JP2002205576A - 車両の駆動トルク制御方法および車両 - Google Patents

車両の駆動トルク制御方法および車両

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JP2002205576A JP2001345506A JP2001345506A JP2002205576A JP 2002205576 A JP2002205576 A JP 2002205576A JP 2001345506 A JP2001345506 A JP 2001345506A JP 2001345506 A JP2001345506 A JP 2001345506A JP 2002205576 A JP2002205576 A JP 2002205576A
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ロックアップ運転時のこもり音及び振動を防止
して低車速域からロックアップ制御を可能にし、燃費向
上と運転性の両立を図ることにある。 【構成】エンジンの発生トルクの過不足を検出するトル
ク変動検出手段、クラッチが最大結合率状態の時の上記
トルクの過不足に応じて前記エンジンの発生トルクを制
御する発生トルク制御手段及びトルク伝達係数制御手段
によりロックアップ制御時のこもり音及び振動を防止す
るものである。 【効果】ロックアップ制御時の運転性が確保でき、さら
に運転者の意図する駆動力が得られ、かつ最高の燃料経
済性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンと自
動変速機との協調制御に係り、特に燃費と運転性の両立
を達成する最適駆動トルク制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−136057号公報に記載のよう
に、従来のこの種システムでは燃費向上の為にトルクコ
ンバータのロックアップ制御を行うことが知られている
が、有害なトルク変動が生じた場合、ロックアップ状態
を解除している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、トル
クコンバータが滑り状態で使用される率が高く、トルク
伝達に無駄が有って燃費が悪い。
【0004】本発明の目的は、自動変速機構付の内燃機
関の燃費向上と運転性改善の両立を図ることにある。
【0005】別の見方では、できるだけ結合率の高い状
態でトルクを伝達できる様に発生トルクを制御すること
が目的であると言える。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為本
発明は、エンジンのトルク変動ができるだけ小さくなる
様に、過大あるいは過少トルク時に、発生トルクを減少
あるいは増加させると共に、高トルク伝達率を維持する
様に発生トルク修正分に見合ったトルク増幅率の変更を
行うものである。
【0007】具体的には、例えば、エンジン発生トルク
の変動が有害な状態になった場合、その時点でのエンジ
ンの発生トルクより少ないトルクを発生する低トルク運
転に移行すると共に、このときのトルクの低下分に見合
った分だけトルク増幅率を高めるように、前記自動変速
機の変速比をその時点の変速比よりロー側に移行する制
御を行うものである。
【0008】
【作用】このように構成された本発明によれば、クラッ
チが高結合率状態の時でも過大トルクや過少トルク状態
になることがないのでこもり音が発生したり、エンスト
を起こしたりすることがない。発生トルクを低下させた
ときトルクの増幅率を逆に高くしているので、車輪に伝
達されるトルクは変わらず、トルク低下運転時にショッ
クが生じないという副次的効果も奏する。また、このよ
うに制御すればトルクの伝達経路を高結合状態(例え
ば、滑りクラッチやトルクコンバータのロックアップ状
態)から結合率を下げなくて済むので伝達効率が低下す
ることが無く、燃費が向上するという副次的効果もあ
る。
【0009】
【実施例】図1に本発明の基本的な制御ブロック図を示
す。ロックアップ制御時、トルク変動検出手段1により
エンジンから駆動系までのトルク変動を検出し、トルク
が変動しそうになったならば変動抑制手段2に信号を出
力する。変動抑制手段2では、上記トルク変動検出手段
1の信号をもとにエンジントルクを低下させ、その低下
分の駆動トルクを変速比で補うように制御する。そし
て、燃料噴射弁3とスロットル制御器4などからなるエ
ンジントルク制御装置5及び変速比制御アクチュエータ
6に信号を出力してロックアップ時のこもり音を防止す
る。
【0010】図2に本発明の最適駆動トルクシステムの
制御ブロック図を示す。まず目標駆動トルク演算手段7
にアクセル開度と車速を入力し、上記演算手段7内に設
けられた運転者が要求する最適の車速−駆動トルクマッ
プから目標駆動トルクを求める。次に、目標エンジント
ルク演算手段8により目標駆動トルクと変速比から目標
エンジントルクを演算し、同時に変速比を出力する。そ
して、スロットル開度演算手段9内の空燃比毎のエンジ
ン回転数−エンジントルクマップからスロットル開度を
求め出力する。トルク変動検出手段1では、軸トルクの
時間的変化などによりエンジンと駆動系からこもり音及
び振動が発生しているか否かを判断しているが、発生し
ていない場合はスロットル開度は全開域まで開き、変速
比制御によりアクセル開度に見合う駆動トルクを得るよ
うに、変動抑制手段2内でエンジントルクと変速比を決
定する。また、こもり音及び振動が発生しそうな場合
は、アクセル開度に見合う目標駆動トルクが空燃比制御
の範囲内かどうかを判断し、範囲内の場合はスロットル
開度演算手段9により空燃比の大きい(希薄混合気)マ
ップを選択しスロットル開度を全開域に保持したままの
状態でエンジントルクを下げ、同時に変速比をロー側に
移行してアクセル開度に見合う駆動トルクを得る。ま
た、上記空燃比制御の範囲外の場合は、スロットル開度
を小さくしかつ変速比をロー側に移行してアクセル開度
に見合う駆動トルクを得るように、変動抑制手段2内で
エンジントルクと変速比を決定する。そして、燃料噴射
弁3とスロットル制御器4などからなるエンジントルク
制御装置5及び変速比制御アクチュエータ6を操作す
る。
【0011】図3は自動車のパワートレイン系の構成図
である。アクセルペダル10の踏み込み量,車速センサ
11からの車速信号,軸トルクセンサ12からのトルク
信号,空燃比センサ13からの空燃比信号,トルクコン
バータ14の出力軸回転数Nt,入力軸回転数Ne 及び
スロットル開度θをコントローラ15に入力する。コン
トローラ15では、図2記載の制御方式を用いてエンジ
ン16及び変速機17を制御する。エンジン制御におい
ては、エンジン16に取り付けられた吸気管18に設け
られたスロットル制御器19(モータ,スロットルバル
ブ,スロットルセンサ)及び燃料噴射弁20により行わ
れる。また、変速機制御においては、ロックアップ制御
を行うロックアップ制御アクチュエータ21及び変速比
制御アクチュエータ22により行われる。また、排気管
23には空燃比制御時の排気浄化としてNOx還元触媒
24が設けられている。
【0012】図4に図5記載の目標駆動トルク演算手段
7内の運転者が意図する最適の車速−駆動トルクマップ
を示す。図4において、横軸が車速,縦軸がアクセル開
度に対応する駆動トルクである。斜線部は過大駆動トル
ク部であり、駆動系の軽量化及び運転性の面からこの部
分を回避する必要がある。また、破線で区切られたAの
範囲は発進余裕トルク部であり、発進時の車体慣性分を
考慮し、発進性向上のため駆動トルクを大きめに設定す
るものである。Bの範囲は加速重視トルク部であり、ア
クセル開度(5/5:全開,4/5開度、など)により
図のように変化する。この部分は発進後の加速感を向上
させ、目標車速までスムーズに到達させるための必要な
駆動トルクである。Cの範囲は車速一定トルク部であ
り、走行抵抗に見合う駆動トルクを出力して一定走行を
運転者の意図通りに実現する部分である。
【0013】図5に図2記載の目標スロットル開度演算
手段9内の空燃比−エンジントルクマップを示す。空燃
比14.7 に対しリーン側に空燃比を移動するとエンジ
ントルクは約1/2に低下する。この特性を利用し、空
燃比毎のエンジン回転数−エンジントルクマップからス
ロットル開度を求める。
【0014】図6にトルク変動検出手段以降の制御フロ
ーチャートを示す。処理30で軸トルクT及び空燃比A
/Fを読み込む。そして、処理31で軸トルクの時間的
変化dT/dtを演算し、上記dT/dtが目標値mよ
りも大きいかを処理32で判断する。大きい場合はトル
ク変動と判断し、図2記載の目標エンジントルク演算手
段8と目標スロットル開度演算手段9にフィードバック
させ、燃料噴射量と変速比を処理33で出力し処理3
4,35で実行する。
【0015】図7に図6の動作データを示す。アクセル
開度がAからBまで変化した場合、スロットル開度は全
開まで開き、アクセル開度と駆動トルクが比例するよう
変速比はロー側に移動する。しかし、変速機がロックア
ップしている場合、低エンジン回転数領域では軸トルク
が急激に立ち上がり振動してしまう。そこで、軸トルク
の急激な立ち上がりを検出した場合はエンジンの空燃比
を大きく(希薄混合気)して、同時に変速比をよりロー側
にもっていき燃費と運転性の両立を図る。
【0016】図8は図6の制御フローを駆動力線図に示
したものである。実線が空燃比14.7でのアクセル開度別
の駆動力である。破線は空燃比22.0 でのアクセル開
度別の駆動力である。また、数字の0.5,1.3,1.
6 は代表的な変速比を示し、無段変速機の場合は変速
比が無数に存在する。アクセル開度をBまで変化させる
とBの駆動力が要求される。そこで、Bの駆動力はB1
の駆動力及びB2の駆動力と一致するため、スロットル
開度が全開のB2 の駆動力を選択する。しかし、トルク
変動が生じる場合には、エンジントルクを低下させる必
要があるため空燃比が大きいB2 の位置まで移動させ
て、エンジンは最良燃費域を維持するようにする。その
後は車速安定のため走行抵抗と一致する駆動力C1ある
いはC2まで移動させる。但し、B1,B2の車速はBの
位置であり、C1,C2の車速はCの位置である。
【0017】図9にワイドレンジ自動変速機の一例を示
す。流体継手40の出力軸41とベルト式の無段変速機
42を連結し、歯車43とクラッチ44を介して出力軸
45とつながっている。また、歯車43と歯車46は1
対1で回転するようになっており歯車46とはベルト式
の無段変速機47が連結されており、クラッチ48を介
して出力軸45とつながっている。変速比の使いわけ
は、クラッチ44締結クラッチ48解放により無段変速
機42の変速比が得られ、クラッチ48締結クラッチ4
4解放により無段変速機42と無段変速機47の組み合
わせの変速比が得られる。この装置において、ベルト式
の無段変速機をいくつか組み合わせればさらにワイドレ
ンジの自動変速機が実現できる。
【0018】図10はトルクコンバータの効率特性を示
す。横軸はトルクコンバータの出力軸回転数Ntと入力
軸回転数Neの比である速度比、縦軸は効率ηである。
上記速度比に応じて効率が変化するため速度比が小さい
ところでは効率が悪くなり燃費が悪化する。そこで、低
効率域(ηt以下)に入らないようにエンジントルク及
