JP2013149834A - 半導体装置 - Google Patents

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剛 西脇
Takehiro Kato
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    • H01L2924/13091Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor [MOSFET]

Abstract

【課題】本明細書では、各電極に接続されたパッドへの配線が干渉するのを防止しながら、配線を引き出す方向の自由度を向上することができる構造の半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置2は、表面に主電極及び信号電極が形成されている半導体素子10と、半導体素子10の表面に配置され、主電極と電気的に接続する主パッド20と、半導体素子10の表面に配置され、信号電極と電気的に接続する信号パッド30と、半導体素子10の表面に配置され、主パッド20及び信号パッド30の周囲に配置されている絶縁樹脂層40と、を備えている。主パッド20の一部は、絶縁樹脂層40の第1表面42から露出している。信号パッド30の一部は、絶縁樹脂層40の第2表面44から露出している。第1表面42と半導体素子10の表面との間の距離は、第2表面44と半導体素子10の表面との間の距離よりも長い。
【選択図】図1

Description

本明細書で開示する技術は、スイッチング素子を備える半導体装置に関する。
半導体素子の表面に設けられた電極の周囲に絶縁樹脂層を配置した半導体装置が知られている。例えば、特許文献1には、半導体素子のウエハ表面に突起電極が設けられ、その突起電極の周囲に絶縁樹脂層が配置されている。突起電極の端面は、絶縁樹脂層の表面と同一面上に位置している。
特開2001−60591号公報
スイッチング素子では、通常、その表面に第1電極(例えば、主電極)と第2電極(例えば、信号電極)が形成される。特許文献1の技術をスイッチング素子に適用すると、第1電極と電気的に接続する突起電極の端面と、第2電極と電気的に接続する突起電極の端面とが、絶縁樹脂層の同一表面に露出する。このため、第1電極に電気的に接続する突起電極に配線部材を接続し、第2電極に電気的に接続する突起電極に配線部材を接続したときに、これらの配線部材同士が干渉する可能性がある。そのため、一方の配線部材と他方の配線部材が干渉しないように、一方の配線部材の引き出し方向と他方の配線部材の引き出し方向を変更する等の処置が必要となり、設計の自由度を低下させてしまう。
本明細書では、各電極に接続されたパッドと接続される配線部材同士が干渉することを防止しながら、配線部材を引き出す方向の設計の自由度を向上することができる構造の半導体装置を開示する。
本明細書が開示する半導体装置は、表面に第1電極及び第2電極が形成されているスイッチング素子と、スイッチング素子の表面に配置され、第1電極と電気的に接続する第1パッドと、スイッチング素子の表面に配置され、第2電極と電気的に接続する第2パッドと、スイッチング素子の表面に配置され、第1パッド及び第2パッドの周囲に配置されている絶縁樹脂層と、を備えている。第1パッドは、その一部が絶縁樹脂層の第1表面から露出している。第2パッドは、その一部が絶縁樹脂層の第2表面から露出している。第1表面とスイッチング素子の表面との間の第1距離と、第2表面とスイッチング素子の表面との間の第2距離とが異なる。
上記の半導体装置では、第1パッドが露出する第1表面と、第2パッドが露出する第2表面とは、スイッチング素子の表面からの高さが異なっている。そのため、第1パッドに接続した配線部材を引き出す位置と、第2パッドに接続した配線部材とを引き出す位置とが、スイッチング素子の表面から見た高さ方向において異なる。そのため、上記の半導体装置では、第1パッドに接続された配線部材と第2パッドに接続された配線部材とが干渉するのを防止しながら、これらの配線部材を引き出す方向の設計の自由度を向上することができる。
