JP2013149607A - 高欄照明装置 - Google Patents

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百合子 小柳
Manabu Yamazaki
学 山崎
Mamoru Matsuo
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Abstract

【課題】運転に必要な広範囲の領域を所要の路面輝度で確実に照明することができると共に、光の無駄を抑制し、消費電力を大幅に低減することができる高欄照明装置を提供する。
【解決手段】発光ダイオード152の投光側に配光制御レンズ155を有する光源ユニット15が、一つの細長の放熱基板14に並列して取り付けられ、且つ露出した状態で筐体11内に設けられることにより、道路の延びる方向に複数設けられ、複数の光源ユニット15により、道路照明に適合する路面上の照明領域に光を照射する高欄照明装置10。
【選択図】図2

Description

本発明は、高速道路などの道路の高欄に設けられ、低位置から光を照射して道路照明を行う高欄照明装置に関する。
従来、高速道路など道路の高欄に設けられ、低位置から光を照射して道路照明を行う高欄照明装置が知られている。この高欄照明装置は、例えば道路の高欄を構成する側壁の内側の凹部や側壁上等に筐体が設けられ、その筐体内に、蛍光灯と、その光を配光制御する反射板やルーバーを備えるものである。
高欄照明装置には、運転者に対するグレアを抑制すると共に、運転に必要な領域を照明することが求められる。例えば運転に必要な照明領域を拡張するものとして、特許文献1には、筐体の前面に加えて側面にも開口を設け、その開口に取り付けられる光透過板を介して前方と側方に光源ランプの光を照射し、高欄照明装置の設置間隔を狭めずに路面の照明領域を拡張するものが開示されている。
特開2006−147418号公報
ところで、既存の高欄照明装置は、光源ランプとして蛍光灯を用いているため、必要な領域に照明されない光が大きく無駄が多いと共に、消費電力も非常に大きくなるという問題がある。そのため、運転に必要な広範囲の領域を所要の路面輝度で確実に照明することができると共に、光の無駄を抑制し、消費電力を低減できる高欄照明装置が求められている。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、運転に必要な広範囲の領域を所要の路面輝度で確実に照明することができると共に、光の無駄を抑制し、消費電力を大幅に低減することができる高欄照明装置を提供することを目的とする。
本発明の高欄照明装置は、発光ダイオードの投光側に配光制御レンズを有する光源ユニットが、道路の延びる方向に並列するように複数設けられ、前記複数の光源ユニットにより、道路照明に適合する路面上の照明領域に光を照射することを特徴とする。
この構成によれば、発光ダイオードと配光制御レンズで構成され、並列配置される光源ユニットにより、運転に必要な広範囲の領域を所要の路面輝度で確実に照明することができると共に、最適な照明領域に配光制御して光の無駄を抑制し、発光ダイオードの使用と、発光ダイオードと配光制御レンズの構成とが相俟って消費電力を大幅に低減することができる。また、例えば縦方向への光の散乱を抑制しつつ高欄から狭い角度で道路面を照明することが可能であり、運転者に対するグレアを抑制することができる。
本発明の高欄照明装置は、道路の高欄の路面から0.5m以上2m以下の高さに設けられ、照明光の1/2ビーム角の上側半直線が水平以下になるように設定されることを特徴とする。
この構成によれば、最適な道路照明を照明領域に確実に行うことができると共に、光源ユニットの照明光が運転者の視野に一層入りにくくし、運転者に対するグレアをより確実に防止することができる。
本発明の高欄照明装置は、前記配光制御レンズが、少なくとも横方向に配光角を拡げるものであることを特徴とする。
この構成によれば、道路の延びる方向に照明光を拡げて、照明されない領域や路面輝度の低い領域を低減し、道路に沿ってより広範囲に十分な照明を行うことができる。
本発明の高欄照明装置は、前記光源ユニットが、露出した状態で筐体内に設けられることを特徴とする。
この構成によれば、筐体内で光源ユニットが露出した状態にして照明調整機能を高めることが可能となり、道路環境や運転者に対する影響に応じて、一部或いは全部の光源ユニットの設置角度を容易且つ柔軟に調整して最適な照明を行うことができる。また、光源ユニットが筐体内でカバー等で覆われずに露出していることから、カバー等で散乱を生ずることがなく、制御した配光状態を保持することができる。また、点検作業や修理作業も容易化することができる。
本発明の高欄照明装置は、前記筐体の正面開口に透過率90%以上の透明保護板が設けられ、前記複数の光源ユニットによる照明光が前記透明保護板を介して外部に出射することを特徴とする。
この構成によれば、防塵など光源ユニットを保護することができると共に、配光制御した照明光を散乱させることなく外部に出射させ、制御した配光状態を保持して最適な道路照明を確保することができる。
本発明の高欄照明装置は、前記複数の光源ユニットのうち、道路の延びる方向の少なくとも一方の端部近傍における複数の光源ユニットの設置間隔が、略中央の複数の光源ユニットの設置間隔よりも狭く設定されることを特徴とする。
この構成によれば、高欄照明装置の端部が主として照明を担う光が届きにくい領域を抑制し、或いはその領域の輝度を向上し、暗部の少ない照明を行うことができる。
本発明の高欄照明装置は、前記複数の光源ユニットのうち一の光源ユニットと別の光源ユニットとが、照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるように設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、一の光源ユニットと別の光源ユニットの光軸の横方向の角度を変えて設置した方が、道路環境や運転者に対する影響から最適な照明が得られる場合に、これに対応して柔軟に最適な照明を得ることができる。また、光源ユニットの光軸の方向を分散させ、光軸方向を一方向に揃えた場合に生ずるグレアを軽減することができる。
本発明の高欄照明装置は、前記複数の光源ユニットが、一つの細長の基体に並列して取り付けられることを特徴とする。
この構成によれば、複数の光源ユニットを一体的に取り扱うことができ、搬送や設置作業が容易となる。また、予め工場等で複数の光源ユニットの設置角度を調整した状態で搬送、設置することも可能となり、光源ユニットの角度調整作業の規格化、容易化を図ることができる。また、複数の光源ユニットを放熱基板等の放熱機能を有する基体に並列して取り付けられ、これがカバー等で覆われない露出した状態で筐体内に設けられる場合には、放熱性を向上し、光源ユニットの寿命や耐久性を高めることができる。
本発明の高欄照明装置は、前記複数の光源ユニットのうち前記一の光源ユニットと前記別の光源ユニットとが、前記発光ダイオードから前記配光制御レンズを介して出射される照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるようにして、前記基体の平面状の取付面に取り付けられることを特徴とする。
この構成によれば、光源ユニットの設置角度を変えて基体の平面状の取付面に取り付けることにより、光軸の横方向の角度が異なる光源ユニットを簡単に配置することができる。また、光源ユニットの光軸の方向を分散させ、光軸方向を一方向に揃えた場合に生ずるグレアを軽減することができる。
本発明の高欄照明装置は、前記複数の光源ユニットのうち前記一の光源ユニットと前記別の光源ユニットにおける前記発光ダイオードから前記配光制御レンズを介して出射される照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるように、前記基体が曲がって形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、曲がった基体で光源ユニットの設置角度を変えることにより、光軸の横方向の角度が異なる光源ユニットを簡単に配置することができる。また、光源ユニットの光軸の方向を分散させ、光軸方向を一方向に揃えた場合に生ずるグレアを軽減することができる。
本発明の高欄照明装置は、前記複数の光源ユニットのうち前記一の光源ユニットと前記別の光源ユニットにおける前記発光ダイオードから前記配光制御レンズを介して出射される照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるように、前記基体に形成されている凹部に前記一の光源ユニットが設けられることを特徴とする。
この構成によれば、基体に形成されている凹部に所要の光源ユニットを設けることにより、光軸の横方向の角度が異なる光源ユニットを簡単に配置することができる。また、光源ユニットの光軸の方向を分散させ、光軸方向を一方向に揃えた場合に生ずるグレアを軽減することができる。
