JP5515262B2 - 現金取引装置、外部端末、現金取引システム、現金取引方法、およびプログラム - Google Patents

現金取引装置、外部端末、現金取引システム、現金取引方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、現金取引装置、外部端末、現金取引システム、現金取引方法、およびプログラムに関する。
一般に、物品またはサービスを現金により取引する自動販売機、現金自体を金融取引する現金自動預け払い機(ATM:Automated Teller Machine)、現金自動支払い機(CD:Cash
Dispenser)等の現金取引装置は、ユーザとの間で取引行為を行うために、複数の金種の現金を自ら収納および管理している(例えば、下記特許文献1)。
特開2005−141382号公報
現金取引装置では、収納している各金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱し、極度に過剰または不足すると、外部から投入される現金の格納または外部への釣銭を含む現金の放出が困難となる場合がある。この場合、現金取引装置では、稼動中にもかかわらず、ユーザとの間で取引行為が継続できなくなる。そして、現金取引装置では、例えば管理者によって、極度に過剰となっている現金が放出され、または極度に不足している現金が格納(補充)され、各金種の現金の数量を所定の適正範囲に調整するようにメンテナンスされるまで、取引行為を行うことができなくなる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、現金取引装置に収納されている各金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している場合でも、取引行為が継続不能となることを抑制可能な、新規かつ改良された、現金取引装置、外部端末、現金取引システム、現金取引方法、およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、複数の金種の現金を収納する現金収納部と、外部から投入される現金の現金収納部への格納、および現金収納部に収納されている現金の外部への放出のうち少なくともいずれかを行う現金格納放出部と、現金収納部に収納されている各金種の現金の数量を管理する現金管理部と、現金収納部に収納されている任意金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している場合に、任意金種を逸脱金種とみなし、逸脱金種による所定の適正範囲からの逸脱を抑制する所定の金種の現金による取引を促す通知を行う取引通知部とを備える現金取引装置が提供される。
かかる構成によれば、任意金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している場合に、任意金種を逸脱金種とみなし、逸脱金種による所定の適正範囲からの逸脱を抑制する所定の金種の現金による取引をユーザに促す通知が行われる。そして、所定の金種の現金による取引が行われると、逸脱金種による所定の適正範囲からの逸脱が抑制される(または小さくなる)。これにより、逸脱金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している場合でも、現金が極度に過剰または不足し、結果的に取引行為が継続不能となることを抑制することができる。
また、上記現金取引装置は、所定の金種の現金による取引に対する所定の特典を提供する特典提供部をさらに備えることができる。これにより、所定の金種の現金による取引に対して特典を提供することで、所定の金種の現金による取引をユーザにさらに促すことができる。
上記課題を解決するために、本発明の第2の観点によれば、本発明の第1の観点による現金取引装置との間で通信可能な外部端末が提供される。現金取引装置は、各金種の現金の数量について取引を継続可能な範囲内で所定の適正範囲を設定するための取引条件設定部と、所定の適正範囲を設定するためのデータを外部端末から受信する第1のデータ通信部と、をさらに備え、外部端末は、所定の適正範囲を設定するためのデータを外部から取得する取引条件取得部と、取引条件取得部により取得された、所定の適正範囲を設定するためのデータを現金取引装置に送信する第2のデータ通信部とを備える。これにより、管理者は、所定の適正範囲および所定の特典のうち少なくともいずれかを設定するためのデータを外部端末により容易に設定することができる。
上記課題を解決するために、本発明の第3の観点によれば,本発明の第1の観点による現金取引装置および第2の観点に係る外部端末を有する現金取引システムが提供される。また、本発明の第4の観点によれば、本発明の第1の観点による現金取引装置に適用可能な現金取引方法が提供される。さらに、本発明の第5の観点によれば、本発明の第4の観点による現金取引方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、現金取引装置に収納されている各金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している場合でも、取引行為が継続不能となることを抑制可能な、現金取引装置、外部端末、現金取引システム、現金取引方法、およびプログラムを提供することができる。
以下に、添付した図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[現金取引装置の概要]
図1は、本発明に係る現金取引装置1の概要を示す図である。現金取引装置1は、物品またはサービスを現金により取引する自動販売機、料金精算機、公衆電話機、発券機、現金自体を金融取引する現金自動預け払い機(ATM)、現金自動支払い機(CD)、両替機等の装置である。ここで、金融取引とは、例えば、預貯金口座への現金の預入、貸付金の現金による返済、預貯金・貸付金の引出、現金による振込等の処理を意味する。
現金取引装置1は、ユーザ2により外部から投入される現金に応じて物品またはサービスを提供し、またはユーザ2との間で現金による金融取引を行う。現金取引装置1は、複数の金種の現金を収納し、各金種の現金の数量を管理しており、各金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱しているか否かを確認する。ここで、現金とは、硬貨、紙幣等の貨幣であり、金種とは、貨幣の種別(硬貨または紙幣)、貨幣の経済的価値を意味する。また、所定の適正範囲は、収納されている現金が極度に過剰または不足し、外部から投入される現金の格納または外部への釣銭を含む現金の放出が困難とならないように設定される。
現金取引装置1は、任意金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している(図1に示す例では金種Aが不足している。)と判断すると、任意金種を逸脱金種とみなし、所定の金種(図1に示す例では金種A)の現金3による取引をユーザ2に促す通知を行う。なお、任意金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱しているとは、所定の適正範囲よりも不足し、または過剰となっていることを意味する。ここで、所定の金種は、逸脱金種の現金による所定の適正範囲からの逸脱が抑制される(または小さくなる)ように設定される。
