JP4592807B1 - ディスク装置およびこれに用いる呼吸フィルタ - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルタを通じて外部から入ってくる空気が直接ディスク上へ運ばれるリスクを低減し、信頼性の高い呼吸フィルタ、およびこれを備えたディスク装置を提供する。
【解決手段】ディスク装置は、ディスク状の記録媒体16を収納する筺体10と、記録媒体を回転させる駆動部と、記録媒体に対して情報処理を行うヘッドと、筺体内に設けられる呼吸フィルタ50であって、記録媒体に対向する内側部と、この内側部に対して記録媒体と反対側に位置する外側部とを有し、空気中の物質を吸着させる吸着材80を収容するケーシングと、ケーシングに形成され外気を取り入れる吸気孔56と、外側部に設けられ、吸着材を通過した外気をディスク装置内に排気する排気口57と、を備える呼吸フィルタと、を具備する。
【選択図】 図5
【解決手段】ディスク装置は、ディスク状の記録媒体16を収納する筺体10と、記録媒体を回転させる駆動部と、記録媒体に対して情報処理を行うヘッドと、筺体内に設けられる呼吸フィルタ50であって、記録媒体に対向する内側部と、この内側部に対して記録媒体と反対側に位置する外側部とを有し、空気中の物質を吸着させる吸着材80を収容するケーシングと、ケーシングに形成され外気を取り入れる吸気孔56と、外側部に設けられ、吸着材を通過した外気をディスク装置内に排気する排気口57と、を備える呼吸フィルタと、を具備する。
【選択図】 図5
Description
この発明は、ディスク装置および、ディスク装置に用いるフィルタに関する。
近年、コンピュータの外部記録装置や画像記録装置として磁気ディスク装置、光ディスク装置などのディスク装置が広く用いられている。
一般に、磁気ディスク装置、例えば、ハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)は、磁気ディスク、磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、磁気ディスクに対してデータのリード/ライトを行う磁気ヘッド、磁気ヘッドを支持したキャリッジアッセンブリ、キャリッジアッセンブリを駆動するボイスコイルモータ、基板ユニット等を備え、これらはほぼ密閉構造の筐体に収容されている。HDDは、筐体に形成された通気孔から流入する外気の塵挨、湿気、ガス成分を除去する呼吸フィルタを備えている。
一般に、磁気ディスク装置、例えば、ハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)は、磁気ディスク、磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、磁気ディスクに対してデータのリード/ライトを行う磁気ヘッド、磁気ヘッドを支持したキャリッジアッセンブリ、キャリッジアッセンブリを駆動するボイスコイルモータ、基板ユニット等を備え、これらはほぼ密閉構造の筐体に収容されている。HDDは、筐体に形成された通気孔から流入する外気の塵挨、湿気、ガス成分を除去する呼吸フィルタを備えている。
HDDにおいて、筐体内外を通じる流路として、活性炭等の吸着材を多く搭載できるケーシングタイプの呼吸フィルタが広く用いられている。筺体のベースあるいはトップカバーに呼吸孔を設け、この呼吸孔に重ねて呼吸フィルタを貼り付ける構造の場合、ケーシングにおいて、呼吸孔と反対側に排気口を有し、呼吸孔からケーシング内に入った外気は、活性炭等により濾過された後、排気口から筺体内部に流入する(例えば、特許文献1)。
上記のように構成されたHDDにおいて、呼吸フィルタを通じて筐体外部より内部へ入った空気は、フィルタで除去しきれなかった外部の埃、塵等の汚濁物を含む可能性がある。また、呼吸フィルタに強い衝撃が作用した場合、呼吸フィルタの吸着材として封入している活性炭等が、排気口に貼り付けたメンブレン等を通り抜けて筐体内へ入る可能性が考えられ、これらの場合、呼吸フィルタの排気口付近に汚濁物が存在する可能性が高い。
