JP2013154846A - 鞍乗り型車両のエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員に対する緩衝機能を分散させることのできる鞍乗り型車両のエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】車両(10)から上方へ向かって乗員(M)の前方で膨張展開するエアバッグ(30)を有し、エアバッグ(30)は,膨張展開時に,乗員(M)の頭部(Mh)と対向する頭部対向部(30h)と,この頭部対向部(30h)の下方で頭部対向部(30h)よりも乗員(M)側に突出して乗員(M)の胸部(Mb)を緩衝する胸押さえ部(30b)とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、鞍乗り型車両のエアバッグ装置に関するものである。
従来、鞍乗り型車両のエアバッグ装置として、例えば特許文献1に見られるように、車両から上方へ向かって乗員の前方で膨張展開し、乗員に対する緩衝機能を備えたエアバッグを有するものが知られている。
特開2011−73559号公報
本発明が解決しようとする課題は、乗員に対する緩衝機能を分散させることのできる鞍乗り型車両のエアバッグ装置を提供することである。
上記課題を解決するために本発明の鞍乗り型車両のエアバッグ装置は、車両から上方へ向かって乗員の前方で膨張展開するエアバッグを有する鞍乗り型車両のエアバッグ装置において,
前記エアバッグは,膨張展開時に,前記乗員の頭部と対向する頭部対向部と,この頭部対向部の下方で該頭部対向部よりも乗員側に突出して乗員の胸部を緩衝する胸押さえ部とを備えていることを特徴とする。
この鞍乗り型車両のエアバッグ装置によれば、膨張展開時には、頭部対向部によって乗員の頭部に対する緩衝効果が得られるとともに、胸押さえ部によって乗員の胸部に対する緩衝効果が得られる。
そして、膨張展開時、胸押さえ部は、頭部対向部の下方で該頭部対向部よりも乗員側に突出して膨張するから、この胸押さえ部による乗員胸部への押さえ作用によって、相対的に、乗員頭部の頭部対向部への当接速度及び当接力が緩和されることとなる。
結果として、乗員に対する衝撃を頭部対向部と胸押さえ部とで分散して緩衝することができる。
前記胸押さえ部は、乗員を前傾姿勢で緩衝する構成とすることができる。
このように構成すると、乗員をより自然な姿勢で緩衝することができる。
前記車両の前後方向に関し、前記頭部対向部の厚さに比べ、前記胸押さえ部の頭部対向部からの突出量を大きくした構成とすることができる。
このように構成すると、胸押さえ部による乗員胸部への押さえ作用の性能をより上げることができ、相対的に、乗員頭部の頭部対向部への当接速度及び当接力を一層緩和することができる。
前記エアバッグの内部には、膨張展開時に上下方向へ延びて、該エアバッグの上方への動きを抑制するテザーを設けた構成とすることができる。
このように構成すると、テザーによってエアバッグの上方への動きが抑制される結果として、相対的に、胸押さえ部の乗員側への突出作用がより良好に得られるとともに、胸押さえ部の位置ズレを抑制することができ、結果として、乗員頭部の頭部対向部への当接速度及び当接力を一層緩和することができる。
前記頭部対向部と胸押さえ部とは別室構造とし、前記胸押さえ部の内圧を、前記頭部対向部の内圧よりも低くした構成とすることができる。
このように構成すると、相対的に内圧の高い方の頭部対向部を、衝突対象(例えば相手車)と接してエアバッグを支持するのに足る硬さを有する膨張室として機能させると同時に,相対的に内圧の低い方の胸押さえ部を,乗員と接して十分な緩衝作用を得るのに足る軟らかさを有する膨張室として機能させることが可能となる。
したがって、衝突対象と乗員との間の緩衝体として作用するのに足る硬さと軟らかさとを両立させることができる。
前記エアバッグは、膨張展開時に,前記車両から前記胸押さえ部へ向かって立ち上がり,車幅方向における長さが前記胸押さえ部より幅狭のくびれ部を有する構成とすることができる。
このように構成すると、膨張展開時,くびれ部が車両からの干渉を回避したような状態となって,頭部対向部および胸押さえ部が膨張展開することとなる。このため,鞍乗り型車両が,走行中の相手車の側面に衝突して相手車の進行方向へと回動させられる状態となった場合でも,エアバッグは,衝突前の進行方向と略同方向へ向かって膨張展開し,かつその状態を維持しやすくなる。すなわち,エアバッグは衝突直後に膨張展開し,通常はその直後に鞍乗り型車両が相手車と同方向へと回動するとともに乗員が衝突前の進行方向を維持したまま相手車の側面に衝突しようとする状態となるが,その際,くびれ部が,車両からの干渉を回避しうる状態となり,結果として,車両と一緒には移動しない状態となる。