ユーザ2は、通知に従って所定の金種の現金3による取引を行い、または所定の金種以外の現金による取引を行う。ここで、ユーザ2が通知に従って所定の金種(金種A)の現金3による取引を行うと、逸脱金種の現金による適正範囲からの逸脱が抑制される(または小さくなる)。これにより、逸脱金種の現金の数量が適正範囲から逸脱している場合でも、逸脱金種の現金が極度に過剰または不足となり、取引行為が継続不能になることを抑制することができる。
また、現金取引装置1は、通知に従って所定の金種の現金3による取引が行われると、商品またはサービス4(図1に示す例では商品B)とともに、所定の特典5(図1に示す例では特典C)をユーザ2に提供することが好ましい。ここで、特典とは、例えば、現金取引装置1に収納されている現金または物品でもよく、現金取引装置1により提供される物品またはサービスでもよく、特定のサービス業者に対して利用可能なサービス特典(利用ポイント、クーポン券(割引クーポン、無料クーポン)、後日引き換え可能な特典が記載されている情報(URLが記載されているもの、抽選番号が記載されているもの、引き換え番号が記載されているもの)等)でもよい。これにより、所定の金種の現金による取引をユーザ2にさらに促すことができる。
<第1の実施形態>
以下では、図2〜図9を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る自動販売機100について説明する。以下では、自動販売機100とユーザとの間で現金により商品を取引する場合について説明するが、サービスを取引する場合についても同様に説明することができる。
[自動販売機100]
まず、図2〜図4を参照しながら、自動販売機100について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る自動販売機100の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、自動販売機100は、現金収納部102、現金格納放出部104、現金管理部106、商品収納部108、商品放出部110(特典提供部118)、商品管理部112、商品選択部114、取引通知部116、取引条件設定部120、データ通信部122、記憶部124、および制御部126を含む。なお、自動販売機100とユーザとの間でサービスを取引する場合には、自動販売機100は、商品収納部108、商品管理部112、商品放出部110、商品選択部114の代わりに、いずれも図示しないサービス提供部、サービス選択部等を含む。
現金収納部102は、例えば、1000円紙幣、500円硬貨、100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨等、複数の金種の現金を金種毎に収納している。現金収納部102は、自動販売機100の筐体に設けられた扉を開いた状態で、収納されている現金を出し入れ可能なように構成されている。
現金格納放出部104は、外部から投入される現金を現金収納部102へ格納し、現金収納部102に収納されている現金を外部へ放出する。現金格納放出部104は、いずれも図示しない現金返却口、現金投入口等を介して、ユーザとの間で現金を授受する。現金格納放出部104は、外部から投入される現金の金種を検知し、投入金情報として制御部126に出力する。現金格納放出部104は、外部から投入される現金を一時的にプールし、制御部126からの格納指示に応じて、プールしている現金を金種毎に現金収納部102に格納する。また、現金格納放出部104は、制御部126からの放出金情報(外部に放出すべき各金種の現金の数量)および放出指示に応じて、現金収納部102に収納されている現金を外部へ放出する。
現金管理部106は、現金収納部102に収納されている各金種の現金の数量(以下では、収納数量とも称する。)を管理している。現金管理部106は、現金収納部102に対する現金の出し入れまたは現金の格納/放出に応じて、各金種の現金の収納数量を示す現金管理情報を更新して記憶部124に記憶させるとともに、現金管理情報の更新を制御部126に通知する。
商品収納部108は、ユーザとの間で現金により取引される商品を品種毎に収納している。商品収納部108は、自動販売機100の筐体に設けられた扉を開いた状態で、収納されている商品を出し入れ可能なように構成されている。
商品放出部110は、商品収納部108に収納されている商品を外部に放出する。商品放出部110は、図示しない商品放出口等を介して、ユーザに商品を提供する。商品放出部110は、制御部126からの放出商品情報(外部に放出すべき商品の品種)および放出指示に応じて、商品収納部108に収納されている商品を外部へ放出する。
商品管理部112は、商品収納部108に収納されている各品種の商品の数量を管理している。商品管理部112は、商品収納部108に対する商品の出し入れまたは商品の放出に応じて、各品種の商品の収納数量を示す商品管理情報を更新して記憶部124に記憶させる。
商品選択部114は、例えば選択ボタン等を含んでおり、提供可能な品種の商品のうち所望の商品をユーザに選択させる。商品選択部114は、ユーザにより選択された商品の品種を示す商品選択情報を制御部126に出力する。なお、商品選択部114は、投入金情報および価格設定情報に応じた商品の提供可能性を示す商品提供情報を制御部126から入力され、商品の提供可能性を選択ボタンの点灯等により視覚的な表示を用いてユーザに示すように構成されている。
取引通知部116は、取引に関する情報を視覚的な表示を用いてユーザに通知する。取引通知部116は、特に、任意金種の現金の収納数量が後述する所定の適正範囲から逸脱している場合に、所定の適正範囲からの逸脱を抑制する所定の金種の現金による取引をユーザに促す通知を行う。なお、以下では、視覚的な表示を用いる場合について説明するが、音声等により通知されるように構成されてもよい。
特典提供部118は、取引通知部116による通知に従って所定の金種の現金による取引が行われると、所定の特典をユーザに提供する。特典提供部118は、いずれも図示しない現金返却口、商品返却口等を介して、所定の特典を外部に放出することで、ユーザに特典を提供する。以下では、特典として現金の払い戻しを行う場合について説明しており、この場合、現金格納放出部104が特典提供部118として機能する。なお、特典として取引対象となる商品を提供する場合については、商品放出部110が特典提供部118として機能するようにしてもよい。
取引条件設定部120は、管理者の設定操作に応じて、前述した所定の適正範囲(閾値設定情報)および所定の特典(特典設定情報)、各品種の商品の価格(価格設定情報)等を設定する。なお、取引条件設定部120による設定は、取引条件設定部120に対する管理者の操作により直接的に行われてもよく、後述する外部端末150を介した操作により間接的に行われてもよい。取引条件設定部120は、設定操作により設定されたデータを記憶部124に記憶させる。
データ通信部122は、後述する外部端末150との間で各種のデータを送受信する。データ通信部122は、取引条件設定部120により閾値設定情報および特典設定情報を設定するための設定データを外部端末150から受信する。また、データ通信部122は、現金管理部106により管理されている現金管理情報を外部端末150に送信する。なお、データ通信部122は、商品管理部112により管理されている商品管理情報を外部端末150に送信してもよい。
記憶部124は、自動販売機100の動作に必要な各種のデータを記憶しており、場合によっては制御部126により読み出されて実行されるプログラムも記憶している。制御部126は、他の構成要素の動作を制御することで、自動販売機100全体の動作を制御する。
