JP6719637B2 - ワイヤソーによる溝加工装置とその方法 - Google Patents
ワイヤソーによる溝加工装置とその方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6719637B2 JP6719637B2 JP2019227264A JP2019227264A JP6719637B2 JP 6719637 B2 JP6719637 B2 JP 6719637B2 JP 2019227264 A JP2019227264 A JP 2019227264A JP 2019227264 A JP2019227264 A JP 2019227264A JP 6719637 B2 JP6719637 B2 JP 6719637B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- work
- groove
- pair
- rollers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title description 24
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 89
- 239000011295 pitch Substances 0.000 claims description 60
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 22
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 16
- 238000003672 processing method Methods 0.000 claims description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 21
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 16
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 13
- 230000008569 process Effects 0.000 description 13
- 239000000110 cooling liquid Substances 0.000 description 12
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 12
- 235000012431 wafers Nutrition 0.000 description 9
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 4
- 239000006061 abrasive grain Substances 0.000 description 3
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 3
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010432 diamond Substances 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 229910052594 sapphire Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010980 sapphire Substances 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 238000004070 electrodeposition Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Dicing (AREA)
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Description
図14に示すように、マルチワイヤソー50は、樹脂バインダや電着によってダイヤモンド砥粒を表面に固着させたワイヤ51と、このワイヤ51の繰り出しや巻き取りを行うリールボビン52a,52bと、互いに所定の間隔をあけて平行に設置されるとともにワイヤ51が巻回された溝付きローラ53,53と、砥粒を含む加工液をワーク56とワイヤ51の間に供給するための一対の加工液噴射ノズル54,54と、ワーク56を保持するとともに、ねじ送り機構やモータなどからなる駆動機構(図示せず)によって駆動されて上下方向へ移動するワークホルダ55と、ワイヤ51の張力を一定に保つための張力発生手段(図示せず)を備えている。なお、ワイヤ51には、上述の固定砥粒方式のワイヤ以外にも、ピアノ線に真鍮メッキされたワイヤやタングステンワイヤが用いられることもある。
さらに、ワークホルダ55は、下降した場合に、ワーク56の表面がワイヤ群57aに当接するように溝付きローラ53,53の上方に設置されている。
特許文献1に開示された発明は、所定のピッチで平行に配置された多数の固定砥粒付きのワイヤを走行させながら冷却液を供給するとともにワークをワイヤに接触させて多数の薄いウェハとして切断するマルチワイヤソーにおいて、切断の開始時に、冷却液を供給しないまま、ワイヤを定常時よりも遅い速度で走行させてワイヤをワークの切断開始位置に食い込ませることでワークの切断開始位置に切り込みを形成した後に、冷却液の供給を開始するとともにワイヤの速度を上げて定常時の速度でワークの切断を継続することを特徴とする。
