JP2007242091A - 磁気テープドライブ及び磁気テープの製造方法 - Google Patents

磁気テープドライブ及び磁気テープの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】走行する磁気テープと磁気ヘッドの間のスペーシングを減少させることにより、磁気テープに信号やデータを良好な記録状態で記録することでき、または、磁気テープから信号やデータを正確に読み取ることができる磁気テープドライブを提供することを課題とする。
【解決手段】磁気テープMTの記録に用いられるサーボライタ10(磁気テープドライブ)であって、磁気テープMTの記録を行うサーボ信号書込ヘッド15(磁気ヘッド)と、走行する磁気テープMTを、サーボ信号書込ヘッド15に沿わせて走行させるためのテープガイド30とを備え、テープガイド30は、磁気テープMTを案内するガイド面31を有しており、ガイド面31には、凹溝32が形成されていることを特徴としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、磁気テープの記録又は再生を行うための磁気テープドライブ及び磁気テープの製造方法に関する。
近年、磁気テープは、高密度記録化が進んでおり、コンピュータのバックアップ用では400ギガバイト程度の記憶容量を有するものがある。そのために、磁気テープには幅方向に数百本のデータトラックが形成されている。したがって、データトラックの幅は非常に狭くなっており、隣接するデータトラック間も非常に狭くなっている。そのため、磁気ヘッドの記録/再生素子をデータトラックにトレースさせるために、磁気テープにサーボ信号を予め書き込んでおき、このサーボ信号を磁気ヘッドで読み取ることにより、磁気ヘッドの位置(磁気テープの幅方向の位置)をサーボ制御している。
ここで、磁気テープ記録再生装置では、サーボ信号読取素子(MR素子)によってサーボ信号における磁化の変化点を電気抵抗の変化で検出しており、読取信号として磁化の変化点を微分波形(電圧値)で出力している。そのため、MR素子の電気抵抗の変化が大きくなるほど、サーボ信号の読取信号のピーク電圧値が大きくなり、読取信号のSN比が向上する。
しかし、今後、数十テラバイト程度まで磁気テープの高密度記録化が進んだ場合には、磁気テープは、データトラック数が増え、データトラックの幅及び隣接するデータトラック間は一層狭くなるとともに、磁気テープ自体も薄層化する。これに伴い、サーボ信号を読み取るときに検出可能な磁気の量が減少し、サーボ信号の読取信号のピーク電圧値が小さくなり、読取信号のSN比が劣化してしまう。その結果、磁気テープ記録再生装置では、サーボ信号を正確に読み取ることができなくなり、磁気ヘッドの位置制御を行えなくなってしまう。
サーボ信号の読取信号のSN比を向上させる方法として、磁気テープのサーボバンドを、磁気テープの長手方向の一方向(例えば、磁気テープの走行方向)に向けて、一方向に磁化して直流消去(以下、「DC消磁」という。)した後に、サーボバンドを前記一方向と逆方向に磁化してサーボ信号を書き込む方法がある。この方法では、サーボ信号を磁気ヘッドのサーボ信号読み取り用の素子で読み取ったときに、一方向の地の部分と、逆方向に磁化されたサーボパターンとの切り替わりの部分で、磁界の変化率及び変化量が大きくなるため、サーボ信号の出力が大きくなり、サーボ信号の読取信号のSN比を向上させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−318977号公報(段落0026〜0027、図1) 米国特許第6970312号明細書 米国特許出願公開第2005/0099718号明細書 米国特許出願再公開第2005/0105967号明細書 米国特許出願公開第2005/0168869号明細書 米国特許出願公開第2005/0219734号明細書
ここで、磁気テープを高速で走行させたときには、走行する磁気テープの周囲を流れる空気が磁気テープと磁気ヘッドの間に入り込み、磁気テープが磁気ヘッドから浮いて隙間(以下、「スペーシング」という場合がある。)が生じてしまう場合がある。そして、磁気テープと磁気ヘッドの間にスペーシングが大きい場合には、記録信号のドロップアウトや記録信号の出力低下、或いは、記録信号の読み取り不良が生じてしまうという問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、走行する磁気テープと磁気ヘッドの間のスペーシングを減少させることにより、磁気テープに信号やデータを良好な記録状態で記録することができ、または、磁気テープから信号やデータを正確に読み取ることができる磁気テープドライブを提供することを課題とする。
