JP2013167202A - 電動圧縮機及び電動圧縮機の製造方法 - Google Patents

電動圧縮機及び電動圧縮機の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容器の外表面の加工が不要になり、加工の手間を低減することができ、かつ保護部材を容易に容器の外表面へ取付けることが可能な電動圧縮機及び電動圧縮機の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】電動圧縮機1は、曲面状の外表面を有する容器2と、容器2の外表面に設けられた電気端子3と、容器2の外表面から外表面の法線方向に突出したピン状のボルト4a,4bと、ボルト4a,4bの位置と突出方向に対応した開口部7a,7bが形成され、ボルト4a,4bが開口部7a,7bに挿入されて電気端子3を囲むターミナルガードとを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、冷媒ガスを圧縮する圧縮部と圧縮部を駆動する電動機を備える電動圧縮機及び電動圧縮機の製造方法に関するものである。
電動圧縮機は、金属製の容器内に圧縮機と、圧縮機を駆動する電動機とを収容している。圧縮機が運転することによって、内部の冷媒ガスが圧縮されて排出される。金属製の容器は、密閉性を有しており、電動機への電力は、容器の開口部に設けられた電気端子を介して、外部の電源供給部から電動機に供給される。
電気端子の外部への露出を防止するため、容器の外表面には電気端子を囲む保護部材であるターミナルガードが設けられる。特許文献1には、電動圧縮機のターミナル保護カバーの発明であって、加工作業を省き、製作を容易にする技術が開示されている。
実公昭49−23291号公報
合成樹脂製のターミナルガードを容器の外表面に設置する際、防水等のシール性を確保する必要がある。そのため、従来、ターミナルガードと容器の外表面とが接触するシール面は、平面形状となっていた。したがって、円筒形状又は球体形状を有する容器に対して平面形状を形成するための機械加工、例えば板金加工などを施している。
また、ターミナルガードを容器の外表面に取り付ける際、ターミナルガードの設置方向は、容器の中心方向(容器外表面の法線方向)に向かって取り付けることになる。そのため、固定用ボルトを用いて、ターミナルガードの外側から容器の方向へ固定用ボルトを挿入することが一般的である。そのため、固定用ボルトの一部が容器の内部に貫通してしまう。
また、固定用ボルトによる設置の場合、ターミナルガードと容器の外表面の間に設けられるゴム製等のシール部材は、容器の外表面に対して位置決めできる部材がない。そのため、シール部材は、まずターミナルガード側に貼り付けられて、ターミナルガードと同時に容器の外表面に設置されている。そして、容器の外表面にはフェルト製の防音部材が巻かれるが、防音部材が巻かれた後にターミナルガードとシール部材を設置するため、防音部材がシール部材と容器の外表面との間に挟まれる。その結果、シール部材は、ターミナルガードの外形に収まりにくく、はみ出していた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、容器の外表面の加工が不要になり、加工の手間を低減することができ、かつ保護部材を容易に容器の外表面へ取付けることが可能な電動圧縮機及び電動圧縮機の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電動圧縮機及び電動圧縮機の製造方法は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る電動圧縮機は、曲面状の外表面を有する容器と、前記容器の外表面に設けられた電気端子と、前記容器の外表面から前記外表面の法線方向に突出したピン状の突起部と、前記突起部の位置と突出方向に対応した開口部が形成され、前記突起部が前記開口部に挿入されて前記電気端子を囲む保護部材とを備える。