磁気ディスク装置において、ディスクが回転している時に発生する空気の流れは、ディスク表面近くではディスク中心から外周側へ向かう流れとなり、ディスクから離れた面、すなわちベース、ないしはトップカバー近くでは、ディスクの外周側から中心へ向かう流れとなる。ケーシングタイプの呼吸フィルタにおいて、上述のように排気口を呼吸孔の反対側とし、かつ吸着材を多く搭載できるように十分な高さの構成とすると、必然的にその排気口は、ケーシングを貼り付けた面の反対側のベース、あるいはトップカバーの面近くとなる。そのため、呼吸フィルタを通じて装置の筺体外部から内部へ入った汚濁物や、フィルタの吸着材の粉末等を含むリスクのある空気が、ディスク中心側へ向かう流れに引き込まれる。この流れは、ディスク中心でディスクに近づき、今度は外周側へ向かってディスク表面を流れる流れとなるため、この流れに汚濁物等がふくまれることはディスク表面や磁気ヘッドを傷つけるリスクがあり、磁気ディスク装置の信頼性を損ねる要因となる。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、フィルタを通じて外部から入ってくる空気が直接ディスク上へ運ばれるリスクを低減し、信頼性の向上を図ることが可能なディスク装置、およびディスク装置に用いる呼吸フィルタを提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の態様に係るディスク装置は、ディスク状の記録媒体を収納する筺体と、前記記録媒体を回転させる駆動部と、前記記録媒体に対して情報処理を行うヘッドと、前記筺体内に設けられる呼吸フィルタであって、前記記録媒体に対向する内側部と、この内側部に対して前記記録媒体と反対側に位置する外側部とを有し、空気中の物質を吸着させる吸着材を収容するケーシングと、前記ケーシングに形成され外気を取り入れる吸気孔と、前記外側部に設けられ、前記吸着材を通過した外気をディスク装置内に排気する排気口と、を備える呼吸フィルタと、を具備することを特徴とする。
この発明の他の形態に係る呼吸フィルタは、ディスク状の記録媒体を備えるディスク装置に用いる呼吸フィルタであって、前記記録媒体に対向する内側部と、この内側部に対して前記記録媒体と反対側に位置する外側部とを有し、空気中の物質を吸着させる吸着材を収容するケーシングと、前記ケーシングに形成され外気を取り入れる吸気孔と、前記外側部に設けられ、前記吸着材を通過した外気をディスク装置内に排気する排気口と、を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、フィルタを通じて外部から入ってくる空気が直接ディスク上へ運ばれるリスクを低減し、信頼性の向上を図ることが可能な呼吸フィルタ、およびこれを備えたディスク装置を提供することができる。
以下図面を参照しながら、この発明の実施形態に係るHDDについて詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態に係るHDDのトップカバーを取り外して内部構造を示している。図1に示すように、HDDは筺体10を備えている。筺体10は、上面の開口した矩形箱状のベース12と、複数のねじによりベースにねじ止めされてベースの上端開口を閉塞した後述するトップカバー11と、を有している。ベース12は、矩形状の底壁12aと、底壁の周縁に沿って立設された側壁12bとを有している。
図1は、第1の実施形態に係るHDDのトップカバーを取り外して内部構造を示している。図1に示すように、HDDは筺体10を備えている。筺体10は、上面の開口した矩形箱状のベース12と、複数のねじによりベースにねじ止めされてベースの上端開口を閉塞した後述するトップカバー11と、を有している。ベース12は、矩形状の底壁12aと、底壁の周縁に沿って立設された側壁12bとを有している。
筺体10内には、ベース12の底壁12aに取り付けられたスピンドルモータ18と、このスピンドルモータによって支持および回転される磁気ディスク16とが配設されている。また、筺体10内には、磁気ディスク16に対して情報の記録、再生を行なう複数の磁気ヘッド17、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク16に対して移動自在に支持したキャリッジアッセンブリ22、キャリッジアッセンブリを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)24、磁気ヘッドが磁気ディスクの最外周に移動した際、磁気ヘッドを磁気ディスクから離間した退避位置に保持するランプロード機構25、HDDに衝撃等が作用した際、キャリッジアッセンブリを退避位置に保持するイナーシャラッチ機構27、およびプリアンプ等を有する基板ユニット21が収納されている。ベース12の底壁12a外面には、図示しないプリント回路基板がねじ止めされている。プリント回路基板は、基板ユニット21を介してスピンドルモータ18、VCM24、および磁気ヘッドの動作を制御する。
