JP2013158893A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワイヤ放電加工装置において、高速に放電加工を行う上で長期にわたりワイヤ電極位置機構の取り付け精度を維持する。
【解決手段】 加工槽4の側壁に設けられ、複数の切断ワイヤ部1bおよび被加工物2に加工液を供給する供給路14a、14bを有し、供給路14a、14bに複数の切断ワイヤ部1bが通される加工液ノズル3a、3bと、複数の切断ワイヤ部1bのそれぞれを所定の間隔に保持する溝を有し、加工液ノズル3a、3bと一対のガイドローラ8c、8dとの間に設けられたワイヤ電極位置決め機構5と、加工液ノズル3a、3bとワイヤ電極位置決め機構5との間に設けられ、加工槽4から漏洩する加工液を遮断する整流板7とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ワイヤ上の電極と被加工物との間に放電を発生させて被加工物を加工するワイヤ放電加工装置に関するものである。
ワイヤ放電加工によって被加工物を薄い板状にスライス加工する方式として、放電ワイヤソー方式が提案されている。この方式においては、ワイヤ電極を複数のガイドローラに巻き掛けて複数条のワイヤ電極を並列に張力を与えて配置する構成を取る。これら複数条のワイヤ電極の中心軸を含む面と直交する方向に被加工物を相対移動させ、複数条のワイヤ電極の各々と被加工物との間で同時に放電させることによって切断加工を行う。ワイヤ電極のうち加工を行う部分に一定張力を与えるために、被加工物と対向する部分の近くにワイヤガイドが備えられ、加工精度を維持する構成となる。ここで、放電加工は脱イオン水などの加工液中で行う必要があるため、被加工物およびワイヤガイドを加工液に浸漬するように加工槽が配置される(例えば、特許文献1参照)。
また、被加工物を加工液中に浸漬する加工槽と加工槽の前後に配置されたワイヤ洗浄液槽とを備え、ワイヤソーの案内を行う溝ローラ間に設けて被加工物を機械的に切断するワイヤソー方式も提案されている。この方式では、ワイヤソー群を加工槽の側壁を貫通させ、ワイヤソーに付着する砥粒と切粉を除去している(例えば、特許文献2参照)。
また、被加工物およびワイヤソーの少なくとも一方と加工槽内に加工液が供給される供給部位との間に仕切り板を設けた方式がある(例えば、特許文献3参照)。
特開平9−248719号公報(第3頁、第1図) 特開平2−152764号公報(第2頁、第2図) 特開2007−54913号公報(第11−12頁、第2図)
特許文献1に記載された方式では、加工精度の維持をねらいとして、被加工物の近傍に押え棒状のワイヤガイドを備え、ワイヤに発生する振動を抑制している。しかしながら、この方式では、加工の進展に伴いワイヤガイド表面に溝が発生してワイヤ間ピッチにずれが発生することにより、加工精度が悪化する。また、ワイヤガイドとして、溝を備えた位置決めローラで構成したとしても、ワイヤガイド部分が常に加工液中に浸漬しているため、位置決めを行う機構部に加工屑が詰まるか、あるいは金属部分に錆が発生することにより、部品寿命が短くなるため、長期にわたりワイヤ電極位置機構の取り付け精度を維持できないという問題がある。
特許文献2に記載されたものでは、ワイヤソーに付着した砥粒を洗浄槽で除去することにより、ワイヤソーとローラ部については高寿命化を図ることはできるが、加工部に常に加工液を供給するための機構を備えていないため、ワイヤ放電加工に適用することは困難である。そのため、特許文献2に記載されたものでは、高速に放電加工を行うことは不可能である。
特許文献3に記載されたものでは、加工槽内に仕切り板を設けることにより、ワイヤソーの振れを低減しているが、特許文献2と同様に、加工液供給部が常に加工液を供給できる構造になっていないため、この方式もワイヤ放電加工に適用することは困難である。そのため、高速に放電加工を行う上では、本構造をワイヤ放電加工に適用することは困難である。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、高速に放電加工を行う上で、長期にわたりワイヤ電極位置決め機構の取り付け精度を維持し、ワイヤ電極位置決め機構を構成する部品の長寿命化を実現するワイヤ放電加工装置を得ることを目的とする。