本発明の高欄照明装置は、前記複数の光源ユニットのうち一の光源ユニットの光軸と別の光源ユニットの光軸とが、照明光が路面に到達する前に交差するように設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、光源ユニットの光軸の方向を多様に分散させ、光軸方向を一方向に揃えた場合に生ずるグレアをより軽減することができる。
本発明の高欄照明装置は、前記光源ユニットの各々が、前記配光制御レンズの投光側にルーバーキャップを配置して構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、配光制御レンズとルーバーキャップで照明光の縦方向の散乱を一層抑制し、運転者に対するグレアをより確実に抑制することができると共に、狭い角度で必要な領域の照明を行うことができる。また、光源ユニット毎にルーバーキャップが設けられることから、個々の光源ユニット毎に高い自由度で配光を調整することができる。
本発明の高欄照明装置は、前記光源ユニットの各々が、前記配光制御レンズの投光側に別の配光制御レンズを有し、前記配光制御レンズと前記別の配光制御レンズの何れか一方が少なくとも横方向に配光角を拡げるものであり、他方が少なくとも縦方向に配光角を狭めるものであることを特徴とする。
この構成によれば、縦方向の配光角を狭めて無駄な散乱光をより確実に抑制し、運転者に対するグレアをより確実に抑制できると共に、道路の延びる方向に照明光を拡げて、照明されない領域や路面輝度の低い領域を低減し、道路に沿ってより広範囲に十分な照明を行うことができる。
本発明の高欄照明装置は、前記複数の光源ユニットのうち、一の光源ユニットと他の光源ユニットの配光制御レンズの配光角、若しくは別の配光制御レンズの配光角、若しくはその双方の配光角が異なるように設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、例えば一方通行の車両進行方向の後端部近傍或いは道路の延びる方向の両端部近傍など端部近傍の光源ユニットの配光角を拡げ、照明領域の暗部を抑制する等により、道路環境等に適したより最適な照明を行うことができる。
本発明の高欄照明装置は、前記複数の光源ユニットのうち、少なくとも一方通行の車両進行方向の後端部に位置する一の光源ユニットの光軸が車両進行方向側に傾斜して設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、一方通行の道路を走行する車両の運転者に対するグレアをより一層確実に抑制することができる。
本発明の高欄照明装置は、細長の放熱基板が設けられ、前記放熱基板の長手方向に間隔を開けて板状の取付部が立設され、前記取付部の各々に前記光源ユニットを取り付けることにより、前記光源ユニットが並列して設けられることを特徴とする。
この構成によれば、複数の光源ユニットを放熱基板に設置して一体的に取り扱うことができ、搬送や設置作業が容易となる。また、予め工場等で複数の光源ユニットの設置角度を調整した状態で搬送、設置することも可能となり、光源ユニットの角度調整作業の規格化、容易化を図ることができる。また、取付部の傾斜角度の調整で光源ユニットの角度調整を行うことが可能となり、角度調整作業の一層の容易化を図ることができる。また、複数の光源ユニットが放熱基板に並列して取り付けられ、これがカバー等で覆われない露出した状態で筐体内に設けられる場合には、放熱性を向上し、光源ユニットの寿命や耐久性を高めることができる。
本発明の高欄照明装置は、前記取付部が、前記放熱基板の所定領域を切り起こして形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、放熱基板にL字状の取付具等の別部材を設ける必要が無くなり、別部材の固定作業を無くすことができると共に、画一的な生産が容易となり、量産性を高めることができる。また、取付部を放熱基板の一体的な一部とすることにより、光源ユニットと放熱基板との間に別部材や別部材を設ける場合の僅かな隙間が介在することが無くなり、熱抵抗を低減し、放熱性を一層向上することができる。
本発明の高欄照明装置は、前記取付部の前面に前記光源ユニットの後端部を固定するようにして前記光源ユニットが設けられ、前記取付部の傾斜角度を調整して前記光源ユニットの照明光の傾斜角度を調整可能であることを特徴とする。
この構成によれば、例えば光源ユニットの光軸が取付部に対して直交する方向に固定する等により、光源ユニットの照明光の調整角度が非常に分かり易くなり、光源ユニットの角度調整作業のより一層の容易化を図ることができ、更に、光源ユニットを高精度で所要の角度に設定することができる。
本発明の高欄照明装置は、前記放熱基板の側辺から凹部が形成され、前記凹部は中央部の奥行きが最も深くなるように形成されていると共に、前記凹部の周縁に略近接して前記複数の光源ユニットが配置され、平面視において前記凹部の中心に対して左側に位置する前記光源ユニットの光軸と右側に位置する前記光源ユニットの光軸とが、照明光が路面に到達する前に交差するように設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、光源ユニットの光軸の方向を多様に分散させ、光軸方向を一方向に揃えた場合に生ずるグレアをより軽減することができ、特に光源ユニットの光軸を下向きに傾斜させた場合には、運転者に対するグレアを確実に防止することができる。また、凹部の周縁に略近接して光源ユニットを配置することにより、左端等の左側の光源ユニットが右側を照らし、右端等の右側の光源ユニットが左側を照らす際に、より中央寄りに位置する光源ユニットや放熱基板がその照明光を遮ることを防止することができ、特に光源ユニットの光軸を下向きに傾斜させる場合にその防止効果は顕著となる。また、筐体から照明光が出射する開口を筐体の側壁等まで延びる大きなものとせずとも、高欄照明装置相互間の中央位置に近い道路の暗部になりやすい領域に対して、より補強された照明を行うことができ、暗部を照明しやすい構造とすることができる。
本発明の高欄照明装置は、少なくとも前記光源ユニットの取付面側で絶縁性を有し、前記絶縁性の取付面上に所定パターンのプリント配線が形成されている細長の放熱基板が設けられ、前記放熱基板の前記プリント配線に前記発光ダイオードを電気的に接続することにより、前記光源ユニットが並列して設けられることを特徴とする。
この構成によれば、光源ユニットを接続する電線を別途に放熱基板に設ける必要が無く、プリント配線で各光源ユニットの電気的接続を行うことができ、配線作業に要する手間を大幅に減少することができる。また、別途の電線を設置する場合に、かかる部分に必要になる防水・防湿対策等の作業が不要となり、配線作業の効率を一層向上することができる。また、画一的な生産が容易となり、量産性を高めることができる。
本発明の高欄照明装置は、前記配光制御レンズが、上部の光束密度が高く下部の光束密度が低くなるように偏向して光を出射する構成であることを特徴とする。
この構成によれば、より遠い領域の照明を担う光源ユニットの上部からの照明光を大きくし、より近い領域の照明を担う光源ユニットの下部からの照明光を小さくし、所要の照明領域に対して全体的により平均化した照明を行うことができる。
本発明の高欄照明装置は、運転に必要な広範囲の領域を所要の路面輝度で確実に照明することができると共に、光の無駄を抑制し、消費電力を大幅に低減することができる。
第1実施形態の高欄照明装置の正面図。 第1実施形態の高欄照明装置の縦断面図。 第1実施形態の高欄照明装置による道路面の照明を説明する正面説明図。 第1実施形態の高欄照明装置による道路面の照明を説明する平面説明図。 (a)〜(c)は第1実施形態の高欄照明装置の基体及び光源ユニットで光源ユニットの設置角度の設定例を示す平面説明図。 第1実施形態の高欄照明装置の基体及び光源ユニットで光源ユニットの設置角度の別の設定例を示す平面説明図。 図5(b)の光源ユニットの設置角度の設定例よる道路面の照明を説明する平面説明図。 (a)及び(b)は第1実施形態の第1変形例の高欄照明装置における基体及び光源ユニットを示す正面図。 第1実施形態の第2変形例の高欄照明装置の正面図。 第1実施形態の第3変形例の高欄照明装置における基体及び光源ユニットを示す平面説明図。 第1実施形態の第4変形例の高欄照明装置における基体及び光源ユニットを示す平面説明図。 第1実施形態の第5変形例の高欄照明装置の縦断面図。 第2実施形態の高欄照明装置における基体及び光源ユニットを示す平面説明図。 第3実施形態の高欄照明装置の縦断面図。 第4実施形態の高欄照明装置の正面図。 第4実施形態の高欄照明装置の縦断面図。 (a)は第4実施形態の高欄照明装置における光源ユニットの縦断面図、(b)はその横断面図。 第4実施形態の高欄照明装置による道路面の照明を説明する説明図。 第5実施形態の高欄照明装置の横断面図。 (a)は第5実施形態の高欄照明装置における光源ユニット及び取付具を示す拡大断面図、(b)はその取付具を傾斜した状態の拡大断面図。 (a)は第5実施形態の変形例の高欄照明装置における光源ユニット及び取付具を示す拡大断面図、(b)はその取付具を傾斜した状態の拡大断面図、(c)は放熱基板に切り起こされた取付部の周辺を示す拡大斜視図。 光束密度を偏向して光を出射する配光制御レンズの例を示す説明図。
