JP2019062660A - 電圧調整装置 - Google Patents

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まど華 八尾
博 篠原
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Abstract

【課題】低圧配電系統の電圧変動を抑制して高圧配電系統の三相不平衡状態を解消し、低圧配電系統の過負荷や短絡事故にも対処可能とした電圧調整装置を提供する。【解決手段】柱上変圧器20の二次側と単相三線式の低圧配電系統3との間に接続された第1インバータ120,第2インバータ140と、これらを制御する第1制御部110,第2制御部130と、バイパススイッチ151を有するバイパス回路150と、を備える。低圧配電系統3の各相電圧が所定の電圧指令値に一致するように第2制御部130が第2インバータ140を制御し、低圧配電系統3の少なくとも一相の電流が所定の閾値を超えた時に、バイパススイッチ151をオンすると共にインバータ120,140を停止することにより、高圧配電系統1と低圧配電系統3との間で柱上変圧器20及びバイパス回路150を介して交流電力を授受させる。【選択図】図1

Description

本発明は、三相の高圧配電系統に三相変圧器を介して接続された単相三線式の低圧配電系統における電圧変動を抑制するための電圧調整装置に関するものである。
低圧配電系統の電圧変動を抑制する電圧調整装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
図6(a)は、この電圧調整装置の全体的な構成図である。同図において、1は三相(R,S,T相とする)の高圧配電系統、2は柱上変圧器、3は単相三線式の低圧配電系統、10は電圧調整回路である。
柱上変圧器2の一次側は、高圧配電系統1の二相、例えばR相、T相に接続され、柱上変圧器2の二次側のA相、B相に電圧調整回路10が接続されている。なお、柱上変圧器2の二次側のN相は接地相である。
電圧調整回路10は、A相、B相間に順次、接続されたインバータ6,7と、インバータ7の交流出力側と低圧配電系統3のA相、B相との間にそれぞれ接続された直列変圧器4,5と、直列変圧器4,5のインバータ7側の巻線を短絡するバイパススイッチ8,9と、を備えている。
図6(b)は、電圧調整回路10を制御する制御装置の構成図である。
同図において、低圧配電系統3のA相−N相の線間電圧(A相電圧)、B相−N相の線間電圧(B相電圧)は電圧演算部11に入力され、電圧実効値V及び位相θがそれぞれ求められる。電圧実効値Vは、調整電圧演算部12及び保護装置13に入力されており、調整電圧演算部12は、電圧実効値Vを目標電圧設定値Vrefに一致させるように制御信号を生成し、変換器制御部14に出力する。
変換器制御部14は、電圧演算部11からの位相θと、調整電圧演算部12からの制御信号と、保護装置13から出力される起動停止指令とに基づいて、インバータ6,7の半導体スイッチング素子に対する駆動信号を生成して出力する。なお、保護装置13からは非常時にバイパススイッチ8,9をオンさせる制御信号も出力される。
上述した制御装置の動作により、図6(a)の電圧調整回路10への入力電圧Vと目標電圧設定値Vrefとの偏差がなくなるようにインバータ7から電圧Vinvが出力され、この電圧Vinvが直列変圧器4,5を介して各相電圧Vに加算されることで電圧Vが出力される。
例えば、入力電圧Vの大きさが目標電圧設定値Vrefの95[%]である場合には、Vrefの5[%]に相当する電圧Vinvをインバータ7が出力し、Vの大きさがVrefの103[%]である場合には、Vref[%]の−3[%]に相当する電圧Vinvをインバータ7が出力する。
上記のように、入力電圧Vに応じてインバータ6,7を制御し、インバータ7の出力電圧Vinvを調整することで、出力電圧Vを常にVrefの100[%]相当値に維持して低圧配電系統3の電圧変動を抑制している。
特開2005−341668号公報(段落[0019]〜[0029]、図1等)
図6に示した従来技術において、柱上変圧器2は高圧配電系統1から単相で受電しており、高圧配電系統1から見ると、低圧配電系統3の負荷は単相負荷となっている。
従って、高圧配電系統1では三相電圧が不平衡になり、ある相の電圧だけが高く他相の電圧が低いという事態が発生し、その結果として、高圧配電系統1に接続された負荷の利用率の低下や三相回転機負荷の回転ムラ等の問題が生じる。
上記問題の解決策としては、高圧配電系統1のR−S相間、S−T相間、T−R相間に、それぞれの負荷容量を考慮しつつ柱上変圧器を接続して三相平衡状態を得ることが考えられる。しかし、この場合でも、負荷によって稼働時間がまちまちである場合には不平衡対策として十分ではない。また、他の解決策として、高圧配電系統1に三相不平衡対策機器を別途、設置する場合には、コストの上昇が避けられない。
