデータを読み出すことによって行う。
制御装置40は、ステップST15で電子部品4の外形寸法を取得したら、判断部40d(図5)において、ステップST15で取得した電子部品4の外形寸法をステップST5で算出したキャビティ3の内形寸法と比較して、電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能か否かの判断を行う(図7に示すステップST16)。
ここで、制御装置40の判断部40dは、ステップST15で取得した電子部品4の外形寸法に所定の余裕値を加えた寸法がステップST5で算出したキャビティ3の内形寸法以下であるときにその電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能であると判断する。例えば、図8(b)において、電子部品4の一辺の寸法Dxの値にDxの方向における余裕値(δx1+δx2)を加えた寸法がキャビティ3の一辺の最小寸法dε以下であり、かつ、電子部品4のもう一辺の寸法Dyの値にDyの方向における余裕値(δy1+δy2))を加えた寸法がキャビティ3のもう一辺の最小寸法dη以下であるときに、その電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能であると判断する。
制御装置40は、上記ステップST16において、判断部40dが、搭載ヘッド35により保持した電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能であると判断した場合には、ステップST15で検出した吸着ノズル35aに対する電子部品4の位置ずれが修正されるようにしつつ、その電子部品4をステップST12で設定した電子部品4の搭載位置(キャビティ3内)へ搭載し、搭載ヘッド35により保持した電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能でないと判断した場合には、その電子部品4のキャビティ3内への搭載を中止して基台31上に設けられた廃棄ボックス42(図1)に廃棄する(図7に示すステップST17)。
制御装置40は、ステップST17が終わったら、基板2に搭載予定の全ての電子部品4についてステップST14〜ステップST17の処置が完了したか否かの判断を行う(図7に示すステップST18)。そして、その結果、基板2に搭載予定の全ての電子部品4について上記処置が完了していなかった場合にはステップST14に戻ってまだ処置を行っていない電子部品4について処置を行い、全ての電子部品4について上記処置が完了していた場合には一連の搭載工程を終了し、基板搬送コンベア32を作動させて基板2を下流工程側に搬出する。
このように、第1実施形態における電子部品搭載システム1Aによる電子部品搭載方法は、検査カメラ34aを備えた検査ヘッド34、部品認識カメラ37及び搭載ヘッド35を用いて基板2に設けられた複数のキャビティ3それぞれの内部に電子部品4を搭載する電子部品搭載方法であり、検査ヘッド34が備える検査カメラ34aによって基板2に設けられた複数のキャビティ3それぞれを認識して各キャビティ3の内形寸法を算出するキャビティ内形寸法算出工程(ステップST2及びステップST5)、搭載ヘッド35により電子部品4を保持する電子部品保持工程(ステップST14)、電子部品保持工程において搭載ヘッド35により保持した電子部品4を部品認識カメラ37により認識して搭載ヘッド35により保持した電子部品4の外形寸法を取得する外形寸法取得工程(ステップST15)、外形寸法取得工程で取得した電子部品4の外形寸法とキャビティ内形寸法算出工程で算出した各キャビティ3の内形寸法を比較して電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能か否かの判断を行う判断工程(ステップST16)及び判断工程において、電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能であると判断したときには搭載ヘッド35により電子部品4をキャビティ3内に搭載し、電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能でないと判断したときには搭載ヘッド35による電子部品4のキャビティ3内への搭載を中止する処置を行う電子部品処置工程(ステップST17)を含むものとなっている。
