JP2013151340A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙搬送装置の駆動源としてステッピングモータを用いる際に、負荷トルクが急激に変化する場合においても脱調することなく、電力効率の高い状態でステッピングモータを駆動し、搬送動作を行う画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙搬送装置の駆動源としてステッピングモータを制御する際に、そのステッピングモータの負荷角を検出する。そして、検出結果に応じてステッピングモータの駆動電流を変化させる第1の制御モードで動作可能とする。また、駆動電流を予め定められた設定値とする第2の制御モードでも動作可能とする。第1の制御モードと第2の制御モードとは、検出された負荷角の単位時間あたりの変化量と予め定めた閾値との比較結果によって切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機や複合機のような画像形成装置に係り、特に、画像形成装置において使用される用紙等のシート材を搬送するための駆動源の制御技術に関する。
画像形成装置における用紙の給紙・搬送系の駆動源には、小型で安価なステッピングモータが用いられる場合が多い。また、そのステッピングモータは、定電流チョッパ制御方式で駆動されるのが一般的である。ステッピングモータは、小型かつ安価に構成できる反面、パルス信号の入力に対して回転子の回転が同期できなくなる脱調現象がしばしば発生する。脱調現象は、例えば、駆動回路からステッピングモータに出力されるパルスのパルスレートに対して過負荷状態のときに発生する。
一方、多種多様な画像形成を行う画像形成装置では、普通紙、厚紙等のように様々な紙種の用紙に対応する必要がある。そのため、紙種によっては、ステッピングモータに要求されるトルクが大きく変動する場合がある。用紙搬送路に沿って配置されたスポンジ材の搬送ローラに用紙が突入するときのトルクを例に挙げると、厚紙(200g/cm)と普通紙(80g/cm)ではその差が2倍にも及ぶことがある。ステッピングモータのトルクは、駆動電流の値によって決まる。そのため、ステッピングモータの選定及びトルクを決定づける駆動電流の選定は、より条件の厳しい厚紙の使用を想定して決定される。
しかし、一般のオフィス等では、圧倒的に普通紙の使用頻度が高い。そのため、常に厚紙に対応した設定の駆動電流では、必要以上に電力を消費したり、音が発生したりしてしまう。そこで、この問題を解消する技術が提案されている(特許文献1)。特許文献1は、ステッピングモータ駆動電流を負荷の大きさに合わせて制御することで、変動する負荷に対して適切な駆動電流でステッピングモータを駆動する。
また、上述のような脱調現象は、一つのステッピングモータで用紙搬送ローラと電磁クラッチを介して接続される給紙ピックアップローラを駆動するような場合に顕著であり、電磁クラッチがオンするときの急激な負荷変動が原因となる。そのため、クラッチ連結時の急激な負荷変動を軽減して、高トルクのステッピングモータを使用せずに、ステッピングモータの脱調現象を防ぐ技術も提案されている(特許文献2)。
特開2008−301625号公報 特開2004−238157号公報
特許文献1に開示された技術は、ステッピングモータの負荷を検知して、負荷の変動に追従して駆動電流を決定するため、負荷のバラツキに有効に対応することができる。しかし、ステッピングモータ駆動中に急激な負荷変動が起こる場合に課題が残る。
また、電磁クラッチがオンするときの負荷変動は、ギヤ列のバックラッシュの状態や給紙ローラが搬送する用紙の摩擦状態などによって変動するため、負荷変動の速さやピークの大きさを予測することは困難である。
特許文献2に開示された技術は、クラッチ連結時の急激な負荷変動の発生自体を軽減できるため、脱調現象の発生を防ぐことが可能であるが、クラッチを駆動するための電流を制御する新たな機構が必要となり、その構成が複雑となる点に課題があった。
本発明は、このような事情に鑑み、画像形成装置の駆動源としてステッピングモータを用いる際に、負荷角が急変する場合でも脱調することなく、電力効率の高い状態で駆動することできる画像形成装置を提供することを、その課題とする。