そこで、本発明の解決課題は、簡単な構成により低圧配電系統の電圧変動を抑制し、高圧配電系統の三相不平衡状態を解消すると共に、低圧配電系統の過負荷や短絡事故等が発生した場合にも対処可能とした電圧調整装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、一次巻線が三相の高圧配電系統に接続された三相変圧器の二次巻線に三相入力端子が接続された第1電力変換器と、
前記第1電力変換器に直流中間回路を介して接続され、かつ、交流側が単相三線式の低圧配電系統に接続された第2電力変換器と、
前記第1電力変換器の半導体スイッチング素子を制御する第1制御部と、
前記第2電力変換器の半導体スイッチング素子を制御する第2制御部と、
前記低圧配電系統と前記三相変圧器との間に接続されたバイパススイッチを有するバイパス回路と、を備え、
前記低圧配電系統の各相電圧が所定の電圧指令値にそれぞれ一致するように前記第2制御部により前記第2電力変換器の半導体スイッチング素子を制御し、
前記低圧配電系統の少なくとも一相の電流が所定の閾値を超えた時に、前記バイパススイッチをオンすると共に前記第1電力変換器及び前記第2電力変換器の動作を停止することにより、前記高圧配電系統と前記低圧配電系統との間で、前記三相変圧器及び前記バイパス回路を介して交流電力を授受させるものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載した電圧調整装置において、前記第1電力変換器である第1インバータと前記第2電力変換器である第2インバータとによって交流/直流/交流変換を行うことにより、前記高圧配電系統と前記低圧配電系統との間で交流電力を授受させるものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載した電圧調整装置において、前記バイパス回路を前記三相変圧器の三次巻線に接続したものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載した電圧調整装置において、前記低圧配電系統の各相電流のうち大きい方の電流が第1閾値を超えた時に、前記バイパススイッチをオンすると共に前記第1電力変換器及び前記第2電力変換器の動作を停止し、前記低圧配電系統の各相電流のうち大きい方の電流が第1閾値未満である時に、前記バイパススイッチをオフすると共に前記第1電力変換器及び前記第2電力変換器を動作させるものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載した電圧調整装置において、前記第2制御部は、前記低圧配電系統の各相電流のうち大きい方の電流が前記第1閾値より小さい第2閾値を超えた時に、前記低圧配電系統の各相電圧指令値を前記バイパス回路から取得して電圧制御を行い、前記低圧配電系統の各相電流のうち大きい方の電流が前記第1閾値より小さい第2閾値未満である時に、前記低圧配電系統の各相電圧指令値を固定値に設定して電圧制御を行うものである。
本発明によれば、簡単な構成によって低圧配電系統の電圧変動を抑制することができる。
また、高圧配電系統には三相変圧器を介して三相の第1電力変換器が接続されるため、第1電力変換器の三相各相の電流、電圧が所定の指令値に追従するように制御すれば、高圧配電系統に三相不平衡が生じる恐れはなく、三相不平衡対策機器を別途、設置する必要もない。
本発明の実施形態に係る電圧調整装置の構成、及び、配電系統に対する接続状態を示す図である。 図1における柱上変圧器の説明図である。 図1におけるバイパススイッチの構成図である。 図1における各相電流と閾値とに応じたバイパススイッチ及びインバータの動作説明図である。 図1における各相電流と閾値とに応じた各相電圧指令値の設定内容の説明図である。 特許文献1に記載された電圧調整装置及びその制御装置の構成図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。まず、図1は、高圧配電系統1と低圧配電系統3との間に接続された本実施形態に係る電圧調整装置の構成を示している。
図1において、高圧配電系統1の三相各相は柱上変圧器20の一次巻線21に接続され、その二次巻線22の三相各相の出力端子は、電流検出器122を介して、電圧調整装置100内の第1インバータ120の交流端子にそれぞれ接続されている。
なお、本発明において、高圧配電系統1と電圧調整装置100との間に接続される変圧器は三相変圧器であれば良いため、上述した柱上変圧器20に限らず、地上や地中に設置される三相変圧器であっても良い。言い換えれば、三相変圧器の設置場所は特に限定されない。