また、走行する磁気テープとサーボ信号書込ヘッドの間のスペーシングを減少させることにより、磁気テープにサーボ信号を良好な記録状態で記録することができる磁気テープの製造方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、磁気テープの記録又は再生に用いられる磁気テープドライブであって、磁気テープの記録又は再生を行う磁気ヘッドと、走行する磁気テープを、磁気ヘッドに沿わせて走行させるためのテープガイドと、を備え、テープガイドは、磁気テープを案内するガイド面を有しており、ガイド面には、凹溝が形成されていることを特徴としている。
このように、磁気テープを案内するガイド面に凹溝を形成することにより、走行する磁気テープの表面上を流れる空気は、ガイド面の凹溝内に流れ込み、凹溝を通って磁気テープとガイド面の間から排出されることになる。これにより、磁気テープと磁気ヘッドの間に入り込む空気を減少させることができるため、磁気テープと磁気ヘッドの間のスペーシングを減少させることができる。
なお、磁気テープ走行方向において、磁気ヘッドの両側にテープガイドを設けることにより、磁気テープの表面上を流れる空気を確実に減少させることが望ましいが、磁気テープ走行方向において、磁気ヘッドの一方のみにテープガイドを設けてもよく、この場合には、磁気ヘッドに対して磁気テープ走行方向の上流側にテープガイドを設けることが望ましい。
また、ガイド面に形成される凹溝は、磁気テープの幅方向に延設する構成や、磁気テープの長手方向に延設する構成など、その延長方向は限定されるものではない。
前記した磁気テープドライブにおいて、テープガイドは、磁気ヘッドに対して磁気テープ走行方向の上流側に配置されており、ガイド面には、磁気テープの幅方向に延設された複数の凹溝が磁気テープ走行方向に並設され、隣り合う凹溝の間隔が、磁気ヘッドに近づくにつれて狭くなるように構成してもよい。
ここで、走行する磁気テープの磨耗を防ぐために、磁気テープをガイド面から僅かに浮上させて走行させることが望ましい。そこで、磁気ヘッドに対して磁気テープ走行方向の上流側に配置されたテープガイドにおいて、磁気テープ走行方向に並設された凹溝の間隔を、磁気ヘッドに近づくにつれて狭くなるように構成することにより、走行する磁気テープの表面上を流れる空気が、磁気テープとガイド面の間から徐々に排出されることになる。これにより、磁気テープとガイド面の間に介在する空気が全て排出されないため、磁気テープをガイド面から浮上させつつ、磁気テープと磁気ヘッドの間のスペーシングを減少させることができる。
前記した磁気テープドライブにおいて、磁気ヘッドとテープガイドの間には、走行する磁気テープを磁気ヘッド側に吸い寄せる吸引手段が設けられているように構成することができる。
このように、走行する磁気テープを磁気ヘッド側に引き寄せる吸引手段を、テープガイドと磁気ヘッドの間に設けることにより、磁気テープと磁気ヘッドを適正な接触圧で接触させることができる。
また、前記課題を解決するための磁気テープの製造方法であり、送出リールから送り出した磁気テープを巻取リールで巻き取って走行させる磁気テープ走行系と、走行する磁気テープのサーボバンドに、磁気ヘッドのトラッキング制御をするためのサーボ信号を書き込むサーボ信号書込ヘッドと、走行する磁気テープを、磁気ヘッドに沿わせて走行させるためのテープガイドと、を備え、テープガイドは、磁気テープを案内するガイド面を有し、ガイド面には、凹溝が形成されているサーボライタを用いた磁気テープの製造方法であって、磁気テープ走行系によって、磁気テープを送出リールから巻取リールに向けて走行させる段階と、走行する磁気テープを、テープガイドによってサーボ信号書込ヘッドに沿わせて走行させ、サーボ信号書込ヘッドによって磁気テープのサーボバンドにサーボ信号を書き込む段階と、を含むことを特徴としている。
この構成では、走行する磁気テープの表面上を流れる空気は、テープガイドのガイド面の凹溝を通って磁気テープとガイド面の間から排出されることになる。これにより、磁気テープとサーボ信号書込ヘッドの間に入り込む空気を減少させることができるため、磁気テープと磁気ヘッドの間のスペーシングを減少させることができる。したがって、磁気テープにサーボ信号を良好な記録状態で記録することができ、高品質な磁気テープを製造することができる。
本発明の磁気テープドライブによれば、走行する磁気テープの表面上を流れる空気は、テープガイドのガイド面の凹溝を通って磁気テープとガイド面の間から排出されるため、磁気テープと磁気ヘッドの間のスペーシングを減少させることができる。したがって、磁気テープに信号やデータを良好な記録状態で記録することができ、または、磁気テープから信号やデータを正確に読み取ることができる。
