JP2013128344A - 制御装置、制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車速の減少に応じてオルタネータのトルクが低下するように発電電圧を低下させるオルタネータの制御装置100であって、トルクコンバータのロックアップ解除時における変速機の変速比を推定する変速比推定手段24と、ロックアップ解除時の変速比に現在の変速比が近づくにしたがい小さくなるオルタネータの目標トルクを決定するオルタネータ制御手段25とを有し、前記オルタネータ制御手段は、オルタネータの発電量が所定値を超えて増大しないようにオルタネータの発電電圧又は前記目標トルクを制限する、ことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
図1は、減速時にオルタネータのトルクを低減する制御において、電気負荷の変動に伴うオルタネータのトルク変動の抑制を説明する図の一例である。図1はオルタネータ目標電圧、オルタネータトルク、電気負荷を同じ時間軸に示している。
(1)まず、本実施形態のECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)は減速時にオルタネータのトルクを徐々に低減することで、ロックアップ解除前後の加減速変動を低減する。オルタネータのトルクが徐々に低減されるので減速度が緩やかになり(例えばJerk一定になり)、ロックアップ解除前後の加減速変動が低減される。
(2)オルタネータトルクを低減させる方法として、オルタネータのトルクをオルタネータの目標発電電圧にフィードバックする方法がある。つまり、オルタネータのトルクが徐々に低下する目標制御トルクを決定し、目標制御トルクになるようにオルタネータの目標発電電圧を制御する方法である。図1(a)(b)に示すように、オルタネータの目標制御トルクが徐々に低下するに従い、オルタネータの目標発電電圧も徐々に低下している。
(3)しかしながら、図1(c)に示すように、ロックアップ中に電気負荷(補機の負荷)が急激に減少する場合がある。この場合、負荷が減った分、オルタネータの発電電圧が増大するので、オルタネータは発電量を下げる。発電量が下がることで、図1(b)に示すように、オルタネータの実トルクも低下する。するとオルタネータの目標制御トルクと実トルクに乖離が生じるが、この乖離が目標発電電圧にフィードバックされているので、実トルクを上げるため、図1(a)に示すようにオルタネータの目標発電電圧が上がってしまう。
(4)オルタネータの目標発電電圧が上昇すると、オルタネータの実トルクも増大するのでエンジン負荷が変わってしまう。すると、ロックアップ解除するタイミングでなくロックアップ解除されたり、ロックアップ解除すべきタイミングでロックアップ解除されないなど、ロックアップ解除に影響が生じるおそれがある。
I.図1(e)に示すように、オルタネータの実トルクが目標制御トルクを下回っても、図1(d)に示すように目標発電電圧を増大しない。
II.したがって、ロックアップ状態で減速中に電気負荷が急激に減少しても、目標発電電圧が増大しないので、図1(e)に示すように、オルタネータの実トルクがほとんど大きくならない。
図2は、本実施形態の車両駆動装置200とこれを制御するECU100の概略構成図の一例を示す。エンジン12の出力軸の一方は、トルクコンバータ13に連結され、他方の出力軸は巻き掛け伝達機構17に連結されている。
パワステのポンプなどであり、巻き掛け伝達機構17はオルタネータ15に加えこれらを作動させるための発電用のベルトを回転させる。オルタネータ15が発電した電力は消費電力の少ない各種電気負荷及びバッテリ16に供給される。
〔減速制御発電電圧の決定〕
一般に、理想とされる減速度はJerkの変化が少ない減速度だと言われている。したがって、車両の減速度が、Jerkの変化の少ない減速度になるようにオルタネータトルクを制御すればよい。なお、Jerkは減速度に対し1階の時間微分を行ったものに相当する。
T0:Jerk一定制御を開始した時に読み出されたオルタネータのトルク
TD:目標制御トルク
γstart:Jerk一定制御を開始した時の変速比
γend:ロックアップ解除時の変速比
γ:Jerk一定制御の制御中に求めた現在の変速比
式(1)では、変速比γendと変速比γstartの差に対する、変速比γendと現在の変速比γの差の比に、制御開始時のオルタネータのトルクT0をかけたものとなる。よって、T0の係数は最大でも1以下であり、現在の変速比γが変速比γendに近づくに従いゼロに近くなる。このため、目標制御トルクTDも徐々にゼロに接近し、この時の目標発電電圧は最小目標発電電圧よりも小さくなる。