特許文献2に開示された発明は、ワイヤソーにおいて、走行状態の多数のワイヤにワークを接触させることによりワークを多数の薄いウェハとして切断する過程において、切断開始時にワイヤの横振れを防止するためにガイド板をワークに仮固定しておき、このガイド板を切り込むことで多数のワイヤのピッチを安定させた後、さらにワークを切り込んで行くことを特徴とする。
このような方法によれば、ワークの切り始め端部における厚さ寸法のばらつきが従来の方法に比べて生じ難いため、加工精度が向上する。
第4の発明においては、ワイヤによってワークの表面に溝を形成する際に、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明と同様の作用が発揮される。
なお、一対のローラの外周面に設けられる第1の環状溝のピッチが狭くなると、隣り合う2つの第1の環状溝の境界となる柱部分について上端の平面部の幅が狭くなり過ぎないように第1の環状溝を浅く形成する必要があり、その結果、ワイヤは全体が第1の環状溝内に収まらず、その一部が第1の環状溝からはみ出した状態になることがある。この場合、ワイヤの走行中に切削屑などの異物が第1の環状溝に入り込むと、ワイヤが飛んで隣の第1の環状溝に移り易くなるため、ワイヤを一定のピッチに維持することが困難になる。これに対し、第1の発明によれば、ワークの加工中に切削屑等がローラに設けられた第1の環状溝の内部に入り込んだとしても、板状体がワイヤのピッチを一定に保つように作用するため、ワークに対して狭いピッチの溝を均一に加工することが可能である。
さらに、第2の発明によれば、ワークの加工中に切削屑等がローラに設けられた第1の環状溝の内部に入り込んだとしても、円柱体がワイヤのピッチを一定に保つように作用するため、ワークに対して狭いピッチの溝を均一に加工することが可能である。
なお、図2(a)及び図2(b)では、図が煩雑になるのを避けるため、吸着孔4bや貫通孔5aについて、その一部のみを示している。さらに、先の図14に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
さらに、ワイヤソーによる溝加工装置1は、互いに所定の間隔をあけて平行に設置され、ねじ送り機構やモータなどからなる駆動機構(図示せず)によって駆動されて上下方向へ移動する一対のサブローラ3,3を備えている。
メインローラ2,2とサブローラ3,3は、支持手段(図示せず)によって、水平に設置された回転軸(図示せず)を中心としてそれぞれ回転可能に支持されている。
サブローラ3,3は、メインローラ2,2の間にワイヤ51が何度も架け渡されることによって形成される一対のワイヤ群57a,57bに上下を挟まれた形でメインローラ2,2の間に設置されている。また、ワークホルダ4は、下降した場合に、ワーク56の表面がワイヤ群57aに当接するようにメインローラ2,2の上方に設置されている。
このように、ワイヤソーによる溝加工装置1では、ワークホルダ4に対するワーク56の着脱が容易であることから、ワーク56に溝を加工する作業を効率よく行うことができる。
また、図4(a)は図3(c)におけるB部の拡大図であり、図4(b)は図3(a)においてサブローラ3を上昇させてワイヤ51に接触させた状態を示す図であり、図4(c)は図4(b)においてサブローラ3をその回転中心を含む平面で切断した場合の断面図であり、サブローラ3の環状溝3b,3cとワイヤ51の位置関係を示している。さらに、図5はサブローラ3の環状溝3cの溝深さhを説明するための図である。
なお、サブローラ3の環状溝3cは、図4(a)に示すように断面がV字形をなしており、両隣の環状溝3b,3bに対するピッチが等しく、かつ、溝幅wが、隣り合う2本のワイヤ51,51の中心間の距離pの2倍よりも広くなるように形成されている。また、V字の角度αは60〜90度であり、ワイヤ51の直径をrとすると、溝深さhは以下の式(1)で表される(図5参照)。
既に述べたように、ワークホルダ4の吸着面4cには、スペーサ5とワーク56を合わせた厚さよりも薄い一対のストッパ6,6がスペーサ5とワーク56を間に挟むようにしてワイヤ51の走行方向の前方と後方にそれぞれ設置されている(図2(c)及び図4(b)を参照)。そして、炭化ケイ素などのファインセラミックスやサファイアで形成されたブロック材からなるストッパ6は、ワイヤ51による加工が難しいため、ワークホルダ4を下降させて、ワーク56の表面を走行中のワイヤ群57aに接触させた場合、ワーク56がストッパ6,6よりも突出している部分だけがワイヤ51によって加工される。これに対し、まとまった状態の3本のワイヤ51は1本のワイヤ51よりも切削能力が高いため、1本のワイヤ51では加工が困難なストッパ6についても、まとまった状態の3本のワイヤ51を用いれば、加工することができる。
さらに、図1乃至図6に示した構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
このように、ストッパ6,6は、1本のワイヤ51によってワーク56に形成される溝56aの深さを規制するという作用を有するため、ワイヤソーによる溝加工装置1では、ワーク56に対して均一な深さの溝56aを高精度に形成することができる。
