JP2013162087A - リニアソレノイド制御装置 - Google Patents

リニアソレノイド制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013162087A
JP2013162087A JP2012025301A JP2012025301A JP2013162087A JP 2013162087 A JP2013162087 A JP 2013162087A JP 2012025301 A JP2012025301 A JP 2012025301A JP 2012025301 A JP2012025301 A JP 2012025301A JP 2013162087 A JP2013162087 A JP 2013162087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duty ratio
pwm signal
value
time
pwm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012025301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5729321B2 (ja
Inventor
Yu Nakagawa
祐 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2012025301A priority Critical patent/JP5729321B2/ja
Publication of JP2013162087A publication Critical patent/JP2013162087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5729321B2 publication Critical patent/JP5729321B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

【課題】リニアソレノイドの制御精度の低下を防止する。
【解決手段】電源からリニアソレノイドのコイルへの通電経路に設けられたトランジスタをPWM信号によりオン/オフさせてコイルへの通電電流を制御する装置では、制御周期における通電電流の平均値を目標電流にしつつ通電電流にディザ振動を発生させるための制御情報として、通電電流のピークタイミングPTと、ピークタイミングPTまでの大デューティ比(オン時間=TL)と、ピークタイミングPTから制御周期終了時までの小デューティ比(オン時間=TS<TL)とを決定するが、更に、制御周期においてピークタイミングPTを含む特定PWM信号65のデューティ比は、制御周期での全PWM信号の合計オン時間が目標電流を実現するための目標オン時間Tonと一致するように、上記大及び小デューティ比とは異なる中デューティ比(オン時間=TM)に決定し直す。
【選択図】図6

Description

本発明は、リニアソレノイドの制御装置に関する。
コイルへの通電電流に応じて可動体の位置が変わるリニアソレノイドを制御する装置では、電源からリニアソレノイドのコイルに電流を流すための通電経路にスイッチング素子を設け、そのスイッチング素子をPWM(パルス幅変調)信号によりオン/オフさせて上記通電経路を連通及び遮断させることにより、そのPWM信号のデューティ比に応じた電流をコイルに流すようになっている。
そして、この種の装置として、例えば特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1に記載の装置では、一定の制御周期において、PWM信号のデューティ比を、コイルへの通電電流を上昇させるための上昇デューティ比から、通電電流を下降させるための下降デューティ比(<上昇デューティ比)に切り替えることにより、通電電流に制御周期を1周期としたディザ振動を発生させている。リニアソレノイドの可動体を微振動させて、該可動体の摺動性を向上させるためである。
更に、特許文献1に記載の装置では、制御周期におけるコイルへの通電電流の平均値がリニアソレノイドを制御する上での目標値になるように、且つ、通電電流のディザ振動の振幅が一定値となるように、上昇デューティ比及び下降デューティ比と、制御周期においてPWM信号のデューティ比を上昇デューティ比から下降デューティ比に切り替えるタイミング(以下、切替タイミングという)とを決定している。
特開平10−258625号公報
ところで、前述の通り、上昇デューティ比は通電電流を上昇させるためのデューティ比であり、下降デューティ比は通電電流を下降させるためのデューティ比である。
このため、上記切替タイミングの本質的な意味は、制御周期(ディザ振動の周期でもある)における通電電流の変化傾向を上昇から下降に移行させるタイミングであり、即ち、通電電流を極大値にさせる極大値タイミング(広い意味では、通電電流を極値にさせる極値タイミング)である。
よって、リニアソレノイド制御装置において、上昇デューティ比及び下降デューティ比と切替タイミングとを決定する演算機能部は、PWM信号の周期途中のタイミングを切替タイミングとして決定することが考えられる。
そして、その場合、PWM信号の周期途中で、そのPWM信号のデューティ比を自由に変更することは困難であることから、従来のリニアソレノイド制御装置では、制御周期における複数のPWM信号のうち、最初のPWM信号から、決定された切替タイミングが含まれるPWM信号までは、デューティ比を上昇デューティ比にし、その後のPWM信号は、デューティ比を下降デューティ比にすることとなる。
しかし、このような場合、実際にデューティ比が変更されるのは、決定された切替タイミングが含まれるPWM信号の次のPWM信号からになる。このため、制御周期における全てのPWM信号のオン時間を合計した値(以下、合計オン時間という)が、当該制御周期における通電電流の平均値を目標値にするためのオン時間の目標合計値からずれてしまう。すると、通電電流の平均値が目標値からずれて、リニアソレノイドの制御精度が低下することとなる。尚、PWM信号のオン時間とは、PWM信号が上記通電経路を連通させる方のアクティブレベルになっている時間である。
そこで、本発明は、リニアソレノイドの制御精度の低下を防止することを目的としている。
本発明のリニアソレノイド制御装置は、デューティ比が可変のPWM信号を出力するPWM信号出力手段と、電源からリニアソレノイドのコイルに電流を流すための通電経路を、PWM信号出力手段から出力されるPWM信号に応じて連通及び遮断させることにより、コイルに電流を流す駆動手段と、決定手段とを備えている。
決定手段は、PWM信号の周期を複数倍した長さの制御周期毎に動作し、今回の制御周期におけるコイルへの通電電流の平均値を目標値にしつつ通電電流にディザ振動を発生させるための制御情報を決定する。そして、その制御情報としては、通電電流の変化傾向を上昇と下降とのうちの一方から他方に移行させるタイミングである極値タイミングと、制御周期の開始タイミングから極値タイミングまでのPWM信号のデューティ比である第1デューティ比と、極値タイミングから制御周期の終了タイミングまでのPWM信号のデューティ比である第2デューティ比と、がある。
更に、このリニアソレノイド制御装置は、決定手段により決定された制御情報に基づいて、PWM信号出力手段にPWM信号を出力させるが、そのための手段として、修正手段と、出力制御手段とを備えている。
修正手段は、制御周期における複数のPWM信号のうち、決定手段により決定された極値タイミングが含まれるPWM信号である特定PWM信号を少なくとも含む1つ以上の修正対象PWM信号のデューティ比を、決定手段により決定されたデューティ比とは異なる値に決定する手段である。
具体的には、修正手段は、制御周期における全てのPWM信号のオン時間を合計した値(合計オン時間)が、当該制御周期における通電電流の平均値を目標値にするためのオン時間の目標合計値と一致するように、修正対象PWM信号のデューティ比を、決定手段により決定されたデューティ比とは異なる値に決定する。