制御部126は、投入金情報、価格設定情報、および商品選択情報に基づいて、現金を格納/放出(釣銭の放出を含む)し、商品を放出するために、現金格納放出部104、商品放出部110等を制御する。制御部126は、現金管理情報および閾値設定情報に基づいて各金種の現金の収納状況を確認し、必要に応じてユーザに対する取引通知を行うために取引通知部116を制御する。制御部126は、現金投入情報、現金管理情報、および特典設定情報に基づいて特典を提供するために現金格納放出部104(特典提供部118)を制御する。なお、制御部126は、所定の制御を行う配線ロジックにより実装されてもよく、所定の制御を行うように作成されたプログラムを実行するCPU等を少なくとも部分的に含むことにより実装されてもよい。
[閾値設定]
図3は、各金種の現金の収納数量について設定される適正範囲(閾値設定情報)を示す図である。以下では、各金種の現金の収納数量について、上限値および下限値により適正範囲を設定する場合について説明するが、上限値または下限値のいずれかにより設定してもよい。
図3では、各金種の現金の最大収納数量が1000円紙幣:1000枚、500円硬貨:100枚、100円硬貨:1000枚、50円硬貨:100枚、10円硬貨:1000枚である場合を想定している。また、各金種の現金の適正範囲が1000円紙幣、100円硬貨、および10円硬貨で101〜900枚、500円硬貨および50円硬貨で11〜90枚に設定されている。ここで、各金種の現金の最大収納数量および適正範囲は、各金種の現金の利用頻度に応じて設定されている。そして、各金種の現金の収納数量が適正範囲を下回る場合が不足範囲、適正範囲を上回る場合が過剰範囲として設定されている。さらに、各金種の現金の収納数量が0枚の場合が不足状態、最大収納数量の場合が過剰状態として設定されている。
自動販売機100では、各金種の現金の収納数量が適正範囲内である場合には、ユーザとの間で現金取引が適正に行われる。一方、各金種の現金の収納数量が適正範囲内にない場合には、外部から投入される現金の格納または外部への釣銭を含む現金の放出が困難とならないように、所定の金種の現金による取引をユーザに促す通知が行われる。そして、各金種の現金の収納数量が過剰状態または不足状態にある場合には、ユーザとの間で行われる現金取引が少なくとも部分的に制限される。
[特典設定]
図4は、所定の金種の現金による取引に対して設定される特典(特典設定情報)を示す図である。以下では、過剰状態、過剰範囲、不足範囲、および不足状態の4段階で異なる特典を設定する場合について説明するが、3段階以下または5段階以上で異なる特典を設定してもよい。図4では、各段階の特典が次のように設定されている。
過剰状態では、過剰金種以外の現金のみが投入されて取引が行われた場合には、商品価格の25%に相当する金額の現金が特典として設定されている。なお、過剰状態では、過剰金種の現金を用いた取引は制限されるため、過剰金種を含む現金が投入されて取引が行われた場合の特典が設定されていない。また、過剰範囲では、過剰金種以外の現金のみが投入されて取引が行われた場合には、商品価格の15%に相当する金額の現金が特典として設定されている。さらに、過剰金種の現金および過剰金種以外の現金が投入されて取引が行われた場合には、商品価格の10%に相当する金額の現金が特典として設定されている。
不足範囲では、不足金種の現金および不足金種以外の現金が投入されて取引が行われた場合には、商品価格の10%に相当する金額の現金が特典として設定されている。さらに、不足金種の現金のみが投入されて取引が行われた場合には、商品価格の15%に相当する金額の現金が特典として設定されている。また、不足状態では、不足金種の現金および不足金種以外の現金が投入されて取引が行われた場合には、商品価格の20%に相当する金額の現金が特典として設定されている。さらに、不足金種の現金のみが投入されて取引が行われた場合には、商品価格の25%に相当する金額の現金が特典として設定されている。
なお、第1の金種の現金および第1の金種と異なる第2の金種の現金が同時に過剰範囲(過剰状態)または同時に不足範囲(不足状態)となることが想定される場合には、第1および第2の金種の現金について二重の特典が適用されてもよく、過剰状態(最大収納数量)または不足状態(0)に近い金種の現金についてのみ特典が適用されてもよい。また、第1の金種の現金が過剰範囲(過剰状態)となり第1の金種と異なる第2の金種の現金が同時に不足範囲(不足状態)となることが想定される場合についても同様である。
なお、特典として払い戻しされる金額は、商品価格の所定の割合に相当する金額から自動販売機100で利用可能な現金の最小金額(本実施形態の場合、10円)に応じた端数が切り捨てられた金額となる。また、過剰金種の現金が釣銭として放出されて取引が行われた場合、または不足金種の現金が釣銭として放出されないで取引が行われた場合にも、同様な特典が設定されてもよい。また、例えば、過剰金種以外の現金または不足金種の現金の投入数量等、利用された所定の金種の現金の数量が多いほど大きな特典が提供されるように設定されてもよい。
前述したように、特典は、逸脱金種(過剰金種、不足金種)による適正範囲からの逸脱が大きいほど大きく設定され、場合によっては、逸脱金種による適正範囲からの逸脱を抑制する所定の金種の現金の数量が取引により多く用いられるほど大きく設定されるので、所定の金種の現金による取引をユーザに効果的に促すことができる。
[外部端末150]
次に、図5〜図7を参照しながら、本発明の一実施形態に係る外部端末150の構成について説明する。図5は、本発明の一実施形態に係る外部端末150の概観を示す図である。図6は、本発明の一実施形態に係る外部端末150の機能構成を示すブロック図である。外部端末150は、自動販売機100に対して各種の設定等を行うために、自動販売機100の管理者により利用される。外部端末150は、図6に示すように、取引条件取得部152、データ通信部154、表示部156、印刷部158、記憶部160、および制御部162を含む。
取引条件取得部152は、操作子に対するユーザ操作に応じて、閾値設定情報および特典設定情報を設定するためのデータ、外部端末150に対するコマンド等を取得する。図5に示す例では、数字入力キー170、処理選択ボタン172(入力決定、入力取消、表示画面の前進・後退、印刷)、表示部156のスクリーン上でカーソルを移動させるための移動キー174、外部端末150の動作終了/動作起動ボタン176等の操作子が設けられている。なお、取引条件取得部152は、後述する表示部156と一体化されたタッチパネルとして構成されてもよい。
データ通信部154は、取引条件取得部152により取得された各種のデータおよびコマンド等を自動販売機100との間で有線または無線により通信する。また、データ通信部154は、現金管理情報を自動販売機100から取得し、必要に応じて商品管理情報を自動販売機100から取得する。
表示部156は、所定の設定データ、コマンド等をユーザに入力させるための入力画面、現金管理情報の表示画面等を表示する。図5には、表示部156としてのディスプレイ178が示されている。印刷部158は、外部端末150に収納されている印刷媒体に対して、例えば表示部156に表示されているスクリーン画像等を印刷する。図5には、印刷部158により印刷結果を印刷された用紙等が吐き出される用紙吐き出し口180が示されている。
記憶部160は、外部端末150の動作に必要なデータ等を記憶しており、場合によっては制御部162により読み出されて実行されるプログラムも記憶している。制御部162は、他の構成要素の動作を制御することで、外部端末150全体の動作を制御する。制御部162は、所定の制御を行う配線ロジックにより実装されてもよく、所定の制御を行うように作成されたプログラムを実行するCPU等を少なくとも部分的に含むことにより実装されてもよい。
