JP2013138357A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筋模様の発生に起因してユーザーに不必要な対応をさせることを防止して、装置の使い勝手を向上させる。
【解決手段】ADF(Automatic document feeder:自動原稿送り装置)20によって自動給紙される原稿の画像を読み取ると共に、第1のプラテンガラスへの異物の付着によって生じる読取画像の副走査方向に延びる筋模様(黒筋)を検出する複合機Aであって、複数枚からなる原稿の読み取り途中に検出された黒筋と、最後に読み取った原稿で検出された黒筋との位置を比較し、当該位置の差が所定のしきい値を下回った場合、第1のプラテンガラスの清掃を促すガイダンスの画像をタッチパネル12に表示させ、位置の差が所定のしきい値を上回った場合、黒筋の検出を報知する画像をタッチパネル12に表示させる演算制御部6を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像読取装置においては、例えばADF(Automatic document feeder:自動原稿送り装置)によりプラテンガラス上に副走査方向から自動給紙される原稿を、主走査方向に延在するCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサーによって読み取る。このような画像読取装置においては、プラテンガラス上の読取位置(副走査方向における特定位置)にごみ(紙粉等)や汚れ等の異物あるいは傷等が存在すると、読取画像に副走査方向に延びる筋模様(以下、黒筋と称す)が現れる。このような画像形成装置においては、このような黒筋を検出し、当該黒筋の検出をユーザーに報知するものが存在する。例えば、下記特許文献1には、複数枚からなる原稿の読み取りにおいて所定の回数正常な原稿の読み取りが行われる間に、黒筋が所定の回数検出された場合には、黒筋の原因を取り除くように清掃促すガイダンス(清掃ガイダンス)を表示する原稿読取装置が提案されている。
特開2006−311336号公報
ところで、プラテンガラス上への異物の付着に起因する黒筋は、プラテンガラス上を通過する原稿によって異物が除去されることによって解消される場合がある。しかしながら、上記従来技術では、ADFで自動給紙される原稿の何れかに黒筋が検出されると速やかに清掃ガイダンスを表示するので、実際には異物が除去されて黒筋が発生しない正常状態に戻っているにも拘らず清掃ガイダンスが表示される。これにより、プラテンガラスの不必要な清掃が行われるため、この結果としてプラテンガラス上のコートが剥がれてプラテンガラス表面に微小な凹凸が発生し、余計に異物が付着し易くなるという悪循環が生じる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、筋模様の発生に起因してユーザーに不必要な対応をさせることを防止して、装置の使い勝手を向上させることを目的とする。また、本発明は、筋模様の発生に起因する清掃によって読取面が傷み、異物が付着し易くなることを防ぐことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、画像読取装置に係る第1の解決手段として、自動原稿送り装置によって自動給紙される原稿の画像を読み取ると共に、読取面への異物の付着によって生じる読取画像の副走査方向に延びる筋模様を検出する画像読取装置であって、複数枚からなる原稿の読み取りと筋模様の検出の結果、最後に読み取った原稿に筋模様が検出された場合に筋模様の検出を報知する、という手段を採用する。
本発明では、画像読取装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記報知手段は、最後に読み取った原稿に筋模様が検出された場合に、最後に読み取った原稿よりも前に読み取った原稿で検出された筋模様と最後に読み取った原稿で検出された筋模様との位置を比較し、当該位置の差が所定のしきい値を下回った場合、前記読取面の清掃を促すガイダンスを報知する、という手段を採用する。
本発明では、画像読取装置に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記報知手段は、最後に読み取った原稿に筋模様が検出された場合に、最後に読み取った原稿よりも前に読み取った原稿で検出された筋模様と最後に読み取った原稿で検出された筋模様との位置を比較し、当該位置の差が所定のしきい値を上回った場合、筋模様の検出を報知する、という手段を採用する。