第1実施形態における電子部品搭載方法では、電子部品4をキャビティ3内に搭載する前に、キャビティ3の実際の内形寸法を求めて電子部品4の外形寸法と大小関係を比較し、その結果、電子部品4をキャビティ3内に搭載することができると判断した場合にのみ、電子部品4をキャビティ3内に搭載するようになっているので、基板2が変形しており、電子部品4の搭載時において各キャビティ3の内形寸法が設計データ上の内形寸法と同一でなくなっているキャビティ3については電子部品4の搭載動作そのものがなされず、電子部品4の搭載ミスによるエラーが発生することを防止することができる。
なお、上述の例では、塗布ヘッド24は転写ピン24aを備え、その先端部を各キャビティ3の内部に挿入して接着剤Bを塗布するようになっていたが、このような構成に替えて、塗布ヘッド24が接着剤Bを吐出する吐出ノズル(図示せず)を備えて成るものとし、その吐出ノズルの先端を各キャビティ3の内部に挿入して接着剤Bを塗布するようにしてもよい。
(第2実施形態)
図9は本発明の第2実施形態における電子部品搭載システム1Bを示している。この電子部品搭載システム1Bは、第1実施形態における電子部品搭載システム1Aと同様、基板2を水平方向(X軸方向)に搬送しつつ、基板2に設けられた複数のキャビティ3それぞれの内部に電子部品4を搭載するものであり、ひとつの電子部品搭載装置50から構成されている。
電子部品搭載装置50は、基台51上にX軸方向に基板2を搬送する基板搬送コンベア52と、第1実施形態と同様のヘッド移動機構33が上流側と下流側に1基ずつ設けられている。上流側のヘッド移動機構33の一方の移動ステージ33cには第1実施形態の塗布ヘッド24と同様に下方に延びた転写ピン53aを備えた塗布ヘッド53が取り付けられており、他方の移動ステージ33cには第1実施形態と同様の検査ヘッド34が取り付けられている。また、下流側のヘッド移動機構33の2つの移動ステージ33cのそれぞれには第1実施形態と同様の構成の搭載ヘッド35が取り付けられている。
塗布ヘッド53は第1実施形態の第1基板認識カメラ25と同様の撮像視野を下方に向けた第1基板認識カメラ54を備えており、ヘッド移動機構33の動作によって、塗布ヘッド53の移動軸を基準とした塗布ヘッド移動軸基準座標系(XY座標系)で移動自在になっている。
基台51上には第1実施形態と同様の構成の転写ユニット26が設けられており、基台51上の下流側半分のY軸方向に対向する端部の両端部には第1実施形態と同様のパーツフィーダ36が取り付けられている。これらパーツフィーダ36と基板搬送コンベア52の間には第1実施形態と同様の部品認識カメラ37が設けられている。
検査ヘッド34は第1実施形態と同様に撮像視野を下方に向けた検査カメラ34aを備えており、搭載ヘッド35は第1実施形態と同様に下方に延びて真空圧により電子部品4を吸着保持する吸着ノズル35aと撮像視野を下方に向けた第2基板認識カメラ38を備えている。
検査ヘッド34は上流側のヘッド移動機構33の動作によって、検査ヘッド34の移動軸を基準とした検査ヘッド移動軸基準座標系(XY座標系)で移動自在になっている。同様に、2つの搭載ヘッド35はそれぞれ、下流側のヘッド移動機構33の動作によって、搭載ヘッド35の移動軸を基準とした搭載ヘッド移動軸基準座標系(XY座標系)で移動自在になっている。
図10において、基板搬送コンベア52による基板2の搬送及び位置決め動作、2つのヘッド移動機構33による塗布ヘッド53、検査ヘッド34及び2つの搭載ヘッド35の移動動作、検査ヘッド34が備える検査カメラ34aの撮像動作、第1基板認識カメラ54の撮像動作、2つの第2基板認識カメラ38の撮像動作、各吸着ノズル35aによる電子部品4の吸着を行わせる各搭載ヘッド35内に設けられた吸着機構39の動作及び2つの部品認識カメラ37の撮像動作の各制御は、電子部品搭載装置50が備える制御装置60によって行われる。
制御装置60は、上流工程側の他の装置から基板2が投入されたことを検知したら、基板搬送コンベア52の作動制御を行って、その基板2を基台51の上流側半分の領域の中央の作業位置まで搬送して位置決めする。そして、検査ヘッド34を用いて、第1実施形態の場合と同様の検査工程を行う。