記録媒体としての磁気ディスク16は、例えば、直径65mm(2.5インチ)に形成され、上面および下面に磁気記録層を有している。磁気ディスク16は、スピンドルモータ18の図示しないハブに互いに同軸的に嵌合されているとともにクランプばね27によりクランプされ、ハブに固定されている。これにより、磁気ディスク16は、ベース12の底壁12aおよびトップカバーと平行に位置した状態に支持されている。そして、磁気ディスク16は、駆動部としてのスピンドルモータ18により所定の速度、例えば、5400rpmあるいは7200rpmの速度で矢印A方向に回転される。
側壁12bの内、ベース12の長手方向のほぼ半分の領域に位置した側壁12bは、磁気ディスク16の外周縁を囲んで位置している。この側壁12bの内面12cは、磁気ディスク16の外周縁に沿って円弧状に形成され、磁気ディスクの外周縁に僅かな隙間を置いて対向している。
キャリッジアッセンブリ22は、ベース12の底壁12a上に固定された軸受部26と、軸受部から延出した2本のアーム28と、を備えている。軸受部26は、ベース12の長手方向に沿って磁気ディスクの回転中心から離間して位置しているとともに、磁気ディスクの外周縁近傍に位置している。2本のアーム28は、磁気ディスク16の表面と平行に、かつ、互いに所定の間隔を置いて位置しているとともに、軸受部26から同一の方向へ延出している。キャリッジアッセンブリ22は、弾性変形可能な細長い板状のサスペンション30を備えている。サスペンション30は、その基端がスポット溶接あるいは接着によりアーム28の先端に固定され、アームから延出している。なお、各サスペンション30は対応するアーム28と一体に形成されていてもよい。
サスペンション30の延出端には磁気ヘッド17が取り付けられている。磁気ヘッド17は、ほぼ矩形状のスライダとこのスライダに形成された記録再生用のMR(磁気抵抗)ヘッドとを有し、サスペンション30の先端部に形成されたジンバル部に固定されている。それぞれサスペンション30に取り付けられた2つの磁気ヘッド17は、互いに向かい合って位置し、磁気ディスク16を両面側から挟むように配設されている。
一方、キャリッジアッセンブリ22は、軸受部26からアーム28と反対の方向へ延出した支持枠34を有し、この支持枠により、VCM24の一部を構成するボイスコイル36が支持されている。支持枠34は、合成樹脂によりボイスコイル36の外周に一体的に成形されている。ボイスコイル36は、ベース12上に固定された一対のヨーク38間に位置し、これらのヨーク、および一方のヨークに固定された図示しない磁石とともにVCM24を構成している。ボイスコイル36に通電することにより、軸受部26の回りでキャリッジアッセンブリ22が矢印B方向に回動し、磁気ヘッド17は磁気ディスク16の所望のトラック上に移動および位置決めされる。これにより、磁気ヘッド17は、磁気ディスク16に対して情報の書き込みあるいは読み出しを行うことができる。キャリッジアッセンブリ22およびVCM24はヘッドアクチュエータを構成している。
ランプロード機構25は、ベース12の底壁12aに設けられているとともに磁気ディスク16の外側に配置されたランプ40と、各サスペンション30の先端から延出したタブ42と、を備えている。ランプ40は、磁気ディスク16の回転方向Aに関して、軸受部26の下流側に位置している。キャリッジアッセンブリ22が回動し、磁気ヘッド32が磁気ディスク16a、16bの外側の退避位置まで回動する際、各タブ42は、ランプ40に形成されたランプ面と係合し、その後、ランプ面の傾斜によって引き上げられ、磁気ヘッド32をアンロードする。
基板ユニット21は、フレキシブルプリント回路基板により形成された本体21aを有し、この本体21aはベース12の底壁12aに固定されている。本体21a上にはヘッドアンプ等の電子部品が実装されている。基板ユニット21は本体21aから延出したメインフレキシブルプリント回路基板(以下、メインFPCと称する)21bを有している。メインFPC21bの延出端は、キャリッジアッセンブリ22の軸受部26近傍に接続され、更に、アーム28およびサスペンション30上に設けられた図示しないケーブルを介して磁気ヘッド17に電気的に接続されている。基板ユニット21の本体底面にはプリント回路基板と接続するための図示しないコネクタが実装されている。
HDDは、トップカバーあるいはベース12の底壁12aに形成された呼吸孔から流入する外気に含まれる物質、例えば、塵挨、湿気、ガス成分等の汚濁物、を捕獲除去する呼吸フィルタ50、および可動部の稼動によって筐体内に発生した塵埃を捕獲する循環フィルタ51を備えている。これらの呼吸フィルタ50および循環フィルタ51は、磁気ディスク16の周囲に配設されている。
詳細に述べると、循環フィルタ51は、例えば、矩形のマット状に形成され、ベース12の角部の内、磁気ディスク16の回転方向Aに関して、磁気ヘッド17あるいはランプ40の下流側で磁気ヘッド17あるいはランプ40に最も近い角部に設けられている。ベース12は、側壁12bに形成され循環フィルタ51に空気流を導くガイド流路53を有している。磁気ディスク16が高速回転することによりその回転方向に沿った空気流が発生する。空気流の一部は、ガイド流路53に流入し、循環フィルタ51を通過し、空気流に含まれる塵埃が循環フィルタ51に捕獲される。その後、空気流は、磁気ディスク16の方向に戻され、磁気ディスクの外周縁に沿って流れる空気流と合流される。
一方、呼吸フィルタ50は、ベース12の角部の内、磁気ディスク16の回転方向Aに関して、循環フィルタ51の下流側で循環フィルタに最も近い角部に設けられている。図2は、呼吸フィルタと磁気ディスク16と配置関係を示す斜視図、図3は、呼吸フィルタを拡大して示す斜視図、図4は、呼吸フィルタと磁気ディスク16と配置関係を示すHDDの断面図、図5は、呼吸フィルタを拡大して示す断面図である。
図2、図3および図5に示すように、呼吸フィルタ50は、合成樹脂等により形成された細長いほぼ矩形状あるいは円弧状のケーシング52を備えている。ケーシング52は、ほぼ平坦な上壁および底壁54a、磁気ディスク16の外周縁形状に沿ったほぼ円弧状の内側壁54b、および内側壁と反対側に位置する外側壁54cとを有している。外側壁54cは、筺体10の側壁12bの角部に合わせてほぼ台形状に形成されている。
ケーシング52の底壁54aには、吸気孔56が形成され、また、外側壁54cには、排気口57が形成されている。排気口57は、メンブレン等の通気性を有するカバーフィルム58によって覆われている。ケーシング52内には、底壁54aと平行に、かつ、隙間を置いて、下部隔壁60が形成され、底壁と下部隔壁60との間に通気路61が形成されている。また、下部隔壁60において、排気口57から離れた位置に通気孔62が形成されている。通気路61は、吸気孔56および通気孔62に連通している。
ケーシング52内には排気側隔壁64が立設され、この排気側隔壁は、排気口57と隙間を置いて対向している。排気側隔壁64の上端は、ケーシング52の上壁と隙間を置いて位置し、上壁との間に通気路66を形成している。
ケーシング52の上壁には、比較的大きな上面開口67が形成され、組立時に、この上面開口67からケーシング52内に、活性炭等の吸着材80が充填される。吸着材80の充填後、上面開口67は、PETのような通気性のないカバーフィルム68で塞がれている。
上記のように構成された呼吸フィルタ50は、図1、図2、図4、および図5に示すように、筺体10に形成され呼吸孔82に重ねて設けられている。本実施形態において、呼吸孔82は、例えば、ベース12の底壁12aに貫通形成され、この呼吸孔82を通して、外気を筺体10へ吸い込みことができる。呼吸孔82は、筺体10の角部に形成されている。
呼吸フィルタ50は、呼吸孔82を覆うように、ケーシング52の底面が粘着層84によりベース12の底壁12a上に貼り付けられている。この際、ケーシング52は、底壁54aの吸気孔56が呼吸孔82と整列して位置し、呼吸孔82と連通するように、配置されている。
また、ケーシング52は、内側壁54bが磁気ディスク16の外周縁と僅かな隙間を置いて対向し、かつ、外側壁54cが磁気ディスク16と反対側に位置した状態で、配置されている。これにより、外側壁54cに形成された排気口57は、磁気ディスク16の反対側に位置し、磁気ディスクから離れて位置している。また、ケーシング52の上壁は、トップカバー11と隙間を置いて対向している。
上記のように構成されたHDDによれば、スピンドルモータ18により駆動されて磁気ディスク16が高速で回転すると、図4および図5に矢印で示すように、磁気ディスク16の表面に沿ってディスクの内周側から外周側へ向かう空気の流れが生じる。このため、磁気ディスク中心部は気圧が低くなり、その結果、トップカバー11あるいはベース12に沿って磁気ディスク中心部へ流れ込む空気の流れが発生する。従って、トップカバー11およびベース12の底壁12a付近では、磁気ディスク16の外周側から中心部へ向かう空気の流れが存在し、この流れに汚濁物等が混入すると、磁気ディスク表面へ運ばれる可能性が高く、磁気ディスクの信頼性を損なう。
呼吸フィルタ50においては、図5に示すように、呼吸孔82から吸気孔56を通して呼吸フィルタ50内に流入する外気は、通気路61を流れ、通気孔62からケーシング52の収容室79内に流入する。そして、外気は、収容室79内に収容された活性炭等の吸着材80内を通り、この際、吸着材80により外気中に含まれる塵挨、湿気、ガス成分等の汚濁物が除去される。汚濁物が除去された外気は、通気路66を通って排気口57に向かい、カバーフィルム58を通して筺体10内に排気される。このように、ケーシング52内に、下部隔壁60、通気孔62、排気側隔壁64、および通気路66が設けられていることから、吸気孔56からケーシング52内に流入した外気は、直接、排気口57に流れ込むことがなく、活性炭等の吸着材80に十分接触した後に、排気口57から排気される。これにより、外気中の汚濁物を効率よく除去することができ、呼吸フィルタ50の機能を有効に発揮することができる。
また、ケーシング52の排気口57は、磁気ディスク16と反対側に位置した外側壁54cに設けられ、磁気ディスク16と反対側に、磁気ディスクから離れて位置している。すなわち、排気口57は、磁気ディスク16の中心側へ向かう空気の流れが生じる領域から離れた位置に設けられている。そのため、呼吸フィルタ50で除去されずに外気に混じって排気される汚濁物、あるいは、吸着材80の破片が排気口57から筺体10内に排気された場合でも、これらの汚濁物あるいは破片等は、磁気ディスク16の中心側へ向かう空気の流れによって直接、磁気ディスク16上へ運ばれることがなくなる。図5に示すように、排気口57から排出された汚濁物あるいは破片等Cは、呼吸フィルタ50とベース12の側壁12bとの間の空間に滞留して留まり、磁気ディスク16の表面上へ運ばれることが抑制される。
以上のことから、呼吸フィルタを通じて外部から入ってくる空気が直接、磁気ディスク16上へ運ばれるリスクを低減し、信頼性の高い呼吸フィルタ、およびこれを備えたディスク装置が得られる。
なお、上述した第1の実施形態において、呼吸孔82をベース12に設け、呼吸フィルタ50をベースの底壁上に設ける構成としたが、これに限らず、呼吸孔をトップカバーに形成し、呼吸フィルタをトップカバーの内面上に配置する構成としてもよい。この場合においても、ケーシング52の排気口57は、磁気ディスク16と反対側に設けられる。また、呼吸フィルタ50は、筺体10内の角部に限らず、他の部位に設けても良い。
次に、この発明の第2の実施形態に係る呼吸フィルタについて説明する。
図6は、第2の実施形態に係る呼吸フィルタが配置された部分のHDDの断面図、図7は、呼吸フィルタの一部を分解して示す斜視図である。
図6および図7に示すように、呼吸フィルタ50は、合成樹脂等により形成された細長いほぼ矩形状あるいは円弧状のケーシング52を備えている。ケーシング52は、ほぼ平坦な上壁および底壁54a、磁気ディスク16の外周縁形状に沿ったほぼ円弧状の内側壁54b、および内側壁と反対側に位置する外側壁54cとを有している。
図6は、第2の実施形態に係る呼吸フィルタが配置された部分のHDDの断面図、図7は、呼吸フィルタの一部を分解して示す斜視図である。
図6および図7に示すように、呼吸フィルタ50は、合成樹脂等により形成された細長いほぼ矩形状あるいは円弧状のケーシング52を備えている。ケーシング52は、ほぼ平坦な上壁および底壁54a、磁気ディスク16の外周縁形状に沿ったほぼ円弧状の内側壁54b、および内側壁と反対側に位置する外側壁54cとを有している。
ケーシング52の底壁54aには、吸気孔56が形成されている。ケーシング52内には、底壁54aと平行に、かつ、隙間を置いて、下部隔壁60が形成され、底壁と下部隔壁60との間に通気路61が形成されている。また、下部隔壁60において、排気口57から離れた位置に通気孔62が形成されている。通気路61は、吸気孔56および通気孔62に連通している。
ケーシング52の上壁には、比較的大きな上面開口67が形成され、組立時に、この上面開口67からケーシング52の収容室79内に、活性炭等の吸着材80が充填される。吸着材80の充填後、上面開口67は、メンブレン等の通気性を有するカバーフィルム86で塞がれている。また、カバーフィルム86および外側壁54cの外側に、隙間88を置いて、PETのような通気性のないフィルム状の外面カバー90が設けられ、カバーフィルム86および外側壁54cを外側から覆っている。隙間88は、外側壁54cの下端部外側で、外部に開口し、排気口57を形成している。
また、隙間88は、簡易ラビリンス構造のように汚濁物をプールするプール部の機能を持ち、筺体10内部へ汚濁物を運ぶ可能性を小さくする。更に、外面カバー90のカバーフィルム86側の面に、汚濁物を吸着する吸着層92を設けても良い。この吸着層92は、アウトガス等の問題がなければ、PETのような通気性のない外面カバー90をケーシング52に接着する接着面を開放するだけでも良いし、フローバイフィルタのように汚濁物を吸着する構造物を貼り付けても良い。
図7は、外面カバー90を貼り付ける前の構造を示している。ケーシング52の外周部を隙間の分高く成形し、この縁の面に外面カバー90を貼り付ける。これにより、ケーシング52の形状に複雑にする必要がなく、製造コストの増加を極力抑えることができる。
上記のように構成された呼吸フィルタ50は、図6に示すように、筺体10に形成され呼吸孔82に重ねて設けられている。呼吸フィルタ50は、呼吸孔82を覆うように、ケーシング52の底面が粘着層84によりベース12の底壁12a上に貼り付けられている。この際、ケーシング52は、底壁54aの吸気孔56が呼吸孔82と整列して位置し、呼吸孔82と連通するように、配置されている。
また、ケーシング52は、内側壁54bが磁気ディスク16の外周縁と僅かな隙間を置いて対向し、かつ、外側壁54cが磁気ディスク16と反対側に位置した状態で、配置されている。これにより、外側壁54cに形成された排気口57は、磁気ディスク16の反対側に位置し、磁気ディスクから離れて位置している。また、ケーシング52の上壁は、トップカバー11と隙間を置いて対向している。
呼吸フィルタ50において、呼吸孔82から吸気孔56を通して呼吸フィルタ50内に流入する外気は、通気路61を流れ、通気孔62からケーシング52の収容室79内に流入する。そして、外気は、収容室79内に収容された活性炭等の吸着材80内を通り、この際、吸着材80により外気中に含まれる塵挨、湿気、ガス成分等の汚濁物が吸着、除去される。汚濁物が除去された外気は、上部開口およびカバーフィルム86を通って隙間88、つまり、プール部に流入し、更に、排気口57に向かい筺体10内に排気される。
吸気孔56からケーシング52内に流入した外気は、直接、排気口57に流れ込むことがなく、活性炭等の吸着材80に十分接触した後に、排気口57から排気される。また、吸着材80により除去しきれなかった汚濁物、あるいは、活性炭の破片等は、プール部にプールされるとともに、吸着層92に吸着して捕獲される。これにより、呼吸フィルタ50から筺体10内へ排出される汚濁物を大幅に減少させることができる。
ケーシング52の排気口57は、磁気ディスク16と反対側に位置した外側壁54cに設けられ、磁気ディスク16と反対側に、磁気ディスクから離れて位置している。すなわち、排気口57は、磁気ディスク16の中心側へ向かう空気の流れが生じる領域から離れた位置に設けられている。そのため、呼吸フィルタ50で除去されずに外気に混じって排気される汚濁物、あるいは、吸着材80の破片が排気口57から筺体10内に排気された場合でも、これらの汚濁物あるいは破片等は、磁気ディスク16の中心側へ向かう空気の流れによって直接、磁気ディスク16上へ運ばれることがなくなる。図6に示すように、排気口57から排出された汚濁物あるいは破片等Cは、呼吸フィルタ50とベース12の側壁12bとの間の空間に滞留して留まり、磁気ディスク16の表面上へ運ばれることが抑制される。