〔第1実施形態の高欄照明装置〕
本発明の第1実施形態の高欄照明装置について説明する。第1実施形態の高欄照明装置10は、図1及び図2に示すように、高速道路など道路の高欄を構成する側壁100の内側の凹部や側壁100上に設けられる略直方体箱状の筐体11を有し、筐体11は図示省略するアンカーボルト等の取付具で側壁100に固定される。筐体11の正面側には開口が形成され、その開口には、ガラス板、アクリル板などの透光性の保護板12が覆うようにして設けられている。本例の保護板12は透過率90%以上の透明保護板であり、後述する複数の光源ユニット15による照明光が透明保護板を介して外部に出射するようになっている。
筐体11内には、細長の基体に相当する放熱基板14が、その長手方向を筐体11の長手方向に合わせるようにして収納され、取付部材13を介して筐体11に固定されている。放熱基板14は、例えば細長の略平板状のアルミ製であり、背面側には放熱性を高めるための放熱フィン141が形成され、正面側は平面状の取付面142になっている。放熱基板14は、後述する光源ユニット15の光軸が斜め下方に傾斜して向くようにするため、その取付面142が下に向かって筐体11の奥側に傾斜するように配置して固定されている。
放熱基板14の取付面142には、道路の延びる方向である長手方向に間隔を開けて複数の光源ユニット15が並列して設けられている。光源ユニット15は、放熱基板14上に設けられるアルミ製等の配線基板151と、配線基板151上に実装される発光ダイオード152と、発光ダイオード152の外周に周設される略円筒状のレンズホルダー153と、レンズホルダー153の内側に設けられ、発光ダイオード152側から投光側に向かって漸次拡径するテーパ状の導光部154と、導光部154の投光側の端部近傍で保持されている配光制御レンズ155とから構成され、配光制御レンズ155が発光ダイオード152の投光側に設けられている。配光制御レンズ155は、発光ダイオード152による照明光の配光角を少なくとも横方向に拡げるものであり、本実施形態ではオーバル型の照明領域を形成するように配光制御するレンズなど、配光角を横方向に拡げると共に縦方向に狭めるレンズとしている。また、各光源ユニット15の配線基板151は、図示省略する電源線を介して電源に接続されている。
これらの複数の光源ユニット15は、一つの細長の基体である放熱基板14上に均等のピッチで並列して取り付けられ、放熱基板14と各光源ユニット15が、カバーに収納されずに、露出した状態で筐体11内に収容されている。また、本例の複数の光源ユニット15の全部は、図5(a)に示すように、光軸が揃うように設けられており、道路の延びる方向に対して直交する道路幅方向に延び、且つ下向きに傾斜するように光軸の角度を設定して設けられている。各光源ユニット15の配光制御レンズ155の配光制御角度は同一であり、各光源ユニット15からは同方向に同一の配光角で光が照射される。
そして、高欄照明装置10は、道路の高欄である側壁100において路面から0.5m以上2m以下の高さ、より好適には道路の高欄の路面から0.5m以上1.5m以下の高さに設けられており、更に、高欄照明装置10の照明光の配光角である1/2ビーム角(最大光度の1/2の光度になる左右2点と光中心を結ぶ角度)の上側半直線が水平以下になるように設定されており、本実施形態では、光源ユニット15の各々の配光角である1/2ビーム角の上側半直線が水平以下になるように設定されている(図3参照)。また、高欄照明装置10或いは各光源ユニット15の照射する光の縦方向の配光角は、10度〜30度程度とすると好ましい。
第1実施形態の高欄照明装置10は、図3及び図4に示すように、複数の光源ユニット15により、道路照明に適合する路面上の広範囲な照明領域Rに光を照射して照明する。図3及び図4において、101は車道、102は路肩、103は車両であり、照明領域Rは主として車道101に形成され、車道幅の全体に亘る楕円領域など道路照明に適合する広範囲の領域に設定される。
第1実施形態の高欄照明装置10によれば、運転に必要な広範囲の照明領域Rを所要の路面輝度で確実に照明することができると共に、下向きに傾斜する発光ダイオード152の設置角度と、その投光側に位置する横方向に配光角を拡げ且つ縦方向に配光角を狭める配光制御レンズ155の配光角調整により、道路の延びる方向への長さや幅等で規定される最適な照明領域Rに配光制御して、上方や水平に照射される光など光の無駄を抑制することができ、更に発光ダイオード152の使用と、発光ダイオード152と配光制御レンズ155の構成とが相俟って消費電力を大幅に低減することができる。また、例えば縦方向への光の散乱を抑制しつつ高欄から狭い角度で道路面を照明することが可能であり、運転者に対するグレアを抑制することができる。更に、横方向に配光角を拡げる等の配光制御レンズ155等により、道路の延びる方向に照明光を拡げて、照明されない領域や路面輝度の低い領域を低減し、道路に沿ってより広範囲に十分な照明を行うことができる。
更に、高欄照明装置10は、道路の高欄である側壁100において路面から0.5m以上2m以下の高さ、より好適には道路の高欄の路面から0.5m以上1.5m以下の高さに設け、照明光の1/2ビーム角(配光角)の上側半直線が水平以下になるように設定することにより、最適な道路照明を照明領域Rに確実に行うことができると共に、光源ユニット15の照明光が運転者の視野に一層入りにくくし、運転者に対するグレアをより確実に防止することができる。
また、光源ユニット15を露出した状態で筐体11内に設けることにより、照明調整機能を高めることが可能となり、道路環境や運転者に対する影響に応じて、一部或いは全部の光源ユニット15の設置角度を容易且つ柔軟に調整して最適な照明を行うことができる。また、光源ユニット15が筐体11内でカバー等で覆われずに露出していることから、カバー等で散乱を生ずることがなく、制御した配光状態を保持することができる。また、点検作業や修理作業も容易化することができる。更に、複数の光源ユニット15が放熱基板14に並列して取り付けられ、これがカバー等で覆われない露出した状態で筐体11内に設けられる構成により、放熱性を向上し、光源ユニット15の寿命や耐久性を高めることができる。
また、複数の光源ユニット15を一つの細長の基体である放熱基板14に並列して取り付けることにより、複数の光源ユニット15を一体的に取り扱うことができ、搬送や設置作業が容易となる。また、複数の光源ユニット15の設置角度の調整が必要な場合に、予め工場等で複数の光源ユニット15の設置角度を調整した状態で搬送、設置することも可能となり、光源ユニット15の角度調整作業の規格化、容易化を図ることができる。また、放熱基板14上の発光ダイオード152にレンズホルダー153を周設し、レンズホルダー153で配光制御レンズ155を保持する構成により、照明領域を調整する配光制御レンズ155の組み込みを容易に行うことができる。また、筐体11の正面開口に透過率90%以上の透明の保護板12を設け、複数の光源ユニット15による照明光を透明の保護板12を介して外部に出射する場合には、防塵など光源ユニット15を保護することができると共に、配光制御した照明光を散乱させることなく外部に出射させ、制御した配光状態を保持して最適な道路照明を確保することができる。
尚、図1〜図5(a)の例では、複数の光源ユニット15における、発光ダイオード152から配光制御レンズ155を介して出射される照明光の光軸が全部揃うように設け、道路の延びる方向に対して直交する道路幅方向に延び、且つ下向きに傾斜するように光軸の角度を設定したが、道路が一方通行である場合には、複数の光源ユニット15のうち、少なくとも一方通行の車両進行方向の後端部に位置する一の光源ユニット15における、発光ダイオード152から配光制御レンズ155を介して出射される照明光の光軸を車両進行方向側に傾斜して設定し、一方通行の道路を走行する車両の運転者に対するグレアをより一層確実に抑制可能にしても好適である。
例えば図5(b)に示すように、複数の光源ユニット15の照明光の光軸が全部揃うように設け、例えば配線基板151の厚みを漸次変化させる等により、全部の光源ユニット15の各々を、道路幅方向に対して一方通行の車両進行方向側に傾斜し、且つ下向きに傾斜するように光軸の角度を設定して設けるようにしてもよい。この例によれば、図7に示すように、各高欄照明装置10による照明領域Rをより車両進行方向側にずらし、運転者に対するグレアを確実に抑制することが可能となると共に、基体である放熱基板14の平面状の取付面142に光源ユニット15の設置角度を変えて取り付けることができ、光軸の角度が傾斜する光源ユニット15を簡単に配置することができる。