すなわち制御装置60は、検査ヘッド34を作業位置に位置決めした基板2の上方に移動させ、検査カメラ34aによって基板2に設けられた2つの基準マーク2mを撮像し、得られた画像データに基づいて、基板認識部60a(図10)において、各基準マーク2mの位置を算出する(図6に示すステップST1)。また制御装置60は、検査カメラ34aによって基板2に設けられた複数のキャビティ3それぞれを撮像し、得られた画像データに基づいて、キャビティ認識部60b(図10)において、各キャビティ3の四隅の位置を算出する(図6に示すステップST2)。そして、算出した各キャビティ3の四隅の位置に基づいて、各キャビティ3の中心位置を算出する(図6に示すステップST3)。
なお、ここでも、ステップST2で算出される2つの基準マーク2mの位置および各キャビティ3の四隅の位置と、ステップST3で算出される各キャビティ3の中心位置は、検査ヘッド34の移動軸を基準とした検査ヘッド移動軸基準座標系(XY座標系)を基準として求められる。
制御装置60は、上記ステップST3が終了したら、ステップST1で算出した2つの基準マーク2mの位置と、ステップST3で算出した各キャビティ3の中心位置に基づいて、基準マーク2mと各キャビティ3の中心位置との相対的な位置関係を算出して制御装置60に繋がる記憶装置61の相対的位置関係記憶部61a(図10)に記憶する(図6に示すステップST4)。
ここで、上記ステップST4で相対的位置関係記憶部61aに記憶する相対的位置関係は、ステップST1で求めた2つの基準マーク2mを基準とした基板固定座標系(εη座標系)での座標P1(ε1,η1)であってもよいし、予め基板情報として与えられて記憶装置61の基板情報記憶部61b(図10)に記憶された、基板設計データとしての各キャビティ3の中心位置P0の座標(ε0,η0)と、この中心位置P0(ε0,η0)からのずれ量ΔP(Δε,Δη)との組み合わせ(ε0+Δε,η0+Δη)のデータであってもよい。
制御装置60は、ステップST4が終了したら(或いはステップST4と並行して)、ステップST2で算出した各キャビティ3の四隅の位置に基づいてε軸方向の最小寸法dε及びη軸方向の最小寸法dηを求め、これらの寸法から各キャビティ3の内形寸法を算出して記憶装置61のキャビティ内形寸法記憶部61cに記憶する(図6に示すステップST5)。これにより検査工程は終了する。
制御装置60は、上記の検査工程が終了したら、図11のフローチャートに示す塗布工程を実行する。塗布工程では、制御装置60は、塗布ヘッド53を基板2の上方に移動させ、第1基板認識カメラ54によって基板2に設けられた2つの基準マーク2mの撮像を行い、得られた画像データに基づいて、基板認識部60aにおいて、各基準マーク2mの位置の位置を算出する(図11に示すステップST21)。そして、その算出した各基準マーク2mの位置と、検査工程のステップST4で算出した、基準マーク2mと各キャビティ3の中心位置との相対的な位置関係とに基づいて、塗布ヘッド53の移動軸を基準とした塗布ヘッド移動軸基準座標系(XY座標系)での各キャビティ3の中心位置Pを算出し(図11に示すステップST22)、その算出した各キャビティ3の中心位置Pを接着剤Bの塗布位置に設定して記憶装置61の塗布位置記憶部61d(図10)に記憶する(図11に示すステップST23)。
制御装置60は、上記のようにして接着剤Bの塗布位置を設定したら、上流側のヘッド移動機構33の作動制御を行って塗布ヘッド53を移動させ、設定した接着剤Bの塗布位置に、第1実施形態の場合と同様の要領で転写ピン53aを用いて接着剤Bを塗布する(図11に示すステップST24)。これにより塗布工程が終了する。
制御装置60は、上記塗布工程が終了したら、基板搬送コンベア52を作動させて、基板2を下流側半分の領域の中央の作業位置に移動させて位置決めする。そして、2つの搭載ヘッド35を用いて、第1実施形態の場合と同様の搭載工程を行う。
