JP2013169683A - インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013169683A
JP2013169683A JP2012034376A JP2012034376A JP2013169683A JP 2013169683 A JP2013169683 A JP 2013169683A JP 2012034376 A JP2012034376 A JP 2012034376A JP 2012034376 A JP2012034376 A JP 2012034376A JP 2013169683 A JP2013169683 A JP 2013169683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
nozzle plate
inkjet head
flow path
common flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012034376A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5958795B2 (ja
Inventor
Hideaki Nishimura
秀明 西村
Yukitoshi Tajima
行利 田嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012034376A priority Critical patent/JP5958795B2/ja
Priority to US13/770,383 priority patent/US8678545B2/en
Publication of JP2013169683A publication Critical patent/JP2013169683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5958795B2 publication Critical patent/JP5958795B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16505Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14201Structure of print heads with piezoelectric elements
    • B41J2/14233Structure of print heads with piezoelectric elements of film type, deformed by bending and disposed on a diaphragm
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/11Embodiments of or processes related to ink-jet heads characterised by specific geometrical characteristics

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】低コスト化を図りつつ印刷品質の悪化を抑制できるインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】圧力発生室を有するアクチュエータ基板と、圧力発生手段により圧力発生室内の液体を吐出するノズル孔がノズル面に複数形成されたノズルプレートと、各圧力発生室への液体供給の共通流路を設けた共通流路基板と、ノズル孔及びその周辺を露出する開口が形成されノズル面の周縁部を覆うカバー部材とを備えたインクジェットヘッドにおいて、所定方向で、アクチュエータ基板の外形寸法La≦カバー部材の開口寸法Lc<ノズルプレートの外形寸法Ln≦共通流路基板の外形寸法Lmの関係を満たし、ノズルプレートのノズル面とは反対側の面と、共通流路基板のノズルプレート側の面と、アクチュエータ基板の外周側面とに囲まれた領域に、前記反対側の面と前記ノズルプレート側の面とに接触しノズルプレートを支持する支持部材を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置として使用されるインクジェット記録装置に設けられるインクジェットヘッド、及び、そのインクジェットヘッドを備えたインクジェット記録装置に関するものである。
一般に、プリンタ、ファックス、複写機、プロッタ、或いはこれらの内の複数の機能を有する画像形成装置として、例えばインクの液滴を吐出するインクジェットヘッドを備え、媒体を搬送しながらインクの液滴を用紙に付着させて画像形成を行うインクジェット記録装置がある。
ここでの媒体は「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。また、画像形成装置は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。そして、画像形成とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与する(単に液滴を吐出する)ことをも意味する。また、インクとは、所謂インクに限るものではなく、吐出されるときに液体となるものであれば特に限定されるものではなく、例えばDNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる液体の総称として用いる。
インクジェット記録装置のインクジェットヘッドは、圧電素子などの電気機械変換素子からなる圧力発生手段と、インクを吐出させる複数のノズル孔と連通しノズル孔からインクを吐出させる圧力が発生される圧力発生室とが複数個設けられたアクチュエータ基板を有している。また、各圧力発生室にインクを供給するための共通流路を設けた共通流路基板や、圧力発生室内のインクを吐出する複数のノズル孔を用紙と対向するノズル面に形成したノズルプレートなどを有している。共通流路基板とアクチュエータ基板とノズルプレートとは順に積層され接合されている。インクジェット記録装置は、圧力発生手段によって圧力発生室内のインクを加圧することによりノズルプレートのノズル孔からインクを吐出させ、媒体上に画像を形成する。