更に、例えば図5(c)に示すように、複数の光源ユニット15のうち一方通行の車両進行方向側の後端部に位置する一又は複数の光源ユニット15の設置角度を、光源ユニット15の照明光の光軸が道路幅方向に対して車両進行方向側に傾斜し、且つ下向きに傾斜するように設定して設け、その他の光源ユニット15は図5(a)と同様に設置するようにしてもよい。この例によれば、運転者の目に入りやすい後端部の光源ユニット15の照明光を車両進行方向に傾斜させ、運転者に対するグレアを確実に抑制することが可能となると共に、基体である放熱基板14の平面状の取付面142に光源ユニット15の設置角度を変えて取り付けることができ、光軸の横方向等の角度が異なる光源ユニット15を簡単に配置することができる。
また、図5(c)以外にも、複数の光源ユニット15のうち一の光源ユニット15と別の光源ユニット15とを、照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるように設定する適宜の構成例とすることも可能であり、これにより、道路環境や運転者に対する影響に柔軟に対応して最適な照明を得ることができる。また、光源ユニット15の光軸の方向を分散させ、光軸方向を一方向に揃えた場合に生ずるグレアを軽減することもできる。
例えば図6に示すように、複数の光源ユニット15のうち一の光源ユニット15と別の光源ユニット15とを、照明光の光軸LSの横方向の角度が変わるように設定し、且つ一の光源ユニット15の光軸LSと別の光源ユニット15の光軸LSとが、照明光が路面に到達する前に交差するように設定する構成としてもよい。この例によれば、光源ユニット15の光軸の方向を多様に分散させ、光軸方向を一方向に揃えた場合に生ずるグレアをより軽減することができる。尚、全部の光源ユニット15の光軸LSを交差させる場合には、両端部の光源ユニット15は横方向の内側に光軸LSが傾斜するように設ける。また、2個同士、3個同士など光源ユニット15群の光軸LSが相互に交差する構成、或いは単数の光源ユニット15の光軸LSと光源ユニット15群の光軸LSが相互に交差する構成とすることも可能である。
また、複数の光源ユニット15のうち、一の光源ユニット15と他の光源ユニット15の配光制御レンズ155の配光角を異なるように設定することも可能であり、例えば一方通行の車両進行方向の後端部近傍に位置する光源ユニット15或いは道路の延びる方向の両端部近傍に位置する光源ユニット15の配光制御レンズ155の配光角を、他の光源ユニット15の配光角よりも横方向に拡げ、照明領域の暗部を抑制する等により、より最適な照明を行うことができる。
〔第1実施形態の第1変形例の高欄照明装置〕
次に、第1実施形態の第1変形例の高欄照明装置10について説明する。第1変形例の高欄照明装置10は、基本的な構成は第1実施形態の基本例と同一であるが、第1実施形態の基本例では、光源ユニット15が一つの細長の基体である放熱基板14上に均等のピッチで並列して取り付けられているのに対し、第1変形例では、複数の光源ユニット15のうち、道路の延びる方向の少なくとも一方の端部近傍における複数の光源ユニット15の設置間隔が、略中央の複数の光源ユニット15の設置間隔よりも狭く設定されている点で相違する(図8参照)。
図8(a)の例では、放熱基板14上に並列配置されている全部の複数の光源ユニット15のうち、道路の延びる方向の双方の端部近傍における一部の複数の光源ユニット15の設置間隔が、略中央の残部の複数の光源ユニット15の設置間隔よりも狭く設定されている。本例では、例えば図4に示す照明領域Rと照明領域Rとの間における、高欄照明装置10に近い側の照明領域R1とそれとは逆の高欄照明装置10から遠い側の照明領域R2の光が弱い領域の輝度を向上して輝度均整度を高めることが可能となり、高欄照明装置10の端部が主として照明を担う光が届きにくい領域を抑制し、或いはその領域の輝度を向上し、暗部の少ない照明を行うことができる。
図8(b)の例では、放熱基板14上に並列配置されている全部の複数の光源ユニット15のうち、道路の延びる方向の車両進行方向の前端部近傍における一部の複数の光源ユニット15の設置間隔が、略中央や車両進行方向とは逆の後端部における残部の複数の光源ユニット15の設置間隔よりも狭く設定されている。本例でも、照明領域R1、R2の輝度をある程度向上することが可能となり、光が届きにくい領域を抑制し、或いはその領域の輝度を向上し、暗部の少ない照明を行うことができると共に、一方通行の車両進行方向の前端部における光源ユニット15群の光量を増加させることにより、運転者に対するグレアを抑制することができる。
尚、第1変形例でも、所要の光源ユニット15の設置角度を道路幅方向に対して傾斜させて設けることや、一の光源ユニット15と別の光源ユニット15とを照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるように設定することや、一の光源ユニット15と他の光源ユニット15の配光制御レンズ155の配光角を異なるように設定すること等が可能である。
〔第1実施形態の第2変形例の高欄照明装置〕
次に、第1実施形態の第2変形例の高欄照明装置10について説明する。第2変形例の高欄照明装置10は、基本的な構成は第1実施形態の基本例と同一であるが、第1実施形態の基本例では、光源ユニット15が一つの細長の基体である放熱基板14上に均等のピッチで並列して取り付けられ、その放熱基板14が一つ設けられているのに対し、第2変形例では、図9に示すように、光源ユニット15が均等のピッチで取り付けられている一つの細長の基体である放熱基板14が、長手方向を道路に沿う方向にし、2つなど複数縦方向に並べて設けられている点で相違する。上下に位置する光源ユニット15における光軸の縦方向の傾斜角度は同一にする、或いは下側に位置する光源ユニット15の光軸をより下向きにする等で光軸の傾斜角度を変えるなど適宜である。
この第2変形例の高欄照明装置10によれば、より広い範囲を高輝度で照明することが可能となると共に、各発光ダイオード152に要求される光量を低減することができる。尚、第2変形例でも、所要の光源ユニット15の設置角度を道路幅方向に対して傾斜させて設けることや、一の光源ユニット15と別の光源ユニット15とを照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるように設定することや、所要の光源ユニット15の設置間隔の広狭を調整して設置することが可能であり、又、縦方向或いは横方向等における一の光源ユニット15と他の光源ユニット15の配光制御レンズ155の配光角を異なるように設定すること等が可能である。
〔第1実施形態の第3変形例の高欄照明装置〕
次に、第1実施形態の第3変形例の高欄照明装置10について説明する。第3変形例の高欄照明装置10は、基本的な構成は第1実施形態の基本例と同一であるが、第1実施形態の基本例では、放熱基板14が略平板状で真っ直ぐであったのに対し、複数の光源ユニット15のうち一の光源ユニット15と別の光源ユニット15における発光ダイオード152から配光制御レンズ155を介して出射される照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるように、基体である放熱基板14が曲がって形成されている点で相違する(図10参照)。
図10の例では、放熱基板14が両端部よりの位置で投光側と逆側にく字形に傾斜するように曲がっており、端部寄りの光源ユニット15がより外側に向けて光を照射するようになっている。この放熱基板14は、当初から曲げた形状で形成したものの他、アルミ製等の屈曲容易な素材で一旦平板状に形成した後、折り曲げて形成したものとすることも可能である。
第3変形例の高欄照明装置10によれば、曲がった放熱基板14で光源ユニット15の設置角度を変えることにより、光軸の角度が異なる光源ユニット15を簡単に配置することができ、例えば端部でより外側に向かっての照明が必要な場合や一部の光源ユニット15の一方通行の車両進行方向側への傾斜が必要な場合等に対応することができる。また、光源ユニット15の光軸の方向を分散させ、光軸方向を一方向に揃えた場合に生ずるグレアを軽減することもできる。更に、平板状の放熱基板14を折り曲げて形成する場合には、必要に応じて光源ユニット15の設置角度を柔軟に調整することが可能となる。
尚、第3変形例でも、所要の光源ユニット15の設置間隔の広狭を調整して設置することや、光源ユニット15が取り付けられている一つの細長の基体である放熱基板14を縦方向に並べて複数設けることが可能であり、更に、縦方向に並べる放熱基板14の形状が真っ直ぐと曲がったものとすることも可能である。また、一の光源ユニット15と他の光源ユニット15の配光制御レンズ155の配光角を異なるように設定すること等も可能である。
