JP2008175033A - 外構塀 - Google Patents

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Abstract

【課題】支柱の前面側からのみでも塀パネルの取付けが可能であると共に、塀パネル取付け後は、外観上は表裏感が生じにくい外構塀及び外構塀を提供する。
【解決手段】支柱2の間に取付けられた塀パネル1が取付けられた外構塀であって、塀パネル1はその両側端から支柱2に向かって垂直方向にそれぞれ挟持片58が突出され、支柱2の側面には、塀パネル1の背面端部を隠蔽するカバー片32と、挟持片4の背面側に配置される受け片33とを備えた取付部材3が設けられ、挟持片4が、受け片33と、挟持片58の前面を隠蔽する押さえ片4とによって挟持されるように構成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、住宅やマンション等の敷地境界部や隣地境界部に沿って設けられる外構塀に関し、詳しくは、適宜間隔をおいて立設された支柱間に塀パネルが配置された外構塀に関するものである。
一般に、住宅や工場等の敷地の境界部に沿って設けられる外構塀には、形状、意匠の面から種々のものがあり、例えば、適宜間隔をあけて複数個のH鋼からなる支柱を、隣接するH鋼の凹部が互いに向かい合わせになるように立設し、この向かい合うH鋼の凹部の間に塀パネルを嵌め込んで施工される外構塀が提案されている。
このような外構塀は構造が単純であり、又、施工後も塀パネルはH鋼からは容易には外れることがない点は優れているが、一般的に、塀パネルをH鋼の凹部に嵌め込む際は、一旦、塀パネルをH鋼の上まで持ち上げて、H鋼の凹部に落とし込むような施工方法となるため、塀パネルを持ち上げるための重機を使用できない場所では、施工が容易ではなかった。
そこで、所定の断面の基準部材に補助部材を当接した縦枠と横枠とを四角形に設けた縁枠を形成し、縁枠の基準部材と補助部材とで樹脂板を挟持し、縁枠の外側を止め板で固定したことを特徴とする屋外及び道路用透光板枠部材が提案されている。
この枠部材は、透光板を挟持する縁枠と、縁枠の側面に取付けられ側方に突出した耳板を有する断面L字状の止め板とを備えているので、この枠部材を支柱に取付ける際は、止め板の耳板を支柱の前面側に配置すると共に、この耳板と支柱とを締結すればよく、透光板を含めた枠部材の取付作業が容易となる。又、取付け後は、耳板と支柱の締結を外せばよいので、枠部材の取り外し作業も容易である(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−306823号公報
しかしながら、前記の枠部材には次のような問題点があった。すなわち、枠部材の耳板を、支柱の前面側に配置しボルト等で支柱に締結した場合、支柱の背面側は隠蔽されていないため、明らかに表裏感のある構造となり、支柱と枠部材との隙間が生じるため、枠部材の背面側から見ると美観を損ねるものであった。
本発明は、前記の如き問題点を解消し、支柱の前面側から塀パネルの取付けが可能であると共に、塀パネルを取付けた後は、外観上は表裏感が生じにくく、美観を奏する外構塀を提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。すなわちこの発明に係る外構塀は、適宜間隔をおいて立設された支柱と、前記支柱の間に取付けられた塀パネルとからなる外構塀であって、前記塀パネルはその両側端から支柱に向かって垂直方向にそれぞれ挟持片が突出され、支柱の側面には、塀パネルの背面端部を隠蔽するカバー片と、前記挟持片の背面側に配置される受け片とを備えた取付部材が設けられ、前記挟持片が、この受け片と、挟持片の前面を隠蔽する押さえ片とによって挟持されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、支柱に塀パネルを取付ける際、支柱の側面には、塀パネルの背面端部を隠蔽するカバー片と、該挟持片の背面側に配置される受け片とを備えた取付部材が設けられているので、支柱の前面側から塀パネルを配置すると共に、塀パネルの背面側を隠蔽することができる。そして、該挟持片は、この受け片と、塀パネルの背面端部及び挟持片の前面を隠蔽する押さえ片とによって挟持されるようになされているので、支柱の前面側のみから塀パネルを取付けることが可能であり、更に、塀パネルは、カバー片と押さえ片とによって表裏感が生じにくくなり、美観を奏することができる。
本発明において、複数の塀パネルが上下に接合され、前記接合部において、一方の塀パネルの接合部には長手方向に向かって相対向する二個の脚片と、その間に並設された突条とを有し、前記脚片間に他方の塀パネルの接合部が挿入されると共に、突条が挿入される係止溝が前記接合部に形成されれば、1個の塀パネルの上に別の塀パネルを接合する際、上の塀パネルは、その両端の挟持片が挟持されていない状態であっても、前記接合部における接合構造によって、塀パネルの前面側或いは背面側には容易に倒れにくくなり、施工作業の安全性が高められると共に、施工作業がより容易となる。
又、本発明において、複数の塀パネルが上下に接合され、その塀パネルが前面或いは背面の何れか一方のみにしか倒れる恐れがない場合は、その面側の塀パネルの接合部において、一方の塀パネルの接合部には長手方向に向かって脚片と、その脚片に並設された突条とを有し、他方の塀パネルの接合部には、前記脚片が嵌合される切欠部と、前記突条が挿入される係止溝が形成されれば、この接合構造によって、塀パネルは容易に倒れにくくなり、施工作業の安全性が高められると共に、施工作業がより容易となる。