この発明に係るワイヤ放電加工装置は、間隔をおいて配設された複数のガイドローラと、上記複数のガイドローラのそれぞれに巻き掛けることにより上記複数のガイドローラのうちの一対のガイドローラの間で複数の切断ワイヤ部を形成する一本のワイヤ電極と、上記複数の切断ワイヤ部に給電ユニットを介して電圧を印加する加工電源と、被加工物を加工液に浸漬する加工槽と、上記被加工物を上記複数の切断ワイヤ部に対して相対移動させる被加工物移動機構と、上記加工槽の側壁に設けられ、上記複数の切断ワイヤ部および上記被加工物に加工液を供給する供給路を有し、上記供給路に上記複数の切断ワイヤ部が通される加工液ノズルと、上記複数の切断ワイヤ部のそれぞれを所定の間隔に保持する溝を有し、上記加工液ノズルと上記一対のガイドローラとの間に設けられたワイヤ電極位置決め機構と、上記加工液ノズルと上記ワイヤ電極位置決め機構との間に設けられ、上記加工槽から漏洩する加工液を遮断する整流板とを備えたものである。
この発明によれば、複数の切断ワイヤ部のそれぞれを所定の間隔に保持する溝を有し、加工液ノズルと一対のガイドローラとの間に設けられたワイヤ電極位置決め機構と、上記加工液ノズルと上記ワイヤ電極位置決め機構との間に設けられ、加工槽から漏洩する加工液を遮断する整流板とを備えたことにより、上記ワイヤ電極位置決め機構を加工液に浸漬させない構造となっているため、長期にわたりワイヤ電極位置機構の取り付け精度を維持することができる。
この発明の実施の形態1におけるワイヤ放電加工装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1においてワイヤ電極1をガイドローラ8a〜8dに巻き掛けた状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1における整流板7の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における整流板7の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における整流板7に遮断部21を設けた構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における位置決めガイドローラ5の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1における位置決めガイドローラ5の構成図である。 この発明の実施の形態1におけるワイヤ放電加工装置により被加工物2をスライス加工する加工状況の説明図である。 この発明の実施の形態1におけるワイヤ放電加工装置において、加工液ノズル3からの漏洩液流を整流板7によって遮断する状況の説明図である。 この発明の実施の形態1における位置決めガイドローラ5の構成図である。 この発明の実施の形態1における位置決めガイドローラ5の構成図である。 この発明の実施の形態2におけるワイヤ放電加工装置の構成図である。 この発明の実施の形態2におけるワイヤ放電加工装置において、加工液ノズル3からの漏洩液流を整流板7によって遮断する状況の説明図である。 この発明の実施の形態2におけるワイヤ放電加工装置において整流板を補助加工槽に浸漬させた場合の加工液ノズル3からの加工液流の経路を示す図である。
この発明に係るワイヤ放電加工装置について、以下に図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態は例示であって、以下の実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下に示す図において同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、これは、明細書の全文において共通することである。
実施の形態1.
この発明を実施するための実施の形態1におけるワイヤ放電加工装置の構成を図1に示す。同図は本実施の形態におけるワイヤ放電加工装置を側面から見た構成を示すものである。