請求項1の発明は、画像が形成されるシート材を搬送するシート材搬送手段と、前記シート材搬送手段を駆動するモータと、前記モータを制御する制御手段と、前記モータのロータ位置を検知する位置検知手段を備えている。また、前記制御手段から出力される制御信号と前記位置検知手段の検知結果から、負荷角を求める負荷角検知手段を備えている。前記制御手段は、前記負荷角検知手段によって検出された負荷角に応じて前記モータの駆動電流を変化させる第1の制御モード、および、前記モータの駆動電流を予め定められた設定値とする第2の制御モードで動作可能である。そして、前記負荷角検出手段において検出された負荷角の単位時間あたりの変化量と予め定めた閾値との比較結果によって、前記第1の制御モードと前記第2の制御モードとを切り替えることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、画像が形成されるシート材を搬送するシート材搬送手段と、前記シート材搬送手段へ動力を供給するモータと、前記モータから前記シート材搬送手段へ動力を伝達させる動力伝達手段を備えている。また、前記モータを制御する制御手段と、前記モータのロータ位置を検知する位置検知手段を備えている。さらに、前記制御手段から出力される制御信号と前記位置検知手段の検知結果から、負荷角を求める負荷角検知手段を備えている。前記制御手段は、前記負荷角検知手段によって検出された負荷角に応じて前記モータの駆動電流を変化させる第1の制御モード、および、前記モータの駆動電流を予め定められた設定値とする第2の制御モードで動作可能である。そして、前記動力伝達手段が前記シート材搬送手段へ動力を伝達するか否かに基づき、前記第1の制御モードと前記第2の制御モードとを切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、駆動源としてステッピングモータを用いる用紙搬送装置において、負荷トルクが急激に変化する場合においても脱調することなく、電力効率の高い状態でステッピングモータを駆動し、搬送動作を行うことができる。
本発明の画像形成装置の概要断面図。 給紙系及び搬送系の制御系統の説明図。 負荷角の説明図。 負荷角とモータに発生するトルクの関係説明図。 負荷角検知タイミングの説明図。 電磁クラッチのオンタイミングとモータの負荷トルク変動の関係を示す図。 駆動電流の算出方法の説明図。 (a)は負荷角変動小時の負荷角波形の数値微分を説明する概念図、(b)は負荷角急変時の負荷角波形の数値微分を説明する概念図。 第1実施形態における高効率駆動モードの動作を示す手順説明図。 画像形成装置の動作を示す手順説明図。 給紙系及び搬送系の制御系統の説明図。 第2実施形態における高効率駆動モードの動作を示す手順説明図。
以下、本発明を適用した画像形成装置の実施の形態例を説明する。ここでは、電子写真方式のプロセスを含む画像形成装置の例を示す。すなわち、シート材は、印刷用の用紙である。また、定電流制御式の複数のモータが、すべてステッピングモータである場合の例を示す。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の概要断面図である。
本実施形態の画像形成装置は、矢印方向に回転する4色(Y,M,C,K)の感光ドラム1a〜1dを有している。外部より画像信号と共に印刷指示を受けると、画像形成装置1は、感光体(感光ドラム)1a〜1dを1次帯電部2a〜2dで一様に帯電させる。また、露光部3a〜3dで画像信号に応じた露光を行うことにより感光体1a〜1dに静電潜像を形成する。静電潜像は、現像部4a〜4dで現像され、トナー像が形成される。
上記画像形成過程の適度のタイミングで、給紙ピックアップローラ85によって、用紙Pが用紙カセット91から給紙ローラ81へ供給され、さらに、搬送ローラ82、83、84を介して2次転写部56、57へ供給される。給紙ローラ81は、給紙ステッピングモータM1によって駆動され、搬送ローラ82、83、84のそれぞれは、搬送ステッピングモータM2、M3により駆動される。給紙ピックアップローラ85は、電磁クラッチCL1によってステッピングモータM1から駆動力が伝達され、電磁クラッチCL1がオンしているときだけ回転する。
感光体1a〜1d上で現像された各色のトナー像は、1次転写部53a〜53dで中間転写ベルト51に多重転写される。さらに、2次転写部56,57で用紙Pに転写される。感光体1a〜1d上に残った転写残トナーは、クリーナ6a〜6dで回収される。また、中間転写ベルト51に残った転写残トナーは、中間転写ベルトクリーナ55で回収される。用紙Pに転写されたトナー像は、定着部7によって定着されることにより、カラー画像が得られる。
図2は、画像形成装置の給紙系及び搬送系の駆動制御の系統を示す図である。画像形成装置における全体の動作制御は、CPU(Central Processing Unit)101によって行われる。CPU101は、画像形成のための制御プログラムを読み込んで実行することにより、画像形成装置全体の動作を制御する。CPU101には、駆動制御部102,120、メモリ106、カセット開閉検知センサ107、用紙センサ110、111のほか、電磁クラッチCL1が接続されている。