第1インバータ120の正負の直流端子は、直流中間回路の平滑コンデンサ121を介して第2インバータ140の正負の直流端子にそれぞれ接続され、第2インバータ140の三相各相の交流端子は、単相三線式の低圧配電系統3を構成するA相(第1相)、B相(第2相)、及びN相(接地相)にそれぞれ接続されている。
低圧配電系統3のA相線路には、電流検出器171及び電圧検出器173が接続され、B相線路には、電流検出器172及び電圧検出器174が接続されている。なお、低圧配電系統3には、図示されていない需要家内の交流電動機等の単相負荷や、パワーコンディショナーシステム(PCS)を介して太陽光発電装置等の発電装置が接続されている。
ここで、第1インバータ120は、還流ダイオードが逆並列に接続されたIGBT等の半導体スイッチング素子Q〜Qからなる三相ブリッジ回路と平滑コンデンサ121とによって構成され、また、第2インバータ140は、同じく還流ダイオードが逆並列に接続されたIGBT等の半導体スイッチング素子Q〜Q12によって構成されている。
第2インバータ140の三相各相の出力端子と柱上変圧器20の三次巻線23とは、バイパス回路150によって接続されている。バイパス回路150のA相及びB相の線路には、バイパススイッチ151が設けられると共に、第2のA相電圧指令値V **及び第2のB相電圧指令値V **を取得するための電圧検出器161,162が接続されている。
第1インバータ120を制御する第1制御部110は、平滑コンデンサ121の直流電圧指令値(直流中間回路の電圧指令値)Vdc と直流電圧検出値Vdcとの電圧偏差を演算する加減算器111と、この電圧偏差をゼロにするための電流指令値I ,I ,I を演算する直流電圧制御部112と、電流指令値I ,I ,I と前記電流検出器122による電流検出値I,I,Iとの電流偏差をそれぞれ演算する加減算器113と、これらの電流偏差をゼロにするための電圧指令値V ,V ,V を演算する電流制御部114と、電圧指令値V ,V ,V とキャリアとを比較してPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成するPWM制御部115と、PWM信号に基づいてスイッチング素子Q〜Qに対するゲート信号を生成するゲート駆動回路116と、を備えている。
なお、電流検出器122に代えて第1インバータ120の直流電流Idcを検出し、直流電圧制御部112が生成した直流電流指令値Idc に直流電流検出値Idcが一致するように電流制御を行っても良い。
第2インバータ140を制御する第2制御部130は、第1のA相電圧指令値V とA相電圧検出値Vとの電圧偏差を演算する加減算器131と、第1のB相電圧指令値V とB相電圧検出値Vとの電圧偏差を演算する加減算器132と、これらの電圧偏差をそれぞれゼロにするための低圧側の電圧指令値VCA ,VCN ,VCB を演算する電圧制御部133と、電圧指令値VCA ,VCN ,VCB とキャリアとを比較してPWM信号を生成するPWM制御部134と、PWM信号に基づいてスイッチング素子Q〜Q12に対するゲート信号を生成するゲート駆動回路135と、を備えている。
後述するが、加減算器131,132に入力される第1のA相電圧指令値V 及び第1のB相電圧指令値V には、電流検出器171,172により検出したA相電流I、B相電流I、及び第2閾値αIthの大小関係に応じて、第2のA相電圧指令値V **及び第2のB相電圧指令値V **、または所定の固定値が設定されるようになっている。
ここで、第1制御部110及び第2制御部130の構成は、図示例に何ら限定されるものではない。
次に、図2は、柱上変圧器20の具体例であり、一次巻線21,二次巻線22及び三次巻線23を備えた三相三巻線変圧器によって構成されている。
また、バイパススイッチ151は、図3に示すように、例えばコンタクタ等の機械的スイッチ152に双方向スイッチ153を並列接続して構成されており、双方向スイッチ153は、2個の半導体スイッチング素子の逆並列回路からなっている。
上記のように構成されたバイパススイッチ151は、機械的スイッチ152のみでは応答が遅れる場合があることを考慮したものであり、高速動作が可能な双方向スイッチ153による開閉動作を優先させ、機械的スイッチ152が動作した後は、双方向スイッチ153から機械的スイッチ152に動作を移行させるようになっている。なお、場合によっては双方向スイッチ153のみによってバイパススイッチ151を構成しても良い。
次いで、この実施形態の動作を説明する。
第1インバータ120は、柱上変圧器20を介して高圧配電系統1の三相電力を整流・平滑して直流電力に変換し、第2インバータ140に供給する。第2インバータ140は、入力された直流電力をスイッチング素子Q〜Q12のオン・オフにより単相三線電力に変換して低圧配電系統3に供給する。