図1において、1本のワイヤ電極1は、ワイヤ電極送り出しボビン9から、複数のガイドローラ8b、8c、8d、8a(以下、まとめてガイドローラ8a〜8dと記載する)に複数回巻き掛けられて、最後にワイヤ巻取ボビン10によって巻き取られる。ワイヤ電極1が巻き取られることにより、ワイヤ電極1の長手方向に沿って移動する。ワイヤ電極送り出しボビン9からガイドローラ8a〜8d、ワイヤ電極巻取ボビン10に至る系をワイヤ電極走行系と呼ぶ。また、ワイヤ電極1が巻き取られていく動作をワイヤ電極の走行と呼ぶことがある。
ガイドローラ8a〜8dは、ワイヤ電極走行系を構成する主要なガイドローラとなり、図1に示す構成では、同じ直径の4本のガイドローラ8a〜8dが互いに平行に間隔をおいて配置されている。ワイヤ電極送り出しボビン9から送出されたワイヤ電極1は、順次、4本のガイドローラ8a〜8d間に、一定のピッチで繰返し巻かれている。ワイヤ電極1はガイドローラ8a〜8dの回転に従ってその長手方向に沿って走行する。なお、複数のガイドローラ8にワイヤ電極1を巻き掛けるものであれば、ガイドローラ8の数は図1に示す4本に限るものではない。最低2本のガイドローラ8があればよい。また、各ガイドローラの直径も図1に示すように同じ場合に限定されるものでもない。
ガイドローラ8c、8dは、被加工物2を挟み込む位置に配置され、ワイヤ電極1がガイドローラ8a〜8dの軸に平行な方向(同図におけるy軸方向)に一定のピッチで巻かれた複数の並列ワイヤ電極部1aを構成する。以下、並列ワイヤ電極部1aとしては、ガイドローラ8cから送り出されて、ガイドローラ8dに巻き掛けられる部分までを示す。具体的にはガイドローラ8cの側面を構成する円周面から離れる部分からガイドローラ8dの側面を構成する円周面に接する部分までが並列ワイヤ電極部1aである。
また、並列ワイヤ電極部1aにおいて、被加工物2に対向する領域を切断ワイヤ部1bと呼ぶ。図1は、被加工物2の切断が開始されて、被加工物2の内部に切断ワイヤ部1bが進行した状態を示す。
給電ユニット6a、6bは、並列ワイヤ電極部1aに接触して配置されて、並列ワイヤ電極部1aに、加工電源40から供給される電圧パルスを印加する。給電ユニット6a、6bは並列ワイヤ電極部1aを構成する並列なワイヤ電極毎に接触しているため、それぞれのワイヤ電極に個別に電圧パルスを供給することができる。図1に示す構成では、並列ワイヤ電極部1aのそれぞれについて、給電ユニット6a、6bと2箇所に配置されているが、これらの一方のみが配置された場合でも加工が可能である。
また、給電ユニット6a、6bの各々と被加工物2との間に、ワイヤ電極位置決め機構として、位置決めガイドローラ5a、5bが配置される。位置決めガイドローラ5a、5bは、並列ワイヤ電極部1aを制振し、並列ワイヤ電極部1aを構成する各ワイヤ電極間のピッチを高精度に維持するために、ワイヤ位置決め溝を有する。位置決めガイドローラ5a、5bはワイヤ電極1と常に接触した状態を維持することで、ワイヤ電極1を案内し、ワイヤガイドローラ8a〜8dの軸に平行な方向(y軸方向)における位置を高精度に保持する。
従って、位置決めガイドローラ5a、5bの間の並列ワイヤ電極部1aが被加工物2に対向し、並列に設けられた複数の切断ワイヤ部1bを形成する。この位置決めガイドローラ5a、5bにより、切断ワイヤ部1bは、ワイヤ振動、ピッチずれが抑制されるため、放電加工の高精度化、安定化が実現される。
位置決めガイドローラ5aと被加工物2との間および位置決めガイドローラ5bと被加工物2の間にそれぞれ、加工液ノズル3aおよび3bが、加工液の噴出孔が向かい合うように配置され、被加工物2の加工部分に向けて、加工液を噴出することができる。切断ワイヤ部1bは、加工液ノズル3a、3b内を貫通しているが、ノズル内面とは接触しない構成となっている。加工液は、加工液供給ホース14a、14bを用いて加工液の保持容器(図示せず)から供給される。なお、上述のように、切断ワイヤ部1bが加工液ノズル3a、3b内を貫通していることから、位置決めガイドローラ5a、5bの方向に加工液が漏洩することになる。