本発明の磁気テープの製造方法によれば、走行する磁気テープの表面上を流れる空気は、テープガイドのガイド面の凹溝を通って磁気テープとガイド面の間から排出されるため、磁気テープとサーボ信号書込ヘッドの間のスペーシングを減少させることができる。したがって磁気テープにサーボ信号を良好な記録状態で記録することができるため、高品質な磁気テープを製造することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態では、磁気テープのサーボバンドを、磁気テープの長手方向の一方向に向けて一方向に磁化した後に、このサーボバンドを前記一方向と逆方向に磁化してサーボ信号を書き込む場合を例として説明する。
なお、各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
<第一実施形態>
図1は、第一実施形態の磁気テープを示した図で、(a)は磁気テープの磁化状態を説明する拡大平面図、(b)は磁気テープから読み取ったサーボ信号を示した図、(c)はサーボ信号を書き込むときの信号を示した図である。図2は、第一実施形態のサーボライタを示した構成図である。図3は、第一実施形態のテープガイド及びサーボ信号書込ヘッドを示した図で、(a)は側面図、(b)は下面図である。
まず、第一実施形態の磁気テープの構成について説明した後に、その磁気テープにサーボ信号を書き込むためのサーボライタの構成を説明し、さらに、そのサーボライタを用いた磁気テープの製造方法について説明する。なお、サーボライタは、特許請求の範囲に記載の「磁気テープドライブ」に相当するものである。
[磁気テープの構成]
第一実施形態の磁気テープMTは、図1(a)に示すように、テープの長手方向に伸びる複数のサーボバンドSBと、各サーボバンドSBの間に位置するデータバンドDBとを有している。
各サーボバンドSBは、磁気テープMTの長手方向の一方向である走行方向(図中の矢印参照。以下、この走行方向を適宜「順方向」という。)に磁化されている。図1では、磁化されている方向を小さい矢印で示している。そして、サーボバンドSBを順方向と逆方向に磁化してサーボ信号SSが書き込まれている。
サーボ信号SSは、磁気テープMTの走行方向に対して、正の傾斜角をなす二本の縞状に磁化された部分であるバーストBaと、このバーストBaに続いて、走行方向に対して、負の傾斜角をなす二本の縞状に磁化された部分であるバーストBbとによって、一つのサーボパターンSPを形成しており、このサーボパターンSPが所定の間隔で長手方向に繰り返し形成されることにより、サーボ信号SSが構成されている。
なお、本実施形態では、二本ずつの正、負に傾斜した縞で、サーボパターンSPを構成しているが、例えば、五本の正、負に傾斜した縞で構成したり、五本の正、負に傾斜した縞と、四本の正、負に傾斜した縞とを交互に形成したりするなど、適宜変形が可能である。また、図1(a)においては、サーボ信号SSの構成を分かり易くするために、サーボパターンSPを磁気テープMTに対して、比較的大きく描いている。
また、各サーボバンドSBの間のデータバンドDBも一様に順方向に磁化されている。図1(a)に示した磁気テープMTは、データが未記録のものであって、データが記録されたときには、データバンドDBにデータの内容に応じて逆方向や順方向に磁化された部分が形成されることになる。
(磁気テープと磁気ヘッドの位置関係)
ここで、図1(a)には、磁気テープMTに対する磁気テープ記録再生装置(図示せず)の磁気ヘッドHの位置関係が示されている。
磁気ヘッドHは、サーボ信号SSを読み取るためのサーボ信号読取素子SHが、複数のサーボバンドSBの間隔と同じ間隔で磁気テープMTの幅方向に並んで配設されている。
そして、各サーボ信号読取素子SHの間には、データバンドDBに信号を記録するための複数の記録素子WHが磁気テープMTの幅方向に並んで配設されており、この記録素子WHの列が磁気テープ走行方向に二列設けられている。
さらに、各記録素子WHの間には、複数の再生素子RHが磁気テープMTの幅方向に一列に並んで配設されている。
以上のような磁気ヘッドHによって、磁気テープMTにデータの記録、再生を行うときには、サーボ信号読取素子SHでサーボ信号SSが読み取られることになる。このとき、サーボ信号SSのサーボパターンSPは、磁気テープMTの走行方向に対して傾斜しており、互いに非平行な縞により形成されていることから、サーボ信号読取素子SHがサーボ信号SSを読み取ってパルスを検出するタイミングは、磁気テープMTと磁気ヘッドHの幅方向についての相対位置によって異なる。そのため、パルスを読み取るタイミングが所定の条件になるように、磁気ヘッドHの位置を幅方向に制御することにより、記録素子WH又は再生素子RHがデータバンドDBの所定のトラックへ正確に配置されるように制御(トラッキング制御)することができる。
サーボ信号読取素子SHがサーボ信号SSを読み取ったときの出力(ピーク電圧値)は、信号が記録されていない部分と、信号が記録されている部分の切り替わりの磁界の変化率又は変化量に依存する。