本発明では、画像読取装置に係る第4の解決手段として、上記第1〜第3のいずれか1つの解決手段において、前記報知手段は、筋模様の検出あるいは前記読取面の清掃を促すガイダンスを表示手段に画像として表示させる、という手段を採用する。
また、本発明では、画像形成装置に係る解決手段として、上記第1〜第4のいずれか1つの解決手段に係る画像読取装置を具備し、該画像読取装置で読み取った画像を記録紙上に画像形成する、という手段を採用する。
本発明によれば、最後に読み取った原稿に筋模様が検出された場合に筋模様が検出されたことを報知する、すなわち複数枚からなる原稿の読み取りにおいて、途中の原稿に筋模様を検出したとしても筋模様の発生原因となる異物が後続の原稿の搬送によって取り除かれる可能性があるので、最後に読み取った原稿に筋模様が検出されなかった場合には筋模様が検出されたことを報知しない。このような本発明によれば、筋模様の発生に対してユーザーの対応が真に必要な場合にのみ筋模様の発生を報知するので、ユーザーに不必要な対応をさせることがなく、装置の使い勝手を従来よりも向上させることができる。例えば、本発明によれば、読取面の清掃のような対応をユーザーにさせることがないので、清掃によって読取面が傷み、異物が付着し易くなることを防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る複合機Aの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態における画像読取部2の断面図である。 本発明の一実施形態に係る複合機Aの動作を示すフローチャートである。式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態に係る複合機Aは、電子写真方式に基づいて記録紙に画像を形成する画像形成装置であり、図1に示すように、操作表示部1、画像読取部2、画像データ記憶部3、通信部4、画像形成部5及び演算制御部6を備える。なお、操作表示部1は、本実施形態における表示手段である。
操作表示部1は、操作キー11及びタッチパネル12を備えており、ユーザーと複合機Aとを関係付けるマンマシンインターフェイスとして機能する。操作表示部1は、操作キー11またはタッチパネル12に表示された操作ボタンに対するユーザーの操作指示を操作信号として演算制御部6に出力するとともに、演算制御部6から入力される制御信号に基づいてタッチパネル12に種々の画像を表示する。
画像読取部2は、図1,2に示すようにADF(Automatic document feeder:自動原稿送り装置)20及びフラットベット読取部30から構成されており、演算制御部6から入力される制御信号に基づいてADF20により給紙される原稿Pまたはユーザーによりフラットベット読取部30上に載置された原稿Pの表面画像(原稿画像)を読み取って原稿画像データに変換し、この原稿画像データを画像データ記憶部3に出力する。
ADF20は、原稿給紙トレイ22に載置された複数枚の原稿Pを原稿画像の読取位置に1枚ずつ順次自動給紙するものであり、図2に示すようにプラテンカバー21、原稿給紙トレイ22、ピックアップローラー23、搬送ローラー24、レジストローラー25、原稿検出部26、排紙ローラー27及び原稿排紙トレイ28を備える。
プラテンカバー21は、給紙途中で紙詰まりした原稿Pを除去する等のために、ADF20本体に開閉自在に取り付けられた可動カバーである。図2では、プラテンカバー21の内部が閉じられた状態を示しているが、ユーザーは、プラテンカバー21を開状態とすることによりピックアップローラー23、搬送ローラー24及びレジストローラー25等にアクセス可能である。原稿給紙トレイ22は、読取対象である原稿Pを収容する容器である。
ピックアップローラー23は、原稿給紙トレイ22に収容された原稿Pを1枚づつ取り出して搬送ローラー24に送り出す駆動ローラーである。搬送ローラー24は、ピックアップローラー23から供給された原稿Pをレジストローラー25に向けて搬送する駆動ローラーである。レジストローラー25は、搬送ローラー24から供給された原稿Pを所定のタイミングで排紙ローラー27に向けて送り出す駆動ローラーである。
このレジストローラー25と排紙ローラー27との間には、図示するように読取用開口部Kが形成されている。この読取用開口部Kは、ADF20の底部、つまりフラットベット読取部30との対向部に副走査方向(原稿搬送方向)に所定幅で設けられた帯状開口であり、ADF20によって自動給紙される原稿Pの表面がフラットベット読取部30に露出する部位である。このような読取用開口部Kとレジストローラー25との間には原稿検出部26が設けられている。この原稿検出部26は、レジストローラー25から送り出された原稿Pの先端位置を検出し、検出信号を演算制御部6に出力する。排紙ローラー27は、ピックアップローラー23から供給された原稿Pを原稿排出トレイ28に向けて搬送する駆動ローラーである。原稿排出トレイ28は、排紙ローラー27から供給された原稿Pを収容する収容部である。