半導体装置を示す斜視図。 半導体装置の使用状況を示す断面図。 半導体装置の製造工程を示す図(1)。 半導体装置の製造工程を示す図(2)。 半導体装置の製造工程を示す図(3)。 半導体装置の製造工程を示す図(4)。 半導体装置の製造工程を示す図(5)。 半導体装置の製造工程を示す図(6)。 半導体装置の製造工程を示す図(7)。 半導体装置の製造工程を示す図(8)。 半導体装置の製造工程を示す図(9)。 半導体装置の製造工程を示す図(10)。 半導体装置の製造工程を示す図(11)。 半導体装置の製造工程を示す図(12)。 半導体装置の製造工程を示す図(13)。 半導体装置の製造工程を示す図(14)。 半導体装置の製造工程を示す図(15)。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)実施例の半導体装置は、スイッチング素子と、第1パッドと、第2パッドと、絶縁樹脂層と、を備えていてもよい。スイッチング素子は、表面に第1電極及び第2電極が形成されていてもよい。第1パッドは、スイッチング素子の表面に配置され、第1電極と電気的に接続していてもよい。第2パッドは、スイッチング素子の表面に配置され、第2電極と電気的に接続していてもよい。絶縁樹脂層は、スイッチング素子の表面に配置され、第1パッド及び第2パッドの周囲に配置されていてもよい。第1パッドは、その一部が絶縁樹脂層の第1表面から露出していてもよい。第2パッドは、その一部が絶縁樹脂層の第2表面から露出していてもよい。第1表面とスイッチング素子の表面との間の第1距離と、第2表面とスイッチング素子の表面との間の第2距離とが異なっていてもよい。
(特徴2)第1電極はスイッチング素子の主電極であってもよい。第2電極はスイッチング素子の信号電極であってもよい。第1距離は、第2距離よりも長くてもよい。この構成によると、主電極と導通する第1パッドが露出する第1表面の位置が、信号電極と導通する第2パッドが露出する第2表面の位置よりも、スイッチング素子の表面から見て高くなる。そのため、第1パッドに大きな配線部材(例えばリードフレーム等)を接合する場合であっても、その配線部材と、第2パッドに接続される配線部材(例えばボンディングワイヤ等)との間に十分な距離を確保し、両者が干渉することを防止することができる。
(特徴3)スイッチング素子は方形であってもよい。スイッチング素子の表面には複数個の信号電極が形成されていてもよい。スイッチング素子の表面には複数個の第2パッドが配置されていてもよい。複数個の第2パッドは、それぞれ、対応する信号電極に接続されていてもよい。複数個の第2パッドは、スイッチング素子の一辺に沿って並べて配置されていてもよい。この構成によると、複数個の第2パッドに接続される複数本の配線部材を、同じ方向に引き出すことができる。その結果、複数本の配線部材の引き出しが容易となる。
(実施例)
図1に示すように、本実施例の半導体装置2は、半導体素子10と、主パッド20と、信号パッド30と、絶縁樹脂層40とを備えている。
半導体素子10は、電力用のスイッチング素子であり、本実施例では、縦型のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が用いられている。半導体素子10は、Siによって形成されている。他の例では、半導体素子10は、SiC、GaN等により形成することができる。半導体素子10は、平面視すると略矩形状となるように形成されている。半導体素子10の表面には、図示しない表面電極(請求項の主電極の一例に相当)と信号電極が形成されている。また、半導体素子10の裏面には、図示しない裏面電極が形成されている。表面電極は、半導体素子10のセル領域(IGBTが形成されている領域)の上方に形成されている。信号電極は、半導体素子10の非セル領域(IGBTが形成されていない領域)の上方に形成されている。信号電極は、外部の駆動回路から出力されるゲート信号(小電流の信号)の入力や、半導体素子10に形成された温度検出素子(図示省略)からの検出信号を出力するため等に用いられる。図1には示していないが、本実施例では、半導体素子10の表面には、信号電極が5個形成されている。また、裏面電極は、半導体素子10の裏面全面に形成されている。
半導体素子10の表面には、主パッド20と信号パッド30が配置されている。主パッド20及び信号パッド30は、いずれも、Cu、Ni、Al等の導電材料によって形成されている。本実施例では、2個の主パッド20と5個の信号パッドが備えられている。2個の主パッド20は、いずれも、表面電極と電気的に接続している。5個の信号パッド30は、それぞれ、対応する1個の信号電極と電気的に接続している。図1に示すように、5個の信号パッド30は、半導体素子10の上面の一辺に沿って並んで配置されている。