[設定処理]
図7A〜7Dは、外部端末150に表示される各種画面を示す図である。管理者が起動ボタン176を押下すると、表示部156は、図7Aに示すような処理選択画面を表示する。処理選択画面には、「閾値設定」、「特典設定」、「数量確認」の処理から所望の処理を選択することを管理者に促すメッセージが表示されている。ここで、管理者が操作子に対する操作によりいずれかの処理を選択すると、制御部162は、選択された処理を開始する。
管理者が「閾値設定」処理を選択すると、表示部156は、図7Bに示すような閾値設定画面を表示する。閾値設定画面には、自動販売機100に収納可能な各金種の現金の最大収納数量、および各金種の現金の適正範囲を上限値および下限値により管理者に入力させるための入力欄が示されている。管理者が数字入力キー170等により各金種の現金の適正範囲を入力欄に入力し、選択ボタン172により入力を決定すると、データ通信部154は、入力欄に入力された設定データを自動販売機100に送信する。自動販売機100では、データ通信部122が設定データを受信すると、制御部126は、設定データに基づいて閾値設定情報を記憶部124に記憶させ、取引条件設定部120に所定の閾値を設定させる。
管理者が「特典設定」処理を選択すると、表示部156は、図7Cに示すような特典設定画面を表示する。特典設定画面には、前述した各段階の特典(例えば、商品価格の割引率等)を管理者に入力させるための入力欄が示されている。管理者が数字入力キー170等により各段階の特典を入力欄に入力し、選択ボタン172により入力を決定すると、データ通信部154は、入力欄に入力された設定データを自動販売機100に送信する。自動販売機100では、データ通信部122が設定データを受信すると、制御部126は、設定データに基づいて特典設定情報を記憶部124に記憶させ、取引条件設定部120に所定の特典を設定させる。
管理者が「数量確認」処理を選択すると、データ通信部154は、数量確認要求を自動販売機100に送信する。自動販売機100では、データ通信部122が数量確認要求を受信すると、制御部126は、記憶部124に記憶されている現金管理情報を読み出し、データ通信部122に現金管理情報を外部端末150に送信させる。外部端末150では、データ通信部154が現金管理情報を受信すると、制御部162は、現金管理情報を図7Dに示すような数量確認画面として表示部156に表示させる。図7Dには、自動販売機100に収納可能な各金種の現金の最大収納数量、および数量確認時での各金種の現金の収納数量が示されている。
これにより、管理者は、外部端末150を用いて、所定の適正範囲および所定の特典を設定するためのデータを容易に設定することができ、各金種の現金の収納数量を容易に確認することができる。
[自動販売機100の動作]
次に、図8および図9を参照しながら、本実施形態に係る自動販売機100の動作について説明する。図8Aは、本実施形態に係る自動販売機100の動作を示すフロー図である。図8Bは、図8Aに示した動作の変形例を示すフロー図である。図9A〜9Dは、ユーザに通知される取引メッセージを示す図である。なお、図9A〜9Dには、取引通知部116の表示パネル等に取引メッセージが通知される場合が示されているが、発光素子の点滅、点灯等、同様の通知を行うために他の通知形態が用いられてもよい。
まず、制御部126は、現金管理情報および閾値設定情報に基づいて、現金の収納数量と閾値を金種毎に比較し、各金種の現金の収納数量が適正範囲以外にあるかを判断する(ステップS10)。
自動販売機100では、現金収納部102に対する現金の出し入れまたは格納/放出に応じて、現金管理部106が各金種の現金の収納数量を示す現金管理情報を更新し、現金管理情報の更新を制御部126に通知する。制御部126は、現金管理情報の更新を通知されると、更新後の現金管理情報に基づいて現金の収納数量と閾値を金種毎に比較する。制御部126は、比較結果に基づいて各金種の現金の収納数量が適正範囲内にないと判断した場合に、制御部126は、ステップS12の処理で取引通知部116を以下のように制御し、適正範囲内にあると判断した場合に、ステップS14の処理に移行する。
逸脱金種(過剰金種)の現金の数量が過剰状態にある場合、制御部126は、例えば図9Aに示すように、過剰金種(図9Aに示す例では金種A)が投入不能であることを示す情報、過剰金種以外の現金による取引を促す情報、および該当する特典情報の通知を取引通知部116に行わせる。また、逸脱金種(過剰金種)の現金の数量が過剰範囲にある場合、制御部126は、例えば図9Bに示すように、過剰金種の数量が多くなっていることを示す情報、過剰金種以外(図9Aに示す例では金種A以外)の現金を含む現金による取引を促す情報、および該当する特典情報の通知を取引通知部116に行わせる。
一方、逸脱金種(不足金種)の現金の数量が不足状態にある場合、制御部126は、例えば図9Cに示すように、不足金種(図9Cに示す例では金種A)を釣銭として放出不能であることを示す情報、不足金種の現金を含む現金による取引を促す情報、および該当する特典情報の通知を取引通知部116に行わせる。また、逸脱金種(不足金種)の現金の数量が不足範囲にある場合、制御部126は、例えば図9Dに示すように、不足金種の数量が少なくなっていることを示す情報、不足金種(図9Dに示す例では金種A)の現金を含む現金による取引を促す情報および該当する特典情報の通知を取引通知部116に行わせる。
なお、制御部126は、現金管理情報および価格設定情報に基づいて、利用可能な最大金額の金種(本実施形態の場合、1000円)の現金により各商品の取引が行われることを想定して、釣銭を構成不能であるかを判断してもよい。そして、釣銭を構成不能であると判断すると、制御部126は、任意金種の現金の数量が不足状態または不足範囲にある場合と同様の通知を取引通知部116に行わせる。釣銭を構成不能であるかの判断は、ステップS10において、各金種の現金の収納数量が適正範囲以外にあるかの判断と同時に行ってもよい。
現金がユーザにより投入されると(S14)、現金格納放出部104は、投入された現金の金種を検知し、投入金情報として制御部126に出力する。制御部126は、投入金情報、商品管理情報、および価格設定情報等に基づいて、提供可能な商品の品種を示す商品提供情報を商品選択部114に出力する。商品選択部114は、商品提供情報に基づいて、各品種の商品の提供可能性を視覚的に表示する。提供可能な商品がユーザにより選択されると(S16)、商品選択部114は、選択された商品の品種を示す商品選択情報を制御部126に出力する。そして、制御部126は、各金種の現金の収納数量が適正範囲以外にあるかを判断する(S18)。
各金種の現金が適正範囲内にある場合に、制御部126は、取引が成立すると判断する(S32)。そして、制御部126は、現金格納放出部104に格納指示を出力し、現金格納放出部104は、一時的にプールしている現金を金種毎に現金収納部102に格納する。また、釣銭が発生する場合に、制御部126は、釣銭を構成する各金種の現金の数量を示す放出金情報および放出指示を現金格納放出部104に出力し、現金格納放出部104は、放出金情報に該当する現金を釣銭として現金収納部102から放出する。現金格納放出部104により現金収納部102に対して現金が格納/放出されると、現金管理部106は、現金管理情報を更新する。また、制御部126は、選択された商品を示す放出商品情報および放出指示を商品放出部110に出力する。商品放出部110は、放出指示を入力されると、放出商品情報に該当する商品を商品収納部108から放出し、商品管理情報を更新する(S34)。