一般に、放電加工は加工液中で実施することにより、高速かつ安定な加工が実現されるため、被加工物2を加工液中に浸漬する必要がある。本実施の形態においては、加工液ノズル3aと3bの間にある被加工物2のみが加工液に浸漬される構造を持つ加工槽4を備える。加工液ノズル3a、3bは加工槽4の側壁に設けられる。加工液ノズル3a、3bは、被加工物2へ加工液を供給する際、位置決めガイドローラ5a、5bの方向に加工液が漏洩することになる。そのため、加工液ノズル3a、3bそれぞれと、位置決めガイドローラ5a、5bの間(加工液が被加工物2と反対側に漏洩する側)には、整流板7a、7bが配置され、漏洩した加工液が位置決めガイドローラ5a、5bに直接かかることのない構成としている。
図1に示すように、被加工物2は加工槽4において、z軸方向(鉛直方向)上下に動作するステージ(被加工物移動機構)11上に固定される。放電加工の進展に従って、ステージ11が図1における矢印Aで示す方向に上昇していく。
図2は、本実施の形態におけるワイヤ放電加工装置において、ワイヤ電極1をガイドローラ8a〜8dに巻き掛けた状態を示す斜視図である。同図において、ワイヤ電極が走行する動作を説明する上で必要な構成要素のみを示している。ワイヤ電極1は、ガイドローラ8b、8c、8d、8aのそれぞれについて、ローラ外周の一部(約1/4周)に巻き掛けられており、4本のガイドローラ8a〜8d全体に対して周回する。ガイドローラ8a〜8dは、ワイヤ電極送り出しボビン9からワイヤ電極巻き取りボビン10に至る経路を形成し、被加工物2およびその他の周辺要素が干渉しない空間を確保するように構成される。ガイドローラ8c、8dは駆動式ガイドローラである。
また、図2においてガイドローラ8c、8dそれぞれの上方に配置されたガイドローラ8b、8aは従動式ガイドローラである。駆動式ガイドローラ(8cおよび8d)は、軸がモータに接続され回転駆動を行い、従動式ガイドローラ(8bおよび8a)は駆動力を発生せず、ワイヤ電極1の走行に伴い、従動して回転する。
ガイドローラ8a〜8dは、円柱状の芯金にウレタンゴムなどを巻きつけたものであり、芯金の部の中心がベアリング(図示せず)で支持され、回転する。ウレタンゴムはワイヤ電極との摩擦係数が大きいため、ガイドローラ8a〜8dの上でワイヤ電極1がスリップすることを防止する上で効果が高い。なお、芯金に巻きつける素材の材料はウレタンゴムに限るものではなく、ワイヤ電極1との摩擦係数が大きいものであればよい。
ガイドローラ8a〜8dとワイヤ電極1が接触するローラ表面には、所望のワイヤピッチになるように等間隔で複数本の溝が形成されており、それぞれの溝でワイヤが巻き掛けられている。
図3は、本実施の形態における整流板7の構成を斜視図(同図(a))、正面図(同図(b))および側面図(同図(c))を用いて示したものである。同図(a)〜(c)に示すように、整流板7は分離可能な2つの部材からなり、ワイヤ電極1に接触せずに、すなわち、ワイヤ電極1とは空間を介してワイヤ電極1の上下から挟み込むように構成される。そのため、整流板7は加工液ノズル3a、3bから漏洩する加工液(図3(a)および(c)において矢印30で加工液の進む方向を示す。以下において加工液30と記載する場合がある。)を遮断する形状となる。ワイヤ電極1の位置精度に影響を与えないように、ワイヤ電極1に接触せず(空間を介して)配置される。なお、整流板7を構成する部材は2つの場合に限るものではなく、ワイヤ電極1に接触せずにその上下から挟み込む構造であれば、3つまたはそれ以上であってもよい。このように整流板7は簡易な構造であるため、ワイヤ放電加工装置に容易に実装できる。
図3(c)において、整流板7とワイヤ電極1とのなす角θが90°あるいはそれより大きくなるように構成すると、加工液30が整流板7に跳ね返って飛散する可能性がある。そのため、θは鋭角(0°<θ<90°)となるように調整することにより、漏洩液流を下方に逃がすことが可能となり、加工液流の遮断効果が向上する。また、整流板7の角度が可変な構造にすれば、加工液30の噴出条件に応じて、最適な遮断効果を実現できる。整流板7の材質はセラミックス、樹脂など、非導電性の材料を用いる。これは、加工中の外乱、段取り調整におけるミスなどにより、ワイヤ電極1が整流板7に近接し過ぎた場合、ワイヤ電極1と整流板7との間で放電が発生することによる加工不良を防止するためである。
