JP6892251B2 - 電力変換装置及び電力変換装置の製造方法 - Google Patents

電力変換装置及び電力変換装置の製造方法 Download PDF

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Description

実施形態は、電力変換装置及び電力変換装置の製造方法に関する。
電車等に搭載される電力変換装置が知られている。このような電力変換装置は、電気機器を収納する立方体状の筐体を有する。また、電力変換装置の筐体には、筐体から突出する部材(例えば、電線を取り込む部材)が溶接で設けられている。
特開2016−127102号公報
しかしながら、上述の電力変換装置では、溶接で設置される突状の部材よりも熱に弱い電気機器を先に筐体に取り付けることができず、製造工程の自由度が低いといった課題がある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態の電力変換装置は、筐体と、電気機器と、突状部材と、防水部材と、固定部材と、を備える。筐体は、第1固定穴が設けられた中空の直方体形状である。電気機器は、前記筐体の内部に設けられている。突状部材は、前記第1固定穴と連続する第2固定穴が設けられ、前記筐体の角部で前記筐体の外面に突出する。防水部材は、前記筐体と前記突状部材との間に設けられる。固定部材は、前記第1固定穴内及び前記第2固定穴内に設けられ、前記突状部材を前記筐体に固定する。そして、前記筐体は、前記筐体の上面を覆う天板と、前記筐体の側面を覆う側板と、を有し、前記側板の外側の側面は、前記筐体の側面の一部を構成する前記天板の端面と同一平面上である。
図1は、第1実施形態にかかる電力変換装置の全体斜視図である。 図2は、電線口出部材の近傍の拡大斜視図である。 図3は、電線口出部材の近傍の縦断面を奥行方向から見た図である。 図4は、電線口出部材の近傍を幅方向から見た図である。 図5は、アース座の近傍の縦断面を奥行方向から見た図である。 図6は、アース座の近傍を幅方向の外側から見た図である。 図7は、電力変換装置の製造方法における各工程を説明する図である。 図8は、電力変換装置の製造方法における各工程を説明する図である。 図9は、第2実施形態の電線口出部材の近傍の縦断面を奥行方向から見た図である。
以下の例示的な実施形態や変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が部分的に省略される。実施形態や変形例に含まれる部分は、他の実施形態や変形例の対応する部分と置き換えて構成されることができる。また、実施形態や変形例に含まれる部分の構成や位置等は、特に言及しない限りは、他の実施形態や変形例と同様である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態にかかる電力変換装置10の全体斜視図である。電力変換装置10は、例えば、電車の車両本体の下部に設けられて、パンタグラフから供給された電力の電圧等を変換して、電車の照明及び空調等に電力を供給する。図1に矢印で示すように幅方向、奥行方向、及び、鉛直方向を定義する。
図1に示すように、電力変換装置10は、筐体12と、1または複数の電気機器14と、1または複数の電線16と、1または複数の電線口出部材18と、1または複数のアース座20と、複数の固定部材22とを備える。電線口出部材18及びアース座20は、突状部材の一例である。
筐体12は、中空状に形成されている。例えば、筐体12は、中空の直方体形状に形成されている。筐体12は、天板24と、底板26と、一対の側板28、28とを有する。天板24、底板26、及び、側板28は、例えば、表面に塗料が塗布された金属板によって構成されてよい。天板24、底板26、及び、側板28は、ほぼ長方形状に構成されている。天板24の幅方向の両端部は、一対の側板28の上端部と連結されている。天板24は、筐体12の上面を覆う。底板26の幅方向の両端部は、一対の側板28の下端部と連結されている。底板26は、筐体12の底面を覆う。一方の側板28は、他方の側板28とほぼ平行に対向するように配置されている。側板28は、筐体12の側面を覆う。これにより、筐体12は、天板24、底板26及び側板28、28で囲まれる中空の直方体形状を構成する。
電気機器14は、筐体12の内部に設けられている。電気機器14は、例えば、コンバータ及びインバータ等である。電気機器14は、例えば、電線16を介してパンダグラフから供給された電力の電圧等を変換して、電車に設けられた照明及び空調等に供給する。
電線16は、電力を送電及び受電可能に電気機器14と、パンダグラフ及び電車の照明等とを電気的に接続する。
電線口出部材18は、筐体12の外部から内部へと延びる電線16を保持するとともに、筐体12の内部への水等の侵入を防止する。電線口出部材18は、筐体12の外面に突出して設けられている。例えば、電線口出部材18は、筐体12の上側の角部に設けられている。
アース座20は、電気機器14の接地電位を筐体12と接続する。アース座20は、電車の接地電位と接続されて、電車の接地電位と電気機器14の接地電位とを共通化する。アース座20は、筐体12の外面に突出して設けられている。
複数の固定部材22は、電線口出部材18及びアース座20を筐体12に固定する。
図2は、電線口出部材18の近傍の拡大斜視図である。図3は、電線口出部材18の近傍の縦断面を奥行方向から見た図である。図4は、電線口出部材18の近傍を幅方向から見た図である。図2から図4の幅方向において、筐体12側を内側として、電線口出部材18側を外側とする。従って、図4は、電線口出部材18を外側から見た図である。図3は、図4のIII−III線に沿った断面図である。
図3及び図4に示すように、筐体12の天板24には、固定部材22が挿入される複数の固定穴24aが形成されている。固定穴24aは、第1固定穴の一例である。固定穴24aは、天板24の面方向に対して垂直に延び、天板24を鉛直方向に貫通する。
図2及び図3に示すように、筐体12の側板28の上端部は、クランク状(例えば、L字状)に形成されている。側板28は、上面部32と、側面部34と、屈曲部36とを有する。上面部32、側面部34及び屈曲部36は、一体に形成されている。
上面部32は、天板24と平行に形成されている。上面部32の上面は、天板24の下面とほぼ対向している。上面部32には、固定部材22が挿入される複数の固定穴32aが形成されている。固定穴32aは、第1固定穴の一例である。固定穴32aは、上面部32の面方向に対して垂直に延び、上面部32を鉛直方向に貫通する。
側面部34は、鉛直面とほぼ平行に形成されている。側面部34には、固定部材22が挿入される複数の固定穴34aが形成されている。固定穴34aは、第1固定穴の一例である。固定穴34aは、側面部34の面方向に対して垂直に延び、側面部34を水平方向に貫通する。側面部34には、電線16が通される開口34bが形成されている。
屈曲部36は、側面部34の上端部と上面部32の外端部とを連結する部分である。屈曲部36は、曲線状に形成されている。屈曲部36は、例えば、板状の部材を曲げて側板28を生成する場合に形成される当該曲げられた部分である。
側板28は、溶接によって形成された溶接部38によって天板24と連結されている。具体的には、溶接部38は、屈曲部36の外側で、天板24と側板28とを連結している。ここで、側板28の側面部34の外側の側面34cが、天板24の端面24bと同一平面上になるように、側板28及び天板24は連結されている。端面24bは、筐体12の側面の一部を構成する面である。更に、溶接部38の外側の面は、側板28の側面部34の外側の側面34c及び天板24の外側の端面24bと同一平面上になるようにグラインダー等で整形されている。
図2、図3及び図4に示すように、電線口出部材18は、薄板部40と、開口部材42と、一対の保持部材44、46とを有する。
薄板部40は、例えば、金属によって構成されている。薄板部40は、奥行方向から見て、クランク状(例えば、L字状)に形成されている。薄板部40は、水平板部48と、鉛直板部50とを有する。
水平板部48の外側の一端は、鉛直板部50の上端部と連結されている。即ち、水平板部48及び鉛直板部50は、一体化されている。水平板部48は、天板24と平行に配置されている。詳細には、水平板部48の下面は、天板24の上面と平行に対向して配置されている。水平板部48には、固定部材22が挿入される複数の固定穴48aが形成されている。固定穴48aは、第2固定穴の一例である。固定穴48aは、水平板部48の面方向に対して垂直に延び、水平板部48を鉛直方向に貫通する。固定穴48aは、天板24の固定穴24a及び上面部32の固定穴32aと連続して形成されている。これにより、固定穴48a、24a、32aは、水平板部48の上面から上面部32の下面まで貫通する穴を構成する。
鉛直板部50は、側板28の側面部34と平行に配置されている。詳細には、鉛直板部50の内側の側面は、側面部34の外側の側面と平行に対向して配置されている。鉛直板部50には、電線16が通される開口50bが形成されている。鉛直板部50の外周部には、固定部材22が挿入される複数の固定穴50aが形成されている。固定穴50aは、第2固定穴の一例である。複数の固定穴50aは、開口50bを囲むように配置されている。固定穴50aは、鉛直板部50の面方向に対して垂直に延び、鉛直板部50を水平方向に貫通する。固定穴50aは、側面部34の固定穴34aと連続して形成されている。これにより、固定穴50a、34aは、鉛直板部50の外面から側面部34の内面まで貫通する穴を構成する。
開口部材42は、例えば、金属によって構成されている。開口部材42は、鉛直板部50と一体に形成されている。開口部材42は、鉛直板部50の側面から外側に突出して設けられている。開口部材42には、開口42aが形成されている。開口42aは、側板28の側面部34の開口34b及び鉛直板部50の開口50bと連続して形成されている。これにより、開口42a、50b、34bは、電線口出部材18の外側から筐体12の内側まで貫通して、電線16が挿入される開口を構成する。
一対の保持部材44、46は、例えば、樹脂等の絶縁部材によって構成されている。一方の保持部材44は、他方の保持部材46の下面に組み合されている。一対の保持部材44、46は、開口42aよりも面積の大きい板状に形成されている。一対の保持部材44、46は、開口42aを塞ぐように、開口部材42の外側の面に設置される。一対の保持部材44、46には、それぞれ半円形状の保持穴44a、46aが複数形成されている。一対の保持部材44、46が組み合わされることで、保持穴44a、46aは円形状となる。一対の保持部材44、46が組み合わされた状態では、保持穴44a、46aが電線16の外周を押圧しつつ挟持する。これにより、一対の保持部材44、46は、開口42aを塞ぎつつ、電線16を保持する。
固定部材22は、例えば、リベットである。複数の固定部材22のうち一部は、電線口出部材18の水平板部48の固定穴48a、天板24の固定穴24a、及び、側板28の上面部32の固定穴32aに挿入されている。当該複数の固定部材22は、奥行方向に沿って配列されている。複数の固定部材22の一部は、電線口出部材18の鉛直板部50の固定穴50a及び側板28の側面部34の固定穴34aに挿入されている。当該複数の固定部材22は、開口部材42の左右及び下側の周囲を囲むように配列されている。固定部材22の頭部は外側に配置されている。頭部と反対側の固定部材22の端部は筐体12の内部に達し、つぶされている。これにより、固定部材22は、電線口出部材18を筐体12に固定する。尚、固定部材22の頭部は、筐体12の内側であってもよい。
電力変換装置10は、防水部材52a、52bを更に備える。尚、図2及び図4においては、説明上、防水部材52bを省略している。防水部材52a、52bは、例えば、時間の経過とともに硬化するシリコン系の樹脂等の絶縁性の部材によって構成されている。
防水部材52aは、筐体12と電線口出部材18との間に設けられている。具体的には、防水部材52aは、筐体12の天板24の上面と、電線口出部材18の薄板部40の水平板部48の下面との間に設けられている。また、防水部材52aは、天板24の外側の端面24b、溶接部38の外面、及び、側板28の側面部34の側面34cと、電線口出部材18の薄板部40の鉛直板部50の内面との間に設けられている。これにより、防水部材52aは、筐体12と電線口出部材18との間、及び、固定穴24a、32a、48a、34a、50aを介して、水等が筐体12の内部に進入することを抑制する。ここで、天板24の端面24b、溶接部38の外面、及び、側板28の側面34cは、同一平面上に形成されているので、側面部34の内面との隙間を小さくして、防水部材52aが空気等に触れて劣化することを抑制する。
防水部材52bは、防水部材52aが空気に触れることを抑制するために設けられている。例えば、防水部材52bは、筐体12の天板24及び側板28と、電線口出部材18の薄板部40との隙間から露出している防水部材52aを覆うように設けられている。また、防水部材52bは、防水部材52aが露出する固定穴50aを固定部材22とともに覆うように設けられている。
図5は、アース座20の近傍の縦断面を奥行方向から見た図である。図6は、アース座20の近傍を幅方向の外側から見た図である。図5及び図6に示すように、側板28の側面部34には、接地窓34dが形成されている。側板28の側面部34の接地窓34dの周りには、複数の固定穴34eが形成されている。固定穴34eは、第1固定穴の一例である。固定穴34eは、側面部34の面方向に対して垂直に延び、側面部34を水平方向に貫通する。
アース座20は、支持部材60と、貫通部材62と、防水部材64と、接地部材66と、接続部材68と、一対の取付部材70a、70bとを有する。
支持部材60は、例えば、金属等の導体を含む。支持部材60は、板状の部材である。支持部材60の面積は、接地窓34dの面積よりも大きい。支持部材60は、接地窓34dの全体を覆うように、側板28の外面に設けられている。支持部材60には、複数の固定穴60aが形成されている。固定穴60aは、第2固定穴の一例である。固定穴60aは、支持部材60の面方向に対して垂直に延び、支持部材60を水平方向に貫通する。固定穴60aは、側板28の側面部34の固定穴34eと連続している。これにより、固定穴60a、34eは、支持部材60及び側板28を貫通する穴を構成する。支持部材60の中央部には、軸穴60bが形成されている。
貫通部材62は、例えば、金属等の導体を含む。貫通部材62は、例えば、円柱形状である。貫通部材62は、支持部材60の軸穴60bに挿入されている。これにより、貫通部材62は、支持部材60に支持される。貫通部材62は、支持部材60の軸穴60b及び筐体12の接地窓34dを貫通して設けられている。貫通部材62の一端は、筐体12の外部へ延びる。貫通部材62の他端は、筐体12の内部に延びる。貫通部材62の両端には、ネジ孔62a、62bが形成されている。貫通部材62のネジ孔62aは、アース線等を介して、外部の接地電位(例えば、電車の車両本体の接地電位)と接続される。
防水部材64は、例えば、樹脂等の絶縁性の材料によって構成される。防水部材64は、支持部材60の軸穴60bの周囲に設けられている。これにより、防水部材64は、支持部材60と貫通部材62と間に形成される隙間を塞ぐ。
接地部材66は、例えば、金属等の導体を含む。接地部材66は、側板28の側面部34の内面に設けられている。具体的には、接地部材66は、側板28に塗料等が塗布されている場合、当該塗料を除去した状態で、筐体12の側板28に設けられる。これにより、接地部材66は、筐体12と電気的に接続される。接地部材66には、ネジ孔66aが形成されている。
接続部材68は、例えば、金属等の導体を含む。接続部材68には、取付孔68a、68bが形成されている。取付孔68aは、貫通部材62のネジ孔62bを露出させる位置に形成されている。取付孔68bは、接地部材66のネジ孔66aを露出させる位置に形成されている。
取付部材70a、70bは、例えば、金属等の導体を含む。取付部材70a、70bの一例は、ネジである。取付部材70aは、接続部材68の取付孔68aに挿入されて、ネジ孔62bと螺合する。取付部材70bは、接続部材68の取付孔68bに挿入されて、ネジ孔66aと螺合する。これにより、接続部材68は、貫通部材62と接地部材66と電気的に接続する。この結果、貫通部材62と接続されるアース線は、側板28と電気的に接続されて同電位となる。
固定部材22は、例えば、リベットである。固定部材22は、支持部材60の固定穴60a及び側板28の側面部34の固定穴34eに挿入されている。固定部材22の頭部は外側に配置されている。固定部材22の頭部と反対側の端部は筐体12の内部に達し、つぶされている。これにより、固定部材22は、支持部材60を筐体12に固定することによって、アース座20を筐体12に固定する。
次に、電力変換装置10の製造方法について説明する。図7及び図8は、電力変換装置10の製造方法における各工程を説明する図である。
図7に示すように、電気機器14が設置された筐体12を準備する。次に、筐体12の外面(例えば、筐体12の外面の角部)に、防水部材52aが塗布され外面から突出する電線口出部材18を設置する。
図8に示すように、筐体12及び電線口出部材18に連続して形成された固定穴48a、24a、32a、及び、固定穴50a、34aに固定部材22を挿入する。
この後、図3等に示すように、固定部材22の頭部と反対側の端部をつぶしてかしめる。これにより、固定部材22によって電線口出部材18を筐体12に固定する。次に、防水部材52bを固定部材22及び薄板部40の外周等に形成する。この後、同様に、アース座20を固定部材22によって筐体12に固定する。これにより、電力変換装置10が完成する。
上述したように、電力変換装置10では、筐体12及び電線口出部材18を貫通する固定部材22によって、電線口出部材18を筐体12に固定している。これにより、電力変換装置10では、熱を使用する溶接等によらず電線口出部材18を筐体12に固定できる。この結果、電力変換装置10では、筐体12に熱に弱い電気機器14を組み込んだ状態で電線口出部材18を固定できるので、製造工程の自由度を向上させることができる。
このように、電力変換装置10では、筐体12から突出する電線口出部材18及びアース座20を搬送した後で組み立てることできる。従って、電力変換装置10では、例えば、外国で筐体12に電気機器14を設置して、筐体12から突出する電線口出部材18及びアース座20を自国で組み付けることができる。これにより、電力変換装置10では、筐体12から部品が突出しない状態で搬送できるので、コンテナ等の規格に適した状態で搬送できる。この結果、電力変換装置10では、コンテナ等の規格外の場合に必要な輸送費を削減できる。
電力変換装置10では、筐体12と電線口出部材18の薄板部40との間に防水部材52aを設けているので、筐体12の内部に水等が侵入することを抑制できる。
電力変換装置10では、筐体12の側面を構成する天板24の外側の一端面と側板28の側面部34の側面とを同一平面上に形成している。これにより、天板24の外側の端面及び側面部34の側面と、薄板部40との間の隙間を小さくすることができる。これにより、電力変換装置10では、筐体12と薄板部40との間に設けられた防水部材52aが空気等に触れることを抑制できるので、防水部材52aの劣化を抑制できる。更に、電力変換装置10では、溶接部38を天板24の外側の端面及び側面部34の側面と同一面とすることによって、筐体12の強度を溶接部38によって向上しつつ、防水部材52aの劣化をより抑制できる。
電力変換装置10では、アース座20が、外部の接地電位と接続される貫通部材62と、筐体12と接続された接地部材66とを接続している。これにより、アース座20が、固定部材22によって固定されて、筐体12の塗料等によって接地することが難しい場合でも、確実に貫通部材62を筐体12の接地電位と接続できる。
電力変換装置10の製造方法では、熱等を使用せずに固定部材22によって電線口出部材18を筐体12に設置できるので、電気機器14を筐体12に先に組み込んだ状態で電線口出部材18を固定できる。この結果、電力変換装置10の製造方法では、外国で筐体12に電気機器14を組み付けてから搬送時に障害になる電線口出部材18を自国で固定することができる。
<第2実施形態>
次に、固定部材がネジである第2実施形態について説明する。図9は、第2実施形態の電線口出部材118の近傍の縦断面を奥行方向から見た図である。
図9に示すように、筐体112の天板24には、固定部材122が挿入される複数の固定穴124aが形成されている。固定穴124aは、天板24の面方向に対して垂直に延び、天板24を鉛直方向に貫通する。固定穴124aは、ネジ孔である。即ち、固定穴124aの内周面には、ネジ溝が形成されている。
側板28の上面部32には、固定部材122が挿入される複数の固定穴132aが形成されている。固定穴132aは、ネジ孔である。即ち、固定穴132aの内周面には、ネジ溝が形成されている。固定穴132aは、上面部32の面方向に対して垂直に延びる。固定穴132aは、上面部32の上面から上面部32の途中部まで延びる。即ち、固定穴132aは、上面部32を貫通しない。
側板28の側面部34には、固定部材122が挿入される複数の固定穴134aが形成されている。固定穴134aは、ネジ孔である。即ち、固定穴134aの内周面には、ネジ溝が形成されている。固定穴134aは、側面部34の面方向に対して垂直に延びる。固定穴134aは、側面部34の外側の側面から側面部34の途中部まで延びる。即ち、固定穴134aは、側面部34を貫通しない。
電線口出部材118の薄板部40の水平板部48には、固定部材122が挿入される複数の固定穴148aが形成されている。固定穴148aは、ネジ孔である。即ち、固定穴148aの内周面には、ネジ溝が形成されている。固定穴148aは、水平板部48の面方向に対して垂直に延び、水平板部48を鉛直方向に貫通する。固定穴148aは、天板24の固定穴124a及び上面部32の固定穴132aと連続して形成されている。これにより、固定穴148a、124a、132aは、水平板部48の上面から上面部32の途中部まで延びるネジ孔を構成する。
薄板部40の鉛直板部50には、固定部材122が挿入される複数の固定穴150aが形成されている。固定穴150aは、ネジ孔である。即ち、固定穴150aの内周面には、ネジ溝が形成されている。複数の固定穴150aは、開口50bを囲むように配置されている。固定穴150aは、鉛直板部50の面方向に対して垂直に延び、鉛直板部50を水平方向に貫通する。固定穴150aは、側面部34の固定穴134aと連続して形成されている。これにより、固定穴150a、134aは、鉛直板部50の外面から側面部34の途中部まで延びるネジ孔を構成する。
第2実施形態では、固定部材122がネジである。従って、一部の複数の固定部材122は、固定穴148a、124a、132aに挿入されて、固定穴148a、124a、132aのネジ溝に螺合する。残りの複数の固定部材122は、固定穴150a、134aに挿入されて、固定穴150a、134aのネジ溝に螺合する。
第2実施形態においても、熱を使用する溶接等によらず電線口出部材118を筐体112に固定できるので、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
固定穴148a、124a、132a、及び、固定穴150a、134aが、側板28の途中部まで延び、側板28を貫通していないので、筐体112の内部への防水効果を向上させることができる。
上述した実施形態の各構成の形状、配置、個数及び機能等は適宜変更してよい。
例えば、電線口出部材18及びアース座20の個数は適宜変更してよい。
第2実施形態では、固定穴148a、124a、132a、及び、固定穴150a、134aが側板28を貫通していない例を挙げたが、側板28を貫通していてもよい。
第2実施形態においても、防水部材52bを設けてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 :電力変換装置
12 :筐体
14 :電気機器
18 :電線口出部材(突状部材)
20 :アース座(突状部材)
22 :固定部材
24 :天板
24a :固定穴(第1固定穴)
28 :側板
32a :固定穴(第1固定穴)
34a :固定穴(第1固定穴)
34e :固定穴(第1固定穴)
48a :固定穴(第2固定穴)
50a :固定穴(第2固定穴)
52a :防水部材
52b :防水部材
60 :支持部材
60a :固定穴(第2固定穴)
62 :貫通部材
64 :防水部材
66 :接地部材
68 :接続部材

Claims (3)

  1. 第1固定穴が設けられた中空の直方体形状の筐体と、
    前記筐体の内部に設けられた電気機器と、
    前記第1固定穴と連続する第2固定穴が設けられ、前記筐体の角部で前記筐体の外面に突出する突状部材と、
    前記筐体と前記突状部材との間に設けられた防水部材と、
    前記第1固定穴内及び前記第2固定穴内に設けられ、前記突状部材を前記筐体に固定する固定部材と、
    を備え
    前記筐体は、
    前記筐体の上面を覆う天板と、
    前記筐体の側面を覆う側板と、
    を有し、
    前記側板の外側の側面は、前記筐体の側面の一部を構成する前記天板の端面と同一平面上である電力変換装置。
  2. 前記突状部材は、
    前記固定部材によって前記筐体に固定される支持部材と、
    前記支持部材に支持され、前記筐体を貫通して外部の接地電位と接続される貫通部材と、
    前記筐体と電気的に接続される接地部材と、
    前記貫通部材と前記接地部材とを電気的に接続する接続部材と、
    を有する請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 電気機器が設置された直方体形状の筐体の角部で、前記筐体の外面に突出する突状部材を設置して、
    前記筐体の側面を覆う側板の外側の側面と、前記筐体の側面の一部を構成し前記筐体の上面を覆う天板の端面と、が同一平面上にくるように設置して、
    前記筐体と前記突状部材との間に防水部材を設置して、
    前記筐体及び前記突状部材に連続して形成された固定穴に固定部材を挿入して、前記突状部材を前記筐体に固定する
    電力変換装置の製造方法。
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