JP5839374B1 - モータ制御装置 - Google Patents

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【課題】電源不平衡時にできるだけ機械を停止させる事なくコンバータを保護する事のできるモータ制御装置を提供する。【解決手段】モータ制御装置1は、3相交流電源9に電気的に接続されるコンバータ13と、コンバータ13、及び、モータ3に電気的に接続されるインバータ15と、3相交流電源9とコンバータ13との間を流れる電流を検出し、インバータ15を制御する制御部11と、を有し、制御部11は、3相を流れている電流値に基づいて、3相の電流のうち最大の電流値の相を流れる電流値の絶対値が、ゼロとならない範囲で所定値以下となるように制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、モータ制御装置におけるコンバータの保護に関する。
モータ制御装置は、3相交流電源をコンバータで整流して直流にし、直流にした電流をインバータで再度交流にしてモータを駆動している。
このようなモータ制御装置は、高圧受配電設備のインピーダンスのアンバランスや、同じ3相電源ラインに単相電源の装置が接続されたりする事による負荷のアンバランスが生ずることがある。
これらによって、モータ制御装置に入力される交流電圧に不平衡が生ずる事がある。
そして、コンバータは整流ダイオードなどの半導体により構成されているため、交流電圧の不平衡が生ずると、特定の相の電流が整流ダイオードの許容する最大電流を超える可能性がある。
このように、特定の相の電流が整流ダイオードの許容する最大電流を超えると、整流ダイオードが破損する恐れがある。
さらにまた、特定の相の電流が整流ダイオードの許容する最大電流を超えない場合であっても、定格電流以上の電流が一定時間経過して流れ続けると整流ダイオードの温度が上昇してしまう。
そして、整流ダイオードの温度が規定値を超えると、整流ダイオード破損する恐れがある。
これを防止するため、3相交流電源の不平衡を検出して整流ダイオードを保護する方法が特許文献1に提案されている。
特許文献1には、遮断器等の開閉器を介し供給される3相交流電圧を入力としその出力整流電圧を平滑する平滑コンデンサを有する整流器に関し、前記の開閉器と整流器との間の各相入力通電経路上にそれぞれ直列に挿入接続されて入力電流のピーク値を検出し該ピーク値が所定の過電流設定値以上となった場合にその出力信号を発する電流検出器と、該各相電流検出器の何れかがその出力信号を発した場合に前記開閉器を開路させる継電回路とを備えて成ることを特徴とする整流器保護回路が記載されている。
特開平5−30644号公報
しかしながら、特許文献1においては、各相何れかの入力電流のピーク値が過電流設定値以上となった場合に開閉器を開路させてしまう。
そのため、コンバータの後に接続されるインバータは停止してしまう。
そして、このインバータによりモータを駆動して機械を動作させている場合には、機械が停止してしまい,製造ライン等で損失が発生してしまう。
つまり、特許文献1の手法では、機械を停止させずに電源不平衡時の整流ダイオードを保護する事ができなかった。さらに、特許文献1の手法では、特定の相の電流が定格以上となり,その状態が一定時間経過すると整流ダイオードの温度が高くなり,ジャンクション温度が規定値を超えて破損する恐れもあった。
そこで、本発明は、上記課題を解消するためになされたものであり、その課題の一例は、電源不平衡時にできるだけ機械を停止させる事なくコンバータを保護する事のできるモータ制御装置を提供することにある。
本発明のモータ制御装置は、3相交流電源に電気的に接続されるコンバータと、前記コンバータ、及び、モータに電気的に接続されるインバータと、前記3相交流電源と前記コンバータとの間を流れる電流を検出し、前記インバータを制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記3相交流電源と前記コンバータとの間を流れている電流値に基づいて前記インバータを制御するための前記モータの速度指令の変化率を制限することにより、前記3交流電源と前記コンバータとの間を流れている電流のうち最大の電流値の相を流れる電流値の絶対値、ゼロとならない範囲で前記制限をしない場合よりも小さくなるように制御する。
本発明によって、電源不平衡時にできるだけ機械を停止させる事なくコンバータを保護する事のできるモータ制御装置を提供することが可能となる。
第1の実施形態におけるモータ制御装置の説明図である。 第1の実施形態の効果の説明図である。 第2の実施形態におけるモータ制御装置の説明図である。 第2の実施形態の効果の説明図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態におけるモータ制御装置1の説明図である。
図2は、第1の実施形態の効果の説明図である。
図1のように、モータ制御装置1は、外部の3相交流電源9から交流の電力供給を受けている。3相交流電源9は、R相、S相及びT相の3相でモータ制御装置1に電力を供給している。
また、モータ制御装置1は、モータ3を駆動している。より具体的には、モータ制御装置1からモータ3は、3相の交流の入力を受けて駆動する3相交流モータである。
モータ3の回転は、エンコーダ5によって検出される。検出されたモータの回転(速度)は、モータ制御装置1に入力され、後述する方法によってフィードバック等される。
また、モータ制御装置1は、コントローラ7に後述の各種の情報(ワーニング信号、異常信号)を出力する。
そして、コントローラ7は、モータ制御装置1に対して各種の指令信号(速度指令信号)を出力する。
モータ制御装置1は、制御部11、コンバータ13、インバータ15及び電解コンデンサ17を有している。
コンバータ13は、3相交流電源9からの3相の電流を受けている。そして、コンバータは、複数の半導体素子によって、3相交流を直流電流に変換している。なお、第1の実施形態においては、複数の半導体素子は、6個のダイオードである。もっとも、これに限定する趣旨ではない。
コンバータ13とインバータ15とは、1本の回路によって接続されている。
そして、この回路中には、電解コンデンサ17が接続され直流電圧の平準化を図っている。
インバータ15は、コンバータ13によって供給される直流電圧を、モータ3を駆動するのに必要な交流電流に変換している。
このインバータ15により、モータ3の回転速度等が制御される。
なお、本実施形態では、3相交流モータを使用しているがこれに限定する趣旨ではなく、その他の様々なモータ(例えば直流モータ等)を使用することができる。
制御部11により行われる制御を以下説明する。
制御部11は、検出部110を有する。検出部110は、R相、S相及びT相を流れる電流の電流値を検出する。
ここで、検出部110が検出したR相の電流値をR値といい、S相の電流値をS値といい、T相の電流値をT値という。
検出されたR値、S値及びT値の3つの値は最大電流算出部111、セレクタ部131に対して入力される。
また、R値はR実効値算出部133aに対して入力され、S値はS実効値算出部133bに対して入力され、T値はT実効値算出部133cに対して入力される。
最大電流算出部111は、入力されたR値、S値及びT値の3つの値のうち、絶対値が最大の値(以下、「最大値」という)を第1比較部112に対して出力する。
第1比較部112は、入力された最大値を第1記憶部117が記憶している規定値1と比較する。
そして、第1比較部112は、最大値が規定値1よりも大きい値を示していた場合には、その旨を示す信号(以下、「制限信号」という)を速度指令変化率制限部113に対して出力する。
なお、第1比較部112は、最大値が規定値1以下となると、制限信号の出力を停止する。
速度指令変化率制限部113は、第1比較部112からの制限信号の入力がない場合には、コントローラ7から入力される速度の指令値(以下、「速度指令値」という)をそのまま速度制御部114に対して出力する。
他方、速度指令変化率制限部113は、制限信号の入力が有った場合には、加速度検出部118から入力されるモータ3の加速度値が数分の1(例えば、1/4、1/5)となるように速度指令の変化率を制限し、速度制御部114に対して出力する。
ここで、モータ3の制御を行う部分について説明を行う。
モータ3の回転はエンコーダ5によって電気信号(以下、「モータ回転信号」という)に変換されて速度検出部119に対して出力される。
速度検出部119は、モータ3からのパルス信号を微分等して速度を算出し、算出した値(以下、「速度値」という)を速度制御部114及び加速度検出部118に対して出力する。
加速度検出部は、入力された速度値を微分等して加速度を算出し、算出した値(以下、「加速度値」という)を速度指令変化率制限部113に対して出力する。
速度制御部114は、速度値と速度指令値との差分を算出し、補償ゲインを乗算してトルク指令を算出し、その値(以下、「モータトルク指令値」という)を、トルク制御部115に対して出力する。
トルク制御部115は、モータトルク指令値を実現するのに必要となるモータ3が出力すべき電圧指令値を算出して電流制御を行い、電流制御部からの電圧指令(以下、「モータ電圧指令値」という)をゲート制御部116に対して出力する。
ゲート制御部116は、入力されたモータ電圧指令値を実現することが可能なように、インバータ15を構成する半導体を制御する。
そして、インバータ15がこのゲート制御部116によって適切に制御されることによって、モータ3の回転は制御される。
また、ゲート制御部116は、後述する第3比較部139からゲート停止信号が入力されると、インバータ15からモータ3への電力供給を停止させる。
セレクタ部131は、R相、S相及びT相の電流値を選択して平均化部132に対して出力する。
平均化部132は、3相電流の電流値の平均値を算出し、この値(以下、「平均値」という)を乗算部135に対して出力する。