そして、出力制御手段は、制御周期における複数のPWM信号のうち、修正対象PWM信号については、PWM信号出力手段に、修正手段により決定されたデューティ比で出力させ、修正対象PWM信号以外のPWM信号については、PWM信号出力手段に、決定手段により決定されたデューティ比で出力させる。
このようなリニアソレノイド制御装置によれば、決定手段により決定される極値タイミングが、何れかのPWM信号の周期途中であっても、制御周期におけるPWM信号の実際の合計オン時間を上記目標合計値に合わせることができる。よって、リニアソレノイドの制御精度が低下してしまうことを防止することができる。
第1実施形態の制御装置の構成を表す構成図である。 第1実施形態におけるPWM出力部の構成を表す構成図である。 第1実施形態におけるマルチプレクサの動作を説明する説明図である。 第1実施形態におけるPWM出力部の動作を表すタイムチャートである。 第1実施形態の制御処理を表すフローチャートである。 第1実施形態における中デューティ比の算出手法を説明する説明図である。 課題を説明する説明図である。 第2実施形態におけるPWM出力部の構成を表す構成図である。 第2実施形態の閾値変更処理を表すフローチャートである。 第2実施形態の制御装置の作用を説明する説明図である。 第3実施形態におけるPWM出力部の構成を表す構成図である。 第3実施形態の制御処理を表すフローチャートである。 第3実施形態の制御装置の作用を説明する説明図である。
以下に、本発明が適用された実施形態のリニアソレノイド制御装置(以下単に、制御装置という)について説明する。尚、本実施形態において、制御対象のリニアソレノイドは、例えば、自動車の変速機を変速させるためのリニアソレノイドであるが、他の用途のリニアソレノイド(例えば、自動車のショックアブソーバの減衰力を変化させるためのリニアソレノイド)であっても良い。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態の制御装置1は、電源としてのバッテリ3のプラス端子からリニアソレノイド5のコイル7へ至る通電経路上に設けられた駆動手段としてのトランジスタ(スイッチング素子)9と、リニアソレノイド5を制御するための処理を行うマイコン11と、マイコン11からの駆動信号に従いトランジスタ9をオン/オフさせる駆動回路13と、電流検出回路15及びフィルタ回路17とを備えている。尚、リニアソレノイド5は、可動体としてのプランジャ8を備えており、そのプランジャ8の位置が、コイル7への通電電流(以下単に、通電電流ともいう)に応じて変わる。また、トランジスタ9がオンすると上記通電経路が連通され、トランジスタ9がオフすると上記通電経路が遮断される。
電流検出回路15は、コイル7の下流側とグランドラインとの間に設けられた電流検出用の抵抗19と、その抵抗19の両端の電圧を増幅して出力する増幅器21とを備えている。そして、増幅器21の出力が、電流検出回路15の出力になっている。
また、フィルタ回路17は、電流検出回路15の出力を入力としたノイズ除去用のローパスフィルタであり、この例では、抵抗23とコンデンサ25からなる積分回路である。そして、このフィルタ回路17の出力がマイコン11に入力される。
一方、制御装置1の外部において、グランドラインとコイル7の上流側(トランジスタ9と接続される側)との間には、コイル7に電流を還流させるためのダイオード27が、それのアノードをグランドライン側にして接続されている。
このため、コイル7には、トランジスタ9がオンしているときに、バッテリ3から電流が流れ、トランジスタ9がオフすると、トランジスタ9のオン中に該コイル7に蓄積されたエネルギーにより、引き続きダイオード27を経由して電流が流れる(還流する)こととなる。よって、トランジスタ9をオン/オフさせる駆動信号をPWM信号にして、そのPWM信号のデューティ比を変えることにより、コイル7に流す電流(通電電流)を変えることができる。
また、上記抵抗19には、コイル7に流れる電流と同じ電流が流れるため、電流検出回路15からは、コイル7に流れる電流に比例した電圧の信号が出力されることとなり、その電流検出回路15の出力が、フィルタ回路17を介してマイコン11に入力されることとなる。
一方、マイコン11は、プログラムを実行するCPU31と、プログラムが格納されたROM33と、データを記憶するためのRAM35を備えており、更に、PWM信号を出力するPWM出力部37と、AD変換器(ADC)39も備えている。
そして、PWM出力部37から出力されるPWM信号が、駆動回路13へ、トランジスタ9をオン/オフさせるための駆動信号として出力される。また、フィルタ回路17の出力は、マイコン11内において、AD変換器39に入力され、そのAD変換器39よりAD変換される。
尚、本実施形態において、PWM信号のハイとローとのレベルのうち、トランジスタ9をオンさせる方(即ち、電源からコイル7に電流を流すための通電経路を連通させる方)のアクティブレベルはハイである。このため、PWM信号のオン時間は、PWM信号がハイになっている時間(ハイ時間)のことになるが、もちろんハイとローが逆であっても良い。
次に、PWM出力部37の構成について説明する。
図2に示すように、PWM出力部37は、PWM信号のデューティ比を可変にするための第1タイマ41と、PWM信号の周期(以下、PWM周期ともいう)を複数倍した長さの制御周期においてPWM信号のデューティ比を切り替えるタイミングを調節するための第2タイマ42とを備えている。尚、本実施形態において、制御周期は、コイル7への通電電流をフィードバック制御する周期である。
第1タイマ41は、マイコン11内のクロックによりカウントアップするカウンタ43と、PWM周期を示す閾値NTpがCPU31により設定されるレジスタ44と、3通りのデューティ比の各々を示す閾値がCPU31により設定される3つのレジスタ45,46,47と、その3つのレジスタ45,46,47に設定された閾値のうちの何れか1つを、第2タイマ42から入力される2つの選択信号S1,S2に応じて選択して出力するマルチプレクサ48と、を備えている。そして、本第1実施形態では、3通りのデューティ比のうち、最も大きいデューティ比(以下、大デューティ比という)を示す閾値NLがレジスタ45に設定され、真ん中のデューティ比(以下、中デューティ比という)を示す閾値NMがレジスタ46に設定され、最も小さいデューティ比(以下、小デューティ比という)を示す閾値NSがレジスタ47に設定される。
尚、レジスタ44には、PWM周期をクロックの周期(以下、クロック周期という)で割った値が、閾値NTpとして設定される。また、PWM信号のデューティ比は、PWM周期におけるオン時間によって一意的に決まるため、レジスタ45には、大デューティ比に該当するオン時間(即ち、PWM周期に大デューティ比を乗じた時間)をクロック周期で割った値が、閾値NLとして設定される。同様に、レジスタ46には、中デューティ比に該当するオン時間をクロック周期で割った値が、閾値NMとして設定され、レジスタ47には、小デューティ比に該当するオン時間をクロック周期で割った値が、閾値NSとして設定される。
一方、選択信号S1,S2とマルチプレクサ48の出力値ND(即ち、マルチプレクサ48が選択する閾値)との関係は、図3に示す通りである。また、図3において、“0”は、信号のレベルが論理0に該当するローであることを意味し、“1”は、信号のレベルが論理1に該当するハイであることを意味している。
更に、第1タイマ41は、カウンタ43の値(以下、カウンタ値ともいう)Nc1とレジスタ44内の閾値NTpとを比較する比較器49と、カウンタ値Nc1とマルチプレクサ48の出力値NDとを比較する比較器50と、比較器49の出力がセット端子(S)に入力され、比較器50の出力がリセット端子(R)に入力されるSRラッチ51と、を備えている。
比較器49は、カウンタ値Nc1と閾値NTpとが不一致ならば、出力がローになり、カウンタ値Nc1と閾値NTpとが一致すると、出力がハイになる。すると、SRラッチ51がセット状態になり、そのSRラッチ51の出力端子(Q)からの出力信号がハイになる。更に、比較器49の出力がハイになってSRラッチ51がセット状態になると、カウンタ43がリセット(初期化)されてカウンタ値Nc1が0に戻るようになっている。