任意金種の現金の数量が適正範囲以外にある場合に、制御部126は、釣銭の発生の有無を判断し、取引の成立により現金収納部102に格納され/現金収納部102から放出される任意金種(過剰金種、不足金種)の現金の数量を判断する(S20)。
そして、逸脱金種(過剰金種)の現金の数量が過剰状態または過剰範囲にあり(S22)、投入された現金を格納できない場合に(S24)、制御部126は、取引が成立しないと判断する(S28)。そして、制御部126は、一時的にプールされている現金を返却するように現金格納放出部104を制御し(S30)、過剰金種の現金が格納不能であるため取引が成立しない旨、および所定の金種の現金による取引を促す旨を取引通知部116によりユーザに通知させる。
また、逸脱金種(不足金種)の現金の数量が不足状態または不足範囲にあり、釣銭として放出できない場合に(S26)、制御部126は、取引が成立しないと判断する(S28)。そして、制御部126は、一時的にプールされている現金を返却するように現金格納放出部104を制御し(S30)、不足金種の現金が釣銭として放出不能であるため取引が成立しない旨、および所定の金種の現金による取引を促す旨を取引通知部116によりユーザに通知させる。
制御部126は、ステップS24の処理で投入された現金を格納できると判断し、またはステップS26の処理で釣銭を放出できると判断した場合に、ステップS32で取引が成立すると判断し、ステップS34の処理を行う。そして、制御部126は、投入金情報、価格設定情報、現金管理情報、および閾値設定情報に基づいて、所定の金種の現金による取引が行われているかを判断する(S36)。
所定の金種の現金により取引が行われていると判断すると、制御部126は、価格設定情報および特典設定情報に基づいて、取引の成立により提供される特典を算出し、現金格納放出部104に放出金情報および放出指示を出力する。そして、現金格納放出部104は、放出指示に応じて現金収納部102から放出金情報に該当する現金を放出し、現金管理部106は、現金管理情報を更新する(S38)。
逸脱金種の現金の数量が過剰状態にある例として、現金収納部102に1000円紙幣50枚、100円硬貨1000枚が収納されており、100円硬貨が過剰状態にある状態で、ユーザが200円の商品を購入する場合を想定する。自動販売機100は、100円硬貨が投入不能である旨、100円硬貨以外の現金による取引を促す旨、および該当する特典情報をユーザに通知する。そして、ユーザが100円硬貨2枚を投入した場合に、自動販売機100は、投入された現金が格納不能であるので、投入された現金をユーザに返却する。一方、ユーザが1000円紙幣1枚を投入した場合に、自動販売機100は、投入された現金が格納可能であり、釣銭を放出可能であるので、100円硬貨8枚を放出し、商品とともに商品価格の25%に相当する10円硬貨5枚を特典としてユーザに提供する。
逸脱金種の現金の数量が過剰範囲にある例として、現金収納部102に100円硬貨999枚、10円硬貨500枚が収納されており、100円硬貨が過剰範囲にある状態で、ユーザが200円の商品を購入する場合を想定する。自動販売機100は、100円硬貨が多くなっている旨、100円硬貨以外の現金を含む現金による取引を促す旨、および該当する特典情報をユーザに通知する。そして、ユーザが100円硬貨2枚を投入した場合に、自動販売機100は、投入された現金が格納不能であるので、投入された現金をユーザに返却する。一方、ユーザが10円硬貨20枚(または100円硬貨1枚および10円硬貨10枚)を投入した場合に、自動販売機100は、投入された現金が格納可能であるので、商品価格の15%(または10%)に相当する10円硬貨3枚(または2枚)を特典としてユーザに提供する。
つまり、逸脱金種(過剰金種)の現金の数量が適正範囲を上回る場合には、過剰金種の現金が投入されないような取引、または過剰金種の現金が放出されるような取引をユーザに促すことで、過剰金種による所定の適正範囲からの逸脱を抑制(または小さく)することができる。
逸脱金種の現金の数量が不足範囲にある例として、現金収納部102に1000円札紙幣500枚、500円硬貨50枚、100円硬貨1枚が収納されており、100円硬貨が不足範囲にある状態で、ユーザが600円の商品を購入する場合を想定する。自動販売機100は、100円硬貨が少なくなっている旨、100円硬貨の現金を含む現金による取引を促す旨、および該当する特典情報をユーザに通知する。そして、ユーザが1000円紙幣1枚を投入した場合に、自動販売機100は、釣銭を放出不能であるので、投入された現金をユーザに返却する。一方、ユーザが100円硬貨6枚(または500円硬貨1枚および100円硬貨1枚)を投入した場合に、自動販売機100は、商品価格の15%(または10%)に相当する10円硬貨9枚(または6枚)を特典としてユーザに提供する。
逸脱金種の現金の数量が不足状態にある例として、現金収納部102に1000円札紙幣500枚、500円硬貨50枚、100円硬貨0枚が収納されており、100円硬貨が不足状態にある状態で、ユーザが600円の商品を購入する場合を想定する。自動販売機100は、100円硬貨が釣銭として利用できない旨、100円硬貨を含む現金による取引を促す旨、および該当する特典情報をユーザに通知する。そして、ユーザが1000円紙幣1枚を投入した場合に、自動販売機100は、釣銭を放出不能であるので、投入された現金をユーザに返却する。一方、ユーザが100円硬貨6枚(または500円硬貨1枚および100円硬貨1枚)を投入した場合に、自動販売機100は、商品価格の25%(または20%)に相当する10円硬貨15枚(または12枚)を特典としてユーザに提供する。
つまり、逸脱金種(不足金種)の現金の数量が適正範囲を下回る場合には、不足金種の現金が投入されるような取引、または不足金種の現金が放出されないような取引をユーザに促すことで、不足金種による所定の適正範囲からの逸脱を抑制(または小さく)することができる。
以上、図8Aに示すフロー図に従って、自動販売機100の動作について説明したが、自動販売機100は、図8Bに示すフロー図に従って動作してもよい。図8Bに示すフロー図では、自動販売機100は、現金投入の判断(S60)から処理を開始し、取引の開始前ではなく取引の成立後に、各金種の現金の収納数量を確認し(S86)、所定の現金による取引を促す旨を通知する(S88)。なお、自動販売機100は、処理の手順が変更される以外は、図8Aに示すフロー図の場合と同様に処理を行う。
以上説明したように、本実施形態に係る自動販売機100によれば、逸脱金種(過剰金種、不足金種)の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している場合に、逸脱金種による所定の適正範囲からの逸脱を抑制する所定の金種の現金による取引をユーザに促す通知が行われる。そして、所定の金種の現金による取引が行われると、逸脱金種による所定の適正範囲からの逸脱が抑制される(または小さくなる)。これにより、逸脱金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している場合でも、現金が極度に過剰または不足し、結果的に取引行為が継続不能となることを抑制することができる。これにより、取引行為の喪失機会の低減、現金の過剰/不足に伴うメンテナンス頻度の低減等、ユーザおよび管理者双方の利便性を向上させることができる。また、所定の金種の現金による取引に対して特典(商品価格の割引)を提供することで、所定の金種の現金による取引をユーザにさらに促すことができる。
<第2の実施形態>