すなわち制御装置60は、下流側のヘッド移動機構33の作動制御を行って搭載ヘッド35を基板2の上方に移動させ、第2基板認識カメラ38によって基板2に設けられた2つの基準マーク2mの撮像を行い、得られた画像データに基づいて、基板認識部60aにおいて、各基準マーク2mの位置の位置を算出する(図7に示すステップST11)。そして、その算出した各基準マーク2mの位置と、ステップST4で算出した、基準マーク2mと各キャビティ3の中心位置との相対的な位置関係とに基づいて、搭載ヘッド35の移動軸を基準とした搭載ヘッド移動軸基準座標系(XY座標系)での各キャビティ3の中心位置Pを算出し(図7に示すステップST12)、その算出した各キャビティ3の中心位置Pを電子部品4の搭載位置に設定して記憶装置61の電子部品搭載位置記憶部61e(図10)に記憶する(図7に示すステップST13)。
制御装置60は、上記のようにして電子部品4の搭載位置を設定したら搭載ヘッド35を移動させ、パーツフィーダ36が供給する電子部品4を吸着ノズル35aに吸着させて保持する(図7に示すステップST14)。そして、その保持した電子部品4が部品認識カメラ37の上方を通過するように搭載ヘッド35を移動させ、部品認識カメラ37によって搭載ヘッド35により保持した電子部品4の撮像を行った後、部品認識部60c(図10)において部品認識を実行することにより、各キャビティ3内に搭載しようとする電子部品4の外形寸法(Dx,Dy)の情報を取得する(図7に示すステップST15)。なお、この場合も電子部品4の外形寸法の情報の取得は、認識した電子部品4の画像データから電子部品4の外形寸法を算出し、或いは記憶装置41の電子部品寸法データ記憶部61f(図10)に記憶された外形寸法(Dx,Dy)のデータを読み出すことによって行う。
制御装置60は、ステップST15で電子部品4の外形寸法を取得したら、判断部60d(図10)において、ステップST15で算出した電子部品4の外形寸法をその電子部品4に対応するキャビティ3の内形寸法と比較して、電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能か否かの判断を行う(図7に示すステップST16)。
なお、ここでも、制御装置60の判断部60dは、ステップST15で取得した電子部品4の外形寸法に所定の余裕値を加えた寸法が、ステップST5で算出したキャビティ3の内形寸法以下であるときにその電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能であると判断する。
制御装置60は、ステップST16において、判断部60dが、搭載ヘッド35により保持した電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能であると判断した場合には、その電子部品4をステップST12で設定した電子部品4の搭載位置へ搭載し、搭載ヘッド35により保持した電子部品4が対応するキャビティ3内に搭載可能でないと判断した場合には、その電子部品4のキャビティ3内への搭載を中止して基台31上に設けられた廃棄ボックス42(図9)に廃棄する(図7に示すステップST17)。
制御装置60は、ステップST17が終わったら、基板2に搭載予定の全ての電子部品4についてステップST14〜ステップST17の処置が完了したかの判断を行う(図7に示すステップST18)。そして、その結果、基板2に搭載予定の全ての電子部品4について上記処置が完了していなかった場合にはステップST14に戻ってまだ処置を行っていない電子部品4について処置を行い、全ての電子部品4について上記処置が完了していた場合には一連の搭載工程を終了し、基板搬送コンベア52を作動させて基板2を下流工程側に搬出する。
この第2実施形態における電子部品搭載方法においても、電子部品4をキャビティ3内に搭載する前に、キャビティ3の実際の内形寸法を求めて電子部品4の外形寸法と大小関係を比較し、その結果、電子部品4をキャビティ3内に搭載することができると判断した場合にのみ、電子部品4をキャビティ3内に搭載するようになっているので、第1実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態における電子部品搭載システム1Cは、図12に示すように、接着剤塗布装置70A、検査装置70B及び電子部品搭載装置70Cがこの順で上流工程側から下流工程側に並べられたものとなっている。ここで接着剤塗布装置70Aは第1実施形態における接着剤塗布装置11と同様の塗布ヘッド24を備えて基板2の各キャビティ3に接着剤Bを塗布する装置である。