図4に、本実施の形態における整流板7の構成例を示す。同図(a)は整流板7の構成例の側面図であり、同図(b)は正面図である。図4(a)および(b)に示すように、この構成例においては、整流板7の下部を構成する部品をベースに固定し、上部を構成する部品はネジにより取り付け・取り外しが容易な構成としている。このように構成することにより、ワイヤ電極1が通過する空間を最小限として整流板7に生じる隙間を精度よく決定できるため、加工液流の遮断効果が増加する。
図5は本実施の形態における整流板7に、加工液の流れを遮断する遮断部21を設けた構成を示すものである。同図(a)は、整流板7がワイヤ電極1に隣接する部分に、ワイヤ電極1と接触してもワイヤ電極1の位置決め精度に影響を及ぼさない材料として、スポンジからなる遮断部21を付加した構成である。また、同図(b)は、ブラシで構成した遮断部21を付加したものである。ここで、スポンジとしては一般的なポリウレタン等の合成樹脂からなるもので、非導電性のものであればよい。ブラシについても同様に、例えば合成繊維等からなる非導電性のものであればよい。特殊なものとして、導電性スポンジ、金属性等の導電性材料で構成したブラシはこれらの導電性材料がワイヤ電極1に接触すると、ワイヤ電極1との間で放電が発生する可能性があり、加工不良が発生するため本実施の形態では使用できない。図5(a)、(b)いずれの構成でも、ワイヤ電極1が通過する隙間領域をさらに小さくできるため、加工液流の遮断効果が増加する。
図6は、位置決めガイドローラ5の構成を示す斜視図である。位置決めガイドローラ5は、ガイドローラ8a〜8dと比較して、形状精度、回転精度および取り付け精度の高い従動式ガイドローラである。ここで、位置決めガイドローラ5は図1に示すように、被加工物2を挟んで2箇所(5a、5b)に配置される。位置決めガイドローラ5(5a、5b)は高い回転精度が求められることから、回転精度を左右するベアリング部23に関しても、長期間に亘る高精度の維持が求められる。
図1に示すように、位置決めガイドローラ5a、5bは、ガイドローラ8c、8dおよび給電ユニット6a、6bによって張力を与えて配置された並列ワイヤ電極部1aに対して押し込まれ、並列ワイヤ電極部1aがその外周の一部に掛かるようになっている。その結果、位置決めガイドローラ5a、5b間のワイヤ電極1が直線状に張られるとともに、ワイヤ電極1の走行方向が位置決めガイドローラ5a、5bの間で一定に保たれる。また、ワイヤ電極1の走行中、常にワイヤ電極1が位置決めガイドローラに掛けられた状態が維持される。仮にワイヤ電極1に振動が発生したしても、位置決めガイドローラ5a、5bの間に張られる切断ワイヤ部1bにおいては、振動が抑制される。
図7は位置決めガイドローラ5の構成を示す図であり、同図(a)はガイドローラの側面図を示し、同図(b)は同図(a)におけるX−X方向の断面図を示す。また、同図(c)は同図(b)における破線円Pで示す部分における位置決めガイドローラ5の表面近傍の断面の拡大図である。図7(c)に示すように、位置決めガイドローラ5の表面には、ワイヤ案内溝24が複数設けられ、これにより、並列に配置されたワイヤ電極1の各々の間の距離を高精度に維持することができる。
次に動作について説明する。
放電加工の段取り作業において、ワイヤ電極1がワイヤ電極送り出しボビン9から引き出され、ガイドローラ8b、8c、8d、8aの順に複数回巻き掛けられ、ワイヤ電極巻取ボビン10にその一部が巻かれて設定される。その際、位置決めガイドローラ5a、5bの溝によって切断ワイヤ部1を構成する各々のワイヤ電極の間隔が所定のピッチに設定される。また、被加工物2がステージ11に固定される。
次いで、並列ワイヤ電極部1aのそれぞれに対し、給電ユニット6a、6bから個別に給電される。また、ステージ11が図1のz軸に沿って被加工物を接近させると共に、ワイヤ電極1が駆動式ガイドローラであるガイドローラ8c、8dによって駆動される。さらに、加工液ノズル3a、3bから加工液が被加工物2の方向に噴出される。
被加工物2がワイヤ切断部1bに接近すると、被加工物2とワイヤ切断部1bとの間に放電が発生し、被加工物2の一部が除去されることにより、図1に示すように加工が行われる。
図8は、本実施の形態におけるワイヤ放電加工装置により被加工物を薄い板状にスライス加工する加工途中の状態を示したものである。同図に示すように、並列に設けられた切断ワイヤ部1bによって一度に複数枚の板に加工され、放電スライス加工が行われる。
