JP5317793B2 - 二輪車用エアバック装置 - Google Patents
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Description
前記ヘッドパイプ(2a)の前方かつ下方、さらに前記前輪(WF)の上方で囲まれる空間内で、前記車両側に固定された支えプレート(20)に対して展開可能な第1のエアバック(30)を備える。
請求項2は、請求項1の二輪車用エアバック装置において、前記車両側に固定されると共に車両の前方に向かって延出する支えプレート(20)を備え、前記第1のエアバック(30)は、前記支えプレート(20)の下方と前記前輪(WF)との間に設けられている。
請求項2の構成によれば、支えプレート(20)の下方と前輪(WF)との間で第1のエアバッグ(30)が膨張して展開する。したがって、第1のエアバック(30)を介して接触した対象物(60)の外力を支えプレート(20)にて有効に受け止めることが可能となるので、車両前方に展開するエアバック(30)を有効に機能させることが可能となる。
したがって、乗員(70)が第2のエアバック(40)を押す荷重は第1のエアバック(30)を介して接触した対象物(60)に伝達されるので、対象物(60)が受け面となることで、乗員(70)が持っているエネルギーを第2のエアバック(40)で吸収することが可能となり、荷重が二輪車(1)に伝達されることで生じるピッチング(車体がノーズダイブとなり後輪が浮き上がる現象)を抑制することが可能となる。
メインフレーム2の中央付近には、湾曲して上方に延びる後端を有するシートレール8が接合されている。メインフレーム2の上には、燃料タンク18が配置され、前記シートレール8の上には、乗員シート9が配置されている。ステアリングステム3の前部および側部およびメインフレーム2の前部はフロントカウル(カバー部材)10で覆われ、前記シートレール8の上部および側部はリヤカウル11で覆われている。
ステアリングステム3及びトップブリッジ4の前方でフロントカウル10の内側位置には、車両メータ17が装着されている。
また、支えプレート20は、ヘッドパイプ2aに対して固定されているので、乗員によるステアリングバー7の操作があったとしても左右方向に回動することはない。
フロントカウル10内における支えプレート20の上面側には、第2のエアバック40及び第2のエアバック40を膨張させるインフレータ41が配設されている。第2のエアバック40は、インフレータ41により支えプレート20の上方と乗員シート9に乗車した乗員との間で膨張し展開するように構成されている。各インフレータ31,41は、点火装置(図示せず)を備えると共に、この点火装置の点火により高圧ガスを発生するガス発生剤を収納している。
また、支えプレート20、第1のエアバック30及び第2のエアバック40は、全てフロントカウル10内に装着されているので、良好な外観性の維持を図ることができる。
乗車シート9の下側位置には、加速度センサ50からの検知信号が所定値を超えた場合に各インフレータ31,41を作動させる制御部55が設けられている。
また、支えプレート20と乗員の間で膨張展開する第2のエアバック40は、膨張展開時において車両メータ17等の自動二輪車1に装着された部材が乗員側に飛び出さないように、エアバックの膨張展開方向が設定されている。
すなわち、第1のエアバック30が膨張展開する場合には、エアバックの一方面側が支えプレート20の下面に当接し、前輪WF側に膨張展開させることが可能である。その結果、自動二輪車1が対象物に接触した場合、支えプレート20と対象物の間で第1のエアバック30を膨張展開させることで膨張展開されたエアバックを対象物に接触させることが可能となり、対象物を第1のエアバック30の受け面として利用することが可能となる。
また、第2のエアバック40が膨張展開する場合には、エアバックの一方面側が支えプレート20の上面に当接し、乗員側に膨張展開させることが可能である。
また、支えプレート20の形状は、フロントカウル10内に収納可能な大きさであり、ハンドルバー7の操作に伴うステアリングステム3の回動に支障を与えない形状であればよい。
自動二輪車が、例えば、四輪車の後部であるトランク部分(対象物60)に接触した場合、第1のエアバック30及び第2のエアバック40は、加速度センサ50で検知した前方からの力の印加に応答して展開する(図3(a))。すなわち、加速度センサ50の検出信号の大きさを制御部55に含まれるマイクロコンピュータで予め設定されている所定値と比較し、検出信号がこの所定値より大きい場合に、各インフレータ31,41の点火装置により点火される。その結果、第1のエアバッグ30が支えプレート20の下方と前輪WFとの間で膨張展開Aし、第2のエアバック40が支えプレート20の上方と乗員シートに乗車した乗員70との間で膨張展開Bする。
この制御により、第1のエアバック30を先に膨張展開させた後、第2のエアバック40を膨張展開させることで、自動二輪車1に対して大きな外力が印加された時に、先に膨張展開Aさせた第1のエアバック30により、前もってピッチングを抑え込むことを可能とし、乗員70が持っているエネルギーを第2のエアバック40の膨張展開Bで効率良く吸収することが可能である。
Claims (8)
- 前方側より、前輪(WF)、ステアリング(7)を回動自在に支持するヘッドパイプ(2a)、乗員が乗車するシート(9)、後輪(WR)が配設される二輪車両に対して、車両に印加される加速度を検知する加速度センサ(50)と、エアバックを膨張させるインフレータと、前記加速度センサ(50)からの検知信号が所定値を超えた場合に前記インフレータを作動させる制御部(55)を備えたエアバック装置において、
前記ヘッドパイプ(2a)の前方かつ下方、さらに前記前輪(WE)の上方で囲まれる空間内で、前記車両側に固定された支えプレート(20)に対して展開可能な第1のエアバック(30)を備えたことを特徴とする二輪車用エアバック装置。 - 前記車両側に固定されると共に車両の前方に向かって延出する支えプレート(20)を備え、前記第1のエアバック(30)は、前記支えプレート(20)の下方と前記前輪(WF)との間に設けられた請求項1に記載の二輪車用エアバック装置。
- 前記支えプレート(20)は、前記ステアリング(7)よりも前方に配置された請求項2に記載の二輪車用エアバック装置。
- 前記支えプレート(20)よりも乗員側に第2のエアバック(40)を設けた請求項2又は請求項3に記載の二輪車用エアバック装置。
- 前記制御部(55)は、前記加速度センサ(50)からの出力値が所定値を超えた場合に、前記第1のエアバック(30)を先に膨張させた後、前記第2のエアバック(40)を膨張させる請求項4に記載の二輪車用エアバック装置。
- 前記支えプレート(20)は、前記ヘッドパイプ(2a)に取り付けられた請求項2に記載の二輪車用エアバック装置。
- 前記支えプレート(20)は、車両の前方に装着されるカバー部材(10)により覆われている請求項2ないし請求項6のいずれか1項に記載の二輪車用エアバック装置。
- 前記支えプレート(20)は、前記ヘッドパイプ(2a)の近傍では他の部分より幅狭に形成された請求項6又は請求項7に記載の二輪車用エアバック装置。
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