JP2013127194A - パネル塀およびその構築方法 - Google Patents

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【課題】パネル同士の連結角度を自在に変更することができるパネル塀と、その構築方法を提供する
【解決手段】パネル1とパネル1をコーナー柱60を介して連結して構築したパネル塀において、コーナー柱60は、パネル1とパネル1の連結角度を変えて連結する可変連結部61を備え、パネル1は、その端縁に可変連結部61の相手部材である被連結部65を備えている可変連結部61は、コーナー柱60の柱本体20aに設けられる、凸形円弧面62を有する柱状部材であり、被連結部65が、パネル1の端縁に設けられる、凹形円弧面66を有する端部材であり、凸形円孤面62と凹形円孤面66を面接触させた状態で、互いに結合可能である凸形円弧面66に対し凹形円弧面66を円弧方向にズラせると、連結角度を変えることができ、その状態で結合すると、任意の連結角でパネルをつないだパネル塀を構築できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、パネル塀およびその構築方法に関する。さらに詳しくは、家屋や敷地の周りを囲む塀を構築するためのパネル塀であってパネル同士の連結角度を可変としたパネル塀とその構築方法に関する。
従来より家屋や敷地の周りを囲む塀にはコンクリートブロックを積み上げたブロック塀が多用されている。
しかるにブロック塀は、砂をセメントで固めたコンクリート構造物であるので重量が重く、倒壊したときに人が下敷きになると大きな人身事故を招くという欠点があった。
そこで、軽量化しながら外観の質も向上させたものとして特許文献1,2の従来技術が提案された。
特許文献1の従来技術は、アルミニウム製構造材からなるフレームにセメント系のパネルを取付け、かつ外面にタイルを貼付したものである。
特許文献2の従来技術は、アルミニウム製構造材からなるフレームに窯業系サイディングを張設したものである。
上記従来例1、2は、セメント系パネルとタイルを使ったり(特許文献1)、窯業系サイディング(特許文献2)を使うため、コンクリートブロックよりは軽いものの、軽量効果は充分ではなかった。
また、躯体フレームに各種の外装材(セメント系パネルやタイル、窯業系サイディング)を取り付けていくので、現場施工に手間がかかるという問題があり、仮に工場内で組立てして出荷するようにすれば、変化の乏しい塀となり、住宅デザインや都市デザインからの要望にこたえられないものとなってしまう。
一方、軽量化の点では、更に進化した従来技術として、特許文献3がある。
この従来技術は、支柱に合成樹脂製のパネルを結合したものである。この従来技術では、軽量で施工性の優れたものとなるが、厚さの薄い板状の外観となり、かつ表面が平坦なだけであるから美的質感は極めて乏しいものであって、住宅デザインや都市デザインからの要望には応えることができない。
特開平6−137051号公報 特開平7−18962号公報 特開2003−321952号公報
そこで、本発明者は、モジュール化されたパネルを支柱を介して組立て、その外面に外装材を塗布することにより、軽量で美的質感の高いパネル塀が得られることを見出した。
このようなパネル塀において、商品価値を高めるには複数枚のパネルをまっすぐに連結するだけでなく、連結角度を変えてつなぎ直線的でない塀であっても構築できることが好ましい。
本発明は上記事情に鑑み、パネル同士の連結角度を自在に変更することができるパネル塀と、その構築方法を提供することを目的とする。
第1発明のパネル塀は、パネルとパネルをコーナー柱を介して連結して構築したパネル塀において、該コーナー柱は、パネルとパネルの連結角度を変えて連結する可変連結部を備え、前記パネルは、その端縁に前記可変連結部の相手部材である被連結部を備えていることを特徴とする。
第2発明のパネル塀は、第1発明において、前記可変連結部が、前記コーナー柱の柱本体に設けられる、凸形円弧面を有する柱状部材であり、前記被連結部が、前記パネルの端縁に設けられる、凹形円弧面を有する端部材であり、前記柱状部材と前記端部材は、前記凸形円孤面と前記凹形円孤面を面接触させた状態で、互いに結合可能であることを特徴とする。
第3発明のパネル塀は、第1または第2発明において、前記可変連結部の外面と前記被連結部の外面とにわたって貼付された薄膜テープと、該薄膜テープの外表面から外装材が塗布されていることを特徴とする。
第4発明のパネル塀の構築方法は、パネルとパネルをコーナー柱を介して連結してパネル塀を構築する方法であって、コーナー柱の可変連結部に対しパネルの被連結部の連結角度を任意に選択して結合することを特徴とする。
第1発明によれば、コーナー柱の可変連結部に対しパネルの被連結部の連結角度を変えることにより、隣接するパネル同士を一直線につなぐだけでなく、任意の角度に折れ曲がった状態でつなぐことができる。このため、周囲が曲がった敷地であってもパネル塀を敷地外周に沿って構築することができる。
第2発明によれば、コーナー柱の可変連結部における凸形円弧面に対しパネルの被連結部における凹形円弧面を円弧方向にズラせると、連結角度を変えることができ、その状態で結合すると、任意の連結角でパネルをつないだパネル塀を構築できる。
第3発明によれば、コーナー柱の可変連結部とパネルの被連結部における外面に薄膜テープを貼付すると、可変連結部と被連結部の間の溝が埋められ平坦となる。このため、その上面から外装材を塗布すると、他の平坦部分の仕上がりと全く同様の仕上りとなって、美麗な外観が得られる。
第4発明によれば、コーナー柱の可変連結部に対しパネルの被連結部の連結角度を変えることにより、隣接するパネル同士を一直線につなぐだけでなく、任意の角度に折れ曲がった状態でつなぐことができる。このため、周囲が曲がった敷地であってもパネル塀を敷地外周に沿って構築することができる。
本発明におけるパネル塀の一例を示し、(A)は正面図、(B)は平面図である。 図1の一部(II部分)拡大横断面図である。 コーナー柱60と被連結部65の分離拡大図である。 図2に示す2枚のパネルを直列に連結した状態を示す拡大横断面図である。 図2に示す2枚のパネルを70°の連結角度で連結した状態を示す拡大横断面図である。 本発明で用いるパネルの説明図であって、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図である。 本発明で用いる各種パネルの斜視図である。 本発明に係るパネル塀の構築方法の説明図である。 本発明に係るパネル塀の使用例を示す説明図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
まず、図9に基づき、本発明に係るパネル塀の使用例を説明しておく。
H1とH2は家屋であり、隣接して建てられている。W2は図8の塀であり、W1とW3は他の形態の使用例である。
本発明は、このようなW2で示すような折れ曲がった塀となるパネル塀と、その構築方法に関する。
本発明に係るパネル塀の特徴は、モジュール化された塀用パネルを用いた点にある。このモジュール化の意味は、統一化された基準寸法の縦、横、厚さ寸法をもつように各塀用パネルが構成され、互いに連結して、高さを変え、かつ左右方向に長さを延ばすことが可能となっていることにある。
各塀用パネルの連結は、パネルとは別部材である支柱を介して行い、横方向には、隣接するパネルの間に一本づつ支柱を立て、支柱を介して各パネルを連結することにより、構築していくことができる。また、高さ方向にはパネルを上に積み重ね、かつ同じ支柱に連結することで構築できる。なお、このようにパネル塀を構築する際に、隣接するパネルを角度を付けて連結する構成と方法が本発明の主題である。
上記のような、パネル塀の構成要素である塀用パネルの基本構造を図6に基づき説明する。
図示の基本パネル1は、四角形の枠体11と、その表裏両面に貼付した2枚の外板12とからなる。
枠体11は左右の縦桟11aと上下の横桟11bを個別に製作した後で互いに結合したものでもよく、初めから一体に製作したものでもよい。枠体11の大きさに併せて、補強用の桟13を用いることは任意である。