び変速比を制御する必要がある。
【0019】図11は図10の解決策の制御フローチャ
ートである。まず、処理50でアクセル開度α,入力軸
回転数Ne,出力軸回転数Nt及び車速Vspを読み込む。
次に、処理51で上記出力軸回転数Ntと入力軸回転数
eの比(Nt/Ne)から速度比eを演算する。処理5
2では最大アクセル開度αmaxを最大駆動トルクTmax
車速Vspの関数f(Tmax,Vsp)により求める。処理5
3では目標駆動トルクTtarをα・Tmax/αmax により
求める。処理54ではエンジントルクTeをスロットル
開度θの関数g(θ)により求める。処理52から処理
54までの値は後の変速比演算時に使用する。処理55
では速度比eがet+k以上かどうかを判断する。ここ
でkは定数であり、etは限界速度比である。つまり、
回転部慣性により速度比が限界速度比を越えないように
限界速度比よりk分の余裕を持たせておく。もし、eが
et+k以上の場合は処理56でflgが1かどうかを
判断し、1でない場合は処理57でスロットル開度θを
アクセル開度αとkk(定数:変速比iで変化h
(i))の積で求め出力する。そして、処理58で変速
比iを演算する。最後に処理59でθn-1 に現在のスロ
ットル開度θを入力する。flgが1の場合は処理60
でスロットル開度θにkkkをタスク毎に加算する。次
に、処理61でフェールセイフのためスロットル開度θ
が最大スロットル開度θmax になったかどうかを判断
し、なった場合は処理62でスロットル開度θに最大ス
ロットル開度θmax を代入し、処理63でflgを0に
して、処理58,59を行う。もし、eがet+kより
小さくなった場合は処理64でflgに1を代入し、さ
らに処理65でスロットル開度θに前回のスロットル開
度θn-1を代入してこれ以上スロットル開度を大きくし
ないようにして、低効率域に入らないようにする。そし
て、処理58,59を行う。
【0020】図12は図11の動作データを示す。運転
者がアクセル開度をAからBまで変化させた場合に、ス
ロットル開度を全開付近まで開き、変速比を0.5から
1.2程度まで変化させると、速度比は目標速度比et
を下回ってしまう。そこで、速度比を図11のようにフ
ィードバック制御すれば、破線で示すようなスロットル
開度,変速比となり速度比が目標速度比etを下回るこ
とがなく燃費が向上する。
【0021】図13は図12の制御フローを駆動力線図
に示したものである。運転者がBの駆動トルクを要求し
た場合、スロットル全開(8/8)で変速比1.2のB1
の駆動トルクの方が燃費の点から良い。しかし、急な登
坂などの場合トルクコンバータが滑り低い効率域に入っ
てしまい燃費が悪く成る。そこで、スロットル開度を閉
じ変速比をロー側に移行して低効率域を回避する。そし
て、徐々に変速比をハイ側に移行しCの駆動トルクに見
合う燃費の良いC1 にもって行き車速を安定させる。
【0022】図14はハイブリッド自動変速機の構成を
示す。エンジン60と破線で示す自動変速機61のトル
クコンバータ62が直結されている。前記トルクコンバ
ータ62は1速用の入力側歯車63及び2速以降用のベ
ルト式変速機の入力側プーリ64と連結されている。ま
た、1速用の出力側歯車65及び2速以降用のベルト式
変速機の出力側プーリ66はそれぞれクラッチA67及
びクラッチB68を介して差動機69と連結されており
タイヤ70にエンジン60の発生トルクが伝達される。
【0023】図15は図14のハイブリッド自動変速機
を用いた場合の駆動力線図を示す。実線Aはスロットル
バルブ全開時の最大駆動力線である。低車速域の斜線部
が歯車を用いた場合の1速領域であり、それ以降がベル
ト式変速機を用いた場合の2速以降領域である。1速領
域の歯車の減速比(例えば2.5)と2速以降領域のベル
ト式変速機の最大減速比を一致させれば1−2変速時の
ショックがなく滑らかな変速が実現できる。
【0024】図16はロックアップ制御時の油圧ポンプ
制御システム図である。図において、矢印Aは動力(ト
ルク)の伝達、矢印Bは油の流れ、矢印Cは電気信号を
示す。エンジン71から発生する動力はトルクコンバー
タ72,変速機構73を介してタイヤ74に伝達され
る。また、エンジン71に設けられたスロットルセンサ
75の信号及びエンジン回転数信号が油圧制御コントロ
ーラ76に入力され、電動オイルポンプ77を駆動して
いる。さらに、油圧スイッチ78が油圧フィードバック
用に設けられており、運転状態に見合う最適の油圧を常
時実現している。そして、前記電動オイルポンプ77か
ら油圧制御回路79に油が送られ、変速,ロックアップ
などの制御が行われる。また、油の供給はオイルポンプ
80から行われる。これにより、ロックアップ運転によ
る低速域の油圧低下を防止できる。
【0025】図17はスタータ,オイルポンプ,冷却フ
ァン一体型モータの取付け構造図である。エンジン81
に直結されているリングギア82と自動変速機83に設
けられたトルクコンバータ84のポンプ85が連結され
ている。ポンプ85からのトルク伝達は油を介してター
ビン86に伝達されるが、インペラー87ではポンプ8
5から流れ出る油を制御してタービン86に送る。そし
て、前記タービン86と出力軸88が直結されており、
前記出力軸88の回転でメカ式のオイルポンプ89が駆
動する。これは電動オイルポンプ90が故障した場合の
フェールセイフのため用いる。また、一体型モータ91
の構造は始動用歯車92,マグネットスイッチ93,冷
却ファン94,始動用レバー95及びロータ96などか
ら成る。油圧制御コントローラ76では始動及びロック
アップ制御時の制御を行い、始動後はロータ96を回転
させ冷却ファン94と電動オイルポンプ90を駆動す
る。冷却ファン94はロックアップクラッチ96の滑り
時に発生する熱による変速機83の温度上昇を防止す
る。また、電動オイルポンプ90は図16に示したよう
にオイルパン80が油を吸いあげ油圧回路79に最適圧
の油を供給する。
【0026】以下、本発明の別の実施例を詳細に説明す
る。
【0027】図18は本発明の一実施例である。エンジ
ン101の発生トルク制御は点火時期を制御する点火装
置102,空燃比あるいは気筒数を制御する燃料装置1
03及び空気量を制御するスロットル制御器104の3
つにより行われる。また、自動変速機105における前
記発生トルクの増減制御はロックアップ機構106及び
変速機構107により行われる。以上のようなトルク制
御装置を備えた自動車において、駆動系のトルク変動を
トルクセンサ108の信号から求めるトルク変動検出手
段109の信号を発生トルク制御手段110及びトルク
伝達係数制御手段111に入力しロックアップ制御時の
トルク変動を防止する。
【0028】図19は本発明の詳細な実施装置である。
コントローラ120には2個あるいは1個のCPU12
1が搭載されており、2個の場合は変速比制御と空燃比
制御が別個のCPUで行われる。コントローラ120に
はアクセルセンサ122からのアクセル開度α信号,空
気流量センサ123からの空気流量Qa 信号,スロット
ルセンサ124からのスロットル開度θ信号,空燃比セ
ンサ125からの空燃比A/F信号,車速センサ126
からの車速Vsp信号,クランクセンサ127からのエン
ジン回転数Ne 信号,トルクセンサ108からのトルク
変動信号及び車輪速センサ128からの車輪速Vfr信号
が入力される。そして、上記コントローラは運転性,燃
料経済性を両立するように点火装置102,燃料装置1
03,スロットル制御器104,ロックアップ機構10
6及び変速機構107を制御する。
【0029】図20から図22にロックアップ締結時の
メインフローチャートを示す。まず、処理200でアク
セル開度α,車速Vsp,エンジン回転数Ne を読み込
む。処理201では車速に対するアクセル開度のマップ
を持っており、アクセル開度に対応する駆動トルクの最
大値Tmaxと車速Vsp の関数fにより最大アクセル開度
αmaxを演算する。そして、処理202で目標駆動トル
クTtar=α*Tmax/αmaxを演算し求める。次に処理
203で各変速位置毎の推定エンジン回転数Nn,推定
駆動トルクTnを演算しておく。例えば、1速の場合は
1速時のN1推定エンジン回転数=Vsp*iend(最終減
速比)*i1(1速の減速比)*k1(補正係数)を求
め、エンジン回転数とエンジントルクのマップにより上
記推定エンジン回転数における最大エンジントルクT
emaxをg(N1)により求める。そして、推定駆動トルク
1=Temax*iend(最終減速比)*i1(1速の減速
比)を演算しておく。さらに、変速機が4速の場合は4
速まで上記演算をしておく。処理204ではトルク変動フ
ラグTflg が0か否かでトルク変動を判断し、0の場合
はトルク変動でないのでX(図21)に進む。0でない
場合はトルク変動でありY(図22)に進む。図21の
場合、処理205では図20で求めた目標駆動トルクT
tarと推定駆動トルクT4を比較し、TtarがT4以下の場
合は処理206で4速の減速比gear(4)をioutに入力
し、処理207では4速の変速位置SolA=1,Sol
=0 を入力する。処理205でTtarがT4 より大きい
場合は、処理208でエンジン回転数Ne が限度回転数
(例えば6400rpm)を超えないかどうかを判断しエン
ジンの暴走を防止する。以下、処理209,処理210
では上記処理205と同じように変速位置を判断し、処
理211,処理212では処理208と同じ処理を行
う。そして、処理213,処理214では3速、処理21
5,処理216では2速、処理217,処理218では
1速の処理をそれぞれ前記4速時と同じ処理を実行す
る。次に、処理219ではエンジントルクTeをTtar
(iout*iend)から求める。処理220ではエンジン回
転数Ne とエンジントルクTe のスロットル開度θマッ
プからスロットル開度θを求める。そして、処理221
でスロットル開度θ及び変速位置SolA,SolBを出力
する。図22の場合、処理222で変速位置SolA,S
olB信号により現在の変速位置gを演算する。処理22
3ではgが1速かどうかを判断し、1速の場合はリター
ンする。1速以外の場合は、処理224でg−1を演算
しシフトダウンする。そして、処理225では変速位置
に見合う減速比gear(n)をioutに入力し、処理226
で処理219と同じようにエンジントルクTe を演算す
る。処理227ではエンジン回転数Ne がパラメータの
エンジントルクTe と目標空燃比(A/F)0 のマップか
らエンジントルクTe に見合う目標空燃比(A/F)0
求め後述のエンジン制御に用いる。そして、図21のZ
に戻る。
【0030】図23は燃料,点火制御のフローチャート
である。まず、処理228で空気流量Qa,エンジン回
転数Ne,スロットル開度θ及び空燃比A/Fを読み込
む。処理229ではQa/Ne,dθ/dtを演算する。
次に、処理230,231ではそれぞれ燃料噴射量
p,点火時期advを下記の式より求める。
【0031】Tp =A1(補正係数)*f1(Qa/Ne
e)*f2((A/f)0)(空燃比補正係数)+ΔA/F(空
燃比補正量)+f3(dθ/dt)(加速補正量) adv=A2(補正係数)*g1(Qa/Ne,Ne)+g
2(dθ/dt)(加速補正量) 次に、処理232で実際の空燃比A/Fと目標空燃比
(A/F)0 を比較し、一致していればリターンする。一
致していない場合は処理233で空燃比補正量ΔA/F
を求め、リターンする。
【0032】図24から図27はロックアップ解除時の
フローチャートである。図25は低車速時のロックアッ
プ解除である。処理244で車速Vspを読み込み、処理
245で設定車速V10(約10km/h)以下かどうかを
判断する。以下の場合は処理246でロックアップのデ
ューティ比のluを車速Vsp*k2(補正係数)により求
め、大きい場合は処理247で最大デューティ比Dmax
をluに入力する。そして、処理248でデューティ信
号luを出力する。図27,図26は変速時のロックア
ップ解除である。処理249ではタービン(トルクコン
バータの出力軸)回転数Nt,車速Vsp,変速信号S
olA,SolBを読み込む。そして、処理250で変速中
も含めたギア比jをk3(補正係数)*Vsp/Ntにより
求める。次に、処理251で変速位置SolA,Sol
信号により現在の変速位置gnを求める。そして、処理
252で前回の変速位置gn-1と現在の変速位置gnを比
較し、同じ場合はCに進む。違う場合は処理253に進
み、現在の変速位置gn が前回の変速位置gn-1より大
きいかどうかを判断し、大きい場合(シフトアップ)は
A、小さい場合(シフトダウン)はBに進む。図26に
おいて、Aの場合(シフトアップ)、処理254では処
理250で求めたギア比jと制御開始の目標ギア比i
(gn-1)−k4(補正係数)を比較し大きい場合はルー
プさせ、小さくなったら処理255に進みロックアップ
のデューティ比のluにロックアップを解放するため最
小のデューティ比Dmin を入力する。次に、処理256
に進みギア比jと制御終了の目標ギア比i(gn )+k
4(補正係数)を比較し以下の場合はループさせ、大きく
なったら処理257に進みロックアップのデューティ比
のluにロックアップを締結するため最大のデューディ
比Dmaxを入力する。Bの場合(シフトダウン)も同じよ
うに処理258から処理260を実行し変速中を判断し
てロックアップを解放する。そして最後に処理261で
前回の変速位置gn-1 に現在の変速位置gn を入力して
終了する。図27は急制動時のロックアップ解除であ
る。まず、処理262で駆動側の車輪速Vfrを読み込
み、処理263で設定車輪速Vfroと比較する。もし、
車輪速Vfrが設定車輪速Vfro以下の場合はタイヤがロ
ックに近い急制動時と判断し、処理264でロックアッ
プのデューティ比のluにロックアップを解放するため
最小のデューティ比Dmin を入力する。大きい場合は処
理265でロックアップのデューティ比のluにロック
アップを締結するため最小のデューティ比Dmax を入力
する。そして、処理266でロックアップのデューディ
比のluを出力する。
【0033】図28はロックアップ締結開始時のタイム
チャートである。運転者が自動変速機のシフトレバーを
N(ニュートラル)あるいはP(パーキング)の状態で
エンジンを始動した後、D(ドライブ)レンジ状態にな
ったかどうかをN−Dレンジ信号で監視する。通常N
(ニュートラル)あるいはP(パーキング)の状態では
ブレーキペダルを踏んでいるため、車速は0km/hであ
る。また、エンジン回転数はアイドル回転数の700rp
m 程度である。次に、ブレーキペダルを離すと同時にN
−Dレンジ信号がDレンジに変化すると、トルクコンバ
ータのトルク増大により走行抵抗及び車重慣性に打ち勝
つ軸トルクが発生し、車が走り始め車速が上昇する。こ
の状態からアクセル開度を突変(例えば0/8〜1/
8)させると低ブースト運転により燃費を稼ぐためスロ
ットル開度が全開付近まで開かれる。その時加速補正割
込み信号kiを監視し、加速補正が入った(ki=1)
ならばロックアップ信号lu=1を出力しロックアップ
締結を行う。これにより、軸トルクが変動した場合はた
とえば空燃比と変速比を制御し、破線のように軸トルク
の変動を防止する。
【0034】図29はロックアップ締結開始フローチャ
ートである。処理200及び201でそれぞれN−D信
号及び加速補正割込み信号kiを読み込む。次に、処理
202でDレンジかどうかを判断し、Dレンジであれば処
理203へ進みkiが1かどうかを判断する。1であれ
ばロックアップ許容となり処理204でロックアップ締
結信号lu=1を出力する。もし、処理202及び20
3でNoの場合は処理205へ進みロックアップ解放信
号lu=0を出力しリターンされる。
【0035】図30はロックアップなしの従来方式(破
線)とロックアップなしの低ブースト制御(実線)の比
較タイムチャートである。破線の場合、アクセル開度の
変化に対しスロットル開度が1対1に対応し変速比がロ
ーギアのため、図202のような軸トルクの変化を示
す。しかし、スロットル開度が小さいためエンジン効率
が低い。また、トルクコンバータの効率も少し低く燃費
は悪い。これに対し、実線の場合はアクセル開度の変化
に対しスロットル開度が全開まで開きエンジン効率が最
高になる。しかし、軸トルクを従来方式に合わせるため
変速比がハイギアになるため、トルクコンバータ効率が
従来方式より悪くなる。しかし、それでもエンジン効率
が最高の分、燃費は従来方式よりも良い。
【0036】図31は低ブースト制御でのロックアップ
あり(破線)なし(実線)の比較タイムチャートであ
る。破線,実線において、アクセル開度の変化に対しス
ロットル開度が全開まで開きエンジン効率が最高にな
る。しかし、実線の場合は、トルクコンバータの滑りが
生じ、軸トルクが増大されるため破線と同じ軸トルクを
出力する場合、変速比はよりハイギア側になる。つま
り、トルクコンバータの効率は最低方向に向かう。これ
に対し、破線の場合は実線よりも変速比がローギア側に
なりエンジン回転数少々高いにもかかわらずトルクコン
バータの効率が最高となるため、燃費が大幅に向上す
る。しかし、軸トルクが変動し運転性が悪化するため上
記燃費を犠牲にしていた。
【0037】図32は低ブースト制御ロックアップあり
での変動抑制制御なし(実線)と制御あり(破線,一点
鎖線)の比較タイムチャートである。実線の場合は図3
1で示したような燃費は良いが軸トルクは変動する一例
である。トルク変動抑制制御ありの破線の場合は、軸ト
ルクの時間的変化ΔTからトルク変動の状態を判断し、
目標トルク変動量Tmin,Tmidを越えた時、点火時期リ
タード制御と空燃比制御を実行したものである。まず、
点火時期をリタードし、次に空燃比をリターンにする。
また、この時、点火時期リタード制御と空燃比制御によ
りエンジントルクが小さくなるため、変速比をロー側に
変化させ運転者が要求する軸トルクを維持する必要があ
る。さらに、上記トルク変動量よりも大きいトルク変動
(Tmax)が生じた場合(一点鎖線)は、上記空燃比制御
にスロットル制御を加え、軸トルクの変動を防止する。
実線,破線及び一点鎖線とも燃費はほとんど変わらず、
本発明はトルク変動を抑制しつつ燃費を大幅に向上でき
る。
【0038】図33,図34はトルク変動抑制の制御フ
ローチャートである。処理206ではアクセル開度α,
軸トルクTを読み込む。次に、処理207でα及びTの
時間的変化Δα=dα/dt,ΔT=dT/dtを演算
する。そして、処理208で絶対値|ΔT−Δα|が目
標トルク変動量Tmin 以上かどうかを判断する。小さい
場合(トルク変動なしと判断)はBに進みリターンす
る。以上の場合は処理209に進み、ΔT−Δαが0よ
り大きいかどうかを判断する。0より小さい場合は減速
時と判断でき、処理210で排気悪化の点からスロット
ル制御のみを実行する。処理209で大きい場合は処理
211に進み、ΔT−Δαが目標トルク変動量Tmid
上かどうかを判断する。小さい場合は処理212で点火
時期リタード制御を実行する。以上の場合は処理213
へ進みΔT−Δαが目標トルク変動量Tmax 以上かどう
かを判断する。小さい場合は処理214で燃料(空燃比)
制御を実行する。以上の場合は処理210でスロットル
制御を実行する。そして、図34に進む。処理215で
はまず、目標駆動トルクTout をαの関数g(α)より求
める。そして、処理216から219まででそれぞれ点
火時期リタード量adv,空燃比A/F,スロットル開
度θ及びエンジン回転数Ne を読み込む。処理220で
上記adv,A/F,θ,Neの関数f(adv,A/
F,θ,Ne)よりエンジントルクTeを演算する。ま
た、上記adv,A/F,θ,Neを用いたマップによ
りエンジントルクTe を求めてもよい。そして、処理2
21で変速比ioutを目標駆動トルクTout/エンジント
ルクTe で求め、処理222で出力する。
【0039】本実施例によれば、車両の発進時からロッ
クアップが可能であり、燃費が向上する。
【0040】
【発明の効果】これにより、トルク変動が大きい時の運
転性が確保でき、さらに運転者の意図する駆動力が得ら
れ、高い燃料経済性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な制御ブロック図。
【図2】本発明の最適駆動トルクシステムの制御ブロッ
ク図。
【図3】自動車のパワートレイン系の構成図。
【図4】運転者が意図する最適の車速−駆動トルクマッ
プ。
【図5】空燃比−エンジントルクマップ。
【図6】トルク変動検出手段以降の制御フローチャー
ト。
【図7】図6の動作データ。
【図8】駆動力線図。
【図9】ワイドレンジ自動変速機の一例。
【図10】トルクコンバータの効率特性。
【図11】図10の解決策の制御フローチャート。
【図12】図14の動作データ。
【図13】駆動力線図。
【図14】ハイブリッド自動変速機の構成。
【図15】図14のハイブリッド自動変速機を用いた場
合の駆動力線図。
【図16】ロックアップ制御時の油圧ポンプ制御システ
ム図。
【図17】スタータ,オイルポンプ,冷却ファンの一体
型モータの取付け構造図。
【図18】本発明の別の実施例を示す図面。
【図19】その詳細構成図。
【図20】ロックアップ制御時のメインフローチャート
の一部を示す図面。
【図21】ロックアップ制御時のメインフローチャート
の一部を示す図面。
【図22】ロックアップ制御時のメインフローチャート
の一部を示す図面。
【図23】燃料・点火の制御フローチャート。
【図24】ロックアップ解除の制御フローチャートの一
部。
【図25】ロックアップ解除の制御フローチャートの一
部。
【図26】ロックアップ解除の制御フローチャートの一
部。
【図27】ロックアップ解除の制御フローチャートの一
部。
【図28】ロックアップ開始時のタイムチャート。
【図29】ロックアップ開始時の制御フローチャート。
【図30】従来技術と本発明との比較タイムチャート。
【図31】低ブースト制御時のロックアップ有無比較タ
イムチャート。
【図32】低ブースト制御時にロックアップ有の場合の
発生トルク制御有無の比較タイムチャート。
【図33】発生トルク抑制制御フローチャートの一部。
【図34】発生トルク抑制制御フローチャートの一部。
【符号の説明】
1…トルク変動検出手段、2…変動抑制手段、3…燃料
噴射弁、4…スロットル制御器、5…エンジントルク制
御装置、6…変速比制御アクチュエータ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月19日(2001.11.
19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 車両の駆動トルク制御方法および車両
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】
【発明の効果】これにより、トルク変動が大きいとき
運転性が確保できる。また、運転者の意図する駆動力が
得られる。また、高い燃料経済性が得られる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/04 310 F02D 41/04 310J 330 330J F16H 61/02 F16H 61/02 61/14 601 61/14 601B (72)発明者 川島 憲一 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 黒岩 弘 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 射場本 正彦 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 Fターム(参考) 3D041 AA01 AA25 AB01 AC01 AC09 AC19 AD04 AD10 AD22 AD23 AD51 AE04 AE07 AE36 AE37 3G093 AA06 BA19 BA33 CB02 DA06 DA11 DB00 DB01 DB05 EA05 EA09 EB03 FA07 FB02 3G301 HA01 HA06 JA02 JA37 KB04 LA01 LB02 MA01 ND02 NE15 PA11Z PB03Z PD02A PF00Z PF01Z PF03Z PF08Z 3J053 CA00 CB09 CB25 DA01 3J552 MA02 MA07 MA12 NA01 NB01 PA59 RC14 SB10 VA32Z VA37Z VB01Z VC02W VC06Z VD02Z

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンが発生する回転トルクを自動変速
    機を介して車輪に伝達すると共に、そのトルク伝達経路
    に該経路を直結状態にする機構を備えたものにおいて、 エンジン発生トルクの変動が有害な状態になった場合、
    その時点でのエンジンの発生トルクより少ないトルクを
    発生する低トルク運転に移行すると共に、前記自動変速
    機の変速比をその時点の変速比よりロー側に移行する制
    御を行うことを特徴とする自動変速機を備えた内燃機関
    の最適駆動トルク制御方法。
  2. 【請求項2】エンジンが発生する回転トルクを自動変速
    機を介して車輪に伝達すると共に、そのトルク伝達経路
    に該経路を直結状態にする機構を備えたものにおいて、 エンジン発生トルクの変動が有害な状態になった場合、
    その時点での空燃比より大きい空燃比の希薄混合気運転
    に移行すると共に、前記自動変速機の変速比をその時点
    の変速比よりロー側に移行する制御を行うことを特徴と
    する自動変速機を備えた内燃機関の最適駆動トルク制御
    方法。
  3. 【請求項3】エンジンが発生する回転トルクを自動変速
    機を介して車輪に伝達すると共に、そのトルク伝達経路
    に該経路を直結状態にする機構を備えたものにおいて、 エンジン発生トルクの変動が有害な状態になった場合、
    その時点でのエンジンの発生トルクより少ないトルクを
    発生する低トルク運転に移行すると共に、前記自動変速
    機の変速比をその時点の変速比よりロー側に移行する制
    御を行い、且つこの制御を実行しても上記エンジン発生
    トルクの変動が有害状態を脱することができないときは
    前記トルク伝達機構の直結状態を解除することを特徴と
    する自動変速機を備えた内燃機関の最適駆動トルク制御
    方法。
  4. 【請求項4】エンジンが発生する回転トルクを自動変速
    機を介して車輪に伝達すると共に、そのトルク伝達経路
    に該経路を直結状態にする機構を備えたものにおいて、 エンジン発生トルクの変動が有害な状態になった場合、
    その時点での空燃比より大きい空燃比の希薄混合気運転
    に移行すると共に、前記自動変速機の変速比をその時点
    の変速比よりロー側に移行する制御を行い、且つこの制
    御を実行しても上記エンジン発生トルクの変動が有害状
    態を脱することができないときは前記トルク伝達機構の
    直結状態を解除することを特徴とする自動変速機を備え
    た内燃機関の最適駆動トルク制御方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、空燃
    比がそれ以上大きくできない場合、スロットル弁の開度
    をそのときの開度より閉じ側に制御することを特徴とす
    る自動変速機を備えた内燃機関の最適駆動トルク制御方
    法。
  6. 【請求項6】運転者の要求に応じてエンジンにトルクを
    発生させるトルク発生手段、 前記発生トルクを機関の運転状態に応じた増幅率で車輪
    に伝達する自動変速機、 上記トルクの伝達経路に有って、この発生トルクを任意
    の結合率で車輪に伝達する滑りクラッチ機構、 前記滑りクラッチ機構を最大結合率状態に制御可能な結
    合率制御手段、を有するものにおいて、 上記機関の運転状態が前記滑りクラッチの現状の結合率
    を維持できない有害な状態になったとき、前記エンジン
    の発生トルクを低下させて現状の結合率を維持するトル
    ク制御手段、とから成ることを特徴とする自動変速機を
    備えた内燃機関の最適駆動トルク制御装置。
  7. 【請求項7】運転者の要求に応じてエンジンにトルクを
    発生させるトルク発生手段、 前記発生トルクを機関の運転状態に応じた増幅率で車輪
    に伝達する自動変速機、 上記トルクの伝達経路に有って、この発生トルクを任意
    の結合率で車輪に伝達する滑りクラッチ機構、 前記滑りクラッチ機構を最大結合率状態に制御可能な結
    合率制御手段、を有するものにおいて、 前記エンジンの発生トルクの変動を検出するトルク変動
    検出手段、 上記トルクの変動が前記滑りクラッチの現状の結合率状
    態を維持できない有害な状態になったとき、前記エンジ
    ンの発生トルクを低下させてこの結合状態を維持するト
    ルク制御手段、とから成ることを特徴とする自動変速機
    を備えた内燃機関最適駆動トルク制御装置。
  8. 【請求項8】運転者の要求に応じてエンジンにトルクを
    発生させるトルク発生手段、 前記発生トルクを機関の運転状態に応じた増幅率で車輪
    に伝達する自動変速機、 上記トルクの伝達経路に有って、この発生トルクを任意
    の結合率で車輪に伝達する滑りクラッチ機構、 前記滑りクラッチ機構を最大結合率状態に制御可能な結
    合率制御手段、を有するものにおいて、 機関の運転状態が前記滑りクラッチの現状の結合率状態
    を維持できない有害な状態になったとき、前記エンジン
    の発生トルクを低下させて現状の結合状態を維持するト
    ルク制御手段、 上記トルク制御手段によって低トルク状態に制御されて
    いるとき、前記自動変速機のトルク増幅率をこのトルク
    低下分に見合った分だけ増大させるトルク増幅率制御手
    段、とから成ることを特徴とする自動変速機を備えた内
    燃機関の最適駆動トルク制御装置。
  9. 【請求項9】運転者の要求に応じてエンジンにトルクを
    発生させるトルク発生手段、 前記発生トルクを機関の運転状態に応じた増幅率で車輪
    に伝達する自動変速機、 上記トルクの伝達経路に有って、この発生トルクを任意
    の結合率で車輪に伝達する滑りクラッチ機構、 前記滑りクラッチ機構を最大結合率状態に制御可能な結
    合率制御手段、を有するものにおいて、 前記エンジン発生トルクの変動を検出するトルク変動検
    出手段、 上記トルクの変動が前記滑りクラッチの現状の結合率状
    態を維持できない有害な状態になったとき、前記エンジ
    ンの発生トルクを低下させてこの結合状態を維持するト
    ルク制御手段、 上記トルク制御手段によって低トルク状態に制御されて
    いるとき、前記自動変速機のトルク増幅率をこのトルク
    低下分に見合った分だけ増大させるトルク増幅率制御手
    段、とから成ることを特徴とする自動変速機を備えた内
    燃機関の最適駆動トルク制御装置。
  10. 【請求項10】運転者の要求に応じてエンジンにトルク
    を発生させる為に少なくとも以下のものを含むトルク発
    生手段、 (a).機関の運転状態に応じて機関に供給する燃料量を
    調整する燃料供給手段、 (b).アクセルの踏み込み量及び/または機関の運転状
    態に応じて機関に供給する空気量を制御すると共に、機
    関の定常運転状態では最大開度状態に制御されるスロッ
    トルバルブ、 前記発生トルクを機関の運転状態に応じた増幅率で車輪
    に伝達する自動変速機、 上記トルクの伝達経路に有って、この発生トルクを任意
    の結合率で車輪に伝達する滑りクラッチ機構、 前記滑りクラッチ機構を最大結合率状態に制御するロッ
    クアップ機構、 前記エンジン発生トルクの変動を検出するトルク変動検
    出手段、を有するものにおいて、 上記トルクの変動が前記滑りクラッチのロックアップ状
    態を維持できない有害な状態になったとき、前記燃料供
    給手段の燃料供給量を低下させてエンジンの発生トルク
    を低下させることによりロックアップ状態を維持するト
    ルク制御手段、 上記トルク制御手段によって低トルク状態に制御されて
    いるとき、前記自動変速機のトルク増幅率をこのトルク
    低下分に見合った分だけ増大させるトルク増幅率制御手
    段、とから成ることを特徴とする自動変速機を備えた内
    燃機関の最適駆動トルク制御装置。
  11. 【請求項11】運転者の要求に応じてエンジンにトルク
    を発生させる為に少なくとも以下のものを含むトルク発
    生手段、 (a).機関の運転状態に応じて機関に供給する燃料量を
    調整する燃料供給手段、 (b).アクセルの踏み込み量及び/または機関の運転状
    態に応じて機関に供給する空気量を制御すると共に、機
    関の定常運転状態では最大開度状態に制御されるスロッ
    トルバルブ、 前記発生トルクを機関の運転状態に応じた増幅率で車輪
    に伝達する自動変速機、 上記トルクの伝達経路に有って、この発生トルクを任意
    の結合率で車輪に伝達する滑りクラッチ機構、 前記滑りクラッチ機構を最大結合率状態に制御するロッ
    クアップ機構、 前記エンジン発生トルクの変動を検出するトルク変動検
    出手段、を有するものにおいて、 上記トルクの変動が前記滑りクラッチのロックアップ状
    態を維持できない有害な状態になったとき、前記燃料供
    給手段の燃料供給量を低下させてエンジンの発生トルク
    を低下させることによりロックアップ状態を維持するト
    ルク制御手段、 上記トルク制御手段によって機関が低トルク状態に制御
    されているとき、前記自動変速機のトルク増幅率をこの
    トルク低下分に見合った分だけ増大させるトルク増幅率
    制御手段、 上記トルク制御手段による上記制御を行っても前記滑り
    クラッチのロックアップ状態を維持することができない
    とき、上記スロットルバルブの開度を現状の開度より閉
    じ方向に制御するスロットルバルブ開度制御手段、とか
    ら成ることを特徴とする自動変速機を備えた内燃機関の
    最適駆動トルク制御装置。
  12. 【請求項12】運転者の要求に応じてエンジンにトルク
    を発生させる為に以下のものを含むトルク発生手段、 (a).機関の運転状態に応じて機関に供給する燃料量を
    調整する燃料供給手段、 (b).アクセルの踏み込み量及び/または機関の運転状
    態に応じて機関に供給する空気量を制御すると共に、機
    関の定常運転状態では最大開度状態に制御されるスロッ
    トルバルブ、 前記発生トルクを機関の運転状態に応じた増幅率で車輪
    に伝達する自動変速機、 上記トルクの伝達経路に有って、この発生トルクを任意
    の結合率で車輪に伝達する滑りクラッチ機構、 前記滑りクラッチ機構を最大結合率状態に制御するロッ
    クアップ機構、 前記エンジン発生トルクの変動を検出するトルク変動検
    出手段、を有するものにおいて、 上記トルクの変動が前記滑りクラッチのロックアップ状
    態を維持できない有害な状態になったとき、前記燃料供
    給手段の燃料供給量を低下させてエンジンの発生トルク
    を低下させることによりロックアップ状態を維持するト
    ルク制御手段、 上記トルク制御手段によって機関が低トルク状態に制御
    されているとき、前記自動変速機のトルク増幅率をこの
    トルク低下分に見合った分だけ増大させるトルク増幅率
    制御手段、 上記トルク制御手段による上記制御を行っても前記滑り
    クラッチのロックアップ状態を維持することができない
    とき、上記スロットルバルブの開度を現状の開度より閉
    じ方向に制御するスロットルバルブ開度制御手段、 上記ロックアップ機構が上記滑りクラッチのロックアッ
    プ状態を解除してクラッチを滑り状態に移行するロック
    アップ解除手段を含む、ことを特徴とする自動変速機を
    備えた内燃機関の最適駆動トルク制御装置。
  13. 【請求項13】エンジンが発生する回転トルクを適当な
    増幅率で増幅して車輪に伝達するとトルク増幅率調整手
    段と、そのトルク伝達経路に該経路のトルク伝達率を調
    整可能なトルク伝達率調整機構を備えたものにおいて、
    エンジン発生トルクの変動が小さくなる方向に前記エン
    ジンの発生トルクを増減制御すると共に、その時前記ト
    ルク増幅率制御手段のトルク増幅率を前記トルク伝達率
    が維持可能な状態に制御することを特徴とする自動変速
    機を備えた内燃機関の最適駆動トルク制御方法。
  14. 【請求項14】車速0の状態からの加速要求が発生し、
    且つエンジンの出力トルクが車両の走行に必要な状態に
    増幅された時点から前記トルク伝達経路のトルク伝達率
    を滑り状態から所定の高伝達率状態に移行することを特
    徴とする自動変速機を備えた内燃機関の最適トルク制御
    方法。
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