また、特許文献1に記載のインクジェットヘッドには、ノズル孔及びその周辺を露出させる開口が形成されるようにノズル面の周縁部を覆う枠部と、その枠部からインクジェットヘッドの側面に沿って折り曲げられ前記側面を覆う側面部とを有したカバー部材であるヘッドカバーが取り付けられている。これにより、インクジェットヘッドの側面などが、ワイパー部材でインクジェットヘッドのノズル面上の不要なインクを除去するワイピング処理時にワイパー部材と接触したり、用紙と接触したりすることで生じる外力から保護することができる。
インクジェットヘッドの工法としては、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術が取り入れられている。これは半導体プロセスを利用した微細加工技術である。例えば、シリコン基板上にインクジェットヘッドに必要な液室、振動板、圧電素子、電極などの部品をエッチング、スパッタなどの加工方法により形成する。そして、これらの部品を小さく形成したり、それぞれの部品の配置に工夫を凝らしたりすることにより、インクジェットヘッドとして小型に作りこむ。その結果、1枚のシリコン基板(半導体基板)から多くのインクジェットヘッドを作る(取り数を多くする)ことができ、小型化するほどにコストを下げることができる。
従来のインクジェットヘッドでは、少なくともアクチュエータ基板とノズルプレートとが概ね同一の外形寸法で形成されていた。これにより、ノズルプレートがアクチュエータ基板で支持されるので、ヘッドカバーとワイパー部材とが接触してヘッドカバーがノズルプレートを押すことによりノズルプレートが変形してしまうのを抑制することができる。
しかしながら、ノズルプレートを支持するためにアクチュエータ基板を大きくしてしまうと、1枚のシリコン基板(半導体基板)からの取り数が少なくなってしまい、インクジェットヘッドの高コスト化を招いてしまうといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、低コスト化を図りつつ、印刷品質の悪化を抑制できるインクジェットヘッド、及び、そのインクジェットヘッドを備えたインクジェット記録装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、圧力発生室が設けられたアクチュエータ基板と、圧力発生手段により前記圧力発生室内の液体を吐出するノズル孔が記録媒体と対向するノズル面に複数形成されたノズルプレートと、各圧力発生室に液体を供給するための共通流路を設けた共通流路基板と、前記ノズル孔及びその周辺を露出させる開口が形成されるように前記ノズル面の周縁部を少なくとも覆うカバー部材とを備えたインクジェットヘッドにおいて、所定方向での、前記カバー部材の開口寸法をLc、前記アクチュエータ基板の外形寸法をLa、前記ノズルプレートの外形寸法をLn、前記共通流路基板の外形寸法をLmとしたときに、La≦Lc<Ln≦Lmの関係を満たし、前記ノズルプレートの前記ノズル面とは反対側の面と、前記共通流路基板のノズルプレート側の面と、前記アクチュエータ基板の外周側面とに囲まれた領域に、該ノズルプレートの該反対側の面と該共通流路基板のノズルプレート側の面とに接触し該ノズルプレートを支持する支持部材を設けたことを特徴とするものである。
本発明においては、所定方向でのアクチュエータ基板の外形寸法をノズルプレート基板の外形寸法よりも小さくしている。これにより、所定方向でのアクチュエータ基板の外形寸法とノズルプレートの外形寸法とが同じ場合よりも、1つのシリコン基板(半導体基板)からの取り数を多くすることが可能となり、インクジェットヘッドの低コスト化を図ることができる。また、ノズルプレートのノズル面とは反対側の面に接触した支持部材によってノズルプレートが支持されるので、ノズルプレートがカバー部材に押されて変形してしまうのを抑制することができる。よって、ノズルプレートが変形しノズルプレート−記録媒体間の間隔が変動して印刷品質が悪化してしまうのを抑制することができる。
以上、本発明によれば、低コスト化を図りつつ、印刷品質の悪化を抑制できるという優れた効果がある。
本実施形態でのアクチュエータ基板の外形寸法と、ノズルカバーの開口部寸法と、ノズルプレートの外形寸法と、共通流路基板の外形寸法との関係を示すインクジェットヘッドの断面図。 実施形態に係るインクジェット記録装置の斜視図。 実施形態に係るインクジェット記録装置の断面図。 実施形態に係るインクジェットヘッドの外観斜視図。 インクジェットヘッドの分解斜視図。 (a)共通流路基板の周縁部の3辺にフレーム部材を設けた場合の共通流路基板の斜視図、(b)共通流路基板の周縁部の2辺にフレーム部材を設けた場合の共通流路基板の斜視図、(c)共通流路基板の周縁部の4辺にフレーム部材を設けた場合の共通流路基板の斜視図。 従来でのアクチュエータ基板の外形寸法と、ノズルカバーの開口部寸法と、ノズルプレートの外形寸法と、共通流路基板の外形寸法との関係を示すインクジェットヘッドの断面図。 インク吐出口付近の拡大図。 本実施形態でのアクチュエータ基板の外形寸法と、ノズルカバーの開口部寸法と、ノズルプレートの外形寸法と、共通流路基板の外形寸法との関係を示すインクジェットヘッドの断面図。 本実施形態でのアクチュエータ基板の外形寸法と、ノズルカバーの開口部寸法と、ノズルプレートの外形寸法と、共通流路基板の外形寸法との関係を示すインクジェットヘッドの断面図。 本実施形態でのアクチュエータ基板の外形寸法と、ノズルカバーの開口部寸法と、ノズルプレートの外形寸法と、共通流路基板の外形寸法との関係を示すインクジェットヘッドの断面図。
以下、本発明に係るインクジェット記録装置の一実施形態について説明する。
図2は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の内部構造を模式的に示す斜視図である。図3は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の内部構造を媒体である用紙83の搬送方向と直交する方向である主走査方向から見たときの側面図である。
本実施形態のインクジェット記録装置51には、記録装置本体81の内部に前記主走査方向へ移動可能なキャリッジ93が設けられている。このキャリッジ93には、インクジェットヘッド94が着脱可能に搭載されており、また、インクジェットヘッド94へインクを供給するインクカートリッジ95も搭載されている。