フラットベット読取部30は、図2に示すように、第1のプラテンガラス31、第2のプラテンガラス32、白色基準板33、原稿サイズ指示板34、フルレートキャリッジ35、ハーフレートキャリッジ36、集光レンズ37、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサー38及び読取部筐体39を備えている。このようなフラットベット読取部30は、ADF20により自動給紙された原稿P、またはユーザーにより第2のプラテンガラス32上に載置された原稿Pを読み取る。
第1のプラテンガラス31は、読取部筐体39の上面左側に設けられた帯状開口に嵌め込まれた透明な板ガラスであり、上述したADF20の読取用開口部Kと対向している。ADF20のレジストローラー25から排紙ローラー27に向けて順次搬送される複数枚の原稿Pは、第1のプラテンガラス31上を順次通過する。第2のプラテンガラス32は、第1のプラテンガラス31が嵌め込まれた読取部筐体39の上面に設けられた帯状開口の右側に設けられた矩形開口に嵌め込まれた透明な板ガラスであり、ADF20を使用しない画像読取処理を行う際に、ユーザーにより原稿Pが載置される。
白色基準板33は、読取部筐体39の上面において第1のプラテンガラス31と第2のプラテンガラス32との間に設けられ、周知のシェーディング補正に用いられる基準色を提供する白色板である。原稿サイズ指示板34は、読取部筐体39の上面において第2のプラテンガラス32と白色基準板33との間に設けられ、ユーザーが第2のプラテンガラス32上に原稿Pを載置する際に原稿サイズに応じた載置位置を示すマークである。
フルレートキャリッジ35は、照明光を斜め上方に向けて照射する光源35aと、原稿Pにより反射された光をハーフレートキャリッジ36に向けて反射する第1のミラー35bとを備え、副走査方向に延在するレール上に移動可能に取り付けられている。フルレートキャリッジ35は、ADF20により自動給紙された原稿Pを読み取る際には、図2に示すように第1のプラテンガラス31の下方に固定され、第1のプラテンガラス31上の読取用開口部Kを通過する原稿Pに向けて光源35aから放射された光を照明光として照射すると共に、当該照明光が原稿Pの表面で反射して得られる反射光(読取光)を第1のミラー35bによってハーフレートキャリッジ36に向けて反射する。
なお、フルレートキャリッジ35は、第2のプラテンガラス32に載置された原稿Pを読み取る際には、第2のプラテンガラス32の下方において副走査方向に移動しながら原稿Pに向けて照明光を照射すると共に、原稿Pから順次得られる読取光を第1のミラー35bによってハーフレートキャリッジ36に向けて反射する。
ハーフレートキャリッジ36は、上記第1のミラー35bから入射した読取光を下方に反射する第2のミラー36aと、該第2のミラー36aから入射した読取光を集光レンズ37に向けて反射する第3のミラー36bとを備え、フルレートキャリッジ35と同一のレール上にフルレートキャリッジ35の左側に位置するように取り付けられている。ハーフレートキャリッジ36は、ADF20によって自動給紙された原稿Pを読み取る場合には、図2に示すように第1のプラテンガラス31の下方に位置するフルレートキャリッジ35の左側において所定距離離れて固定されている。なお、第2のプラテンガラス32上にセットされた原稿Pの画像を読み取る場合、ハーフレートキャリッジ36は、フルレートキャリッジ35と同様に副走査方向に移動する。
集光レンズ37は、上記第3のミラー36bから入射する読取光を集光してCCDラインセンサー38の受光面に結像させる。CCDラインセンサー38は、所定数のCCD受光素子が直線状(ライン状)に並ぶラインセンサーであり、受光面で順次受光した読取光を電気信号に光電変換し、原稿画像に応じた原稿画像データとして画像データ記憶部3に出力する。なお、図2に示す破線矢印は、ADF20により原稿Pが自動給紙される際における照明光及び読取光の光路を示している。なお、読取部筐体39は、上述したフルレートキャリッジ35、ハーフレートキャリッジ36、集光レンズ37及びCCDラインセンサー38を収容する箱型筐体である。