給紙系の駆動は、駆動制御部102の制御のもとで、給紙ステッピングモータM1が担当する。搬送系の駆動は、駆動制御部120の制御のもとで、搬送ステッピングモータM2が担当する。すなわち、CPU101と各駆動制御部102,120とで駆動制御手段を構成する。
給紙ステッピングモータM1は最上流のステッピングモータである。搬送ステッピングモータM2は、給紙ステッピングモータM1よりもやや遅れたタイミングで駆動される。給紙時には駆動する必要がないためである。搬送ステッピングモータは、図2に示したもののほかにも、その下流側に、図1に示した搬送ステッピングモータM3も存在する。但し、すべて搬送ステッピングモータM2と同じ構成及び動作なので、これらについての説明を省略する。
駆動制御部102は、CPU101からの位置指令信号a1と電流設定値a2をもとに、給紙ステッピングモータM1に駆動電流a3を供給している。給紙ステッピングモータM1にはエンコーダ104が取り付けられている。エンコーダ104は、脱調マージン(負荷角)検出部103に給紙ステッピングモータM1の回転信号a4を出力する。脱調マージン(負荷角)検出部103は、CPU101からの位置指令信号a1とエンコーダ104からの回転信号a4とをもとに、給紙ステッピングモータM1の負荷角を算出し、その負荷角の情報a5をCPU101に出力する。
駆動制御部120は、CPU101からの位置指令信号b1と電流設定値b2とをもとに、搬送ステッピングモータM2に駆動電流b3を供給する。
電磁クラッチCL1は、給紙ピックアップローラ85と給紙ステッピングモータM1との間に配置される。電磁クラッチCL1がオンされている間、給紙ステッピングモータM1によって給紙ピックアップローラ85が回転する。
メモリ106は、給紙ステッピングモータM1及び搬送ステッピングモータM2の電流設定値、給紙ステッピングモータM1で検知した負荷角の情報a5、CPU101の各種演算結果を格納する。カセット開閉検知センサ107は、カセットの画像形成装置への装着状態を示す信号をCPU101に出力する。用紙センサ110、111は、給紙ステッピングモータM1による給紙動作により、用紙Pが給紙されたことを検知する。
給紙ステッピングモータM1、搬送ステッピングモータM2の駆動制御の内容は、次のとおりである。CPU101は、脱調マージン(負荷角)検出部103からの負荷角の情報a5をもとに、給紙ステッピングモータM1、搬送ステッピングモータM2の駆動電流の値を表す電流設定値a2,b2を決定する。つまり、電流設定値決定手段として機能する。駆動制御部102は、電流設定値a2に応じて、給紙ステッピングモータM1に流れる駆動電流を制御する。また、同様に、駆動制御部120は、電流設定値b2に応じて、搬送ステッピングモータM2に流れる駆動電流を制御する。
次に、ステッピングモータの負荷角について、図3を参照して説明する。
図3は、Step角1.8度のステッピングモータを、A相とB相の2相励磁で駆動した場合の例を表す状態説明図である。横軸はB相磁極位置、縦軸はA相磁極位置である。1Stepが物理角で1.8度なので、2相励磁の場合、7.2度の物理角で360度の電気角となる。図3の例では、ロータが中央右周りの方向に回転制御される。駆動制御部102は、給紙ステッピングモータM1のロータが目標位置201に回転するように、位置指令信号a1に基づいて、モータM1を駆動制御したとする。それに対して、エンコーダ104の回転信号a4によれば、給紙ステッピングモータM1のロータが検出位置202であったとする。この目標位置201に対する検出位置202の遅れ角θkが、負荷角となる。
この負荷角とモータ発生トルクの関係を、図4を参照して説明する。
図4は、Step角1.8度のステッピングモータを2相励磁で、ある設定電流で駆動した場合の例を表している。縦軸がモータ発生トルク、横軸が負荷角である。図4の中央左方向が、目標位置201まで駆動制御するときに出力されるロータ位置指令に対する、ロータの遅れ方向を示している。
図4において、負荷角0度、つまりロータ位置指令に対してロータの遅れ量がゼロの場合は、ステッピングモータの発生トルクもゼロとなる。そして、そこから負荷角が増すにつれて、ロータの回転方向へのトルクが増す。ステッピングモータは、負荷角90度のときに、最大トルクTmを発生する。さらに負荷角が増して90度を超えると、180度までは正回転方向へのトルクが減少し、負荷角180度で脱調となる。