また、比較器50は、カウンタ値Nc1とマルチプレクサ48の出力値NDとが不一致ならば、出力がローになり、カウンタ値Nc1と出力値NDとが一致すると、出力がハイになる。すると、SRラッチ51がリセットされて、そのSRラッチ51の出力信号がローになる。
そして、PWM出力部37では、SRラッチ51の出力信号が、PWM信号として、マイコン11の外部へ(駆動回路13へ)出力される。
尚、SRラッチ51は、セット端子とリセット端子との両方にハイの信号が入力された場合には、セット状態になる。このため、マルチプレクサ48の出力値NDが、閾値NTpと同じ値であれば、SRラッチ51の出力信号はハイのままとなり、即ち、PWM信号のデューティ比が100%になる。
一方、第2タイマ42は、上記クロックによりカウントアップするカウンタ53と、制御周期を示す閾値NTfがCPU31により設定されるレジスタ54と、制御周期においてPWM信号のデューティ比を切り替える任意の2つの時刻のうちの一方である第1時刻を示す閾値N1がCPU31により設定されるレジスタ55と、上記2つの時刻のうちの他方である第2時刻を示す閾値N2がCPU31により設定されるレジスタ56と、を備えている。
尚、レジスタ54には、制御周期をクロック周期で割った値が、閾値NTfとして設定される。また、レジスタ55には、制御周期の開始タイミングからPWM信号のデューティ比を大デューティ比から中デューティ比に切り替える時刻(これが第1時刻)が到来するまでの時間をクロック周期で割った値が、閾値N1として設定される。同様に、レジスタ56には、制御周期の開始タイミングからPWM信号のデューティ比を中デューティ比から小デューティ比に切り替える時刻(これが第2時刻)が到来するまでの時間をクロック周期で割った値が、閾値N2として設定される。しかも、閾値NTf,N1,N2の各々としては、閾値NTpの整数倍の値が設定される。
更に、第2タイマ42は、カウンタ53の値(以下、カウンタ値ともいう)Nc2とレジスタ54内の閾値NTfとを比較する比較器57と、カウンタ値Nc2とレジスタ55内の閾値N1とを比較する比較器58と、カウンタ値Nc2とレジスタ56内の閾値N2とを比較する比較器59と、比較器57の出力がリセット端子(R)に入力され、比較器58の出力がセット端子(S)に入力されるSRラッチ61と、比較器57の出力がリセット端子(R)に入力され、比較器59の出力がセット端子(S)に入力されるSRラッチ62と、を備えている。
比較器57は、カウンタ値Nc2と閾値NTfとが不一致ならば、出力がローになり、カウンタ値Nc2と閾値NTfとが一致すると、出力がハイになる。すると、2つのSRラッチ61,62がリセットされて、そのSRラッチ61,62の出力端子(Q)からの出力信号がローになる。更に、比較器57の出力がハイになってSRラッチ61,62がリセットされると、カウンタ53もリセットされてカウンタ値Nc2が0に戻るようになっている。
また、比較器58は、カウンタ値Nc2と閾値N1とが不一致ならば、出力がローになり、カウンタ値Nc2と閾値N1とが一致すると、出力がハイになる。すると、SRラッチ61がセット状態になり、そのSRラッチ61の出力信号がハイになる。そして、SRラッチ61の出力信号は、選択信号S1として、第1タイマ41のマルチプレクサ48に出力される。
また、比較器59は、カウンタ値Nc2と閾値N2とが不一致ならば、出力がローになり、カウンタ値Nc2と閾値N2とが一致すると、出力がハイになる。すると、SRラッチ62がセット状態になり、そのSRラッチ62の出力信号がハイになる。そして、SRラッチ62の出力信号は、選択信号S2として、第1タイマ41のマルチプレクサ48に出力される。
尚、SRラッチ61,62の各々は、セット端子とリセット端子との両方にハイの信号が入力された場合には、リセットされる。このため、例えば、閾値N1と閾値N2が、閾値NTfと同じ値であれば、SRラッチ61,62の出力信号(選択信号S1,S2)はローのままとなる。
次に、PWM出力部37の動作について説明する。
PWM出力部37は、例えばCPU31からの起動指令を受けると動作を開始するが、その動作開始時に、初期化されて、カウンタ43,53とSRラッチ61,62がリセットされると共に、SRラッチ51がセット状態になる。尚、この初期化の時点で、レジスタ44〜47,54〜56の各々には既に閾値が設定されているものとする。
そして、図4に示すように、カウンタ値Nc1とカウンタ値Nc2が0から同じ度合いで増加していくが、カウンタ値Nc2が0から閾値N1に達するまでの期間(以下、第1期間という)では、SRラッチ61,62の出力信号である選択信号S1,S2が、両方共にローとなり、マルチプレクサ48の出力値NDは閾値NLとなる(図3参照)。
一方、カウンタ値Nc1が0からマルチプレクサ48の出力値NDに達するまでは、比較器50の出力がローであるため、SRラッチ51はセット状態を続けることとなり、そのSRラッチ51の出力信号であるPWM信号はハイになる。そして、カウンタ値Nc1がマルチプレクサ48の出力値NDと一致すると、比較器50の出力がハイになってSRラッチ51がリセットされ、PWM信号がハイからローになる。その後、カウンタ値Nc1が閾値NTpと一致すると、比較器49の出力がハイになってSRラッチ51がセット状態に戻り、その結果、PWM信号が再びローからハイになると共に、カウンタ値Nc1が0に戻る。
このため、SRラッチ51からは、PWM周期=「NTp×クロック周期」で、デューティ比=「ND/NTp」のPWM信号が出力されることとなる。
そして、第1期間においては、マルチプレクサ48の出力値NDが閾値NLとなるため、図4に示すように、PWM信号のデューティ比は、大デューティ比である「NL/NTp」となる。このため、図4では、第1期間のことを、大デューティ比期間とも記載している。
次に、カウンタ値Nc2が閾値N1と一致すると、比較器58の出力がハイになってSRラッチ61がセット状態になる。
このため、図4に示すように、カウンタ値Nc2が閾値N1から閾値N2に達するまでの期間(以下、第2期間という)では、選択信号S1,S2のうち、選択信号S1の方だけがハイになり、マルチプレクサ48の出力値NDは閾値NMとなる(図3参照)。
よって、第2期間においては、PWM信号のデューティ比が、中デューティ比である「NM/NTp」となる。このため、図4では、第2期間のことを、中デューティ比期間とも記載している。
そして、その後、カウンタ値Nc2が閾値N2と一致すると、比較器59の出力がハイになってSRラッチ62もセット状態になる。
このため、図4に示すように、カウンタ値Nc2が閾値N2から閾値NTfに達するまでの期間(以下、第3期間という)では、選択信号S1,S2が両用共にハイとなり、マルチプレクサ48の出力値NDは閾値NSとなる(図3参照)。
よって、第3期間においては、PWM信号のデューティ比が、小デューティ比である「NS/NTp」となる。このため、図4では、第3期間のことを、小デューティ比期間とも記載している。
そして、カウンタ値Nc2が閾値NTfに達すると、比較器57の出力がハイになってSRラッチ61,62がリセットされ、選択信号S1,S2が両方共にローに戻り、カウンタ値Nc2も0に戻る。
また、カウンタ値Nc2が閾値NTfになったときには、カウンタ値Nc1も閾値NTpとなり、前述したように、比較器49の出力がハイになってSRラッチ51がセット状態になると共に、カウンタ値Nc1が0に戻る。
このため、カウンタ値Nc2が閾値NTfに達すると、PWM出力部37は初期化されたときと同じ状態に戻ることとなり、以後は、前述した動作(初期化された後の動作)を繰り返すこととなる。
次に、CPU31がROM33内のプログラムを実行することで行う処理について説明する。
CPU31は、リニアソレノイド5の制御を開始するとき、あるいはそのときよりも前(例えばマイコン11が起動した直後)に、レジスタ44に閾値NTpを書き込むと共に、レジスタ54に閾値NTfを書き込む。尚、本実施形態では、マイコン11の動作中にPWM周期と制御周期を変えないため、閾値NTpと閾値NTfは変更しない。