以上のことから、呼吸フィルタを通じて外部から入ってくる空気が直接、磁気ディスク16上へ運ばれるリスクを低減し、信頼性の高い呼吸フィルタ、およびこれを備えたディスク装置が得られる。
第2の実施形態において、HDDの他の構成は前述した第1の実施形態と同一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。なお、上述した第2の実施形態において、呼吸孔82をベース12に設け、呼吸フィルタ50をベースの底壁上に設ける構成としたが、これに限らず、呼吸孔をトップカバーに形成し、呼吸フィルタをトップカバーの内面上に配置する構成としてもよい。この場合においても、ケーシング52の排気口57は、磁気ディスク16と反対側に設けられる。また、呼吸フィルタ50は、筺体10内の角部に限らず、他の部位に設けても良い。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、呼吸フィルタを構成する要素の材料、形状、大きさ等は、必要に応じて変更可能である。また、磁気ディスク装置において、磁気ディスクおよび磁気ヘッドの数は、必要に応じて増加可能であり、磁気ディスクのサイズも種々選択可能である。
10…筺体、12…ベース、12a…底壁、12b…側壁、16…磁気ディスク、
17…磁気ヘッド、18…スピンドルモータ、22…キャリッジアッセンブリ、
26…軸受部、28…アーム、30…サスペンション、50…呼吸フィルタ、
52…ケーシング、54a…底壁、54b…内側壁、54c…外側壁、56…吸気孔、
57…排気口、58、86…カバーフィルム、80…吸着材、82…呼吸孔、
90…外面カバー、92…吸着層
17…磁気ヘッド、18…スピンドルモータ、22…キャリッジアッセンブリ、
26…軸受部、28…アーム、30…サスペンション、50…呼吸フィルタ、
52…ケーシング、54a…底壁、54b…内側壁、54c…外側壁、56…吸気孔、
57…排気口、58、86…カバーフィルム、80…吸着材、82…呼吸孔、
90…外面カバー、92…吸着層
Claims (7)
- ディスク状の記録媒体を収納する筺体と、
前記記録媒体を回転させる駆動部と、
前記記録媒体に対して情報処理を行うヘッドと、
前記筺体内に設けられる呼吸フィルタであって、前記記録媒体に対向する内側部と、この内側部に対して前記記録媒体と反対側に位置する外側部とを有し、空気中の物質を吸着させる吸着材を収容するケーシングと、前記ケーシングに形成され外気を取り入れる吸気孔と、前記外側部に設けられ、前記吸着材を通過した外気をディスク装置内に排気する排気口と、を備える呼吸フィルタと、
を具備することを特徴とするディスク装置。 - 前記呼吸フィルタのケーシングは、前記記録媒体と対向する内側壁と前記内側壁に対して前記記録媒体と反対側に位置する外側壁と、前記吸気孔が形成される底壁と、を有し、前記排気口は、前記外側壁に形成されている請求項1に記載のディスク装置。
- 前記呼吸フィルタは、通気性を有し前記排気口を覆うカバーを有している請求項2に記載のディスク装置。
- 前記呼吸フィルタのケーシングは、前記吸気孔と前記排気口との間に設けられた排気側隔壁を有している請求項1に記載のディスク装置。
- 前記呼吸フィルタのケーシングは、前記底壁と対向する上面開口と、通気性を有し上面開口を覆うカバーと、上記カバーおよび前記外側壁を隙間を置いて覆うとともに、外側壁の端部に前記排気口を形成する外面カバーと、を備えている請求項1に記載のディスク装置。
- 前記呼吸フィルタのケーシングは、前記上面カバーの内面に形成され、前記カバーと対向する吸着層を有している請求項5に記載のディスク装置。
- ディスク状の記録媒体を備えるディスク装置に用いる呼吸フィルタであって、
前記記録媒体に対向する内側部と、この内側部に対して前記記録媒体と反対側に位置する外側部とを有し、空気中の物質を吸着させる吸着材を収容するケーシングと、
前記ケーシングに形成され外気を取り入れる吸気孔と、
前記外側部に設けられ、前記吸着材を通過した外気をディスク装置内に排気する排気口と、を備えることを特徴とする呼吸フィルタ。
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