つまり、ある設定電流で駆動した場合、その設定電流でモータが発生可能な最大トルクTmが決まる。これとともに負荷角と発生トルクとの関係も決まる。そのため、ステッピングモータを駆動したときの負荷角の情報から、ステッピングモータにおいて発生しているトルクの大きさを知ることができる。また、モータ負荷の状況も知ることができる。
この原理を、用紙Pを給紙するステッピングモータに適用すれば、供給している用紙Pの情報、例えば、薄紙、普通紙、厚紙等、用紙の厚み情報等を知ることが可能となる。
例えば負荷角θa(電気角で−30度〜0〜+30度)の領域ではトルクが小さいので薄紙である。負荷角θb(電気角で+30度〜+60度の領域)ではトルクが安定的に上昇するが最大値ではないので普通紙である。負荷角θc(電気角で+60度〜+180度)では最大トルクTmを出力するので厚紙である。
図5は、負荷角検知のタイミングの説明図である。位置指令信号a1は、1パルスで1Stepだけロータを進めるための信号である。図5中、位置指令信号a1の立ち上がりがロータの目標位置201が切り替わるタイミングであり、このタイミングで、負荷角を検知することになる。
次に、本実施形態における給紙ステッピングモータM1の駆動電流制御について説明する。本実施形態において、給紙ピックアップローラ85は、給紙ステッピングモータM1に対して電磁クラッチCL1を介して動力伝達がなされているため、電磁クラッチCL1がオンとなったときに給紙ステッピングモータM1には大きな負荷変動を生ずる。
まず、図6を用いて、電磁クラッチCL1がオンしたときの負荷トルク変動について説明する。図6中の負荷トルクc1、c2、負荷角変化度d1、d2は、それぞれ波形の一例であり、負荷急変時は波形c1、d1、負荷変動が小さいときは波形c2、d2で表される。
給紙ステッピングモータM1が一定回転している際に、電磁クラッチCL1がオンすると、給紙ステッピングモータM1に給紙ピックアップローラ85の負荷が繋がることで負荷角が大きくなる。例えば、負荷角変化度は、図6の波形d1のようになる。
このとき、電磁クラッチCL1と給紙ピックアップローラ85間の図示しないギヤ列が持つバックラッシュの大きさや、給紙ピックアップローラ85と用紙P、セットされている用紙同士の摩擦力の状態によって、負荷角変動のピークの大きさが変化する。
このように、電磁クラッチCL1がオンする瞬間には上述の理由により急激な負荷トルク変動が発生するが、そのピーク値や変動速度はバックラッシュの量や用紙間の摩擦状態を予測できないため、事前に予測することは困難である。
そこで、給紙ステッピングモータM1の負荷変動に合わせて駆動電流の値を表す電流設定値を調整する第1の制御モードと、負荷変動によらず一定の電流設定値でモータを駆動する第2の制御モードを設ける。
第1の制御モードによれば、電力効率の高い状態でステッピングモータを駆動できるが、上述したように負荷変動の大きさによっては脱調に至る可能性がある。そこで、負荷の急変に対応できる電流設定値でステッピングモータを駆動する第2の制御モードに切り替えることで、脱調せずに給紙動作を行うことが可能になる。
本実施形態では、第1の制御モードと第2の制御モード、及びその切り替え方法を総称して、「高効率駆動モード」と呼ぶ
まず、高効率駆動モードのうち第1の制御モードについて説明する。図7は、駆動電流の算出方法の説明図である。
CPU101では、給紙ステッピングモータM1の電力効率を高めるため、駆動電流を調整して駆動中の負荷角を一定の負荷角目標値(例えば80度)に近づけるべく、駆動制御部102の電流設定値を制御する。この負荷角目標値を電気角表現で90度とすることで、最大の電力効率を得られるが、脱調に対するマージンが極めて小さくなることから、例えば、余裕を持たせて80度程度にすることで、効率と安定性を両立させることができる。
高効率駆動モードの第1の制御モードにおける、駆動制御手段102の電流設定値の算出方法について説明する。
図7のように、CPU101はメモリに内蔵している負荷角目標値と、脱調マージン(負荷角)検出部103が出力した負荷角の差分e1が0になるようにPI(Proportional
Integral)制御を行う。このPI制御は、上述の負荷角算出タイミングと同期して行われる。駆動制御部102へ出力される電流設定値e2も、負荷角算出タイミング毎に更新される。電流設定値e2は、電流設定値a2として、駆動制御部102に出力される。
このPI制御により、負荷角の変動に合わせて駆動制御部102の電流設定値を変更することで、リアルタイムに給紙ステッピングモータM1の駆動電流を変化させる。
なお、PI制御ではP制御、I制御のゲインを独立に設定することが可能であり、このゲインを大きくすると負荷角の変動に対する応答速度を高めることができる。PI制御のゲインは、ステッピングモータM1の起動前に予め設定しておくことができ、モータ駆動中においても任意のタイミングで変更することが可能である。