この発明によれば、ピン状の突起部が曲面状の容器の外表面から、外表面の法線方向に突出して設けられており、保護部材の開口部が突起部の位置と突出方向に対応して形成されている。そして、突起部を保護部材の開口部に挿入することで、保護部材が容器に取り付けられ、容器の外表面に設けられた電気端子を囲む。したがって、容器の保護部材取付け部分において、外表面に平面部分を形成することなく、曲面のままで、保護部材を取り付けることができることから、加工の手間を低減することができる。
上記発明において、前記突起部は、前記外表面の周方向に沿って二つ設けられ、前記二つの突起部に対応する前記開口部は、前記保護部材の側方向に切り欠かれてもよい。
この発明によれば、容器の外表面の周方向に沿って二つの突起部が設けられており、その突起部は曲面の法線方向に突出していることから、二つの突起部は曲面の軸線方向から見るとハの字状に広がっている。そして、保護部材の開口部が側方向に切り欠かれていることによって、突起部に保護部材の開口部を挿入しやすい。
上記発明において、前記容器の外表面と前記保護部材との間に設置されるシール部材を更に備え、前記突起部は、前記外表面の周方向に沿って設けられた二つの第1突起部と、前記第1突起部に対して前記外表面の軸線方向に設けられた一つの第2突起部とを有し、前記シール部材は、前記第1突起部のうち一方と前記第2突起部とにそれぞれ対応して、前記シール部材を2点支持する二つの第1開口部が形成されてもよい。
この発明によれば、シール部材に二つの第1開口部が形成され、シール部材は、第1開口部に挿入された第1突起部と第2突起部によって2点支持されることから、シール部材を容器に取り付けるとき、シール部材は、容器の外表面に対して確実に位置決めされる。
上記発明において、前記電気端子の突出方向が、前記容器が設置されるベース部の直線部分に対して斜め方向である場合、前記保護部材は、前記容器に取り付けられたとき、前記ベース部の直線部分に対して平行な面が形成された外表面を有してもよい。
この発明によれば、保護部材が容器に取り付けられたとき、保護部材は、容器が設置されるベース部の直線部分に対して平行な外表面を有することから、ベース部の直線部分と保護部材の外表面とが平行になる。したがって、電気端子の突出方向がベース部の直線部分に対して斜め方向である場合でも、ベース部に対して保護部材を適切に収めることができる。
また、本発明に係る電動圧縮機の製造方法は、容器と、前記容器の外表面に設けられた電気端子と、前記容器の外表面に突出したピン状の突起部と、前記突起部の位置と突出方向に対応した開口部が形成され、前記突起部が前記開口部に挿入されて前記電気端子を囲む保護部材と、前記容器の外表面と前記保護部材との間に設置されるシール部材とを備える電動圧縮機の製造方法であって、前記突起部に前記シール部材を挿入するステップと、前記シール部材が前記突起部に挿入された後、前記容器の外表面に防音部材を巻くステップと、前記防音部材が巻かれた前記容器の前記電気端子にケーブルを結線するステップと、前記電気端子に前記ケーブルが結線された前記容器の外表面に前記保護部材を取り付けるステップとを備える。
この発明によれば、シール部材が突起部に挿入されて容器の外表面に取り付けられた後、防音部材が容器の外表面に巻かれ、更に電気端子にケーブルが結線される。そして、その後保護部材が容器の外表面に取り付けられる。したがって、シール部材の位置が決まった後に防音部材が設置されることから、シール部材と防音部材の取り合い部分の加工がしやすい。そのため、シール部材が確実に取り付けられることから、保護部材の取り付けも行いやすくなる。従来、防音部材を巻いた後に保護部材と共にシール部材を容器の外表面に取り付けていたため、シール部材が保護部材の外形からはみ出して、組み立てにくかったが、本発明ではそのような不具合が生じづらい。
本発明によれば、容器の外表面の加工が不要になり、加工の手間を低減することができ、かつ保護部材を容易に容器の外表面へ取付けることができる。
本発明の一実施形態に係る電動圧縮機を示す正面図である。 同実施形態に係る電動圧縮機の外表面とターミナルガードを示す斜視図である。 同実施形態に係るターミナルガード取付け前の電動圧縮機を示す正面図である。 同実施形態に係るターミナルガード取付け前の電動圧縮機の外表面と電気端子とパッキンを示す斜視図である。 図1のA−A線で切断した電動圧縮機を示す横断面図である。 同実施形態に係る電動圧縮機を示す横断面図であり、ターミナルガードとパッキンを取り付ける前の状態を示す。 同実施形態に係るターミナルガードを示す正面図である。 同実施形態に係るターミナルガードを示す背面図である。 図7のC−C線で切断したターミナルガードを示す縦断面図である。 図9のB−B線で切断したターミナルガードを示す縦断面図である。 図9のD−D線で切断したターミナルガードを示す縦断面図である。 同実施形態に係るパッキンを示す正面図である。 同実施形態に係る電動圧縮機とベース部を示す平面図である。
以下に、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、電動式圧縮機1の構成について説明する。
電動圧縮機1は、金属製の容器2内に圧縮機と、圧縮機を駆動する電動機などを収容している。圧縮機が運転することによって、内部の冷媒ガスが圧縮されて排出される。金属製の容器2は、密閉性を有しており、電動機への電力は、容器2の開口部に設けられた電気端子3を介して、容器2の外部の電源から電動機に供給される。
容器2は、図5及び図6に示すように、横断面が例えば円筒形状である。円筒形状の軸線方向は、電動圧縮機1が設置されたときの電動圧縮機1の上下方向と一致する。
電気端子3は、図4及び図6に示すように、容器2の外表面から外側へ突出している。電気端子3の突出方向は、例えば容器2の円筒形状の半径方向、すなわち円筒形状の外表面の法線方向である。電気端子3は、ケーブル(図示せず。)と結線される。ケーブルは、外部の電源から電動圧縮機1の電動機に電力を供給する。
電動圧縮機1の容器2の外表面には、図1及び図2に示すように、パッキン6を介してターミナルガード5が設けられる。また、ターミナルガード5の設置のため、容器2の外表面には、ボルト4a,4b,4cが設けられる。
ボルト4a,4b,4cは、ピン状の突起部の一例であり、図4及び図5に示すように、容器2の外表面から外側へ突出している。ボルト4a,4b,4cは、容器2の外表面を平面形状に加工することなく、曲面部分にそのまま取り付けられる。ボルト4a,4b,4cの突出方向は、例えば容器2の円筒形状の半径方向、すなわち円筒形状の外表面の法線方向である。
ターミナルガード5は、保護部材の一例であり、図5に示すように、電気端子3を囲んで、電気端子3を内部に収容する。ターミナルガード5には、図7に示すように、ボルト4a,4b,4cの位置と突出方向に対応した開口部7a,7b,8が形成される。ターミナルガード5を容器2の外表面に設置したときのターミナルガード5の容器2側の面5Aは、図10及び図11に示すように、容器2の外表面の形状に一致する。本実施形態では、ターミナルガード5の面5Aの横断面は、容器2の軸心Oを共通にする円弧形状である。
パッキン6は、シール部材の一例であり、図1、図2及び図5に示すように、ターミナルガード5と容器2の外表面との間に設置される。パッキン6は、例えばゴム製であり、ターミナルガード5と容器2の外表面との間の防水性を確保する。
本実施形態によれば、ピン状のボルト4a,4b,4cが円筒形状の容器2の外表面から、外表面の法線方向に突出して設けられており、ターミナルガード5の開口部7a,7b,8がボルト4a,4b,4cの位置と突出方向に対応して形成されている。そして、ボルト4a,4b,4cをターミナルガード5の開口部7a,7b,8に挿入することで、ターミナルガード5が容器2に取り付けられ、容器2の外表面に設けられた電気端子3を囲んで内部に収容する。したがって、ボルト4a,4b,4cが円筒形状の外表面にそのまま取り付けられており、容器2のターミナルガード5取付け部分において、外表面に平面部分を形成することなく、曲面のままで、ターミナルガード5を取り付けることができることから、加工の手間を低減することができる。
次に、ボルト4a,4b,4cとターミナルガード5について説明する。
ボルト4aとボルト4bは、容器2の外表面において同一の周方向上に設置される。ボルト4aとボルト4bは、第1突起部の一例である。ボルト4cは、ボルト4aとボルト4bに対して、容器2の軸線方向に設けられる。ボルト4cは、第2突起部の一例である。本実施形態では、ボルト4cは、ボルト4aとボルト4bの間であって、ボルト4aとボルト4bよりも容器2の上方向に設置される。
ターミナルガード5には、開口部7a,7b,8が形成される。開口部7a,7bは、図7及び図8に示すように、ターミナルガード5の側方に切り欠かれた形状を有している。開口部8は、ターミナルガード5の中心軸上に設けられ、円形状である。ターミナルガード5は、図7〜図9に示すように、上部の開口部8と反対側の下部が開放されており、電気端子3に接続されたケーブルは、ターミナルガード5の開放部分を通過するように設置される。
ボルト4aとボルト4bは、容器2の外表面の同一周方向上に設けられ、円筒形状の法線方向に突出していることから、ボルト4aとボルト4bは、図5及び図6に示すように、容器2の軸線方向から見るとハの字状に広がっている。すなわち、ボルト4aの先端部とボルト4bの先端部の間隔は、ボルト4aの基部とボルト4bの基部の間隔よりも広い。
ターミナルガード5を容器2の外表面に取り付ける際、ターミナルガード5の設置方向は、容器2の中心方向(容器2の外表面の法線方向)に向かって取り付けることになる。そのため、ターミナルガード5の開口部7a,7bが例えば真円形状では、ターミナルガード5を取り付けることができない。本実施形態では、ターミナルガード5の開口部7a,7bが側方向に切り欠かれていることによって、ボルト4a,4bにターミナルガード5の開口部7a,7bが挿入しやすくなっている。なお、開口部7a,7bは、側方向に長い長円形状でもよい。
次に、パッキン6について説明する。
パッキン6には、図12に示すように、開口部11a,11b,12,13が形成される。開口部11aは、ボルト4aに対応しており、側方に切り欠きが形成されている。これによって、パッキン6は、ターミナルガード5と同様に、容器2の外表面の法線方向に設置されたボルト4aとボルト4bに対しても取付け可能である。すなわち、開口部4aは、側方向に切り欠かれていることから、容器2の外表面にパッキン6が挿入しやすくなっている。
開口部11bは、ボルト4bに対応しており、円形状である。開口部12は、ボルト4cに対応しており、開口部13側に切り欠きが形成されている。開口部13は、電気端子3を囲む円形状を有している。開口部11bと開口部12は、第1開口部の一例である。
パッキン6は、パッキン6が容器2の外表面に取り付けられる際、まず、ボルト4bに開口部11bが挿入され、かつ、ボルト4cに開口部12が掛けられる。これによって、パッキン6は、ボルト4bとボルト4cによって2点支持されることから、パッキン6は、容器2の外表面に対して確実に位置決めされる。そのため、その後の工程、例えば容器2の外表面に防音部材(図示せず。)を巻く工程で、防音部材とパッキン6の取り合い部分の加工がしやすい。
次に、図13などを参照して、ターミナルガード5の外形について説明する。
ここで、電動圧縮機1は、図13に示すように、容器2の脚部2Aがベース部10上に設置される。そして、電気端子4の突出方向Eがベース部10の直線部分Lに対して、直交方向ではなく、斜め方向である場合、ターミナルガード5の外表面5Bは、ターミナルガード5が容器2に取り付けられたとき、ベース部10の直線部分Lに対して平行な面である。
本実施形態によれば、ターミナルガード5が容器2に取り付けられたとき、ベース部10の直線部分Lとターミナルガード5の外表面5Bとが平行になる。したがって、電気端子3の突出方向Eがベース部10の直線部分Lに対して垂直方向ではなく斜め方向である場合でも、ベース部10に対してターミナルガード5を適切に収めることができる。
次に、電動圧縮機1におけるターミナルガード5の取り付け方法について説明する。
まず、図3及び図4に示すように、パッキン6がボルト4a,4b,4cに挿入される。その後、容器2の外表面に防音部材(図示せず。)が巻かれる。防音部材は、例えばフェルト製である。そして、防音部材が巻かれた容器2の電気端子3にケーブル(図示せず。)を結線する。次に、電気端子3にケーブルが結線された容器2の外表面に対して、図1及び図5に示すように、ターミナルガード5が取り付けられる。ターミナルガード5は、ボルト4a,4b,4cに対してナットを用いられることで固定される。
本実施形態によれば、パッキン6がボルト4a,4b,4cに挿入されて容器2の外表面に取り付けられた後、防音部材が容器2の外表面に巻かれ、更に電気端子3にケーブルが結線される。そして、その後ターミナルガード5が容器2の外表面に取り付けられる。したがって、パッキン6の位置が決まった後に防音部材が設置されることから、パッキン6と防音部材の取り合い部分の加工がしやすい。そのため、パッキン6が確実に取り付けられることから、ターミナルガード5の取り付けも行いやすくなる。従来、防音部材を巻いた後にターミナルガードと共にパッキンを容器の外表面に取り付けていたため、パッキンがターミナルガードの外形からはみ出して、組み立てにくかったが、本実施形態ではそのような不具合が生じづらい。
なお、本取付け方法は、上述した本実施形態のターミナルガード5や容器2の外表面に限定されない。例えば、従来のようにターミナルガードの取り付け部分において、容器の外表面が平面形状に形成され、かつ、容器の外表面からボルトが突出している場合でも、同様に取り付けることができる。そして、この場合でも、本取付け方法と同一の作用効果を奏する。
1 電動圧縮機
2 容器
3 電気端子
4a,4b,4c ボルト(突起部)
5 ターミナルガード(保護部材)
6 パッキン(シール部材)
7a,7b,8,11a,11b,12,13 開口部
10 ベース部
14 ナット

Claims (5)

  1. 曲面状の外表面を有する容器と、
    前記容器の外表面に設けられた電気端子と、
    前記容器の外表面から前記外表面の法線方向に突出したピン状の突起部と、
    前記突起部の位置と突出方向に対応した開口部が形成され、前記突起部が前記開口部に挿入されて前記電気端子を囲む保護部材と、
    を備える電動圧縮機。
  2. 前記突起部は、前記外表面の周方向に沿って二つ設けられ、
    前記二つの突起部に対応する前記開口部は、前記保護部材の側方向に切り欠かれている請求項1に記載の電動圧縮機。
  3. 前記容器の外表面と前記保護部材との間に設置されるシール部材を更に備え、
    前記突起部は、前記外表面の周方向に沿って設けられた二つの第1突起部と、前記第1突起部に対して前記外表面の軸線方向に設けられた一つの第2突起部とを有し、
    前記シール部材は、前記第1突起部のうち一方と前記第2突起部とにそれぞれ対応して、前記シール部材を2点支持する二つの第1開口部が形成されている請求項1又は2に記載の電動圧縮機。
  4. 前記電気端子の突出方向が、前記容器が設置されるベース部の直線部分に対して斜め方向である場合、
    前記保護部材は、前記容器に取り付けられたとき、前記ベース部の直線部分に対して平行な面が形成された外表面を有する請求項1から3のいずれか1項に記載の電動圧縮機。
  5. 容器と、前記容器の外表面に設けられた電気端子と、前記容器の外表面に突出したピン状の突起部と、前記突起部の位置と突出方向に対応した開口部が形成され、前記突起部が前記開口部に挿入されて前記電気端子を囲む保護部材と、前記容器の外表面と前記保護部材との間に設置されるシール部材とを備える電動圧縮機の製造方法であって、
    前記突起部に前記シール部材を挿入するステップと、
    前記シール部材が前記突起部に挿入された後、前記容器の外表面に防音部材を巻くステップと、
    前記防音部材が巻かれた前記容器の前記電気端子にケーブルを結線するステップと、
    前記電気端子に前記ケーブルが結線された前記容器の外表面に前記保護部材を取り付けるステップと、
    を備える電動圧縮機の製造方法。
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