そのため,膨張展開したエアバッグにおける頭部対向部及び胸押さえ部の位置は,上記慣性による乗員の移動方向と合致しやすくなる。
したがって,鞍乗り型車両が走行中の相手車の側面に衝突した場合においてもエアバッグがその役割を果たすことが可能となる。
本発明に係る鞍乗り型車両のエアバッグ装置の一実施の形態を用いた鞍乗り型車両の一例を示す部分透視側面図。 上記車両を後方から見た部分透視概略図。 エアバッグが膨張展開した自動二輪車の状態を示す部分透視側面図。 上記車両を後方から見た部分透視概略図。 衝突状態の一例を示す側面図。 リテーナ本体にエアバッグ30およびインフレータ32を収納した状態を示す断面図。 エアバッグモジュールの一例を示す斜視図。 (a)は上記エアバッグモジュールの側面図,(b)はリッドが開いた状態の側面図。 エアバッグ30の変形例を示す概略的側面図と、前面図。 他の実施の形態を用いた鞍乗り型車両の一例を示す側面図。 作用説明図。 (a)〜(c)は複数の膨張室30h,30bの内圧を異ならせるための手段を示す説明図。 作用説明平面図。
以下、本発明に係る鞍乗り型車両のエアバッグ装置の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。
図1,図2に示す車両10は自動二輪車である。この自動二輪車10は,車体をなすフレーム(車体フレーム)11を有している。この車体フレーム11の前端を構成するヘッドパイプ12に操舵自在に左右一対のフロントフォーク13が取付けられ,このフロントフォーク13の上部にハンドルバー14が取付けられている。ハンドルバー14にはバックミラー15が取付けられている。フロントフォーク13の下端には前輪16Fが回転自在に取り付けられている。車体フレーム11にはエンジン17が固定されている。車体フレーム11の後部には,スイングアーム18がピボット軸18pで上下スイング自在に取り付けられており,このスイングアーム18の後端部に駆動輪である後輪16Rが回転可能に取り付けられている。後輪16Rは,エンジン17との間に設けられたチェーン19で駆動される。
図3、図4に示すように、自動二輪車10には燃料タンクTの前部にエアバッグ装置20が搭載されている。
エアバッグ装置20は,図5にも示すように,衝突対象(例えば相手車C)との衝突時に自動二輪車10から上方へ向かって乗員Mの前方で膨張展開するエアバッグ30を有している。
エアバッグ装置20は,図6,図7に示すように、上記エアバッグ30と,このエアバッグ30を収納するリテーナ50とを備えている。
リテーナ50は,箱状のリテーナ本体51を備えている。リテーナ本体51は,上方にエアバッグ膨張展開用の開口部51a(図6参照)を有する筐体であり,底板51bにインフレータ32が取り付けられている。
図に示すように,エアバッグ30は,リテーナ本体51内に折り畳まれた状態でインフレータ32と一体となって収納されている。
図1に示すように,左右のフロントフォーク13には衝撃センサS1が装着されているとともに,リテーナ50の前方にはコントロールユニットCUが搭載されている。衝撃センサS1はコントロールユニットCUに電気的に接続されており,コントロールユニットCUはインフレータ32に電気的に接続されている。衝突が起こると,衝撃センサS1は,検知した減速度データをコントロールユニットCUに送信し,コントロールユニットCUは減速度データに基づいてエアバッグ30の作動/非作動を瞬時に判断する。作動と判断した場合には,インフレータ32に点火電流を送り,インフレータ32を作動させてエアバッグ30内に気体を発生させ,エアバッグ30を膨張展開させる。リテーナ本体51は,図7および図8に示すようなリッド56を設けたエアバッグモジュールAMとして構成することができる。エアバッグ装置20の非作動時においては図7および図8(a)に示すようにリッド56は閉じているが,インフレータ32の作動でエアバッグ30が膨張すると,その圧力でリッド56が図8(b)で示すように開き,エアバッグ30が矢印Aで示すように前方上方へ向かって膨張展開される(図3参照)。膨張展開したエアバッグ30は,乗員(ライダー)Mを受け止め,排気孔(図5の30v参照)からガスを排出して萎みながら乗員の運動エネルギーを効果的に吸収することで乗員Mの保護を図る。
図3〜図5に示すように,エアバッグ30は,膨張展開時に,乗員Mの頭部Mhと対向する頭部対向部30hと,この頭部対向部30hの下方で該頭部対向部30hよりも乗員M側に突出して乗員Mの胸部Mbを緩衝する胸押さえ部30bとを備えている。
この鞍乗り型車両のエアバッグ装置20によれば、膨張展開時には、頭部対向部30hによって乗員Mの頭部Mhに対する緩衝効果が得られるとともに、胸押さえ部30bによって乗員Mの胸部Mbに対する緩衝効果が得られる。