そして、CPU31は、リニアソレノイド5の制御を開始するときに、レジスタ45,46,47,55,56の各々に、初期値を書き込み、その後、PWM出力部37に前述の起動指令を与える。尚、初期値としては、例えば、コイル7への通電電流を速やかに上昇させるために、次のような値を書き込む。即ち、レジスタ55,56の各々には、任意のデフォルト値(但し、閾値NTpの整数倍の値)を書き込み、レジスタ45〜47の各々には、閾値NTp以下の同じ値を書き込むことにより、最初の制御周期における全てのPWM信号のデューティ比を同じにして、コイル7への通電電流を目標の電流に向けて増加させる。
また、CPU31は、各制御周期において、電流検出回路15の出力(本実施形態ではフィルタ回路17の出力)を、AD変換器39により一定時間毎にサンプリングすると共に、そのサンプリング値を積算することにより、その制御周期においてコイル7に流れた電流の平均値(平均電流)を検出する。
そして、CPU31は、2回目以降の各制御周期の開始タイミング毎に、図5に示す制御処理のS160にて、レジスタ45,46,47,55,56内の閾値を更新する。このため、図5の制御処理は、2回目以降の各制御周期の開始タイミングの直前毎に開始される。尚、本実施形態において、制御周期の開始タイミングとは、PWM出力部37におけるカウンタ値Nc2が閾値NTfから0に戻るタイミングに該当する。
図5に示すように、CPU31は、制御処理を開始すると、まずS110にて、上位制御によって算出される指令電流を取得する。上位制御では、まず車速(自動車の走行速度)やエンジンのスロットル開度や運転者によるシフト位置などの車両状態を表す情報に基づいて、変速機の目標状態を決定する。そして更に、その目標状態を実現するためのプランジャ8の目標位置を決定し、その目標位置にプランジャ8を位置させるためにコイル7に流すべき電流である指令電流を算出する。この指令電流は、コイル7に流したい最終目標の電流である。
次にS120にて、今回の制御周期(即ち、今からの制御周期)の1つ前である前回の制御周期において検出した実際の平均電流(以下、前回平均電流という)を用いたフィードバック処理により、今回の制御周期における目標電流を算出する。この目標電流は、今回の制御周期における通電電流の平均値の目標値である。そして、S120では、例えば、指令電流に対する前回平均電流の不足分が大きいほど、目標電流として大きい値を算出し、逆に、指令電流に対する前回平均電流の過剰分が大きいほど、目標電流として小さい値を算出する。
そして、次のS130では、今回の制御周期における通電電流の平均値を、S120で算出した目標電流にしつつ、その通電電流に一定振幅のディザ振動を発生させるための制御情報を、演算により決定する(つまり算出する)。
具体的には、S130では、制御情報として、今回の制御周期において通電電流の変化傾向を上昇と下降とのうちの一方から他方に移行させる極値タイミング(本実施形態では、上昇から下降に移行させる極大値タイミングであり、以下、ピークタイミングという)と、今回の制御周期の開始タイミングからピークタイミングまでのPWM信号のデューティ比であって、通電電流を上昇させる上昇デューティ比としての大デューティ比と、ピークタイミングから今回の制御周期の終了タイミングまでのPWM信号のデューティ比であって、通電電流を下降させる下降デューティ比としての小デューティ比と、を決定する。尚、大デューティ比は、小デューティ比よりも大きい。
ここで、ROM33には、目標電流に対して、その目標電流を実現するための基準デューティ比と、その基準デューティ比を増加させて大デューティ比を定めるためのデューティ比増加分と、その基準デューティ比を減少させて小デューティ比を定めるためのデューティ比減少分と、ピークタイミングとを記録したマップが記憶されている。尚、こうしたマップは、前述した特許文献1にも記載されている。
このため、S130において、CPU31は、ROM33内の上記マップから、S120で算出した目標電流に対応する基準デューティ比と、デューティ比増加分と、デューティ比減少分と、ピークタイミングとを、補間演算等により決定する。そして更に、CPU31は、基準デューティ比にデューティ比増加分を加えた値を、大デューティ比として決定し、基準デューティ比からデューティ比減少分を引いた値を、小デューティ比として決定する。
尚、ある目標電流Itに対応する基準デューティ比と、デューティ比増加分と、デューティ比減少分と、ピークタイミングとを、それぞれ、Dt、ΔDp、ΔDm、PTとすると、上記マップは、『制御周期の開始タイミングからPTまでの期間は、通電電流が「Dt+ΔDp」の大デューティ比に応じた度合いで上昇し、PTから制御周期の終了タイミングまでの期間は、通電電流が「Dt−ΔDm」の小デューティ比に応じた度合いで下降し、その場合に、通電電流の平均値が目標電流Itになると共に、通電電流に一定振幅のディザ振幅が生じる』という想定で設計されている。このため、PWM周期の途中のタイミングが、ピークタイミングとして決定されることがある。
ここで、制御周期におけるPWM信号の実際のデューティ比を、S130で決定された大デューティ比と小デューティ比との、2通りだけにすると仮定する。
この仮定の場合には、図7に例示するように、制御周期における複数のPWM信号(図7では便宜上5つ)のうち、最初のPWM信号から、S130で決定されたピークタイミングPTが含まれるPWM信号(以下、特定PWM信号という)65までは、デューティ比を大デューティ比にし、その特定PWM信号65よりも後のPWM信号は、デューティ比を小デューティ比にすることとなる。しかし、この場合、実際にデューティ比が変更されるのは、ピークタイミングPTよりも後であり、特定PWM信号65の次のPWM信号からになる。
このため、制御周期における全てのPWM信号のオン時間を合計した値である合計オン時間が、今回の制御周期における通電電流の平均値を目標電流にするために必要な全PWM信号のオン時間の合計値である目標オン時間(即ち、オン時間の目標合計値)からずれてしまう。すると、通電電流の平均値(平均電流)が目標電流からずれて、リニアソレノイド5の制御精度が低下してしまう。図7の例では、決定されたピークタイミングPTが特定PWM信号65のオン期間中(ハイレベル期間中)であり、合計オン時間が目標オン時間よりも大きくなるため、図7の最下段において、実線で示す実際の平均電流が、点線で示す目標電流よりも大きくなってしまう。
そこで、本実施形態では、CPU31が、上記S130に続き、S140〜S160の処理を行う。
まずS140では、今回の制御周期における全PWM信号の目標オン時間を算出する。具体的な処理を説明すると、上記マップにおける基準デューティ比は、目標電流を実現するためのデューティ比であるため、CPU31は、上記S130でマップから決定した基準デューティ比に該当するオン時間(即ち「PWM周期×基準デューティ比」)に、制御周期において発生するPWM信号の総数M(=NTf/NTp)を乗ずることにより、目標オン時間を算出する。
そして、CPU31は、次のS150にて、制御周期における合計オン時間を目標オン時間に一致させるための、中デューティ比を決定する処理を行う。
本実施形態では、図6に示すように、制御周期における複数のPWM信号(図6では便宜上5つ)のうち、ピークタイミングPTを含む特定PWM信号65を、デューティ比を修正する(即ち、中デューティ比にする)修正対象PWM信号としている。そして、その修正対象PWM信号のデューティ比として、S130で決定された大デューティ比及び小デューティ比とは異なる中デューティ比を決定するが、実際には、その中デューティ比に該当するオン時間TMを、演算により決定する。
具体的に説明すると、図6に示すように、制御周期におけるPWM信号のうち、特定PWM信号65よりも前のPWM信号のデューティ比を、S130で決定された大デューティ比とし、特定PWM信号65よりも後のPWM信号のデューティ比を、S130で決定された小デューティ比として、特定PWM信号65を除いたPWM信号のオン時間の合計値Tab(図6の例では「T1+T2+T3+T4」)を求める。そして、S140で算出した目標オン時間Tonから、上記合計値Tabを引いた値を、オン時間TM(即ち、特定PWM信号65のオン時間)として算出する。