絶縁樹脂層40は、半導体素子10の表面であって、主パッド20及び信号パッド30の周囲に配置されている。絶縁樹脂層40は、絶縁樹脂(例えばエポキシ、ポリイミド等)で形成されている。絶縁樹脂層40は、図1に示すように、階段状に形成されており、半導体素子10の表面から見た高さが異なる第1表面42と第2表面44とを備えている。図1に示すように、第1表面42と半導体素子10の表面との間の距離D1は、第2表面44と半導体素子10の表面との間の距離D2よりも長い。すなわち、第1表面42は、半導体素子10の表面から見て、第2表面44より高い位置に形成されている。
第1表面42の表面には、2個の主パッド20の上端面がそれぞれ露出している。各主パッド20の上端面は、第1表面42と同一面上に位置している。主パッド20の上端面は、図2に示すリードフレーム50と接合できるだけの表面積を備えている。また、第2表面44には、5個の信号パッド30の上端面がそれぞれ露出している。各信号パッド30の上端面は、第2表面44と同一面上に位置している。各信号パッド30の上端面は、図2のボンディングワイヤ70の一端をボンディングできるだけの表面積を備える。
本実施例の半導体装置2を使用する場合の一例を、図2を参照して説明する。本実施例の半導体装置2を使用する場合、図2に示すように、半導体素子10の裏面電極(図示省略)に、ハンダ62を介してリードフレーム60が接合される。また、第1表面42に露出する主パッド30には、ハンダ52を介してリードフレーム50が接合される。図2では詳しく図示していないが、1個のリードフレーム50が、2個の主パッド30に亘って接合されている。リードフレーム50、60は、いずれも板状の導電部材(例えばCu、Al等)で形成されている。リードフレーム50、60は、いずれも、平面視した場合の面積が半導体素子10の面積よりも大きく形成されている。リードフレーム50、60は、図示しない外部配線に接続されている。第2表面44に露出する各信号パッド30には、それぞれ、ボンディングワイヤ70の一端がボンディングされている。各ボンディングワイヤの他端は、図示しない外部配線部材に接続されている。図2に示すように、リードフレーム50、60、ボンディングワイヤ70は、いずれも互いに十分な距離を開けて配置されており、互いに干渉していない。
本実施例の半導体装置2では、主パッド20が露出する第1表面42の位置が、信号パッド30が露出する第2表面44の位置よりも、半導体素子10の表面から見て高い。そのため、主パッド20に接続したリードフレーム50の位置が、信号パッド30に接続したボンディングワイヤ70の位置よりも、半導体素子10の表面から見て高くなる。そのため、主パッド20に大きなリードフレーム50を接合する場合であっても、リードフレーム50と、ボンディングワイヤ70との間に十分な距離を確保し、両者が干渉することを防止することができる。また、リードフレーム50とボンディングワイヤ70を引き出す方向の設計の自由度を向上することができる。
また、本実施例の半導体装置2では、5個の信号パッド30は、半導体素子10の一辺に沿って並べて配置されている。そのため、5個の信号パッド30に接続される5本のボンディングワイヤ70を、同じ方向に引き出すことができる。5本のボンディングワイヤ70の引き出しが容易となる。
(半導体装置2の製造方法)
続いて、図3〜図17を参照して、本実施例の半導体装置2の製造方法について説明する。まず、図3に示すように、n型の不純物が添加されているSi製の半導体基板100を用意する。半導体基板100の表面には、予めp型の不純物が注入されており、ボディ層102が形成されている。図3では示していないが、半導体基板100には、さらに、エミッタ層、ゲート電極等、IGBTの形成に必要な各要素(コレクタ層を除く表面側の素子構造)が予め形成されている。半導体基板100の表面には、層間絶縁膜104が部分的に形成されている。
次いで、図4に示すように、半導体基板100の表面に、バリアメタル膜106を形成する。詳細には、バリアメタル膜106は、層間絶縁膜104の表面と、層間絶縁膜104が形成されていない部分の半導体基板100の表面とを覆うように形成される。バリアメタル膜106には、TiNが用いられている。他の例では、TaNを用いてもよい。バリアメタル膜106は、スパッタ法によって形成することができる。後で説明するように、このバリアメタル膜106が、半導体素子10(図1参照)の表面の主電極と信号電極を構成する。