また、インクジェット記録装置51には、記録装置本体81の下方に、多数枚の媒体である用紙83を積載可能な給紙カセット85(或いは給紙トレイでもよい。)が設けられている。また、本実施形態のインクジェット記録装置51には、用紙83を手差しで給紙するための手差しトレイ84も設けられている。この手差しトレイ84を図示の状態から正面側(図3中左側)へ開倒することで、手差しトレイ84からも用紙83を給送可能となっている。給紙カセット85や手差しトレイ84から給送される用紙83は、それぞれの搬送路を経由して、キャリッジ93が配置された印字機構部89へと搬送され、その印字機構部89においてインクジェットヘッド94から吐出されるインクによって画像が記録される。その後、画像が記録された用紙83は、背面側(図3中右側)に設けられた排紙トレイ87へ排紙される。
印字機構部89は、図示しない側板(図3中前後方向の装置内部の両端部に配置された板部材)に横架したガイド部材である主ガイドロッド91と従ガイドロッド92とによって、キャリッジ93を前記主走査方向へ摺動自在に保持している。キャリッジ93には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインクを吐出する各色のノズル群(インク吐出口群)を備えたインクジェットヘッド94が着脱自在に搭載されている。各色のノズル群は、色ごとに、前記主走査方向と交差する方向へ配列されてノズル列を形成している。インクジェットヘッド94は、各色ノズルが形成されているノズル面が鉛直方向下方に向くように、キャリッジ93に装着される。
また、キャリッジ93には、インクジェットヘッド94に各色のインクを供給するための各インクカートリッジ95が着脱自在に搭載されている。インクカートリッジ95は、上方に大気と連通する大気口、下方にはインクジェットヘッド94へインクを供給する供給口を、内部にはインクが充填された多孔質体を有しており、多孔質体の毛管力によりインクジェットヘッド94へ供給されるインクをわずかな負圧に維持している。なお、本実施形態では、単一のインクジェットヘッド94に複数色のインク吐出用のノズルを設けた構成であるが、色ごとに個別のインクジェットヘッド94を設けた構成であってもよい。
本実施形態において、キャリッジ93は、背面側(用紙搬送方向下流側)を主ガイドロッド91に摺動自在に嵌装され、正面側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッド92に摺動自在に載置している。また、主走査モータ97で回転駆動される駆動プーリ98と従動プーリ99との間にはタイミングベルト100が張架されており、このタイミングベルト100上にキャリッジ93が固定されている。これにより、主走査モータ97の正逆回転により、キャリッジ93を主ガイドロッド91及び従ガイドロッド92に沿って、前記主走査方向へ往復移動(走査)することができる。
また、本実施形態では、給紙カセット85にセットした用紙83をインクジェットヘッド94の下方側に搬送するために、給紙カセット85から用紙83を分離給装する給紙ローラ101及びフリクションパッド102と、用紙83を案内するガイド部材103と、給紙された用紙83を反転させて搬送する搬送ローラ104と、搬送ローラ104の周面に押し付けられる搬送コロ105と、この搬送コロ105からの用紙83の送り出し角度を規定する先端コロ106とが設けられている。搬送ローラ104は、副走査モータ107によってギヤ列を介して回転駆動される。
キャリッジ93の前記主走査方向の移動範囲に対応して搬送ローラ104から送り出された用紙83は、インクジェットヘッド94の下方側で用紙83を案内する用紙ガイド部材である印写受け部材109上を搬送され、インクジェットヘッド94の下方を通過する。この印写受け部材109の用紙搬送方向下流側には、用紙83を排紙方向へ送り出すために回転駆動される搬送コロ111と、この搬送コロ111に対向配置される拍車112とが設けられており、さらに用紙83を排紙トレイ87に送り出す排紙ローラ113,114と、排紙経路を形成するガイド部材115,116とが配設されている。
画像記録時には、キャリッジ93を前記主走査方向へ移動させながら、画像信号に応じてインクジェットヘッド94を駆動することにより、停止状態の用紙83にインクを吐出して1行分の画像を記録し、用紙83を所定量搬送後に次の行の記録を行う。記録終了信号または用紙83の搬送方向後端が印字機構部89の記録領域に到達した信号を受けることにより、画像記録動作を終了させ、用紙83を排紙する。
また、本実施形態には、図2に示すように、キャリッジ93の移動方向(前記主走査方向)一端側の記録領域を外れた位置に、インクジェットヘッド94の吐出不良を回復する処理等を行うための回復装置117が配置されている。回復装置117は、キャッピング手段と、吸引手段と、クリーニング手段であるワイパー部材とを有している。
キャリッジ93は、印字待機中には、回復装置117との対向位置へ移動し、キャッピング手段によってインクジェットヘッド94のノズル面がキャッピングされる。これにより、ノズルを湿潤状態に保つことができ、ノズル内のインクが乾燥することによる吐出不良を防止することができる。また、連続画像記録動作の途中などに画像記録と関係しないインクを回復装置117で吐出(空吐出)することにより、すべての吐出口のインク粘度を一定に保ち、安定した吐出性能を維持することができる。
また、吐出不良が発生した場合などには、キャッピング手段でインクジェットヘッド94のノズルをキャッピングして密封し、チューブを通して吸引手段でノズルからインクとともに気泡等を吸い出す処理を行う。また、ノズル面に付着したインクやゴミ等は、クリーニング手段であるワイパー部材により除去する処理も行う。これらの処理を実行することで吐出不良の回復を図る。吸引されたインクは、記録装置本体81の下部に設置した図示しない廃インク溜に排出され、廃インク溜の内部のインク吸収体に吸収保持される。
次に、本実施形態のインクジェットヘッド94について説明する。図4は実施形態に係るインクジェットヘッド94の外観斜視図であり、図5はインクジェットヘッド94の分解斜視図である。
