JP2013134802A - 磁気テープ装置及び磁気テープ装置制御方法 - Google Patents

磁気テープ装置及び磁気テープ装置制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】動作品質が安定した磁気テープ装置及び磁気テープ装置制御方法を提供する。
【解決手段】順回転及び逆回転を行うファイルリールモータ121と、ローラガイド101と、ファイルリールモータ121の回転軸上に配置され、ファイルリールモータ121に連動して回転する羽131と、羽131とローラガイド101のローラのエッジ部分とを結ぶ管であって、順回転の場合に羽131により空気が吸引される位置に羽側の開口部を有する吸気ダクト141と、羽131とローラガイド101の前記ローラのエッジ部分とを結ぶ管であって、逆回転の場合に羽131により空気が吸引される位置に前記羽側の開口部を有する吸気ダクト151と、吸気ダクト141及び吸気ダクト151の開閉を行うシャッターと、順回転の場合には、吸気ダクト141を開き、逆回転の場合には、吸気ダクト151を開くように、シャッターを制御するコントローラ191とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気テープ装置及び磁気テープ装置制御方法に関する。
磁気テープは、コンピュータなどの情報を記録し、保存するための記録媒体として広く用いられている。例えば、磁気テープを用いてデジタルデータを記録する磁気テープドライブとして、LTO(Liner Tape Open)ドライブなどが広く普及している。
磁気テープドライブにおいては、磁気ヘッドにより磁気テープへのデータの記録及び再生を行う。そして、磁気テープへの正確なデータの記録及び再生を行うには、磁気ヘッドに対して磁気テープを精度良く位置決めすることが望まれる。また、磁気テープを精度良く位置決めすることで、磁気テープに記録される情報の記録密度をより向上させることが可能となる。もし、磁気ヘッドに対する磁気テープの位置決めが正確ではなく、磁気ヘッドに対して磁気テープの走行が蛇行してしまうと、正確なデータの記録及び再生において障害が発生するおそれがある。また、磁気テープに記録される情報の記録密度の向上が困難になってしまう。
磁気テープの位置決めを精度よく行うために、磁気ヘッドに対する磁気テープの位置決めを行うための機構として固定ガイドやローラガイドなどが提案されている。固定ガイドは、磁気ヘッドに対する磁気テープの進行方向と直交する方向(以下では、「磁気テープの幅方向」と言う。)の位置を調整して磁気ヘッドに磁気テープを案内するために用いられる。さらに、直接固定ガイドに磁気テープを送ってしまうと、磁気テープの角度などから固定ガイドと磁気テープとの摩擦が大きくなり磁気テープを傷つけるおそれがある。そこで、ローラガイドは、ローラを用いて磁気テープを送り、固定ガイドへ向かう角度などを調整して固定ガイドに磁気テープを案内するために用いられる。
ローラガイドは、磁気テープの幅方向の位置ずれを抑える固定された位置決め部材であるフランジに、磁気テープの進行方向に回転するローラが挟まれている構造が一般的である。例えば、筒状のローラの両端部に、ローラの軸で相互に固定された円盤状の板であるフランジが配置されているものなどがある。
磁気テープドライブとしては、回転磁気ヘッドのシャフトに設けた羽根車を用いてヘッド周辺の媒体塵埃を吸引する従来技術がある。また、テープガイドのエッジ付近に吸い込みノズルを設けて吸引して、テープガイドのエッジ部の塵埃を取り除く従来技術がある。
特開平10−340432号公報 特開昭63−247909号公報 特開平8−180408号公報 特開昭53−118017号公報
しかしながら、磁気テープは、ガイドローラのローラ上を移動していくときに、磁気テープの幅方向の端部(以下では、「テープエッジ」という。)は、固定されたフランジと擦れる場合がある。この場合、テープエッジがフランジと擦れることで発生した塵埃が磁気テープ側に飛散することが考えられる。そして、飛散した塵埃は、磁気テープに付着し、その塵埃が付着した磁気テープに対して磁気ヘッドが記録又は再生を行うことで、データチェック障害を誘発するおそれがある。このように、ガイドローラで発生する塵埃を取り除くことができなければ、磁気テープ装置におけるデータの記録及び再生といった動作の品質が不安定になってしまう。
また、羽根車を用いてヘッド周辺の塵埃を吸引する従来技術では、フランジと磁気テープとが擦れて発生する塵埃といった、ヘッド周辺以外の場所で発生する塵埃を取り除くことは困難であり、磁気テープ装置の動作品質の安定化を図ることは困難である。さらに、羽根車が一方向の回転であれば塵埃を取り除くことができるが、テープの巻き戻しなどにより逆回転をした場合には空気が逆流してしまい、逆に塵埃を発生させるおそれがあり、この点からも、動作品質の安定化を図ることは困難である。また、テープガイドのエッジ付近に吸い込みノズルを設けて吸引して、テープガイドのエッジ部の塵埃を取り除く従来技術では、真空吸入するための機構が必要であり、コストがかかってしまう。
1つの側面では、本発明は、磁気テープ装置の動作品質の安定化を図ることを目的とする。
本願の開示する磁気テープ装置及び磁気テープ装置制御方法は、一つの態様において、順回転及び逆回転を行い、一方の回転時に磁気テープを巻き取り、他方の回転時に磁気テープを送り出すモータと、ローラで磁気テープを送りながら、前記磁気テープの走行方向を調整するローラガイドと、前記ローラガイドにより進行方向が調整された前記磁気テープに対してデータの読書きを行うヘッドと、前記モータの回転軸上に配置され、前記モータの回転に連動して回転する羽と、前記羽と前記ローラガイドの前記ローラのエッジ部分とを結ぶ管であって、前記順回転の場合に前記羽により空気が吸引される位置に前記羽側の開口部を有する第1吸引管と、前記羽と前記ローラガイドの前記ローラのエッジ部分とを結ぶ管であって、前記逆回転の場合に前記羽により空気が吸引される位置に前記羽側の開口部を有する第2吸引管と、前記第1吸引管及び前記第2吸引管の開閉を行うシャッター部と、前記順回転の場合には、前記第1吸引管を開き、前記逆回転の場合には、前記第2吸引管を開くように、前記シャッター部を制御する開閉制御部とを備える。
一つの態様によれば、磁気テープ装置の動作品質の安定化を図ることができる。
図1は、実施例に係るLTOドライブの透視斜視図である。 図2Aは、データの読出し及び書込み時の磁気テープの動きを説明するための図である。 図2Bは、リワインド走行時の磁気テープの動きを説明するための図である。 図3は、ローラガイドの構造を説明するための図である。 図4Aは、固定ガイドの透視上面図である。 図4Bは、固定ガイドの透視正面図である。 図4Cは、図4AにおけるB−B断面図である。 図5は、順回転時の羽、外部カバー及びファイルリールモータの部分を拡大した透視斜視図である。 図6Aは、外部カバーの斜視図である。 図6Bは、シャッターの斜視図である。 図6Cは、内部カバーの斜視図である。 図6Dは、羽の斜視図である。 図7Aは、順回転の場合のシャッターの状態を説明するための図である。 図7Bは、逆回転の場合のシャッターの状態を説明するための図である。 図8は、図5におけるC−C断面図である。 図9は、逆回転時の羽、外部カバー及びファイルリールモータの部分を拡大した透視斜視図である。 図10は、図9におけるD−D断面図である。 図11は、読出し及び書込み時のLTOドライブ全体の空気の流れを示す概略図である。 図12は、リワインド走行時のLTOドライブ全体の空気の流れを示す概略図である。 図13は、実施例に係るLTOドライブの動作のフローチャートである。 図14は、データ読込み処理及び書き込み処理におけるファイルリール側の動作のフローチャートである。 図15は、リワインド処理におけるファイルリール側の動作のフローチャートである。
以下に、本願の開示する磁気テープ装置及び磁気テープ装置制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する磁気テープ装置及び磁気テープ装置制御方法が限定されるものではない。
図1は、実施例に係るLTOドライブの透視斜視図である。図1では、LTOドライブ1の中に、磁気テープ2を有するテープカートリッジ21が挿入され、さらに磁気テープ2が引き出され読み出し又は書き込みができる状態となっている。
LTOドライブ1は、マシンリール10、ヘッド12、挿入口13、ローラガイド101及び102、固定ガイド111及び112、ファイルリールモータ121、マシンリールモータ122、並びに、羽131及び132を有している。さらに、LTOドライブ1は、吸気ダクト141、142、151及び152、フィルタ161及び162、並びに、排気ダクト171、172、181及び182を有している。さらに、LTOドライブ1は、コントローラ191及び192、羽131を覆う外部カバー200、並びに、羽132を覆う外部カバー209を有している。ここで、図1では、説明の便宜上、羽131及び132の覆いとして外部カバー200及び209のみを記載しているが、実際には、後述するように、羽131及び132の覆いは3層となっている。
テープカートリッジ21は、磁気テープ2及び磁気テープ2を巻き取るためのファイルリール(不図示)を有している。磁気テープ2は、全てがファイルリールに巻き取られることで、テープカートリッジ21の中に収容される。また、磁気テープ2は、データの読出しや書込みが行なわれる場合、テープカートリッジ21から引き出され、ローラガイド101及び102、固定ガイド111及び112、並びにヘッド12などを通過してLTOドライブ1のマシンリール10に巻き取られる。
図2A及び図2Bを参照して、書込み及び読込み時の磁気テープ2の動き及びリワインド走行時の磁気テープ2の動きについて説明する。ここで、リワインド走行とは、テープカートリッジ21への磁気テープ2の巻き戻しのことである。図2Aは、データの読出し及び書込み時の磁気テープの動きを説明するための図である。また、図2Bは、リワインド走行時の磁気テープの動きを説明するための図である。
図2A及び図2Bに示すように、ファイルリール22から延びた磁気テープ2は、ローラガイド101、固定ガイド111、ヘッド12、固定ガイド112及びローラガイド102の順にそれぞれを通過して、マシンリール10に巻き取られている。図2Aに示すように、データの読込み及び書込み時には、ファイルリール22が矢印P1方向に回転し、マシンリール10が矢印P2方向に回転する。以下では、マシンリール10及びファイルリール22のいずれにおいても、時計回りの回転(図2AではP1方向への回転)を「順回転」といい、反時計回りの回転を「逆回転」という。すなわち、データの読込み及び書込み時には、ファイルリール22は、順回転して磁気テープ2を送り出し、マシンリール10は、逆回転して磁気テープ2を巻き取る。この時、磁気テープ2は、図2Aの点線矢印で表される方向に走行する。これに対して、リワインド走行の場合、ファイルリール22が矢印P3の方向に回転し、マシンリール10が矢印P4の方向に回転する。すなわち、リワインド走行時には、ファイルリール22は、逆回転して磁気テープ2を巻き取り、マシンリール10は、順回転して磁気テープ2を送り出す。
図1に戻って、挿入口13は、テープカートリッジ21を挿入するための口である。テープカートリッジ21は、挿入口13から挿入されファイルリールモータ121にファイルリールが装着される。その後、LTOドライブ1は、テープカートリッジ21から磁気テープ2を引き出し、ローラガイド101、固定ガイド111、ヘッド12、固定ガイド112及びローラガイド102の順にそれぞれを通過させ、マシンリール10に渡す。
ローラガイド101、固定ガイド111、ヘッド12、固定ガイド112及びローラガイド102は、例えば、図1に示すように、ファイルリールからマシンリール10に向けて順に並んでいる。
ローラガイド101は、データの読出し及び書込み時、ファイルリールから送り出された磁気テープ2の走行方向を固定ガイド111方向に変える。そして、ローラガイド101は、磁気テープ2を固定ガイド111に送り出す。これに対して、リワインド走行時、ローラガイド101は、固定ガイド111を通過してきた磁気テープ2の方向をファイルリール方向に変える。そして、ローラガイド101は、磁気テープ2をファイルリールに送り出す。
図3は、ローラガイドの構造を説明するための図である。図3における範囲L1に含まれる図は、図1のA−A断面図となっている。また、図3における範囲L2に含まれる図は、ローラガイド101の透視側面図となっている。図3の範囲L2に含まれる部分の点線は本来外からは見えない部分であるが、説明の便宜上点線を用いて図示している。
ローラガイド101は、フランジ103及び105、並びにローラ104を有している。ローラ104は軸109を中心として回転する。磁気テープ2は、ローラ104に接触して走行方向が変えられる。そして、磁気テープ2との摩擦によりローラ104が回転し、磁気テープ2が固定ガイド111の方向に送り出される。
フランジ103とフランジ105とは軸109によって接続されている。そして、フランジ103、軸109及びフランジ105は固定されている。さらに、フランジ103、軸109及びフランジ105には、通気管106が設けられている。通気管106は、後述する吸気ダクト141及び151に繋がるフィルタ161と接続している。そして、フランジ103とローラ104が接触する位置に、通気管106の吸気口107が設けられている。また、フランジ105とローラ104が接触する位置に、通気管106の吸気口108が設けられている。吸気口107及び吸気口108は、例えば、ローラ104の幅が12.5mmのときにφ1〜2の直径を有する。また、吸気口107及び吸気口108は、磁気テープ2とローラ104とが接触する場所のローラ104の端部に設けられていることが好ましい。
通気管106内の空気はフィルタ161に向けて吸込まれる。これにより、吸気口107及び吸気口108の周辺の空気が、吸気口107及び吸気口108から吸込まれる。ローラ104上を走行する磁気テープ2は、フランジ103及びフランジ105と接触する。磁気テープ2とフランジ103及びフランジ105との摩擦により塵埃が発生する。すなわち、塵埃は、吸気口107及び吸気口108の付近で発生する。そこで、吸気口107及び吸気口108は、周辺の空気と共に塵埃を吸込む。
固定ガイド111は、データの読出し及び書込み時、ローラガイド101から送られた磁気テープ2の走行方向に直交する方向の位置を調整する。そして、固定ガイド111により走行方向に直交する方向の位置を調整された磁気テープ2は、固定ガイド111を通過してヘッド12に向けて走行する。これに対して、リワインド走行時、固定ガイド111は、ヘッド12を通過してきた磁気テープ2の走行方向に直行する方向の位置を調整する。そして、固定ガイド111により走行方向に直交する方向の位置を調整された磁気テープ2は、固定ガイド111を通過してローラガイド101に向けて走行する。
図4Aは、固定ガイドの透視上面図である。また、図4Bは、固定ガイドの透視正面図である。また、図4Cは、図4AにおけるB−B断面図である。
走行面116は、磁気テープ2が固定ガイド111と接触しながら走行する面である。走行面116には、図4Bに示すように、排気口115及び排気口117が設けられている。そして、排気口115及び排気口117に繋がる通気管113及び通気管114が、図4A〜4Cに示すように、固定ガイド111の内部に設けられている。通気管113は、後述する排気ダクト181に接続されている。また、通気管114は、後述する排気ダクト171に接続されている。
排気ダクト171から通気管114に対して空気が押し出される。これにより、排気口115及び排気口117から空気が排出される。また、排気ダクト181から通気管113に対して空気が押し出される。これによっても、排気口115及び排気口117から空気が排出される。このように、排気口115及び排気口117から排気することで、磁気テープ2が走行面116から離れる方向に押される。このように磁気テープ2が空気により押されることで、磁気テープ2と走行面116との摩擦力が軽減される。これにより、ガイドの磨耗を軽減することができる。また、磁気テープ2の劣化も軽減することができる。
ヘッド12は、データの読出し時には、送られてきた磁気テープ2からデータを読み出す。また、データの書込み時には、ヘッド12は、送られてきた磁気テープ2にデータを書き込む。これに対して、リワインド走行時には、ヘッド12は、テープに接触しているが、データの読書きは行なわない。読出し及び書込み時、ヘッド12を通過した磁気テープ2は、固定ガイド112に送られる。リワインド走行時、ヘッド12を通過した磁気テープ2は、固定ガイド111に送られる。
固定ガイド112は、データの読出し及び書込み時、ヘッド12を通過してきた磁気テープ2の走行方向に直交する方向の位置を調整する。そして、固定ガイド112により走行方向に直交する方向の位置を調整された磁気テープ2は、固定ガイド112を通過してローラガイド102に向けて走行する。これに対して、リワインド走行時、固定ガイド112は、ローラガイド102から送られてきた磁気テープ2の走行方向に直行する方向の位置を調整する。そして、固定ガイド112により走行方向に直交する方向の位置を調整された磁気テープ2は、固定ガイド112を通過してヘッド12に向けて走行する。
固定ガイド112の構造は、図4A〜4Cに示した固定ガイド111の構造と同様の構造を持つ。ただし、固定ガイド112の通気管は、排気ダクト172及び排気ダクト182に繋がる。
ローラガイド102の構造は、図3に示したローラガイド101の構造と同様の構造を持つ。ただし、ローラガイド102の通気管は、吸気ダクト142及び吸気ダクト152に繋がるフィルタ162に繋がる。
マシンリール10は、テープカートリッジ21から引き出され、ローラガイド101及び102、固定ガイド111及び112、並びにヘッド12を通過した磁気テープ2を巻き取る。マシンリール10は、ファイルリール22(図2参照)とは逆回転を行う。
ファイルリールモータ121は、挿入されたテープカートリッジ21のファイルリール22が装着される。そして、ファイルリールモータ121は、自己の回転によりファイルリール22を回転させ、磁気テープ2の巻き戻しや送り出しを行なう。また、ファイルリールモータ121の回転軸は、羽131の回転軸と連結している。そして、ファイルリールモータ121は、回転することで、羽131を回転させる。また、ファイルリールモータ121の回転は、図示していない基板に設けられた回転制御機構によって制御される。
マシンリールモータ122は、マシンリール10と接続している。そして、マシンリールモータ122は、自己の回転によりマシンリール10を回転させ、磁気テープ2の巻き戻しや送り出しを行なう。また、マシンリールモータ122の回転軸は、羽132の回転軸と連結している。そして、マシンリールモータ122は、回転することで、羽132を回転させる。また、マシンリールモータ122の回転は、図示していない基板に設けられた回転制御機構によって制御される。
吸気ダクト141は、一方の開口部を外部カバー200の側面に有し、他端がフィルタ161に接続されている。また、吸気ダクト151は、一方の開口部を外部カバー200の側面に有し、他端がフィルタ161に接続されている。
排気ダクト171は、一方の開口部を外部カバー200の側面に有し、他端が固定ガイド111の通気管に接続されている。また、排気ダクト181は、一方の開口部を外部カバー200の側面に有し、他端が固定ガイド111の通気管に接続されている。
吸気ダクト142は、一方の開口部を外部カバー209の側面に有し、他端がフィルタ162に接続されている。また、吸気ダクト152は、一方の開口部を外部カバー209の側面に有し、他端がフィルタ162に接続されている。
排気ダクト172は、一方の開口部を外部カバー209の側面に有し、他端が固定ガイド112の通気管に接続されている。また、排気ダクト182は、一方の開口部を外部カバー209の側面に有し、他端が固定ガイド112の通気管に接続されている。
外部カバー200における吸気ダクト141及び151並びに排気ダクト171及び181の開口部の位置の詳細については後で説明する。また、外部カバー209における吸気ダクト142及び152並びに排気ダクト172及び182の開口部の位置の詳細については後で説明する。
フィルタ161は、吸気ダクト141及び151に接続され、さらにローラガイド101の通気管に接続されている。フィルタ161は、羽131による吸気によりローラガイド101の通気管から流れてきた空気をフィルタに通し、その空気に含まれる塵埃を除去する。そして、フィルタ161により塵埃が除去された空気は、吸気ダクト141又は151に送り出される。
フィルタ162は、吸気ダクト142及び152に接続され、さらにローラガイド102の通気管に接続されている。フィルタ162は、羽132による吸気によりローラガイド102の通気管から流れてきた空気をフィルタに通し、その空気に含まれる塵埃を除去する。そして、フィルタ162により塵埃が除去された空気は、吸気ダクト142又は152に送り出される。