更に、本発明において、支柱に回動可能なバンド状金具が取付けられ、該バンド状金具を介して前記取付部材が支柱に取付けられるようになされれば、支柱がコーナー部に位置する場合、支柱に取付けられる2枚のパネルがなす角度に応じて、バンド状部を介して支柱に設けられた取付部材の取付角度を調整することが可能となるため、支柱に特別な加工を施さなくても、塀パネルを容易に取付けることができる。
本発明において、バンド状金具は、支柱の外周面に沿って締着される2個一対の支柱取付片からなり、2個一対の支柱取付片にはその相対向する一端に連結部が設けられ、相対向する他方の一端には締め付け部が設けられるようになされれば、バンド状部を支柱の上端から挿通させるような作業は必要なくなり、支柱におけるバンド状部の所定の取付位置で2個の支柱支持片を嵌合させて、バンド状部を取付けることが可能となり、施工作業がより容易となる。
本発明請求項6に記載の外構塀は、適宜間隔をおいて支柱が立設され、前記支柱は、垂直に立設された支柱垂直部の上部に前面に向けて傾斜した支柱傾斜部が設けられ、前記支柱垂直部と支柱傾斜部とに前記塀パネルが取付けられ、前記両塀パネルはその両側端から支柱に向かって垂直方向にそれぞれ挟持片が突出され、支柱の側面には、塀パネルの一方の面の端部を隠蔽するカバー片と、前記挟持片の内面側に配置される受け片とを備えた取付部材が設けられ、前記挟持片が、この受け片と、挟持片の外面を隠蔽する押さえ片とによって挟持されるようになされたものであり、外構塀の前面側から塀パネルの取付作業が可能となり、又支柱傾斜部に取付けられた塀パネルは忍返しとしての効果を併せ持ち、人等が傾斜側から外構塀を乗り越えて敷地内側に侵入しにくくなる。
本発明請求項6に記載の外構塀において、支柱垂直部に取付けられた塀パネルの上端面と支柱傾斜部に取付けられた塀パネルの下端面との間に連結部材が介在され、前記連結部材は、その底面が支柱垂直部に取付けられた塀パネルの上端面に配置されると共に、上面に支柱傾斜部に取付けられた塀パネルの下端面が配置されるようになされたものであり、支柱傾斜部に取付けられる塀パネルの下部を傾斜角度に合わせて切欠く等の加工作業が不要となり、両塀パネルの連結作業が容易になされる。
本発明請求項6に記載の外構塀において、支柱垂直部に取付けられた塀パネルの上端面と支柱傾斜部に取付けられた塀パネルの下端面との間に連結部材が介在され、前記連結部材は斜辺を底面とする直角三角形状であって、その底面が支柱垂直部に取付けられた塀パネルの上端面に配置されると共に、直交する二辺のいずれか一方を上面として、該上面に支柱傾斜部に取付けられた塀パネルの下端面が配置されるようになされたものであり、支柱傾斜部に取付けられた塀パネルの正面あるいは背面と下面とを直行するようにすれば、前記連結部材の直交する二辺の他の一辺と平行とこの塀パネルの正面あるいは背面とが平行となるので、前記連結部材の一辺と塀パネルとを正面又は背面と略面一に合わせて取付けて、塀パネルどうしの連結部の意匠性を向上させることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
すなわち、図1は本発明に係る外構塀の第一の実施形態を示す正面図、図2は図1の部分正面図、図3は図1のA−A線における要部拡大断面図、図4は図1のB−B線における要部拡大断面図、図5は、図4の変形を示す断面図、図6は図1の主要部の説明図、図7は本発明に係る外構塀の第一の実施形態の変形を示す部分断面図、図8は本発明に係る外構塀の第二の実施形態を示す部分断面図、図9は本発明に係る外構塀の第二の実施形態を変形を示す部分断面図、図10は本発明に係る外構塀の第三の実施形態を示す部分断面図、図11は本発明に係る外構塀の第四の実施形態を示す部分断面図であり、図12〜14は本発明に係る外構塀の第五の実施形態を示す説明図、図15は本発明に係る第6の実施形態を示す正面図と側面図、図16は図15のC−C線における要部拡大断面図、図17は図15のD−D線における腰部拡大断面図、図18は図17の分解説明図である。
図面において、1は塀パネル、2は支柱、3は支柱2に取付けられて塀パネル1の背面端部を隠蔽する取付部材、4は塀パネル1の前面端部を隠蔽する押さえ片であり、本実施形態に係る外構塀Pは、塀パネル1、支柱2、取付部材3、及び押さえ片4から主に構成されたものである。
先ず、図1に示すように、この形態に係る外構塀Pは、適宜間隔をあけて立設された支柱2の間に、塀パネル1が配置されたものである。塀パネル1の上縁には笠木11が設けられ、塀パネル1を上端を隠蔽すると共に、塀パネル1の上縁を隠蔽している。又、支柱2の上端部にはキャップ21が設けられ、支柱2の上縁を隠蔽している。
塀パネル1は、図2に示すように、2個の縦枠51と、上枠52と、下枠53とからなる枠体5を備え、図3に示すように、枠体5に2個のパネル材6が空隙を介して設けられたものである。この空隙には吸音材7が挿入されている。
枠体5は、本実施形態では、縦枠51の支柱2側の外側面から上枠52、下枠53の長手方向に沿ってそれぞれに形成された断面略C字状のビスホール81、82に向かってビスが螺入されてなるものであり、上枠52及び下枠53の任意の長さに応じて枠体5を形成することができるが、縦枠51と、上枠52及び下枠53とが接合される形態であればよい。
又、図3及び図5に示すように、枠体5は、その内側面には、長手方向に亘って凹溝83が並設されており、2個のパネル材6の端部がそれぞれ挿入され、パネル材6を保持することができる。凹溝83は、その外側の側壁部が枠体5の内側面の縁部に沿って形成されているが、縁部より内側に設けられてもよい。
パネル材6は、図3に示すように、芯材61の表面に化粧板62が貼着され、芯材61の裏面に裏面板63が貼着されたものであり、化粧板62が外側に面するように配置されている。芯材61は、一般には、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂から作製されるものであり、ポリエチレン、ポリプロピレンを単独のもの、或いはこれらを適宜混練されたものを用いてもよく、これらに水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の無機材料を適宜混練したものを用いてもよいが、発泡させたものが用いられれば、より軽量で、運搬や施工性に優れたものとなり、より好ましい。
化粧板62は、一般にはアルミニウム合金、ステンレス鋼、銅等の金属箔からなり、その前面には、装飾性を高めるために塗装が施されてもよく、装飾用のシートやフィルムを貼着されてもよいが、そのまま用いてもよい。
裏面板63は、化粧板62とほぼ同じ形態であり、一般にはアルミニウム合金、ステンレス鋼、銅等の金属箔を好適に用いることができるが、背面板3を用いず、パネル材6の背面が芯材61によって形成されたものでもよい。
パネル材6は、図3に示すように、化粧板62、芯材61、裏面板63による積層体であるが、積層体に限定されるものではなく、例えば化粧板62、或いは芯材61を単独で用いる形態でもよく、ポリカーボネートやアクリル樹脂等からなる透光材料を用いてもよい。又、吸音性能を発現させるために、騒音発生源側のパネル材6に多数の透孔を設けたものを用いてもよい。
吸音材7は、一般には、ロックウール、グラスウール、フェルト等が用いられるが、ポリエステル系繊維の集合体を用いると、軽量で、運搬や施工性に優れており、又、吸水や吸湿による性能低下が起こりにくいので、好適に使用できる。
塀パネル1において、一方のパネル材6に貫通した多数の孔やスリットを形成させれば、吸音材7と相まって塀パネル1の吸音能力を高めることができる。尚、吸音材7を用いず、2個のパネル材6の間に空隙が生じた状態のまま用いてもよい。
次に、塀パネル1の上下への接合構造について説明する。具体的には、塀パネル1の上枠52と、隣接する塀パネル1の下枠53との接合構造について説明する。
図3に示すように、下枠53の下面には、その両端部から長手方向に沿って脚片54が相対向して設けられ、この脚片54の間には、並設された2個の突条55が設けられている。又、上枠52は、その接合部が下枠53の脚片54の間に挿入されると共に、接合部には係止溝56が形成され、突条55が挿入され係合されている。本実施形態では、下枠53の接合部には、上枠52の脚片54と相対する箇所に切欠57が形成され、上下の塀パネル1を接合した際に、上下の塀パネル1の前面及び背面が略面一となされる。
この構造において、最上段の塀パネル1の一方(矢印の方向)から風が当たるとすると、この塀パネル1の下枠53は、脚片54aの先端部を支点Cとして回動しようとする。この時、相対向する脚片54bは、支点Cから離れており、且つほぼ同じ高さに位置しているので、ほぼ垂直上向きに移動するため、下枠53の接合部が上枠52の脚片54の間から外れる恐れがあるが、突条55aは、支点Cの近傍でかつ斜め上方に位置しているので、水平方向に近い斜め上向きに移動するため、突条55aの外側面が相対する係止溝56aの側壁面に接触し、下枠53の回動が抑制される。つまり、塀パネル1を上下に接合させた際に、上の塀パネル1は、この接合構造によって、その両端が支柱に取付けられていない状態であっても、倒れにくくなる。尚、風が反対側から当たる場合も、同様な効果を奏することができる。
突条55は、脚片54に対してなるべく近傍に設けることが好ましい。これによって、前記下枠53が前記のように回動する際、突条55の移動方向は、より水平方向に近くなり、突条55の外側面が相対する係止溝56の側壁面に接触しやすくなり、下枠52の回動をより効果的に抑制することができる。
突条55は、本実施形態では、塀パネル1の前面及び背面側に設けられた脚片54の近傍にそれぞれ相対して形成されているが、塀パネル1が倒れる恐れのある面側に形成されていれば、その効果を奏するので、塀パネル1を接合した際に、前面或いは背面のいずれか一方のみに倒れるおそれがある場合は、その面側のみに脚片54及び突条55が形成されていてもよい。
上枠52の係合溝56は、本実施形態では、開口部から底部に向かって幅が広くなる蟻溝状に形成されている。これによって、前記の効果に加えて、この上枠52が最上段に位置する際に、笠木11の内面に形成された突部12が嵌合され、笠木11が上枠52から容易に外れないようにすることができる。
図5に示した下枠52及び上枠53は、その外形が上下に延設された形態であり、下枠52、及び上枠53の剛性を高めることができるので、より好ましい。
次に、支柱2への塀パネル1の取付構造について詳しく説明する。
図6は、塀パネル1の支柱2への取付構造の説明図であり、(a)、(b)、(c)はこの取付箇所を示す分解断面図である。
先ず、(a)に示すように、支柱2は角パイプ状に形成されたものであり、その側面には、取付部材3が設けられている。取付部材3は、ボルトによって支柱2に固定される基部31と、基部31の一側端から取付けられる塀パネル1に向かって突出されたカバー片32と、基部31の他側端から塀パネル1に向かって突出された受け片33とからなり、断面コ字状に形成されている。本実施形態では、支柱2の両側面に取付部材3が設けられて、両取付部材3の基部31を貫通したボルトによって固定されている。この構造によって、作業者は、支柱2の前面側から取付部材3の基部31を固定することができるので、固定作業が容易となる。尚、取付部材3が支柱の一側面のみに取付けられる場合も、同様に取付部材3の基部31を支柱2に固定することができる。
塀パネル1の縦枠51は、支柱2に向かって垂直方向に突出された挟持片58を有し、(b)に示すように、挟持片58の背面に、前記取付部材3の受け片33が配置されるようになされている。この構造により、塀パネル1を支柱2の間に取付ける際、作業者は、支柱2の前面側から塀パネル1を取付けることができるので、支柱2の背面側に作業者が回り込んで作業するスペースが充分に確保できない場合や、支柱2の背面側が崖地や土手等になっている場合でも、取付作業はその前面側から容易になされる。
又、図6の(b)において、取付部材3のカバー片32は、その基端が支柱2の側面にほぼ当接されると共に、その先端側は縦枠51の背面を隠蔽している。これによって、支柱2及び塀パネル1の背面側の隙間は、カバー片32により隠蔽されるため、背面側からの美観を向上させることができる。尚、カバー片32の基端が支柱2の側面にほぼ当接されているとは、隙間なく当接されていてもよく、子供が悪戯等で指を入れることができない程度の隙間が生じていてもよい。
又、カバー片32は、本実施形態のように、縦枠12の背面全体を隠蔽するものでもよいが、枠体12の背面の一部を隠蔽するものでもよく、要は、塀パネル及び1支柱2の背面側の隙間が隠蔽されるものであればよい。
カバー片32と縦枠51の背面との間には隙間が生じていてもよいが、本実施形態のように、カバー片32と縦枠51の背面とがほぼ当接されるようになされれば、塀パネル1を取付けた後、風等によって塀パネル1の前面側に荷重がかかる際、この荷重は縦枠51の挟持片58を介して取付部材3の受け片33で支えるのみでなく、縦枠51の背面側においてもカバー片32によっても支えることができるので、この荷重を分散して支えることが可能となり、より好ましい。そして、子供が悪戯等で指を入れて怪我をするような恐れも低くなる。
押さえ片4は、塀パネル1の前面側に配置されて、挟持片58の前面を隠蔽すると共に、図6の(C)に示すように、受け片33との間で挟持片58を挟持し、支柱2に塀パネル1を取付けることができる。
この押さえ片4と取付部材3によって、塀パネル1と支柱2との隙間が隠蔽されているので、美観を奏すると共に、外構塀Pに表裏感が生じにくくようになされる。そして、子供が悪戯等で指を入れて怪我をするような恐れも低くなる。
又、本実施形態では、押さえ片4は、その一側端は支柱2の側面にほぼ当接されると共に、その横幅は、取付部材3のカバー片32と同程度となされている。これによって、前記の効果と相まって外構塀Pが更に美観を奏することができる。
縦枠51の挟持片58は、縦枠51の支柱2に面した外側面の任意の位置に形成することができるが、本実施形態のように、縦枠51の前面側の外側面縁部から支柱2に向かって突設された形態であれば、押さえ片4によって、挟持片58の前面と縦枠51の前面を隠蔽する際に、挟持片58の前面と押さえ片4の背面との間に不要な隙間が生じにくく、挟持片58の挟持作業が容易となるので、好ましい。
挟持片58の挟持方法は、支柱2の前面側から作業できるものであれば特に限定されるものではないが、本実施形態では、押さえ片4、挟持片58、及び取付部材3の受け片33にボルト挿通孔41、59、34が形成されると共に、ナット35が受け片33のボルト挿通孔34の背面側に固着されたものである。これによって、作業者は、ナット35を支えなくても、支柱2の前面側からボルト36の締結作業を行い、押さえ片4と受け片33との間に、挟持片58を挟持することができるので、塀パネル1の取付作業がより容易となる。尚、ナット35の固着方法は、溶接でもよく、接着剤を用いたものでもよく、特に限定されるものではない。又、ボルト36の頭部を受け片33に固着すると共に、ボルト36の螺子部を支柱2の前面側に向かって配置し、押さえ片4の支柱2の前面側からナット35で締結するものでもよい(図示せず)。
そして、挟持片58のボルト挿通孔59が横長に形成されていれば、挟持片58の挟持位置は、ボルト挿通孔59の横幅の範囲内で適宜設定できるので、加工誤差や施工誤差によって支柱2の間隔に誤差が生じても、それに応じて塀パネル1を支柱2の間に取付けることができる。特に支柱2の間隔が広がった際にも、塀パネル1と支柱2との隙間が隠蔽できるように、取付部材3のカバー片32及び押さえ片4の横幅を設定した方がより好ましい。
枠体14を構成する縦枠51、上枠52、及び下枠53は、一般にはアルミニウムや合成樹脂を押出成型して得られる長尺の型材を適宜長さに切断した部材からなるものであるが、アルミニウム以外の金属、または金属や無機材料と合成樹脂との複合材料、例えば合成樹脂に金属フィルムをラミネートしたもの、表面に着色がなされたもの、装飾性を向上させるために表面に凹凸が形成されたもの等、枠体14の大きさや必要な強度に応じて、適宜使用できる。
取付部材3、及び押さえ片4も、枠体5と同様な形態である。すなわち、一般にはアルミニウムや合成樹脂を押出成型して得られる長尺の型材を適宜長さに切断した部材からなるものであるが、アルミニウム以外の金属、または金属や無機材料と合成樹脂との複合材料、例えば合成樹脂に金属フィルムをラミネートしたもの、表面に着色がなされたもの、装飾性を向上させるために表面に凹凸が形成されたもの等、必要な強度に応じて、適宜使用できる。
図7は、第一の実施形態に係る外構塀Pの変形の一例を示すものである。すなわち、取付部材3において、基部31と受け片33との角部を切り欠き、上下に亘って斜面を形成すると共に、押さえ片4は、支柱2側の側端部から前記角部の切り欠きに向かって延設され、断面L字状に形成されたものである。これによって、押さえ片4の剛性を高めることができる。
図8は、外構塀Pの第二の実施形態を示すものである。本実施形態に係る外構塀Pは、図6に示された外構塀Pと比べて、支柱2の形状と、支柱2に取付けられる取付部材の形態が異なるのみであり、その他の点については、図6に示された外構塀Pと同様である。
すなわち、図8に示された外構塀Pは、丸パイプ状の支柱2に塀パネル1が取付けられたものであり、取付部材3の基部31は、支柱2の外周面に沿って断面円弧状に形成されている。その他の構造は、図6に示された外構塀Pと同様な形態である。尚、取付部材3の基部31の形態は、基部31と支柱2との間に隙間が生じない形態であればよいので、例えば、基部31は、平板状に形成されると共に、支柱2に向かって上下に相対する隠蔽片が形成され、その隠蔽片の先端が支柱2に接した形態でもよい。或いは、基部31が塀パネル側に窪んだ横断面く字型に形成されると共に、そのく字型に窪んだ外表面に支柱2が2箇所で接した形態でもよい。これらのような形態であれば、支柱2の複数の外径サイズに対して、取付部材3の基部31が接した状態となされる。
図9は、外構塀Pの第二の実施形態に係る変形の一例を示すものである。すなわち、図6において、外構塀Pが支柱2の箇所で折れ曲がった形態となされたものであり、その折れ曲がりの程度に併せて、支柱2に対する取付部材3の取付位置を支柱2の外側面に沿って移動させたものである。その他の構造は、図8に示された外構塀Pと同様な形態である。
図10は、外構塀Pの第三の実施形態を示すものである。本実施形態に係る外構塀Pは、図6に示された外構塀Pと比べて、支柱2の形状と、支柱2に取付けられる取付部材の形態が異なるのみであり、その他の点については、図6に示された外構塀Pと同様な形態である。
すなわち、図10に示された外構塀Pは、H鋼からなる支柱2に塀パネル1が取付けられたものであり、H鋼の凹部が支柱2の側面側に配置され、取付部材3の基部31は、H鋼の凹部の両先端に亘って配置され、取付部材3の受け片33が支柱2の前面を覆うように突出したものである。その他の構造は、図6に示された外構塀Pと同様な形態である。尚、塀パネル1を支柱2に支持する際は、支柱2の前面にボルト挿通孔を設けると共に、その位置に合わせてクリップナット37を取付ければ、作業者は、支柱2の前面側から、塀パネル1の取付作業が可能となるので、施工性を向上させることができる。
図11は、外構塀Pの第四の実施形態を示すものである。本実施形態に係る外構塀Pは、図6に示された外構塀Pと比べて、主に取付部材3の受け片33の形態が異なるものであり、その他の点については、図6に示された外構塀Pと同様な形態である。
すなわち、図11に示された外構塀Pは、角パイプ状の支柱2に塀パネル1が取付けられたものであり、取付部材3の基部31は、支柱2の側面に配置されると共に、取付部材3の受け片33は、支柱2の前面を覆うように突出したものである。その他の構造は、図8に示された外構塀Pと同様な形態である。尚、塀パネル1を支柱2に支持する際は、支柱2の前面にボルト挿通孔を設けると共に、その周辺に別の孔を設け、その孔からクリップナット37を取付けて位置合わせをしておけば、作業者は、支柱2の前面側から、塀パネル1の取付作業が可能となるので、施工性の向上させることができる。
図12〜14は、外構塀Pの第五の実施形態を示すものである。本実施形態に係る外構塀Pは、図6に示された外構塀Pと比べて、主に支柱2に対する取付部材3の取付構造が異なるものであり、その他の点については、図6に示された外構塀Pと同様な形態である。
すなわち、図12〜14に示された外構塀Pは、丸パイプ状の支柱2に塀パネル1が取付けられたものであり、取付部材3は、支柱2に回動可能に取付けられたバンド状金具100を介して取付けられたものである。
まず、バンド状金具100は、支柱2の外周面に沿って締着される2個一対の支柱取付片101、102からなり、支柱取付片101、102には、その相対向する一端に連結部103が設けられ、相対向する他方の一端には締め付け部104が設けられている。これにより、バンド状金具100を支柱2に取付ける際、バンド状金具100を支柱2の上端部から通さなくても、支柱2の所定の高さで支柱取付片101、102を連結させ、締め付け部104で締め付けることにより、支柱2に取付けることができる。本実施形態では、バンド状金具100は2個の支柱取付片101、102からなるが、3個以上の支柱取付片から形成される形態でもよい、すなわち、2個の支柱取付片は、本実施形態と同様な形態とすると共に、これに加えてこの支柱取付片どうしを連結する形態、すなわち、両端に連結部103が形成された支柱取付片を用いた形態でもよい。
連結部103には、図12の(a)に示すように、円周方向に突出した突起105が設けられ、突起105は先端に向けて幅広の台形状となされると共に、突起105は上下方向に複数個形成され、この突起の間には、突起105と同形状の凹部106が設けられている。そして、一方の突起105を、他方の凹部106に嵌め合わせることにより、支柱取付片101、102とが互いに連結させることができる。
締め付け部104は、支柱取付片101、102のそれぞれの端部から支柱2の外方に向けて相対向して突出した平板状に形成されると共に、それぞれに締め付け孔107が設けられている。この構造により、バンド状金具100において、締め付けボルト201を締め付け孔107に螺入し支柱2を締め付けると、連結部103は互いに離れる方向に引っ張られるが、突起105と凹部106とが互いに嵌め合わされて外れないため、バンド状金具100を支柱2により強固に取付けることができる。又、突起105は円周方向に沿って突出しているので、バンド状金具100と支柱2との間に隙間が生じにくく、バンド状金具100は、支柱2をより効果的に締め付けることができ、支柱2により強固に締着される。そして、バンド状金具100は支柱2の周りを回動させても、突起105が支柱2に引っ掛かり傷等が生じるおそれは少なく、回動作業を円滑にできる。
続いて、本実施形態における取付金具3は、図12の(b)に示すように、支柱2に取付ける際、バンド状金具100と重合する箇所において基部31は、バンド状金具3が挿入される挿入孔31aを備えると共に、カバー片32側が支柱2側に向けて屈曲した横断面く字状になされている。そして、図12の(c)に示すように、基部31のカバー片32側で支柱2に当接させることにより、支柱2と塀パネル1との取付箇所の裏面側には不必要な隙間が生じず、隠蔽される。
次に、取付部材3とバンド状金具100との取付方法について、更に詳しく説明する。まず、図12の(b)に示すように、支柱2の所定の高さにバンド状金具100を巻回させる。次に、取付部材3を支柱2に取付ける。この際、バンド状金具100の締め付け部104を取付部材3の基部31の挿入孔31aに挿入すると共に、取付部材3の受け片33の背面側に2個の締め付け部104が重合するように配置する。そして、受け片33の取付孔33aと締め付け部104の締め付け孔107に締め付けボルト201を受け片33側から貫通させナット202と螺合させ、バンド状金具100を介して取付部材3を支柱2に取付ける。尚、取付孔33aの縦幅は、バンド状金具3の幅と同程度とすれば取付部材3とバンド状金具100との間に不必要な隙間が生じなくなり好ましいが、支柱2の両側に取付部材3が取付けられるので、それに応じた2個のバンド状金具100が挿入されるようにバンド状金具3の2個分の幅としてもよい。又、1個の取付部材3に複数個のバンド状金具3が取付けられるようになされてもよい。
前記の締着作業において、ナット202は後から取付けてもよいが、本実施形態のようにカバー片32側の締め付け部104の締め付け孔107の位置に固着させておけば、締着作業性の向上が図られる。又、締め付け部104に締め付け孔107をそれぞれ2個設け、一方の締め付け孔107には締め付けボルト201を貫通螺合してバンド状金具100を支柱2に締着させ、そして他方の締め付け孔107には前記のように締め付けボルト201を挿入螺合して、バンド状金具100を介して取付部材3を支柱2に取付ける形態にしてもよい。
この構造により、取付部材3は、締め付けボルト201を適宜緩めてバンド状金具100を支柱2の外周面に沿って回動させれば、それに応じて回動するので、支柱2に対する塀パネルの取付角度に併せて、取付部材3の取付角度が調整可能となる。角度調整の後は、図13に示すように、ビス203によって、支柱2にバンド状金具100をより強固に固定させ、取付金具3がより回動しにくいようにしてもよい。
図14の(a)は、本実施形態における塀パネル1の取付構造の説明図である。すなわち、図6に示された外構塀Pと比べて、押さえ片4の端部が支柱2の外周面に当接しやすいように鋭角に折り返され、取付部材3の受け片3のボルト挿通孔34の位置に応じて、図12に示すようにバンド状金具100の締め付け部104にボルト挿通孔108が設けられ、ナット35がカバー片32側の締め付け部104のボルト挿通孔108の位置に固着されている点が異なる。その他の構造は、図8に示された外構塀Pと同様な形態である。これにより、外構塀Pのコーナー部においても、その角度に応じて塀パネル1を前面側から取付けることが可能となり、又、塀パネル1と支柱2との隙間を覆い、表裏感が生じにくい意匠性にも優れたものとなる。そして、本実施形態では、締め付けボルト201の頭部が受け片33の表面から飛び出ないようになされている。これにより、押さえ片4を受け片33の表面に取付ける際、受け片32との間に不必要な隙間が生じにくくなり、又、押さえ片4により、締め付けボルト2011は、緩みにくくなる。尚、(b)に示すように、塀パネル1と支柱2との隙間を上面から覆うために、端部カバー9を取付けてもよい。
又、本実施形態において、バンド状金具100は上下に接して取付けられ、締め付け部104は互いに接するバンド部材7に向けて延設されると共に、ボルト挿通孔108は、前記接触面と同一平面上に形成されている。そして、取付部材3のボルト挿通孔34、押さえ片4のボルト挿通孔41は回転対称の位置に形成されている。この構造により、ボルト36の挿入高さは左右で同じ高さとなるので、取付部材3、押さえ片4、及びバンド状金具100は、それぞれ反転させて用いることによって、支柱2の両側に取付けることができ、部品種類の削減を図ることができる。
図15は、外構塀Pの第六の実施形態を示すものであり、(a)は正面図、(b)は側面図である。本実施形態に係る外構塀Pは、外構塀Pの上部が前面に向けて傾斜しているものである。
すなわち、図15に示された外構塀Pにおいては、支柱2は支柱垂直部22とその上部に前面側に向けて傾斜した支柱傾斜部23が設けられ、支柱傾斜部23に塀パネル1が取付けられたものである。
先ず、支柱2は、垂直に立設された角パイプ状の支柱垂直部22と、その上部に前面側に向けて傾斜した角パイプ状の支柱傾斜部23とからなる。本形態では、支柱垂直部22と支柱傾斜部23とは溶接により接合されたものであるが、支柱垂直部22と支柱傾斜部23にそれぞれ内嵌される嵌合部を設けた嵌合部材によって接合したものでもよい。
続いて、図16の(a)に示すように、支柱傾斜部23の側面には、取付部材3aが取付けられ、カバー片32が外構塀Pの前面側に配置され、受け片33がその背面側に配置されている。又、挟持片58は外構塀Pの背面側に設けられ、押さえ片4も背面側側から取付けられている。本形態では、挟持片58が下方から受け片33に支えられるため、前面側に傾斜した塀パネル1aをより安定的に支持することができると共に、取付作業もより容易となる。尚、(b)に示すように、支柱傾斜部23の側面に、受け片33が外構塀Pの前面側に配置された取付部材3を取付けて、塀パネル1を取付けて、押さえ片4を外構塀Pの前面側から取付けた形態でもよい。
連結部材300は、図17〜18に示すように、支柱傾斜部23の間に取付けられた塀パネル1aと、支柱垂直部22に取付けられた塀パネル1bの間に介在されたものである。すなわち、連結部材300は、斜辺を底面301とする縦断面直角三角形状であって、この底面301が支柱垂直部22に取付けられた塀パネル1aの上端面に配置されると共に、直交する二辺の一方を上面302として、この上面302に支柱傾斜部23に取付けられた塀パネル1bの下端面が配置されている。そして、直交する二辺の他方は側面303となされている。
底面301は、枠体5の下枠53の下部と同様な形態を有している。すなわち、底面301の長手方向に並設された突条304が塀パネル1bの上端面の係止溝56に挿入され接合されたものである。これにより、連結部材300は前後方向には容易に移動しないようになされる。
上面302及び側面303は、塀パネル1の上部と同様な形態を有している。すなわち、上面302及び側面303は、塀パネル1a下端面の脚片54の間に挿入されると共に、上面302には塀パネル1b下端面の突条55が挿入される係止溝305が設けられている。これにより、塀パネル1bは連結部材300を介して塀パネル1aに連結されると共に、上枠52と下枠53とを接合した場合と同様な効果が得られ、塀パネル1b及び連結部材300は、外構塀Pの前面側から取付け可能となると共に、塀パネル1bは傾斜取付位置から前方には倒れにくくなり、取付作業がより容易となる。
塀パネル1b下端面の脚片54において、外構塀Pの前面側の脚片54は、塀パネル1b上端の切欠57の底部にほぼ当接されると共に、外構塀Pの背面側の脚片54は、連結部材300の側面303に設けられた切欠部に当接され、その外側面が側面303と略面一になされている。これによって、塀パネル1aから塀パネル1bは、前面側及び背面側共に略連続的な外観となり、意匠性を向上させることができる。尚、連結部材300は、一般にはアルミニウム合金や合成樹脂等を押出成型してなるものであり、その材質は枠材5と同様な材質の方が統一感を生じやすく意匠性が高められるので、より好ましい。
本発明によれば、支柱間に塀パネルを取付ける際、前面側のみから取付作業が可能であると共に、支柱と塀パネルとの隙間が隠蔽されて、表裏感が生じにくく、美観を奏するものとなるので、例えば、住宅やマンション等の敷地境界部や隣地境界部において、外構塀を新設する場合や、改装する場合に好適に利用できる。又、外構塀を一方からしか取付けられない場合や、一方が崖地や斜面である場合にも、好適に利用できる。
本発明に係る外構塀の実施の第一形態を示す正面図である。 図1の部分正面図である。 図1のA−A線における要部拡大断面図である。 図1のB−B線における要部拡大断面図である。 図4の変形を示す部分断面図である。 図1の主要部の説明図である。 本発明に係る外構塀の第一の実施形態の変形を示す部分断面図である。 本発明に係る外構塀の第二の実施形態を示す部分断面図である。 本発明に係る外構塀の第二の実施形態を変形を示す部分断面図である。 本発明に係る外構塀の第三の実施形態を示す部分断面図である。 本発明に係る外構塀の第四の実施形態を示す部分断面図である。 本発明に係る外構塀の第五の実施形態を示す部分分解説明図である。 本発明に係る外構塀の第五の実施形態を示す要部横断面図である。 本発明に係る外構塀の第五の実施形態を示す部分分解説明図である。 本発明に係る外構塀の第六の実施形態を示す正面図と側面図である。 図15のC−C線における要部拡大断面図である。 図15のD−D線における腰部拡大断面図 図17の分解説明図である。
符号の説明
1 塀パネル
2 支柱
22 支柱垂直部
23 支柱傾斜部
3 取付部材
31 基部
32 カバー片
33 受け片
34、41、59 ボルト挿通孔
4 押さえ片
5 枠材
51 縦枠
52 上枠
53 下枠
54 脚片
55 突条
56 係止溝
58 挟持片
6 パネル材
100 バンド状金具
101 支柱取付片
102 支柱取付片
103 連結部
104 締め付け部
105 突起
106 凹部
300 連結部材
301 底面
302 上面

Claims (10)

  1. 適宜間隔をおいて立設された支柱と、前記支柱の間に取付けられた塀パネルとからなる外構塀であって、前記塀パネルはその両側端から支柱に向かって垂直方向にそれぞれ挟持片が突出され、支柱の側面には、塀パネルの背面端部を隠蔽するカバー片と、前記挟持片の背面側に配置される受け片とを備えた取付部材が設けられ、前記挟持片が、この受け片と、挟持片の前面を隠蔽する押さえ片とによって挟持されていることを特徴とする外構塀。
  2. 複数の塀パネルが上下に接合され、前記接合部において、一方の塀パネルの接合部には長手方向に向かって相対向する二個の脚片と、その間に並設された突条とを有し、前記脚片間に他方の塀パネルの接合部が挿入されると共に、突条が挿入される係止溝が前記接合部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の外構塀。
  3. 複数の塀パネルが上下に接合され、前記接合部において、一方の塀パネルの接合部には長手方向に向かって脚片と、その脚片に並設された突条とを有し、他方の塀パネルの接合部には、前記脚片が嵌合される切欠部と、前記突条が挿入される係止溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の外構塀。
  4. 支柱に回動可能なバンド状金具が取付けられ、該バンド状金具を介して前記取付部材が支柱に取付けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の外構塀。
  5. 前記バンド状金具は、支柱の外周面に沿って締着される2個一対の支柱取付片からなり、2個一対の支柱取付片にはその相対向する一端に連結部が設けられ、相対向する他方の一端には締め付け部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の外構塀。
  6. 適宜間隔をおいて支柱が立設され、前記支柱は、垂直に立設された支柱垂直部の上部に前面に向けて傾斜した支柱傾斜部が設けられ、前記支柱垂直部と支柱傾斜部とに前記塀パネルが取付けられ、前記両塀パネルはその両側端から支柱に向かって垂直方向にそれぞれ挟持片が突出され、支柱の側面には、塀パネルの一方の面の端部を隠蔽するカバー片と、前記挟持片の内面側に配置される受け片とを備えた取付部材が設けられ、前記挟持片が、この受け片と、挟持片の外面を隠蔽する押さえ片とによって挟持されていることを特徴とする外構塀。
  7. 前記支柱垂直部において、複数の塀パネルが上下に接合され、前記接合部において、一方の塀パネルの接合部には長手方向に向かって相対向する二個の脚片と、その間に並設された突条とを有し、前記脚片間に他方の塀パネルの接合部が挿入されると共に、突条が挿入される係止溝が前記接合部に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の外構塀。
  8. 前記支柱垂直部において、複数の塀パネルが上下に接合され、前記接合部において、一方の塀パネルの接合部には長手方向に向かって脚片と、その脚片に並設された突条とを有し、他方の塀パネルの接合部には、前記脚片が嵌合される切欠部と、前記突条が挿入される係止溝が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の外構塀。
  9. 前記支柱垂直部に取付けられた塀パネルの上端面と支柱傾斜部に取付けられた塀パネルの下端面との間に連結部材が介在され、前記連結部材は、その底面が支柱垂直部に取付けられた塀パネルの上端面に配置されると共に、上面に支柱傾斜部に取付けられた塀パネルの下端面が配置されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の外構塀。
  10. 前記支柱垂直部に取付けられた塀パネルの上端面と支柱傾斜部に取付けられた塀パネルの下端面との間に連結部材が介在され、前記連結部材は斜辺を底面とする直角三角形状であって、その底面が支柱垂直部に取付けられた塀パネルの上端面に配置されると共に、直交する二辺のいずれか一方を上面として、該上面に支柱傾斜部に取付けられた塀パネルの下端面が配置されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の外構塀。
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