このように、本発明のワイヤソーによる溝加工方法によれば、ワーク56に溝56aを加工する工程と、ワーク56を切断する工程が同時に行われるため、1つのワーク56に対して、溝の加工と切断という2つの処理を短時間で行うことができる。
図9(a)に示すように、ストッパ7は、ストッパ6(図2(c)参照)に対して、厚さ方向(ワークホルダ4に設置された状態では鉛直方向)に所定の深さを有する直線状の溝7aがその内部に1本のワイヤ51を配置可能に形成されていることを特徴とする。
したがって、予めストッパ7の溝7aを、その内部に配置されたワイヤ51がワーク56を切断するのに十分な深さに形成しておけば、ストッパ7の溝7aの外部に配置されたワイヤ51によって、ワーク56に2つの溝56aが所定のピッチで同時に形成されるとともに、ストッパ7の溝7aの内部に配置されたワイヤ51によってワーク56が切断されるという作用が発揮される(図9(b)及び図9(c)参照)。
なお、ストッパ7の溝7aは、その内部に2本以上のワイヤ51を配置可能に形成された構造であっても良い。例えば、ワイヤソーによる溝加工装置1において、ストッパ7の溝7aがその内部に3本のワイヤ51を配置可能に形成されており、それぞれの溝7aがサブローラ3の環状溝3cの直上に位置するように一対のストッパ7,7がワークホルダ4の吸着面4cに設置されている場合、サブローラ3において、環状溝3bの内部に配置された1本のワイヤ51によってワーク56に形成される溝の深さと、環状溝3cの内部に配置された3本のワイヤ51によってワーク56に形成される溝の深さの差が一対のストッパ6,6を用いる場合よりも大きくなる。これにより、上述の2種類の溝の深さの差を調節できる範囲が広くなる。
さらに、本実施例では、ワイヤソーによる溝加工装置1を、一対のメインローラ2,2の上方に配置されたワークホルダ4が下降した場合にワイヤ群57aに当接するとともに、一対のサブローラ3,3が上昇した場合にワイヤ群57aに当接する構造としているが、一対のメインローラ2,2の下方に配置されたワークホルダ4が上昇した場合にワイヤ群57bに当接するとともに、一対のサブローラ3,3が下降した場合にワイヤ群57bに当接する構造とすることもできる。このような構造であっても、本実施例で説明したワイヤソーによる溝加工装置1における作用及び効果は同様に発揮される。
ワイヤ51の走行方向と直交し、かつ、ワークホルダ4を間に挟むようにしてワイヤ51の進行方向の前方と後方にそれぞれ設置された一対の板状体9,9には、一対のローラ2,2(例えば、図3(a)参照)に近い方の端面から鉛直方向へ所定の深さを有する複数の直線状のスリット9aがワイヤ51を内部に配置可能に等ピッチで形成されている。
さらに、ガイドレール8には、その長手方向に沿って板状体9を移動させるための駆動機構(図示せず)が設置されている。すなわち、実施例2のワイヤソーによる溝加工装置は、一対の板状体9,9が駆動機構によって駆動されてガイドレール8に沿って移動可能な構造を備えたことを特徴としている。
既に述べたように、特許文献1に開示された加工方法では、切断開始時においてワイヤ51を低速で走行させるとともに、冷却液や加工液を供給しないドライ加工を行っている間は、ワーク56に対して均一なピッチの溝56aが形成されるものの、加工効率を上げるために、ドライ加工を止めると、冷却液や加工液の部分的な液切れに伴う表面張力の作用によりワイヤ同士がくっついてしまう結果、溝56aのピッチが不均一になる。したがって、特許文献1に開示された発明をワーク56の溝加工に適用した場合、図11(a)に示すように、溝56aが浅い部分ではピッチが略均一になるが、溝56aが深くなるにつれてピッチが不均一になる。
また、実施例2のワイヤソーによる溝加工装置においては、ストッパ6がワイヤ51に接触することで、ワーク56に対してワイヤ51によってそれ以上深く溝56aが形成されることを防ぐという作用を有する。したがって、実施例2のワイヤソーによる溝加工装置によれば、ワーク56に対して所望の深さの溝56aを正確に形成することができる。
これに対し、実施例2のワイヤソーによる溝加工装置によれば、ワーク56の加工中に切削屑等が環状溝2bの内部に入り込んだとしても、板状体9がワイヤ51のピッチを一定に保つように作用するため、ワーク56に対して狭いピッチの溝56aを均一に加工することが可能である。
また、板状体9に異なる深さのスリット9aが形成された構造とすることもできる。この場合、ワーク56に対して溝加工と切断を同時に行うことができるというメリットがある。
ワイヤ51の走行方向と直交し、かつ、ワークホルダ4を間に挟むようにしてワイヤ51の進行方向の前方と後方にそれぞれ設置された一対の円柱体11,11は、図13(a)及び図13(b)に示すように、両端に軸体11b,11bが設けられるとともに、ワイヤ51を1回だけ巻き付け可能な複数の環状溝11aが円柱軸に対して環の中心軸を一致させた状態で外周面に等ピッチで形成されている。
図13(c)に示すように、ガイド部材12は、軸体11bを回転自在に保持するための軸孔12aを有するとともに、ガイドレール13の長手方向に対して摺動可能にガイド溝13aの内部に設置されるスライド部12bを有している。すなわち、ガイドレール13は、ガイド部材12の移動方向を制限して円柱体11をワークホルダ4と直交する方向へ案内する機能を有している。