更に具体的には、制御周期におけるPWM信号のうち、特定PWM信号65よりも前のPWM信号の数をNa(図6の例では2)とし、特定PWM信号65よりも後のPWM信号の数をNb(図6の例では2)とし、S130で決定された大デューティ比に該当するオン時間をTLとし、S130で決定された小デューティ比に該当するオン時間をTSとすると、下記の式1によりオン時間TMを算出する。
TM=Ton−Tab=Ton−(TL×Na+TS×Nb) …式1
そして、CPU31は、次のS160では、今回の制御周期におけるPWM信号のうち、特定PWM信号65はS150で決定した中デューティ比で出力され、他のPWM信号はS130で決定したデューティ比で出力されるように(詳しくは、特定PWM信号65よりも前のPWM信号は大デューティ比で出力され、特定PWM信号65よりも後のPWM信号は小デューティ比で出力されるように)、PWM出力部37のレジスタ45,46,47,55,56に閾値を書き込む。
具体的には、前述のクロック周期をTckとすると、レジスタ45には、閾値NLとして「TL/Tck」を書き込み、レジスタ46には、閾値NMとして「TM/Tck」を書き込み、レジスタ47には、閾値NSとして「TS/Tck」を書き込む。そして、レジスタ55には、閾値N1として、「NTp×Na」を書き込み、レジスタ56には、閾値N2として、「NTp×(Na+1)」を書き込む。そして、その後、CPU31は、当該制御処理を終了する。
このため、図6に示すように、今回の制御周期においてPWM出力部37から出力されるPWM信号のうち、最初からNa個のPWM信号は、オン時間がTLの大デューティ比となり、最初から「Na+1」個目の特定PWM信号65は、オン時間がTMの中デューティ比となり、それより後のNb個のPWM信号は、オン時間がTSの小デューティ比となる。
以上のような制御装置1によれば、S130で決定されるピークタイミングPTが、何れかのPWM信号の周期途中であっても、制御周期におけるPWM信号の実際の合計オン時間を目標オン時間に合わせることができる。よって、リニアソレノイド5の制御精度が低下してしまうことを防止することができる。
更に、S130で決定されたデューティ比とは異なるデューティ比にする修正対象PWM信号は、ピークタイミングPTを含む1つの特定PWM信号65である。このため、コイル7への通電電流の波形を、S130で決定された制御情報に基づく目標の波形に近づけることができる。その目標の波形とは、ピークタイミングが、S130で決定されたピークタイミングPTとなり、そのピークタイミングPTまでの上昇度合いが、S130で決定された大デューティ比に応じた度合いとなり、ピークタイミングPTからの下降度合いが、S130で決定された小デューティ比に応じた度合いとなる、という波形である。よって、制御装置1によれば、通電電流のディザ振動波形も目標の波形に近づけることができ、リニアソレノイド5の制御精度を一層良好にすることができる。
また、PWM出力部37は、第1のデューティ比情報としての閾値NL、第2のデューティ比情報としての閾値NM、及び第3のデューティ比情報としての閾値NSが設定されるレジスタ45,46,47と、第1の時刻情報としての閾値N1、及び第2の時刻情報としての閾値N2が設定されるレジスタ55,56と、を備えている。そして、PWM出力部37は、制御周期の開始タイミングから閾値N1が示す時刻が到来するまでの第1期間は、閾値NLが示すデューティ比でPWM信号を出力し、閾値N1が示す時刻が到来した時から閾値N2が示す時刻が到来するまでの第2期間は、閾値NMが示すデューティ比でPWM信号を出力し、閾値N2が示す時刻が到来した時から制御周期の終了タイミングまでの第3期間は、閾値NSが示すデューティ比でPWM信号を出力するように構成されている。
このため、PWM出力部37にPWM信号を出力させる出力制御手段としてのCPU31は、デューティ比設定部としてのレジスタ45〜47と、時刻設定部としてのレジスタ55,56とに、閾値を設定するだけで、制御周期におけるPWM信号のデューティ比を、任意のタイミングで3通りに順次切り替えることができる。よって、CPU31の処理負荷を低減することができる。
尚、本第1実施形態では、大デューティ比が、第1デューティ比の一例に相当し、小デューティ比が、第2デューティ比の一例に相当している。
[第1変形例]
上記第1実施形態において、修正対象PWM信号は、2つ以上であっても良い。
そして、その場合には、特定PWM信号65を含む連続した2つ以上のPWM信号を、修正対象PWM信号にすると良い。このようにすれば、もし、特定PWM信号65のデューティ比を調整するだけではPWM信号の合計オン時間を目標オン時間に合わせることができない場合でも、2つ以上の修正対象PWM信号のデューティ比を調整することで、通電電流の波形を目標の波形から大きくずらしてしまうことなく、合計オン時間を目標オン時間に合わせることができる。
例えば、修正対象PWM信号を、特定PWM信号65と、特定PWM信号65の1つ前のPWM信号と、特定PWM信号65の1つ後のPWM信号との、3つにした場合には、第1実施形態を以下のように変形すれば良い。
まず、CPU31は、図5のS150では、式1の代わりに、下記の式2により、3つの修正対象PWM信号の合計のオン時間(=3×TM)を求め、その合計のオン時間を3で割った値を、各修正対象PWM信号のオン時間(即ち、中デューティ比に該当するオン時間)TMとして算出する。
3×TM=Ton−{TL×(Na−1)+TS×(Nb−1)} …式2
そして、CPU31は、図5のS160において、レジスタ55には、閾値N1として、「NTp×(Na−1)」を書き込み、レジスタ56には、閾値N2として、「NTp×(Na+2)」を書き込めば良い。尚、この例においても、レジスタ45には、閾値NLとして「TL/Tck」を書き込み、レジスタ46には、閾値NMとして「TM/Tck」を書き込み、レジスタ47には、閾値NSとして「TS/Tck」を書き込めば良い。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明するが、第1実施形態と同一または類似の構成要素や数値等については、その第1実施形態で用いた符号と同じ符号を用いるため、詳細な説明は省略する。また、このことは、後述する他の実施形態についても同様である。
第2実施形態の制御装置1は、第1実施形態と比較すると、下記の(1−1)〜(1−3)の点が異なっている。
(1−1)マイコン11は、PWM出力部37に代えて、図8に示すPWM出力部67を備えている。
そのPWM出力部67は、PWM出力部37と比較すると、第2タイマ42及びマルチプレクサ48を備えておらず、また、3つのレジスタ45〜47に代えて、1つのレジスタ69を備えると共に、比較器50に代えて、比較器70を備えている。
比較器70は、カウンタ値Nc1(カウンタ43の値)とレジスタ69内の閾値Nthとを大小比較し、カウンタ値Nc1が閾値Nth以上であれば、出力がハイになる。そして、その比較器70の出力が、SRラッチ51のリセット端子(R)に入力されるようになっている。よって、カウンタ値Nc1が閾値Nth以上になると、SRラッチ51がリセットされて、そのSRラッチ51の出力信号であるPWM信号がローになる。
このため、レジスタ69には、PWM信号のオン時間を示す値であって、そのオン時間をクロック周期で割った値が、閾値Nthとして設定される。
つまり、PWM出力部67は、PWM信号の周期を計時するカウンタ43と、カウンタ値Nc1がPWM信号の周期の終了タイミングに該当する値(閾値NTp)になる毎に、PWM信号の出力レベルをアクティブレベルにすると共に、カウンタ43を初期化する初期化手段としての比較器49と、カウンタ値Nc1と大小比較される閾値Nthとして、PWM信号のオン時間を示す値が設定される閾値設定部としてのレジスタ69と、カウンタ値Nc1がレジスタ69内の閾値Nth以上になると、PWM信号の出力レベルをアクティブレベルから非アクティブレベルに反転させる出力反転手段としての比較器70と、を備えている。