インクジェットヘッド94は、インクを吐出する複数のインク吐出口21aが用紙83と対向するノズル面21bに配置されたノズルプレート21を有している。また、インク吐出口21aと連通し、インク吐出口21aからインクを吐出させる圧力が発生される複数の圧力発生室である個別液室が形成され、各個別液室を加圧する振動板上に下部電極、圧電素子、上部電極から構成される電気機械変換素子が形成されたアクチュエータ基板22を有している。また、各個別液室にインクを供給するための共通流路を設けた共通流路基板24を有している。また、ノズルプレート21に配置されたインク吐出口21a及びその周辺が露出するように開口しノズルプレート21のノズル面21bの周縁部を少なくとも覆うカバー部材であるノズルカバー20を有している。また、ノズル列と垂直方向となる位置基準面を備えダンパ部材26,27を介して、共通流路基板24、アクチュエータ基板22、ノズルプレート21、ノズルカバー20が取り付けられるハウジング40を有している。また、複数個のインクタンク(図示せず)を保持してハウジング40と締結手段であるネジ43により固定されるタンクホルダ50を有している。
共通流路基板24やダンパ部材26,27やハウジング40には、各ノズル列に対応した配置でインク吐出口21aまで連通したインク供給経路を具備しており、アクチュエータ基板22に形成された個別液室及び各ノズル列に各色インクをインクタンクから供給する。
また、インクジェット記録装置に配置されたコネクタ(図示せず)と電気的に接続されて記録画像に応じた電気信号を伝達する電気パッドを具備するコネクタ基板42と、アクチュエータ基板22上に設けられた電気機械変換素子を駆動するための駆動IC(図示せず)と駆動ICとに電気的に接続するパッド部とコネクタ基板42とを電気的に接続するFPC(Flexible Printed Circuits)41とが設けられている。そして、記録画像に応じてインクジェット記録装置から伝達される電気信号がコネクタ基板42とFPC41とを介して電気機械変換素子を具備するアクチュエータ基板22に供給され、電気機械変換素子によって変換された機械振動が振動板を介して個別液室内のインクを加圧し、インク吐出口21aから用紙83に高精度にインクを吐出することができる構成となっている。
ノズルプレート21は、ノズル面21bに各列毎で複数個のインク吐出口21aが形成されたノズル列が計4列形成されており、1つのインクジェットヘッド94で4色分のインクを吐出することができる。ノズルプレート21の材質としては、ステンレス鋼等の板材を用いることが好適であり、プレス加工法によってインク吐出口21aを形成することが好適である。
また、ノズルプレート21には撥液材料が表面処理されており、不均一なインクの付着によるインクの吐出曲がりなどの吐出不良を抑制する構造となっている。撥液材料としては、表面エネルギーが小さいフルオロカーボンを含む有機材料を好適に用いることができ、蒸着法や浸漬法によりノズルプレート21の表面に塗布したものを用いることが好適である。
なお、ノズルプレート21のアクチュエータ基板22との接合面は撥液材料除去手段である酸素プラズマ処理等の処理によって撥液材料が除去されており、アクチュエータ基板22の表面に塗布した接着剤を介して接合されている。前記接着剤としては、インクジェット記録装置にて使用されるインクに対して耐溶剤性の高い接着剤を用いることができ、具体的には、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂を含有する熱硬化型接着剤を好適に用いることができる。
ノズルカバー20は、ノズルプレート21に形成されたインク吐出口21aが露出するように開口され、共通流路基板24の端面部及びFPC41とアクチュエータ基板22の接続部を覆うように折り曲げられて略箱形に形成されている。また、ノズルカバー20には、ハウジング40に設けた突起部40aと嵌合して取り付けがなされるための孔部20aが設けられている。
ノズルカバー20の材料としては、ノズルプレート21と同一材料であるステンレス鋼を用いており、ノズルプレート21の表面に処理された撥液材料がノズルカバー20の表面に対しても処理されることで、ノズルカバー20へのインクの付着を抑制することができる。
アクチュエータ基板22に形成された電気機械変換素子は、ゾルゲル法を用いた半導体デバイス製造技術によって微細加工がなされており、電気機械変換素子の高密度化を容易に行うことが可能となっている。
ゾルゲル法とは非特許文献1に示すように、金属アルコキシド等の金属有機化合物を溶液系で加水分解、重縮合させて金属−酸素−金属結合を成長させ、最終的に焼結することにより完成させる無機酸化物の作製方法である。ゾルゲル法により成膜される圧電素子材料として具体的には、酢酸鉛、イソプロポキシドジルコニウム、イソプロポキシドチタンを出発材料にし、これらの出発材料を、共通溶媒としてのメトキシエタノールに溶解させたチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系の材料を好適に用いることができるものである。
共通流路基板24は複数枚の積層部材から形成され、少なくともアクチュエータ基板22側と接合される第一の板部材と、ダンパ部材26側と接合される第二の部材とによって構成されている。前記第一の部材としては、ステンレス鋼あるいはFe−Ni合金を好適に用いることができ、加工方法としては、プレス加工法、エッチング法、レーザー加工法等各種の加工法が挙げられるが、コスト面からプレス加工法をより好適に用いることができる。また、前記第二の部材は、ポリフェニレンサルファイド(Poly−Phenylene Sulfide)を含む樹脂を射出成型法によって形成することが好適である。
フレーム部材23は、共通流路基板24を構成する前記第二の部材と同一の部材で形成されており、ノズルプレート21の吐出面とは反対側の面と、共通流路基板24のノズルプレート側の面と、アクチュエータ基板22の外周側面とに囲まれた領域の少なくとも一部に形成されている。
また、フレーム部材23は、アクチュエータ基板22の寸法に基づいて種々の形態をとることが可能である。