被加工物2としてシリコン等の半導体材料を用いることにより、一度の加工で複数枚の半導体ウェハを精度よく製造することができ、効率的な製造方法が実現できる。
整流板7により、加工ノズル3からの漏洩液流を遮断する状況を図9に示す。加工液は、加工液供給ホース14から供給され、加工液ノズル3を介して、被加工物2に向けて噴出される。その際、位置決めガイドローラ5の方向へも加工液が漏洩するが、整流板7により加工液流を遮断できる。漏洩液流に対して角度を調整された整流板7により、加工液の大部分は遮断され、下方へ誘導されて落ちることになる。整流板7を通って一部の加工液流が漏洩する可能性があるが、整流板7、さらには遮断部21、22によって流速が低下しているため、整流板を通過後に落下する。このようにして、整流板7は、漏洩した加工液が位置決めガイドローラ5まで到達することを防止する。
次に、図10は、本実施の形態における位置決めガイドローラ5の構成例を示したものである。位置決めガイドローラ5はワイヤ電極1を通線する時に取り外し可能であり、上部にあるネジ25を用いて、機械ベースに再現性よく(すなわち、一定の位置に)取り付け可能としている。ただし、このような構造においても、位置決めガイドローラ5を含む部分が加工液に浸漬していた場合、加工屑などが部品間の隙間に堆積し、取付け位置の再現性を長期間にわたって維持することが困難となる。加工中にワイヤ電極1が断線し、ワイヤ電極1を再度通線する場合、位置決めガイドローラ5を一旦取り外して、通線後に再び、位置決めガイドローラ5を再現性よく取り付け直す必要がある。再現性が悪い場合には、加工再開後に位置決めガイドローラ5における加工溝の位置がずれてしまうことにより、加工が不安定となり、さらには再度ワイヤ電極1が断線する結果となる。
また、位置決めガイドローラ5の制振性能を左右するベアリング部23が加工屑の混入した加工液に浸漬していた場合、長期に亘って信頼性を維持できない可能性がある。すなわち、加工屑がベアリング部23にはさまれ、円滑な回転が維持できなくなる、あるいは加工中にベアリング部23にがたつきが発生するなどの障害が発生する可能性がある。
本実施の形態では、被加工物2のみが加工液に浸漬する構造であるため、位置決めガイドローラ5の部分の精度および信頼性を長期に亘って維持できる。
図11に、ワイヤ電極1を通線する際の段取り時間短縮と、位置決め再現性を向上改善するため、位置決めガイドローラ5に上下スライド機構を設けた構成例を示す。同図(a)は側面から見た図である。同図(a)に示すように、位置決めガイドローラを左右一対の上下スライド機構を用いて上下にスライドさせるものである。同図(b)はこの左右一対の上下スライド機構のうち左側の部分を上面から見た平面図である。図11において、位置決めガイドローラ5とベース部32はリニアガイド機構26により連結されており、上下スライドが可能な構造となっている。リニアガイド機構26は可動側のガイド26aと固定側のガイド26bとで構成されており、これらがボールネジ33で連結されて、駆動用ネジ28を回転させることにより上下動作が可能となる。
可動側および固定側のガイド26aおよび26bは、ベアリング34を介して接触しているため、高精度な上下スライドが可能となっている。このため、ベース部32を基準とした場合に、位置決めガイドローラ5における溝24のピッチは、位置決めガイドローラ5をリニアガイド機構26により上下動作させたとしても、ほとんど変化することはない。なお、可動側のガイド26aは、固定ネジ29により固定側のガイド26bに固定するできるため、位置決めガイドローラ5の上下方向での位置の固定が可能である。
上記のような高精度なリニアガイド機構26は、加工液中に浸漬してしまうと安定に上下動作を行うことができない。そのため、従来は、ワイヤ放電加工装置のワイヤ位置決め機構5として、このような高精度なリニアガイド機構26を使用することができなかった。しかしながら、本実施の形態においては、ワイヤ位置決め機構5における高精度部品を加工液から遮断可能であるため、図11に示す構成を取ることが可能となる。これにより、ワイヤ電極1の再通線時の段取り時間の短縮と、並列ワイヤ電極部1aについて、図1に示すy軸方向(ガイドローラ8a〜8dの軸と平行な方向)において高精度な位置決めが再現性よく実現可能である。