さらに、ガイドレール13には、その長手方向に沿って円柱体11を移動させるための駆動機構(図示せず)が設置されている。すなわち、実施例3のワイヤソーによる溝加工装置は、一対の円柱体11,11が駆動機構によって駆動されてガイドレール13に沿って移動可能な構造を備えたことを特徴としている。
また、実施例3のワイヤソーによる溝加工装置は、駆動機構に駆動された円柱体11がガイドレール13に沿って鉛直方向へ移動する構造であるため、ワーク56の加工中にワイヤ51が円柱体11の環状溝11aの外に出てしまわないようにワイヤ51の撓み量に応じて円柱体11を鉛直方向へ移動させることができる。これにより、環状溝11aの外に出てしまったワイヤ51が環状溝11aの端縁に接触することで、当該部分が欠けてしまうという事態を防ぐことができる。
さらに、実施例3のワイヤソーによる溝加工装置では、ワイヤ51の走行に伴って円柱体11が回転することにより、環状溝11aの内面とワイヤ51の間に生じる摩擦力が低減されるため、環状溝11aが磨耗し難いという作用を有する。
このように、実施例3のワイヤソーによる溝加工装置では、円柱体11の環状溝11aが破損したり、磨耗したりし難いため、保守費用の節約を図ることができる。
加えて、実施例3のワイヤソーによる溝加工装置によれば、ワーク56の加工中に切削屑等が環状溝2bの内部に入り込んだとしても、円柱体11がワイヤ51のピッチを一定に保つように作用するため、ワーク56に対して狭いピッチの溝56aを均一に加工することができる。
また、円柱体11に異なる深さの環状溝11aが形成された構造とすることができる。この場合、ワーク56に対して溝加工と切断を同時に行うことができるというメリットがある。
Claims (4)
- 水平に設置された各回転軸を中心として回転可能に、互いに所定の間隔を空けて平行に設置された一対のローラと、
一対の前記ローラに対し、軸方向の一端から他端にかけて交互に往復するように螺旋状に巻き付けられたワイヤと、
ワークを保持可能に形成された水平面を有するワークホルダと、
前記水平面に前記ワークが保持された前記ワークホルダを上下方向へ移動させる第1の駆動機構と、
前記ワイヤの走行方向と直交し、かつ、前記ワークホルダを間に挟むようにして前記ワイヤの進行方向の前方と後方にそれぞれ設置された一対の板状体と、
この板状体の片面に設けられて互いに平行をなす一対の第1のガイド部材と、
この第1のガイド部材の移動方向を制限して前記板状体を前記ワークホルダと直交する方向へ案内する第1のガイドレールと、
この第1のガイドレールに沿って前記板状体を移動させる第2の駆動機構と、を備え、
一対の前記ローラの外周面には、前記ワイヤが1回だけ巻き付けられる第1の環状溝が前記回転軸に環の中心軸が一致するように所定のピッチで複数個所に形成され、
前記ワークホルダは、一対の前記ローラの間に前記ワイヤが複数回掛け渡された一対のワイヤ群の一方に対し、上下方向へ移動した場合に前記ワークが当接するように一対の前記ローラの上方又は下方に設置されており、
前記板状体は、
一対の前記ローラに近い方の端面から鉛直方向へ直線状のスリットが内部に前記ワイヤを配置可能に等ピッチで形成されていることを特徴とするワイヤソーによる溝加工装置。 - 前記板状体、一対の前記第1のガイド部材、前記第1のガイドレール及び前記第2の駆動機構に代えて、
両端に軸体が設けられるとともに、前記ワイヤの走行方向と直交し、かつ、前記ワークホルダを間に挟むようにして前記ワイヤの進行方向の前方と後方にそれぞれ設置された一対の円柱体と、
前記軸体を介して前記円柱体を円柱軸の周りにそれぞれ回転自在に支持する一対の第2のガイド部材と、
この第2のガイド部材の移動方向を制限して前記円柱体を前記ワークホルダと直交する方向へ案内する第2のガイドレールと、
この第2のガイドレールに沿って前記円柱体を移動させる第3の駆動機構と、を備え、
前記円柱体は、
前記ワイヤを1回だけ巻き付け可能な第2の環状溝が前記円柱軸に対して環の中心軸を一致させた状態で外周面に等ピッチで形成されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤソーによる溝加工装置。 - 前記ワークよりも薄いブロック材からなり、前記ワークホルダの前記水平面に設置される一対のストッパを備え、
一対の前記ストッパは、前記ワイヤによって切削され難い部材によって形成され、前記ワークを間に挟むようにして前記ワイヤの走行方向の前方と後方にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のワイヤソーによる溝加工装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤソーによる溝加工装置を用いて、前記ワークの表面に溝を形成することを特徴とするワイヤソーによる溝加工方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018235934 | 2018-12-17 | ||
JP2018235934 | 2018-12-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020097106A JP2020097106A (ja) | 2020-06-25 |
JP6719637B2 true JP6719637B2 (ja) | 2020-07-08 |
Family
ID=71106296