そして、膨張展開時、胸押さえ部30bは、頭部対向部30hの下方で該頭部対向部30hよりも乗員側に突出して膨張するから、この胸押さえ部30bによる乗員胸部Mbへの押さえ作用によって、相対的に、乗員頭部Mhの頭部対向部30hへの当接速度及び当接力が緩和されることとなる。
結果として、乗員に対する衝撃を頭部対向部と胸押さえ部とで分散して緩衝することができる。
図5に示すように、胸押さえ部30bは、乗員Mを前傾姿勢で緩衝する構成とする。
このように構成すると、乗員Mをより自然な姿勢で緩衝することができる。
図3に示すように、車両(自動二輪車)10の前後方向に関し、頭部対向部30hの厚さt1に比べ、胸押さえ部30bの頭部対向部30hからの突出量(厚さ)t2を大きくする。
このように構成すると、胸押さえ部30bによる乗員胸部Mbへの押さえ作用の性能をより上げることができ、相対的に、乗員頭部Mhの頭部対向部30hへの当接速度及び当接力を一層緩和することができる。
図9に示すように、エアバッグ30の内部には、膨張展開時に上下方向へ延びて、該エアバッグ30の上方への動きを抑制するテザー33を設けることができる。
このように構成すると、膨張展開時、テザー33によってエアバッグ30の上方への動きが抑制される結果として、相対的に、胸押さえ部30bの乗員M側への突出作用がより良好に得られるとともに、胸押さえ部30bの位置ズレを抑制することができ、結果として、乗員頭部Mhの頭部対向部30hへの当接速度及び当接力を一層緩和することができる。
テザー33は、前後方向に幅広の帯状部材であり、少なくともその上下がエアバッグ30に固定(例えば逢着)される。固定部(逢着部)を符号30sで示す。他の部位もエアバッグ30に対して固定可能であるが、テザー33は胸押さえ部30bに対しては固定(逢着)しない。
なお、図9に示すエアバッグ30の形状と、図3,図4に示すエアバッグ30の形状は異なっているが、いずれの形状も採用し得る。
図10,図11に示すように、頭部対向部30hと胸押さえ部30bとは別室構造とし、胸押さえ部30bの内圧を、頭部対向部30hの内圧よりも低くすることができる。
このように構成すると、相対的に内圧の高い方の頭部対向部30hを、衝突対象(例えば相手車C)と接してエアバッグ30を支持するのに足る硬さを有する膨張室として機能させると同時に,相対的に内圧の低い方の胸押さえ部30bを,乗員Mと接して十分な緩衝作用を得るのに足る軟らかさを有する膨張室として機能させることが可能となる。
したがって、このような構成のエアバッグ30は、衝突対象と乗員Mとの間の緩衝体として作用するのに足る硬さと軟らかさとを両立させることができる。
図10,図11において、30pは、エアバッグ30の内部を頭部対向部30hと胸押さえ部30bとに仕切っている仕切部である。
頭部対向部30hと胸押さえ部30bの内圧は,図12(a)に示すように,頭部対向部30hと胸押さえ部30bとに,それぞれ出力の異なるインフレータ32h,32bを設け(図6,図7参照)、インフレータ32hで頭部対向部30hを、インフレータ32bで胸押さえ部30bを膨張展開させることによって異ならせることができる。この場合,胸押さえ部30bを膨張させるインフレータ32bの出力を,頭部対向部30hを膨張させるインフレータ32hの出力に比べて小さくすることで,頭部対向部30hの内圧に比べて胸押さえ部30bの内圧を低くすることができる。
このように構成すると,出力の異なるインフレータ32h,32bを頭部対向部30hと胸押さえ部30bとに設けるという簡単な構成で,頭部対向部30hと胸押さえ部30bとの内圧を異ならせることができる。
また,頭部対向部30hと胸押さえ部30bの内圧は,図12(b)に示すように,頭部対向部30hと胸押さえ部30bとにそれぞれ開口面積の異なるベントホール30vh,30vbを設けて膨張展開時の頭部対向部30hと胸押さえ部30bとからの気体の逃がし量を異ならせることによって,頭部対向部30hと胸押さえ部30bとの内圧を異ならせることができる。この場合,胸押さえ部30bに設けるベントホール30vbの開口面積を,頭部対向部30hに設けるベントホール30vhの開口面積に比べて大きくすることで,頭部対向部30hの内圧に比べて胸押さえ部30bの内圧を低くすることができる。
このように構成すると,頭部対向部30hと胸押さえ部30bとに開口面積の異なるベントホール30vh,30vbを設けるという簡単な構成で,頭部対向部30hと胸押さえ部30bとの内圧を異ならせることができる。なお,この場合,インフレータ32h、32bは同一出力とすることもできるし,図12(b)に示すように,胸押さえ部30bを膨張させるインフレータ32bの出力を,頭部対向部30hを膨張させるインフレータ32hの出力に比べて小さくすることもできる。