本実施の形態によれば、間隔をおいて配設された複数のガイドローラ8a〜8dと、複数のガイドローラ8a〜8dのそれぞれを巻き掛けることにより複数のガイドローラ8a〜8dのうちの一対のガイドローラ8c、8dの間で複数の切断ワイヤ部1bを形成する一本のワイヤ電極1と、複数の切断ワイヤ部1bに個別に給電ユニット6を介して電圧を印加する加工電源40と、被加工物2を加工液に浸漬する加工槽4と、被加工物2を複数の切断ワイヤ部1bに対して相対移動させる被加工物移動機構11と、
加工槽4の側壁に設けられ、複数の切断ワイヤ部1bおよび被加工物2に加工液を供給する供給路14a、14bを有し、供給路14a、14bに複数の切断ワイヤ部1bが通される加工液ノズル3a、3bと、複数の切断ワイヤ部1bのそれぞれを所定の間隔に保持する溝を有し、加工液ノズル3a、3bと一対のガイドローラ8c、8dとの間に設けられたワイヤ電極位置決め機構5と、加工液ノズル3a、3bとワイヤ電極位置決め機構5との間に設けられ、加工槽4から漏洩する加工液を遮断する整流板7とを備えたことにより、ワイヤ電極位置決め機構を加工液に浸漬しない構造とすることができる。そのため、長期にわたりワイヤ電極位置決め機構(位置決めガイドローラ)5を構成する部品の取り付け精度を維持し、ワイヤ電極位置決め機構の長寿命化を図ることができる。
また、整流板7は上下に分離可能な2つあるいはそれ以上の部材から構成されて、ワイヤ電極1の上下両側からワイヤ電極1に接触しないように挟み込む構造であるため、ワイヤ放電加工装置に容易に実装できる。
また、整流板7は、漏洩する加工液の漏出方向に対して傾きを調整できる機構を有するため、加工液噴出条件に応じて、最適な遮断効果を実現できる。
また、整流板7のワイヤ電極1に隣接する部分には、漏洩する加工液流を遮断する遮断部21をスポンジ、ブラシなど、ワイヤ電極1と接触してもワイヤ位置決めに影響を及ぼさない材質で構成して付加することができる。これによりワイヤ電極1が通過する隙間領域を小さくすることができるため、漏洩する加工液流の遮断効果を増すことができる。
また、整流板7はセラミック、樹脂など非導電性材料で構成され、放電加工中の外乱、段取り調整ミスにより、ワイヤ電極1が整流板7に近接し過ぎた場合であっても、ワイヤ電極1と整流板7との間で放電が発生することを防止することができる。そのため加工不良の発生を防止することができる。
実施の形態2.
図12に、本発明を実施するための実施の形態2におけるワイヤ放電加工装置の構成を示す。同図は図1と同様に、ワイヤ放電加工装置の側面図である。
実施の形態1で説明した構成に加え、整流板7により遮断された加工液を回収するために、補助加工槽13(13a、13b)が備えられる。図12では加工液ノズル3a、3bに対応して、それぞれの加工液ノズルの下に、補助加工槽13a、13bと、加工槽4の両側に設けた構成を示す。被加工物を中心としてみた場合、補助加工槽13は加工液ノズル3が設けられた側に設ければよい。これ以外の構成については実施の形態1と同様であるため、実施の形態1と同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
次に動作について説明する。
本実施の形態に示す構成における、加工液ノズル3からの加工液流の経路を図13において矢印を用いて示す。加工液は、実施の形態1における図7と同様に、加工液供給ホース14から供給されており、加工液ノズル3を介して、被加工物2に向けて噴出される。その際、位置決めガイドローラ5の方向へも加工液が漏洩するが、整流板7により液流を遮断することができる。
実施の形態1と同様に、漏洩液流に対して角度を調整した整流板7により、加工液の大部分は遮断され、下方へ誘導されて落ちていく。整流板7から漏洩した液流に関しても流速が低下しているため、整流板7を通過後に自然に落下する。このように整流板7および加工液ノズルの下方へ落下した加工液は、補助加工槽13を設けたことにより確実に回収可能である。
図14に、補助加工槽13の側壁の高さ(補助加工槽13の深さ)を、整流板7が加工液12に浸漬するように構成し、さらにワイヤ電極1が補助加工槽13の側壁に干渉しないように、その側壁にワイヤ通線口31を備えた構成を示す。