=V(n‐1)+KP{ΔT(n‐1)−(TD−T)}+KI∫(TD−T)dt … 式(2)
なお、KPは比例制御におけるゲイン、KIは積分制御におけるゲインである。また、V(n-1)は1サイクル前の減速時発電電圧Vである。式の詳細は後述するが、目標制御トルクTDとオルタネータのトルクの差をPI演算により減速時発電電圧にフィードバックしている。PI制御以外にPID制御等を用いてもよい。
まず、図8に示すように比較器41が、目標制御トルクTDと検出された実際のオルタネータ15のトルクTの差ΔTを出力する。トルクの差ΔTは積分器42とP制御側48に出力される。
しかしながら、図6〜8の手順で得られる減速時発電電圧Vは、減速時発電電圧Vが大きくなることを許容しているため、電気負荷に変動が生じた場合にオルタネータ15のトルクの減少が目標発電電圧を増大させるおそれがある。目標発電電圧が増大すると、オルタネータトルクが増大し、ロックアップ解除時に加減速変動が生じるおそれがある。そこで、本実施形態では、減速時発電電圧Vが増大しないように減速時発電電圧Vを決定する。
(i) ΔV>0の場合 ΔV←0
(ii) ΔV≦0の場合 ΔVのまま
とすることを意味する。
図10は、本実施形態の目標発電電圧の制御による効果を説明する図の一例である。図10では、目標発電電圧、オルタネータトルク、電気負荷、エンジン回転数(及びタービン回転数)、ロックアップ/解除が同じ時間軸に示されている。
上記では、オルタネータ15の目標制御トルクに対し、フィードバック制御で目標発電電圧を決定した。しかし、フィードバック制御を用いることなく目標制御トルクTDからマップにより目標発電電圧(励磁電流)を決定する場合も、トルクの増大を抑制する制御が可能である。
(i) 目標制御トルクTD>前回値 目標制御トルクTD←前回値
(ii)目標制御トルクTD≦前回値の場合 目標制御トルクTDのまま
なお、ΔVと同様に、目標制御トルクTDを前回値以下に制御することには、目標制御トルクTDを前回値よりもわずかに大きな値にすることを含む。
12 エンジン
13 トルクコンバータ
14 変速機
15 オルタネータ
16 バッテリ
100 ECU
Claims (6)
- 車速の減少に応じてオルタネータのトルクが低下するように発電電圧を低下させるオルタネータの制御装置であって、
トルクコンバータのロックアップ解除時における変速機の変速比を推定する変速比推定手段と、
ロックアップ解除時の変速比に現在の変速比が近づくにしたがい小さくなるオルタネータの目標トルクを決定するオルタネータ制御手段と、を有し、
前記オルタネータ制御手段は、オルタネータの発電量が所定値を超えて増大しないようにオルタネータの発電電圧又は前記目標トルクを制限する、
ことを特徴とする制御装置。 - 前記オルタネータ制御手段は、前記目標トルクとオルタネータの実トルクの差をオルタネータの発電電圧にフィードバックすることでオルタネータの目標発電電圧を決定し、
前記目標トルクに対しオルタネータの実トルクが小さくなった場合でも、前記目標発電電圧が所定値を超えて増大しないように前記目標発電電圧を決定する、
ことを特徴とする請求項1記載の制御装置。 - 前記オルタネータ制御手段は、フィードバック制御により前記発電電圧を増大させる必要があっても、前記発電電圧を増大させない、
ことを特徴とする請求項2記載の制御装置。 - 前記オルタネータ制御手段は、決定した前記目標トルクが前回の前記目標トルクより大きい場合、決定した前記目標トルクを前回の前記目標トルクに維持し、
前記目標トルクとオルタネータの励磁電流を対応づけたマップから、前記目標トルクに対応づけられた励磁電流を読み出しオルタネータに設定する、
ことを特徴とする請求項1記載の制御装置。 - 前記オルタネータ制御手段は、アクセルオフかつロックアップ中のトルクコンバータが車輪の回転をオルタネータに伝え発電する際、車両の減速度が略一定に近づくように前記目標トルクを決定する、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の制御装置。
- 車速の減少に応じてオルタネータのトルクが低下するように発電電圧を低下させるオルタネータの制御装置の制御方法であって、
トルクコンバータのロックアップ解除時における変速機の変速比を推定する変速比推定ステップと、
ロックアップ解除時の変速比に現在の変速比が近づくにしたがい小さくなるオルタネータの目標トルクを決定するオルタネータ制御ステップと、
オルタネータの発電量が所定値を超えて増大しないようにオルタネータの発電電圧又は前記目標トルクを制限するステップと、
を有することを特徴とする制御方法。
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