〔第1実施形態の第4変形例の高欄照明装置〕
次に、第1実施形態の第4変形例の高欄照明装置10について説明する。第4変形例の高欄照明装置10は、基本的な構成は第1実施形態の基本例と同一であるが、放熱基板14が略平板状で真っ直ぐであったのに対し、第3変形例と同様に、複数の光源ユニット15のうち一の光源ユニット15と別の光源ユニット15における発光ダイオード152から配光制御レンズ155を介して出射される照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるように、基体である放熱基板14が曲がって形成されている点で相違する(図11参照)。
図11の例では、放熱基板14が両端部よりの位置でジグザグに傾斜するように複数箇所で曲がっており、端部近傍の光源ユニット15が、中央から端部に向かって投光側と逆側に傾斜する面に各々対応して設けられ、端部近傍の光源ユニット15がより外側に向けて光を照射するようになっている。この放熱基板14も、当初から曲げた形状で形成したものの他、アルミ製等の屈曲容易な素材で一旦平板状に形成した後、折り曲げて形成したものとすることも可能である。
第4変形例の高欄照明装置10でも、曲がった放熱基板14で光源ユニット15の設置角度を変えることにより、光軸の角度が異なる光源ユニット15を簡単に配置することができ、例えば端部でより外側に向かっての照明が必要な場合や一部の光源ユニット15の一方通行の車両進行方向側への傾斜が必要な場合等に対応することができる。また、光源ユニット15の光軸の方向を分散させ、光軸方向を一方向に揃えた場合に生ずるグレアを軽減することもできる。また、ジグザグに曲がった形状とし、各傾斜面に光源ユニット15を対応して設けることにより、光源ユニット15と放熱基板14による構成部材を少ない奥行きで設置することができる。更に、平板状の放熱基板14を折り曲げて形成する場合には、必要に応じて光源ユニット15の設置角度を柔軟に調整することが可能となる。
尚、第4変形例でも、所要の光源ユニット15の設置間隔の広狭を調整して設置することや、光源ユニット15が取り付けられている一つの細長の基体である放熱基板14を縦方向に並べて複数設けることが可能であり、更に、縦方向に並べる放熱基板14の形状が真っ直ぐと曲がったものとすることも可能である。又、一部の光源ユニット15と他の光源ユニット15の配光制御レンズ155の配光角を異なるように設定すること等が可能である。また、第3、第4変形例以外にも、基体に相当する放熱基板14をV字形、W字形、U字形にするなど、必要に応じて適宜の曲がり形状の放熱基板14とし、これに複数の光源ユニット15を設けることができる。
〔第1実施形態の第5変形例の高欄照明装置〕
次に、第1実施形態の第5変形例の高欄照明装置10について説明する。第5変形例の高欄照明装置10は、図12に示すように、基本的な構成は第1実施形態の第2変形例と同一であり、光源ユニット15が均等のピッチで取り付けられている一つの細長の基体である放熱基板14が、長手方向を道路に沿う方向にし、2つなど複数縦方向に並べて設けられている。そして、第5変形例では、光源ユニット15と透明の保護板12との間に、投光側に向かって斜め下方に傾斜するルーバー16が設けられ、ルーバー16は縦方向に所定間隔を開けて並列して配設されている。本例のルーバー16は、水平方向に延びて設けられているが、必要に応じて横方向において水平から傾斜するように設けることも可能である。尚、第5変形例も第2変形例等と同様の変更を適宜行うことが可能である。
この第5変形例の高欄照明装置10によれば、第2変形例と同様の効果が得られると共に、光源ユニット15の照明光をより確実に斜め下方に配光制御し、運転者に対するグレア抑制をより確実に行うことができる。
〔第2実施形態の高欄照明装置〕
次に、第2実施形態の高欄照明装置10について説明する。第2実施形態の高欄照明装置10は、基本的な構成は第1実施形態の基本例と同一であり、同一の高さや配光角等で設けられるものであるが、図13に示すように、複数の光源ユニット15のうち一の光源ユニット15と別の光源ユニット15における発光ダイオード152から配光制御レンズ155を介して出射される照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるように、基体である放熱基板14aに形成されている凹部143aに一の光源ユニット15が設けられる。
図13の例では、放熱基板14よりも厚みを持って形成されている放熱基板14aの端部寄りの複数箇所に、平面視略V字形の凹部143aが形成され、中央から端部に向かって投光側と逆側に傾斜する凹部143aの傾斜面に光源ユニット15が各々対応して設けられている。凹部143aに設置されている光源ユニット15は、その光軸が略中央の平面状の取付面142aに設置されている光源ユニット15の光軸よりも外側に傾斜するように設定されて設置されている。放熱基板14aはアルミ製等の放熱性と屈曲性の高い素材の他、剛性の高い素材とすることも可能である。
第2実施形態の高欄照明装置10でも、放熱基板14aの凹部143aで光源ユニット15の設置角度を変えることにより、光軸の角度が異なる光源ユニット15を簡単に配置することができ、例えば端部でより外側に向かっての照明が必要な場合や一部の光源ユニット15の車両進行方向側への傾斜が必要な場合等に対応することができる。また、光源ユニット15の光軸の方向を分散させ、光軸方向を一方向に揃えた場合に生ずるグレアを軽減することもできる。更に、必要に応じて凹部143aを形成して取り付け、光源ユニット15の設置角度を柔軟に調整することが可能となる。また、凹部143aと光源ユニット15とを対応させるように凹部143aを形成することにより、凹部143aの深さや放熱基板14aの厚みを少なくし、設置場所の省スペース化や、材料コスト、加工コストの低減を図ることもできる。更に、第1実施形態と対応する構成から対応する効果を得ることができる。
尚、凹部143aを下に向かって奥側に傾斜するようにして、光源ユニット15の照射方向がより下向きになるように配光することも可能である。また、第2実施形態でも、所要の光源ユニット15の設置間隔の広狭を調整して設置することや、光源ユニット15が取り付けられている一つの細長の基体である放熱基板14aを縦方向に並べて複数設けることが可能であり、又、一部の光源ユニット15と他の光源ユニット15の配光制御レンズ155の配光角を異なるように設定することなど、第1実施形態と同様の変形が可能である。
〔第3実施形態の高欄照明装置〕
次に、第3実施形態の高欄照明装置10について説明する。第3実施形態の高欄照明装置10は、図14に示すように、基本的な構成は第1実施形態の基本例と同一であるが、光源ユニット15の各々が、配光制御レンズ155の投光側にルーバーキャップ156を配置して構成されている点で相違する。ルーバーキャップ156は、リング状の本体内に横方向に延びるルーバーが縦方向に間隔を開けて並列配置されているものであり、例えば樹脂等の素材で一体的に形成され、円筒状のレンズホルダー153に嵌合する等で固定して取り付けられる。本例のルーバーキャップ156のルーバーは、水平方向に延びて投光側に斜め下方に傾斜して設けられているが、必要に応じて横方向において水平から傾斜するように設けることも可能である。
第3実施形態の高欄照明装置10によれば、配光制御レンズ155とルーバーキャップ156で照明光の縦方向の散乱を一層抑制し、運転者に対するグレアをより確実に抑制することができると共に、狭い角度で必要な領域の照明を行うことができる。また、光源ユニット15毎にルーバーキャップ156が設けられることから、個々の光源ユニット15毎に高い自由度で配光を調整することができる。更に、第1実施形態と対応する構成から対応する効果を得ることができる。尚、第3実施形態でも第1実施形態と同様の変形をすることが可能である。
〔第4実施形態の高欄照明装置〕
次に、第4実施形態の高欄照明装置20について説明する。第4実施形態の高欄照明装置20は、図15及び図16に示すように、第1実施形態の筐体11、保護板12と同一の筐体21、保護板22を有し、道路の高欄を構成する側壁100に設けられるものである。筐体21内には複数の光源ユニット24が露出した状態で収容され、光源ユニット24は、縦方向に複数並べて設けられていると共に、道路の延びる方向である横方向にも均等のピッチで複数並列して設けられている。縦方向に並べられた複数の光源ユニット24の両側には取付部材23が設けられ、両側の取付部材23・23で挟むようにして固定され、取付部材23を介して筐体21に固定されている。