あるいは、第2インバータ140が低圧配電系統3の単相三線電力を整流して直流電力に変換し、第1インバータ120に供給すると共に、第1インバータ120は、入力された直流電力を平滑してスイッチング素子Q〜Qのオン・オフにより三相電力に変換し、柱上変圧器20を介して高圧配電系統1に供給する。
すなわち、第1インバータ120及び第2インバータ140が交流/直流/交流変換を行うことにより、三相の高圧配電系統1から単相三線式の低圧配電系統3に向かうパワーフロー、または、低圧配電系統3から高圧配電系統1に向かうパワーフローを形成することができる。
いま、高圧配電系統1の電圧が変動したとしても、第1制御部110によって制御される第1インバータ120の動作により、平滑コンデンサ121の電圧は電圧指令値Vdc に維持されるため、低圧配電系統3の電圧に影響を及ぼす恐れはない。
また、電圧検出器173,174がA相電圧V,B相電圧Vの変動を検出した場合には、第2制御部130によって制御される第2インバータ140の動作により、A相電圧V,B相電圧Vがそれぞれ第1のA相電圧指令値V ,第1のB相電圧指令値V に維持されるため、低圧配電系統3の電圧変動を抑制することができる。
更に、電流検出器171,172によって検出したA相電流I,B相電流Iが所定の閾値(第1閾値とする)Ithを超えた場合には、以下に述べる動作によってバイパススイッチ151及び各インバータ120,140が制御される。
すなわち、図4は、A相電流I,B相電流I、及び、第1閾値Ithに応じたバイパススイッチ及びインバータの動作説明図であり、201はI,Iのうち大きい方の値を選択する最大値検出部、202は最大値検出部201の出力と第1閾値Ithとを比較するコンパレータである。
低圧配電系統3において過負荷や短絡事故が発生し、A相電流IまたはB相電流Iが第1閾値Ithを超えた場合には、図4のコンパレータ202の出力が「T(True)」となり、バイパススイッチ151がオンされると共にインバータ120,140の運転が停止される。
これにより、インバータ120,140には容量を超えるような過大な電流が流れることはなく、スイッチング素子等が破壊される恐れはない。この時、低圧配電系統3で生じている過負荷や短絡事故等については、例えば需要家側の保護装置を動作させる等の方法によって解消する必要がある。
また、図4において、A相電流IまたはB相電流Iが第1閾値Ithを超えていない平常時には、コンパレータ202の出力が「F(False)」となり、バイパススイッチ151はオフされ、インバータ120,140の運転が継続される。
次に、図5は、A相電流I,B相電流I、及び、第2閾値αIthに応じた第1のA相電圧指令値V 及び第1のB相電圧指令値V の設定内容を示す説明図であり、図4と同様に201は最大値検出部、202はコンパレータである。なお、第2閾値αIthにおける係数αは、例えば1未満に設定される。
バイパススイッチ151をオンさせて低圧配電系統3を高圧配電系統1に連系する場合には、低圧配電系統3のA相電圧V,B相電圧Vを柱上変圧器20の三次巻線23側の各相電圧とそれぞれ位相同期させる必要がある。
従って、図4における最大値検出部201の出力(A相電流IまたはB相電流Iのうち大きい方)が第1閾値Ithを超えてバイパススイッチ151がオンする以前に、上記の位相同期処理を行うことが望ましい。
つまり、図5によれば、最大値検出部201の出力が、第1閾値Ithより小さい第2閾値αIthを超えた時点でコンパレータ202の出力が「T(True)」となり、第1のA相電圧指令値V 及び第1のB相電圧指令値V にはそれぞれ第2のA相電圧指令値V **,第2のB相電圧指令値V **が設定される(V =V **,V =V **)。
ここで、V **,V **は、図1の電圧検出器161,162を介してバイパス回路150から取得される電圧指令値であり、柱上変圧器20の三次巻線23側の各相電圧に相当するので、結果的に、低圧配電系統3のA相電圧V,B相電圧Vを、高圧配電系統1の三相電圧と同期した三次巻線23側の各相電圧とそれぞれ位相同期させることができる。
また、図5において、最大値検出部201の出力が第2閾値αIthを超えていない場合、コンパレータ202の出力は「F(False)」となり、低圧配電系統3の定格が例えば6.6[kV]であれば、第1のA相電圧指令値V 及び第1のB相電圧指令値V は、それぞれ、V =6600√2sinωt,V =−6600√2sinωt(ω:系統周波数,t:時間)のように固定値として与えられる。
この場合、αIth<Ithであるから、図4の構成によってバイパススイッチ151はオフされ、インバータ120,140の運転が継続されることになる。