画像データ記憶部3は、半導体メモリ−またはハードディスク装置等であり、演算制御部6から入力される制御信号に基づいて上記原稿画像データ、通信部4が外部のクライアントコンピューターから受信するプリント画像データあるいは通信部4が外部のファクシミリ装置から受信するファクシミリ画像データを記憶すると共に、これら画像データを演算制御部6から入力される制御信号に基づいて読み出して画像形成部5に出力する。
通信部4は、演算制御部6から入力される制御信号に基づいて電話回線を介して外部の複合機あるいはファクシミリ装置、またLAN(Local Area Network)を介してクライアントコンピューター等と通信を行うものである。すなわち、この通信部4は、イーサネット(登録商標)等のLAN規格に準拠した通信機能と、G3等のファクシミリ規格に準拠した通信機能とを兼ね備えたものである。
画像形成部5は、プリントエンジン(感光ドラム、帯電器、現像装置及び定着ローラーなど)などを備え、演算制御部6から入力される制御信号に基づいて記録紙を搬送し、画像データ記憶部3から入力された画像データに基づいて記録紙上にトナー画像を形成するものである。画像形成部5は、画像読取部2が読み取った原稿画像や通信部4が個々のクライアントコンピューターやファクシミリ装置から受信した印刷対象画像を個々の「ジョブ(プリントジョブ)」として処理することにより画像形成を行う。
演算制御部6は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び上述した各部と各種信号の送受信を行うインターフェイス回路等から構成されており、上記ROMに記憶された制御プログラムに基づいて複合機Aの全体動作を制御する。詳細については後述するが、演算制御部6は、上記各種の演算処理の一環として、第1のプラテンガラス31(読取面)への異物(紙粉等のごみや汚れ等)の付着によって生じる読取画像の副走査方向に延びる筋模様(以下、黒筋と称す)を検出し、複数枚からなる原稿Pの読み取りと黒筋の検出の結果、最後に読み取った原稿Pに黒筋が検出された場合に黒筋の検出を報知する。なお、このような演算制御部6は、操作表示部1と共に本実施形態における報知手段を構成する。
次に、このように構成された複合機Aの動作について説明する。
最初に本複合機Aの全体動作を説明する。例えばユーザーがADF20に原稿Pをセットし、また操作表示部1を操作することにより原稿Pの複写(コピー)を指示すると、当該指示に関する操作信号は操作表示部1から演算制御部6に入力される。この結果、演算制御部6は、画像読取部2に原稿Pを頁毎に読み取らせる画像読取処理を実行させる。
すなわち、演算制御部6は、ピックアップローラー23を駆動させて原稿給紙トレイ22内の記録紙Pを1枚づつ取り出して搬送ローラー24に送り出させると共に当該搬送ローラー24を駆動させて原稿Pをレジストローラー25に向けて搬送させ、それと同時に、フルレートキャリッジ35及びハーフレートキャリッジ36を図2に示す所定の位置に移動させる。そして、演算制御部6は、レジストローラー25を駆動させて搬送ローラー24から供給された原稿Pを読取用開口部Kに向けて搬送すると共に光源35aを駆動させて原稿Pに向けて光を照射させる。この結果、光源35aにより照射された光は、原稿Pに反射され、その後第1のミラー35b、第2のミラー36a及び第3のミラー36bにより順次反射されることで集光レンズ37に導入され、集光レンズ37によってCCDラインセンサー38の受光面に集光される。
そして、演算制御部6は、CCDラインセンサー38を駆動させて受光させると共にレジストローラー25から送り出された原稿Pが原稿検出部26により検出されたタイミングに基づいてCCDラインセンサー38から出力される画像データを原稿Pの頁毎の原稿画像データとして画像データ記憶部3に記憶させる。そして、演算制御部6は、レジストローラー25から読取用開口部Kを経由して搬送された原稿Pを排紙ローラー27を駆動させて原稿排出トレイ28に排出させる。そして、演算制御部6は、画像データ記憶部3に記憶された原稿画像データに基づいて原稿画像の画像形成処理を画像形成部5に実行させる。
ここで、演算制御部6は、画像読取部2に上記画像読取処理を行わせるに際して、以下の特徴的な処理を行う。すなわち、演算制御部6は、図3のフローチャートに示すように、黒筋検出処理を行う(ステップS1)。例えば、演算制御部6は、CCDラインセンサー38から出力される画像データから原稿Pにおける副走査方向(原稿搬送方向)の先端近傍部及び後端近傍部における規定箇所の画像(原稿内画像)を取得すると共に、ADF20によって先行して読取位置に自動給紙される原稿P(先行原稿)と当該先行原稿に続いて自動給紙される原稿P(後行原稿)との間の画像(原稿外画像)を取得し、上記原稿内画像と原稿外画像とを比較することにより第1のプラテンガラス31に付着した異物に起因する黒筋を検出する。