光源ユニット24は、図17に示すように、ユニットケース241を有し、ユニットケース241内の底部にアルミ製等の放熱基板242が収納して設置されている。放熱基板242上にはアルミ製等の配線基板243が設けられ、配線基板243上に発光ダイオード244が実装されている。配線基板243は、ユニットケース241の外部に導出される図示省略する電源線を介して電源に接続されている。
発光ダイオード244の投光側には、配光制御レンズに相当する第1配光制御レンズ245と、別の配光制御レンズに相当する第2配光制御レンズ246が設けられ、第1配光制御レンズ245と、第2配光制御レンズ246は、発光ダイオード244の前方に間隔を開けてこの順で設けられている。
第1配光制御レンズ245の発光ダイオード244側の面は、縦方向では凹凸がない平面状に形成されている一方で、横方向では略弧状の凹曲面になっており、第1配光制御レンズ245は、発光ダイオード244からの入射光の配光角を横方向に拡げるようにして出射する。第2配光制御レンズ246は、少なくとも縦方向に配光角を狭めるものであり、本例では両面に凸曲面が形成されて全方向に光を集光する凸レンズであって、ユニットケース241の前端近傍で保持されている。尚、第1配光制御レンズ245を少なくとも縦方向に配光角を狭めるものとし、第2配光制御レンズ246を少なくとも横方向に配光角を拡げるものとすることも可能である。
同行で横方向に配列されている複数の光源ユニット24は、それぞれ光軸が揃うように設けられ、道路の延びる方向に対して直交する道路幅方向に延び、且つ下向きに傾斜するように光軸の角度を設定して設けられている。また、上下に並列配置されている複数の光源ユニット24は、下側に位置する光源ユニット24ほど光軸が下向きに傾斜するように設定されている。
そして、高欄照明装置20は、道路の高欄である側壁100において路面から0.5m以上2m以下の高さ、より好適には道路の高欄の路面から0.5m以上1.5m以下の高さに設けられており、更に、高欄照明装置20の照明光の配光角である1/2ビーム角の上側半直線が水平以下になるように設定されており、本実施形態では、光源ユニット24の各々の配光角である1/2ビーム角の上側半直線が水平以下になるように設定されている。また、高欄照明装置20或いは各光源ユニット24の照射する光の縦方向の配光角は、10度〜30度程度とすると好ましい。
第4実施形態の高欄照明装置20では、各光源ユニット24において、光路Lのように、発光ダイオード244からの出射される光が第1配光制御レンズ245で横方向に一旦拡大し、その後に第2配光制御レンズ246で集光して投光する。そして、各光源ユニット24の投光により、図18に示すように、道路の路面上に略矩形の照明領域R’を形成するように光を照射する。更に、縦横に配列された複数の光源ユニット24により、道路の路面上に照明領域R’を縦横に形成して、道路照明に適合する広範囲な路面上の照明領域を照明し、全体的に暗部の極めて少ない照明領域を形成する。
第4実施形態の高欄照明装置20では、第1実施形態と対応する構成により対応する効果が得られると共に、第1配光制御レンズ245、第2配光制御レンズ246により、縦方向の配光角を狭めて無駄な散乱光をより確実に抑制し、運転者に対するグレアをより確実に抑制できると共に、道路の延びる方向に照明光を拡げて、照明されない領域や路面輝度の低い領域を低減し、道路に沿ってより広範囲に十分な照明を行うことができる。
尚、第4実施形態でも、必要に応じて、光源ユニット24の設置間隔に広狭をつけて調整することや、所要の光源ユニット24の設置角度を道路幅方向に対して傾斜させて設けることや、道路の延びる方向に並列する複数の光源ユニット24のうち一の光源ユニット24と別の光源ユニット24とを照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるように設定すること等が可能である。また、端部近傍と中央近傍の箇所等で、一の光源ユニット24と他の光源ユニット24における第1配光制御レンズ245、若しくは第2配光制御レンズ246、若しくはその双方の配光角を異なるように設定することが可能であり、縦方向或いは横方向の配光制御レンズの配光角を適宜調整して設定することが可能である。
〔第5実施形態の高欄照明装置〕
次に、第5実施形態の高欄照明装置30について説明する。第5実施形態の高欄照明装置30は、図19に示すように、第1実施形態と同様、高速道路など道路の高欄を構成する側壁100の内側の凹部や側壁100上に設けられる略直方体箱状の筐体31を有し、筐体31の正面側の開口には、ガラス板、アクリル板などの透光性の保護板32が覆うようにして設けられている。本例の保護板32は透過率90%以上の透明保護板であり、後述する複数の光源ユニット36による照明光が透明保護板を介して外部に出射するようになっている。
筐体31内には、細長で略平板状の放熱基板34が略水平の状態で収納され、放熱基板34は、放熱基板34を支持する支持部材33を介して筐体31に固定されている。放熱基板34は、例えばアルミ製や、少なくとも上面に絶縁層を形成して絶縁処理を施されたアルミ製等とすることが可能である。
放熱基板34には、投光側の側辺から凹部341が形成され、凹部341は中央部3411の奥行きが最も深くなるように形成されている。本例の凹部341は、階段状に形成されており、中央部3411よりも奥行きが浅い段差部3412を経て中央部3411に至るようになっている。尚、凹部341の形状は、中央部の奥行きが最も深くなる形状であれば、例えば略弧状にするなど適宜ある。
放熱基板34の凹部341の周囲に位置する上面の所定箇所には、図19及び図20に示すように、略L字状の取付具35が設置されている。取付具35の底部351はビス留め等で固定され、取付具35の板状の取付部352が立設される。取付具35及びその取付部352は、放熱基板34の長手方向に間隔を開けて設けられると共に、板状の取付部352は、後述する各々の光源ユニット36の照明光の光軸が法線となるように設定して立設されている。
放熱基板34の上面において、取付具35の取付部352には光源ユニット36が取り付けられている。光源ユニット36は、第1実施形態の光源ユニット15と同様に、配線基板361、配線基板361上に実装される発光ダイオード、発光ダイオードの外周に周設される略円筒状のレンズホルダー362、レンズホルダー362に内設され、発光ダイオード側から投光側に向かって漸次拡径するテーパ状の導光部、導光部の投光側の端部近傍で保持され、配光制御レンズとから構成され、発光ダイオードの照明光を少なくとも横方向に拡げるように配光制御レンズで配光制御をするようになっている。尚、各光源ユニット36の配光制御レンズの配光制御角度は同一、或いは異ならせる構成とすることが可能である。
光源ユニット36は、その後端部の配線基板361を板状の取付部352の前面に固定するようにして設けられており、各取付部352に設けられる光源ユニット36は、接続線37を介して電気的に接続され、更に、定電流回路371、電源線372を介して筐体31内に設けられる電源に接続されている。複数の光源ユニット36は、各取付部352に取り付けられることにより、道路の延びる方向である放熱基板34の長手方向に間隔を開けて並列して設けられると共に、凹部341の周縁に略近接して配置される。
放熱基板34上の光源ユニット36において、本例の中央の光源ユニット36は、平面視で光源ユニット36の照明光の光軸LSが透光性の保護板32に垂直に入射し、道路の延びる方向に対して略垂直に入射するように設けられており、中央の光源ユニット36の左側に配置されている複数の光源ユニット36は光軸LSを右側に傾斜させ、その右側に配置されている複数の光源ユニット36は光軸LSを左側に傾斜させるようにして設置されている。左側の複数の光源ユニット36、右側の複数の光源ユニット36のいずれも、より外寄りの光源ユニット36ほど光軸LSの傾斜角度が急峻になり、道路の延びる方向により近づいていくようになっている。
そして、平面視において、凹部341の中心に対し、或いは本例では中央の光源ユニット36に対し、左側に位置する光源ユニット36の光軸LSと右側に位置する光源ユニット36の光軸LSとが、照明光が路面に到達する前に交差するように設定される。
また、略L字状の取付具35において、図20に示すように、板状の取付部352は底部351に対して屈曲している角度を曲げ量を調整して調整可能であり、取付部352の傾斜角度を調整して光源ユニット36の照明光の傾斜角度を調整可能になっている。取付部352は、通常は図20(b)に示すように、垂直より前傾する設定され、各光源ユニット36の照明光の光軸LSが水平より下向きに傾斜するように設定される。各々の光源ユニット36の前傾する傾斜角度は、必要とされる路面の照明に応じて適宜調整して設定される。