図14において、加工液ノズル3からの加工液流の経路を矢印で示す。放電加工において加工の効率向上、あるいは加工しにくい材料の加工等の場合に加工液噴出量を急増させる場合があるが、このような場合に整流板7だけでは加工液の漏洩を遮断できないことも想定される。図14の構成では、整流板7を含め、補助加工槽13が加工液で満たされているため、加工液により漏洩加工液の流速を低下させることができる。また、ワイヤ通線口31からの加工液流出速度は、ワイヤ通線口31位置から液面までの体積により決定されるが、流出速度を小さくするために、補助加工槽13内の加工液面は、整流板が浸漬する最小限の高さに制御されている。
本実施の形態によれば、加工液ノズル3a、3bの間に配置された被加工物2が加工液に浸漬する加工槽4に、補助加工槽13を付加したことにより、整流板7で遮断された漏洩加工液が確実に回収できる。
また、補助加工槽13を整流板7が加工液12に浸漬するように構成することにより、放電加工中に加工液噴出量を急増させる必要が発生した際に、整流板7だけでは漏洩する加工液の遮断が困難な場合でも、高精度にワイヤ電極1の位置決めを行うワイヤ電極位置決め機構を加工液から遮断する事ができる。
1 ワイヤ電極、1a 並列ワイヤ電極部、1b 切断ワイヤ部、2 被加工物、3、3a、3b 加工液ノズル、4 加工槽、5、5a、5b ワイヤ電極位置決め機構(位置決めガイドローラ)、6、6a、6b 給電ユニット、7、7a、7b 整流板、
8a、8b、8c、8d ガイドローラ、8c、8d 一対のガイドローラ、11 被加工物移動機構(ステージ)、13 補助加工槽、21 遮断部、31 通線口 40 加工電源。

Claims (8)

  1. 間隔をおいて配設された複数のガイドローラと、
    上記複数のガイドローラのそれぞれに巻き掛けることにより上記複数のガイドローラのうちの一対のガイドローラの間で複数の切断ワイヤ部を形成する一本のワイヤ電極と、
    上記複数の切断ワイヤ部に給電ユニットを介して電圧を印加する加工電源と、
    被加工物を加工液に浸漬する加工槽と、
    上記被加工物を上記複数の切断ワイヤ部に対して相対移動させる被加工物移動機構と、
    上記加工槽の側壁に設けられ、上記複数の切断ワイヤ部および上記被加工物に加工液を供給する供給路を有し、上記供給路に上記複数の切断ワイヤ部が通される加工液ノズルと、
    上記複数の切断ワイヤ部のそれぞれを所定の間隔に保持する溝を有し、上記加工液ノズルと上記一対のガイドローラとの間に設けられたワイヤ電極位置決め機構と、
    上記加工液ノズルと上記ワイヤ電極位置決め機構との間に設けられ、上記加工槽から漏洩する加工液を遮断する整流板とを備えたワイヤ放電加工装置。
  2. 整流板は分離可能な複数の部材からなり、複数の切断ワイヤ部と非接触状態で上記複数の切断ワイヤ部の上下両側から挟み込む位置に配置されることを特徴とする請求項1記載のワイヤ放電加工装置。
  3. 整流板は加工液ノズルから漏洩する加工液の漏出方向に対する傾きを調製して設置されることを特徴とする請求項1又は2記載のワイヤ放電加工装置。
  4. 整流板は複数の切断ワイヤ部と対向する部分に加工液ノズルから漏洩する加工液の流れを遮断する遮断部を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のワイヤ放電加工装置。
  5. 遮断部はスポンジからなることを特徴とする請求項4記載のワイヤ放電加工装置。
  6. 遮断部は非導電性材料のブラシからなることを特徴とする請求項4記載のワイヤ放電加工装置。
  7. 加工槽とワイヤ電極位置決め機構との間に、整流板で遮断された加工液を回収する補助加工槽を備えたことを特徴とする請求項1記載のワイヤ放電加工装置。
  8. 補助加工槽の深さは、整流板の全体が浸漬する加工液を保持できる深さであるとともに、上記補助加工槽の側壁に複数のワイヤ電極を上記側壁と非接触状態で通線する通線口を設けたことを特徴とする請求項7記載のワイヤ放電加工装置。
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