次いで、バリアメタル膜106の表面に、レジストを塗布し、露光する。その結果、図5に示すように、バリアメタル膜106の表面に、レジスト層108が部分的に形成される。レジスト層108は、バリアメタル膜106のうち、半導体素子10の主電極及び信号電極を構成する部分以外の部分に形成される。即ち、隣り合うレジスト層108の間の開口部に存在するバリアメタル膜106が、半導体素子10(図1参照)の表面の主電極と信号電極となる。
次いで、図6に示すように、電解めっきによって、露出するバリアメタル膜106の上に金属層110を形成する。金属層110はCuで形成される。他の例では、金属層110はNiやAl等によって形成することもできる。ここで形成される金属層110が、半導体装置2の主パッド20及び信号パッド30(図1参照)となる。
次いで、図7に示すように、剥離液を用いたウェットエッチングによって、レジスト層108を除去する。他の例では、ガス(例えば、O、CF等)を用いてアッシングを行うことによって、レジスト層108を除去することもできる。
次いで、図8に示すように、ドライエッチングによって、金属層110が形成されていない部分のバリアメタル膜106を除去する。他の例では、Hを用いたウェットエッチングによって、バリアメタル膜106を除去することもできる。
次いで、図9に示すように、半導体基板100の表面に、絶縁樹脂(ポリイミド、ポリアミド等)を塗布し、絶縁膜112を形成する。絶縁膜112は、露出する半導体基板110及び層間絶縁膜104の表面と、金属層110の表面と、を被覆するように形成される。絶縁樹脂の塗布は、ディッピングによって行う。他の例では、絶縁樹脂の塗布をスピンコート法によって行うこともできる。
次いで、図10に示すように、絶縁膜112の表面に、絶縁樹脂(例えばエポキシ、ポリイミド等)を塗布し、絶縁樹脂層120を形成する。ここで形成される絶縁樹脂層120が、半導体装置2の絶縁樹脂層40(図1参照)を構成する。絶縁樹脂の塗布は、スクリーン印刷によって行う。他の例では、絶縁樹脂の塗布をスピンコート法によって行うことができる。
次いで、図11に示すように、半導体基板100の裏面側を研磨し、半導体基板100を薄板化する。半導体基板100の裏面側の研磨は、グラインダーによって行う。研磨後、フッ硝酸を用いてウェットエッチングを行うことにより、研磨によって生じた破砕層を除去する。
次いで、図12に示すように、研磨後の半導体基板100の裏面側にp型の不純物を注入し、半導体基板100の裏面全面にコレクタ層122を形成する。次いで、図13に示すように、スパッタ法により、半導体基板100の裏面全面に裏面電極124を形成する。次いで、図14に示すように、絶縁樹脂層120の表面を研磨し、金属層110の表面を絶縁樹脂層120の表面から露出させる。
次いで、図15に示すように、研磨具128を用いて、半導体基板100の表面の絶縁樹脂層120を部分的に研磨することにより、複数本の溝126を形成する。これによって、図16に示すように、溝126部分の絶縁樹脂層120の表面は、溝126部分以外の絶縁樹脂層120の表面よりも、半導体基板100の表面から見た高さが低くなる。溝126部分の絶縁樹脂層120の表面が、半導体装置2の第2表面44となり、溝126部分以外の絶縁樹脂層120の表面が、半導体装置2の第1表面42となる(図1参照)。また、溝126部分の絶縁樹脂層120から露出する金属層110が主パッド20となり、溝126部分以外の絶縁樹脂層120から露出する金属層110が信号パッド30となる。また、絶縁樹脂層120が、半導体装置2の絶縁樹脂層40となる。
次いで、図17に示すように、半導体基板100をダイシングテープ142上に固定し、ダイシングブレード140によってダイシングを行う。その結果、図1に示す半導体装置2が、複数個(図17の例では5個)形成される。
以上、本実施例の半導体装置2とその製造方法について説明した。本実施例と特許請求の範囲の記載との対応関係を説明しておく。主電極(表面電極)、信号電極が、それぞれ、「第1電極」、「第2電極」の一例である。主パッド20、信号パッド30が、それぞれ、「第1パッド」、「第2パッド」の一例である。図1の距離D1、距離D2が、それぞれ、「第1距離」、「第2距離」の一例である。半導体素子10が「スイッチング素子」の一例である。
上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(1)上記の実施例では、主パッド20が露出する第1表面42の位置が、信号パッド30が露出する第2表面44の位置よりも、半導体素子10の表面から見て高く形成されている。これには限られず、信号パッド30が露出する第2表面44の位置が、主パッド20が露出する第1表面42の位置よりも、半導体素子10の表面から見て高く形成されていてもよい。この場合も、主パッド20に接続される配線部材を引き出す位置と、信号パッド30に接続される配線部材を引き出す位置とが、半導体素子10の表面から見た高さ方向において異なる。この場合も、主パッド20に接続される配線部材と、信号パッド30に接続される配線部材とが干渉することを防止しながら、配線部材を引き出す方向を任意に設定することができる。