このように高欄照明装置30では、凹部341の中心に対し、左側に位置する光源ユニット36の光軸LSと右側に位置する光源ユニット36の光軸LSとが照明光が路面に到達する前に交差するように設定されると共に、各光源ユニット36の照明光は、下向きに傾斜して照射されるが、凹部341を形成し且つその周縁に略近接して光源ユニット36を設けることにより、一の光源ユニット36による照明光が、より中央寄りに位置する他の光源ユニット36や放熱基板34で遮られることを防止することができる。
そして、第5実施形態の高欄照明装置30は、図3及び図4、或いは図18に示すような道路照明に適合する路面上の広範囲な照明領域R、R’に光を照射して照明することが可能である。尚、高欄照明装置30の設置高さ、照明光の配光角である1/2ビーム角の設定、高欄照明装置30或いは後述する各光源ユニット36の照射する光の縦方向の配光角は、第1実施形態と同様の構成を適宜採用することが可能である。また、複数の光源ユニット36が及びこれらが上面に設けられる放熱基板34は、筐体31内で単数設ける或いは上下に複数段設けることが可能であり、特に複数段とする場合には図18の照明領域R’の様な極めて暗部の少ない照明を良好に行うことが可能となる。
第5実施形態の高欄照明装置30では、複数の光源ユニット36を放熱基板34に設置して一体的に取り扱うことができ、搬送や設置作業が容易となる。また、予め工場等で複数の光源ユニット36の設置角度を調整した状態で搬送、設置することも可能となり、光源ユニット36の角度調整作業の規格化、容易化を図ることができる。また、複数の光源ユニット36が放熱基板34に並列して取り付けられ、これがカバー等で覆われない露出した状態で筐体31内に設けられる場合には、放熱性を向上し、光源ユニット36の寿命や耐久性を高めることができる。
また、光源ユニット36の光軸LSが取付部351に対して直交する方向に固定する等により、光源ユニット36の照明光の調整角度が非常に分かり易くなり、光源ユニット36の角度調整作業のより一層の容易化を図ることができ、更に、光源ユニット36を高精度で所要の角度に設定することができる。
また、複数の光源ユニット36の光軸LSを交差させて、光源ユニットの光軸LSの方向を多様に分散させることにより、光軸方向を一方向に揃えた場合に生ずるグレアをより軽減することができ、加えて、光源ユニット36の光軸を下向きに傾斜させる場合には、運転者に対するグレアを確実に防止することができる。また、凹部341の周縁に略近接して光源ユニット36を配置することにより、より中央寄りに位置する光源ユニット36や放熱基板34がその照明光を遮ることを防止することができ、特に光源ユニット36の光軸LSを下向きに傾斜させる場合にその防止効果は顕著となる。また、筐体31から照明光が出射する開口を筐体31の側壁等まで延びる大きなものとせずとも、高欄照明装置30・30相互間の中央位置に近い道路の暗部になりやすい領域に対して、より補強された照明を行うことができ、暗部を照明しやすい構造とすることができる。
〔第5実施形態の変形例の高欄照明装置〕
次に、第5実施形態の変形例の高欄照明装置30について説明する。第5実施形態の変形例の高欄照明装置30では、図21に示すように、第5実施形態の放熱基板34における取付具35の板状の取付部352に対応する位置に、放熱基板34aの所定領域を切り起こして形成される板状の取付部342aが設けられており、取付具35は取り付けられていない。放熱基板34aは、少なくとも光源ユニット36の取付面側である上面で絶縁性を有するものであり、例えば上面に絶縁層を形成して絶縁処理を施されたアルミ製等とすることが可能である。
放熱基板34aの絶縁層上等の絶縁性の上面上には所定パターンのプリント配線343aが形成され。プリント配線343aは取付部342aまでパターンが通じて形成されている。そして、取付部342aに、光源ユニット36が後端部の配線基板361を前面に固定するようにして設けられると共に、配線基板361の配線が取付部342aに設けられているプリント配線343aに接続されて、光源ユニット36の発光ダイオードがプリント配線343aで電気的に接続され、光源ユニット36が放熱基板34に実装されている。更に、光源ユニット36の発光ダイオードは、プリント配線343aや図示省略する電源線を介して筐体31内の電源に接続される。各取付部342aに設けられる光源ユニット36は、道路の延びる方向である放熱基板34aの長手方向に間隔を開けて並列して設けられる。尚、プリント配線343aには、第5実施形態と同様の定電流回路を設けると好ましい。
この変形例のその他の構成は第5実施形態と同様であり、例えば放熱基板34aは筐体31内で略水平の状態で配置されると共に、凹部341と同様の凹部が形成され、この凹部の周縁に略近接して光源ユニット36が配置される構成や、取付部342aを前傾に傾斜させて光軸LSが下向きになるように所要の傾斜角度で光源ユニット36を設ける構成等とされる。
また、第5実施形態の変形例の高欄照明装置30を製造する際には、放熱基板34aの所定箇所に略コ字や略半円形等の切込を形成すると共に、この切込の内側の領域にプリント配線343aに電気的に接続し且つ固定して光源ユニット36を実装された規格化された中間品を形成し、その後に、この中間品の切込を曲げ起こして取付部342aとし、取付部342aの角度を調整して光源ユニット36を所要の傾斜角度で配置するようにすると、より画一的な生産や量産性の向上を図ることができて好適である。尚、取付部342aを曲げ起こした後に、取付部342aのプリント配線343aへの電気的接続と取付部342aへの固定を行って光源ユニット36を設置する構成とすることも可能である。
第5実施形態の変形例の高欄照明装置30では、第5実施形態と対応する構成により対応する効果が得られると共に、切り起こして形成される取付部342aにより、L字状の取付具等の別部材を設ける必要が無くなり、別部材の固定作業を無くすことができると共に、画一的な生産が容易となり、量産性を高めることができる。また、取付部342aを放熱基板34aの一体的な一部とすることにより、光源ユニット36と放熱基板34aとの間に別部材や別部材を設ける場合の僅かな隙間が介在することが無くなり、熱抵抗を低減し、放熱性を一層向上することができる。
また、プリント配線343aで接続することにより、光源ユニット36を接続する電線を別途に放熱基板34aに設ける必要が無く、プリント配線343aで各光源ユニット36の電気的接続を行うことができ、配線作業に要する手間を大幅に減少することができる。また、別途の電線を設置する場合に、かかる部分に必要になる防水・防湿対策等の作業が不要となり、配線作業の効率を一層向上することができる。また、画一的な生産が容易となり、量産性を高めることもできる。
〔実施形態の変形例等〕
本明細書開示の発明は、各発明、各実施形態、各実施形態の変形例の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものを包含する。そして、下記変形例等も含む。
例えば本発明の高欄照明装置は、発光ダイオードの投光側に配光制御レンズを有する光源ユニットが、道路の延びる方向に並列するように複数設けられ、前記複数の光源ユニットにより、道路照明に適合する路面上の照明領域に光を照射するものであれば、適宜の構成を包含するものであり、例えば発光ダイオードの投光側に配光制御レンズを3つ設ける光源ユニットによるもの等とすることも可能である。また、各光源ユニットに設けられる発光ダイオードの個数は、単数或いは複数とすることが可能である。また、各実施形態や各変形例において、端部近傍など一部の光源ユニット15、24、36における発光ダイオード152、244等の電流値を上げて光度を高めることも可能である。尚、複数の光源ユニットの発光ダイオード、或いは光源ユニット内の複数の発光ダイオードは、電源に対して直列接続或いは並列接続を適宜採用して接続し、点灯することが可能である。
また、上記細長の基体の形状は、板状の他に柱状とするなど適用可能な範囲で適宜であり、更に、基体を複数設ける場合に、適宜の基体の形状が異なるようにすることも可能である。また、一つの細長の基体に設けられる光源ユニット相互の設置間隔は適宜に設定することが可能であり、例えば基体の一方の端部側から他方の端部側に向かって漸次広くするようにする等も可能である。また、放熱基板34上に光源ユニット36を設ける場合にも、光源ユニット36の設置間隔は適宜に設定することが可能である。
また、一つの細長の基体、或いは放熱基板34に設けられる各光源ユニットの照明光或いは発光ダイオードから一若しくは複数の配光制御レンズを介して照射される照明光の光軸の方向は必要に応じて適宜の角度に設定することが可能である。更に、アルミ製の放熱基板14など基体の曲げ加工が容易な場合には、基体の一方の端部近傍或いは双方の端部近傍など一部を捻り、発光ダイオードの照射方向を部分的に下向き等に変えて配光することもできる。