そして、このようなPWM出力部67によれば、PWM信号の出力レベルがアクティブレベル(ハイ)になっているオン期間中に、レジスタ69内の閾値Nthを、その時点のカウンタ値Nc1よりも小さい値に書き換えれば、PWM信号は、即座にアクティブレベルから非アクティブレベル(ロー)に反転することとなる。
(1−2)CPU31は、図5の制御処理のS160では、上記レジスタ69に、閾値Nthとして、S130で決定された大デューティ比に該当するオン時間TLを示す値を書き込む。尚、その値は、詳しくは、オン時間TLをクロック周期Tckで割った値(=TL/Tck)である。そして、本第2実施形態では、この値をNLと記載する。
(1−3)そして、CPU31は、図10における時刻t1に示すように、制御周期における特定PWM信号65の開始タイミングから、図5のS150で算出したオン時間TMが経過したときに、図9の閾値変更処理を実行する。
その閾値変更処理では、レジスタ69に、閾値Nthとして、S130で決定された小デューティ比に該当するオン時間TSを示す値を書き込む(S210)。尚、その値は、詳しくは、オン時間TSをクロック周期Tckで割った値(=TS/Tck)である。そして、本第2実施形態では、この値をNSと記載する。
このため、上記閾値変更処理により、レジスタ69内の閾値Nthは、大デューティ比に対応する値NLから、小デューティ比に対応する値NSに変更される。
そして、通常ならば「TM>TS」であり、図10に示すように、閾値変更処理が実行される時刻t1のタイミングでは、カウンタ値Nc1が既に値NS以上であるため、PWM出力部67からのPWM信号が即座にハイからローへと反転することとなる。よって、特定PWM信号65のデューティ比は、S150で算出されたオン時間TMに応じた中デューティ比になる。
以上のような第2実施形態によれば、第1実施形態と比較すると、PWM出力部67のハードウェア構成が簡単なもので済むという利点がある。
尚、上記第2実施形態において、CPU31は、図9の閾値変更処理を、図5のS130で決定されたピークタイミングPTで実行しても良い。そして、このように変形した場合には、図5におけるS140及びS150の処理を省略することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態の制御装置1は、第1実施形態と比較すると、下記の(2−1)及び(2−2)の点が異なっている。
(2−1)マイコン11が、PWM出力部37に代えて、図11に示すPWM出力部73を備えている。
そのPWM出力部73は、PWM出力部37と比較すると、第2タイマ42からレジスタ56、比較器59及びSRラッチ62が削除されており、第1タイマ41からレジスタ46が削除されている。そして、マルチプレクサ48は、SRラッチ61の出力信号である選択信号S1に応じて、その選択信号S1がローならば、レジスタ45内の閾値NLを選択して比較器50に出力し、選択信号S1がハイならば、レジスタ47内の閾値NSを選択して比較器50に出力する。
このため、PWM出力部73は、制御周期の開始タイミングからレジスタ55内の閾値N1が示す時刻が到来するまでの期間は、閾値NLが示すデューティ比でPWM信号を出力し、閾値N1が示す時刻が到来した時から制御周期の終了タイミングまでの期間は、閾値NSが示すデューティ比でPWM信号を出力することとなる。
(2−2)CPU31は、図5の制御処理に代えて、図12の制御処理を実行する。
図12の制御処理は、図5の制御処理と比較すると、S150の代わりにS170,S180の処理が行われる点と、S160の代わりにS190の処理が行われる点とが異なっている。このため、S190の処理は、2回目以降の各制御周期の開始タイミング毎に行われる。
図12の制御処理において、CPU31は、S140の次に、S170へ進み、オン時間誤差ΔTを算出する。そのオン時間誤差ΔTは、図13に示すように、今回の制御周期におけるPWM信号のデューティ比を、S130で決定された大デューティ比(オン時間=TL)と小デューティ比(オン時間=TS)との、2通りだけにしたと仮定した場合の合計オン時間TΣと、S140で算出した目標オン時間Tonとの差(TΣ−Ton)である。尚、図13の「PWM出力波形」の段においては、実線で示す波形が、上記仮定の場合のPWM信号を示している。
そして、CPU31は、次のS180にて、S130で決定された大デューティ比と小デューティ比との各々を、オン時間誤差ΔTに基づいて同量ずつ補正することにより、補正大デューティ比と補正小デューティ比とを決定する。
具体的には、補正大デューティ比に該当するオン時間TrLと、補正小デューティ比に該当するオン時間TrSとを、以下の手順で決定する。
まず、図13に示すように、S170で算出したオン時間誤差ΔTを、制御周期におけるPWM信号の総数M(=Na+1+Nb=NTf/NTp)で割った値(=ΔT/M)を、補正時間Rとして算出する。そして、S130で決定された大デューティ比に該当するオン時間TLから、補正時間Rを減じた値(=TL−R)を、オン時間TrLとし、同様に、S130で決定された小デューティ比に該当するオン時間TSから、補正時間Rを減じた値(=TS−R)を、オン時間TrSとする。
次に、CPU31は、S190にて、レジスタ45に、閾値NLとして「TrL/Tck」を書き込み、レジスタ47に、閾値NSとして「TrS/Tck」を書き込み、レジスタ55に、閾値N1として「NTp×(Na+1)」を書き込む。そして、その後、当該制御処理を終了する。
つまり、本第3実施形態の制御装置1では、制御周期における全てのPWM信号を、修正対象PWM信号にしている。そして、図13の「PWM出力波形」の段において、点線で示すように、制御周期における複数のPWM信号のうち、最初のPWM信号から特定PWM信号65までの「Na+1」個のPWM信号のデューティ比を、S130により決定された大デューティ比を補正時間Rに該当する補正値(=R/PWM周期)だけ小さく補正した補正大デューティ比にし、特定PWM信号65よりも後の「Nb」個のPWM信号のデューティ比を、S130により決定された小デューティ比を上記補正値だけ小さく補正した補正小デューティ比にするようになっている。
そして、このような第3実施形態によっても、第1実施形態と同様に、制御周期におけるPWM信号の実際の合計オン時間を目標オン時間Tonに合わせることができ、延いては、リニアソレノイド5の制御精度が低下してしまうことを防止することができる。また、PWM出力部73のハードウェア構成が、第1実施形態のPWM出力部37よりも簡単なもので済むという利点がある。
[第2変形例]
上記第3実施形態において、合計オン時間を目標オン時間と一致させるためにデューティ比をS130で決定された値から修正する修正対象PWM信号は、制御周期における全てのPWM信号のうち、最初のPWM信号から特定PWM信号65までのPWM信号だけにしたり、あるいは、特定PWM信号65よりも後のPWM信号だけにすることも可能である。
前者の場合、S180では、オン時間誤差ΔTを「Na+1」で割った値を、補正時間Rとして算出し、大デューティ比に該当するオン時間TLから、その補正時間Rを減じた値を、補正大デューティ比に該当するオン時間TrLとすれば良い。そして、S190では、レジスタ45に、閾値NLとして「TrL/Tck」を書き込めば良いが、レジスタ47には、閾値NSとして「TS/Tck」を書き込めば良く、レジスタ55には、閾値N1として「NTp×(Na+1)」を書き込めば良い。
そして、このようにすれば、制御周期における複数のPWM信号のうち、最初のPWM信号から特定PWM信号65までの「Na+1」個のPWM信号のデューティ比が、S130で決定された大デューティ比よりも小さい補正大デューティ比となり、特定PWM信号65よりも後の「Nb」個のPWM信号のデューティ比は、S130で決定された小デューティ比となる。
また、後者の場合、S180では、オン時間誤差ΔTを「Nb」で割った値を、補正時間Rとして算出し、小デューティ比に該当するオン時間TSから、その補正時間Rを減じた値を、補正小デューティ比に該当するオン時間TrSとすれば良い。そして、S190では、レジスタ47に、閾値NSとして「TrS/Tck」を書き込めば良いが、レジスタ45には、閾値NLとして「TL/Tck」を書き込めば良く、レジスタ55には、閾値N1として「NTp×(Na+1)」を書き込めば良い。