そして、演算制御部6は、上記黒筋検出処理において複数枚からなる原稿Pの読み取り途中に黒筋を検出したか否か判定する(ステップS2)。演算制御部6は、複数枚からなる原稿Pの読み取り途中に黒筋を検出した場合(YESの場合)、黒筋の位置を記憶する(ステップS3)。例えば、演算制御部6は、10枚からなる原稿Pの読み取りが行われる際、1〜9枚目の原稿を読み取る間に黒筋を検出した場合に該黒筋の位置を記憶する。つまり、演算制御部6は、最後に読み取った原稿(10枚目の原稿)よりも前に読み取った原稿で検出された黒筋の位置を記憶する。なお、黒筋の位置は、原稿画像データに黒筋が現れた画素の位置によって示される。一方、演算制御部6は、複数枚からなる原稿Pの読み取り途中に黒筋を検出しなかった場合(NOの場合)、黒筋の位置の記憶を行わない。
演算制御部6は、上記ステップS2またはステップS3の処理の後も画像読取処理を継続させ、最後の原稿Pの読み取り完了後、最後に読み取った原稿Pに黒筋を検出したか否か判定する(ステップS4)。演算制御部6は、最後に読み取った原稿Pに黒筋を検出しなかった場合(NOの場合)、図3に示すフローチャートの処理を終了する。また、演算制御部6は、最後に読み取った原稿Pに黒筋を検出した場合(YESの場合)、複数枚からなる原稿Pの読み取り途中に黒筋を検出して該黒筋の位置を記憶しているか否か判定する(ステップS5)。
そして演算制御部6は、途中に検出された黒筋の位置を記憶していない場合(NOの場合)、図3に示すフローチャートの処理を終了する。一方、演算制御部6は、途中に検出された黒筋の位置を記憶している場合(YESの場合)、複数枚からなる原稿Pの読み取り途中に検出された黒筋と、最後に読み取った原稿Pで検出された黒筋との位置を比較し、当該位置の差が所定のしきい値を下回ったか否か判定する(ステップS6)。ここで、演算制御部6は、原稿画像データにおいて黒筋が現れた画素の位置を比較する。
そして、演算制御部6は、黒筋の位置の差が所定のしきい値を下回った場合(YESの場合)、ユーザーに第1のプラテンガラス31の清掃を促すガイダンスの画像をタッチパネル12に表示させる(ステップS7)。例えば、演算制御部6は、所定のしきい値が10画素である場合には、黒筋の位置の差が10画素を下回った場合、第1のプラテンガラス31の清掃を促すガイダンスの画像をタッチパネル12に表示させる。黒筋の位置の差が所定のしきい値を下回った場合においては、異物が第1のプラテンガラス31に強固に付着、または搬送される原稿に接触しない位置に付着している可能性が高いので、第1のプラテンガラス31の清掃を促すガイダンスの画像をタッチパネル12に表示させる。
一方、演算制御部6は、黒筋の位置の差が所定のしきい値を上回った場合(NOの場合)、黒筋の検出を報知する画像をタッチパネル12に表示させる(ステップS8)。つまり、演算制御部6は、黒筋の位置の差が所定のしきい値を上回った場合、第1のプラテンガラス31の清掃を促すガイダンスの画像を表示させずに、黒筋の検出を報知する画像のみを表示させる。黒筋の位置の差が所定のしきい値を上回った場合においては、異物が搬送される原稿に接触して移動している可能性が高く、第1のプラテンガラス31に強固に付着しているわけでもないので、黒筋の検出を報知する画像のみを表示させる。
このような本実施形態によれば、最後に読み取った原稿Pに黒筋が検出された場合に黒筋が検出されたことを報知する、すなわち複数枚からなる原稿Pの読み取りにおいて、途中の原稿Pに黒筋を検出したとしても黒筋の発生原因となる異物が後続の原稿Pの搬送によって取り除かれる可能性があるので、最後に読み取った原稿Pに黒筋が検出されなかった場合には黒筋が検出されたことを報知しない。このような本実施形態によれば、黒筋の発生に対してユーザーの対応が真に必要な場合にのみ黒筋の発生を報知するので、ユーザーに不必要な対応をさせることがなく、装置の使い勝手を従来よりも向上させることができる。例えば、本実施形態によれば、プラテンガラス31の清掃のような対応をユーザーにさせることがないので、清掃によってプラテンガラス31が傷み、異物が付着し易くなることを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