図6(a)は共通流路基板24の周縁部の3辺にフレーム部材23を設けた場合の共通流路基板24の斜視図である。図6(b)共通流路基板24の周縁部の2辺にフレーム部材23を設けた場合の共通流路基板24の斜視図である。図6(c)は共通流路基板24の周縁部の4辺にフレーム部材23を設けた場合の共通流路基板24の斜視図である。
図6(a)では、共通流路基板24のアクチュエータ基板22との接合面のうち、4辺の縁部からなる周縁部の3辺にフレーム部材23を設けている。図6(b)では、共通流路基板24の前記接合面のうち、前記周縁部の共通流路基板24の長手方向に延びる2辺にフレーム部材23を設けている。図6(c)では、共通流路基板24の前記接合面のうち、周縁部の4辺全てにフレーム部材23を設けている。
図6(a)、図6(b)、図6(c)に示すように、共通流路基板24のアクチュエータ基板22との接合面のうち、周縁部の少なくとも一部にフレーム部材23を配置することが可能である。
共通流路基板24とフレーム部材23とは、インサート成形法によって一体化されることが好適である。すなわち、一体化は共通流路基板24を形成している第一の部材である金属部材の表面に、溶融樹脂と密着するための表面加工を予め施しておき、射出成形用金型にインサートする。インサートしてある前記第一の部材に溶融状態の樹脂が射出されることで強固に接合し、金型から取り出すときには共通流路基板24とフレーム部材23とが一体化される。これにより、共通流路基板24及びフレーム部材23を形成するための接合が不必要となることからコスト削減が可能となる。
図7は、従来のインクジェットヘッド94におけるアクチュエータ基板22の外形寸法Laと、ノズルカバー20の開口部寸法Lcと、ノズルプレート21の外形寸法Lnと、共通流路基板24の外形寸法Lmとの関係を示すインクジェットヘッド94の断面図である。図8はアクチュエータ基板22の個別液室内にあるインク22aが吐出されるインク吐出口21a付近を拡大したものであり、ノズルプレート21の表面に付着したインクを除去するためのワイピング動作を示す模式図である。
まず、従来のインクジェットヘッド94の一例を図7に示す。
従来のインクジェットヘッド94では、ノズルプレート21とアクチュエータ基板22とがほぼ同一の寸法で形成されている。また、ノズルカバー20がノズルプレート21の表面と、ノズルプレート21とアクチュエータ基板22と共通流路基板24との端面を覆蓋するように配置されている。そして、Lc<Ln≦La≦Lmの関係を満たすように構成されている。
従来のインクジェットヘッド94においては、ノズルカバー20の剛性を確保するために、ノズルプレート21とアクチュエータ基板22とのオーバーラップ量を確保する構成となっている。ところが、これによりノズルカバー20の開口部の縁とノズルプレート21におけるインク吐出口21aとの距離が狭まってしまう。このような場合においては、図8(a)、図8(b)、図8(c)に示すように、ノズルカバー20の開口部の縁とノズルプレート21の表面とにより形成される段差部が、インク吐出口21aと近づいてしまう。
このとき、ワイパー保持部29によって保持されたワイパー部材28は、インクジェットヘッド94に対して相対移動することによって、ノズルプレート21の表面に付着したインク22bを払拭した際に、払拭しきれずに残留して段差部にインク22cが堆積する状態となる。さらに、段差部に堆積したインク22cの周辺に、新たにインク22dが付着して段差部に堆積されていくと、その堆積したインクがインク吐出口21a付近まで到達しインク吐出口21a付近のノズルプレート21の表面が汚染される。そのため、インク吐出口21aから吐出されたインクが曲ってしまう吐出曲がり等の吐出不良を引き起こす虞がある。
本実施形態に係るインクジェットヘッド94の一形態を図1に示す。
図1において、アクチュエータ基板22の外形寸法Laと、ノズルカバー20の開口部寸法Lcと、ノズルプレート21の外形寸法Lnと、共通流路基板24の外形寸法Lmとが、La<Lc<Ln≦Lmの関係を満たすように構成されている。
また、フレーム部材23がノズルプレート21のインク吐出口21a吐出面とは反対側の面と、共通流路基板24のノズルプレート側の面と、アクチュエータ基板22の外周の側面部とに囲まれた領域に形成されており、ノズルプレート21の外周部を補強する構成となっている。
このような構成にすることで、製造コストが高いアクチュエータ基板22の小型化を図りつつ、ノズルカバー20とワイパー部材28とが接触しノズルカバー20がノズルプレート21を押すことでノズルプレート21が変形するのを抑制することができる。また、ノズルカバー20の開口部の縁とインク吐出口21aとの距離を、従来のインクジェットヘッド94よりも離すことができる。これにより、ノズルカバー20の開口部の縁とノズルプレート21の表面とにより形成される段差部にインクが堆積されていっても、インク吐出口21a付近のノズルプレート21の表面までインクが到達し難くなる。よって、インク吐出口21a付近のノズルプレート21の表面が汚染されて吐出曲がり等の吐出不良を引き起こしてしまうのを抑制することができる。
また、フレーム部材23をアクチュエータ基板22の板厚よりも薄く形成して、フレーム部材23とノズルプレート21との間に隙間を形成し、その隙間に充填材30を充填しても良い。これにより、フレーム部材23とノズルプレート21との固定性が向上し、インクジェットヘッド内部へのインクの浸入を抑制することができるため、インクジェットヘッド94の信頼性がさらに向上することができる。
また、本実施形態に係るインクジェットヘッド94の他の形態を、図9、図10、図11に示す。
図9においては、アクチュエータ基板22の外形寸法Laと、ノズルカバー20の開口部寸法Lcと、ノズルプレート21の外形寸法Lnと、共通流路基板24の外形寸法Lmとが、La=Lc<Ln<Lmの関係を満たすように構成されている。
図10においては、アクチュエータ基板22の外形寸法Laと、ノズルカバー20の開口部寸法Lcと、ノズルプレート21の外形寸法Lnと、共通流路基板24の外形寸法Lmとが、La=Lc<Ln=Lmの関係を満たすように構成されている。
図11においては、アクチュエータ基板22の外形寸法Laと、ノズルカバー20の開口部寸法Lcと、ノズルプレート21の外形寸法Lnと、共通流路基板24の外形寸法Lmとが、La<Lc<Ln=Lmの関係を満たすように構成されている。