以下では、図10〜図12を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る現金自動預け払い機(以下では、ATM200とも称する。)について説明する。以下では、預貯金口座に対する現金の預入払出が可能なATM200の場合について説明するが、現金の払出が可能な現金自動払い出し機(CD)の場合、または現金による貸付金の返済/引出、振込み等が可能な場合についても同様に説明することができる。なお、以下では、第1の実施形態の説明と重複する説明については、適宜省略している。
[現金自動預け払い機]
まず、図10を参照しながら、ATM200について説明する。図10は、本発明の第2の実施形態に係るATM200の機能構成を示すブロック図である。図10に示すように、ATM200は、現金収納部202、現金格納放出部204、現金管理部206、ユーザ情報取得部208、取引操作部210、取引通知部212、特典提供部214、取引条件設定部216、データ通信部218、記憶部220、および制御部222を含む。ATM200は、ユーザの口座情報を管理しているホスト装置250との間で、データ通信部218を介して通信接続可能な状態で使用される。なお、現金自動払い出し機(CD)の場合、現金格納放出部204の代わりに、図示しない現金放出部が設けられる。
現金収納部202は、各種紙幣、各種硬貨等、複数の金種の現金を金種毎に収納しており、収納されている現金を外部との間で出し入れ可能なように構成されている。現金格納放出部204は、制御部222からの格納指示に応じて、外部から投入される現金を現金収納部202へ格納し、制御部222からの放出金情報および放出指示に応じて、現金収納部202に収納されている現金を外部へ放出する。現金管理部206は、現金収納部202に収納されている各金種の現金の数量(以下では、収納数量とも称する。)を管理している。
ユーザ情報取得部208は、いずれも図示しないカード挿入口または通帳挿入口に挿入されるユーザの預貯金カードまたは預貯金口座通帳からユーザ情報を取得する。取引操作部210は、例えば選択ボタン等を含んでおり、取引処理を行うための各種操作をユーザに行わせる。取引操作部210は、ユーザによる取引操作を示す操作情報を制御部222に出力する。なお、取引操作部210は、取引通知部212とともに例えばタッチパネル等として構成されてもよい。
取引通知部212は、取引に関する情報を視覚的な表示を用いてユーザに通知する。取引通知部212は、特に、任意金種の現金の収納数量が後述する所定の適正範囲から逸脱している場合に、所定の適正範囲からの逸脱を抑制する所定の金種の現金による取引をユーザに促す通知を行う。
特典提供部214は、取引通知部212による通知に従って所定の金種の現金による取引が行われると、所定の特典をユーザに提供する。以下では、特典として、特定のサービス業者に対して利用可能なサービス特典(利用ポイント)の提供を行う場合について説明する。この場合、特典提供部214は、ユーザの口座情報とともにホスト装置250により管理されているポイント情報(利用ポイントの値)を増加させることで、ユーザに特典を提供する。
取引条件設定部216は、管理者の設定操作に応じて、図3および図4を参照しながら説明した第1の実施形態の場合と同様に、所定の適正範囲(閾値設定情報)および所定の特典(特典設定情報)等を設定する。取引条件設定部216による設定は、取引条件設定部216に対する管理者の操作により直接的に行われてもよく、ホスト装置250を介した操作により間接的に行われてもよい。
データ通信部218は、ホスト装置250との間で、口座情報およびポイント情報、設定データ等、各種のデータを送受信する。データ通信部218は、取引条件設定部216により閾値設定情報および/または特典設定情報を設定するための設定データを外部端末150から受信する。また、データ通信部218は、現金管理部206により管理されている現金管理情報を外部端末150に送信する。
記憶部220は、ATM200の動作に必要な各種のデータを記憶しており、場合によっては制御部222により読み出されて実行されるプログラムも記憶している。制御部222は、他の構成要素の動作を制御することで、ATM200全体の動作を制御する。
制御部222は、現金の払出処理を行う場合に、後述する払出金情報に基づいて、現金格納放出部204、データ通信部218等を制御する。制御部222は、現金の預入処理を行う場合に、後述する投入金情報および預入金情報に基づいて、現金格納放出部204、データ通信部218等を制御する。制御部222は、現金管理情報および閾値設定情報に基づいて各金種の現金の収納状況を確認し、必要に応じてユーザに対する取引通知を行うために取引通知部212を制御する。制御部222は、投入金情報または払出金情報、現金管理情報、および特典設定情報に基づいて、特典を提供するために特典提供部214を制御する。
[ATM200の動作]
次に、図11を参照しながら、本実施形態に係るATM200の動作について説明する。図11Aは、ATM200の動作を示すフロー図である。図11Bは、図11Aに示した動作の変形例を示すフロー図である。
まず、制御部222は、現金の出し入れまたは格納/放出に応じて更新される現金管理情報、および閾値設定情報に基づいて、現金の収納数量と閾値を金種毎に比較し、比較結果に基づいて各金種の現金の収納数量が適正範囲以外にあるかを判断する(ステップS110)。
制御部222は、各金種の現金の収納数量が適正範囲以外にあると判断した場合には、図9A〜9Dを参照しながら説明した第1の実施形態の場合と同様に、所定の金種の現金による取引をユーザに促す通知、および該当する特典情報の通知を取引通知部212に行わせる(S112)。ここで、取引通知部212は、商品価格に対する割引率の代わりに、所定の金種の現金による取引に応じてユーザに提供される利用ポイントを特典情報として通知する。
ユーザにより処理選択操作が行われると、取引操作部210は、操作情報を制御部222に出力し、制御部222は、操作情報に応じた取引処理を行うように、現金格納放出部204、ユーザ情報取得部208、取引操作部210、取引通知部212等を制御する(S114)。
ユーザにより預入処理が選択され、預貯金カード(または預貯金口座通帳)がカード挿入口(または通帳挿入口)に挿入されると、制御部222は、ユーザ情報取得部208によりカードからユーザ情報を取得する。制御部222は、図示しない現金投入口への現金の投入をユーザに促す通知を取引通知部212により行い、現金の投入および投入確認操作が行われると、投入された現金の数量を現金格納放出部204により金種毎に計数して投入金情報を取得する。制御部222は、投入金情報の通知、および預入金額(預入金情報)の入力操作および処理開始操作をユーザに促す通知を取引通知部212により行う。
ユーザにより払出処理が選択され、預貯金カードがカード挿入口に挿入されると、制御部222は、ユーザ情報取得部208によりカードからユーザ情報を取得する。制御部222は、認証情報の入力をユーザに促す通知を取引通知部212により行い、認証情報の入力が行われると、取得したユーザ情報および認証情報、および口座情報(残高情報)の送信要求をデータ通信部218によりホスト装置250に送信する。ホスト装置250は、ユーザ情報および認証情報により本人確認が得られると、ユーザの口座情報をATM200に送信する。口座情報を取得すると、制御部222は、口座情報の通知、および払出金額(払出金情報)の入力操作をユーザに促す通知を取引通知部212により行う。そして、口座残高以下の払出金額が入力されると、制御部222は、払出対象となる現金の金種選択操作および処理開始操作をユーザに促す通知を取引通知部212により行う。ここで、払出金情報は、金種選択操作により取得された各金種の数量を含む情報である。