そして、本実施形態では、順方向に磁化された地のサーボバンドSBの部分から逆方向に磁化されたサーボパターンSPの切り替わりの部分で、順方向から逆方向へ大きく磁気の向きが変わることになる。また、逆方向に磁化されたサーボパターンSPの部分から、順方向に磁化された地のサーボバンドSBの部分に切り替わるところでも逆方向から順方向へ大きく磁気の向きが変わることになる。そのため、この大きな磁気変化に応じて、サーボ信号読取素子SHは、図1(b)に示すように、大きな出力でサーボ信号SSを読み取ることができる。したがって、サーボ信号SSの読取信号のSN比を向上させることができる。
[サーボライタの構成]
次に、前記した磁気テープMTにサーボ信号SSを書き込むためのサーボライタについて説明する。なお、以下の説明において、磁気テープMTの構成要素については、適宜に図1を参照するものとする。
図2に示したサーボライタ10は、磁気テープMTのサーボバンドSBにサーボ信号SSを書き込むための装置であり、送出リール11、巻取リール12、駆動装置13、パルス発生回路14、サーボ信号書込ヘッド15、制御装置16、DC消磁ヘッド20を備えている。
また、サーボライタ10には、電源装置(図示せず)、磁気テープMTをクリーニングするクリーニング装置や書き込んだサーボ信号SSの検査を行うためのベリファイヘッド17等が装備されている。
なお、サーボ信号書込ヘッド15、DC消磁ヘッド20、ベリファイヘッド17は、特許請求の範囲に記載の「磁気ヘッド」に相当するものである。
(送出リール及び巻取リールの構成)
送出リール11では、サーボ信号SSの書き込み前に、幅広のウェブ原反から製品幅に裁断された磁気テープMTが、大径巻のパンケーキにセットされており、サーボ信号SSの書き込み時に磁気テープMTを送り出すように構成されている。
この送出リール11から送り出された磁気テープMTは、テープガイド30やガイドローラ18等に案内されてDC消磁ヘッド20、サーボ信号書込ヘッド15及びベリファイヘッド17に搬送される。
そして、DC消磁ヘッド20、サーボ信号書込ヘッド15及びベリファイヘッド17を通過した磁気テープMTは、ガイド18等に案内されて巻取リール12に搬送される。
巻取リール12は、駆動装置13によって回転駆動することにより、DC消磁ヘッド20、サーボ信号書込ヘッド15及びベリファイヘッド17を通過した磁気テープMTを巻き取るように構成されている。
(駆動装置の構成)
駆動装置13は、巻取リール12を回転駆動するための装置であり、図示しないモータ及びそのモータに電流を供給するためのモータ駆動回路、さらにモータ軸と巻取リール12を連結するためのギヤ等を備えている。
この駆動装置13では、制御装置16からのモータ電流信号に基づいてモータ駆動回路でモータ電流を発生させ、このモータ電流をモータに供給することにより、ギヤを介してモータの回転駆動力を巻取リール12に伝達して、巻取リール12を回転駆動させるように構成されている。
なお、前記した送出リール11、巻取リール12、駆動装置13、ガイド18が特許請求の範囲に記載の「磁気テープ走行系」に相当するものである。
(パルス発生回路の構成)
パルス発生回路14は、サーボ信号書込ヘッド15に記録パルス電流PCを供給する回路であり、各種電子部品を備えている。
このパルス発生回路14では、制御装置16からのパルス制御信号に基づいて、プラス極性のプラスパルス電流PP→ゼロ電流ZC→プラスパルス電流PP→ゼロ電流ZCの順に連続して発生させ、その後、所定時間電流を発生しない(ゼロ電流ZC)パターンを繰り返して、記録パルス電流PCを発生させている(図1(c)参照)。
そして、パルス発生回路14では、記録パルス電流PCをサーボ信号書込ヘッド15のコイル(図示せず)に供給している。
なお、プラスパルス電流PPの電流値は、サーボ信号書込ヘッド15が磁気テープMTの磁性層を磁化するのに十分な電流値であり、サーボ信号書込ヘッド15のコイルの特性等を考慮して設定されている。
また、プラスパルス電流PPのパルス幅(時間)は、サーボパターンSPの長手方向の所定の幅を規定することができ、磁気テープMTの走行速度やサーボ信号書込ヘッド15のヘッドギャップの形状等を考慮して設定されている。また、ゼロ電流ZCの所定時間は、前記したサーボパターンSPを形成する所定のインターバルを規定することができ、磁気テープMTの走行速度等を考慮して設定されている。
(サーボ信号書込ヘッドの構成)
サーボ信号書込ヘッド15は、サーボ信号SSを書き込むための磁気ヘッドであり、磁束を発生するためのコイル(図示せず)を備えるとともに、ヘッドギャップ(図示せず)が形成されている。