図9、図10、図11のいずれの場合も、図1の構成と同様の効果を得ることができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
圧力発生室が設けられたアクチュエータ基板22などのアクチュエータ基板と、圧力発生手段により圧力発生室内のインクなどの液体を吐出するインク吐出口21aなどのノズル孔が用紙83などの記録媒体と対向するノズル面21bなどのノズル面に複数形成されたノズルプレート21などのノズルプレートと、各圧力発生室に液体を供給するための共通流路を設けた共通流路基板24などの共通流路基板と、ノズル孔及びその周辺を露出させる開口が形成されるようにノズル面の周縁部を少なくとも覆うノズルカバー20などのカバー部材とを備えたインクジェットヘッド94などのインクジェットヘッドにおいて、所定方向での、カバー部材の開口寸法をLc、アクチュエータ基板の外形寸法をLa、ノズルプレートの外形寸法をLn、共通流路基板の外形寸法をLmとしたときに、La≦Lc<Ln≦Lmの関係を満たし、ノズルプレートのノズル面とは反対側の面と、共通流路基板のノズルプレート側の面と、アクチュエータ基板の外周側面とに囲まれた領域に、該ノズルプレートの該反対側の面と該共通流路基板のノズルプレート側の面とに接触しノズルプレートを支持する支持部材を設けた。これよれば、上記実施形態について説明したように、低コスト化を図りつつ、印刷品質の悪化を抑制できる。
(態様B)
(態様A)において、上記フレーム部材は上記共通流路基板のノズルプレート側の面の周縁部の少なくとも一部に形成すれば良い。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、上記フレーム部材の板厚をtb、上記アクチュエータ基板の板厚をtaとしたときに、tb≦taの関係を満たし、前記フレーム部材と上記ノズルプレートとの間に形成された隙間に充填材を充填した。これによれば、上記実施形態について説明したように、インクジェットヘッドの信頼性を向上させることができる。
(態様D)
(態様A)、(態様B)または(態様C)において、上記共通流路基板と上記フレーム部材とが、金属部材と樹脂部材とで一体化されている。これによれば、上記実施形態について説明したように、コスト削減が可能となる。
(態様E)
(態様D)において、上記共通流路基板の少なくとも一部は金属部材で形成されており、前記共通流路基板を形成している金属部材の全面もしくは樹脂部材と接触する面側に、表面処理を施すのが望ましい。
(態様F)
(態様D)または(態様E)において、上記金属部材としてステンレス鋼を好適に用いることができる。
(態様G)
(態様D)、(態様E)または(態様F)において、上記樹脂部材としてポリフェニレンサルファイドを含む樹脂を好適に用いることができる。
(態様H)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)または(態様G)において、上記圧力発生手段に電気機械変換素子を好適に用いることができる。
(態様I)
(態様H)において、上記電気機械変換素子がゾルゲル法を用いて形成した。これによれば、上記実施形態について説明したように、電気機械変換素子の高密度化を容易に行うことが可能となる。
(態様J)
インクジェット記録装置において、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)、(態様G)、(態様H)または(態様I)のインクジェットヘッドを搭載した。これによれば、上記実施形態について説明したように、印刷品質の悪化を抑えつつ低コスト化を図ることができる。
20 ノズルカバー
20a 孔部
21 ノズルプレート
21a インク吐出口
21b ノズル面
22 アクチュエータ基板
22a インク
22b インク
22c インク
22d インク
23 フレーム部材
24 共通流路基板
26 ダンパ部材
27 ダンパ部材
28 ワイパー部材
29 ワイパー保持部
30 充填材
40 ハウジング
40a 突起部
42 コネクタ基板
43 ネジ
50 タンクホルダ
51 インクジェット記録装置
81 記録装置本体
83 用紙
84 手差しトレイ
85 給紙カセット
87 排紙トレイ
89 印字機構部
91 主ガイドロッド
92 従ガイドロッド
93 キャリッジ
94 インクジェットヘッド
95 インクカートリッジ
97 主走査モータ
98 駆動プーリ
99 従動プーリ
100 タイミングベルト
101 給紙ローラ
102 フリクションパッド
103 ガイド部材
104 搬送ローラ
105 搬送コロ
106 先端コロ
107 副走査モータ
109 印写受け部材
111 搬送コロ
112 拍車
113 排紙ローラ
114 排紙ローラ
115 ガイド部材
116 ガイド部材
117 回復装置
特開2011−000778号公報
K.D.Budd、S.K.Dey、D.A.Payne、Proc.Brit.Ceram.Soc.36、107(1985)

Claims (10)

  1. 圧力発生室が設けられたアクチュエータ基板と、
    圧力発生手段により前記圧力発生室内の液体を吐出するノズル孔が記録媒体と対向するノズル面に複数形成されたノズルプレートと、
    各圧力発生室に液体を供給するための共通流路を設けた共通流路基板と、
    前記ノズル孔及びその周辺を露出させる開口が形成されるように前記ノズル面の周縁部を少なくとも覆うカバー部材とを備えたインクジェットヘッドにおいて、
    所定方向での、前記カバー部材の開口寸法をLc、前記アクチュエータ基板の外形寸法をLa、前記ノズルプレートの外形寸法をLn、前記共通流路基板の外形寸法をLmとしたときに、La≦Lc<Ln≦Lmの関係を満たし、
    前記ノズルプレートの前記ノズル面とは反対側の面と、前記共通流路基板のノズルプレート側の面と、前記アクチュエータ基板の外周側面とに囲まれた領域に、該ノズルプレートの該反対側の面と該共通流路基板のノズルプレート側の面とに接触し該ノズルプレートを支持する支持部材を設けたことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 請求項1のインクジェットヘッドにおいて、
