JP2013125481A - Atmの棒金出金制御方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のカセットからなる棒金収納部と、該棒金の出金を制御する制御部とを有するATMにおいて、上記棒金収納部は、単一金種の棒金を収納したカセットと複数金種の棒金を混合して収納したカセットを有し、上記制御部は、出金時に該出金に必要な単一金種の棒金の残存をチェックし、該単一金種の棒金が無くなった場合は、上記複数金種の棒金を混合して収納したカセットから必要な金種の貨幣を出金するための制御を行う。
【選択図】図2
Description
の棒金をカセット単位で出金する機器における、棒金の構成単位と出金制御の方法及び装
置に関する。
図15に、このようなATMの従来の棒金収納部のイメージを示す。従来の棒金収納部には、図15に示すごとく、単一金種の棒金が複数収納されていた。なお、図15の上段が、後述するケース1に相当し、下段がケース2に相当する。
ただし、前記S23において、指定金種が残存しない場合は処理不可能メッセージを表示する(S28)。
図16の従来の棒金処理フローにおいて、図15に示されるように、
(1) ケース1の場合
1金種の収納分を出金すると該当金種がエンド状態となり、該当金種については縮退動作となる。該当金種については、装填が完了するまでサービスが停止する。
棒金を複数収納していた場合、1回目の特定金種を出金するとニアエンドとなり、装填手配を行なうことができる。2回目の特定金種の出金までは、サービスを継続できるが、ケース1に比べて2倍の棒金を準備する必要がある。
・ケース1のように、即座にエンド状態に遷移することを回避する。
・ケース2のように、カセットの大幅な数量増加を回避する。
上記棒金収納部は、単一金種の棒金を収納したカセット(以下、略して「単一金種の棒金カセット」という。)と複数金種の棒金を混合して収納したカセット(以下、略して「混合金種カセット」という。)を有し、上記制御部は、出金時に該出金に必要な単一金種の棒金の残存をチェックし、該単一金種の棒金が無くなった場合は、上記複数金種の棒金を混合して収納したカセットから当該必要な金種の貨幣を出金するための制御を行うことを特徴とする。
さらにまた、前記棒金収納カセットはロック機構を有し、最初に単一金種の棒金を収納したカセットのロックを解除し、単一金種の棒金が無くなった場合は、上記複数金種の棒金を混合して収納したカセットのロックを解除することを特徴とする。
1.出金金種が指定される過程、
2.該指定金種が単一金種の棒金を収納したカセットに残存するかどうかを検知する過程、
3.該指定金種が単一金種の棒金を収納したカセットに残存する場合は、当該単一金種の棒金を出金し、
4.該指定金種が単一金種の棒金を収納したカセットに残存しない場合は、当該指定金種の棒金を複数金種の棒金を混合して収納したカセットから出金する過程、を有することを特徴とする。
(1)前記ケース1の構成に複数金種の棒金を混合して収納したカセット(混合金種カセット)1個を付加することにより、多量のカセットを追加することなく、ケース2相当の効果を得ることができる。例えば、ケース2では基本構成に対して、6個の追加カセットが必要となるが、本発明では、混合金種カセット(×1個)を追加することで同等の効果を得ることができる。
これによって、カセットの準備数量、収納部の外形寸法を小さくすることができ、また、カセットの警送費用を低減することができる。
なお、混合金種カセットの数量を増やすことにより、縮退発生の可能性がさらに減少し、サービスビリティのさらなる向上を図ることができる。
図1は、本発明の前提となる「ATMの棒金カセット収納装置を用いる集配金システム」の全体図の例である。
前述のごとく、図3に本発明の硬貨収納部のハードウエアブロックの全体構造図を示す。さらに詳細には、図9に本発明の硬貨収納部のハードウエアブロックの実施例の図を示す。
硬貨カセット収納部22には、500円収納部 カセット・ロック/ロック解除機構71、500円収納部のカセット・セット検知機構72、500円収納部の誘導ランプ制御機構73、100円収納部のカセット・ロック/ロック解除機構74、100円収納部のカセット・セット検知機構75、100円収納部の誘導ランプ制御機構76、50円収納部のカセット・ロック/ロック解除機構77、50円収納部のカセット・セット検知機構78、50円収納部の誘導ランプ制御機構79、10円収納部のカセット・ロック/ロック解除機構80、10円収納部のカセット・セット検知機構81、10円収納部の誘導ランプ制御機構82、5円収納部のカセット・ロック/ロック解除機構83、5円収納部のカセット・セット検知機構84、5円収納部の誘導ランプ制御機構85、1円収納部のカセット・ロック/ロック解除機構86、1円収納部のカセット・セット検知機構87、1円収納部の誘導ランプ制御機構88、混合金種収納部1のカセット・ロック/ロック解除機構89、混合金種収納部1のカセット・セット検知機構90、混合金種収納部1の誘導ランプ制御機構91、混合金種収納部2のカセット・ロック/ロック解除機構92、混合金種収納部2のカセット・セット検知機構93、混合金種収納部2の誘導ランプ制御機構94を備える。
図4において、出金処理を開始する(S1)と、まず、出金金種を指定する(S2)。指定金種の棒金が残存するかどうかを検知し(S3)、ある場合は指定金種カセットのロックを解除し出金する(S4)。
前記S3において、指定金種が残存しない場合は混合金種カセットが残存するかどうかを検知し、ある場合は混合金種カセットのロックを解除し出金する(S9)。
前記S8において、混合金種が残存しない場合は処理不可能メッセージを表示する(S13)。
図8は、図4のフローを中心とし、紙幣の場合の処理を含めた、全体のさらに詳細な両替サービスの操作フローを示す。該フローは、図10〜12の画面例を参照して理解される。
図10は、全単一金種ありの場合の500円両替例を示す。画面例は、図10A〜10B〜10Cと続く。これは、従来の出金処理と同じである。
