JP2005299244A - エクステリア構築物 - Google Patents

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富士男 石井
Koji Kitahara
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Abstract

【課題】桁や梁等のように、エクステリア構築物どうしまたはエクステリア構築物と家屋とを連結する比較的荷重の大きな部材を、フレームを覆う板材の除去加工を行なうことなく取付け可能で、比較的軽量の部材は板材に直付け可能であり、このため施工が容易でかつ設計の自由度が上がり、変化に富んだ外観を得ることができるエクステリア構築物を提供する。
【解決手段】アルミニウム合金製押出形材により組まれたフレーム3の周囲を、前記フレーム3に固定する木質系セメント板4、5により覆うてエクステリア構築物を構成する。木質系セメント板4、5はこれを貫通してフレーム3に到達するドリリングタッピンねじにより、取付金具が取付け可能でこの取付金具で比較的荷重のある桁や梁が連結できる。比較的軽いものは、木質系セメント板4、5に直付けできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、塀、門柱等のように、家屋の周囲に設置されるエクステリア構築物に係り、特に乾式に施工されるものに関する。
家屋の周囲に設置する塀や門柱として、従来は一般的にコンクリートブロックを積み上げたものや、型枠に生コンクリートを充填、固化させて構築される湿式のものがある。
従来の塀や門柱の他の例として、特許文献1、2に記載のように、乾式に施工されるものがある。特許文献1に記載のものは、発泡材でなるプレートの表裏面に窯業系タイルを張設したタイル張設ユニットを用い、そのユニットをアルミニウム合金製押出形材で組まれた枠内に積み上げて構成し、枠を窯業系枠体により覆ったものである。また、発泡材を用いたものとしては、発泡材でなるプレートで枠全体を覆ったものもある。
特許文献2に記載のものは、アルミニウム合金製押出形材によりなる縦横の枠材を方形に組み、その表面をガラス繊維混入のセメント板にからなる下地パネルにより覆い、その上に窯業系タイルを多数張設したものである。
特開平5−321437号公報 特開平6−137051号公報
前記湿式に施工されるもののうち、生コンクリートを固化させる構造のものは、配筋、型枠組立、生コンクリート充填、固化、型枠外し、養生等多数の工程を要すると共に長い工期がかかるという問題点がある。コンクリートブロックを積み上げて構築するものも同様に工程、工期がかかるという問題点がある。
また、この湿式に構築するものは、家屋と塀等の間に屋根を取付けるための梁等を取付けることができず、屋根を構築するには新たに塀の近傍に支柱を建てて屋根支持用の梁をその支柱に支持させる必要がある。また、自由な設計が比較的困難であり、装飾物の取付け等も困難であって、さらに比較的単調であって、変化に富んだ配置、構造、外観のエクステリアの構築が難しく、住宅との調和が困難であるという問題点がある。
また、特許文献1、2に記載のように、表面をタイルや窯業系枠体で覆ったもの、あるいは発泡パネルで覆ったものは、工程、工期の短縮の利点は得られる。しかし、これらの塀は、個々の塀を独立して設置することを前提にして製造されているため、家屋と塀または門柱との間に屋根を構築するために梁を塀や門柱に接続したり、複数の塀間を梁や押出形材で接続するには、接続箇所において、表面を覆っているタイルや発泡材等を除去する加工を行ない、その箇所に取付金具を固定しておき、その取付金具に梁を接続して取付けなければならず、施工に手間がかかるという問題点がある。
また、比較的荷重の小さなもの、例えば表札、装飾物、インターホン、ポスト等をねじ等の固定具を用いて取付けようとすると、発泡材では荷重に耐えられず、タイルではネジを貫入できないので、発泡材やタイルを除去する加工を行なう必要があり、取付け作業に手間がかかるという問題点があり、予め工場等で加工しておかなければならなかった。
また、前述のように梁等の他の部材の接続や表面への他の軽量部材の取付けが困難であることから、家屋の周囲において、設計の自由度に富み、変化に富んだ種々の外観の塀または門あるいはこれらの集合体でなるエクステリア、もしくはこれらと屋根との組み合わせでなるエクステリアを構築することが困難であるという問題点があり、単独使用による設置であった。