また,頭部対向部30hと胸押さえ部30bの内圧は,図12(c)に示すように,頭部対向部30hと胸押さえ部30bとを異なる体積とするとともに、頭部対向部30hと胸押さえ部30bとに同じ出力のインフレータ32を設けることで,頭部対向部30hと胸押さえ部30bの内圧を異ならせることができる。この場合,胸押さえ部30bの体積を,頭部対向部30hの体積に比べて大きくすることで,頭部対向部30hの内圧に比べて胸押さえ部30bを低くすることができる。
このように構成すると,異なる出力のインフレータを用意することなく,頭部対向部30hと胸押さえ部30bとの内圧を異ならせることができる。
図4に示すように、エアバッグ30は、膨張展開時に,車両10から胸押さえ部30bへ向かって立ち上がり,車幅方向における長さ(幅)W1が胸押さえ部30bより幅狭のくびれ部30cを有する構成とすることができる。
このように構成すると、膨張展開時,くびれ部30cが鞍乗型車両(自動二輪車)10からの干渉を回避したような状態となって頭部対向部30hおよび胸押さえ部30bが膨張展開することとなる。このため,例えば図13に示すように、鞍乗り型車両10が,走行中の相手車Cの側面に衝突して相手車Cの進行方向Fへと回動(回動方向をRで示す)させられる状態となった場合でも,エアバッグ30は,衝突前の鞍乗型車両10の進行方向Dと略同方向へ向かって膨張展開し,かつその状態を維持しやすくなる。すなわち,エアバッグ30は衝突直後に膨張展開し,通常はその直後に鞍乗り型車両10が相手車Cと同方向へと回動するとともに乗員Mが衝突前の進行方向Dを維持したまま相手車Cの側面に衝突しようとする状態となるが,その際,くびれ部30cが,鞍乗型車両10からの干渉を回避しうる状態となり,結果として,鞍乗型車両10と一緒には移動しない状態となる。
そのため,膨張展開したエアバッグ30における頭部対向部30h及び胸押さえ部30bの位置は,上記慣性による乗員Mの移動方向Dと合致しやすくなる。
したがって,鞍乗り型車両10が走行中の相手車Cの側面に衝突した場合においてもエアバッグ30がその役割を果たすことが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
M:乗員、Mh:頭部、Mb:胸部、10:自動二輪車(乗型車両)、20:エアバッグ装置、30:エアバッグ、30c:くびれ部、30h:頭部対向部、Mb:胸押さえ部、33:テザー。

Claims (6)

  1. 車両(10)から上方へ向かって乗員(M)の前方で膨張展開するエアバッグ(30)を有する鞍乗り型車両のエアバッグ装置において,
    前記エアバッグ(30)は,膨張展開時に,前記乗員(M)の頭部(Mh)と対向する頭部対向部(30h)と,この頭部対向部(30h)の下方で該頭部対向部(30h)よりも乗員(M)側に突出して乗員(M)の胸部(Mb)を緩衝する胸押さえ部(30b)とを備えていることを特徴とする鞍乗り型車両のエアバッグ装置。
  2. 請求項1において、
    前記胸押さえ部(30b)は、乗員(M)を前傾姿勢で緩衝することを特徴とする鞍乗り型車両のエアバッグ装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記車両(10)の前後方向に関し、前記頭部対向部(30h)の厚さ(t1)に比べ、前記胸押さえ部(30b)の頭部対向部(30h)からの突出量(t2)を大きくしたことを特徴とする鞍乗り型車両のエアバッグ装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項において、
    前記エアバッグ(30)の内部には、膨張展開時に上下方向へ延びて、該エアバッグ(30)の上方への動きを抑制するテザー(33)を設けたことを特徴とする鞍乗り型車両のエアバッグ装置。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項において、
    前記頭部対向部(30h)と胸押さえ部(30b)とは別室構造とし、前記胸押さえ部(30b)の内圧を、前記頭部対向部(30h)の内圧よりも低くしたことを特徴とする鞍乗り型車両のエアバッグ装置。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項において、
    前記エアバッグ(30)は、膨張展開時に,前記車両(10)から前記胸押さえ部(30b)へ向かって立ち上がり,車幅方向における長さ(W1)が前記胸押さえ部(30b)より幅狭のくびれ部(30c)を有することを特徴とする鞍乗り型車両のエアバッグ装置。
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