処理開始操作が行われると、制御部222は、各金種の現金の収納数量が適正範囲以外にあるかを判断する(S116)。各金種の現金が適正範囲内にある場合に、制御部222は、ステップS130に移行して取引が成立すると判断する。
そして、預入処理の場合、制御部222は、現金格納放出部204に格納指示を出力し、現金格納放出部204は、現金投入口から投入されて一時的にプールしている現金を金種毎に現金収納部202に格納する。また、釣銭が発生する場合に、制御部222は、釣銭を構成する各金種の現金の数量を示す放出金情報および放出指示を現金格納放出部204に出力し、現金格納放出部204は、放出金情報に該当する現金を釣銭として現金収納部202から放出する。一方、払出処理の場合、制御部222は、払出対象となる各金種の現金の数量を示す放出金情報および放出指示を現金格納放出部204に出力し、現金格納放出部204は、放出金情報に該当する現金を払出金として現金収納部202から放出する。
現金格納放出部204により現金収納部202に対して現金が格納/放出されると、現金管理部206は、現金管理情報を更新する。また、制御部222は、ユーザ情報、預入金情報または払出金情報、および口座情報の更新要求をデータ通信部218によりホスト装置250に送信し、ホスト装置250は、該当するユーザの口座情報を更新する。
任意金種の現金の数量が適正範囲以外にある状態で預入処理を行う場合に、制御部222は、投入金情報および預入金情報に基づいて、釣銭の発生の有無を判断し、取引の成立により現金収納部202に格納され/現金収納部202から放出される逸脱金種(過剰金種、不足金種)の現金の数量を判断する(S118)。また、任意金種の現金の数量が適正範囲以外にある状態で払出処理を行う場合に、制御部222は、払出金情報に基づいて、取引の成立により現金収納部202から放出される逸脱金種(不足金種)の現金の数量を判断する。
そして、逸脱金種(過剰金種)の現金の数量が過剰状態または過剰範囲にあり(S120)、投入された現金を格納できない場合に(S122)、制御部222は、取引が成立しないと判断する(S126)。そして、制御部222は、一時的にプールされている現金を返却するように現金格納放出部204を制御し、過剰金種の現金が格納不能であるため取引が成立しない旨、および所定の金種の現金による取引を促す旨を取引通知部212によりユーザに通知させる(S128)。
また、逸脱金種(不足金種)の現金の数量が不足状態または不足範囲にあり、釣銭または払出金として放出できない場合に(S124)、制御部222は、取引が成立しないと判断する(S126)。そして、制御部222は、一時的にプールされている現金を返却するように現金格納放出部204を制御し、不足金種の現金が放出不能であるため取引が成立しない旨、および所定の金種の現金による取引を促す旨を取引通知部212によりユーザに通知させる(S128)。
制御部222は、ステップS122の処理で投入された現金を格納できると判断し、またはステップS124の処理で釣銭を放出できると判断した場合に、ステップS130で取引が成立すると判断し、ステップS132の処理を行う。そして、制御部222は、投入金情報、現金管理情報、および閾値設定情報に基づいて、または払出金情報、現金管理情報および閾値設定情報に基づいて、所定の金種の現金による取引が行われているかを判断する(S134)。
所定の金種の現金により取引が行われていると判断すると、制御部222は、価格設定情報および特典設定情報に基づいて、該当する特典を特典提供部214によりユーザに提供させる。そして、特典提供部214は、ユーザ情報および該当する利用ポイント、およびポイント登録要求をデータ通信部218によりホスト装置250に送信する。ポイント登録要求を受信すると、ホスト装置250は、ユーザ情報に基づいてユーザのポイント情報を更新する(S136)。
以上、図11Aに示すフロー図に従って、ATM200の動作について説明したが、ATM200は、図11Bに示すフロー図に従って動作してもよい。図11Bに示すフロー図では、ATM200は、現金投入の判断(S160)から処理を開始し、取引の開始前ではなく取引の成立後に、各金種の現金の収納数量を確認し(S184)、所定の現金による取引を促す旨を通知する(S186)。なお、ATM200は、処理の手順が変更される以外は、図11Aに示すフロー図の場合と同様に処理を行う。
以上説明したように、本実施形態に係る現金自動預け払い機200によれば、逸脱金種(過剰金種、不足金種)の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している場合でも、所定の金種の現金による取引をユーザに促す通知が行われることで、取引行為が継続不能となることを抑制することができる。これにより、取引行為の喪失機会の低減、現金の過剰/不足に伴うメンテナンス頻度の低減等、ユーザおよび管理者双方での利便性を向上させることができる。また、所定の金種の現金による取引に対して特典(利用ポイント)を提供することで、所定の金種の現金による取引をユーザにさらに促すことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明に係る現金取引装置の概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動販売機の機能構成を示すブロック図である。 各金種の現金の収納数量について設定される適正範囲(閾値設定情報)を示す図である。 所定の金種の現金による取引に対して設定される特典(特典設定情報)を示す図である。 本発明の一実施形態に係る外部端末の概観を示す図である。 本発明の一実施形態に係る外部端末の機能構成を示すブロック図である。 外部端末に表示される各種画面を示す図である。 外部端末に表示される各種画面を示す図である。 外部端末に表示される各種画面を示す図である。 外部端末に表示される各種画面を示す図である。 本実施形態に係る自動販売機の動作を示すフロー図である。 本実施形態に係る自動販売機の動作の変形例を示すフロー図である。 ユーザに通知される取引メッセージを示す図である。 ユーザに通知される取引メッセージを示す図である。 ユーザに通知される取引メッセージを示す図である。 ユーザに通知される取引メッセージを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るATMの機能構成を示すブロック図である。 ATMの動作を示すフロー図である。 ATMの動作の変形例を示すフロー図である。
符号の説明
100 自動販売機
102、202 現金収納部
104、204 現金格納放出部
106、206 現金管理部
116、212 取引通知部
118、214 特典提供部
120、216 取引条件設定部
122、154、218 データ通信部
150 外部端末
200 自動現金預け払い機
250 ホスト装置

Claims (9)

  1. 複数の金種の現金を収納する現金収納部と、
    外部から投入される現金の前記現金収納部への格納、および前記現金収納部に収納されている現金の外部への放出のうち少なくともいずれかを行う現金格納放出部と、
    前記現金収納部に収納されている各金種の現金の数量を管理する現金管理部と、
    前記現金収納部に収納されている任意金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している場合に、前記任意金種を逸脱金種とみなし、前記逸脱金種による前記所定の適正範囲からの逸脱を抑制する所定の金種の現金による取引を促す通知を行う取引通知部と、