外板12は、枠体11の縦横寸法と同じ板材であり、枠体11への取付けは、ビス止めや溶接など任意の手段をとりうる。
枠体11の左右の縦桟11aには、支柱に結合するための連結部14が形成されている。
図7には、各種パネル1、3、5および6が示されている。これらの概要は、以下のとおりである。
1:基本パネル
図6に示した塀構築の基本部材となるパネルであって、外板12は特別の孔加工などは施されておらず、平坦な形状のままである。パネルの内部は空洞であり、最も軽量なタイプである。
3:丸開口パネル
基本パネルに丸形の開口を形成したものである。図示の例では、開口は4個であるが、開口の数や位置は任意である。
5,6:基本パネルと丸開口パネル
基本パネル1と丸開口パネル3と実質同一の構造をもつパネル5,6であるが、横寸法が小さいものである。
なお、上記以外にも種々のデザインを施したり、ルーバーや郵便ポストなどの機能部品を有するパネルを用いることができる。
上記パネルの構成素材には、とくに制限がなく、金属や合成樹脂、セメント成形板などを利用できる。金属には、鉄や銅、マグネシウム、アルミニウムなどの利用が可能であり、合成樹脂には、ポリエチレン板、ポリプロピレン板などが利用可能である。
地震等による耐倒壊性を高めるためには、軽量素材を用いるのが好ましく、強度と軽量性を共に満足するためには、軽金属、とくにアルミニウムが好ましい。枠体11はアルミニウム押出形材であると、製造が容易であり、任意の断面形状が可能であって、かつ連結部14も同時に成形できる。
外板12は、アルミニウム板、もしくはアルミニウム板に合成樹脂層を積層したものが好適である。
なお、アルミニウム材料は、軽量性と耐腐食性を兼ね備えている。
また、支柱20もパネルと同様の種々の材料を用いることができるが、強度と軽量性を共に満足するには軽金属、とくにアルミニウム製の押出形材が好ましい。
本発明では、上記各種パネルを支柱20とコーナー柱60を用いて連結される。また、各種パネルを固定したり連結する支柱20やコーナー柱60も同様に軽金属が用いられ、とくにアルミニウム製の押出形材が好ましい。
図1は、本発明に基づき折り曲げて連結したパネル塀の一例を示している。
左側のパネル塀は、基本パネル1と丸開口パネル3と基本パネル1を端柱としての支柱20とコーナー柱60で保持したものであり、右側のパネル塀は右端の支柱20と中央のコーナー柱60とで同一構成のパネル1,3,1を保持したものである。
図示のパネル1,1は、コーナー柱60を境にして、左側のパネル1と右側のパネル1が角度70°〜180°の範囲で連結角度θを変えることができる。
まず、図2に基づき、支柱20とパネル1の連結構造を説明しておく。
図2の下部は支柱20とパネル1を連結した部分の拡大図である。パネル1は端部のみ示されている。
連結部14は、縦桟11aから外側に突出した2枚の突片で、縦桟11aとほぼ同じ上下長さを有している。また、その適所、たとえば上下両端部と中間部12はビス孔が形成され、ビスの螺合が可能となっている。
支柱20には、連結板21がネジ止めされており、この連結板21には前記連結部14の相手部材となる被連結部24が形成されている。そして、ビス25を連結部14と被連結部24に共に螺合することにより、パネル1を支柱20を介して連結できるようになっている。
なお、上記の連結構造は一例であって、他の任意の構造をとくに制限なく採用できる。
前記被連結部24は、横断面がU字状であり、外側に向って開口している。その開口にはカバー41が嵌められて閉口している。そのカバー41は、支柱20とパネル1の間の上下長さを有する帯状部材であり、その内面には弾力性を有する係止片が形成されており、それが撓みながら前記被連結部24に係合するというものである。このような弾性型係止片を用いると、手で押し込むだけで、被連結部24にカバー41を取付けることができるという利点がある。
つぎに、図2および図3に基づき、本発明に係るコーナー柱60とパネル1との間の連結構造を説明する。
コーナー柱60の柱本体20aは支柱20と同一構成の柱部材である。
柱本体20aには、可変連結部61が設けられている。可変連結部61は、凸形円孤面62を有する柱状部材であり、円孤面62は角度にして約270°にわたっている。円孤でない部分はL形に形成された取付部63となっており、柱本体20aの角部にぴったり合わさってビス64で固定されている。
上記の可変連結部61は、柱本体20aと別体のものを取り付けてもよく、柱本体20aに一体に成形したものであってもよい。
一方、パネル側に設けられる被連結部65は、凹形円孤面66を有する柱状部材であり、円孤面66は角度にして140°位にわたっている。凹形円孤面66は、面状に形成された面接触部66aと線状に形成された線接触部66bからなるが、線接触部66bはビス67を通すために形成されている。
円孤面66の背面側には、パネル1側の連結部14と連結するための連結板68が形成されている。
前記連結板68の両端部は断面視で凹状に形成され、その両先端部には内側に向け突出した係止突起69,69が形成されている。そして、係止突起69、69には、カバー41が嵌められている。
このカバー41は、支柱20とパネル1の間の被連結部24に嵌められたものと実質同一部材である。このカバー41は、手で押し込むだけで、連結板68の外側面に嵌め込むことができる。
図2に示すように、コーナー柱60の可変連結部61における凸形円弧面62に対しパネル1の被連結部65における凹形円弧面66を沿わせ、かつ円弧方向にズラせると、連結角度を変えることができる。そして、その状態でビス67で結合すると、任意の連結角でパネル1をつなぎ、パネル塀を構築できる。
図4は、コーナー柱60を挟んで隣接するパネル1,1を直列に連結した状態を示している。
図5は、コーナー柱60を挟んで、隣接するパネル1,1を70°の角度で交差するように連結した状態を示している。
このように、本発明によれば、パネル1,1を任意の連結角度で連結することができる。
つぎに、可変連結部61と被連結部65の間の目地処理の詳細を、図4に基づき説明する。
可変連結部61と被連結部65の間には、小さな隙間があるが、この隙間の周辺を覆うように薄膜テープ、たとえばアルミニウムテープ51(厚さ0.05〜0.10mm)を貼付する。アルミニウムテープ51の貼付によって隙間は覆い隠され、その部分は平坦となる。その後は塗布作業となるが、その詳細は後述する。
なお、目地処理の要領は、連結角度を変えた図2や図5の場合も同様である。
上記のように目地処理を実行した結果、アルミニウムテープ51は、パネル1と同質素材であるので、同一の下地材で下地処理ができ、後工程での外装材を塗布しても剥落は生じにくい。そして、下地塗装し外装材を塗布すると、他の平坦部分の仕上がりと全く同様の仕上りとなって、美麗な外観が得られる。
また、このように仕上げたパネル塀は、自然の風合いや嵩高感を有するものとなる。
なお、支柱20とパネル1の間の目地処理も同様に行われる。図2に示す連結板24に取付けた状態でのカバー41の外表面は、支柱20の外表面およびパネル1の外表面(外板12の外表面)と面一になっている。すなわち、外表面の高さは全く同一であり、支柱20やパネル1との間で段差は生じていない。カバー41と支柱20との間、およびカバー41とパネル1との間には、わずかな線状の溝が生ずるが、これが目地となっている。
上記の目地を平坦に整形する目地処理する際も同様の薄膜テープ、たとえばアルミニウムテープ51を貼付する。具体的には、アルミニウムテープ51をカバー41とその側方に位置する支柱20のカバー側近傍およびカバー41の他方に位置するパネル1のカバー側近傍からなる領域に貼付する。この結果、カバー1とその両サイドの領域はアルミニウムテープ51で覆われて、目地溝は全く現われなくなる。ちなみに本実施例において、カバー1の幅は14mm、アルミニウムテープ51は厚さ0.08mm、幅50mmであり、アルミニウムテープ51によって、外板12を枠体11に取付けるビスの頭部も覆い隠すことができる。
つぎに、上記の塀用パネルを用いて構築した塀を図8に基づき説明する。
(1)図に示すように、地中に基礎70を構築して、支柱20とコーナー柱60を必要本数だけ立設する。
2本の支柱20、60の間に、基本パネル1,5や丸開口パネル3,6を挿入し、各パネルを支柱20、60に連結する。この連結方法は後述するように連結部14をビス止めすることにより行われる。支柱20とコーナー柱60各パネル1,3,5,6の間の目地は封止したうえで塗布作業に移るが、その目地処理の詳細は既述のとおりである。
(2)図に示すように、連結された各パネル1,3、5,6の表面に下地調整材31を施す。この下地調整材31は、次工程で行う外装材が確実に付着し、剥落等が生じないようにするため行われる。
(3)図に示すように、下地層の表面に外装材32を塗布する。外装材32の代表的なものは、バインダーとしての合成樹脂と砂とパルプを主成分とするものなどが用いられ、鏝仕上げ等の手法で塗布される。この外装材は砂とパルプを含むことから自然の風合いと嵩高感を有する点に特徴がある。なお、完成したパネル塀に後付け型の郵便ポストを取付けたり、更にはデザイン仕上げを目的とした表面塗装を行ってもよい。
(他の実施形態)
つぎに、本発明が適用可能なパネル塀を説明する。
上記に示した各種パネルには、さらに意匠性加工を施したり、機能性部材を取付けたものもよい。
意匠性加工には種々のものを任意に援用でき、角開口や丸開口などの加工、その他任意のものを付加することができる。
また、機能性部材は、縦型や横型のポストやルーバーセットなどを付加し、さらにその他任意のものを付加することができる。
また、基本パネルの外、パネル内部に発泡剤、たとえば低発泡ポリスチレンを充填したものを用いることもできる。このようなパネルは、内部が密に充填されているので、強度が向上する外、現場で任意の形状に切断しても、内部の充填物を介して切断部分のシールが容易に行えるという利点がある。
本発明で用いる各パネルは基準寸法を共有するモジュール化されたものである。具体的な基準寸法としては、とくに制限なく、施工性などの面から任意の寸法を採用できるが、縦600mm、横910mm、厚さ60mmなどを例示できる。支柱の高さは、パネルの高さに根入れ寸法200〜300mmを足した高さとするのが代表的であるが、これに限られることはない。
先に説明した実施形態では、下地調整材31を塗布したうえで壁用外装材を塗布したが、下地調整材を用いない仕上げ方法も採用できる。
すなわち、壁用外装材がパネル表面に直接塗布しても剥落等が生じないものであれば、パネルへの直接塗布が可能なのであり、そのような壁用外装材としては、合成樹脂系塗料があげられる。また、合成樹脂系塗料の代表的なものとして、エポキシ系樹脂塗料が例示できる。
1 パネル
14 連結部
20 支柱
51 アルミニウムテープ
60 コーナー柱
61 可変連結部
62 凸形円弧面
65 被連結部
66 凹形円弧面
68 連結板

Claims (4)

  1. パネルとパネルをコーナー柱を介して連結して構築したパネル塀において、
    該コーナー柱は、パネルとパネルの連結角度を変えて連結する可変連結部を備え、
    前記パネルは、その端縁に前記可変連結部の相手部材である被連結部を備えている
    ことを特徴とするパネル塀。
  2. 前記可変連結部が、前記コーナー柱の柱本体に設けられる、凸形円弧面を有する柱状部材であり、
    前記被連結部が、前記パネルの端縁に設けられる、凹形円弧面を有する端部材であり、
    前記柱状部材と前記端部材は、前記凸形円孤面と前記凹形円孤面を面接触させた状態で、互いに結合可能である
    ことを特徴とする請求項1記載のパネル塀。
  3. 前記可変連結部の外面と前記被連結部の外面とにわたって貼付された薄膜テープと、
    該薄膜テープの外表面から外装材が塗布されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のパネル塀。
  4. パネルとパネルをコーナー柱を介して連結してパネル塀を構築する方法であって、
    コーナー柱の可変連結部に対しパネルの被連結部の連結角度を任意に選択して結合する
    ことを特徴とするパネル塀の構築方法。
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