このサーボ信号書込ヘッド15では、磁気テープMTの幅方向における各サーボバンドSBの位置に対応させて、複数のヘッドギャップが一列に配置されている。また、ヘッドギャップは、半導体技術を応用したリソグラフィによって形成されており、テープ長手方向に対して所定の角度を有する非平行なハ字形状となっている。
(DC消磁ヘッドの構成)
DC消磁ヘッド20は、サーボ信号書込ヘッド15に対して、磁気テープ走行方向の上流側に配置されており、サーボ信号書込ヘッド15によって、磁気テープMTのサーボバンドSBにサーボ信号SSが書き込まれる前に、磁気テープMTのサーボバンドSB及びデータバンドDBを一様に順方向に磁化するための公知の磁気ヘッドである。
(ベリファイヘッドの構成)
ベリファイヘッド17は、サーボ信号書込ヘッド15に対して、磁気テープ走行方向の下流側に配置されている。このベリファイヘッド17は、サーボ信号書込ヘッド15によって、サーボバンドSBに書き込まれたサーボ信号SSの検査を行うための磁気ヘッドであり、読取素子(図示せず)でサーボ信号SSを読み取って、その読取信号を制御装置16に送信するように構成されている。
(制御装置の構成)
制御装置16は、サーボライタ10の各部の動作を制御する装置であり、CPU(Central Processing Unit)や各種記憶装置等を備えている。
この制御装置16では、サーボ信号SSを書き込むときの磁気テープMTの走行速度を一定にするために、駆動装置13のモータ電流を制御するためのモータ電流信号を生成して、駆動装置13に送信するように構成されている。
また、制御装置16では、サーボパターンSPの順方向の幅や、サーボパターンSPを形成する所定のインターバルを規定したサーボ信号SSを設定するために、記録パルス電流PCのプラスパルス電流PPの電流値、パルス幅および発生タイミングを制御するためのパルス制御信号を生成して、パルス発生回路14に送信するように構成されている。つまり、制御装置16では、前記したプラスパルス電流PP→ゼロ電流ZC→プラスパルス電流PP→ゼロ電流ZCのパルスパターンを生成している(図1(c)参照)。
さらに、制御装置16には、所定の規格に従ってサーボ信号SSが磁気テープMTに書き込まれた場合のサーボパターンの順方向の幅や、サーボパターンを形成するインターバル等のデータが記憶されている。そして、ベリファイヘッド17から受信したサーボ信号SSの読取信号に基づいて、サーボ信号書込ヘッド15によって書き込まれたサーボ信号SSのサーボパターンSPの順方向の幅やインターバル等を検出し、記憶されているサーボパターンのデータと比較することにより、そのサーボ信号SSが所定の規格に準じているか否かを判定するように構成されている。
(テープガイドの構成)
テープガイド30は、DC消磁ヘッド20、サーボ信号書込ヘッド15及びベリファイヘッド17に対して、それぞれ一対のテープガイド30a,30bが設けられている。このテープガイド30は、走行する磁気テープMTを、各ヘッド20,15,17の摺動面に沿わせて走行させるための部材である。
なお、DC消磁ヘッド20、サーボ信号書込ヘッド15及びベリファイヘッド17に設けられた各テープガイド30は同一の構成であるため、以下の説明では、サーボ信号書込ヘッド15に設けられたテープガイド30について説明し、その他のテープガイド30については説明を省略する。
サーボ信号書込ヘッド15に設けられた二体のテープガイド30a,30bは、図3(a)及び(b)に示すように、磁気テープ走行方向において、サーボ信号書込ヘッド15の両側に配置されており、摺接抵抗が少なく、耐摩耗性に優れたセラミック等の非磁性体によって形成された直方体の部材であり、サーボ信号書込ヘッド15を挟んで対称形状となっている。
磁気テープ走行方向の上流側に配置されたテープガイド30aでは、その下面が磁気テープMTを案内するガイド面31となっている。このガイド面31は、斜めに下方に向けて走行する磁気テープMTを、水平方向に案内するように円弧形状となっている。そして、ガイド面31に案内された磁気テープMTが水平方向に走行することにより、サーボ信号書込ヘッド15の摺動面15aに接触して摺動するように構成されている。なお、磁気テープMTが、サーボ信号書込ヘッド15の摺動面15aから僅かに離れた状態を保ちながら走行するように構成してもよい。
一方、磁気テープ走行方向の下流側に配置されたテープガイド30bのガイド面31は、サーボ信号書込ヘッド15の摺動面15aを通過して水平方向に走行する磁気テープMTを、斜め上方に向けて案内するように円弧形状となっている。
また、ガイド面31には、磁気テープMT側に空気を噴出する噴出孔33が複数形成されており、各噴出孔33から空気を噴出して、磁気テープMTをガイド面31から浮上させることにより、磁気テープMTをガイド面31に摺動させることなく、ガイド面31に沿って走行させている。