そして、このようにすれば、制御周期における複数のPWM信号のうち、最初のPWM信号から特定PWM信号65までの「Na+1」個のPWM信号のデューティ比は、S130で決定された大デューティ比となり、特定PWM信号65よりも後の「Nb」個のPWM信号のデューティ比が、S130で決定された小デューティ比よりも小さい補正小デューティ比となる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、前述した各実施形態では、制御周期における通電電流を上昇させてから下降させるようになっていたが、通電電流を下降させてから上昇させるようになっていても、本発明は適用することができる。
第1実施形態を変形した場合を例に挙げて説明する。
まず、図5のS130では、極値タイミングとして、通電電流の変化傾向を下降から上昇に移行させる極小値タイミングを決定することとなる。更に、そのS130では、今回の制御周期の開始タイミングから極小値タイミングまでのPWM信号のデューティ比として、小デューティ比(下降デューティ比)を決定し、極小値タイミングから今回の制御周期の終了タイミングまでのPWM信号のデューティ比として、大デューティ比(上昇デューティ比)を決定することとなる。
そして、図5のS150では、制御周期におけるPWM信号のうち、特定PWM信号65よりも前のPWM信号のデューティ比を、S130で決定された小デューティ比とし、特定PWM信号65よりも後のPWM信号のデューティ比を、S130で決定された大デューティ比として、特定PWM信号65を除いたPWM信号のオン時間の合計値Tabを求め、その合計値TabをS140で算出された目標オン時間Tonから引いた値を、特定PWM信号65のオン時間(即ち、中デューティ比に該当するオン時間)TMとして算出することとなる。
そして更に、図5のS160では、レジスタ45に「TS/Tck」を書き込み、レジスタ46に「TM/Tck」を書き込み、レジスタ47に「TL/Tck」を書き込むこととなる。また、第1実施形態と同様に、レジスタ55には、閾値N1として、「NTp×Na」を書き込み、レジスタ56には、閾値N2として、「NTp×(Na+1)」を書き込むこととなる。つまり、今回の制御周期において出力されるPWM信号のうち、最初から特定PWM信号65の1つ前までのPWM信号は、S130で決定された小デューティ比にし、特定PWM信号65は、オン時間がTMの中デューティ比にし、それより後のPWM信号は、S130で決定された大デューティ比にする。
そして、以上のように変形しても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
1…制御装置、3…バッテリ、5…リニアソレノイド、7…コイル、9…トランジスタ、31…CPU、37,67,73…PWM出力部、65…特定PWM信号

Claims (6)

  1. デューティ比が可変のPWM信号を出力するPWM信号出力手段(37,67,73)と、
    電源(3)からリニアソレノイド(5)のコイル(7)に電流を流すための通電経路を、前記PWM信号に応じて連通及び遮断させることにより、前記コイルに電流を流す駆動手段(9)と、
    前記PWM信号の周期を複数倍した長さの制御周期毎に動作し、今回の前記制御周期における前記コイルへの通電電流の平均値を目標値にしつつ前記通電電流にディザ振動を発生させるための制御情報として、前記通電電流の変化傾向を上昇と下降とのうちの一方から他方に移行させるタイミングである極値タイミング(PT)と、当該制御周期の開始タイミングから前記極値タイミングまでの前記PWM信号のデューティ比である第1デューティ比と、前記極値タイミングから当該制御周期の終了タイミングまでの前記PWM信号のデューティ比である第2デューティ比と、を決定する決定手段(31,S130)とを備え、
    前記決定手段により決定された前記制御情報に基づいて、前記PWM信号出力手段に前記PWM信号を出力させるリニアソレノイド制御装置(1)であって、
    前記制御周期における複数の前記PWM信号のうち、前記決定手段により決定された極値タイミングが含まれるPWM信号である特定PWM信号(65)を少なくとも含む1つ以上の修正対象PWM信号のデューティ比を、前記決定手段により決定されたデューティ比とは異なる値に決定する手段であって、前記制御周期における全ての前記PWM信号のオン時間を合計した値が、当該制御周期における前記通電電流の平均値を前記目標値にするための前記オン時間の目標合計値と一致するように、前記修正対象PWM信号のデューティ比を、前記決定手段により決定されたデューティ比とは異なる値に決定する修正手段(31,S140,S150,S170,S180)と、
    前記制御周期における複数の前記PWM信号のうち、前記修正対象PWM信号については、前記PWM信号出力手段に、前記修正手段により決定されたデューティ比で出力させ、前記修正対象PWM信号以外のPWM信号については、前記PWM信号出力手段に、前記決定手段により決定されたデューティ比で出力させる出力制御手段(31,S160,S210,S190)と、
    を備えることを特徴とするリニアソレノイド制御装置。
  2. 請求項1に記載のリニアソレノイド制御装置において、
    前記修正対象PWM信号は、1つであり、前記特定PWM信号であること、
    を特徴とするリニアソレノイド制御装置。
  3. 請求項1に記載のリニアソレノイド制御装置において、
    前記修正対象PWM信号は、連続する2つ以上のPWM信号であること、
    を特徴とするリニアソレノイド制御装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のリニアソレノイド制御装置において、
    前記PWM信号出力手段(37)は、
    3通りのデューティ比の各々を示す第1のデューティ比情報(NL)、第2のデューティ比情報(NM)及び第3のデューティ比情報(NS)が設定されるデューティ比設定部(45,46,47)と、
    前記制御周期における2つの時刻の各々を示す第1の時刻情報(N1)及び第2の時刻情報(N2)が設定される時刻設定部(55,56)と、を備え、
    前記制御周期の開始タイミングから前記第1の時刻情報が示す時刻が到来するまでの第1期間は、前記第1のデューティ比情報が示すデューティ比でPWM信号を出力し、前記第1の時刻情報が示す時刻が到来した時から前記第2の時刻情報が示す時刻が到来するまでの第2期間は、前記第2のデューティ比情報が示すデューティ比でPWM信号を出力し、前記第2の時刻情報が示す時刻が到来した時から前記制御周期の終了タイミングまでの第3期間は、前記第3のデューティ比情報が示すデューティ比でPWM信号を出力すること、
    を特徴とするリニアソレノイド制御装置。
  5. 請求項2に記載のリニアソレノイド制御装置において、
    前記決定手段(31,S130)は、
    前記極値タイミングとして、前記通電電流の変化傾向を上昇から下降に移行させるタイミングを決定すると共に、前記第1デューティ比として、前記第2デューティ比よりも大きいデューティ比を決定するようになっており、
    前記PWM信号出力手段(67)は、
    前記PWM信号の周期を計時するカウンタ(43)と、
    前記カウンタの値が、前記PWM信号の周期の終了タイミングに該当する値になる毎に、前記PWM信号の出力レベルを、前記通電経路を連通させる方のアクティブレベルにすると共に、前記カウンタを初期化する初期化手段(49)と、
    前記カウンタの値と大小比較される閾値として、前記PWM信号のオン時間を示す値が設定される閾値設定部(69)と、
    前記カウンタの値と前記閾値設定部に設定された閾値とを大小比較し、前記カウンタの値が前記閾値以上になると、前記PWM信号の出力レベルをアクティブレベルから非アクティブレベルに反転させる出力反転手段(70,51)と、を備えており、
    前記出力制御手段(31,S160,S210)は、