R実効値算出部133aは、R相の電流値から実効値を算出し、その値(以下、「R相実効値」という)をアンバランス補償量算出部134に対して出力する。
S実効値算出部133bは、S相の電流値から実効値を算出し、その値(以下、「S相実効値」という)をアンバランス補償量算出部134に対して出力する。
T実効値算出部133cは、T相の電流値から実効値を算出し、その値(以下、「T相実効値」という)をアンバランス補償量算出部134に対して出力する。
そして、アンバランス補償量算出部134は、R相実効値、S相実効値及びT相実効値から、3相電流の平均値を算出する。
さらに、アンバランス補償量算出部134は、R相実効値、S相実効値及びT相実効値から、3相のうち最大の電流の電流値(実効値)を算出する。
その上で、以下の式によって、電流アンバランス補償量を算出する。
電流アンバランス補償量=|電流が最大の相の電流値|/|3相電流の平均値|
算出された電流アンバランス補償量は、乗算部135に対して出力される。
なお、実効値ではなく、平均値によって電流アンバランス補償量することもできる。
乗算部135によって、この電流アンバランス補償量と平均化部132から出力された平均値を乗算した値が算出され、この値が積算部136に対して出力される。
積算部136は、入力された値を積算し、この値(以下、「積算値」という)を第2比較部137及び第3比較部139に対して出力される。
第2比較部137では、入力された積算値を第2記憶部138が記憶している規定値2と比較する。
そして、積算値が規定値2より高い値を示していた場合には、その旨を示す信号(以下、「ワーニング信号」という)をコントローラ7に対して出力する。
第3比較部139では、入力された積算値を第3記憶部140が記憶している規定値3と比較する。
そして、積算値が規定値3よりも高い値を示していた場合には、その旨を示す信号(以下、「ゲート停止信号」という)をゲート制御部116に対して出力する。
そして、積算値が規定値3よりも高い場合には、ゲート停止信号を出力するのみならず、さらにゲート停止信号を発信したことを示す信号(以下、「異常信号」という)をコントローラ7に対して出力する。
ここで、規定値2は、積算値がこの規定値2未満の場合には3相を流れる電流のアンバランスは何ら問題ない定常運転とみなしうる値が設定される。
換言すると、積算値が規定値2以上の値となると、コントローラ7による対応(以下、「アンバランス対応」という)が必要となる。
また、規定値3は、積算値がこの規定値3以上の場合には3相を流れる電流のアンバランスは、モータ3を停止させなければならないほどの異常状態であるとみなしうる値が設定される。
その為、規定値2<規定値3である。
次にコントローラ7の動作について説明する。
コントローラ7は、ユーザからの入力等(操作入力)を受けて、モータ3を総合的に制御する部分である。
このコントローラ7は、通常は操作入力に応じて、要求される速度指令値を速度指令変化率制限部113に出力している。
しかし、コントローラ7は、ワーニング信号が入力されると、ワーニング対応を行う。具体的には、モータの運転パターンの休止時間を長くしたりする。
また、コントローラ7は、異常信号が入力されると、その旨をユーザに通知等行う。
以上のように構成したことから、コンバータ13に過電流が流れてコンバータ13内の半導体の破損を防止することが可能となる。
さらに、過電流での不具合のみならず、コンバータ13内の過負荷による破損を防止することが可能となる。
以下、より具体的に説明する
最大電流算出部111の検出値に基づく制限信号によって、モータ3の速度指令値の変化率を、速度指令変化率制限部113で制限している。
それによって、図2のように、コンバータ13を流れる電流が所定値を超えたa時点で、速度指令変化率制限部113からの出力がそれまでのA値から数分の1のB値となっている。
それによって、モータ3の速度の上昇率が低下している。
また、コンバータ13を流れる電流も徐々に低下している。
これによって、コンバータ13を流れる電流の最大値が所定値を超えないためコンバータ13内の半導体を破損させることがない。それによって、モータ3の運転を停止させずに運転を継続させることが可能となる。
そして、モータ3の運転が停止されないということは、モータ3を使用する各種の機械の運転が停止されないことを意味する。
また、最大電流算出部111は、最大の電流を流している相の電流を選択するため、3相を流れる電流が不均衡である場合でも、コンバータ13を流れる電流を制限することが可能となる。それによって、3相を流れる電流が不均衡な場合であっても、機械を停止させることなく、コンバータ13を保護することが可能となる。
また、R実効値算出部133a、S実効値算出部133b及びT実効値算出部133cによる実効値(電流)を算出し、アンバランス補償量算出部134によって電流のアンバランスの補償量を算出することによって、R相、S相及びT相の3相を流れる電流のアンバランスを補償する事が可能となる。