コントローラ191は、プロセッサを有している。そして、コントローラ191は、吸気ダクト141及び151並びに排気ダクト171及び181と羽131の周辺の空間との連結を制御する。コントローラ191による吸気ダクト141及び151並びに排気ダクト171及び181と羽131の周辺の空間との連結の制御については、後で詳細に説明する。
コントローラ192は、プロセッサを有している。そして、コントローラ192は、吸気ダクト142及び152並びに排気ダクト172及び182と羽132の周辺の空間との連結を制御する。コントローラ192による吸気ダクト142及び152並びに排気ダクト172及び182と羽132の周辺の空間との連結の制御については、後で詳細に説明する。
次に、図5及び図6A〜図6Dを参照して、羽131による排気及び吸気について説明する。図5は、順回転時の羽、外部カバー及びファイルリールモータの部分を拡大した透視斜視図である。図1では、羽131の覆いとして外部カバー200のみを記載したが、実際には、図5に示すように、羽131は、外部カバー200、シャッター210及び内部カバー220で覆われている。そして、図6A〜図6Bは、図5における、羽131、外部カバー200、シャッター210及び内部カバー220を分解したものを表している。具体的には、図6Aは、外部カバーの斜視図であり、図6Bは、シャッターの斜視図であり、図6Cは、内部カバーの斜視図であり、図6Dは、羽の斜視図である。以下の説明では、羽131から見てモータ側を「下方向」といい、羽131から見てモータとは逆方向を「上方向」という。
図5に示すように、外部カバー200は、羽131の最も外側の覆いである。外部カバー200は、下方向の底面を有さない円筒形である。外部カバー200の下端部は、モータなどを収納している台座300に固定されている。そして、図6Aに示すように、外部カバー200は、例えば、側面の対向する位置の上下に並ぶように、孔201〜204を有している。具体的には、本実施例では、孔201の下に孔203が並んでおり、それらに対向する位置に、孔204の下に孔202が並んでいる。孔201は、吸気ダクト141に接続されている。
また、孔202は、吸気ダクト151に接続されている。また、孔203は、排気ダクト171に接続されている。さらに、孔204は、排気ダクト181に接続されている。また、外部カバー200は、孔202及び孔204が位置する内側の壁に、孔202及び孔204のそれぞれを囲うように配置され、各孔の周りを区切り外部との空気の流通を遮断する密閉構造208を有している。密閉構造208は、例えば、ゴム製の板状の部材である。また、図6Aでは説明の便宜上記載していないが、孔201及び孔203が位置する内側の壁にも、密閉構造208と同様の密閉構造が設けられている。
さらに、外部カバー200は、上方向の底面に開口部207を有している。開口部207は、モータの回転軸を中心とする同心円の円弧方向に延びる開口を有する。具体的には、例えば、開口部207は、モータの回転軸を中心とする同心円の中心角θが30度となる距離の開口を有する。そして、開口部207のモータの回転軸を中心とする同心円の円弧方向の両側端部には、電磁石205及び206が配置されている。そして、電磁石205及び206からはそれぞれ電線193及び194が延びている。電線193及び194は、後述するコントローラ191に接続している。ここで、本実施例では、開口部207をモータの回転軸を中心とする同心円の円弧方向に延びる開口としたが、シャッター210の回転に合せて突起215が移動できれば、開口部207は他の形状であってもよい。
シャッター210は、図5に示すように、羽131の外側から二番目の覆いである。シャッター210は、下方向の底面を有さない円筒形である。シャッター210の下端部は、台座300に固定されていない。そして、図6Bに示すように、シャッター210の上方向の底面の内側には、円筒状のベアリング216が設けられている。このベアリング216の内側の空洞には、後述する図6Cにおける内部カバー220の突起226が挿入される。そして、シャッター210は、ベアリング216が内部カバー220に接触した状態で内部カバー220により下から支持される。これにより、シャッター210は、ベアリング216の内側の空洞を中心に矢印P5の方向に回転することができる。
また、シャッター210は、上方向の底面の外側に外部カバー200側に向かう突起215が、外部カバー200の開口部207に一致する場所に設けられている。突起215は、強磁性体である。突起215は、開口部207を通過して外部カバー200の上方向の底面に突き抜ける。突起215は、外部カバー200の電磁石205又は電磁石206のいずれかに通電され磁力が発生すると、磁力が発生した側の電磁石に引き付けられる。突起215が電磁石205又は206に引き付けられることにより、シャッター210はベアリング216の内側の空洞を中心に矢印P5の突起215が引き付けられた側の方向に回転する。
さらに、シャッター210は、側面に孔211〜214が設けられている。具体的には、本実施例では、孔211の下に孔213が並び、孔214の下に孔212が並んでいる。そして、孔211及び孔213は、突起215が電磁石205に接触している状態で、孔201及び孔203に一致する位置に配置されている。さらに、孔214及び孔212は、孔211及び孔213に対向する位置から突起215が回転する角度ずれている。本実施例では、孔214及び孔212は、孔211及び孔213に対向する位置から30度ずれた位置に配置されている。言い換えれば、孔214及び孔212は、突起215が電磁石206に接触している状態で、孔204及び孔203に一致する位置に配置されている。
そして、突起215が電磁石206に接触している状態では、孔214は、密閉構造208の孔204を囲う領域の内部に位置する。また、孔212は、密閉構造208の孔202を囲う領域の内部に位置する。これにより、孔214と孔204とを結ぶ空間の空気及び孔212と孔202とを結ぶ空間の空気が外部に漏れない構造になっている。同様に、突起215が電磁石205に接触している状態では、孔211は、孔201を囲う密閉構造(不図示)の内部に位置し、孔213は、孔203を囲う密閉構造(不図示)の内部に位置する。これにより、孔211と孔201とを結ぶ空間の空気及び孔213と孔203とを結ぶ空間の空気が外部に漏れない構造になっている。
図5に示すように、内部カバー220は、羽131の最も内側の覆いである。内部カバー220は、下方向の底面を有さない円筒形である。内部カバー220の下端部は、台座300に固定されている。
また、図6Cに示すように、内部カバー220は、上方向の底面の外側にシャッター210に向かう突起226を有している。突起226は、シャッター210のベアリング216の内側の空洞と嵌合する位置に設けられている。そして、内部カバー220の上方向の底面は、ベアリング216の内側の空洞に突起226を通した状態でベアリング216と接触し、突起226を中心として回転可能にシャッター210を支持する。
また、内部カバー220は、外部カバー200の孔201〜204と一致する側面の位置に、孔221〜224を有している。さらに、内部カバー220は、孔202及び孔204が位置する外側の壁に、孔224及び孔222のそれぞれを囲うように配置され、各孔の周りを区切り外部との空気の流通を遮断する密閉構造225を有している。密閉構造225は、例えば、ゴム製の板状の部材である。また、図6Cでは説明の便宜上記載していないが、孔221及び孔223が位置する外側の壁にも、密閉構造225と同様の密閉構造が設けられている。
そして、突起215が電磁石206に接触している状態では、シャッター210の孔214は、密閉構造225の孔224を囲う領域の内部に位置する。また、孔212は、密閉構造225の孔222を囲う領域の内部に位置する。これにより、孔214と孔224とを結ぶ空間の空気及び孔212と孔222とを結ぶ空間の空気が外部に漏れない構造になっている。同様に、突起215が電磁石205に接触している状態では、孔211は、孔221を囲う密閉構造(不図示)の内部に位置し、孔213は、孔223を囲う密閉構造(不図示)の内部に位置する。これにより、孔211と孔221とを結ぶ空間の空気及び孔213と孔223とを結ぶ空間の空気が外部に漏れない構造になっている。
羽131は、内部カバー220の内部に、内部カバー220の側面の円周方向に回転するように配置される。そして、羽131は、ファイルリールモータ121が順回転を行った場合、すなわち、羽131が矢印P6の方向に回転した場合、下方向に風を送るように羽が配置されている。逆に、ファイルリールモータ121が逆回転を行った場合、すなわち、羽131が矢印P6の逆方向に回転した場合、上方向に風を送る。
そして、順回転時における、図6A〜図6Dの各部材を組み合わせたものの順回転時における状態が、図5で示す状態となる。ここで、羽131は、ファイルリールモータ121に接続されている。これにより、ファイルリールモータ121が回転すると、羽131は、ファイルリールモータ121の回転方向と同じ方向に回転を行う。
さらに、図7A及び図7Bを用いてシャッター210の回転の制御について説明する。図7Aは、順回転の場合のシャッターの状態を説明するための図である。また、図7Bは、逆回転の場合のシャッターの状態を説明するための図である。
コントローラ191は、電線193により電磁石205と接続されている。また、コントローラ191は、電線194により電磁石206と接続されている。コントローラ191は、電線193を介して電磁石205に電気を流すことにより電磁石205から磁気を発生させる。また、コントローラ191は、電線194を介して電磁石206に電気を流すことにより電磁石206から磁気を発生させる。
そして、コントローラ191は、ファイルリールモータ121の回転を制御する基板(不図示)からファイルリールモータ121が順回転を行なっているか逆回転を行なっているかの情報を取得する。
ファイルリールモータ121が順回転を行っている場合には、コントローラ191は、電磁石205に電気を流す。この場合、電磁石205から磁気が発生する。電磁石205から磁気が発生すると、シャッター210の突起215は、矢印P7のように時計回りに回転し、電磁石205に接触する。このとき、シャッター210の孔211は、矢印P8のように時計回りに回転し、外部カバー200の孔201及び内部カバー220の孔221と一列に並ぶ、これにより、羽131の周囲の空間と吸気ダクト141の空間が連結される。また、シャッター210の孔212は、矢印P9のように時計回りに回転し、外部カバー200の孔202及び内部カバー220の孔222と一列に並ぶ位置からはずれる。これにより、羽131の周囲の空間と吸気ダクト151の空間は隔離される。ここで、図7Aでは、説明の都合上、吸気ダクト141及び151に繋がる孔のみを記載しているが、排気ダクト171及び181に繋がる孔についても同様である。
逆に、ファイルリールモータ121が逆回転を行っている場合には、コントローラ191は、電磁石206に電気を流す。この場合、電磁石206から磁気が発生する。電磁石206から磁気が発生すると、シャッター210の突起215は、矢印P10のように反時計回りに回転し、電磁石206に接触する。このとき、シャッター210の孔212は、矢印P11のように反時計回りに回転し、外部カバー200の孔202及び内部カバー220の孔222と一列に並ぶ、これにより、羽131の周囲の空間と吸気ダクト151の空間が連結される。また、シャッター210の孔211は、矢印P12のように反時計回りに回転し、外部カバー200の孔201及び内部カバー220の孔221と一列に並ぶ位置からはずれる。これにより、羽131の周囲の空間と吸気ダクト141の空間は隔離される。図7Bにおいても、説明の都合上、吸気ダクト141及び151に繋がる孔のみを記載しているが、排気ダクト171及び181に繋がる孔についても同様である。
このように、コントローラ191によって、順回転時に電磁石205に電気が流され、シャッター210が時計回りに回転した状態が、図5の状態である。順回転時の状態を表す図5では、上述したように、孔201、211及び221が一列に並び、羽131の上部の周りの空間と吸気ダクト141が連結されている。また、孔203、213及び223が一列に並び、羽131の下部の周りの空間と排気ダクト171とが連結されている。これに対して、孔202は、孔212及び222と一列に並ぶ位置からはずれ、羽131の下部の周りの空間と吸気ダクト151とはシャッター210によって隔離されている。また、孔204は、孔214及び224と一列に並ぶ位置からはずれ、羽131の上部の周りの空間と排気ダクト181とはシャッター210によって隔離されている。
ここで、本実施例では、外部カバー200、シャッター210及び内部カバー220において、対向する位置の上下に孔を設けたが、この位置は他の位置でもよく、例えば、孔201及び203と孔202及び204との関係は対向する位置でなくても良い。また、孔201と203との並びや孔202と204との並びは上下に一列に並んでなくてもよい。
次に、図8を参照して、順回転時における羽131によって発生する空気の流れについて説明する。図8は、図5におけるC−C断面図である。
ファイルリールモータ121が順回転した場合、ファイルリールモータ121の回転に連動して軸123が順回転することにより、羽131も順回転を行う。この場合、羽131は、矢印P13の方向に回転する。羽131が順回転を行うと、羽131の上部から下部に向かって空気の流れが発生する。このとき、吸気ダクト141の空気が内部カバー220に吸込まれる。これにより、ローラガイド101に設けられた吸気ダクト141の他端側の開口部の周辺の空気が吸込まれる。また、内部カバー220内の空気が排気ダクト171に向けて送り出される。これにより、固定ガイド111に設けられた排気ダクト171の他端側の開口部から空気が排出される。
一方、内部カバー220の孔224と外部カバー200の孔204とを結ぶ空間はシャッター210で遮断されているため、内部カバー220内の空気が孔224から吸込まれることはない。これにより、順回転時に、固定ガイド111に設けられた排気ダクト181の開口部から空気を吸込み、磁気テープ2を固定ガイド111に吸い付けてしまうことを回避できる。同様に、内部カバー220の孔222と外部カバー200の孔202とを結ぶ空間はシャッター210で遮断されているため、内部カバー220内の空気が孔222から送り出されることはない。これにより、順回転時に、ローラガイド101に設けられた吸気ダクト141の開口部から空気を排出して、ローラガイド101に塵埃を散布してしまうことを回避できる。
図9は、逆回転時の羽、外部カバー及びファイルリールモータの部分を拡大した透視斜視図である。図9は、コントローラ191によって、逆回転時に電磁石206に電気が流され、シャッター210が反時計回りに回転した状態を表している。逆回転時の状態を表す図9では、上述したように、孔202、212及び222が一列に並び、羽131の下部の周りの空間と吸気ダクト151が連結されている。また、孔204、214及び224が一列に並び、羽131の上部の周りの空間と排気ダクト181とが連結されている。これに対して、孔201は、孔211及び221と一列に並ぶ位置からはずれ、羽131の上部の周りの空間と吸気ダクト141とはシャッター210により隔離されている。また、孔203は、孔213及び223と一列に並ぶ位置からはずれ、羽131の下部の周りの空間と排気ダクト171とはシャッター210により隔離されている。
次に、図10を参照して、順回転時における羽131によって発生する空気の流れについて説明する。図10は、図9におけるD−D断面図である。
ファイルリールモータ121が逆回転した場合、ファイルリールモータ121の回転に連動して軸123が逆回転することにより、羽131も逆回転を行う。この場合、羽131は、矢印P14の方向に回転する。羽131が逆回転を行うと、羽131の下部から上部に向かって空気の流れが発生する。このとき、吸気ダクト151の空気が内部カバー220に吸込まれる。これにより、ローラガイド101に設けられた吸気ダクト151の他端側の開口部の周辺の空気が吸込まれる。また、内部カバー220内の空気が排気ダクト181に向けて送り出される。これにより、固定ガイド111に設けられた排気ダクト181の他端側の開口部から空気が排出される。
一方、内部カバー220の孔223と外部カバー200の孔203とを結ぶ空間はシャッター210で遮断されているため、内部カバー220内の空気が孔223から吸込まれることはない。これにより、逆回転時に、固定ガイド111に設けられた排気ダクト171の開口部から空気を吸込み、磁気テープ2を固定ガイド111に吸い付けてしまうことを回避できる。同様に、内部カバー220の孔221と外部カバー200の孔201とを結ぶ空間はシャッター210で遮断されているため、内部カバー220内の空気が孔221から送り出されることはない。これにより、逆回転時に、ローラガイド101に設けられた吸気ダクト141の開口部から空気を排出して、ローラガイド101に塵埃を散布してしまうことを回避できる。
以上では、羽131、羽131の周りの覆い及びそこから延びる吸気ダクト及び排気ダクトについて説明したが、以上で説明した構造は、羽132、羽132の覆い及びそこから延びる吸気ダクト及び排気ダクトにおいても同様である。ただし、ファイルリールモータ121とマシンリールモータ122とは逆回転を行う。そのため、図1に示す吸気ダクト142及び152、並びに排気ダクト172及び182の配管状態の場合には、コントローラ192は、マシンリールモータ122が順回転の場合には、羽132の覆いを図9に示す状態となるように制御する。また、マシンリールモータ122が逆回転の場合には、コントローラ192は、羽132の覆いを図5に示す状態となるように制御する。言い換えれば、羽132の覆いは、順回転時には羽131の覆いの逆回転時の状態となり、逆回転時には羽131の覆いの順回転時の状態となる。ただし、これは他の構造をとることもできる。例えば、吸気ダクト142及び152の外部カバー209における開口部の位置と排気ダクト172及び182の外部カバー209における開口部の位置を交換してもよい。この場合、順回転時及び逆回転時における羽132の覆いの状態は、それぞれ順回転時及び逆回転時における羽131の覆いの状態と一致するように、コントローラ192によって制御される。また、例えば、吸気ダクト142と排気ダクト172との外部カバー209における開口部の位置を入れ替え、さらに、吸気ダクト152と排気ダクト182との外部カバー209における開口部の位置を入れ替えてもよい。この場合も、順回転時及び逆回転時における羽132の覆いの状態は、それぞれ順回転時及び逆回転時における羽131の覆いの状態と一致するように、コントローラ192によって制御される。さらに、羽131や羽132の羽の配置を変更し、空気の流れを逆にしてもよい。その場合、順回転と逆回転とにおけるシャッター210の制御は本実施例とは反対となる。
羽132により発生する空気の流れによって、ローラガイド102で発生する塵埃が吸気ダクト142又は152に吸込まれ、排気ダクト172又は182から送られた空気が固定ガイド112から排気される。
次に、図11を参照して、データの読出し及び書込み時のLTOドライブ1における全体の空気の流れについて説明する。図11は、読出し及び書込み時のLTOドライブ全体の空気の流れを示す概略図である。
データの読出し及び書込み時には、ファイルリールモータ121は順回転を行う。この場合、羽131は、順回転を行い、矢印Q1に示すような吸気ダクト141から排気ダクト171へ向かう空気の流れを発生させる。これにより、ローラガイド101から羽131に向けて、矢印Q2のように空気が吸込まれる。これにより、ローラガイド101で発生した塵埃が吸気ダクト141に吸込まれる。このとき、矢印Q2のように流れる空気は途中でフィルタ161を経由する。そして、ローラガイド101において吸込まれた塵埃は、フィルタ161で除去される。これにより、羽131には、塵埃が取り除かれたきれいな空気が送り込まれる。さらに、羽131に送り込まれたきれいな空気は、矢印Q3に示すように、固定ガイド111に送られ排出される。一方、マシンリールモータ122は、データの読出し及び書込み時には逆回転を行う。この場合、羽132は、逆回転を行い、矢印Q4に示すような吸気ダクト152から排気ダクト182へ向かう空気の流れが発生する。これにより、ローラガイド102から羽132に向けて、矢印Q5のように空気が吸込まれる。これにより、ローラガイド102で発生した塵埃が吸気ダクト152に吸込まれる。このとき、矢印Q5のように流れる空気は途中でフィルタ162を経由する。そして、ローラガイド102において吸込まれた塵埃は、フィルタ162で除去される。これにより、羽132には、塵埃が取り除かれたきれいな空気が送り込まれる。さらに、羽132に送り込まれたきれいな空気は、矢印Q6に示すように、固定ガイド112に送られ排出される。
次に、図12を参照して、リワインド走行時のLTOドライブ1における全体の空気の流れについて説明する。図12は、リワインド走行時のLTOドライブ全体の空気の流れを示す概略図である。
リワインド走行時には、ファイルリールモータ121は逆回転を行う。この場合、羽131は、逆回転を行い、矢印Q7に示すような吸気ダクト151から排気ダクト181へ向かう空気の流れを発生させる。これにより、ローラガイド101から羽131に向けて、矢印Q8のように空気が吸込まれる。これにより、ローラガイド101で発生した塵埃が吸気ダクト151に吸込まれる。このとき、矢印Q8のように流れる空気は途中でフィルタ161を経由する。そして、ローラガイド101において吸込まれた塵埃は、フィルタ161で除去される。これにより、羽131には、塵埃が取り除かれたきれいな空気が送り込まれる。さらに、羽131に送り込まれたきれいな空気は、矢印Q9に示すように、固定ガイド111に送られ排出される。一方、マシンリールモータ122は、リワインド走行時には順回転を行う。この場合、羽132は、順回転を行い、矢印Q10に示すような吸気ダクト142から排気ダクト172へ向かう空気の流れが発生する。これにより、ローラガイド102から羽132に向けて、矢印Q11のように空気が吸込まれる。これにより、ローラガイド102で発生した塵埃が吸気ダクト142に吸込まれる。このとき、矢印Q11のように流れる空気は途中でフィルタ162を経由する。そして、ローラガイド102において吸込まれた塵埃は、フィルタ162で除去される。これにより、羽132には、塵埃が取り除かれたきれいな空気が送り込まれる。さらに、羽132に送り込まれたきれいな空気は、矢印Q12に示すように、固定ガイド112に送られ排出される。
次に、図13を参照して、本実施例に係るLTOドライブの動作の流れを説明する。図13は、実施例に係るLTOドライブの動作のフローチャートである。ここで、LTOドライブ1は、主にデータのバックアップに用いられる場合が多く、使用方法としては、データを順番に磁気テープ2に記録し、また、磁気テープ2に記録されているデータをそのまま順番に読み出すことが多い。この点、LTOドライブ1においても、進んだり戻ったりして磁気テープ2上のデータを飛び飛びに処理することもあるが、その様な動作は稀である。すなわち、LTOドライブ1では、データの読出し又は書込みがなされ、データの読出し又は書込み処理が完了すると、リワインド走行を行なって磁気テープ2をテープカートリッジ21内に収容するという一連の動作を行うことが多い。このため、ファイルリール22及びマシンリール10は、順回転又は逆回転がある程度の時間継続する場合が多く、一定のペースで回転し続けることが多い。そこで、ここでは、読込み又は書込み時において巻き戻しが発生しない場合について説明する。また、読込み又は書込みが終わった場合には巻き戻す場合について説明する。
操作者は、テープカートリッジ21をLTOドライブ1の挿入口13に挿入する(ステップS1)。
テープカートリッジ21のファイルリール22が、ファイルリールモータ121に装着される(ステップS2)。そして、テープカートリッジ21から磁気テープ2が引き出され、マシンリール10まで送られる(ステップS3)。
その後、LTOドライブ1は、データの読出しの処理又はデータの書込みの処理を実行する(ステップS4)。この時、LTOドライブ1では、空気の吸入による塵埃の吸入及び磁気テープ2への空気の排出の処理が行われる。データの読出し処理及び書込み処理におけるLTOドライブ1における空気の吸入及び排出の動作の詳細は後で説明する。
LTOドライブ1は、読出し処理又は書込み処理のうち実行している処理が完了したか否かを判定する(ステップS5)。実行している処理が完了していない場合(ステップS5:否定)、LTOドライブ1は、読出し処理又は書込み処理の実行(ステップS4)を継続する。これに対して、実行している処理が完了した場合(ステップS5:肯定)、LTOドライブ1は、磁気テープ2の巻き戻しの処理であるリワインド処理を実施する(ステップS6)。この時、LTOドライブ1では、空気の吸入による塵埃の吸入及び磁気テープ2への空気の排出の処理が行われる。リワインド処理におけるLTOドライブ1における空気の吸入及び排出の動作の詳細は後で説明する。
LTOドライブ1は、磁気テープ2の巻き戻しが完了したか否かを判定する(ステップS7)。磁気テープ2の巻き戻しが完了していない場合(ステップS7:否定)、LTOドライブ1は、リワインド処理(ステップS6)を継続する。これに対して、磁気テープ2の巻き戻しが完了した場合(ステップS7:肯定)、LTOドライブ1は、テープカートリッジ21をファイルリールモータ121から離脱させる(ステップS8)。その後、LTOドライブ1は、テープカートリッジ21を挿入口13から排出する(ステップS9)。
次に、図14を参照して、データ読込み処理及び書込み処理におけるファイルリール22側の動作について説明する。図14は、データ読込み処理及び書き込み処理におけるファイルリール側の動作のフローチャートである。
ファイルリールモータ121が順回転する(ステップS11)。羽131が順回転する(ステップS12)。
コントローラ191は、電磁石205に通電する(ステップS13)。これにより、シャッター210の突起215が電磁石205に引き寄せられる(ステップS14)。
シャッター210の孔211及び213(フローでは、「順方向側のシャッターの孔」として表わしている。)が、外部カバー200の孔201及び203、並びに内部カバー220の孔221及び223と一列に並ぶ(ステップS15)。
羽131の順回転により、吸気ダクト141から空気が吸引される(ステップS16)。また、羽131の順回転により、排気ダクト171から空気が排出される(ステップS17)。これにより、ローラガイド101の開口部から塵埃が吸引される(ステップS18)。これにより、ローラガイド101で発生した塵埃が吸い取られる。また、固定ガイド111の開口部から空気が排出される(ステップS19)。これにより、固定ガイド111から離れる方向に押す力が磁気テープ2に働く。
ここでの説明では、図14を用いて、データの読込み処理及び書込み処理におけるファイルリール22側の動作について説明したが、リワインド走行時のマシンリール10側の動作も図14のフローと同様の動作となるので説明を省略する。
次に、図15を参照して、リワインド処理におけるファイルリール22側の動作について説明する。図15は、リワインド処理におけるファイルリール側の動作のフローチャートである。
ファイルリールモータ121が逆回転する(ステップS21)。羽131が逆回転する(ステップS22)。
コントローラ191は、電磁石206に通電する(ステップS23)。これにより、シャッター210の突起215が電磁石206に引き寄せられる(ステップS24)。
シャッター210の孔212及び214(フローでは、「逆方向側のシャッターの孔」として表わしている。)が、外部カバー200の孔202及び204、並びに内部カバー220の孔222及び224と一列に並ぶ(ステップS25)。
羽131の順回転により、吸気ダクト151から空気が吸引される(ステップS26)。また、羽131の逆回転により、排気ダクト181から空気が排出される(ステップS27)。これにより、ローラガイド101の開口部から塵埃が吸引される(ステップS28)。これにより、ローラガイド101で発生した塵埃が吸い取られる。また、固定ガイド111の開口部から空気が排出される(ステップS29)。これにより、固定ガイド111から離れる方向に押す力が磁気テープ2に働く。
ここでの説明では、図15を用いて、リワインド処理におけるファイルリール22側の動作について説明したが、データの読出し処理及び書込み処理におけるマシンリール10側の動作も図15のフローと同様の動作となるので説明を省略する。
以上に説明したように、本実施例に係る磁気テープ装置及び磁気テープ装置制御方法では、データの読込み及び書込み時とリワインド走行時とで空気の流れが切り替えられる。これにより、テープの走行方向に関わらず、ローラガイドで発生した塵埃が吸込まれ、固定ガイドにおいては磁気テープに空気が吹き付けられる。したがって、継続的に塵埃が除去及び磁気テープの固定ガイドとの摩擦の軽減ができ、磁気テープ装置の動作品質を安定させることができる。
また、羽をテープの送り出し及び巻き取りを行う2つのモータの上に配置したので、本実施例に係る磁気テープ装置及び磁気テープ装置制御方法では、小さいスペースで塵埃の除去及び磁気テープの摩擦の軽減を実現することができる。また、本実施例に係る磁気テープ装置及び磁気テープ装置制御方法によれば、高価なポンプなどを設けずに、低コストで磁気テープ装置の品質安定化を図ることができる。
1 LTOドライブ
2 磁気テープ
10 マシンリール
12 ヘッド
13 挿入口
21 テープカートリッジ
22 ファイルリール
101、102 ローラガイド
111、112 固定ガイド
121 ファイルリールモータ
122 マシンリールモータ
131、132 羽
141、142、151、152 吸気ダクト
171、172、181、182 排気ダクト
191、192 コントローラ
200、209 外部カバー
201〜204 孔
205、206 電磁石
207 開口部
210 シャッター
211〜214 孔
215 突起
220 内部カバー
221〜224 孔

Claims (6)

  1. 順回転及び逆回転を行い、一方の回転時に磁気テープを巻き取り、他方の回転時に磁気テープを送り出すモータと、
    ローラで磁気テープを送りながら、前記磁気テープの走行方向を調整するローラガイドと、
    前記ローラガイドにより進行方向が調整された前記磁気テープに対してデータの読書きを行うヘッドと、
    前記モータの回転軸上に配置され、前記モータの回転に連動して回転する羽と、
    前記羽と前記ローラガイドの前記ローラのエッジ部分とを結ぶ管であって、前記順回転の場合に前記羽により空気が吸引される位置に前記羽側の開口部を有する第1吸引管と、
    前記羽と前記ローラガイドの前記ローラのエッジ部分とを結ぶ管であって、前記逆回転の場合に前記羽により空気が吸引される位置に前記羽側の開口部を有する第2吸引管と、
    前記第1吸引管及び前記第2吸引管の開閉を行うシャッター部と、
    前記順回転の場合には、前記第1吸引管を開き、前記逆回転の場合には、前記第2吸引管を開くように、前記シャッター部を制御する開閉制御部と
    を備えたことを特徴とする磁気テープ装置。
  2. 前記ローラガイドと前記ヘッドとの間に位置し、磁気テープの進行方向を調整する固定ガイドと、
    前記羽と前記固定ガイドとを結ぶ管であって、前記順回転の場合に前記羽により風が吹き出す位置に羽側開口部を有し、前記固定ガイドの内側から前記磁気テープと接触する面に向けてガイド側開口部を有する第1送風管と、
    前記羽と前記固定ガイドとを結ぶ管であって、前記逆回転の場合に前記羽により風が吹き出す位置に羽側開口部を有し、前記固定ガイドの内側から前記磁気テープと接触する面に向けてガイド側開口部を有する第2送風管とをさらに備え、
    前記シャッター部は、前記第1送風管及び前記第2送風管の開閉を行い、
    前記開閉制御部は、前記順回転の場合には、前記第1送風管を開き、前記逆回転の場合には、前記第2送風管を開くように、前記シャッター部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気テープ装置。
  3. 前記モータは、順回転時に磁気テープを送り、逆回転時に磁気テープを巻き取る第1モータ、及び、順回転時に磁気テープを巻き取り、逆回転時に磁気テープを送る第2モータを有し、
    前記羽は、前記第1モータに設けられた第1羽及び前記第2モータに設けられた第2羽を有し、
    前記ローラガイドは、前記ヘッドの両側に第1ローラガイド及び第2ローラガイドを有し、
    前記固定ガイドは、前記ヘッドと前記第1ローラガイドとの間に配置された第1固定ガイド及び前記ヘッドと前記第2ローラガイドとの間に配置された第2固定ガイドを有し、
    前記第1吸引管は、前記第1羽と前記第1ローラガイドとを結ぶ管及び前記第2羽と前記第2ローラガイドとを結ぶ管を有し、
    前記第2吸引管は、前記第1羽と前記第1ローラガイドとを結ぶ管及び前記第2羽と前記第2ローラガイドとを結ぶ管を有し、
    前記第1送風管は、前記第1羽と前記第1固定ガイドとを結ぶ管及び前記第2羽と前記第2固定ガイドとを結ぶ管を有し、
    前記第2送風管は、前記第1羽と前記第1固定ガイドとを結ぶ管及び前記第2羽と前記第2固定ガイドとを結ぶ管を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気テープ装置。
  4. 前記シャッター部は、前記羽を覆う前記羽の回転軸の方向に底面を有する円柱状で、且つ円周方向に回転可能であり、側面の一端側に第1貫通孔を有し、該側面の他端側に第2貫通孔を有し、前記底面の外側に強磁性体の突起を有しており、
    前記開閉制御部は、電磁石を用いて前記突起を引き付けることで前記シャッター部を回転させ、前記第1貫通孔を前記第1吸引管の前記羽側の開口部と一致させることで、前記第1吸引管を前記羽の周囲の空間に連結させて前記第1吸引管を開放し、前記第2貫通孔を前記第2吸引管の前記羽側の開口部と一致させることで、前記第2吸引管を前記羽の周囲の空間に連結させて前記第2吸引管を開放する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の磁気テープ装置。
  5. 前記第1吸引管及び第2吸引管は、エアーフィルタを備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の磁気テープ装置。
  6. 順回転及び逆回転を行うモータにより、一方の回転時に磁気テープを巻き取り、他方の回転時に磁気テープを送り出し、
    ローラで磁気テープを送りながら、前記磁気テープの走行方向を調整し、
    進行方向が調整された前記磁気テープに対してデータの読書きを行い、
    前記モータの回転に連動して回転する羽を順回転させて、前記羽と前記ローラのエッジ部分とを結ぶ第1吸引管により、前記ローラのエッジ部分の空気を吸引し、
    前記羽を逆回転させて、前記羽と前記ローラのエッジ部分とを結ぶ第2吸引管により、前記ローラのエッジ部分の空気を吸引し、
    前記順回転の場合には、前記第1吸引管を開き、前記逆回転の場合には、前記第2吸引管を開く
    ことを特徴とする磁気テープ装置制御方法。
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