また、光源ユニットにおいて、単数設けられる配光制御レンズ、或いは複数設けられる配光制御レンズ群は、横方向に配光角を拡げるようにし、且つ縦方向に配光角を狭めるように集光する構成とすることが好ましいが、各光源ユニットにおける配光制御レンズ或いは配光制御レンズ群は、必要な照明領域に合わせて必要な配光制御を行う適宜の構成とすることが可能である。
更に、光源ユニットの配光制御レンズにおいては、上部の光束密度が高く下部の光束密度が低くなるように偏向して光を出射する配光制御レンズを用いると、より遠い領域の照明を担う光源ユニットの上部からの照明光を大きくし、より近い領域の照明を担う光源ユニットの下部からの照明光を小さくし、所要の照明領域に対して全体的により平均化した照明を行うことができて好適である。斯様な配光制御レンズには適宜形状のレンズを用いることが可能であり、例として、図22には非球面レンズのフレネルレンズ41を示している。このフレネルレンズ41は、入射面に略平行に入射する光を上部の光束密度が高く下部の光束密度が低くなるように偏向して出射するようになっており、L’は光路を示している。
本発明は、高速道路などの道路の高欄に設けられる高欄照明装置に利用することができる。
10、20、30…高欄照明装置 11、21、31…筐体 12、22…保護板 13、23…取付部材 33…支持部材 14、14a、242、34、34a…放熱基板 141…放熱フィン 142、142a…取付面 143a…凹部 341…凹部 3411…中央部 3412…段差部 342a…取付部 343a…プリント配線 35…取付具 351…底部 352…取付部15、24、36…光源ユニット 151、243、361…配線基板 152、244…発光ダイオード 153、362…レンズホルダー 154…導光部 155…配光制御レンズ 156…ルーバーキャップ 16…ルーバー 241…ユニットケース 245…第1配光制御レンズ 246…第2配光制御レンズ 37…接続線 371…定電流回路 372…電源線 41…フレネルレンズ 100…側壁 101…車道 102…路肩 103…車両 R、R1、R2、R’R”…照明領域 LS…光軸 L、L’…光路

Claims (22)

  1. 発光ダイオードの投光側に配光制御レンズを有する光源ユニットが、道路の延びる方向に並列するように複数設けられ、
    前記複数の光源ユニットにより、道路照明に適合する路面上の照明領域に光を照射することを特徴とする高欄照明装置。
  2. 道路の高欄の路面から0.5m以上2m以下の高さに設けられ、
    照明光の1/2ビーム角の上側半直線が水平以下になるように設定されることを特徴とする請求項1記載の高欄照明装置。
  3. 前記配光制御レンズが、少なくとも横方向に配光角を拡げるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の高欄照明装置。
  4. 前記光源ユニットが、露出した状態で筐体内に設けられることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の高欄照明装置。
  5. 前記筐体の正面開口に透過率90%以上の透明保護板が設けられ、
    前記複数の光源ユニットによる照明光が前記透明保護板を介して外部に出射することを特徴とする請求項4記載の高欄照明装置。
  6. 前記複数の光源ユニットのうち、道路の延びる方向の少なくとも一方の端部近傍における複数の光源ユニットの設置間隔が、略中央の複数の光源ユニットの設置間隔よりも狭く設定されることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の高欄照明装置。
  7. 前記複数の光源ユニットのうち一の光源ユニットと別の光源ユニットとが、照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるように設定されていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の高欄照明装置。
  8. 前記複数の光源ユニットが、一つの細長の基体に並列して取り付けられることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の高欄照明装置。
  9. 前記複数の光源ユニットのうち前記一の光源ユニットと前記別の光源ユニットとが、前記発光ダイオードから前記配光制御レンズを介して出射される照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるようにして、前記基体の平面状の取付面に取り付けられることを特徴とする請求項8記載の高欄照明装置。
  10. 前記複数の光源ユニットのうち前記一の光源ユニットと前記別の光源ユニットにおける前記発光ダイオードから前記配光制御レンズを介して出射される照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるように、前記基体が曲がって形成されていることを特徴とする請求項8記載の高欄照明装置。
  11. 前記複数の光源ユニットのうち前記一の光源ユニットと前記別の光源ユニットにおける前記発光ダイオードから前記配光制御レンズを介して出射される照明光の光軸の少なくとも横方向の角度が変わるように、前記基体に形成されている凹部に前記一の光源ユニットが設けられることを特徴とする請求項7記載の高欄照明装置。
  12. 前記複数の光源ユニットのうち一の光源ユニットの光軸と別の光源ユニットの光軸とが、照明光が路面に到達する前に交差するように設定されていることを特徴とする請求項7〜11の何れかに記載の高欄照明装置。
  13. 前記光源ユニットの各々が、前記配光制御レンズの投光側にルーバーキャップを配置して構成されていることを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載の高欄照明装置。
  14. 前記光源ユニットの各々が、前記配光制御レンズの投光側に別の配光制御レンズを有し、
    前記配光制御レンズと前記別の配光制御レンズの何れか一方が少なくとも横方向に配光角を拡げるものであり、他方が少なくとも縦方向に配光角を狭めるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の高欄照明装置。
  15. 前記複数の光源ユニットのうち、一の光源ユニットと他の光源ユニットの配光制御レンズの配光角、若しくは別の配光制御レンズの配光角、若しくはその双方の配光角が異なるように設定されていることを特徴とする請求項1〜14の何れかに記載の高欄照明装置。
  16. 前記複数の光源ユニットのうち、少なくとも一方通行の車両進行方向の後端部に位置する一の光源ユニットの光軸が車両進行方向側に傾斜して設定されていることを特徴とする請求項1〜15の何れかに記載の高欄照明装置。
  17. 細長の放熱基板が設けられ、
    前記放熱基板の長手方向に間隔を開けて板状の取付部が立設され、
    前記取付部の各々に前記光源ユニットを取り付けることにより、前記光源ユニットが並列して設けられる
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の高欄照明装置。
  18. 前記取付部が、前記放熱基板の所定領域を切り起こして形成されていることを特徴とする請求項17記載の高欄照明装置。
  19. 前記取付部の前面に前記光源ユニットの後端部を固定するようにして前記光源ユニットが設けられ、
    前記取付部の傾斜角度を調整して前記光源ユニットの照明光の傾斜角度を調整可能である
    ことを特徴とする請求項17又は18記載の高欄照明装置。
  20. 前記放熱基板の側辺から凹部が形成され、
    前記凹部は中央部の奥行きが最も深くなるように形成されていると共に、
    前記凹部の周縁に略近接して前記複数の光源ユニットが配置され、
    平面視において前記凹部の中心に対して左側に位置する前記光源ユニットの光軸と右側に位置する前記光源ユニットの光軸とが、照明光が路面に到達する前に交差するように設定されている
    ことを特徴とする請求項17〜19の何れかに記載の高欄照明装置。
  21. 少なくとも前記光源ユニットの取付面側で絶縁性を有し、前記絶縁性の取付面上に所定パターンのプリント配線が形成されている細長の放熱基板が設けられ、
    前記放熱基板の前記プリント配線に前記発光ダイオードを電気的に接続することにより、前記光源ユニットが並列して設けられる
    ことを特徴とする請求項1〜7、17〜20の何れかに記載の高欄照明装置。
  22. 前記配光制御レンズが、上部の光束密度が高く下部の光束密度が低くなるように偏向して光を出射する構成であることを特徴とする請求項1〜21の何れかに記載の高欄照明装置。
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