それによって、3相を流れる電流が不均衡な場合であっても、機械を停止させることなく、コンバータ13を保護することが可能となる。
<第2の実施形態>
図3は、第2の実施形態におけるモータ制御装置1の説明図である。
図4は、第2の実施形態の効果の説明図である。
なお、第1の実施形態と同一の点については、説明を省略する。
第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、以下の点である。
第2の実施形態は、第1の実施形態のように単に3相交流電源9からの電流をモータ3に提供するのみではなく、逆に、モータ3からの電流を3相交流電源9に回生する。
その為に、第2の実施形態のコンバータ13は、第1の実施形態のように単なるダイオードではなく、ゲートへ電圧入力によって制御される半導体(パワートランジスタ)となっている。半導体(パワートランジスタ)は、例えば、パワーMOSFET、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)などが用いられる。
これによって、モータ3の回転力を、コンバータ13とインバータ15の回路に電力として回生することが可能となる。
なお、ゲート制御部116は、モータ3の回転に応じて、適切にインバータの半導体(パワートランジスタ)を制御している。
また、R相、S相及びT相にはACL10が設けられている。
また、同様に、コンバータゲート制御部123は、直流としてコンバータ13とインバータ15の回路に提供されている電流を、R相、S相及びT相に適切な位相で回生する様に制御している。
なお、コンバータゲート制御部123が適切な位相で回生するために、位相検出部150が、R相、S相及びT相の位相を検出する。そして、コンバータゲート制御部123が、位相検出部150が出力した、各相の位相に基づいて、コンバータ13の半導体(パワートランジスタ)を制御する。
さらに、コンバータ13とインバータ15の回路中には、回生抵抗部19が設けられる。
この回生抵抗部19は、回生抵抗19bと回生半導体19a(パワートランジスタ)を有している。
回生抵抗19bは、モータ3によって回生される電力を熱として吸収可能な能力を有している。
回生半導体19a(パワートランジスタ)は、ゲートに電圧が供給されると、回生抵抗部19に電流を流すことが可能となる。
この回生半導体19a(パワートランジスタ)のゲートへの電圧の提供は、回生制御部124によって制御される。
さらにまた、制御部11は、力行/回生変更部120を有している。
この、力行/回生変更部120によって、回生スイッチ121と力行スイッチ122のON、OFFが切り替わる。
より具体的には、回生時には、回生スイッチ121がONされ、力行スイッチ122がOFFされる。また、力行時には、回生スイッチ121がOFFされ、力行スイッチ122がONされる。
これによって、力行時と回生時とで異なる制御を、制御部11は行っている。
ここで、力行時は、第1の実施形態と同一の制御を行う。
他方、回生時は、コンバータゲート制御部123と及び回生制御部124による制御が行われる。
より具体的には、モータ3からの回生される電流は、最大の電流が流れる相の電流が規定値(第1記憶部117が記憶している規定値1)未満の場合には、3相交流電源9に回生される。
しかし、最大の電流が流れる相の電流が規定値(第1記憶部117が記憶している規定値1)以上の場合には、コンバータゲート制御部123は、回生を行わないように制御する。さらに、回生制御部124は、回生抵抗部19にモータ3から回生される電流を流すように制御する。
そうすると、モータ3が回生した電流は、回生抵抗19bにより熱として消費される。
これによって、最大の電流が流れる相の電流が規定値を超えない制御が可能となる。
次に、図4を用いて、効果を説明する。なお、R相が最大の電流が流れる相となっている場合を想定して説明する。
図4のように、c時点までは、R相を流れている電流が所定値に達していない為、コンバータ13に流れる電流は制限されていない。
しかし、c時点において、R相を流れている電流が所定値に達した為、コンバータゲート制御部123は、コンバータ13による3相交流電源9への回生を停止する。同時に、
回生抵抗部19に電流が流れるように回生制御部124が制御を行う。これによって、R相へ流れる電流が低下する。この、回生制御部124による、回生抵抗部19へ回生された電流を流すのは所定時間(図4においては、回生抵抗用IGBT制御信号の1パルスの間)継続される。
そして、所定時間経過したd時点において回生の制限が解除される。これによって、再度、R相の電流が上昇する。そして、これが繰り返される。この処理は電流の値によって行ってもよい。
このような制御を行うため、力行時のみならず、回生時にも、モータ3の運転を停止させずに運転を継続させることが可能となる。
そして、モータ3の運転が停止されないということは、モータ3を使用する各種の機械の運転が停止されないことを意味する。
また、最大電流算出部111は、最大の電流を流している相の電流を選択するため、3相を流れる電流が不均衡である場合でも、コンバータ13を流れる電流を制限することが可能となる。それによって、3相を流れる電流が不均衡な場合であっても、機械を停止させることなく、コンバータ13を保護することが可能となる。
<実施形態の構成及び効果>
本実施形態のモータ制御装置1は、3相交流電源9に電気的に接続されるコンバータ13と、コンバータ13、及び、モータ3に電気的に接続されるインバータ15と、3相交流電源9とコンバータ13との間を流れる電流を検出し、インバータ15を制御する制御部11と、を有し、制御部11は、3相を流れている電流値に基づいて、3相の電流のうち最大の電流値の相を流れる電流値が、ゼロとならない範囲で所定値以下となるように制御する。
このような構成を有することから、電源不平衡時にできるだけ機械を停止させる事なくコンバータを保護する事のできるモータ制御装置1を提供することが可能となる。
また、3相交流電源9に接続されるコンバータ13の半導体(パワートランジスタ)を保護することが可能となる。
また、制御部11は、モータ3の速度指令の変化率を制限することによって、3相の電流のうち最大の電流値の相を流れる電流値が所定値以下となるように制御する。
このような構成を有することから、モータ3の回転を維持しつつ、コンバータ13の半導体(パワートランジスタ)を保護することが可能となる。
また、コンバータ13とインバータ15とを接続した回路中に回生抵抗部19を有し、制御部11は、回生時に、3相の電流のうち最大の電流値の相を流れる電流値が所定値以上になった場合に、コンバータ13から3相交流電源への接続を遮断し、回生抵抗部19に電流を流す。
このような構成を有することから、回生時にも、モータ3の回転を維持しつつ、コンバータ13の半導体(パワートランジスタ)を保護することが可能となる。
また、制御部11は、3相の電流のうち最大の電流値の相を流れる電流値と3相全ての電流の平均値とのアンバランス量を算出し、アンバランス量に基づき、インバータ15の運転を制限する。
このような構成を有することから、3相を流れる電流にアンバランスが生じていても、これを抑制しつつ、運転を継続することが可能となる。
また、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、様々な変化した構造、構成、制御を行っていても良い。
例えば、制御部11での制御は、プログラムによって制御してもよい。
また、検出部110は、3相を流れている電流値を全て検出しても良い。また、2相を流れている電流値を検出する検出部110を有し、他の1相の電流値は計算によって算出してもよい。
本発明のコンバータは、交流を直流に変換可能なものであればどのようなものであっても良い。
本発明のインバータは、直流を交流に変換可能であり、その電力が最終的にモータを駆動可能なものであればどのようなものであってもよい。
1 モータ制御装置
3 モータ
5 エンコーダ
7 コントローラ
9 3相交流電源
11 制御部
13 コンバータ
15 インバータ
17 電解コンデンサ
19 回生抵抗部
19a 回生半導体
19b 回生抵抗
110 検出部
111 最大電流算出部
112 第1比較部
113 速度指令変化率制限部
114 速度制御部
115 トルク制御部
116 ゲート制御部
117 第1記憶部
118 加速度検出部
119 速度検出部
120 力行/回生変更部
121 回生スイッチ
122 力行スイッチ
123 コンバータゲート制御部
124 回生制御部
131 セレクタ部
132 平均化部
133a R実効値算出部
133b S実効値算出部
133c T実効値算出部
134 アンバランス補償量算出部
135 乗算部
136 積算部
137 第2比較部
138 第2記憶部
139 第3比較部
140 第3記憶部
150 位相検出部

Claims (1)

  1. 3相交流電源に電気的に接続されるコンバータと、
    前記コンバータ、及び、モータに電気的に接続されるインバータと、
    前記3相交流電源と前記コンバータとの間を流れる電流を検出し、前記インバータを制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記3相交流電源と前記コンバータとの間を流れている電流値に基づいて前記インバータを制御するための前記モータの速度指令の変化率を制限することにより、前記3相交流電源と前記コンバータとの間を流れている電流のうち最大の電流値の相を流れる電流値の絶対値、ゼロとならない範囲で前記制限をしない場合よりも小さくなるように制御する
    モータ制御装置。
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