さらに、ガイド面31には、磁気テープMTの幅方向に延設された複数の凹溝32が磁気テープ走行方向に等間隔で並設されている。この凹溝32は、矩形断面の溝であり、長手方向の両端部はテープガイド30a,30bの側面に開口されている。
[テープガイドの作用効果]
以上のように構成されたテープガイド30は、次のような作用効果を奏する。
図3(a)及び(b)に示すテープガイド30では、磁気テープMTを案内するガイド面31に複数の凹溝32が形成されており、走行する磁気テープMTの表面上を流れる空気は、ガイド面31の各凹溝32内に流れ込み、各凹溝32の両端部から排出されることになる。これにより、磁気テープMTとサーボ信号書込ヘッド15の間に入り込む空気を減少させることができるため、磁気テープMTとサーボ信号書込ヘッド15の間のスペーシングを減少させることができる。したがって、磁気テープMTにサーボ信号SSを良好な記録状態で記録することができる。
なお、図2に示すDC消磁ヘッド20では、テープガイド30によって、磁気テープMTとDC消磁ヘッド20の間のスペーシングを減少させることができるため、磁気テープMTを確実に順方向に磁化することができる。さらに、ベリファイヘッド17では、テープガイド30によって、磁気テープMTとベリファイヘッド17の間のスペーシングを減少させることができるため、磁気テープMTからサーボ信号SSを正確に読み取ることができる。
[磁気テープの製造方法]
次に、前記したサーボライタ10を用いた磁気テープMTの製造方法について説明する。なお、以下の説明において、磁気テープMTの構成要素については、適宜に図1を参照するものとする。
まず、図2に示すように、サーボライタ10の送出リール11として、パンケーキ状の磁気テープMTをセットし、磁気テープMTの先端を引き出す。この磁気テープMTの先端を、ガイド18等を介して巻取リール12の巻心に結合する。
この状態で駆動装置13によって巻取リール12を回転駆動させて、磁気テープMTを巻取リール12に巻き取らせることにより、磁気テープMTを送出リール11から巻取リール12に向けて走行させる。
送出リール11から送り出された磁気テープMTは、DC消磁ヘッド20を通過することにより、サーボバンドSB及びデータバンドDBが一様に順方向に磁化される。
さらに、走行する磁気テープMTのサーボバンドSBには、DC消磁ヘッド20によって順方向に磁化された後に、サーボ信号書込ヘッド15によって、サーボ信号SSが書き込まれることになる。
具体的には、制御装置16から所定のパターンでパルス列の記録パルス電流PCがサーボ信号書込ヘッド15のヘッドギャップのコイルに流される。この記録パルス電流PCは、プラスパルス電流PP→ゼロ電流ZC→プラスパルス電流PP→ゼロ電流ZCの電流が所定の周期で現れる(図1(c)参照)。そして、サーボ信号書込ヘッド15では、パルス発生回路14から記録パルス電流PCが供給されると、プラスパルス電流PPがコイルに流れた時には、ヘッドギャップからの漏れ磁束によって磁気テープMTの磁性層が順方向と逆方向に磁化され、ゼロ電流ZCの時には、磁気テープMTの磁性層は磁化されない。その結果、磁気テープMTの順方向に磁化された地のサーボバンドSBに、逆方向に磁化されたサーボパターンSPが形成されることになる。
このようにして、サーボ信号SSが書き込まれた磁気テープMTは、ベリファイヘッド17によってサーボ信号SSが読み取られ、サーボ信号SSが制御装置16によって検査された後に、巻取リール12に巻き取られる。そして、製品の仕様に応じたテープ長さに裁断されて、カートリッジケース等に収納される(図示せず)。
[サーボライタ及び磁気テープの製造方法の作用効果]
以上のようなサーボライタ10及び磁気テープMTの製造方法は、次のような作用効果を奏する。
前記したサーボライタ10、及びそのサーボライタ10を用いた磁気テープMTの製造方法では、図1(a)に示すように、磁気テープMTのサーボバンドSBを順方向に磁化した後に、サーボバンドSBを順方向と逆方向に磁化してサーボ信号SSを書き込むように構成されており、磁気ヘッドHでサーボ信号SSを読み取ったときに、磁界の変化率及び変化量が大きくなり、サーボ信号SSの出力が大きくなる。これにより、サーボ信号SSの読取信号のSN比が向上するため、高精度な磁気ヘッドHの位置制御を行うことができる。
また、図3(a)及び(b)に示すように、ガイド面31に複数の凹溝32が形成されたテープガイド30を用いることにより、磁気テープMTとサーボ信号書込ヘッド15の間のスペーシングが減少されるため、磁気テープMTにサーボ信号SSを記録することができる。また、DC消磁ヘッド20(図2参照)では、テープガイド30によって、磁気テープMTとDC消磁ヘッド20の間のスペーシングを減少させることができるため、磁気テープMTを確実に順方向に磁化することができる。さらに、ベリファイヘッド17では、テープガイド30によって、磁気テープMTとベリファイヘッド17の間のスペーシングを減少させることができるため、磁気テープMTからサーボ信号SSを正確に読み取ることができ、検査精度を向上させることができる。したがって、前記した磁気テープMTの製造方法では、高品質な磁気テープMTを製造することができる。
[第一実施形態の変形例]
以上、本発明の第一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されない。例えば、第一実施形態では、図3(a)及び(b)に示すように、ガイド面31の凹溝32を、磁気テープMTの幅方向に延設しているが、凹溝32の本数や延長方向は限定されるものではなく、凹溝32を磁気テープMTの長手方向に延設してガイド面31に形成してもよい。
また、ガイド面31に形成する凹溝32の幅や深さは限定されるものではないが、例えば、凹溝32の幅及び間隔は1mm、凹溝32の深さは0.5mm、テープガイド30a,30bとサーボ信号書込ヘッド15の間隔はそれぞれ5mmに設定することができる。
また、第一実施形態では、磁気テープ走行方向の上流側及び下流側のテープガイド30a,30bのガイド面31に凹溝32を形成しているが、磁気テープ走行方向の上流側又は下流側のテープガイド30a,30bの一方のみに凹溝32を形成してもよい。特に、磁気テープ走行方向の上流側に配置されたテープガイド30aのガイド面31に凹溝32を形成することにより、走行する磁気テープMTの表面上を流れる空気を効果的に減少させることができる。
さらに、第一実施形態では、図2に示すように、磁気テープMTにサーボ信号SSを書き込むためのサーボライタ10に本発明を適用した場合について説明したが、各種の磁気テープドライブに適用することができる。
また、図1(a)に示すように、磁気テープMTのサーボバンドSB及びデータバンドDBを一様に順方向に磁化しているが、サーボバンドSBのみを順方向に磁化し、データバンドDBは一方向に磁化しないように構成してもよい。
<第二実施形態>
次に、第二実施形態のサーボライタについて説明する。
図4は、第二実施形態のテープガイド及びサーボ信号書込ヘッドを示した部分側面図である。
第二実施形態において、磁気テープ走行方向の上流側に配置されたテープガイド30a´は、図4に示すように、前記した第一実施形態のテープガイド30a(図3参照)と略同様の構成であり、テープガイド30a´のガイド面31に形成された各凹溝32の間隔が異なっている。
第二実施形態のテープガイド30a´のガイド面31に形成された各凹溝32では、隣り合う凹溝32の間隔が、サーボ信号書込ヘッド15に近づくにつれて狭くなるように構成されている。具体的には、サーボ信号書込ヘッド15側に最も近い凹溝32aと、その凹溝32aの上流側に隣り合う凹溝32bとの間隔P1を一とした場合、凹溝32bとその上流側の凹溝32cの間隔P2は二倍、凹溝32cとその上流側の凹溝32dの間隔P3は三倍、凹溝32dとその上流側の凹溝32eの間隔P4は四倍となっている。
このように、サーボ信号書込ヘッド15に対して磁気テープ走行方向の上流側に配置されたテープガイド30a´において、磁気テープ走行方向に並設された凹溝32a〜32eの間隔を、サーボ信号書込ヘッド15に近づくにつれて狭くなるように構成することにより、走行する磁気テープMTの表面上を流れる空気が、磁気テープMTとガイド面31の間から徐々に排出されることになる。これにより、磁気テープMTとガイド面31の間に介在する空気が全て排出されないため、磁気テープMTをガイド面31から浮上させつつ、磁気テープMTとサーボ信号書込ヘッド15のスペーシングを減少させることができる。
<第三実施形態>
次に、第三実施形態のサーボライタについて説明する。
図5は、第三実施形態のテープガイド及びサーボ信号書込ヘッドを示した図で、(a)は吸引手段の側面図、(b)は吸引手段の変形例を示した側面図である。
第三実施形態のサーボライタは、前記した第二実施形態のサーボライタと略同様の構成であり、ヘッドとテープガイドの間に、走行する磁気テープをヘッド側に吸い寄せる吸引手段が設けられている点が異なっている。
サーボ信号書込ヘッド15を例にして具体的に説明すると、図5(a)に示すように、テープガイド30a´とサーボ信号書込ヘッド15の間に形成された空間40の下部に仕切り板41が水平に設けられており、この仕切り板41とテープガイド30a´及びサーボ信号書込ヘッド15との間には、僅かに隙間が形成されている。また、仕切り板41に吸引孔を貫通させてもよい。そして、吸引装置43によって、空間40の空気を吸い出すことにより,空間40内が負圧状態となる。これにより、仕切り板41とテープガイド30a´及びサーボ信号書込ヘッド15との隙間、または仕切り板41に形成された吸引孔には吸引作用が生じることになり、この吸引作用によって、走行する磁気テープMTがサーボ信号書込ヘッド15側に引き寄せられることになる。