    前記制御周期の開始タイミングにおいて、前記閾値設定部に、前記閾値として、前記決定手段により決定された前記第1デューティ比に該当するオン時間を示す値を設定し(S160)、
    前記特定PWM信号の開始タイミングから前記修正手段により決定されたデューティ比に該当するオン時間が経過したタイミングで、前記閾値設定部内の前記閾値を、前記決定手段により決定された前記第2デューティ比に該当するオン時間を示す値に変更すること(S210)、
    を特徴とするリニアソレノイド制御装置。
  6. 請求項1に記載のリニアソレノイド制御装置において、
    前記修正対象PWM信号は、前記制御周期における全ての前記PWM信号であり、
    前記修正手段(31,S140,S170,S180)は、
    前記制御周期における複数の前記PWM信号のうち、最初のPWM信号から前記特定PWM信号までの各PWM信号のデューティ比を、前記決定手段により決定された前記第1デューティ比を所定値だけ補正した値に決定すると共に、前記特定PWM信号よりも後の各PWM信号のデューティ比を、前記決定手段により決定された前記第2デューティ比を前記所定値だけ補正した値に決定すること、
    を特徴とするリニアソレノイド制御装置。
JP2012025301A 2012-02-08 2012-02-08 リニアソレノイド制御装置 Active JP5729321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012025301A JP5729321B2 (ja) 2012-02-08 2012-02-08 リニアソレノイド制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012025301A JP5729321B2 (ja) 2012-02-08 2012-02-08 リニアソレノイド制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013162087A true JP2013162087A (ja) 2013-08-19
JP5729321B2 JP5729321B2 (ja) 2015-06-03

Family

ID=49174065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012025301A Active JP5729321B2 (ja) 2012-02-08 2012-02-08 リニアソレノイド制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5729321B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016171376A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 株式会社デンソー 駆動制御装置
JP2018085439A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 株式会社デンソーテン 負荷駆動制御装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08303628A (ja) * 1995-05-09 1996-11-22 Tokico Ltd 比例ソレノイドバルブ駆動装置
JPH10258625A (ja) * 1997-03-18 1998-09-29 Tokico Ltd Pwm式比例ソレノイドバルブ制御装置
JP2010061481A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Denso Corp 流量制御弁の制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08303628A (ja) * 1995-05-09 1996-11-22 Tokico Ltd 比例ソレノイドバルブ駆動装置
JPH10258625A (ja) * 1997-03-18 1998-09-29 Tokico Ltd Pwm式比例ソレノイドバルブ制御装置
JP2010061481A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Denso Corp 流量制御弁の制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016171376A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 株式会社デンソー 駆動制御装置
JP2018085439A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 株式会社デンソーテン 負荷駆動制御装置
US10156296B2 (en) 2016-11-24 2018-12-18 Fujitsu Limited Load driving controller

Also Published As

Publication number Publication date
JP5729321B2 (ja) 2015-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7453247B2 (en) DC to DC voltage converter
JP6015370B2 (ja) スイッチング電源装置
JP4434046B2 (ja) 誘導性負荷制御装置
JP5803987B2 (ja) 負荷駆動制御装置
JP6632488B2 (ja) 制御装置およびad変換制御方法
JPWO2019003757A1 (ja) 電磁弁駆動制御回路、電磁弁駆動装置及び燃料噴射装置
US9716954B2 (en) DC impedance detection circuit and method for speaker
US7733073B2 (en) Current regulator with current threshold dependent duty cycle
JP5729321B2 (ja) リニアソレノイド制御装置
JP4091163B2 (ja) 信号入力装置,制御装置及び誘導性負荷の電流制御装置
JP5994740B2 (ja) スイッチング電源装置
US10056832B2 (en) Load driving control apparatus
JP6295810B2 (ja) 負荷駆動制御装置
US10797715B2 (en) Filtering method and filter
JPH102248A (ja) 電気負荷の通電制御装置
JP2018152984A (ja) スイッチング電源装置
KR101877665B1 (ko) 필터 시정수 변경 회로 및 d/a 변환 회로
KR102420037B1 (ko) 실시간 캘리브레이션을 지원하는 tdc
JP2015176351A (ja) ソレノイド電流制御装置及びソレノイド電流制御方法
JP2011249874A (ja) デューティ比/電圧変換回路
CN112994448A (zh) 控制器、包括该控制器的电流模式开关调节器和调整方法
JP2005019617A (ja) ソレノイド制御装置
US8004258B2 (en) Regulation of a current through an inductive load
JP2013157847A (ja) 三角波発生回路およびd級増幅器
JP5093040B2 (ja) ソレノイドドライバ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140411

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150323

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5729321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250