しかし、上記のゲインが大きすぎる場合には負荷角の変動が小さい場合においても電流設定値が比較的大きく変動するため、給紙ステッピングモータM1が発する騒音、振動の増加や、PI制御が発散して脱調するなどの問題を生じる。
また、上述のように、負荷角の変動を監視しながら駆動制御部102の電流設定値をリアルタイムに制御する場合には、負荷角の変動に追従して電流設定値を変更可能な応答速度でPI制御を行う必要があるが、ゲインの大きさには限界がある。
次に、高効率駆動モードのうち第2の制御モードについて説明する。第2の制御モードは、予め定められた一定の電流設定値で給紙ステッピングモータM1を駆動するモードである、このときの電流設定値は負荷の構成、動作から脱調に至らないと考えられる十分に大きな設定値を実験、計測により予め定めておく。
高効率駆動モードにおける第1の制御モードと第2の制御モードとの切り替え方法について説明する。給紙ステッピングモータM1の負荷が急激に変動する場合には、負荷角も急激に変動することとなる。このとき、第1の制御モードによる駆動電流制御では、負荷角を一定に保つことが困難になるため、第2の制御モードに切り替えて脱調を防止する。負荷角のピークが大きくなるときには、単位時間当たりの負荷角変化量(負荷角変化度)も大きくなるため、このような急激なトルク変動は負荷角の数値微分波形によって観測できる。数値微分は、計測した負荷角をメモリ106に記憶しておき、新たに取得した負荷角からメモリ106に記憶した前回計測時の負荷角を引くことにより行う。
図8を参照して、ステッピングモータ駆動中の負荷角と、高効率駆動モードにおける制御モードの切り替え判定に用いる負荷角の数値微分波形の例を説明する。
図8(a)及び(b)において、上側のグラフは、位置指令値f1、f’1、軸回転角g1、g’1の波形は、それぞれの積算値を波形にしたものである。位置指令値f1、f’1は位置指令信号a1、a’1の立ち上がり時に積算されるため、積算位置表現では階段状の波形になっている。また、下側のグラフは、数値微分波形i1、i’1と予め定められた閾値との関係を示しており、数値微分波形はi1、i’1は、検知した負荷角から一回前に検知した負荷角を引いた値となっている。
図8(a)の上側のグラフのように、負荷角変動が小さい場合においては、位置指令値f1から軸回転角g1を引いた負荷角(h1〜h4)の変動が小さいため、負荷角の数値微分波形も閾値を超えない範囲で安定して推移している。
一方、図8(b)の上側のグラフのように、負荷角急変時では、負荷角(h’1〜h’4)のうち、負荷角h’4が急激に大きくなっている。このとき、軸回転角g’1も安定した右肩上がりから離脱している。また、図8(b)の下側のグラフにおいては、負荷角急変時では、数値微分波形i’1は検知した負荷角から1回前に検知した負荷角を引いた値(h’4−h’3)であるため、負荷角急変時に大きく変化している。このときに、第1の制御モードによれば、PI制御によって給紙ステッピングモータM1の電流設定値を増加させていく動作となるが、負荷角が急激に大きくなっているときに電流設定値の増加速度が遅い場合、負荷角を小さくできずに脱調してしまう。
負荷角の数値微分値を参照して、予め定められた閾値以上となったときに、電流設定値の第1の制御モードのPI制御を中断し、第2の制御モードに切り替える。給紙ステッピングモータM1の電流設定値を一定値(例えば設定可能な最大値)とすることで、負荷角急変時の脱調を回避することができる。
これにより、第1の制御モードのPI制御で徐々に電流設定値を引き上げるよりも、第2の制御モードによって十分なトルクを発生可能な一定の電流設定値に即座に切り替えることができる。そして、軸回転角が大きく遅れる前に十分なトルクを印加して脱調を防ぐことができる。
負荷角の数値微分値に関する閾値は、PI制御がどの程度の負荷変動まで追従可能かによって決まり、実験、計測に基づいてPI制御のみで脱調しない範囲を確認し、そのときの負荷角の数値微分値を用いて予め定めておく必要がある。このときに算出される閾値は、PI制御が追従可能な範囲で定められていることから、PI制御の制御応答周波数以下の負荷変動に対して算出された閾値であることがわかる。したがって、このように閾値を決めることにより、PI制御の制御応答周波数以下である場合の負荷角変動を検知できるよう閾値を定めることができる。
また、第2の制御モードに切り替え、給紙ステッピングモータM1の電流設定値を一定値とした後、所定の時間Ta(例えば100mSec)が経過した後に、再びPI制御によって電流設定値を決定する第1の制御モードに切り替える。これにより、再度電力効率の良い駆動に移行することができる。