    前記所定の金種の現金による取引に対する所定の特典を提供する特典提供部と、
    を備え、
    前記取引通知部は、
    前記逸脱金種の現金の数量が前記所定の適正範囲を下回っている場合には、前記逸脱金種の現金が外部から投入されるような取引を促す通知を行い、
    前記逸脱金種の現金の数量が前記所定の適正範囲を上回っている場合には、前記逸脱金種を示すとともに、前記逸脱金種の現金が外部から投入されないような取引を促す通知を行う、
    現金取引装置。
  2. 複数の金種の現金を収納する現金収納部と、
    外部から投入される現金の前記現金収納部への格納、および前記現金収納部に収納されている現金の外部への放出のうち少なくともいずれかを行う現金格納放出部と、
    前記現金収納部に収納されている各金種の現金の数量を管理する現金管理部と、
    前記現金収納部に収納されている任意金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している場合に、前記任意金種を逸脱金種とみなし、前記逸脱金種による前記所定の適正範囲からの逸脱を抑制する所定の金種の現金による取引を促す通知を行う取引通知部と、
    前記所定の金種の現金による取引に対する所定の特典を提供する特典提供部と、
    を備え、
    前記取引通知部は、
    前記逸脱金種の現金の数量が前記所定の適正範囲を下回っている場合には、前記逸脱金種の現金が外部へ放出されないような取引を促す通知を行い、
    前記逸脱金種の現金の数量が前記所定の適正範囲を上回っている場合には、前記逸脱金種を示すとともに、前記逸脱金種の現金が外部へ放出されるような取引を促す通知を行う、
    現金取引装置。
  3. 前記特典提供部は、取引に用いられる前記所定の金種の現金の数量が多いほど、大きな特典を提供する、請求項1または2に記載の現金取引装置。
  4. 各金種の現金の数量について取引を継続可能な範囲内で前記所定の適正範囲を設定するための取引条件設定部をさらに備える、請求項1または2に記載の現金取引装置。
  5. 前記所定の金種の現金による取引に対する前記所定の特典を設定するための取引条件設定部をさらに備える、請求項1または2に記載の現金取引装置。
  6. 現金取引装置に適用される現金取引方法であって、
    外部から投入される現金の前記現金取引装置への格納、および前記現金取引装置に収納されている現金の外部への放出のうち少なくともいずれかを行う現金格納放出ステップと、
    前記現金取引装置に収納されている各金種の現金の数量を管理する現金数量管理ステップと、
    前記現金取引装置に収納されている任意金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している場合に、前記任意金種を逸脱金種とみなし、前記逸脱金種による前記所定の適正範囲からの逸脱を抑制する所定の金種の現金による取引を促す通知を行う取引通知ステップと、
    前記所定の金種の現金による取引に対する所定の特典を提供する特典提供ステップと、
    を含み、
    前記取引通知ステップは、
    前記逸脱金種の現金の数量が前記所定の適正範囲を下回っている場合には、前記逸脱金種の現金が外部から投入されるような取引を促す通知を行い、
    前記逸脱金種の現金の数量が前記所定の適正範囲を上回っている場合には、前記逸脱金種を示すとともに、前記逸脱金種の現金が外部から投入されないような取引を促す通知を行う、
    現金取引方法。
  7. 現金取引装置に適用される現金取引方法であって、
    外部から投入される現金の前記現金取引装置への格納、および前記現金取引装置に収納されている現金の外部への放出のうち少なくともいずれかを行う現金格納放出ステップと、
    前記現金取引装置に収納されている各金種の現金の数量を管理する現金数量管理ステップと、
    前記現金取引装置に収納されている任意金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している場合に、前記任意金種を逸脱金種とみなし、前記逸脱金種による前記所定の適正範囲からの逸脱を抑制する所定の金種の現金による取引を促す通知を行う取引通知ステップと、
    前記所定の金種の現金による取引に対する所定の特典を提供する特典提供ステップと、
    を含み、
    前記取引通知ステップは、
    前記逸脱金種の現金の数量が前記所定の適正範囲を下回っている場合には、前記逸脱金種の現金が外部へ放出されないような取引を促す通知を行い、
    前記逸脱金種の現金の数量が前記所定の適正範囲を上回っている場合には、前記逸脱金種を示すとともに、前記逸脱金種の現金が外部へ放出されるような取引を促す通知を行う、
    現金取引方法。
  8. 現金取引装置に適用される現金取引方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    外部から投入される現金の前記現金取引装置への格納、および前記現金取引装置に収納されている現金の外部への放出のうち少なくともいずれかを行う現金格納放出ステップと、
    前記現金取引装置に収納されている各金種の現金の数量を管理する現金数量管理ステップと、
    前記現金取引装置に収納されている任意金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している場合に、前記任意金種を逸脱金種とみなし、前記逸脱金種による前記所定の適正範囲からの逸脱を抑制する所定の金種の現金による取引を促す通知を行う取引通知ステップと、
    前記所定の金種の現金による取引に対する所定の特典を提供する特典提供ステップと、
    を含み、
    前記取引通知ステップは、
    前記逸脱金種の現金の数量が前記所定の適正範囲を下回っている場合には、前記逸脱金種の現金が外部から投入されるような取引を促す通知を行い、
    前記逸脱金種の現金の数量が前記所定の適正範囲を上回っている場合には、前記逸脱金種を示すとともに、前記逸脱金種の現金が外部から投入されないような取引を促す通知を行う、
    プログラム。
  9. 現金取引装置に適用される現金取引方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    外部から投入される現金の前記現金取引装置への格納、および前記現金取引装置に収納されている現金の外部への放出のうち少なくともいずれかを行う現金格納放出ステップと、
    前記現金取引装置に収納されている各金種の現金の数量を管理する現金数量管理ステップと、
    前記現金取引装置に収納されている任意金種の現金の数量が所定の適正範囲から逸脱している場合に、前記任意金種を逸脱金種とみなし、前記逸脱金種による前記所定の適正範囲からの逸脱を抑制する所定の金種の現金による取引を促す通知を行う取引通知ステップと、
    前記所定の金種の現金による取引に対する所定の特典を提供する特典提供ステップと、
    を含み、
    前記取引通知ステップは、
    前記逸脱金種の現金の数量が前記所定の適正範囲を下回っている場合には、前記逸脱金種の現金が外部へ放出されないような取引を促す通知を行い、
    前記逸脱金種の現金の数量が前記所定の適正範囲を上回っている場合には、前記逸脱金種を示すとともに、前記逸脱金種の現金が外部へ放出されるような取引を促す通知を行う、
    プログラム。
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