(2)上記の実施例では、主パッド20、信号パッド30は、いずれも、主電極、信号電極とは別個に形成されている。これに限られず、主パッド20、信号パッド30は、主電極、信号電極と一体に形成されていてもよい。
(3)上記の実施例では、半導体素子10として、縦型のIGBTを用いる例について説明した。本実施例の半導体装置2で使用される半導体素子は、縦型のIGBTに限られず、縦型のMOSFETや横型のIGBT等、他のスイッチング素子であってもよい。
(4)上記の実施例では、半導体装置2を形成する場合、図8に示すように、バリアメタル膜106を半導体基板100の表面から除去した後に、絶縁膜112を形成し(図9参照)、その後絶縁樹脂層120を形成し(図10参照)、その絶縁樹脂層120を研磨している(図14)。これに限られず、図8に示すように、バリアメタル膜106を半導体基板100の表面から除去した後に、隣り合う金属層110の間に絶縁樹脂を充填させて、絶縁樹脂層120を形成するようにしてもよい(図14参照)。この場合、各金属層110の表面が、形成される絶縁樹脂層120の表面から露出するように、絶縁樹脂を充填する。この変形例によると、絶縁樹脂層120を研磨する工程を省略することができる。
(5)上記の実施例では、図15、図16に示すように、ダイシング(図17参照)を行う前に、研磨具128によって溝126を形成することにより、第1表面42となる部分と第2表面44となる部分を予め形成する。これに限られず、ダイシング(図17参照)を先に行って個片化した後に、研磨具128によって各個片を研磨し、第1表面42と第2部分44を形成してもよい。
以上、本明細書で開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:半導体装置
10:半導体素子
20:主パッド
30:信号パッド
40:絶縁樹脂層40
42:第1表面
44:第2表面
50、60:リードフレーム
52、62:ハンダ
70:ボンディングワイヤ
100:半導体基板
102:ボディ層
104:層間絶縁膜
106:バリアメタル膜
108:レジスト層
110:金属層
112:樹脂膜
120:絶縁樹脂層
122:コレクタ層
124:裏面電極
126:溝
128:研磨具
140:ダイシングブレード
142:;ダイシングテープ

Claims (3)

  1. 表面に第1電極及び第2電極が形成されているスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の表面に配置され、前記第1電極と電気的に接続する第1パッドと、
    前記スイッチング素子の表面に配置され、前記第2電極と電気的に接続する第2パッドと、
    前記スイッチング素子の表面に配置され、前記第1パッド及び前記第2パッドの周囲に配置されている絶縁樹脂層と、を備えており、
    前記第1パッドは、その一部が前記絶縁樹脂層の第1表面から露出しており、
    前記第2パッドは、その一部が前記絶縁樹脂層の第2表面から露出しており、
    前記第1表面と前記スイッチング素子の表面との間の第1距離と、前記第2表面と前記スイッチング素子の表面との間の第2距離とが異なる、
    半導体装置。
  2. 前記第1電極は前記スイッチング素子の主電極であり、
    前記第2電極は前記スイッチング素子の信号電極であり、
    前記第1距離は前記第2距離よりも長い、
    請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記スイッチング素子は方形であり、
    前記スイッチング素子の表面には複数個の前記信号電極が形成されており、
    前記スイッチング素子の表面には複数個の前記第2パッドが配置されており、前記複数個の前記第2パッドは、それぞれ、対応する前記信号電極に接続されており、
    前記複数個の第2パッドは、前記スイッチング素子の一辺に沿って並べて配置されている、
    請求項2記載の半導体装置。
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