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019178975A Active JP6733022B2 (ja) | 2018-12-17 | 2019-09-30 | ワイヤソーによる溝加工装置とその方法 |
JP2019227264A Active JP6719637B2 (ja) | 2018-12-17 | 2019-12-17 | ワイヤソーによる溝加工装置とその方法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019178975A Active JP6733022B2 (ja) | 2018-12-17 | 2019-09-30 | ワイヤソーによる溝加工装置とその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP6733022B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114454364A (zh) * | 2021-08-19 | 2022-05-10 | 青岛高测科技股份有限公司 | 硅棒切割方法、设备及系统 |
-
2019
- 2019-09-30 JP JP2019178975A patent/JP6733022B2/ja active Active
- 2019-12-17 JP JP2019227264A patent/JP6719637B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020097096A (ja) | 2020-06-25 |
JP2020097106A (ja) | 2020-06-25 |
JP6733022B2 (ja) | 2020-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6228044B2 (ja) | 板状物の加工方法 | |
JP6719637B2 (ja) | ワイヤソーによる溝加工装置とその方法 | |
KR20160048787A (ko) | 잉곳의 절단방법 및 와이어 쏘 | |
JP2016209947A (ja) | ワイヤソー装置 | |
TWI729010B (zh) | 固定磨粒線鋸及固定磨粒鋼絲的修整方法 | |
JPH10217095A (ja) | ワイヤーソーによるワークの切断方法およびワイヤーソー | |
JP2018039085A (ja) | 切削方法 | |
JP2006095688A (ja) | ワイヤソー加工方法 | |
JP2008100298A (ja) | マルチワイヤソー装置及びマルチワイヤソー装置の調整方法 | |
JP5672224B2 (ja) | 溝付きローラー及びこれを用いたワイヤーソー | |
JP5712947B2 (ja) | ワイヤ放電加工装置 | |
JPH1044142A (ja) | マルチワイヤーソー | |
JP2000135663A (ja) | 被加工物自転型ワイヤソー及びウェハ製造方法 | |
JPH1199463A (ja) | 切断方法および装置 | |
JPH07205141A (ja) | ワイヤーソーのウェーハ切断方法及びその装置 | |
JP2004066734A (ja) | ワークまたはインゴットの切断装置および切断方法 | |
JP2008188721A (ja) | 基板の製造方法及びワイヤソー装置 | |
JP2019181878A (ja) | 切断方法 | |
JP2012045682A (ja) | 固定砥粒ワイヤーソー装置 | |
JPH1177510A (ja) | 固定砥粒ワイヤソー及びその被加工物切断方法 | |
JPWO2013073225A1 (ja) | ワイヤ放電加工装置および半導体ウエハ製造方法 | |
JPH04135120A (ja) | 小径工具におけるねじれ溝の加工方法 | |
JP5861062B2 (ja) | ワイヤーソーとワイヤーソーを用いたシリコン製造方法 | |
JP2006159360A (ja) | 基板製造方法及び半導体基板 | |
JP2011005617A (ja) | ワイヤーソー装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191218 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20191218 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20191217 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20200124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200313 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200605 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200616 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6719637 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |