JPH10340432A - 回転磁気ヘッド装置およびその清浄装置 - Google Patents

回転磁気ヘッド装置およびその清浄装置

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JPH10340432A
JPH10340432A JP14754197A JP14754197A JPH10340432A JP H10340432 A JPH10340432 A JP H10340432A JP 14754197 A JP14754197 A JP 14754197A JP 14754197 A JP14754197 A JP 14754197A JP H10340432 A JPH10340432 A JP H10340432A
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JP
Japan
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magnetic head
impeller
dust
head device
rotary
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Pending
Application number
JP14754197A
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English (en)
Inventor
Noboru Hotta
昇 堀田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH10340432A publication Critical patent/JPH10340432A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回転磁気ヘッド装置における近年の高速回転化
により、磁気記録媒体の摩耗粉等の塵埃の問題がさらに
深刻化しており、これを除去する技術が求められてい
る。 【解決手段】回転磁気ヘッド装置1に、回転体部に連動
して作動する羽根車3を設け、これをポンプとして吐出
口10より空気を勢いよく排出することで、磁気ヘッド9
に付着した磁気記録媒体の摩耗粉等の塵埃17を除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VTRおよびデー
タストリーマー等の、ヘリカルスキャンを用いた回転磁
気記録再生装置に係り、特に、磁気ヘッドに付着した磁
性粉等の塵埃除去技術に関する。
【0002】
【従来の技術】回転磁気ヘッド装置に於いては、ヘッド
と磁気記録媒体とが摺動するため、摩耗粉等の塵埃がヘ
ッド摺動面付近に付着する問題が発生する。このこと
は、次のようなヘッドクロッグの原因となる。すなわ
ち、磁気ギャップ部に磁性粉が付着し、記録再生が正
常に行われなくなる、ヘッド摺動面上に付着した塵埃
の厚みによって、磁気記録媒体との間にスペーシングが
でき、記録再生特性に影響する、ヘッド摺動面付近、
あるいは回転ドラム外周上に付着した磁性粉の塊によっ
て、磁気記録媒体上の記録パターンを消去するいわゆる
減磁を起こす、等である。
【0003】この磁性粉等の塵埃による問題は、近年の
回転磁気ヘッド装置の高速回転化に伴いさらに深刻化し
ている。
【0004】このような問題に対処するため、例えば特
開昭62-192906号公報に示される次のような方法が採ら
れてきた。図5はその実施例を示す平面図である。磁気
ヘッド(13)の摺動面(14)の後部には、隣接して非摺動部
が存在する。この非摺動部に、摺動面(14)との境界から
後角部にかけて、適切な深さをもって切り落とした切り
欠き部(15)を設ける。このように切り欠き部(15)を設け
ることにより、磁気記録媒体(16)の摩耗粉等の塵埃(17)
がこの切り欠き部(15)に落とし込まれ、非摺動部におけ
る塵埃(17)の収容容量が増加する。
【0005】このことにより、磁気記録媒体(16)へ再付
着する頻度が減少して、前述のヘッドクロッグが起こり
にくくなるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法による場合、依然として切り欠き部(15)の側
面(15a)に磁気記録媒体(16)の摩耗粉等の塵埃(17)が存
在するため、回転ドラムの遠心力によって再び摺動面上
に戻され塊状となって付着し、さらに深刻な問題を起こ
しかねなかった。また、ヘッド摺動部のボリュームを小
さくしているため、摩耗寿命にも問題があった。
【0007】本発明の目的は、上述した摺動面上に磁気
記録媒体の摩耗粉等の塵埃が付着することを抑制する、
あるいは付着した場合には直ちに取り除くことによっ
て、ヘッドクロッグの低減を図ろうとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では回転磁気ヘッド装置の回転を利用し、磁
気ヘッドの清掃を行おうとしている。すなわち、回転磁
気ヘッド装置の回転部に連動して作動する羽根車を設け
ることで気流を制御し、いわゆるポンプの働きによっ
て、磁気ヘッド上の磁性粉等の塵埃を吹き飛ばすこと、
あるいは吸い込むことで除去しようとするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例の斜視図
を示す。本実施例は、いわゆる渦巻きポンプにおける片
吸い込みボリュートポンプの構成としている。構成を簡
単にするため、回転磁気ヘッド装置(1)の回転軸(2)に羽
根車(3)を取り付け、回転磁気ヘッドと同一回転数で回
転するようにしている。なおここで、後述する図7の構
成によって、いわゆるギヤ比を用いて回転数を制御して
も良い。
【0010】ポンプ本体(7)には吸込口(9)及び吐出口(1
0)が設けられており、吐出口(10)は回転ドラム(11)と固
定ドラム(12)の間の溝に向けられている。また、吐出口
(10)は、磁気記録媒体のローディングにおいて妨げ
にならないように位置が考慮されている。なお、磁気ヘ
ッド(13)は回転ドラム(11)の外周上に配置されてお
り、1回転毎に吐出口(10)からの空気の吐出を受ける。
本実施例は、この吐出口(10)からの空気の吐出力によっ
て、磁気ヘッド(13)の摺動面上及び回転ドラム(11)の外
周上に付着した磁気記録媒体の摩耗粉等の塵埃(17)を除
去しようとするものである。
【0011】図2に、羽根車(3)の断面図を示す。内部
に所定の枚数の羽根(4)を配置しており、中心軸(5)を中
心に回転する。この回転により、内周の入口(6a)から空
気を吸い込み、遠心力を与え外周の出口(6b)より吐き出
す構造となっている。
【0012】図3はポンプ本体(7)の渦巻き室(8)を示し
た平面図である。羽根車(3)の全周囲から吐出された空
気を受け取って吐出口(10)へ導く役目をする。図中では
矢印によりその様子を示した。
【0013】上記機構の設計に於いては、羽根(4)の枚
数や羽根車(3)の入口(6a)および出口(6b)の径、ポンプ
の吸込口(9)および吐出口(10)の径を、回転数に合わ
せ、適切に決定することが重要となる。なお、レイノル
ズ数が層流域になるように設計する事が望ましいことは
言うまでもない。
【0014】次に応用例として、図4に前記ボリュート
ポンプによる吸引力を利用した実施例の斜視図を示す。
前述の例と同様に、回転磁気ヘッド装置(1)の回転軸(2)
に羽根車(3)を取り付け、回転磁気ヘッドと同一回転数
で回転するようにしている。ポンプ本体(7')には、吸込
口(9')および吐出口(10')が設けられており、吸込口
(9')は回転ドラム(11)と固定ドラム(12)の間の溝に向け
られている。
【0015】また、吸込口(9')は磁気記録媒体のローデ
ィングにおいて妨げにならないように位置が考慮されて
いる。これにより、磁気ヘッド(13)は回転ドラム(11)の
1回転毎に吸込口(9')から空気の吸引を受ける。本実施
例は、この吸込口(9')からの吸引力によって、磁気ヘッ
ド(13)の摺動面上及び回転ドラム(11)の外周上に付着し
た磁気記録媒体の摩耗粉等の塵埃(17)を除去しようとす
るものである。
【0016】なお、羽根車(3)は回転磁気ヘッド装置(1)
の外部に配置することが望ましい。これは、回転磁気ヘ
ッド装置(1)の内部に気流の乱れを作り、回転ドラム(1
1)と固定ドラム(12)の間の溝からの漏れによって、磁気
記録媒体との適正な位置関係を乱すことを避けるためで
ある。
【0017】また、以上述べたポンプの駆動力は、必ず
しも回転磁気ヘッド装置(1)によらなくても良い。すな
わち、吸引あるいは吐出を行うことのできる機構を全く
別に配置することによって、摩耗粉等の塵埃(17)を除去
しても良い。
【0018】次に他の応用例として、吸引あるいは吐出
によって摩耗粉等の塵埃(17)を除去する以外の目的で、
回転磁気ヘッド装置(1)の回転を利用した例を示す。
【0019】図6は冷却ファンとして利用した実施例の
斜視図である。前述の例と同様に、回転磁気ヘッド装置
(1)の回転軸(2)に冷却ファン(18)を取り付け、回転磁気
ヘッドと同一回転数で回転するようにしている。
【0020】また、図7は回転磁気ヘッドの回転を他の
回転体の駆動力として利用した実施例の斜視図である。
回転磁気ヘッド装置(1)の回転軸(2)にはプーリー(20a)
が取り付けられ、回転磁気ヘッドと同一回転数で回転す
るようにしてある。このプーリー(20a)は、ベルト(21)
によってプーリー(20b)と連絡されており、回転軸(22)
を介して回転体(19)が回転する。
【0021】
【発明の効果】本発明の回転磁気ヘッド装置には、回転
部に連動して作動する羽根車が設けられている。これに
より、回転ドラムの作動中は常に磁性粉等の塵埃を除去
する機構が働き、記録再生特性の安定化が実現できる。
また、羽根車を回転ドラムの外に配置した場合、回転磁
気ヘッド装置内に気流の乱れを作らないので、テープタ
ッチに影響がでないので有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】渦巻きポンプを用いた、本発明の一実施例であ
る。
【図2】羽根車の断面図である。
【図3】ポンプ本体の渦巻き室を示した平面図である。