このように、走行する磁気テープMTを各ヘッド15,20,17側に引き寄せる吸引手段を、テープガイド30と各ヘッド15,20,17の間にそれぞれ設けることにより、磁気テープMTとサーボ信号書込ヘッド15を適正な接触圧で接触させることができる。なお、この吸引手段を、磁気テープ走行方向において、各ヘッド15,20,17の両側に設けることにより、磁気テープMTと各ヘッド15,20,17をより確実に接触させることが望ましい。
さらに、前記した吸引手段の変形例としては、図5(b)に示すように、テープガイド30a´とサーボ信号書込ヘッド15の間に形成された空間40の下部に、磁気テープMTの幅方向に延設された吸引管42を設け、この吸引管42の下部に形成された吸引孔42aから空気を吸い込むことにより、走行する磁気テープMTをサーボ信号書込ヘッド15側に引き寄せるように構成することもできる。
第一実施形態の磁気テープを示した図で、(a)は磁気テープの磁化状態を説明する拡大平面図、(b)は磁気テープから読み取ったサーボ信号を示した図、(c)はサーボ信号を書き込むときの信号を示した図である。 第一実施形態のサーボライタを示した構成図である。 第一実施形態のテープガイド及びサーボ信号書込ヘッドを示した図で、(a)は側面図、(b)は下面図である。 第二実施形態のテープガイド及びサーボ信号書込ヘッドを示した部分側面図である。 第三実施形態のテープガイド及びサーボ信号書込ヘッドを示した図で、(a)は吸引手段の側面図、(b)は吸引手段の変形例を示した側面図である。
符号の説明
10 サーボライタ
11 送出リール
12 巻取リール
13 駆動装置
14 パルス発生回路
15 サーボ信号書込ヘッド
16 制御装置
17 ベリファイヘッド
20 DC消磁ヘッド
30 テープガイド
30a 上流側のテープガイド
30b 下流側のテープガイド
31 ガイド面
32 凹溝
DB データバンド
SB サーボバンド
SP サーボパターン
SS サーボ信号

Claims (4)

  1. 磁気テープの記録又は再生に用いられる磁気テープドライブであって、
    前記磁気テープの記録又は再生を行う磁気ヘッドと、
    走行する前記磁気テープを、前記磁気ヘッドに沿わせて走行させるためのテープガイドと、を備え、
    前記テープガイドは、前記磁気テープを案内するガイド面を有しており、前記ガイド面には、凹溝が形成されていることを特徴とする磁気テープドライブ。
  2. 前記テープガイドは、前記磁気ヘッドに対して磁気テープ走行方向の上流側に配置されており、前記ガイド面には、前記磁気テープの幅方向に延設された複数の前記凹溝が磁気テープ走行方向に並設され、隣り合う前記凹溝の間隔が、前記磁気ヘッドに近づくにつれて狭くなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気テープドライブ。
  3. 前記テープガイドと前記磁気ヘッドの間には、走行する前記磁気テープを前記磁気ヘッド側に引き寄せる吸引手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の磁気テープドライブ。
  4. 送出リールから送り出した磁気テープを巻取リールで巻き取って走行させる磁気テープ走行系と、
    走行する前記磁気テープのサーボバンドに、磁気ヘッドのトラッキング制御をするためのサーボ信号を書き込むサーボ信号書込ヘッドと、
    走行する前記磁気テープを、前記磁気ヘッドに沿わせて走行させるためのテープガイドと、を備え、
    前記テープガイドは、前記磁気テープを案内するガイド面を有し、前記ガイド面には、凹溝が形成されているサーボライタを用いた磁気テープの製造方法であって、
    前記磁気テープ走行系によって、前記磁気テープを前記送出リールから前記巻取リールに向けて走行させる段階と、
    走行する前記磁気テープを、前記テープガイドによって前記サーボ信号書込ヘッドに沿わせて走行させ、前記サーボ信号書込ヘッドによって前記磁気テープの前記サーボバンドに前記サーボ信号を書き込む段階と、
    を含むことを特徴とする磁気テープの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009280304A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Oki Semiconductor Co Ltd テープガイド装置
JP2010218655A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Hitachi Maxell Ltd 磁気テープ装置
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