以上説明したように、この実施形態の電圧調整装置100によれば、低圧配電系統3における電圧変動を抑制すると共に、過負荷や短絡事故等の発生時にはバイパススイッチ151をオンさせることにより、インバータ120,140に容量以上の電力が流入しないようにしてこれらを破壊や故障から保護することができる。
また、高圧配電系統1には柱上変圧器20を介して三相の第1インバータ120が接続されており、第1インバータ120は三相各相の電流、電圧が所定の指令値に追従するように第1制御部110によって制御可能である。従って、高圧配電系統1に三相不平衡が生じる恐れはなく、高圧配電系統1の各相間に個別に変圧器を接続したり、三相不平衡対策機器を別途、設置する必要もない。これにより、システム全体としてコストの低減が可能になる。
1:高圧配電系統
3:低圧配電系統
20:柱上変圧器
21:一次巻線
22:二次巻線
23:三次巻線
100:電圧調整装置
110:第1制御部
111,113:加減算器
112:直流電圧制御部
114:電流制御部
115:PWM制御部
116:ゲート駆動回路
120:第1インバータ
121:平滑コンデンサ
122:電流検出器
130:第2制御部
131,132:加減算器
133:電圧制御部
134:PWM制御部
135:ゲート駆動回路
140:第2インバータ
150:バイパス回路
151:バイパススイッチ
152:機械的スイッチ
153:双方向スイッチ
161,162,173,174:電圧検出器
171,172:電流検出器
201:最大値検出部
202:コンパレータ
〜Q12:半導体スイッチング素子

Claims (5)

  1. 一次巻線が三相の高圧配電系統に接続された三相変圧器の二次巻線に三相入力端子が接続された第1電力変換器と、
    前記第1電力変換器に直流中間回路を介して接続され、かつ、交流側が単相三線式の低圧配電系統に接続された第2電力変換器と、
    前記第1電力変換器の半導体スイッチング素子を制御する第1制御部と、
    前記第2電力変換器の半導体スイッチング素子を制御する第2制御部と、
    前記低圧配電系統と前記三相変圧器との間に接続されたバイパススイッチを有するバイパス回路と、
    を備え、
    前記低圧配電系統の各相電圧が所定の電圧指令値にそれぞれ一致するように前記第2制御部により前記第2電力変換器の半導体スイッチング素子を制御し、
    前記低圧配電系統の少なくとも一相の電流が所定の閾値を超えた時に、前記バイパススイッチをオンすると共に前記第1電力変換器及び前記第2電力変換器の動作を停止することにより、前記高圧配電系統と前記低圧配電系統との間で、前記三相変圧器及び前記バイパス回路を介して交流電力を授受させることを特徴とした電圧調整装置。
  2. 請求項1に記載した電圧調整装置において、
    前記第1電力変換器である第1インバータと前記第2電力変換器である第2インバータとによって交流/直流/交流変換を行うことにより、前記高圧配電系統と前記低圧配電系統との間で交流電力を授受させることを特徴とする電圧調整装置。
  3. 請求項1または2に記載した電圧調整装置において、
    前記バイパス回路を前記三相変圧器の三次巻線に接続したことを特徴とする電圧調整装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載した電圧調整装置において、
    前記低圧配電系統の各相電流のうち大きい方の電流が第1閾値を超えた時に、前記バイパススイッチをオンすると共に前記第1電力変換器及び前記第2電力変換器の動作を停止し、
    前記低圧配電系統の各相電流のうち大きい方の電流が第1閾値未満である時に、前記バイパススイッチをオフすると共に前記第1電力変換器及び前記第2電力変換器を動作させることを特徴とする電圧調整装置。
  5. 請求項4に記載した電圧調整装置において、
    前記第2制御部は、
    前記低圧配電系統の各相電流のうち大きい方の電流が前記第1閾値より小さい第2閾値を超えた時に、前記低圧配電系統の各相電圧指令値を前記バイパス回路から取得して電圧制御を行い、
    前記低圧配電系統の各相電流のうち大きい方の電流が前記第1閾値より小さい第2閾値未満である時に、前記低圧配電系統の各相電圧指令値を固定値に設定して電圧制御を行うことを特徴とする電圧調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022007664A (ja) * 2020-06-26 2022-01-13 エナジーサポート株式会社 低圧配電系統の電圧管理システム

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