    上記支持部材は上記共通流路基板のノズルプレート側の面の周縁部の少なくとも一部に形成したことを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 請求項1または2のインクジェットヘッドにおいて、
    上記支持部材の板厚をtb、上記アクチュエータ基板の板厚をtaとしたときに、tb≦taの関係を満たし、前記支持部材と上記ノズルプレートとの間に形成された隙間に充填材を充填したことを特徴とするインクジェットヘッド。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1に記載のインクジェットヘッドにおいて、
    上記共通流路基板と上記支持部材とが、金属部材と樹脂部材とで一体化されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  5. 請求項4のインクジェットヘッドにおいて、
    上記共通流路基板の少なくとも一部は金属部材で形成されており、
    前記共通流路基板を形成している金属部材の全面もしくは樹脂部材と接触する面側に、表面処理が施されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  6. 請求項4または5のインクジェットヘッドにおいて、
    上記金属部材がステンレス鋼であることを特徴とするインクジェットヘッド。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1に記載のインクジェットヘッドにおいて、
    上記樹脂部材がポリフェニレンサルファイドを含む樹脂であることを特徴とするインクジェットヘッド。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1に記載のインクジェットヘッドにおいて、
    上記圧力発生手段が電気機械変換素子を有することを特徴とするインクジェットヘッド。
  9. 請求項8のインクジェットヘッドにおいて、
    上記電気機械変換素子がゾルゲル法を用いて形成したことを特徴とするインクジェットヘッド。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1に記載のインクジェットヘッドを搭載したことを特徴とするインクジェット記録装置。
JP2012034376A 2012-02-20 2012-02-20 インクジェットヘッド及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP5958795B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012034376A JP5958795B2 (ja) 2012-02-20 2012-02-20 インクジェットヘッド及び画像形成装置
US13/770,383 US8678545B2 (en) 2012-02-20 2013-02-19 Inkjet head and inkjet recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012034376A JP5958795B2 (ja) 2012-02-20 2012-02-20 インクジェットヘッド及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013169683A true JP2013169683A (ja) 2013-09-02
JP5958795B2 JP5958795B2 (ja) 2016-08-02

Family

ID=48981950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012034376A Expired - Fee Related JP5958795B2 (ja) 2012-02-20 2012-02-20 インクジェットヘッド及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8678545B2 (ja)
JP (1) JP5958795B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020019149A (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 株式会社リコー 液体吐出ヘッド保護部材、液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10688811B2 (en) 2018-02-27 2020-06-23 Ricoh Company, Ltd. Air blower, drying device, liquid discharge apparatus, and treatment-liquid application device
US10730319B2 (en) 2018-03-19 2020-08-04 Ricoh Company, Ltd. Drying device, liquid discharge apparatus, and drying method

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005014345A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Ricoh Co Ltd 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2009214303A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Ricoh Co Ltd 液体吐出ヘッド及び画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1016240A (ja) 1996-07-08 1998-01-20 Ricoh Co Ltd インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP2005186525A (ja) 2003-12-26 2005-07-14 Seiko Epson Corp ヘッドユニットおよびこれを備えた液体噴射装置