(1)上記実施形態では、複数枚からなる原稿Pの読み取り途中に検出された黒筋と、最後に読み取った原稿Pで検出された黒筋との位置を比較し、比較結果に基づいて第1のプラテンガラス31の清掃を促すガイダンスの画像あるいは黒筋の検出を報知したが、本発明はこれに限定されない。つまり、本発明は、上記比較処理を行わなくても、複数枚からなる原稿Pの読み取りと黒筋の検出の結果、最後に読み取った原稿Pに黒筋が検出された場合に黒筋の検出を報知するものであればよい。また、上記実施形態では、複数枚からなる原稿Pの読み取り途中に黒筋を検出した場合、特に黒筋の検出を報知していないが、黒筋の検出を報知するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、第1のプラテンガラス31の清掃を促すガイダンスあるいは黒筋の検出を画像によって報知したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態がスピーカーを備える場合、演算制御部6は、黒筋の検出あるいは第1のプラテンガラス31の清掃を促すガイダンスをスピーカーから音声を発音させることによって報知するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、黒筋の位置の差に基づいてステップS7とステップS8とに処理を分岐する際のしきい値を10画素としているが、本発明はこれに限定されない。このしきい値は、10画素より大きな値でもよいし、また10画素より小さな値でもよい。特に、機種によって1画素に収まる読み取り範囲が異なるので、その範囲に応じてしきい値を適切に設定するようにすればよい。
(4)上記実施形態では、原稿Pにおける副走査方向の先端近傍部及び後端近傍部両方の原稿内画像を取得し、これら原稿内画像と原稿外画像とを比較することにより黒筋の発生を推定したが本発明はこれに限定されない。例えば、原稿Pにおける副走査方向の先端近傍部及び後端近傍部の一方、つまり原稿Pにおける副走査方向の一方の端部の画像と、原稿外画像とを比較することにより黒筋の発生を検出するようにしてもよい。
A…複合機、1…操作表示部(表示手段、報知手段)、2…画像読取部、3…画像データ記憶部、4…通信部、5…画像形成部、6…演算制御部(報知手段)、20…ADF、30…フラットベット読取部、21…プラテンカバー、22…原稿給紙トレイ、23…ピックアップローラー、24…搬送ローラー、25…レジストローラー、26…原稿検出部、27…排紙ローラー、28…原稿排紙トレイ、K…読取用開口部、31…第1のプラテンガラス、32…第2プラテンガラス、33…白色基準板、34…原稿サイズ指示板、35…フルレートキャリッジ、35a…光源、35b…第1のミラー、36…ハーフレートキャリッジ、36a…第2のミラー、36b…第3のミラー、37…集光レンズ、38…CCDラインセンサー、39…読取部筐体

Claims (5)

  1. 自動原稿送り装置によって自動給紙される原稿の画像を読み取ると共に、読取面への異物の付着によって生じる読取画像の副走査方向に延びる筋模様を検出する画像読取装置であって、
    複数枚からなる原稿の読み取りと筋模様の検出の結果、最後に読み取った原稿に筋模様が検出された場合に筋模様の検出を報知する報知手段を具備することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記報知手段は、最後に読み取った原稿に筋模様が検出された場合に、最後に読み取った原稿よりも前に読み取った原稿で検出された筋模様と最後に読み取った原稿で検出された筋模様との位置を比較し、当該位置の差が所定のしきい値を下回った場合、前記読取面の清掃を促すガイダンスを報知することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記報知手段は、最後に読み取った原稿に筋模様が検出された場合に、最後に読み取った原稿よりも前に読み取った原稿で検出された筋模様と最後に読み取った原稿で検出された筋模様との位置を比較し、当該位置の差が所定のしきい値を上回った場合、筋模様の検出を報知することを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記報知手段は、筋模様の検出あるいは前記読取面の清掃を促すガイダンスを表示手段に画像として表示させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像読取装置を具備し、該画像読取装置で読み取った画像を記録紙上に画像形成することを特徴とする画像形成装置。




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