また、前記ガラス繊維を混入したセメント板は成形性、押出成形性はよいが、その厚み等により、ドリリングタッピンねじの現場における任意の位置への螺入が困難となり、タイルの場合と同様に比較的荷重の小さな前記表札等の正確な位置への取付けが困難であり、また、鋸による切断が極めて難しく、専用の工具が必要であるため、現場における加工が困難で融通性に富む施工が困難であるという問題点がある。
本発明は、上記した事情に鑑み、桁や梁等のように、エクステリア構築物どうしまたはエクステリア構築物と家屋とを連結する比較的荷重の大きな部材を、フレームを覆う板材の除去加工を行なうことなく取付け可能で、比較的軽量の部材は板材に直付け可能であり、このため施工が容易でかつ設計の自由度が上がり、変化に富んだ外観を得ることができるエクステリア構築物を提供することを目的とする。
(1)本発明のエクステリア構築物は、家屋の周囲に設置されるエクステリア構築物であって、
アルミニウム合金製押出形材により組まれたフレームの周囲を、前記フレームに固定する木質系セメント板により覆ってなることを特徴とする。
(2)また、本発明のエクステリア構築物は、前記(1)において、
前記エクステリア構築物どうしまたはエクステリア構築物と家屋とを連結する連結部材を固定する取付金具を、前記木質系セメント板の表面に当て、かつドリリングタッピンねじにより前記木質系セメント板および前記フレームに螺入して固定したことを特徴とする。
(3)また、本発明のエクステリア構築物は、前記(1)または(2)において、
エクステリア構築物どうしを連結する部材を、アルミニウム合金製押出形材と、その表面を覆う木質系セメント板とにより構成したことを特徴とする。
(4)また、本発明のエクステリア構築物は、前記(1)から(3)までのいずれかにおいて、
複数のエクステリア構築物を備えると共に、隣接するエクステリア構築物の間を介装部材により覆ったことを特徴とする。
本発明のエクステリア構築物は、アルミニウム合金製押出形材を用いて組んだフレームを、木質系セメント板で覆ったものであり、木質系セメント板は、ドリリングタッピンねじの螺入が可能であり、このドリリングタッピンねじを用いて、そのねじを押出形材までねじ込まなくても比較的軽量の例えば表札、装飾物、インターホン、ポスト等を直接取付け、支持しておくことが可能である。
一方、比較的大きな荷重を担う桁や梁等の連結部材を連結する場合は、取付金具を前記木質系セメント板の表面に当て、かつドリリングタッピンねじを前記木質系セメント板から前記フレームに螺入して固定することができる。そして、その取付金具に桁や梁等を連結することにより、塀や門柱を構成するエクステリア構築物どうしの連結あるいはエクステリア構築物と屋根とを桁や梁で連結し、荷重をエクステリア構築物で受けることができる。
このように、本発明のエクステリア構築物は、木質系セメント板の除去加工しなくても取付金具の取付けが可能である上、木質系セメント板に比較的軽量の部材の取付けが可能であるから、現地施工が少なく、施工が容易かつ短期に行なえ、設計の自由度が上がり、変化に富んだエクステリア構築物やその集合体あるいはエクステリア構築物と家屋との間に屋根を構築することもできる。
また、エクステリア構築物自体で桁や梁等を支持することができるため、エクステリア構築物以外に支柱を設ける必要がなく、施工費用が軽減でき、敷地の利用効率も向上する。また、木質系セメント板は鋸による切断が可能であるから、現場の状況に応じて必要部所の切断も可能であり、融通性のある施工が可能である。
本発明において、エクステリア構築物どうしまたはエクステリア構築物と家屋とを接続する桁や梁等を、アルミニウム合金製押出形材と、その表面を覆う木質系セメント板とにより構成すれば、外観が統一したエクステリアを構築することができる。
また、本発明において、複数のエクステリア構築物を備えると共に、隣接するエクステリア構築物の間を介装部材により覆った構造とすれば、介装部材をエクステリア構築物との相互の組み合わせにより,種々の外観を持つ変化に富んだものを構築することができる。
なお、本発明において、前記木質系セメント板はこれを外装材として用いるのみならず、木質系セメント板の表面に表面材を下地層を介してあるいは介さずに塗布あるいは張設してもよい。
図1は本発明のエクステリア構築物の一実施の形態を示す分解斜視図、図2はその組立後の状態を示す斜視図である。このエクステリア構築物は塀や門柱等として構成されるものである。このエクステリア構築物は、アルミニウム合金製押出形材でなる左右の縦桟1およびその間に架設される横桟2とによりフレーム3を構成する。縦桟1の下部には、コンクリート基盤のアンカー(いずれも図示せず)にボルト、ナットにより固定するための穴1aを有する。
前記フレーム3の表裏面および側面に、それぞれ木質系セメント板4、5をドリリングタッピンねじ6により固定して覆う構造を有する。7は前記フレーム3の頂部にドリリングタッピンねじ6により取付けるカバーであり、このカバーはアルミニウム合金製または合成樹脂製押出型材でなる。
前記木質系セメント板には、木毛セメント板と木片セメント板とがある。木毛セメント板は木材をリボン状に切削し、この切削したものをセメントと混練し、圧縮成型したボードで、製品の密度により普通木毛セメント板(比重0.4以上、0.7未満)と高圧木毛セメント板(比重0.7以上)とに分類される。一方、木片セメント板とは比較的短い木片とセメントとを混練し、圧縮成型したボードで、製品の密度により普通木片セメント板と硬質木片セメント板とに分類される。
木質系セメント板は、間伐材等も有効に利用できるので、省資源化に益し、断熱性、防火性(準難燃性)、安全性(有害物質を含まない。)、防音性、軽量かつ強靭(曲げ強度1.0〜3.5N/mm)等の優れた特徴を有する。また、ガラス繊維混合のセメント板は鋸による切断や釘、ねじ等の取付けが困難であるが、木質系セメント板は鋸による切断や、釘、ねじ等の取付けが可能であり、加工性が良好である。本発明においては、高圧木毛セメント板あるいは硬質木片セメント板(比重が0.7〜1.0程度)を用いることが、比較的軽量なものを釘やねじによって固定し支持する役目を果たす意味において好ましい。なお、この木質系セメント板は、木繊セメント板と称する場合もある。
図3(A)、(B)はそれぞれ前記縦桟1の構造を示す正面図、平面図であり、縦桟1の対向面には平行に横桟2を取付けるための取付片1b、1cを突設している。
図4(A)、(B)はそれぞれ前記フレーム3を構成する横桟2を示す正面図、側面図であり、この実施の形態の横桟2はほぼコ字形の断面形状を有し、コ字形の一方の開口縁には前記縦桟1に取付けるための取付片2aを有する。そしてこの取付片2aに設けた孔2bを前記縦桟1の取付片1b、1cに設けた孔1dに合わせてドリリングタッピンねじ8またはボルトとナットにより結合して組み立てられる。ただし、本実施の形態においては、裏側(家屋側)の最上部の横桟2Aは、図5(A)の正面図および図5(B)の側面図に示すように広幅に形成し、その上下に取付片2c、2dを形成し、前記縦桟1の取付片1cに対してドリリングタッピンねじ6あるいはボルト、ナットにより固定される。
図6は本発明によるエクステリア構築物の他の実施の形態であり、この実施の形態においては、図6(A)の正面図に示すように、前記フレーム3の一部に窓を構成するための窓枠9を、新たに設けた窓用縦桟8および横桟2により構成したものである。この実施の形態においては、図6(B)の正面図に示すように、このフレーム3に張設する木質系セメント板4には、前記窓枠9に対応する部分に開口部4aを設けたものを用いる。
図7(A)、(B)はそれぞれ塀を構成する本実施の形態の複数のエクステリア構築物により構築されるエクステリアの一例を示す正面図および平面図である。図8は図7(A)のE-E断面図である。図7、図8において、10はエクステリア構築物であり、11は隣接するエクステリア構築物10、10間を結合する桁を示す。図7において、GLは地面を示す。
図9(A)、(B)はそれぞれ前記桁11の一端を連結するための取付金具12を示す端面図、正面図であり、この例の取付金具12はアルミニウム合金製押出型材を短く切断したもので、ドリリングタッピンねじを挿着するためのタッピング孔12aを有する。
13は前記桁本体であり、図10(A)、(B)、(C)はそれぞれその端面図、正面図、底面図である。この桁本体13はアルミニウム合金製押出型材からなり、ほぼエクステリア構築物10,10間の間隔に等しい長さを有する。この桁本体13はほぼU字形の断面構造を有し、その両端をそれぞれエクステリア構築物10の側面に固定される取付金具12に下方から嵌めるもので、上端部に前記取付金具12の両側面の凹部12bに嵌める係止部13aを有する。
14は前記桁11の笠木であり、図11(A)、(B)はそれぞれにその端面図、正面図である。この笠木14はアルミニウム合金製押出型材からなり、ほぼエクステリア構築物10、10間の間隔に等しい長さを有する。この笠木14は下部に前記取付金具12および桁本体13の上部に嵌合する嵌合部14aを有する。
この桁11を取付ける場合は、図9(B)に示すように隣接させて施工されているエクステリア構築物10、10の側面の木質系セメント板5上に取付金具12を当て、ドリリングタッピンねじ15を取付金具12のタッピング孔12aに通し、木質系セメント板5に螺入しさらに縦桟1の側面に螺入して固定する。次に、図8に示すように予め工場においてドリリングタッピンねじ17により下面に木質系セメント板19を張設しておいた桁本体13の両端をそれぞれ下方から13aを取付金具12、12に弾発的に押し嵌めて、桁本体13の係止部13aを取付金具12の側面の凹部12bに嵌合させて仮固定する。その後、ドリリングタッピンねじ20によりこの桁本体13を取付金具12に本固定する。
次に笠木14の両端の嵌合部14aをそれぞれのエクステリア構築物10、10に取付けてある取付金具12、12の上部および桁本体13の上部に嵌合した後、ドリリングタッピンねじ21により取付金具12および桁本体13に本固定する。その後、側面の木質系セメント板22を前記桁本体13と笠木14にドリリングタッピンねじ23により固定する。
このように、桁11にも木質系セメント板4、5と同じ木質系セメント板19、22を表面材として用いると、通常のコンクリート施工のエクステリア構築物と同様のエクステリアが短時間で施工できる。勿論木質系セメント板4、5、19、22に別の下地材、表面材を塗布あるいは張設して別の外観のものを得るようにしてもよい。
また、このこの実施の形態においては、図10(C)に示すように、前記桁本体13の下面に開口部13bを設けるとともに、この開口部13bに対応する木質系セメント板19(図7参照)の中央部にも開口部19aを設け、前記桁11内に照明灯25を収容し、照明灯25からの光が前記開口部13b、19aを通して下方を照明するようにしている。このような構造を採用すれば、桁11が照明灯25の保護体として作用し、照明灯25の延命化が図れると共に、照明灯25が桁11に隠されるために、外観が向上する。
図12は本発明の他の実施の形態であり、塀を構成するエクステリア構築物10、10の間をアルミニウム合金製押出型材からなるスクリーンを介装部材26として設けたものである。この介装部材26は前記縦桟1にドリリングタッピンねじを用いて直接固定するか、あるいは縦桟1の側面に固定する取付金具にドリリングタッピンねじにより固定して取付ける。なお、介装部材26としては格子状、プレート状等、種々の材質、構造、模様のものを用いることができる。
図13、図14、図15はそれぞれ本発明によるエクステリア構築物の他の実施の形態を示す斜視図、側面図、平面図であり、図13〜図15において、30は家屋、31はエクステリア構築物10と家屋30との間に架設した梁、33は屋根であり、この屋根33は後端を家屋30の躯体に固定し、前枠34を梁31の上に取付金具35により固定して取付けられる。
前記梁31は図16(A)の端面図と図16(B)の平面図に示すように前記取付金具35に固定するために前端の上面を切除して開口(31a)し、上面には屋根33の前枠34を接続するための取付金具36をスライド嵌合し、内部にナット板(図示せず)を収容するための溝31bを有する。
図17(A)、(B)はそれぞれ前記取付金具35の端面図、側面図であり、この取付金具はアルミニウム合金製押出型材を短く切断したものであり、フレーム3の縦桟1あるいは前記広幅の横桟2Aにドリリングタッピンねじにより固定するためのタッピング孔35aを有する。
前記梁31のうち、屋根33を支持するものは少なくとも2本あればよいが、この屋根33を支持する梁31の後端(家屋側)は、柱32等荷重を受けることができる躯体に取付金具37を介して固定する。また、梁31の前端は、図18に示すように、前記開口部31aを、エクステリア構築物10に固定されている取付金具35に下から嵌め、ドリリングタッピンねじ39を梁31の側面に設けた孔31cから挿入して取付金具35に螺入することにより、取付金具35に固定する。屋根33の前枠34は、梁31の上面に取付金具36を介して固定する。
なお、本実施の形態においては、梁31の前端をエクステリア構築物10に固定しているが、前記桁11に固定することも可能である。
図19は本発明によるエクステリア構築物の他の実施の形態を示す斜視図、図20はその平面図、図21は図20のF−F断面図である。この実施の形態では、エクステリア構築物10、10間を連結する桁40の構成が前記実施の形態と相違している。この桁40は、前記梁31の取付金具35と同じ断面構造の取付金具41、42と、梁31と同じ断面構造の桁素体43、44と、両者間に介在させる上下対称の断面構造を有する位置決め枠45とからなり、取付金具41、42および桁素体43、44は上下逆にして位置決め枠45を介して積み上げ構築される。
すなわち、エクステリア構築物10の対向する側面にそれぞれ下方の取付金具41を固定し、これに桁素体43の両端の上面の開口部(梁31の開口部31aと同様)を下から嵌合してドリリングタッピンねじ46により固定した後、前記位置決め枠45の外側嵌合部45aを取付金具41の上面部に嵌めると共に、内側の嵌合部45bを桁素体43の溝43aに嵌めて固定し、この状態で上側の取付金具42の下面部に位置決め枠45の外側嵌合部45cを嵌めてこの取付金具42を位置決めした状態でそれぞれ対向するエクステリア構築物10の側面にドリリングタッピンねじにより固定し、上方から桁素体44の両端の開口部を取付金具42に嵌めると同時に溝44aを位置決め枠45の内側嵌合部45dに嵌め、ドリリングタッピンねじ47により取付金具42に固定する。このように、上下の取付金具41,42および桁素体43,44に同じ素材を用いることにより、構成部材の種類の減少と施工の容易化を図っている。
図22は前記屋根33の前枠34の固定構造の他の例であり、この例ではL字形の取付金具49を前記エクステリア構築物10の背面にドリリングタッピンねじ50により直付けし、前枠34に設けたナット板装着溝34aにナット板51を嵌めて取付金具49上に載せ、取付金具49の孔49aに挿通したねじ部品52(ボルトまたはねじ)を前記ナット板51のねじ孔に螺合して固定したものである。この構造によれば、前記梁31を要することなくテラスやカーポート等を構築することができる。
図23は前記木質系セメント板4、5のみにねじ込むドリリングタッピンねじ54により比較的軽量の部材53(表札、装飾物、インターホン、ポスト等)を取付けた状態を示す。このように、木質系セメント板4、5を用いれば、比較的軽量のものを木質系セメント板4、5に螺入するドリリングタッピンねじだけで支持することができる。
以上に説明したように、本実施の形態のエクステリア構築物は、アルミニウム合金製押出形材を用いて組んだフレーム3を、木質系セメント板4、5で覆ったものであり、木質系セメント板4、5は、ドリリングタッピンねじを用いて、そのねじを押出形材までねじ込まなくても比較的軽量の例えば表札、装飾物、インターホン、ポスト等を取付けることが可能である。一方、比較的大きな荷重を担う桁11や梁31等を接続する場合は、取付金具12、35を前記木質系セメント板4、5(あるいは桁11の木質系セメント板22)の表面に当て、かつドリリングタッピンねじにより前記木質系セメント板4、5、22および前記フレーム3等に螺入して固定することができる。そして、その取付金具12、35に桁11、梁31等を接続することにより、塀や門柱を構成するエクステリア構築物どうしの接続あるいはエクステリア構築物と屋根とを桁11や梁31等で連結し、荷重をエクステリア構築物で受けることができる。
このように、本実施の形態のエクステリア構築物は、フレームを覆うパネルやタイルなどの外装材の除去加工しなくても取付金具の取付けが可能である上、外装材である木質系セメント板4、5、22に比較的軽量の部材の取付けが可能であるから、現地施工が容易かつ短期に行なえ、設計の自由度が上がり、変化に富んだエクステリア構築物やその集合体あるいはエクステリア構築物と家屋との間の屋根を構築することができる。また、この木質系セメント板の表面に他の表面材を1層以上張設あるいは塗工することも可能であり、これによってさらに変化に富んだエクステリアの構築が可能となる。例えばこの木質系セメント板を下地材とし、その上に下地調整材、仕上材を塗ることも可能である。また、複数の木質系セメント板により表面あるいは裏面もしくは側面を構成し、木質系セメント板の間の目地の部分にメッシュテープを張り、下地調整材、仕上材を塗ることも可能である。
また、エクステリア構築物自体で梁等を支持することができるため、エクステリア構築物以外に支柱を設ける必要がなく、施工費用が軽減でき、敷地の利用効率も向上する。
また、前述したように、エクステリア構築物どうしまたはエクステリア構築物と家屋とを接続する桁11等を、アルミニウム合金製押出形材でなる桁本体13、および笠木14等と、その表面を覆う木質系セメント板19、22とにより構成すれば、外観が統一したエクステリア構築物の集合体や家屋との組み合わせ構築物を構成することができる。
また、本発明において、複数のエクステリア構築物を備えると共に、隣接するエクステリア構築物の間をスクリーン等の介装部材により覆った構造とすれば、介装部材をエクステリア構築物との相互の組み合わせにより,種々の外観を持つ変化に富んだものを構成することができる。
本発明のエクステリア構築物の一実施の形態を示す分解斜視図である。 図1のエクステリア構築物の組み立て後の状態を示す斜視図である。 (A)、(B)はそれぞれ本実施の形態の縦桟の正面図、平面図である。 (A)、(B)はそれぞれ本実施の形態の横桟の正面図、側面図である。 (A)、(B)はそれぞれ本実施の形態の梁を連結する横桟の正面図、側面図である。 (A)、(B)はそれぞれ本発明によるエクステリア構築物の他の実施の形態のフレームおよび木質系セメント板を示す正面図である。 (A)、(B)はそれぞれ本発明によるエクステリア構築物の他の実施の形態を示す正面図、平面図である。 図7のE−E断面図である。 (A)は図8の構造を実現する取付金具の端面図、(B)はそのエクステリア構築物への取付け状態を示す側面図である。 (A)、(B)、(C)はそれぞれ図8の構造を実現する桁本体の端面図、正面図、底面図である。 (A)、(B)はそれぞれ図8の構造を実現する笠木の端面図、正面図である。 本発明によるエクステリア構築物の他の実施の形態を示す正面図である。 本発明によるエクステリア構築物の他の実施の形態を示す斜視図である。 図14の側面図である。 図13の平面図である。 (A)、(B)はそれぞれ図13〜図15の実施の形態で用いる梁の構造を示す端面図と平面図である。 (A)、(B)はそれぞれ図13〜図15の実施の形態で用いる取付金具を示す端面図、正面図である。 図16の梁と図17の取付金具の組み合わせ構造を示す断面図である。 本発明によるエクステリア構築物の他の実施の形態を示す斜視図である。 図19の平面図である。 図20のF−F断面図である。 本発明のエクステリア構築物を用いた屋根の前枠の取付け例を示す側面図である。 本実施の形態のエクステリア構築物への比較的軽量の部材の取付け例を示す断面図である。
符号の説明
1:縦桟、2:横桟、3:フレーム、4、5:木質系セメント板、6、8:ドリリングタッピンねじ、10:エクステリア構築物、11:桁、12:取付金具、13:桁本体、14:笠木、15、17、20、21:ドリリングタッピンねじ、19、22:木質系セメント板、25:照明灯、26:介装部材、30:家屋、31:梁、33:屋根、34:前枠、35、37:取付金具、39:ドリリングタッピンねじ、40:桁、41、42:取付金具、43、44:桁素体、45:位置決め枠、46、47:ドリリングタッピンねじ、49:取付金具、50:ドリリングタッピンねじ、51:ナット板、52:ねじ部品、53:軽量の部材、54:ドリリングタッピンねじ

Claims (4)

  1. 家屋の周囲に設置されるエクステリア構築物であって、
    アルミニウム合金製押出形材により組まれたフレームの周囲を、前記フレームに固定する木質系セメント板により覆ってなることを特徴とするエクステリア構築物。
  2. 請求項1に記載のエクステリア構築物において、
    前記エクステリア構築物どうしまたはエクステリア構築物と家屋とを連結する連結部材を固定する取付金具を、前記木質系セメント板の表面に当て、かつドリリングタッピンねじにより前記木質系セメント板および前記フレームに螺入して固定したことを特徴とするエクステリア構築物。
  3. 請求項1または2に記載のエクステリア構築物において、
    エクステリア構築物どうしを連結する部材を、アルミニウム合金製押出形材と、その表面を覆う木質系セメント板とにより構成したことを特徴とするエクステリア構築物。
  4. 請求項1から3までのいずれかに記載のエクステリア構築物において、
    複数のエクステリア構築物を備えると共に、隣接するエクステリア構築物の間を介装部材により覆ったことを特徴とするエクステリア構築物。
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