両替金種を選択(41)し、500円なしの場合(41)、混合金種の両替に移行し、入金を行い(42)、入金紙幣を計数し(43)、両替硬貨を出金する(44)。続いて、カセット取り出し指示(45)、空カセット指示(46)、収納扉閉鎖指示(47)を経て、終了する(48)。
両替金種を選択(51)し、500円なしの場合(41)、100円の両替に移行し、入金を行い(52)、入金紙幣を計数し(53)、両替硬貨を出金する(54)。続いて、カセット取り出し指示(55)、空カセット指示(56)、収納扉閉鎖指示(57)を経て、終了する(58)。
3 入金・両替部
7 銀行
10 店舗本部
21 現金カセット収納部(紙幣部)
22 棒金カセット収納部(硬貨部)
26 複数金種の棒金を混合して収納したカセット(混合金種の棒金カセット)
27 単一金種の棒金を収納したカセット
28 硬貨扉部
60 主制御部
61 CPU
62 ROM
63 RAM
64 通信機能部
65 硬貨収納制御部
68 硬貨扉開閉制御機構
69 硬貨扉セット検知機構
71 500円収納部 カセット・ロック/ロック解除機構
72 500円収納部のカセット・セット検知機構
73 500円収納部の誘導ランプ制御機構
74 100円収納部のカセット・ロック/ロック解除機構
75 100円収納部のカセット・セット検知機構
76 100円収納部の誘導ランプ制御機構
77 50円収納部のカセット・ロック/ロック解除機構
78 50円収納部のカセット・セット検知機構
79 50円収納部の誘導ランプ制御機構
80 10円収納部のカセット・ロック/ロック解除機構
81 10円収納部のカセット・セット検知機構
82 10円収納部の誘導ランプ制御機構
83 5円収納部のカセット・ロック/ロック解除機構
84 5円収納部のカセット・セット検知機構
85 5円収納部の誘導ランプ制御機構
86 1円収納部のカセット・ロック/ロック解除機構
87 1円収納部のカセット・セット検知機構
88 1円収納部の誘導ランプ制御機構
89 混合金種収納部1のカセット・ロック/ロック解除機構
90 混合金種収納部1のカセット・セット検知機構
91 混合金種収納部1の誘導ランプ制御機構
92 混合金種収納部2のカセット・ロック/ロック解除機構
93 混合金種収納部2のカセット・セット検知機構
94 混合金種収納部2の誘導ランプ制御機構
Claims (7)
- 複数のカセットからなる棒金収納部と、該棒金の出金を制御する制御部とを有するATMにおいて、
上記棒金収納部は、単一金種の棒金を収納したカセットと複数金種の棒金を混合して収納したカセットを有し、
上記制御部は、出金時に該出金に必要な単一金種の棒金の残存をチェックし、該単一金種の棒金が無くなった場合は、上記複数金種の棒金を混合して収納したカセットから当該必要な金種の貨幣を出金するための制御を行うことを特徴とするATM。 - 前記出金が、釣り銭用の両替出金であることを特徴とする前記請求項1記載のATM。
- 前記棒金収納カセットはロック機構を有し、最初に単一金種の棒金を収納したカセットのロックを解除し、単一金種の棒金が無くなった場合は、上記複数金種の棒金を混合して収納したカセットのロックを解除することを特徴とする前記請求項1または2記載のATM。
- 複数のカセットからなる棒金収納部と該棒金の出金を制御する制御部とを有するATMの出金制御方法において、
1.出金金種が指定される過程、
2.該指定金種が単一金種の棒金を収納したカセットに残存するかどうかを検知する過程、
3.該指定金種が単一金種の棒金を収納したカセットに残存する場合は、当該単一金種の棒金を出金し、
4.該指定金種が単一金種の棒金を収納したカセットに残存しない場合は、当該指定金種の棒金を複数金種の棒金を混合して収納したカセットから出金する過程を有することを特徴とするATMの出金制御方法。 - 前記指定金種が前記単一金種の棒金を収納したカセットに残存しない場合は、当該指定金種の棒金を複数金種の棒金を混合して収納したカセットのロックを解除して出金する過程を有することを特徴とする前記請求項4記載のATMの出金制御方法。
- 前記各カセットに対応するフラグを立てるファイル箇所を前記制御部内のDBに有し、該フラグの有無により前記単一金種の棒金を収納したカセット、または、複数金種の棒金を混合して収納したカセットの縮退を表示し、さらに、該フラグにより前記単一金種の棒金を収納したカセット、または、複数金種の棒金を混合して収納したカセットのロック解除を制御することを特徴とする前記請求項4、または5記載のATMの出金制御方法。
- 前記指定金種が前記単一金種の棒金を収納したカセットに残存しない場合は、あるいは、複数金種の棒金を混合して収納したカセットのロックを解除したときは、センター・サーバに棒金補充要請の通知を行う過程をさらに有することを特徴とする前記請求項4〜6の内、いずれか1項記載のATMの出金制御方法。
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WO2020110804A1 (ja) * | 2018-11-26 | 2020-06-04 | グローリー株式会社 | 取引システム、取引装置及び取引方法 |
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JPH03271888A (ja) * | 1990-03-20 | 1991-12-03 | Omron Corp | 紙幣処理装置 |
JP2006085220A (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-30 | Glory Ltd | 売上金入金機 |
JP2009230676A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Glory Ltd | 棒金収納庫及び棒金管理機 |
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