検査装置70Bは、第1実施形態における電子部品搭載装置12或いは第2実施形態における電子部品搭載装置50と同様の検査ヘッド34を備え、前述の検査工程における中心位置算出工程(ステップST1〜ステップST4)とキャビティ内形寸法算出工程(ステップST2及びステップST5)を実行する装置である。また、電子部品搭載装置70Cは、第1実施形態における電子部品搭載装置12或いは第2実施形態における電子部品搭載装置50と同様の搭載ヘッド35を備え、前述の搭載工程における電子部品搭載位置設定工程(ステップST11〜ステップST13)と電子部品搭載工程(ステップST14〜ステップST17)を実行する装置である。
第1実施形態及び第2実施形態では、中心位置算出工程を実行する装置と電子部品搭載位置設定工程及び電子部品搭載工程を実行する装置は同一の装置から成っていた(第1実施形態では電子部品搭載装置12、第2実施形態では電子部品搭載装置50)が、このように中心位置算出工程を実行する装置(検査装置70B)と電子部品搭載位置設定工程及び電子部品搭載工程を実行する装置(電子部品搭載装置70C)が別々の装置であっても、本発明の電子部品搭載方法を実施して第1実施形態、第2実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
なお、この場合には、検査装置70Bが中心位置算出工程(ステップST1〜ステップST4)を実行することによって算出した各キャビティ3の中心位置のデータと、キャビティ内形寸法算出工程(ステップST2及びステップST5)を実行することによって算出した各キャビティ3の内形寸法のデータを電子部品搭載装置70Cに受け渡す必要があることから、図12に示すように、検査装置70Bと電子部品搭載装置70Cとの双方と繋がる上位コンピュータCPを設けて上記データの受け渡しをさせるようになっている。或いは、このような上位コンピュータCPを介さず、検査装置70Bから電子部品搭載装置70Cに直接上記データを送信するようにしてもよい。
本発明は、基板が変形しているような場合であっても各キャビティ内に確実に電子部品を搭載することができるようにした電子部品搭載方法を提供する。
1A,1B,1C 電子部品搭載システム
2 基板
3 キャビティ
4 電子部品
34 検査ヘッド
34a 検査カメラ
35 搭載ヘッド
37 部品認識カメラ

Claims (2)

  1. 検査カメラを備えた検査ヘッド、部品認識カメラ及び搭載ヘッドを用いて基板に設けられた複数のキャビティそれぞれの内部に電子部品を搭載する電子部品搭載システムによる電子部品搭載方法であって、
    前記検査ヘッドが備える前記検査カメラによって前記基板に設けられた前記複数のキャビティそれぞれを認識して前記各キャビティの内形寸法を算出するキャビティ内形寸法算出工程と、
    前記搭載ヘッドにより電子部品を保持する電子部品保持工程と、
    前記電子部品保持工程において前記搭載ヘッドにより保持した電子部品を前記部品認識カメラにより認識して前記搭載ヘッドにより保持した前記電子部品の外形寸法を取得する外形寸法取得工程と、
    前記外形寸法取得工程で取得した電子部品の外形寸法と前記キャビティ内形寸法算出工程で算出した前記各キャビティの内形寸法を比較して前記電子部品が対応するキャビティ内に搭載可能か否かの判断を行う判断工程と、
    前記判断工程において、前記電子部品が対応するキャビティ内に搭載可能であると判断したときには前記搭載ヘッドにより前記電子部品をキャビティ内に搭載し、前記電子部品が対応するキャビティ内に搭載可能でないと判断したときには前記搭載ヘッドによる前記電子部品のキャビティ内への搭載を中止する処置を行う電子部品処置工程とを含むことを特徴とする電子部品搭載方法。
  2. 前記判断工程は、前記外形寸法取得工程で算出した電子部品の外形寸法に所定の余裕値を加えた寸法が前記キャビティ内形寸法算出工程で算出したキャビティの内形寸法以下であるときにその電子部品が対応するキャビティ内に搭載可能であると判断することを特徴とする請求項1に記載の電子部品搭載方法。
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