JP2007268852A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置及びキャップ
JP5444866B2 (ja) 2009-06-18 2014-03-19 セイコーエプソン株式会社 液体吐出ヘッド、液体吐出装置、及び、液体吐出ヘッドの製造方法
JP2013022848A (ja) 2011-07-21 2013-02-04 Ricoh Co Ltd 液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドの製造方法、および液滴吐出装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005014345A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Ricoh Co Ltd 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2009214303A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Ricoh Co Ltd 液体吐出ヘッド及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020019149A (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 株式会社リコー 液体吐出ヘッド保護部材、液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置
JP7155716B2 (ja) 2018-07-30 2022-10-19 株式会社リコー 液体吐出ヘッド保護部材、液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20130215188A1 (en) 2013-08-22
JP5958795B2 (ja) 2016-08-02
US8678545B2 (en) 2014-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8646870B2 (en) Inkjet recording apparatus
US8708459B2 (en) Droplet ejection head, method of manufacturing droplet ejection head, and droplet ejection apparatus
JP6066263B2 (ja) 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2019104179A (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置
JP2011056922A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP5958795B2 (ja) インクジェットヘッド及び画像形成装置
JP5085272B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
US10836170B2 (en) Head protector, liquid discharge head, and liquid discharge apparatus
JP2012051236A (ja) 液滴吐出ヘッド
JP2012254531A (ja) ノズル板、液滴吐出ヘッド、液体カートリッジ、液滴吐出記録装置、およびノズル板の製造方法
JP2011018836A (ja) 圧電型アクチュエータの製造方法、及び該製造方法によって製造された圧電型アクチュエータ
JP2014151536A (ja) 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2014162192A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2017213713A (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの製造方法、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置
JP2013116590A (ja) 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置。
JP2005014345A (ja) 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置
JP5728934B2 (ja) ヘッド回復装置及び画像形成装置
JP2014019128A (ja) 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2012126081A (ja) ノズル板、液滴吐出装置、画像形成装置及びノズル板の製造方法
JP2003094653A (ja) インクジェットヘッド
JP2013184451A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP3909746B2 (ja) 液滴吐出ヘッド及びインクジェット記録装置
JP4527466B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP6701784B2 (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置
JP2015009446A (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160527

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160609

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5958795

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees