JP2007241531A - 現金管理システム - Google Patents
現金管理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007241531A JP2007241531A JP2006061233A JP2006061233A JP2007241531A JP 2007241531 A JP2007241531 A JP 2007241531A JP 2006061233 A JP2006061233 A JP 2006061233A JP 2006061233 A JP2006061233 A JP 2006061233A JP 2007241531 A JP2007241531 A JP 2007241531A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cash
- change
- denomination
- change machine
- machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】現金データ管理装置4の記憶部に、釣銭機毎に釣銭用現金の金種毎の必要枚数を設定した釣銭必要量設定表と、この釣銭必要量設定表による金種毎の必要枚数と釣銭機から通知される金種毎の釣銭用現金の保有枚数から求めた釣銭機に対する金種毎の補充枚数を設定した釣銭機別釣銭有高表を保有させ、現金データ管理装置4は現金処理装置6から釣銭機を指定する情報が送られてきたとき、前記釣銭機別釣銭有高表に設定された釣銭用現金の金種毎の補充枚数を前記現金処理装置に通知して釣銭用現金を出金させる。
【選択図】図1
Description
このようなレジ担当の店員に対して営業時間前に予め準備した釣銭資金を渡したり、営業終了後に店員がレジスタから回収してきた現金を計数し、売上金と釣銭資金とに分けて集計する作業は店長等が行っていたが、現金の取扱いに手間がかかり、現金を取り扱うことにより精神的な負担もかかるので、このような煩わしい作業を軽減するために現金計数機や入金機、両替機等を導入して、現金取扱いを容易にすることで手間の削減が図られてきた。
一方、店員が操作するレジスタも最近ではコンピュータ化が進み、客からの預かり金の入金や釣銭の放出を自動的に行う釣銭機を備えたPOSレジスタが導入され、レジ担当の店員の負担を軽減している。
このシステムは、営業開始時やレジ担当の店員の交代時等にPOSレジスタの釣銭機に釣銭資金を補充する場合の硬貨を払いだす出金処理、店員が自分の担当するPOSレジスタの釣銭機から回収した硬貨の入金処理を現金処理装置で行い、また、レジ担当の店員の交代時に前任の店員は担当する釣銭機内のすべての現金つまり釣銭資金と売上金をすべて抜出して空にし、後任の店員は現金処理機で払出された釣銭資金を運んできて釣銭機に装填するものとなっている。
また、レジ担当の店員の業務中に釣銭が不足しても分からず、釣銭切れになってから業務を中断して補充することになるので、釣銭切れにより業務中断時間が長くなってレジ担当の店員の業務に支障をきたすという問題もある。
図において1は流通店舗で、この流通店舗1内には各売場に設置されたPOSレジスタ(以下単にレジスタと記す)2と1台の現金データ管理装置42及び現金処理装置6が配置され、レジスタ2及び現金処理装置6は店舗内に敷設されたLAN5により接続されている。
各レジスタ2の下部には客の商品購入代金の入金や釣銭の放出処理を行う釣銭機3が設けられていて、釣銭機3はレジスタ2に接続されている。
この場合、店員は預かり金を確認すると、その預かり金を手元に置き、預かり金の金額をレジスタ2のキーを操作して入力し、レジスタ2は販売価格と店員が入力した金額との差額を計算し、差額がある場合はその差額を釣銭として釣銭機3に放出を指示する。
預かり金を先に入金せず、その金額を入力して釣銭を払出す理由は、客の待ち時間を短縮するためで、店員が客から預かり金を受取った時点で計数し、更に続けて装置に入金して計数するより、店員による計数結果をレジスタ2に入力したほうが速いからである。
また、これとは別に釣銭機3に収納されている現金の内訳情報等がレジスタ2を介して現金データ管理装置4に通知される。
現金処理装置6は、各釣銭機3に補充するための紙幣及硬貨による釣銭用現金(以下、釣銭資金)の出金、各釣銭機3から回収した紙幣及硬貨による売上金等の現金の入金処理を行う装置であり、釣銭資金の出金情報や、売上金の入金情報を現金データ管理装置4に送信する。
店員毎に集計管理したり、これらの情報を基にして釣銭機3単位や、売場毎、更には流通店舗1全体の現金データの集計管理を行うものとなっている。
8は現金処理装置6を管理するた警備会社に設置されたモニタ装置8で、現金処理装置6はこのモニタ装置8に接続されており、警備会社では現金処理装置6に設けられている防犯センサ等を通じてモニタ装置8により現金処理装置6の監視を行うと共に、現金処理装置6から障害発生の情報がモニタ装置8に送られてくると修理、復旧のために係員を派遣する。
図2は釣銭機3の外観を示す斜視図である。
釣銭機3の前面上部には、紙幣の入出金を行うための紙幣入出金口21、硬貨を投入するための硬貨入金口22、硬貨を出金するための硬貨出金口23、及び釣銭機3に障害が発生した場合に操作案内や復旧修理のための表示や入力操作を行う表示操作部24が配置されている。
図3は釣銭機3の構成を示すブロック図である。
この図に示したように釣銭機3は、表示操作部24への操作案内の表示や操作の入力を受付ける表示操作制御部31、レジスタ2とのデータ交換や指示の受信を行う伝送部32、紙幣入出金口21への紙幣の払出しや紙幣入出金口21から取込んだ紙幣の判別及び計数を行って売上金等を紙幣回収カセット26に収納する紙幣処理部、硬貨出金口23への釣銭の払出しや硬貨入金口22から取込んだ硬貨の判別及び計数を行って硬貨回収カセット27に収納する硬貨処理部34を有し、これらの各部は釣銭機3全体を制御する制御部35に接続されている。
図の左側には釣銭機3の前面に配置された紙幣入出金口21と、紙幣回収カセット26が示されている。
紙幣入出金口21から奥に向かって搬送路42が設けられ、この搬送路42の前端部に分離ローラ41が設けられている。
また、搬送路42は紙幣入出金口21と認識部43との間でも分岐しており、その分岐した部分は2方向に別れて、一方は紙幣回収カセット26に至り、他方は認識部43の下方に設けられた出金リジェクト庫49に達している。
ここで、紙幣処理部33の動作について説明する。
まず、紙幣入金処理(預かり金入金処理)について説明する。
紙幣入出金口21に紙幣がセットされると、その紙幣は分離ローラ41により1枚ずつ分離され搬送路42に取込まれて認識部43に搬送され、認識部43を通過する際に紙幣は金種が判別される。
また、認識部43で紙幣の金種が判別できなかった場合は、分離ローラ41を停止して後続の紙幣の分離、取込みを中止してから搬送路42を逆転することにより、金種が判別できなかった紙幣を紙幣回収カセット26の内部に設けられた入金リジェクト部46に搬送して収納する。
すなわち、釣銭には千円と五千円が使用され、二千円と万円は釣銭として不要であり、 従って、収納部45に二千円と万円の紙幣が収納された場合は、あらためて収納庫45から紙幣を繰出し、紙幣回収カセット26に搬送して収納する。
次に、紙幣の出金処理(釣銭放出処理)を説明する。
もし、繰出収納ローラ47、48により1枚ずつ分離して繰出すことができず、その結果、認識部43で金種の判別や計数ができなかった場合、その紙幣はリジェクト紙幣と判定され、搬送路42により出金リジェクト庫49に搬送されて収納される。
図5は釣銭機3における硬貨処理部34の構造を示す平面図である。
図の左側には釣銭機3の前面に配置された硬貨入金口22と、硬貨出金口23が示されており、硬貨入金口22側には奥に向かって硬貨を搬送する入金搬送路52が設けられ、硬貨出金口23側には奥から硬貨出金口23に向かって硬貨を搬送する出金搬送路57が設けられている。
硬貨入金口22の底部には回転円板と分離ローラ51が配置され、入金搬送路52の前端側には認識部53が設けられている。
そして、認識部53の直後にリジェクト穴54が設けられ、その下方には硬貨回収カセット27が配置されている。
例えば、ここでは硬貨選別穴55a〜55fのうち認識部53に近いほうから穴径が順に大きくなるように設けてあり、一円、五十円、五円、百円、十円、五百円の順に並ぶように設定している。
ここで、硬貨処理部34の動作について説明する。
まず、硬貨の入金処理を説明する。
硬貨は認識部53を通過する際に、その金種が判別されるが、もし金種が判別できなかった場合は、その硬貨は認識部53の直後に設けられているリジェクト穴54が開放されることで落下し、硬貨回収カセット27収納される。
次に硬貨の払出し処理について説明する。
金種別ホッパ56a〜56fに収納されている硬貨が上位のレジスタ2からの指示に従って1枚づつ繰出され、計数された後、出金搬送路57に送り込まれる。
レジスタ2から指定された枚数の硬貨が硬貨出金口23にされ放出されると、硬貨の繰出しは停止され、硬貨出金口23に放出され硬貨がレジ担当の店員に取出される。
図6は現金処理装置6の外観を示す斜視図である。
この図に示したように現金処理装置6の前面には、紙幣の入出金を行うための紙幣入出金口61、硬貨の入金を受入れる硬貨入金口62、硬貨を出金するための硬貨出金口63、この現金処理装置6をIDカードの挿入排出を行うカード口64、及び現金処理装置6を操作するときの操作手順や障害が発生した場合に障害内容及び復旧のための処理手順を案内表示するための操作案内表示部65、入金または出金の指定や必要なデータを入力するためのキー入力部66等が配設されている。
この図に示したように現金処理装置6は、操作案内表示部65に必要な情報を表示する表示制御部71、キー入力部66からの入力を受付ける入力制御部72、カード口64に挿入されたIDカードから操作する権限を証明するためのID等のカード情報を読取るカード読取部73、LAN5を介して現金データ管理装置4とのデータ交換を行うための伝送部74、現金処理装置6に設置された防犯センサの検知情報や売上金の収納量及び障害発生等の情報を警備会社のモニタ装置8に通報するための監視部75、紙幣入出金口61から受入れた紙幣の入金処理及び紙幣入出金口61への紙幣の払出し処理を行う紙幣処理部76、硬貨入金口62から受入れた硬貨の入金処理及び硬貨の払出し処理を行う硬貨処理部77、及びこれらの各部と接続して現金処理装置6を制御する制御部78等により構成されている。
図に示したように現金処理装置6の前面に配置された紙幣入出金口21には分離ローラ81が設けられており、紙幣入出金口21の奥側に一時保留部84が配置されている。
分離ローラ81の下方には認識部83が配置され、現金処理装置6内の底部側には千円紙幣収納用の紙幣収納庫86a、五千円紙幣収納用の86bと、二千円及び万円紙幣収納用の紙幣回収庫87が並べて設けられていて、紙幣収納庫86b内には紙幣リジェクト収納庫88が設けられている。
また、一時保留部84には紙幣取込部85aと紙幣繰出部85bが設けられ更に紙幣収納庫86a、86bの上部には紙幣取込繰出部89a、89bがそれぞれ設けられている。
尚、紙幣リジェクト収納庫88は搬送路82により搬送されてきた紙幣が紙幣収納庫86bの外側から直接送り込めるようになっている。
まず、紙幣の入金処理を説明する。
店員によりレジスタ2の釣銭機3から運ばれた紙幣が紙幣入出金口61に紙幣がセットされる。ここでセットされる紙幣は営業開始時に釣銭機3に用意された釣銭と売上金が混在したものである。
計数された紙幣は一時保留部84に搬送され、紙幣取込部85aにより一時保留部84に集積されて一時保留される。
尚、紙幣入出金口61は分離中の紙幣と分けてリジェクト紙幣を集積できるように構成されている。
このようにして紙幣入出金口21にセットされたすべての紙幣の判別、計数が終了すると、その計数結果が操作案内表示部65に表示され、店員により入金金額の確認が行われる。
一方、店員が入金金額を承認し、キー入力部66の所定のキーで収納を指示すると、一時保留部84に一時保留されている紙幣が紙幣繰出部85bによりすべて繰出され、搬送路82により逆送されて認識部83に送られる。
すなわち、認識部83で千円と判別された紙幣は紙幣収納庫86aに搬送されて収納され、五千円と判別された紙幣は紙幣収納庫86bに搬送されて収納される。
但し、このとき二千円及び万円と判別された紙幣を紙幣回収庫87に収納してしまうと、現金データ管理装置4から別途通知される今回入金の売上高より多額になる場合には、その売上高を超える分の紙幣は紙幣リジェクト庫88に収納するようにする。
この場合の移動は、紙幣収納庫86a及び紙幣収納庫86bから必要枚数の千円、五千円の紙幣を1枚ずつ繰出して認識部83で計数した後、一時保留部84に集積し、必要枚数集積すると紙幣を一時保留部84から繰出し、紙幣回収庫87に搬送して収納することにより行う。
次に、出金処理について説明する。
紙幣の釣銭用資金が釣銭機3で必要になった場合等には、現金処理装置6から必要な金種、枚数の紙幣が出金される。
ここで、紙幣取込繰出部89a、89bにより1枚ずつ分離して繰出すことができず、その結果、認識部83で金種の判別や計数ができなかった場合は、出金リジェクトと判定され、その紙幣は搬送路82により紙幣リジェクト庫88に搬送されて収納される。
図9は現金処理装置63における硬貨処理部77の構造を示す側面図である。
図に示したように現金処理装置6の前面に配置された硬貨入金口62の下部には、奥に向かって入金搬送路91が設けられている。
そして、認識部53の直後にリジェクト穴が設けられ、その下方には硬貨リジェクト部93が配置されている。
また、入金搬送路52は穴径の異なる金種別の硬貨選別穴が設けられており、各硬貨選別穴から落ちた硬貨は金種別に集積できるように仕切られた一時保留部に一時保留された後、返却箱96または金種別の出金ホッパ97a〜97fに落下収納されるようになっている。
また、出金ホッパ97a〜97fの下方には硬貨を金種別に集積できるように仕切られた出金箱100と硬貨回収庫101が設けられ、出金繰出部98a〜98fにより繰出された硬貨は出金シュート99または101により出金箱100または硬貨回収庫101に送込まれて収納されるようになっている。
ここで、硬貨処理部77の出金処理について説明する。
紙幣と同様に釣銭機3に釣銭資金として硬貨の補充が必要になったとき、出金ホッパ97a〜97から必要な金種の硬貨が出金繰出部98a〜98fにより繰出され、繰出された硬貨はセンサにより検出されて計数された後、出金シュート99を経由して出金箱100に金種別に収納される。
一方、売上金を回収する場合は、売上高に対応した金種、枚数の硬貨が出金ホッパ97a〜97から出金繰出部98a〜98fにより繰出され、繰出された硬貨はセンサにより検出されて計数された後、出金シュート102を経由して硬貨回収庫101に収納される。
この硬貨回収庫101を現金処理装置6から取外すことで、いつで売上金の硬貨を回収することが可能となる。
次に上述した構成による図1の現金管理システムの作用について説明する。
そこで、本実施例では各釣銭機3に補充すべき釣銭資金の必要量をそれまでの実績等を基に現金データ管理装置4の記憶部に設定しておき、現金データ管理装置4は設定した釣銭資金の必要量、営業の途中に等に釣銭機3から通知される収納現金の内訳等の現金データを基に釣銭資金を出金するときの金額、金種毎の枚数を現金処理装置6に通知する。
図10は現金データ管理装置4の記憶部に設定した釣銭管理用テーブルの一例を示す図で、この釣銭管理用テーブルは、図10(a)に示す日時条件、図10(b)に示す釣銭機設置リスト、図10(c)に示す釣銭必要量設定表、図10(d)に示す釣銭機別釣銭有高表により構成されている。
例えば、この例では、本日日付及び曜日として「2006年1月18日」の平日の「水曜」、現在時刻として「12:30」、営業時間として「10:00(開店)〜22:00(閉店)」、レジ交代時間として「13:00 16:00 19:00」の3回の時間、催事は「なし」の諸条件が設定されている。
必要量は五千から一円まで金種毎に枚数が曜日、祝祭日、催事の有無等の営業条件に応じて複数設定され、その中から該当する営業条件に応じて必要量が自動的に選択されるものとなっている。この例では営業条件が平日日中、土日祝日、平日夜間の三者に分けられ、それぞれに各金種毎の枚数が設定されていて、図10(a)の日時条件が三者のうちのどれ該当するかにより必要量が選択される。
尚、営業条件の数は任意に追加してもよい。
図10(d)に示す釣銭機別釣銭有高表には、釣銭機3毎の金種別の釣銭資金の有高と警報設定枚数、補充枚数等が設定されている。
また、補充枚数は、図10(c)の釣銭必要量設定表から今回選択された平日日中に設定されている枚数と有高との差であり、負の値はその金種が過剰に収納されていることを示している。
現金データ管理装置4は、釣銭機3から報告された有高に基づく金種毎の釣銭収納枚数と警報設定枚数とを比較して、有高の枚数が少ないと判断すると、現金データ管理装置4に設けられている表示部に「号機番号103」の釣銭機3で「十円」が不足している旨のメッセージを表示すると共にその表示画面を点滅させたり、現金データ管理装置4に内蔵されているブザーにより警報音を出力することで店舗管理者等に対して警報を発する。
すなわち、店舗管理者は現金処理装置6のところに行き、自分が保有しているIDカードをカード口64に挿入し、キー入力部66を操作して補充用現金の出金処理を行うことを指定すると共に、釣銭機3の「号機番号103」を指定する。
現金処理装置6はカード口64から挿入されたカードの情報をカード読取部73で読取り、そのカード情報と店舗管理者が入力した釣銭機3の号機番号を基に現金データ管理装置4に対して払出し枚数を問い合わせ、これにより現金データ管理装置4は、図10の釣銭機有高管理表に従って払出し枚数を現金処理装置6に通知する。
例えば、図10(d)の釣銭機別釣銭有高表の場合、収納量が過剰である千円紙幣と一円硬貨以外の金種の紙幣及び硬貨の補充枚数を通知する。
現金処理装置6は、現金データ管理装置4から金種とその補充枚数が通知されると、それに従って前述の紙幣処理機76および硬貨処理機77により釣銭資金として紙幣及び硬貨の出金を行う。
このようにして釣銭機3の釣銭がなくなる前に警報を発し、必要な金種の釣銭資金を補充することができるので、釣銭切れによるレジスタ2の稼働の中断を防止することができ、販売業務に支障が生じることを防ぐことができる。
また、閉店時間に限らす、レジ担当の店員が交代する時間の直前に警報の発生が必要になった場合も同様である。
次に、現金データ管理装置4による現金処理装置6から釣銭機3に対する紙幣及び硬貨の補充手順について説明する。
図11は現金データ管理装置4による釣銭機3への補充処理手順を示すフローチャートで、以下の説明はこの図中にSで示したステップに従って行う。
現金処理装置6はカード口64から挿入されたカードの情報をカード読取部73で読取り、そのカード情報及び店員が入力した「食品売り場7番レジ」の情報と共に補充資金の補充枚数を要求する情報を現金データ管理装置4に通知する。
現金データ管理装置4は現金処理装置6から補充枚数の要求の有無を監視しており(S1)、補充枚数の要求ありと判断すると、記憶部に設定されている釣銭管理用テーブルを参照し、「食品売り場7番レジ」に該当するレジスタ2に接続された「号機番号103」の釣銭機3に対する出金枚数として、図10(d)の釣銭機別釣銭有高表から金種毎の紙幣及び硬貨の補充枚数を読出し、現金処理装置6に通知する(S2)。
現金処理装置6は、現金データ管理装置4から補充枚数が通知されると、それに従って前述の紙幣処理機76及び硬貨処理機77により釣銭資金として紙幣及び硬貨の出金処理を行い、その処理結果を現金データ管理装置4に報告する。
現金データ管理装置4は、現金処理装置6からの出金処理結果から出金が完了したかどうかを判断する(S3)。
一方、現金処理装置6で補充枚数に基づく出金が正常に行われて完了した場合、釣銭機から補充処理の結果の報告を待つ。
これらの紙幣及び硬貨は、図4及び図5にて説明したように釣銭機3の紙幣処理部33及び硬貨処理機34に取込まれて計数された後、紙幣収納部44、45、及び金種別ホッパ56a〜56fに収納される。
現金データ管理装置4は、「号機番号103」の釣銭機3からの補充処理結果から補充が完了したかどうかを判断する(S5)。
ここでもし釣銭機3で補充処理中に障害が発生して正常に補充ができなかった場合は、取消処理を行う(S6)。つまり正常に補充ができなかったことを履歴として記録する。
一方、釣銭機3で補充処理が正常に行われて完了した場合、釣銭機3は「号機番号103」と、補充が正常に行われた旨の情報、及び金種毎の補充枚数をレジスタ2を介して現金データ管理装置4に報告する。
これにより店舗管理者は、不一致が発生したことを確認することができる。
その後、現金データ管理装置4は「号機番号103」の釣銭機3から報告された紙幣及び硬貨の金種毎の枚数を図10(d)の釣銭機別釣銭有高表の有高に加算して更新する処理を行う(S10)。
以上により現金処理装置6から出金した補充資金の釣銭機3に対する補充が完了する。
また、釣銭必要量設定表は釣銭機の設置場所(売場)や、平日、祝祭日等の日付や時間帯に応じて設定されているので、繁忙期に業務中に釣銭資金が不足したり、閑散期に無駄な釣銭資金を補充することもなくなり、この面からも釣銭資金を効率的に運用することが可能となる。
また、補充時に釣銭機3でリジェクト紙幣やリジェクト硬貨が発生したときは、そのリジェクト紙幣やリジェクト硬貨は該釣銭機3の入金リジェクト庫46及び硬貨回収カセット27に収納されるので、レジスタ2の締上げ時に釣銭機3の入金リジェクト庫46及び硬貨回収カセット27からリジェクト紙幣やリジェクト硬貨を取出して計数し、現金処理装置6のキー入力部66により入力して釣銭機別有高表に加算することで現金処理装置6から出金した補充資金の金種毎の出金枚数と釣銭機3で補充した金種毎の補充枚数は一致するものとなる。
尚、店員により不正行為により補充資金の一部が行方不明になった場合は、前記のように他の釣銭機3への間違いやリジェクト等として発見することはできないが、それによる不一致は現金データ管理装置4で確認できるので、前記のように警報を発することで店員の不正行為に対する牽制となり、また警報を発することで店舗管理者等による不正行為の早期発見に繋げることが可能となる。
各釣銭機3からの売上金等を回収処理は、レジ担当の店員が交代するときや、流通店舗1の営業が終了したとき等に行われ、次に前任の店員と交代する後任に店員のための釣銭資金や、翌日の営業に必要な釣銭資金を残して、それ以外の不要な現金を釣銭機3から回収し、現金処理装置1に入金する処理である。
また、客が購入した商品の売上金も不要な現金であるが、売上金として入金処理される現金として2千円や万円の紙幣があり、この両紙幣には釣銭として放出した釣銭資金が含まれる場合がある。
以上のように釣銭機3における回収される現金は、売上金と釣銭資金に分けて管理することが必要であるが、実際に回収する現金額は、売上金と釣銭資金が混在するものとなり、これを資金に分けるには、両替などが必要になる場合が多い。
図12は現金データ管理装置4の指示に基づく釣銭機3からの現金回収処理手順を示すフローチャートで、以下の説明はこの図中にSで示したステップに従って行う。
店員は業務終了時(交代時)自分が担当するレジスタ2に接続された釣銭機3から不要な現金を回収する場合、釣銭機3の表示操作部24により現金の回収を指定する。
現金データ管理装置4は釣銭機3からの回収枚数の要求を監視しており(S21)、回収枚数の要求有りと判断すると、該当する号機の釣銭機3に対する釣銭有高をチェックし、余剰金を紙幣回収カセット26や硬貨回収カセット27に移動するための枚数を決定する。
すなわち、図10(c)と図10(d)とを比較すると、現在が平日日中に該当すれば、平日日中の千円紙幣の必要枚数は20枚であるのに対し、有高枚数は50枚であるので30枚が余剰枚数であると判断する。
同様に一円硬貨は3枚が余剰枚数であると判断し、3枚の一円硬貨を金種別ホッパ56aから硬貨回収カセット27に移動するものと決定する。
この結果は金種別の回収枚数として現金データ管理装置4から回収枚数の要求を送ってきた「号機番号103」の釣銭機3に通知され(S22)、釣銭機3はこの通知に従って千円紙幣30枚を収納部40から紙幣回収カセット26に移動して回収処理を行う。
ここでもし釣銭機3で回収処理中に障害が発生して正常に補充ができなかった場合は、現金データ管理装置4は号機番号「103」の釣銭機3への回収は完了できなかったものとして取消処理を行う(S24)。つまり履歴に回収は完了できなかったたことを記録して一旦処理を終了し、釣銭機3に発生した障害が取り除かれて復旧してから改めて店員により回収が行われるのを待つ。
これにより店員は、紙幣回収カセット26と硬貨回収カセット27の取出しを行うが、ここでは紙幣回収カセット26のみを取出すものとする。
レジスタ2は、仮締め集計を行うとき、釣銭機3の紙幣回収カセット26または硬貨回収カセット27が実際に取出されたことをもって回収処理が実施されたものとみなす。
この場合の現金データ管理装置4に報告される集計結果には釣銭機3の「号機番号101」及び釣銭機3で今回紙幣回収カセット26と硬貨回収カセット27に回収した釣銭の金種枚数が含まれている。
図13は更新後の釣銭機別釣銭有高表を示す図で、図10(c)に示した釣銭機別釣銭有高表の有高に対し、千円紙幣の有高が20枚、一円一円硬貨の有高が50枚に書換えられ、有高の金額は46,370円に変更されている。
尚、ここでは回収処理のとき余剰金の回収庫への移動を行うように説明したが、預かり金の入金の都度実施してもよい。
図14(a)〜(c)は現金データ管理装置4の記憶部に設定されている回収金管理用テーブルの釣銭機別回収庫有高表を示す図で、回収金管理用テーブルは各釣銭機3毎の釣銭機別回収庫有高表からなり、ここでは一例として「号機番号103」の釣銭機3の釣銭機別回収庫有高表を示している。
図14図(a)は更新前(今回回収直前)の釣銭機別回収庫有高表で、現在有高として紙幣回収カセット26内には万円紙幣10枚と二千円紙幣1枚が収納され、また硬貨回収カセット27には硬貨が収納されていないので、万円紙幣の枚数が10、二千円紙幣の枚数が1となっている。
回収累計は、流通店舗1の開店からこれまでの回収処理により現金処理装置に入金された累計枚数で、万円紙幣は28枚、五千円紙幣は5枚、・・・・一円硬貨は23枚がそれぞれ入金され、それによる回収額は「424,523円」であり、そのうち売上高は「349,940円」、釣銭分は「74,583円」である。
この釣銭機別回収庫有高表は、図14(a)の内容に対して現在有高に千円が30枚、一円が3枚加算されている。
また、これに伴って現在有高の回収額も加算されて「132,003円」に更新され、そのうち売上高は「108,373円」、釣銭分は「23,630円」に更新される。
ここでは、現在有高のうちの万円、二千円、千円の紙幣の枚数が今回回収に移され、回収額、売上高、釣銭分の金額も今回回収に移される。
その時点で、紙幣回収カセット26と硬貨回収カセット27に収納されている現金の有高は一円硬貨が3枚であるので、現在有高の回収額と売上高は3円である。
更に、それ以前に当日分として回収された紙幣及び硬貨の累計である回収累計は、万円紙幣28枚、五千円紙幣5枚、千円の紙幣118枚、五百円硬貨3枚、一円硬貨23枚であり、回収額は「424,523円」、そのうちの売上高は「349,940円」、釣銭分は「74,583円」となっている。
また、この例では現在有高に一円が3枚残っているが、これは今回釣銭機3から紙幣回収カセット26のみを取出して紙幣のみを回収し、硬貨回収カセット27は釣銭機3に残して硬貨の回収は行わないものとしたからである。
現金処理装置6はカード読取部73によりカード口64から挿入されたIDカードのカード情報を読取り、そのカード情報と店員が入力したレジ番号を基に現金データ管理装置4に対して入金額の内訳を要求する。
尚、ここでは店員が紙幣回収カセット26しか運んでこなかったので、紙幣のみをセットするものとしたが、店員が釣銭機3から硬貨回収カセット27も抜取って運んできた場合は、硬貨回収カセット27から硬貨を取出して硬貨入金口に投入する。
そしてセットされたすべての紙幣の計数が終了すると、その計数結果と現金データ管理装置4から通知された入金額及び収納額を操作案内表示部65に表示して店員に確認させる。
店員は表示された金額を確認し、了承すればキー入力部66で承認の入力を行うが、いずれかの金額が一致せず、再度確認したい場合は取消を入力する。
尚、現金処理装置6で紙幣の計数途中等で障害が発生した場合や店員が取消を入力した場合は、現金処理装置6は現金データ管理装置4に対し障害の発生や取消が入力されたことを通知する。
一方、現金処理装置6で店員により承認の入力が行われると、紙幣処理部76は一時保留部84に保留した紙幣を図8で説明したように売上高と釣銭分に分けて紙幣収納庫86a、86b、紙幣回収庫87、紙幣リジェクト収納庫88に収納すると同時に、現金データ管理装置4に入金完了通知を金種毎の入金枚数の情報と共に通知する。
続いて現金データ管理装置4は、釣銭機3からの回収枚数と現金処理装置6の入金枚数が一致しているかどうかを判断する(S31)。
すなわち、図14(c)の釣銭機別回収庫有高における今回回収の回収額(この場合132,000)と現金処理装置6から通知を受けた入金額が一致しているかどうかを判断する。
更に、現金データ管理装置4は図10(d)に示した釣銭機別有高管理表と、図13に示した回収後の釣銭機有高管理表と、図14(c)に示した釣銭機別回収庫有高表を基に、当日の開店から現在までの現金が正しく管理されているかどうかを確認する。
従って、朝の開店前における図10(d)の釣銭機別釣銭機有高表の有高を初期値として、現金処理装置6から釣銭機6に補充した金額、及び営業による売上高が加算され、更に釣銭機3から現金処理装置6に回収した金額が減算される。
これを数式で示すと、
〔図13に示す釣銭機別釣銭有高表の有高の金額〕
=〔図10(d)に示す釣銭機別釣銭有高表の有高の金額〕
+〔現金処理装置6から釣銭機3に補充した金額〕
+〔該当レジスタ2の売上高の金額〕
−〔図14(c)に示す釣銭機別回収庫有高表における回収累計の回収額〕
−〔図14(c)に示す釣銭機別回収庫有高表における現在有高〕
となる。
図15は更新後の釣銭機別回収庫有高表を示す図で、図14(c)に示した釣銭機別回収庫有高表のける今回回収の万円、二千円、千円の紙幣の枚数が回収累計に移されている。
さて、前記S31で不一致と判断した場合、現金データ管理装置4は表示部に現金処理装置6の入金枚数が不一致である旨の表示を行って店舗管理者に通知し(S32)、そして、現金データ管理装置4は現金処理装置6の入金額を更新する(S33)。
このように、現金データ管理装置4は一致、不一致にかかわらず、現金処理装置6の入金額を更新して処理を終了するが、次にこの入金額の更新について説明する。
現金データ管理装置4は各釣銭機3の有高や回収状況を管理すると共に、現金処理装置に対する入金額も記憶部に設定された入金額管理テーブルにより管理している。
この現金処理装置入金額表は当日の開店から閉店までの間に行われた入金処理の結果を金種毎に累計するためのもので、図16(a)における今回入金は、現金処理装置6から報告された今回の入金枚数が書込まれ、ここでは万円紙幣10枚、二千円紙幣1枚、千円紙幣30枚となっており、これらの合計である回収額は「132,000円」、そのうちの売上高は「108,373円」、釣銭分は「23,627円」となっている。
そして、前記S33の入金額の更新で、図16(a)に示した今回入金の金種毎の枚数が入金累計に加算されると共に、それに基づいて回収額、売上高、及び釣銭分が更新されることで入金額管理表が図16(b)に示した内容となる。
ないの釣銭資金と釣銭必要量設定表の必要枚数に基づいて回収する現金の量を決めるので、交代時に釣銭資金を現金処理装置6で出金してから回収を行うまでの間に釣銭の放出が釣銭機3で行われても、交代した店員が釣銭機3に補充した釣銭資金はデータ上釣銭必要量設定表の必要枚数となり、この状態で業務が始められるので管理しやすいものとなる。
レジ担当者の交代時は次の作業が行われる。
前任の担当者Aは自分の業務開始から交代までの間の売上金を集計し、釣銭機3から不要な現金を回収して現金処理装置に入金する。
交代する後任の担当者Bは現金処理装置6から釣銭資金を出金して、担当するレジスタ2に運んで釣銭機3に補充する。
まず、現金処理装置6は担当者Bからの補充資金の出金の指示により補充資金を払出す(S41)。
このとき現金データ管理装置4は図11で説明した釣銭機3への補充処理に従って現金処理装置6に対して出金枚数を通知する。
この釣銭機別釣銭有高表は、レジスタ2による取引が行われる毎に更新してもよいが、現金処理装置6に出金枚数を通知する場合等、必要に応じて現金データ管理装置4からレジスタ2に問い合わせて釣銭機3からの有高を取得し(S42)、それに基づいて更新するようにしてもよい(S43)。
その終了に当たって、担当者Aは釣銭機3からの回収処理を指定して実行させ(S44)、自分の担当した分の集計処理を実施する。
担当者Bが担当者Aと交代し(S46)、空の紙幣回収カセット26、または空の紙幣回収カセット26と同じく空の硬貨回収カセット27を釣銭機3に装着してレジスタ2を操作する業務を開始する。
担当者Aは釣銭機3から抜取った紙幣回収カセット26、または紙幣回収カセット26と硬貨回収カセット27を現金処理装置6に運び、紙幣回収カセット26から紙幣を取出して現金処理装置6に入金し、また硬貨回収カセット27も運んできた場合は、その硬貨回収カセット27から硬貨を取出して現金処理装置6に入金する(S47)。
一方、担当者Aと交代した担当者Bは、現金処理装置6から運んできた補充資金を釣銭機3に補充するが、この補充は必ずしも業務を引継いだ直後に行う必要はなく、レジ待ちの客がいる場合は、接客を優先して後で暇ができたときに行うようにしてもよい。
以上のようにようにして現金データ管理装置4は、釣銭機3と現金処理装置6の有高を管理すると共に、釣銭機3と現金処理装置6間で現金が正しく移動できたかどうかを確認するようにしているので、流通店舗1内の現金の状況を常に正確に把握することができることになる。
基本的には、レジスタ2を担当する店員が業務(レジ操作)を開始してから終了するまでの期間におけるレジスタによる現金売上高の合計が売上高の金額となり、釣銭機3よる回収処理を実行したときの一円から五千円までの図10(c)に示した釣銭機必要量設定表に対する図10(c)に示した釣銭機別釣銭有高表の不足額つまり釣銭機別釣銭有高表おける補充枚数の金額となる。
なぜなら、レジ担当者が客からの預かり金を間違えた場合に、釣銭を多くまたは少なく渡してしまう場合があるからである。
このような場合に、2通りの処理方法が考えられる。
いずれを選択するかは、事前に決めておけばどちらを選択しても運用上支障はない。
例えば売上金に誤差を盛り込む場合について説明する。
図14に示した釣銭機別回収庫有高表の内容が図14(a)から図14(b)に更新されるとき、すなわち釣銭機3に対して回収実行が通知され釣銭資金のうち余剰金が紙幣回収カセット26及び硬貨回収カセット27に移動したとき、今回回収の総額が決定される。
一方、売上高は今回回収の総額から、この釣銭資金の回収額を減算した額となる。
更に、釣銭資金に誤差を盛り込む場合について説明する。
この売上金の回収額はレジスタ2による現金売上高の合計であり、釣銭資金の回収額は今回回収の総額から売上金の回収額を減算した額となる。
釣銭機3からの回収処理のとき、例えば紙幣回収カセット26だけを交換して硬貨回収カセット27を交換しなかった場合、今回回収総額は紙幣回収カセット26に収納された紙幣に相当する額となる。
この残した3円は売上金または釣銭分の誤差を盛り込む方とする。
すなわち、図14(a)に示した釣銭機別釣銭有高表では売上金に誤差を盛り込むと考え、現在有高の回収額3円は売上高3円とする。
このように誤差を盛り込む側に回収で残した金額を置く理由は、誤差を盛り込みたくない金額を必ず確定するので、万一誤差が発生しても、必ず誤差を盛り込む金額で処理することができる。
2 レジスタ
3 釣銭機
4 現金データ管理装置
5 LAN
6 現金処理装置
7 ホストコンピュータ
8 モニタ装置
21 紙幣入出金口
22 硬貨入金口
23 硬貨出金口
24 表示操作部
25 モード鍵
26 紙幣回収カセット
27 硬貨回収カセット
31 表示操作制御部
32 伝送部
33 紙幣処理部
34 硬貨処理部
35 制御部
41 分離ローラ
42 搬送路
43 認識部
44 収納部
45 収納部
46 入金リジェクト部
47 繰出収納ローラ
48 繰出収納ローラ
49 出金リジェクト庫
51 分離ローラ
52 入金搬送路
53 認識部
54 リジェクト穴
55a〜55f 硬貨選別穴
56a〜56f 金種別ホッパ
57 出金搬送路
61 紙幣入出金口
62 硬貨入金口
63 硬貨出金口
64 カード口
65 操作案内表示部
66 キー入力部
71 表示制御部
72 入力制御部
73 カード読取部
74 伝送部
75 監視部
76 紙幣処理部
77 硬貨処理部
78 制御部
81 分離ローラ
82 搬送路
83 認識部
84 一時保留部
85a 紙幣取込部
85b 紙幣繰出部
86a、86b 紙幣収納庫
87 紙幣回収庫
88 紙幣リジェクト収納庫
89a、89b 紙幣取込繰出部
91 入金搬送路
92 認識部
93 リジェクト部
94 一時保留部
96 返却箱
97a〜97f 出金ホッパ
98a〜98f 出金繰出部
99 出金シュート
100 出金箱
101 硬貨回収庫
102 出金シュート
Claims (14)
- 客の商品購入代金等を入金すると共に釣銭を放出する複数の釣銭機と、
この釣銭機に補充する釣銭用現金を出金すると共に現金処理釣銭機から回収した現金を入金する現金処理装置と、
各釣銭機内に保有されている金種毎の現金及び現金処理装置内に保有されている金種毎の現金のデータを管理する現金データ管理装置を備え、
前記現金処理装置に入力された釣銭機を指定する情報を現金データ管理装置に送り、
前記現金データ管理装置は前記現金処理装置から送られてきた情報に該当する釣銭機に補充する釣銭用現金の金種毎の補充枚数を前記現金処理装置に通知し、
前記現金処理装置は前記現金データ管理装置から通知された金種と枚数に基づいて釣銭用の現金を出金することを特徴とする現金管理システム。 - 請求項1に記載の現金管理システムにおいて、
前記現金データ管理装置は、釣銭機毎に釣銭用現金の金種毎の必要枚数を設定した釣銭必要量設定表と、この釣銭必要量設定表による釣銭用現金の金種毎の必要枚数と釣銭機から通知される金種毎の釣銭用現金の保有枚数から求めた釣銭機に対する金種毎の補充枚数を記憶部に保有し、
前記現金データ管理装置は前記現金処理装置から釣銭機を指定する情報が送られてきたとき、前記記憶部に保有した釣銭用現金の金種毎の補充枚数を前記現金処理装置に通知することを特徴とする現金管理システム。 - 請求項2記載の現金管理システムにおいて、
前記釣銭用現金の金種毎の必要枚数は、予め定めた条件によって複数種類設定し、その条件に応じて金種毎の必要枚数を選択して補充枚数を決定することを特徴とする現金管理システム。 - 請求項3記載の現金管理システムにおいて、
予め定めた条件は釣銭機の設置場所を含むことを特徴とする現金管理システム。 - 請求項3記載の現金管理システムにおいて、
予め定めた条件は曜日や時間を含むことを特徴とする現金管理システム。 - 請求項2記載の現金管理システムにおいて、
前記現金データ管理装置は、金種毎の警報枚数を前記記憶部に保有し、
釣銭機から通知される金種毎の釣銭用現金の保有枚数のうち前記警報枚数より少ない枚数の金種があるとき警報を発することを特徴とする現金管理システム。 - 請求項6記載の現金管理システムにおいて、
前記現金データ管理装置は、警報を発することを禁止する時刻を前記記憶部に保有し、
釣銭機から通知される金種毎の釣銭用現金の保有枚数が通知された時刻が、警報を発することを禁止する時刻であるときは、通知された保有枚数が前記警報枚数より少なくても警報は発しないことを特徴とする現金管理システム。 - 請求項7記載の現金管理システムにおいて、
前記警報を発することを禁止する時刻は釣銭機を操作する担当者の交代時刻を含むことを特徴とする現金管理システム。 - 請求項6記載の現金管理システムにおいて、
前記現金データ管理装置は、釣銭機から通知される金種毎の釣銭用現金の保有枚数が前記警報枚数より少ないとき警報を発すると共に、釣銭機に対する補充枚数を前記現金処理装置に通知することを特徴とする現金管理システム。 - 請求項9記載の現金管理システムにおいて、警報を発する対象の金種以外の補充枚数も前記現金処理装置に通知することを特徴とする現金管理システム。
- 請求項2記載の現金管理システムにおいて、
前記現金データ管理装置は、通知した金種毎の補充枚数に基づいて現金を出金した前記現金データ管理装置から通知される出金処理結果と、前記現金処理装置で出金された現金が補充された釣銭機から通知される補充処理結果の一致、不一致を判断して、不一致の場合は警報を発することを特徴とする現金管理システム。 - 請求項11記載の現金管理システムにおいて、
前記現金データ管理装置は、出金処理結果と補充処理結果の一致、不一致にかかわらず、補充処理結果を通知してきた釣銭機における金種毎の釣銭用現金の保有枚数を前記補充処理結果に基づいて更新することを特徴とする現金管理システム。 - 請求項2記載の現金管理システムにおいて、
前記現金データ管理装置は、釣銭機から現金の回収が行われるとき、前記釣銭機における金種毎の釣銭用現金の保有枚数と、前記釣銭必要量設定表による金種毎の必要枚数に従って回収する釣銭用現金の余剰分を算出することを特徴とする現金管理システム。 - 請求項13記載の現金管理システムにおいて、
前記現金データ管理装置は、釣銭機から現金の回収が行われる直前に、前記釣銭機から金種毎の釣銭用現金の保有枚数を通知させることを特徴とする現金管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006061233A JP5087848B2 (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | 現金管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006061233A JP5087848B2 (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | 現金管理システム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012149827A Division JP5505466B2 (ja) | 2012-07-03 | 2012-07-03 | 現金管理システム、及び現金データ管理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007241531A true JP2007241531A (ja) | 2007-09-20 |
JP5087848B2 JP5087848B2 (ja) | 2012-12-05 |
Family
ID=38587033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006061233A Active JP5087848B2 (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | 現金管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5087848B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011113154A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Fujitsu Frontech Ltd | 現金管理システム、現金管理プログラム及び現金管理方法 |
JP2012063936A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Glory Ltd | 貨幣処理システム、入金機、及び貨幣処理方法 |
JP2012068983A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Glory Ltd | 貨幣収納装置、貨幣引渡方法および管理装置 |
CN103116936A (zh) * | 2013-01-11 | 2013-05-22 | 深圳市怡化电脑有限公司 | 一种存取款一体机多钞箱联动进钞的协调控制方法及系统 |
JP2013171313A (ja) * | 2012-02-17 | 2013-09-02 | Oki Electric Ind Co Ltd | 情報処理装置及びプログラム、並びに、入出金システム |
JP2014119808A (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-30 | Glory Ltd | 貨幣処理システム、棒金収納装置および貨幣処理方法 |
WO2017154742A1 (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | グローリー株式会社 | 現金管理システム、現金出納装置、及び、現金管理方法 |
JP2018206449A (ja) * | 2018-10-09 | 2018-12-27 | グローリー株式会社 | 貨幣管理システム |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09185765A (ja) * | 1996-01-05 | 1997-07-15 | Nitsuko Corp | Posシステム |
JPH11328494A (ja) * | 1998-05-13 | 1999-11-30 | Toshiba Tec Corp | 釣銭準備金管理装置 |
JP2001109959A (ja) * | 1999-10-06 | 2001-04-20 | Kanda Corp | 現金管理システム |
JP2005267262A (ja) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Glory Ltd | 資金管理システム、資金管理方法および資金管理プログラム |
JP2005275804A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Glory Ltd | 資金管理システム |
-
2006
- 2006-03-07 JP JP2006061233A patent/JP5087848B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09185765A (ja) * | 1996-01-05 | 1997-07-15 | Nitsuko Corp | Posシステム |
JPH11328494A (ja) * | 1998-05-13 | 1999-11-30 | Toshiba Tec Corp | 釣銭準備金管理装置 |