【図4】渦巻きポンプを用いた、本発明の他の実施例で
ある。
【図5】従来の技術を示す平面図である。
【図6】冷却ファンとして利用した、本発明の他の実施
例である。
【図7】回転を利用した、本発明の他の実施例である。
【符号の説明】
1…回転磁気ヘッド装置、 2…回転磁気ヘッド装
置の回転軸、3…羽根車、 4…羽根
車の羽根、5…羽根車の中心軸、 6a,6b
…羽根車の入口及び出口、7,7’…ポンプ本体、
8…ポンプ本体の渦巻き室、9,9’…ポンプの吸
込口、 10,10’…ポンプの吐出口、11…回転
ドラム、 12…固定ドラム、13…磁気ヘ
ッド、 14…磁気ヘッドの摺動面、15,
15a…切り欠き部及びその側面、 16…磁気記
録媒体、17…磁気記録媒体の摩耗粉等の塵埃、
18…冷却ファン、19…回転体、
20a,20b…プーリー、21…ベルト、
22…回転軸。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形ドラムの外周上に所定の数の磁気ヘ
    ッドを配置した、いわゆる回転磁気ヘッド装置におい
    て、回転部に連動して作動する羽根車を設けることを特
    徴とする回転磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】前記羽根車によっていわゆるポンプ機能を
    もたせることで、これによる吐出力を利用して清浄する
    ことを特徴とした請求項1に記載の回転磁気ヘッド装置
    の清浄装置。
  3. 【請求項3】前記羽根車によっていわゆるポンプ機能を
    もたせることで、これによる吸引力を利用して清浄する
    請求項1に記載の回転磁気ヘッド装置の清浄装置。
  4. 【請求項4】前記ポンプ作動部を円筒形ドラムの外に配
    置した請求項1記載の回転磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】前記羽根車によって冷却機能をもたせた請
    求項1記載の回転磁気ヘッド装置。
  6. 【請求項6】ポンプ機能をもたせた装置を配すること
    で、これによる吸引力もしくは吐出力を利用して清浄す
    ることを特徴とした回転磁気ヘッド装置の清浄装置。
  7. 【請求項7】前記回転磁気ヘッド装置において、回転部
    の回転を駆動力として利用し、羽根車もしくは別に設け
    られた回転機構を回転させる請求項1、4、5または6
    に記載の回転磁気ヘッド装置。
JP14754197A 1997-06-05 1997-06-05 回転磁気ヘッド装置およびその清浄装置 Pending JPH10340432A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14754197A JPH10340432A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 回転磁気ヘッド装置およびその清浄装置

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JP14754197A JPH10340432A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 回転磁気ヘッド装置およびその清浄装置

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JPH10340432A true JPH10340432A (ja) 1998-12-22

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ID=15432661

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14754197A Pending JPH10340432A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 回転磁気ヘッド装置およびその清浄装置

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JP (1) JPH10340432A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8537491B2 (en) 2011-12-27 2013-09-17 Fujitsu Limited Magnetic tape apparatus and magnetic tape apparatus control method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8537491B2 (en) 2011-12-27 2013-09-17 Fujitsu Limited Magnetic tape apparatus and magnetic tape apparatus control method

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