所定の時間Taは、負荷急変が発生した後に負荷変動が安定し、再びPI制御によって電流設定値を更新しても脱調リスクが少ないと見込まれる時間によって決定され、実験や計測により予め定められる時間である。
このような方法で、高効率駆動モードにおいて、第1の制御モードと第2の制御モードとの切り替えることにより、通常はステッピングモータを高い電力効率で駆動できる。また、脱調の懸念が生じるレベルの負荷急変時のみ一定電流での駆動とすることで、モータ駆動動作全体を通して脱調することなく高い電力効率での駆動を達成できる。
次に、図9を参照して、高効率駆動モードにおける動作手順について説明する。
まず、図示しない上位コントローラからのプリント指示により、CPU101は用紙搬送を開始すべく駆動制御部102の動作を開始し、給紙ステッピングモータM1の動作開始と同時に高効率駆動モードを開始する(ステップS400)。
ステップS400で高効率駆動モードが開始されると、CPU101は、PI制御と負荷角急変の監視を行う第1の制御モードを開始する(ステップS401)。この第1の制御モードでは、駆動制御部102への位置指令信号、電流設定値の出力、負荷角信号の取得、PI制御による電流設定値の更新及び出力、負荷角波形の数値微分演算及び監視が実行される。
次に、CPU101は、モータ駆動中に負荷角波形の数値微分値を閾値と比較し、負荷角急変の有無を判定する(ステップS402)。負荷角が急変したと判定した場合(ステップS402:YES)、PI制御による電流設定値の更新を止めて、電流設定値を一定値に切り替えて第2の制御モードへ移行する(ステップS403)。他方、負荷角の急変がないと判定した場合には(ステップS402:NO)、高効率駆動モードを終了するか否かの判定(ステップS406)に移行する。
具体的には、進行中のプリントジョブが終了したか否か、上位コントローラからCPU101に停止信号が送信されたか否か、プリントジョブ中のエラー発生があるか否かを確認し、高効率駆動モードを終了するか否かを判定する。ステップS406で終了の判定をした場合には(ステップS406:YES)、高効率駆動モードを終了(ステップS407)し、そうでない場合は(ステップS406:NO)、ステップS401に戻り高効率駆動モードの制御を継続する。
ステップS402の判定で負荷角の急変有りと判定し(ステップS402:YES)、第2の制御モードへ移行した後は、電流設定値を一定値とする(ステップS403)。その後、負荷角急変が収まるまでの所定の時間(例えば100mSec)の間待機し(ステップS404)、その所定の時間が経過後、電流設定値をPI制御によって更新する第1の制御モードへ移行する(ステップS405)。
次に、図10を参照し、本実施形態の高効率駆動モードを用いた画像形成装置の給紙動作の手順について説明する。
図示しない上位コントローラよりプリント開始の指令がCPU101に入力されると、CPU101はメモリ106から各負荷を駆動するためのシーケンス情報を読み出し、給紙動作を開始する(ステップS500)。
まず、CPU101は、位置指令信号、電流設定値を駆動制御部102へ出力し、給紙ステッピングモータM1の駆動を開始する(ステップS501)。このときの電流設定値は給紙ステッピングモータM1停止時に入力する初期値(例えば駆動電流1Aに相当する設定値)である。この初期値はこの負荷の大きさから脱調することなく、ステッピングモータを回転させられる電流設定値として定められ、予めメモリ106に記憶されている。
次に、CPU101は、高効率駆動モードでの駆動電流の制御を開始する(ステップS502)。具体的には、脱調マージン(負荷角)検出部103から出力された負荷角の大きさを参照し、給紙ステッピングモータM1の電流設定値を決定する。高効率駆動モードの詳細は、上述のとおりである。
CPU101は、駆動制御部120に位置指令信号と電流設定値を出力し、用紙給紙後に用紙を搬送するための搬送ステッピングモータM2の駆動を開始する(ステップS503)。
次に、CPU101は、給紙動作を行うため、給紙ピックアップローラ85が1回転する時間(例えば200mSec)だけ、電磁クラッチCL1をオンすることにより、給紙ピックアップローラ85を回転させて給紙動作を行う(ステップS504)。
その後、次の用紙を搬送するまでに、給紙した用紙の後端から所定の用紙間隔(例えば40mm)をあけて後続紙を給紙する必要があるため、用紙間隔を開けるための時間(例えば300mSec)の待ち時間待機して次のステップに進む(ステップS505)。
その後、CPU101は、上位コントローラから指定される枚数のプリントを行うため、プリントジョブの残りがあるかを判定する(ステップS506)。ステップS506において給紙した用紙の枚数が、指定されたプリント枚数以下であれば、プリントジョブの残り有りと判定する(ステップS506:YES)。その場合、次の用紙を給紙するため、ステップS504に移行し、指定されたプリント枚数に達していれば(ステップS506:NO)、給紙動作を終了する(ステップS507)。
給紙動作の終了後、給紙したすべての用紙の画像形成が終了したことを確認し、給紙ステッピングモータM1、搬送ステッピングモータM2の駆動を終了し、駆動制御を終了する。
なお、本実施形態においては、給紙ステッピングモータM1の負荷の大きさ、負荷変動の速度を検知する方法として、エンコーダ104と脱調マージン(負荷角)検出部103を用いた。しかし、駆動制御部102と給紙ステッピングモータM1の間に電流検知装置を設け、電流波形のゼロクロスタイミングから負荷角を推定する方法や、駆動電流波形の形状から負荷角を推定する方法を用いても良い。
図11は、図2と異なる構成で負荷角を検知する場合の給紙系及び搬送系の駆動制御の系統を示す図である。図2との比較では、エンコーダ104が存在せず、代わりに、駆動制御部102と給紙ステッピングモータM1との間に、電流検出回路109が存在する。また、CPU101から駆動制御部102,120に電流設定値a2,b2が供給されない。他の構成部品は図2のものと同じなので、図2で使用した同機能の構成部品については、同じ符号を用いる。
図11の例では、駆動制御部102から給紙ステッピングモータM1へ駆動電流a3を供給する経路に、電流検出回路109を介在させる。そして、給紙ステッピングモータM1に流れる電流波形a41を電流検出回路109から脱調マージン(負荷角)検出部103に伝達する。脱調マージン(負荷角)検出部103は、電流波形a41のゼロクロスポイントの遅れ時間から給紙時の給紙ステッピングモータM1の負荷角を検知する。
また、本実施形態においては、脱調マージン(負荷角)検出部103をCPU101とは別個に設けたが、CPU101に内臓、又はソフトウェア処理によって行っても同様の効果が得られる。
上記加えて、CPU101で実行している負荷角の数値微分についても、脱調マージン(負荷角)検出部103に実装し、数値微分の結果が閾値を超えた場合に、異常信号としてCPU101に報知する形態としても同様の効果が得られる。
以上、説明したように、予測が困難な負荷急変が発生する負荷を駆動するステッピングモータを駆動する際に、電力効率の高い駆動が実現でき、かつ脱調することなく給紙搬送を行うことが可能になる。
[第2実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第2実施形態について説明する。
図12は、第2実施形態における高効率駆動モードの動作を示す手順説明図である。なお、第1実施形態と同様の動作をする部分については説明を省略する。
第1実施形態において、電磁クラッチCL1がオンする際に、急激な負荷角変動が頻繁に発生する系においては、負荷角波形の数値微分を用いて判定する構成でも第1の制御モードから第2の制御モードへ切り替える頻度が増すことになる。
そこで、第2実施形態ではCPU101が電磁クラッチCL1をオンするか否かに基づき制御モードを設定する。第2実施形態によれば、より簡易的な処理で効果を得ることができる。
第1実施形態の高効率駆動モードでは、負荷角波形の数値微分を用いて電流設定値を一定値とするか否かの判定を行っていたが、第2実施形態においては数値微分を行わない簡易な構成で効果を得ることができる。
図12のステップS601では、第1実施形態と同様に負荷角を検出し、負荷角を用いてPI制御を行う第1の制御モードを実施する。ステップS602では、電磁クラッチCL1をオンさせるためにCPU101が出力するクラッチON信号(図6参照)から、電磁クラッチCL1のオンオフを判定する。ステップS602での判定がYESの場合、電流設定値を一定値に変更して第2の制御モードへ移行する(ステップS603)。その後、電磁クラッチCL1がオフするまでの所定時間待機した後(ステップS604)、電流設定値を再びPI制御によって更新する制御である第1の制御モードに切り替えて動作を継続する(ステップS605)。
上述のように、第2実施形態では、負荷角波形の数値微分を用いた判定を行わないため、CPU101の数値演算上の負荷を軽減した簡易な構成とすることができる。
また、高い電力効率が得られ、脱調することなくプリント動作を行うとの効果も同時に奏することができる。
CL1・・・電磁クラッチ、M1・・・給紙ステッピングモータ、M2,M3・・・搬送ステッピングモータ、P・・・用紙、81・・・給紙ローラ、82,83,84・・・搬送ローラ、85・・・給紙ピックアップローラ、91・・・用紙カセット。101・・・CPU、102,120・・・駆動制御部、103・・・脱調マージン(負荷角)検出部、104・・・エンコーダ、106・・・メモリ。107・・・カセット開閉検知センサ、109・・・電流検知回路、110,111・・・用紙センサ。201・・・ロータの目標位置、202・・・ロータの検出位置。a1,b1・・・位置指令信号、a2,b2・・・電流設定値、a3,b3・・・駆動電流。a4・・・回転信号、a5・・・負荷角の情報。

Claims (10)

  1. 画像が形成されるシート材を搬送するシート材搬送手段と、
    前記シート材搬送手段を駆動するモータと、
    前記モータを制御する制御手段と、
    前記モータのロータ位置を検知する位置検知手段と、
    前記制御手段から出力される制御信号と前記位置検知手段の検知結果から、負荷角を求める負荷角検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記負荷角検知手段によって検出された負荷角に応じて前記モータの駆動電流を変化させる第1の制御モード、および、前記モータの駆動電流を予め定められた設定値とする第2の制御モードで動作可能であり、前記負荷角検出手段において検出された負荷角の単位時間あたりの変化量と予め定めた閾値との比較結果によって、前記第1の制御モードと前記第2の制御モードとを切り替える、
    画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記負荷角検出手段において検出された負荷角を数値微分することによって、前記負荷角の単位時間あたりの変化量を算出する、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記閾値は、前記負荷角の変動が前記制御手段の制御応答周波数以下である場合に算出される、前記負荷角波形の数値微分値以下となるように定められている、
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、その制御モードが、前記第1の制御モードから前記第2の制御モードへと切り替わった後、予め定めた設定時間が経過すると、自動的に前記第1の制御モードへ切り替わる、
    請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記設定時間は、前記負荷角の変動が十分に小さくなると見込まれる時間である、
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記設定値は、前記モータに最大負荷が印加された場合でも脱調しないトルクを発生する電流値である、
    請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1の制御モードにおいて、前記駆動電流をPI制御により制御する、
    請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記PI制御において、負荷角目標値を、電気角表現で90度以下であり、前記駆動電流を前記設定値とする場合に比べて電力効率を高められる見込みのある角度とする、
    請求項7記載の画像形成装置。
  9. 画像が形成されるシート材を搬送するシート材搬送手段と、
    前記シート材搬送手段へ動力を供給するモータと、
    前記モータから前記シート材搬送手段へ動力を伝達させる動力伝達手段と、
    前記モータを制御する制御手段と、
    前記モータのロータ位置を検知する位置検知手段と、
    前記制御手段から出力される制御信号と前記位置検知手段の検知結果から、負荷角を求める負荷角検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記負荷角検知手段によって検出された負荷角に応じて前記モータの駆動電流を変化させる第1の制御モード、および、前記モータの駆動電流を予め定められた設定値とする第2の制御モードで動作可能であり、
    前記動力伝達手段が前記シート材搬送手段へ動力を伝達するか否かに基づき、前記第1の制御モードと前記第2の制御モードとを切り替える、
    画像形成装置。
  10. 前記シート材搬送手段は、給紙ピックアップローラである請求項9記載の画像形成装置。
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