JP2001109959A (ja) * | 1999-10-06 | 2001-04-20 | Kanda Corp | 現金管理システム |
JP2005267262A (ja) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Glory Ltd | 資金管理システム、資金管理方法および資金管理プログラム |
JP2005275804A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Glory Ltd | 資金管理システム |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011113154A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Fujitsu Frontech Ltd | 現金管理システム、現金管理プログラム及び現金管理方法 |
JP2012063936A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Glory Ltd | 貨幣処理システム、入金機、及び貨幣処理方法 |
JP2012068983A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Glory Ltd | 貨幣収納装置、貨幣引渡方法および管理装置 |
JP2013171313A (ja) * | 2012-02-17 | 2013-09-02 | Oki Electric Ind Co Ltd | 情報処理装置及びプログラム、並びに、入出金システム |
JP2014119808A (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-30 | Glory Ltd | 貨幣処理システム、棒金収納装置および貨幣処理方法 |
CN103116936A (zh) * | 2013-01-11 | 2013-05-22 | 深圳市怡化电脑有限公司 | 一种存取款一体机多钞箱联动进钞的协调控制方法及系统 |
WO2017154742A1 (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | グローリー株式会社 | 現金管理システム、現金出納装置、及び、現金管理方法 |
US10762738B2 (en) | 2016-03-09 | 2020-09-01 | Glory Ltd. | Cash management system, cashier device, and cash management method |
JP2018206449A (ja) * | 2018-10-09 | 2018-12-27 | グローリー株式会社 | 貨幣管理システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5087848B2 (ja) | 2012-12-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5125136B2 (ja) | 現金管理システム | |
JP6110633B2 (ja) | 貨幣管理システム及び貨幣管理方法 | |
JP5087848B2 (ja) | 現金管理システム | |
JP5000320B2 (ja) | 売上金入金・釣銭準備金出金同時処理システム | |
JP2012063936A (ja) | 貨幣処理システム、入金機、及び貨幣処理方法 | |
JP6452985B2 (ja) | 有価媒体処理システム及び有価媒体処理方法 | |
WO2015068525A1 (ja) | 自動取引装置及び自動取引システム | |
JP3443676B2 (ja) | 貨幣入出金装置 | |
JP5505466B2 (ja) | 現金管理システム、及び現金データ管理装置 | |
JP5795246B2 (ja) | 現金処理システム及び現金処理機 | |
JP5194413B2 (ja) | 現金入出金機 | |
JP2008065627A (ja) | 現金処理装置 | |
JP2007272507A (ja) | 現金処理装置 | |
JP7267075B2 (ja) | 入出金装置、入出金システム及び入出金方法 | |
JP2015228100A (ja) | 貨幣処理装置、貨幣処理システム及び在高表示方法 | |
JP4379022B2 (ja) | 自動取引装置 | |
JP7238349B2 (ja) | 現金管理装置および現金管理方法 | |
JP2008065628A (ja) | 現金処理装置 | |
JP5968709B2 (ja) | 貨幣処理システムおよび貨幣処理方法 | |
JP6979310B2 (ja) | 貨幣処理装置、貨幣処理システム及び貨幣処理方法 | |
JP6827313B2 (ja) | 貨幣処理機および貨幣処理システム | |
JP6781628B2 (ja) | 貨幣処理機および貨幣処理方法 | |
JP2010262568A (ja) | 貨幣処理機 | |
JP4534730B2 (ja) | 現金処理装置 | |
JP3863841B2 (ja) | 硬貨管理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080821 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110726 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110816 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111017 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120403 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120703 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20120711 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120814 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120827 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5087848 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |