JP2013162529A - 変調方式の選択部を有するモータ駆動用のpwm整流器 - Google Patents

変調方式の選択部を有するモータ駆動用のpwm整流器 Download PDF

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Abstract

【課題】最大出力を低下させず、かつ制御系の応答性を悪化させずにスイッチング損失を低減できるモータ駆動用のPWM整流器を実現する。
【解決手段】PWM整流器1は、PWM電圧指令をPWM搬送波と比較しPWM信号を生成する三相変調方式、または三相変調方式のPWM電圧指令を構成する3相のうち1相分の電圧指令をPWM搬送波の最大値もしくは最小値に一致させ、一致させるために必要なオフセット分を他2相にも適用したものをPWM搬送波と比較しPWM信号を生成する二相変調方式、に従ってPWM信号を生成する制御部40と、三相交流電流の電流検出値を出力する検出部28と、電流検出値と第1の閾値と第1の閾値より大きい第2の閾値とを比較し、電流検出値が第1の閾値よりも大きく第2の閾値よりも小さい場合は二相変調方式、それ以外の場合は三相変調方式、をPWM信号の生成のための変調方式として選択する選択部42とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、PWM信号(パルス幅変調信号)を用いてスイッチング素子を制御して三相交流電力を直流電力に変換するモータ駆動用のPWM整流器に関する。
工作機械や産業機械、ロボット等を駆動するモータ制御装置においては、商用の交流電力を直流電力に変換し、これをモータを駆動する逆変換器(インバータ)に供給する、モータ駆動用の順変換器(整流器もしくはコンバータと称する)が用いられている。
このような順変換器(整流器)として、ダイオード整流方式の整流器がある。ダイオード整流方式の整流器は、安価であるという利点があるものの、電源高調波や無効電力が大きくなるという欠点がある。
これに対し近年は、電源高調波の低減や無効電力の低減への要求から、パルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)を用いた整流器(以下、「PWM整流器」と称する。)の適用が広がっている。
図9は、一般的なPWM整流器の構成を示す図である。このPWM整流器100の主回路部10は、図示されているように接続されたトランジスタ12〜17、ダイオード18〜23および平滑コンデンサ24から構成されている。主回路部10の入力側には、交流リアクトル26を介して三相交流電源30が接続され、出力側には、PWM逆変換器などの負荷32が接続される。
加算器36は、PWM整流器100の出力電圧すなわち平滑コンデンサ24の電圧の、電圧指令からの偏差(電圧偏差)を出力する。電圧制御器34は、加算器36が出力する電圧偏差と三相交流電源30の電圧とから、三相交流電源30に同期した電流指令を出力する。加算器38は、PWM整流器100の交流入力側に設けられた電流検出器28において検出される電流の、電流指令からの偏差(電流偏差)を出力する。電流制御器140は、この電流偏差から生成したPWM電圧指令と一定振幅一定周波数のPWM搬送波(パルス幅変調搬送波)と比較し、その比較結果に基づいてトランジスタ12〜17の制御のためのPWM信号(パルス幅変調信号)を出力する。
図10は、PWM整流器における三相変調方式を説明する図である。図10において、三相変調方式におけるR相、S相およびT相のPWM電圧指令を実線で示し、これらと比較されるPWM搬送波を破線で示す。電流制御器140において各相のPWM電圧指令と三角波のPWM搬送波とが比較され、PWM電圧指令がPWM搬送波より大きい場合には、図9における上側のトランジスタ12、14または16がオンに、下側のトランジスタ13、15または17がオフにされ、PWM電圧指令がPWM搬送波より小さい場合には、図9における下側のトランジスタ13、15または17がオンにされ、上側のトランジスタ12、14または16がオフにされる。図10に示すように、各相のPWM電圧指令の値の変化と共に各相のトランジスタがオンになる期間の割合が変化し、PWM電圧指令の値がPWM搬送波の最大値に近づくとその相の上側のトランジスタがオンになる期間が長くなり、最小値に近づくとその相の下側のトランジスタがオンになる期間が長くなる。
このように、PWM整流器においては、スイッチング素子による高速スイッチングが行われるため、スイッチング損失が増大する。したがって、PWM整流器は、従来のダイオード整流方式の整流器に比べ、装置全体における損失が大きくなり、装置の容積が増大するという問題がある。
従来、この問題を解決するために、交流入力側の電流の振幅が大きい領域でPWM周波数を下げるという手法が用いられている。この方法により、スイッチング素子におけるスイッチング損失(発熱)および装置の容積増大を抑えることができる。しかしながら従来の方法においては、PWM周波数の低下に伴いフィードバックのサンプリング周期が長くなるため制御系の応答性が悪化してしまうという問題がある。
これに対し、スイッチング損失が増大する電流値が大きい領域では三相PWM電圧指令のいずれか一相をPWM搬送波の最大値もしくは最小値に一致させることによりスイッチング素子のスイッチング回数を低減させる二相変調方式を適用することで制御性を悪化させずにスイッチング損失を抑えることができるPWM整流器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
なお、PWM逆変換器においても、PWM信号を用いて直流電圧を変換して交流電圧を出力する際に、電流制御の精度重視か発熱の抑制重視かに応じて変調方式として三相変調方式もしくは二相変調方式を選択する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、同じくPWM逆変換器において、変調方式を三相変調方式から二相変調方式に切り換えることで、モータ回生状態での実電流波形の歪み低減や、モータ回生状態から力行状態への変化時に電流やトルクの過度変動を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2010−200412号公報 特開2004−048885号公報 特開平8−023698号公報
上述の二相変調方式によれば、スイッチング素子におけるスイッチング損失(発熱)を抑えることができるが、三相変調方式よりもスイッチング回数が少ないため、交流入力側の電流の基本波成分に対するリプル成分(高調波成分)の比率が大きくなる。すなわち、二相変調方式および三相変調方式の下で交流入力側の電流の基本波成分が同一であると仮定した場合、二相変調方式による方が交流電流のピーク時の値が大きくなるという問題がある。
一般に、PWM整流器には、スイッチング素子が最大定格電流を超えて使用されないように、交流入力側の電流をリアルタイムで監視し、当該電流値が所定の値を超えた場合に、強制的にスイッチングを停止してハードウェア的に電流を制限したり、アラームを発行してPWM動作を停止するといった保護機能が設けられている。
しかしながら、上述のように二相変調方式によると交流入力側の電流の基本波成分に対するリプル成分の比率が大きくなるので、二相変調方式は、三相変調方式の場合に比べて上記の保護機能が早く作動してしまう問題がある。図11は、PWM整流器における三相変調方式および二相変調方式により生じる交流入力側の電流のリプルを説明する図であって、(a)は三相変調方式により生じる電流リプルを示し、(b)は二相変調方式により生じる電流リプルを示す図である。図11において、交流入力側の電流の基本波成分とリプル分を実線で示し、交流入力側の電流の基本波成分を破線で示す。図11(a)に示すような三相変調方式における電流リプルに比較して、二相変調方式では、図11(b)に示すように、電流ピーク時におけるスイッチング素子のスイッチング回数が三相変調方式の場合よりも少なくなるので、交流入力側の電流の基本波成分に対する電流リプルの比率が大きくなる。図11に示すような保護機能作動レベルが設定されているとし、二相変調方式および三相変調方式の下で交流入力側の電流の基本波成分が同一であると仮定した場合、二相変調方式では、三相変調方式よりも電流リプル幅が大きくなるので、交流電流のピーク時の値が大きくなり、上記の保護機能が作動しやすくなる。
そのため、PWM整流器の変調方式として交流入力側の電流値が小さい領域では三相変調方式を適用し交流入力側の電流値が大きい領域では二相変調方式を適用する方法によると、PWM整流器を上記保護機能が作動しないよう出力を落として運転する必要があり、交流入力側の電流値にかかわらず三相変調方式を常時適用する方法に比べ、スイッチング素子の電流を有効に活用することができず、PWM整流器の最大出力が低下してしまうという問題があった。
従って本発明の目的は、上記問題に鑑み、最大出力を低下させることなく、なおかつ制御系の応答性を悪化させずにスイッチング素子のスイッチング損失を低減することができるモータ駆動用のPWM整流器を提供することにある。
上記目的を実現するために、本発明においては、PWM信号を用いてスイッチング素子を制御して三相交流電力を直流電力に変換するモータ駆動用のPWM整流器は、PWM電圧指令を一定振幅一定周波数のPWM搬送波と比較してPWM信号を生成する三相変調方式、または、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうち選択された1相分のPWM電圧指令をPWM搬送波の最大値もしくは最小値に所定期間中は一致させ、一致させるために必要なオフセット分を他の2相にも適用したものをPWM搬送波と比較してPWM信号を生成する二相変調方式、に従ってPWM信号を生成する制御部と、三相交流の電流を検出して電流検出値として出力する検出部と、電流検出値と、ゼロより大きい第1の閾値と、第1の閾値より大きい第2の閾値とを比較し、制御部におけるPWM信号の生成に用いられる変調方式として、電流検出値が第1の閾値よりも大きく第2の閾値よりも小さい場合は二相変調方式を選択し、それ以外の場合は三相変調方式を選択する選択部と、を備える。
選択部で第1の閾値および第2の閾値との比較に用いられる上記電流検出値は、三相交流の各相の電流振幅の絶対値の最大値、または三相交流の電流を二相座標軸上に変換して得られる電流ベクトルのベクトルノルムである。
第1の閾値は、スイッチング素子が有する熱定格とPWM搬送波の搬送波周波数とのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
第2の閾値は、スイッチング素子が有する最大定格電流と三相交流の電流に生じる電流リプル成分とPWM搬送波の搬送波周波数とのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
本発明によれば、PWM信号を用いてスイッチング素子を制御して三相交流電力を直流電力に変換するモータ駆動用のPWM整流器において、交流入力側の電流検出値と、ゼロより大きい第1の閾値およびこの第1の閾値より大きい第2の閾値とを比較し、電流指令値が第1の閾値より大きく第2の閾値より小さいときには、三相変調方式ではなく二相変調方式を選択してPWM信号を生成するので、スイッチング素子のスイッチング損失(発熱)を抑制することができる。そして、上記電流指令値が第2の閾値を超えたときにはPWM信号の生成に用いられる変調方式を二相変調方式から三相変調方式に切り換えることで交流入力側の電流の基本波成分に対する電流リプルを抑制するので、スイッチング素子の最大定格電流近傍でのモータ駆動用のPWM整流器の運転が可能となる。従来はPWM整流器に一般的に設けられている半導体のスイッチング素子を保護するための機能を作動させないようにするためにPWM整流器の出力を落として運転する必要があったが、本発明によればその必要はなく、モータ駆動用のPWM整流器の最大出力を低下させることがない。このように、本発明によれば、最大出力を低下させることなく、なおかつ制御系の応答性を悪化させずにスイッチング素子のスイッチング損失を低減することができるモータ駆動用のPWM整流器を実現することができる。
本発明の実施例によるPWM整流器の構成を示す図である。 本発明の実施例によるPWM整流器における変調方式の状態遷移図である。 本発明の実施例によるPWM整流器における変調方式設定部で用いられる閾値を説明する模式図である。 電流ベクトルの三相座標上から二相座標上への変換を説明する図である。 本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式の第1の例を説明する図である。 本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式の第2の例を説明する図である。 本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式の第3の例を説明する図である。 本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式の第4の例を説明する図である。 一般的なPWM整流器の構成を示す図である。 PWM整流器における三相変調方式を説明する図である。 PWM整流器における三相変調方式および二相変調方式により生じる交流入力側の電流のリプルを説明する図であって、(a)は三相変調方式により生じる電流リプルを示し、(b)は二相変調方式により生じる電流リプルを示す図である。
図1は、本発明の実施例によるPWM整流器の構成を示す図である。図1に示すように、本発明の実施例によるモータ駆動用のPWM整流器1は、交流入力側には三相交流電源30が接続され、PWM信号を用いてスイッチング素子を制御して三相交流電源30からの三相交流電力を直流電力に変換し、直流出力側に接続された負荷32へ出力する。負荷32は、モータを交流駆動するための逆変換器である。
本発明の実施例によるPWM整流器1は、PWM電圧指令を一定振幅一定周波数のPWM搬送波(パルス幅変調搬送波)と比較してPWM信号(パルス幅変調信号)を生成する三相変調方式、または、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうち選択された1相分のPWM電圧指令をPWM搬送波の最大値もしくは最小値に所定期間中は一致させ、一致させるために必要なオフセット分を他の2相にも適用したものをPWM搬送波と比較してPWM信号を生成する二相変調方式、に従ってPWM信号を生成する制御部として電流制御器40と、三相交流電源30の三相交流の電流を電流検出器28により検出して電流検出値として出力する検出部と、上記電流検出値と、ゼロより大きい第1の閾値と、第1の閾値より大きい第2の閾値とを比較し、制御部(電流制御器40)におけるPWM信号の生成に用いられる変調方式として、上記電流検出値が第1の閾値よりも大きく第2の閾値よりも小さい場合は二相変調方式を選択し、それ以外の場合は三相変調方式を選択する選択部として変調方式設定部42と、を備える。第1の閾値および第2の閾値はメモリ44に記憶され、変調方式設定部42は、メモリ44から第1の閾値および第2の閾値を適宜読み出して、上記電流検出値との比較に用いる。
このように、変調方式設定部42は、三相変調方式または二相変調方式のいずれかを選択する。変調方式設定部42により選択された変調方式にしたがって、電流制御器40はPWM信号を生成する。変調方式設定部42の動作の詳細については後述する。
PWM整流器1の主回路部10は、図示されているように接続されたトランジスタ12〜17、ダイオード18〜23および平滑コンデンサ24から構成されている。主回路部10の入力側には、交流リアクトル26を介して三相交流電源30が接続され、出力側には、負荷32が接続される。なお、本発明の実施例では、PWM整流器1のスイッチング素子を一例としてトランジスタとしたが、スイッチング素子の種類自体は本発明を限定するものではなく、その他の半導体素子であってもよい。
加算器36は、PWM整流器1の出力電圧すなわち平滑コンデンサ24の電圧の、電圧指令からの偏差(電圧偏差)を出力する。電圧制御器34は、加算器36が出力する電圧偏差と三相交流電源30の電圧とから、三相交流電源30に同期した電流指令を出力する。加算器38は、PWM整流器1の交流入力側に設けられた電流検出器28において検出される電流の、電流指令からの偏差(電流偏差)を電流制御器40へ出力する。
電流制御器40は、上記のように変調方式設定部42により選択された変調方式にしたがってPWM信号を生成する。すなわち、変調方式設定部42により選択された変調方式が三相変調方式であるときは、加算器38からの電流偏差から生成されたPWM電圧指令と、該PWM電圧指令を一定振幅一定周波数のPWM搬送波と比較し、その比較結果をトランジスタ12〜17の制御のためのPWM信号として出力する。また、変調方式設定部42により選択された変調方式が二相変調方式であるときは、二相変調方式に従って生成されたPWM電圧指令をPWM搬送波と比較し、その比較結果をPWM信号として出力する。
上述の電圧制御器34、加算器36および38、電流制御器40、ならびに変調方式設定部42における各処理は、例えばDSP、FPGAあるいはマイコンなどの演算処理装置を用いて実現される。
続いて、変調方式設定部42の動作の詳細について説明する。
図2は、本発明の実施例によるPWM整流器における変調方式の状態遷移図である。また、図3は、本発明の実施例によるPWM整流器における変調方式設定部で用いられる閾値を説明する模式図である。
変調方式設定部40において電流検出器28により検出された電流検出値との比較に用いられる第1の閾値はゼロ(0)より大きい値に予め設定され、第2の閾値は第1のしきい値より大きい値に予め設定される。
ここで、上述の第1の閾値は、スイッチング素子が有する熱定格とPWM搬送波の搬送波周波数とのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。このように、第1の閾値を決定する際の判断材料として、PWM搬送波の搬送波周波数以外にスイッチング素子が有する熱定格が挙げられるのは、第1の閾値は、三相変調方式と二相変調方式との切換条件を意味するものであり、二相変調方式は電流値が大きい領域でスイッチング素子に生じるスイッチング損失(発熱)を抑制するために採用されるものだからである。
また、第2の閾値は、スイッチング素子が有する最大定格電流と三相交流の電流に生じる電流リプル成分とPWM搬送波の搬送波周波数とのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。このように、第2の閾値を決定する際の判断材料として、PWM搬送波の搬送波周波数以外にスイッチング素子が有する最大定格電流と三相交流の電流に生じる電流リプル成分とが挙げられるのは、第2の閾値は、電流検出値の増加時に二相変調方式から再び三相変調方式に切り換えるときの切換条件を意味するものであり、スイッチング素子の最大定格電流近くでのPWM整流器の運転を可能とし、スイッチング素子の電流を有効に活用することにより、PWM整流器の出力を下げないためである。
変調方式設定部42は、メモリ44から第1の閾値および第2の閾値を適宜読み出して、上記電流検出値との比較に用いることになる。すなわち、図3に示すように、変調方式設定部42は、上記電流検出値と、ゼロより大きい第1の閾値およびこの第1の閾値より大きい第2の閾値とを比較し、上記電流検出値が第1の閾値よりも大きく第2の閾値よりも小さい場合は二相変調方式を選択してこれを電流制御器40におけるPWM信号の生成に用い、それ以外の場合は三相変調方式を選択して電流制御器40におけるPWM信号の生成に用いる。これを、図2に示す状態遷移図を用いてより詳細に説明すると次の通りである。
まず、初期状態S0にあるときに、PWM整流器1のPWM動作を開始すると、初期状態S0から状態S1へ遷移する。状態S1は、交流入力側の電流検出値が第1の閾値を超えるまで維持される。状態S1にある間は、変調方式設定部42は、電流制御器40におけるPWM信号の生成に用いられる変調方式として、図10に示すような三相変調方式を選択する。
交流入力側の電流検出値が第1の閾値を超えると、状態S1から状態S2へ遷移する。状態S2は、交流入力側の電流検出値が第2の閾値を超えるまで、または、交流入力側の電流検出値が「第1の閾値−第1のヒステリシス」以下になるまで、維持される。すなわち、切換条件の判定による切り換えにはヒステリシスが持たされる。状態S2にある間は、変調方式設定部42は、電流制御器40におけるPWM信号の生成に用いられる変調方式として二相変調方式を選択する。電流指令値が第1の閾値を超えたことは、交流入力側の電流値が大きい領域に入ったことを意味するが、本発明の実施例によれば、PWM信号の生成に用いられる変調方式を三相変調方式から二相変調方式に切り換えるので、スイッチング素子のスイッチング損失が、三相変調方式を用いる場合に比べて抑制される。
交流入力側の電流検出値が第2の閾値を超えると、状態S2から状態S3へ遷移し、変調方式設定部42は三相変調方式を再度選択することになる。状態S3は、交流入力側の電流検出値が「第2の閾値−第2のヒステリシス」以下になるまで維持される。すなわち、切換条件の判定による切り換えにはヒステリシスが持たされる。状態S3にある間は、変調方式設定部42は、電流制御器40におけるPWM信号の生成に用いられる変調方式として三相変調方式を選択する。電流指令値が第2の閾値を超えたことは、交流入力側の電流検出値が最大定格電流近くにあることを意味するが、本発明の実施例によれば、PWM信号の生成に用いられる変調方式を電流リプルの大きい二相変調方式から電流リプルの小さい三相変調方式に切り換えることで交流入力側の電流の基本波成分に対する電流リプルを抑制する。これにより、スイッチング素子の最大定格電流近くでのPWM整流器の運転が可能となる。従来はPWM整流器に一般的に設けられているスイッチング素子を保護するための機能を作動させないようにするためにPWM整流器の出力を落として運転する必要があったが、本発明によればその必要はなく、スイッチング素子の電流を有効に活用することができるため、PWM整流器の最大出力を低下させることがない。なお、交流入力側からPWM整流器1に入力される最大定格電流近くの電流は、負荷32がモータに交流の駆動電力を供給するための逆変換器であることからモータ加減速時等の過渡状態において一瞬印加されるだけであり、常時印加されることはない。このため、上述のようにスイッチング素子の最大定格電流値近くで二相変調方式から三相変調方式に再度切り換えることによるスイッチング損失の増加は、装置全体の損失からみれば無視できる値である。したがって、本発明の実施例によるPWM整流器1では、スイッチング素子には変調方式切換による熱的な問題は生じない。
交流入力側の電流検出値が「第2の閾値−第2のヒステリシス」以下になると、状態S3から状態S2へ遷移し、変調方式設定部42は二祖変調方式を選択することになる。上述のように、状態S2は、交流入力側の電流検出値が第2の閾値を超えるまで、または、交流入力側の電流検出値が「第1の閾値−第1のヒステリシス」以下になるまで、維持される。
交流入力側の電流検出値が「第1の閾値−第1のヒステリシス」以下になると、状態S2から状態S1へ遷移し、変調方式設定部42は三相変調方式を選択することになる。上述のように、状態S1は、交流入力側の電流検出値が第1の閾値を超えるまで維持される。
上述の第1の閾値および第2の閾値は、変調方式設定部42において、交流入力側の電流検出値と比較される。ここで、変調方式設定部42で第1の閾値および第2の閾値との比較に用いられる上記電流検出値は、三相交流の各相の電流振幅の絶対値の最大値、または三相交流の電流を二相座標軸上に変換して得られる電流ベクトルのベクトルノルムである。ここで、電流ベクトルのベクトルノルムを用いる場合について説明すると次の通りである。図4は、電流ベクトルの三相座標上から二相座標上への変換を説明する図である。図4に示すように、RST各軸で表される三相座標上にある電流ベクトルは、三相二相変換(いわゆるαβ変換)すると、αβ各軸で表される二相座標上にある電流ベクトルに変換される。このような三相交流の電流を二相座標軸上に変換して得られる電流ベクトルのベクトルノルムを、第1の閾値および第2の閾値との比較に用いてもよい。
次に、本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式について説明する。二相変調方式では、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうち選択された1相分の電圧指令をPWM搬送波の最大値もしくは最小値に所定期間中は一致させ、一致させるために必要なオフセット分を他の2相にも適用したものをPWM搬送波と比較してPWM信号を生成する。本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式には、例えば次に説明する第1〜第4の例がある。
図5は、本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式の第1の例を説明する図である。
図5に示すように、第1の例による二相変調方式は、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうち、PWM電圧指令の絶対値が最大となる相のPWM電圧指令が、当該PWM電圧指令の絶対値が最大となる時を間に含む上記所定期間中にPWM搬送波の最大値もしくは最小値に一致するよう構成され、かつ、一致させるために必要なオフセット分を他の2相にも適用したものである。すなわち、図5に示すように、R相、S相およびT相のPWM電圧指令のうち最大の相をPWM搬送波の最大値のレベルまで増加させ、そのオフセット分(増加分)を他の2相にも適用し、同様にR相、S相およびT相のPWM電圧指令のうち最小の相をPWM搬送波の最小値のレベルまで減少させ、そのオフセット分(減少分)を他の2相にも適用する。
図6は、本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式の第2の例を説明する図である。
図6に示すように、第2の例による二相変調方式は、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうちPWM電圧指令が最大となる相のPWM電圧指令が、当該PWM電圧指令が最大となる時を間に含む上記所定期間中にPWM搬送波の最大値に一致するよう構成され、かつ、一致させるために必要なオフセット分(増加分)を他の2相にも適用したものである。すなわち、図6に示すように、R相、S相およびT相のPWM電圧指令のうち最大の相をPWM搬送波の最大値のレベルまで増加させ、そのオフセット分(増加分)を他の2相にも適用する。
図7は、本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式の第3の例を説明する図である。
図7に示すように、第3の例による二相変調方式は、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうちPWM電圧指令が最小となる相のPWM電圧指令が、当該PWM電圧指令が最小となる時を間に含む上記所定期間中にPWM搬送波の最小値に一致するよう構成され、かつ、一致させるために必要なオフセット分(減少分)を他の2相にも適用したものである。すなわち、図7に示すように、R相、S相およびT相のPWM電圧指令のうち最小の相をPWM搬送波の最小値のレベルまで減少させ、そのオフセット分(減少分)を他の2相にも適用する。
図8は、本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式の第4の例を説明する図である。
図8に示すように、第4の例による二相変調方式は、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうちPWM電圧指令最大となる相のPWM電圧指令がPWM搬送波の最大値に一致するよう構成された期間と、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうちPWM電圧指令が最小となる相のPWM電圧指令がPWM搬送波の最小値に一致するよう構成された期間と、が交互に組み合わさるよう構成されたものである。すなわち、図8に示すように、図6に示した第2の例における最大のPWM電圧指令をPWM搬送波の最大値のレベルまで増加させることと、図7に示した第3の例における最小のPWM電圧指令をPWM搬送波の最小値のレベルまで減少させることとを交互に繰り返すものである。なお、図8では繰り返しの周期が搬送波の周期の2倍となっていて両者は同期しているように描かれているが、繰り返しの周期は搬送波の周期の2倍である必要も整数倍である必要もなく、両者が同期している必要もない。
上述の第1〜第4の例による二相変調方式によれば、PWM電圧指令がPWM搬送波に一致している相においてはスイッチングが行われないため、スイッチング体素子のスイッチング回数が三相変調方式の場合に比べ、2/3倍になるので、PWM変調方式を三相変調方式から二相変調方式へ切り換えることでスイッチング損失を低減することができる。
本発明は、工作機械や産業機械、ロボット等を駆動するモータ制御装置において、商用の交流電力を直流電力に変換し、これをモータ駆動する逆変換器に供給するための順変換器として使用されるPWM整流器に適用することができる。
1 PWM整流器
10 主回路部
12、13、14、15、16、17 トランジスタ
18、19、20、21、22、23 ダイオード
26 交流リアクトル
28 電流検出器
30 三相交流電源
32 負荷
34 電圧制御器
36、38 加算器
40 電流制御器
42 変調方式設定部
44 メモリ
加算器36は、PWM整流器100の出力電圧すなわち平滑コンデンサ24の電圧の、電圧指令からの偏差(電圧偏差)を出力する。電圧制御器34は、加算器36が出力する電圧偏差と三相交流電源30の電圧とから、電流指令を出力する。加算器38は、PWM整流器100の交流入力側に設けられた電流検出器28において検出される電流の、電流指令からの偏差(電流偏差)を出力する。電流制御器140は、この電流偏差から生成したPWM電圧指令と一定振幅一定周波数のPWM搬送波(パルス幅変調搬送波)と比較し、その比較結果に基づいてトランジスタ12〜17の制御のためのPWM信号(パルス幅変調信号)を出力する。
上記目的を実現するために、本発明においては、PWM信号を用いてスイッチング素子を制御して三相交流電力を直流電力に変換するモータ駆動用のPWM整流器は、PWM電圧指令を一定振幅一定周波数のPWM搬送波と比較してPWM信号を生成する三相変調方式、または、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうち選択された1相分のPWM電圧指令をPWM搬送波の最大値もしくは最小値に所定期間中は一致させたものと上記一致させるために必要なオフセット分を上記選択された1相分とは異なる他の2相にも適用したものと、からなるPWM電圧指令PWM搬送波と比較してPWM信号を生成する二相変調方式、に従ってPWM信号を生成する制御部と、三相交流の電流を検出して電流検出値として出力する検出部と、電流検出値と、ゼロより大きい第1の閾値と、第1の閾値より大きい第2の閾値とを比較し、制御部におけるPWM信号の生成に用いられる変調方式として、電流検出値が第1の閾値よりも大きく第2の閾値よりも小さい場合は二相変調方式を選択し、それ以外の場合は三相変調方式を選択する選択部と、を備える。
本発明の実施例によるPWM整流器の構成を示す図である。 本発明の実施例によるPWM整流器における変調方式の状態遷移図である。 本発明の実施例によるPWM整流器における変調方式選択部で用いられる閾値を説明する模式図である。 電流ベクトルの三相座標上から二相座標上への変換を説明する図である。 本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式の第1の例を説明する図である。 本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式の第2の例を説明する図である。 本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式の第3の例を説明する図である。 本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式の第4の例を説明する図である。 一般的なPWM整流器の構成を示す図である。 PWM整流器における三相変調方式を説明する図である。 PWM整流器における三相変調方式および二相変調方式により生じる交流入力側の電流のリプルを説明する図であって、(a)は三相変調方式により生じる電流リプルを示し、(b)は二相変調方式により生じる電流リプルを示す図である。
本発明の実施例によるPWM整流器1は、PWM電圧指令を一定振幅一定周波数のPWM搬送波(パルス幅変調搬送波)と比較してPWM信号(パルス幅変調信号)を生成する三相変調方式、または、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうち選択された1相分のPWM電圧指令をPWM搬送波の最大値もしくは最小値に所定期間中は一致させたものと上記一致させるために必要なオフセット分を上記選択された1相分とは異なる他の2相にも適用したものと、からなるPWM電圧指令PWM搬送波と比較してPWM信号を生成する二相変調方式、に従ってPWM信号を生成する制御部として電流制御器40と、三相交流電源30の三相交流の電流を電流検出器28により検出して電流検出値として出力する検出部と、上記電流検出値と、ゼロより大きい第1の閾値と、第1の閾値より大きい第2の閾値とを比較し、制御部(電流制御器40)におけるPWM信号の生成に用いられる変調方式として、上記電流検出値が第1の閾値よりも大きく第2の閾値よりも小さい場合は二相変調方式を選択し、それ以外の場合は三相変調方式を選択する選択部として変調方式選択部42と、を備える。第1の閾値および第2の閾値はメモリ44に記憶され、変調方式選択部42は、メモリ44から第1の閾値および第2の閾値を適宜読み出して、上記電流検出値との比較に用いる。
このように、変調方式選択部42は、三相変調方式または二相変調方式のいずれかを選択する。変調方式選択部42により選択された変調方式にしたがって、電流制御器40はPWM信号を生成する。変調方式選択部42の動作の詳細については後述する。
加算器36は、PWM整流器1の出力電圧すなわち平滑コンデンサ24の電圧の、電圧指令からの偏差(電圧偏差)を出力する。電圧制御器34は、加算器36が出力する電圧偏差と三相交流電源30の電圧とから、電流指令を出力する。加算器38は、PWM整流器1の交流入力側に設けられた電流検出器28において検出される電流の、電流指令からの偏差(電流偏差)を電流制御器40へ出力する。
電流制御器40は、上記のように変調方式選択部42により選択された変調方式にしたがってPWM信号を生成する。すなわち、変調方式選択部42により選択された変調方式が三相変調方式であるときは、加算器38からの電流偏差から生成されたPWM電圧指令と、該PWM電圧指令を一定振幅一定周波数のPWM搬送波と比較し、その比較結果をトランジスタ12〜17の制御のためのPWM信号として出力する。また、変調方式選択部42により選択された変調方式が二相変調方式であるときは、二相変調方式に従って生成されたPWM電圧指令をPWM搬送波と比較し、その比較結果をPWM信号として出力する。
上述の電圧制御器34、加算器36および38、電流制御器40、ならびに変調方式選択部42における各処理は、例えばDSP、FPGAあるいはマイコンなどの演算処理装置を用いて実現される。
続いて、変調方式選択部42の動作の詳細について説明する。
図2は、本発明の実施例によるPWM整流器における変調方式の状態遷移図である。また、図3は、本発明の実施例によるPWM整流器における変調方式選択部で用いられる閾値を説明する模式図である。
変調方式選択部4において電流検出器28により検出された電流検出値との比較に用いられる第1の閾値はゼロ(0)より大きい値に予め設定され、第2の閾値は第1のしきい値より大きい値に予め設定される。
変調方式選択部42は、メモリ44から第1の閾値および第2の閾値を適宜読み出して、上記電流検出値との比較に用いることになる。すなわち、図3に示すように、変調方式選択部42は、上記電流検出値と、ゼロより大きい第1の閾値およびこの第1の閾値より大きい第2の閾値とを比較し、上記電流検出値が第1の閾値よりも大きく第2の閾値よりも小さい場合は二相変調方式を選択してこれを電流制御器40におけるPWM信号の生成に用い、それ以外の場合は三相変調方式を選択して電流制御器40におけるPWM信号の生成に用いる。これを、図2に示す状態遷移図を用いてより詳細に説明すると次の通りである。
まず、初期状態S0にあるときに、PWM整流器1のPWM動作を開始すると、初期状態S0から状態S1へ遷移する。状態S1は、交流入力側の電流検出値が第1の閾値を超えるまで維持される。状態S1にある間は、変調方式選択部42は、電流制御器40におけるPWM信号の生成に用いられる変調方式として、図10に示すような三相変調方式を選択する。
交流入力側の電流検出値が第1の閾値を超えると、状態S1から状態S2へ遷移する。状態S2は、交流入力側の電流検出値が第2の閾値を超えるまで、または、交流入力側の電流検出値が「第1の閾値−第1のヒステリシス」以下になるまで、維持される。すなわち、切換条件の判定による切り換えにはヒステリシスが持たされる。状態S2にある間は、変調方式選択部42は、電流制御器40におけるPWM信号の生成に用いられる変調方式として二相変調方式を選択する。電流検出値が第1の閾値を超えたことは、交流入力側の電流値が大きい領域に入ったことを意味するが、本発明の実施例によれば、PWM信号の生成に用いられる変調方式を三相変調方式から二相変調方式に切り換えるので、スイッチング素子のスイッチング損失が、三相変調方式を用いる場合に比べて抑制される。
交流入力側の電流検出値が第2の閾値を超えると、状態S2から状態S3へ遷移し、変調方式選択部42は三相変調方式を再度選択することになる。状態S3は、交流入力側の電流検出値が「第2の閾値−第2のヒステリシス」以下になるまで維持される。すなわち、切換条件の判定による切り換えにはヒステリシスが持たされる。状態S3にある間は、変調方式選択部42は、電流制御器40におけるPWM信号の生成に用いられる変調方式として三相変調方式を選択する。電流検出値が第2の閾値を超えたことは、交流入力側の電流検出値が最大定格電流近くにあることを意味するが、本発明の実施例によれば、PWM信号の生成に用いられる変調方式を電流リプルの大きい二相変調方式から電流リプルの小さい三相変調方式に切り換えることで交流入力側の電流の基本波成分に対する電流リプルを抑制する。これにより、スイッチング素子の最大定格電流近くでのPWM整流器の運転が可能となる。従来はPWM整流器に一般的に設けられているスイッチング素子を保護するための機能を作動させないようにするためにPWM整流器の出力を落として運転する必要があったが、本発明によればその必要はなく、スイッチング素子の電流を有効に活用することができるため、PWM整流器の最大出力を低下させることがない。なお、交流入力側からPWM整流器1に入力される最大定格電流近くの電流は、負荷32がモータに交流の駆動電力を供給するための逆変換器であることからモータ加減速時等の過渡状態において一瞬印加されるだけであり、常時印加されることはない。このため、上述のようにスイッチング素子の最大定格電流値近くで二相変調方式から三相変調方式に再度切り換えることによるスイッチング損失の増加は、装置全体の損失からみれば無視できる値である。したがって、本発明の実施例によるPWM整流器1では、スイッチング素子には変調方式切換による熱的な問題は生じない。
交流入力側の電流検出値が「第2の閾値−第2のヒステリシス」以下になると、状態S3から状態S2へ遷移し、変調方式選択部42は二祖変調方式を選択することになる。上述のように、状態S2は、交流入力側の電流検出値が第2の閾値を超えるまで、または、交流入力側の電流検出値が「第1の閾値−第1のヒステリシス」以下になるまで、維持される。
交流入力側の電流検出値が「第1の閾値−第1のヒステリシス」以下になると、状態S2から状態S1へ遷移し、変調方式選択部42は三相変調方式を選択することになる。上述のように、状態S1は、交流入力側の電流検出値が第1の閾値を超えるまで維持される。
上述の第1の閾値および第2の閾値は、変調方式選択部42において、交流入力側の電流検出値と比較される。ここで、変調方式選択部42で第1の閾値および第2の閾値との比較に用いられる上記電流検出値は、三相交流の各相の電流振幅の絶対値の最大値、または三相交流の電流を二相座標軸上に変換して得られる電流ベクトルのベクトルノルムである。ここで、電流ベクトルのベクトルノルムを用いる場合について説明すると次の通りである。図4は、電流ベクトルの三相座標上から二相座標上への変換を説明する図である。図4に示すように、RST各軸で表される三相座標上にある電流ベクトルは、三相二相変換(いわゆるαβ変換)すると、αβ各軸で表される二相座標上にある電流ベクトルに変換される。このような三相交流の電流を二相座標軸上に変換して得られる電流ベクトルのベクトルノルムを、第1の閾値および第2の閾値との比較に用いてもよい。
次に、本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式について説明する。二相変調方式では、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうち選択された1相分の電圧指令をPWM搬送波の最大値もしくは最小値に所定期間中は一致させたものと上記一致させるために必要なオフセット分を上記選択された1相分とは異なる他の2相にも適用したものと、からなるPWM電圧指令PWM搬送波と比較してPWM信号を生成する。本発明の実施例によるPWM整流器における二相変調方式には、例えば次に説明する第1〜第4の例がある。
図5に示すように、第1の例による二相変調方式は、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうち、PWM電圧指令の絶対値が最大となる相のPWM電圧指令が、当該PWM電圧指令の絶対値が最大となる時を間に含む上記所定期間中にPWM搬送波の最大値もしくは最小値に一致するよう構成され、かつ、この一致させるために必要なオフセット分を他の2相にも適用したものである。すなわち、図5に示すように、R相、S相およびT相のPWM電圧指令のうち最大の相をPWM搬送波の最大値のレベルまで増加させ、そのオフセット分(増加分)を他の2相にも適用し、同様にR相、S相およびT相のPWM電圧指令のうち最小の相をPWM搬送波の最小値のレベルまで減少させ、そのオフセット分(減少分)を他の2相にも適用する。
図6に示すように、第2の例による二相変調方式は、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうちPWM電圧指令が最大となる相のPWM電圧指令が、当該PWM電圧指令が最大となる時を間に含む上記所定期間中にPWM搬送波の最大値に一致するよう構成され、かつ、この一致させるために必要なオフセット分(増加分)を他の2相にも適用したものである。すなわち、図6に示すように、R相、S相およびT相のPWM電圧指令のうち最大の相をPWM搬送波の最大値のレベルまで増加させ、そのオフセット分(増加分)を他の2相にも適用する。
図7に示すように、第3の例による二相変調方式は、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうちPWM電圧指令が最小となる相のPWM電圧指令が、当該PWM電圧指令が最小となる時を間に含む上記所定期間中にPWM搬送波の最小値に一致するよう構成され、かつ、この一致させるために必要なオフセット分(減少分)を他の2相にも適用したものである。すなわち、図7に示すように、R相、S相およびT相のPWM電圧指令のうち最小の相をPWM搬送波の最小値のレベルまで減少させ、そのオフセット分(減少分)を他の2相にも適用する。
図8に示すように、第4の例による二相変調方式は、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうちPWM電圧指令最大となる相のPWM電圧指令がPWM搬送波の最大値に一致するよう構成された期間と、三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうちPWM電圧指令が最小となる相のPWM電圧指令がPWM搬送波の最小値に一致するよう構成された期間と、が交互に組み合わさるよう構成されたものである。すなわち、図8に示すように、図6に示した第2の例における最大のPWM電圧指令をPWM搬送波の最大値のレベルまで増加させることと、図7に示した第3の例における最小のPWM電圧指令をPWM搬送波の最小値のレベルまで減少させることとを交互に繰り返すものである。なお、図8では繰り返しの周期が搬送波の周期の2倍となっていて両者は同期しているように描かれているが、繰り返しの周期は搬送波の周期の2倍である必要も整数倍である必要もなく、両者が同期している必要もない。
1 PWM整流器
10 主回路部
12、13、14、15、16、17 トランジスタ
18、19、20、21、22、23 ダイオード
26 交流リアクトル
28 電流検出器
30 三相交流電源
32 負荷
34 電圧制御器
36、38 加算器
40 電流制御器
42 変調方式選択
44 メモリ

Claims (4)

  1. PWM信号を用いてスイッチング素子を制御して三相交流電力を直流電力に変換するモータ駆動用のPWM整流器であって、
    PWM電圧指令を一定振幅一定周波数のPWM搬送波と比較してPWM信号を生成する三相変調方式、または、前記三相変調方式におけるPWM電圧指令を構成する3相のうち選択された1相分のPWM電圧指令を前記PWM搬送波の最大値もしくは最小値に所定期間中は一致させ、一致させるために必要なオフセット分を他の2相にも適用したものを前記PWM搬送波と比較して前記PWM信号を生成する二相変調方式、に従って前記PWM信号を生成する制御部と、
    三相交流の電流を検出して電流検出値として出力する検出部と、
    前記電流検出値と、ゼロより大きい第1の閾値と、前記第1の閾値より大きい第2の閾値とを比較し、前記制御部における前記PWM信号の生成に用いられる変調方式として、前記電流検出値が前記第1の閾値よりも大きく前記第2の閾値よりも小さい場合は前記二相変調方式を選択し、それ以外の場合は前記三相変調方式を選択する選択部と、
    を備えることを特徴とするモータ駆動用のPWM整流器。
  2. 前記電流検出値は、三相交流の各相の電流振幅の絶対値の最大値、または三相交流の電流を二相座標軸上に変換して得られる電流ベクトルのベクトルノルムである請求項1に記載のモータ駆動用のPWM整流器。
  3. 前記第1の閾値は、前記スイッチング素子が有する熱定格と前記PWM搬送波の搬送波周波数とのうちの少なくとも1つに基づいて決定される請求項1に記載のモータ駆動用のPWM整流器。
  4. 前記第2の閾値は、前記スイッチング素子が有する最大定格電流と三相交流の電流に生じる電流リプル成分と前記PWM搬送波の搬送波周波数とのうちの少なくとも1つに基づいて決定される請求項1に記載のモータ駆動用のPWM整流器。
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