JP2001109959A - 現金管理システム - Google Patents

現金管理システム

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JP2001109959A
JP2001109959A JP28564799A JP28564799A JP2001109959A JP 2001109959 A JP2001109959 A JP 2001109959A JP 28564799 A JP28564799 A JP 28564799A JP 28564799 A JP28564799 A JP 28564799A JP 2001109959 A JP2001109959 A JP 2001109959A
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Hiroshi Numagami
博 沼上
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KANDA CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各店舗のキャッシュレジスタ毎に、所定の条
件に従って釣銭を用意する現金管理システムを提供す
る。 【解決手段】 現金管理システム100は、釣銭管理機
能110を備え、釣銭管理テーブル150に予め登録さ
れたキャッシュレジスタ毎の釣銭額に基づいて、各キャ
ッシュレジスタが使用する釣銭を所定のタイミングで決
定する。前記登録された釣銭は、各金種毎の棒金の数で
表され、前記釣銭は、曜日別、日別、その他の適当なパ
ターンで登録される。また、釣銭の在庫や補充の必要性
も管理する。前記現金管理システム100はまた、精査
機能120、輸送管理機能130、納金管理機能14
0、釣銭管理テーブル150、及び売上管理テーブル1
60を含み、釣銭に関する現金管理を1サイクル4日で
繰り返し行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商業店舗の売上金
の処理に関するサービスを提供するシステムに関し、特
に、釣銭の輸送及び提供額の管理と、売上金の輸送及び
精査を行うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】多くの商業店舗では、現金取引が行われ
ており、顧客から現金を受領すると同時に、商品を顧客
に受け渡す。このような現金取引は、近年キャッシュカ
ード等を利用した取引形態が普及しつつあるものの、今
だに取引形態の主流をなしている。各店舗は、こうした
現金取引のために、いくつかのキャッシュレジスタを用
意し、顧客から商品の価格に見合う現金を受け取って、
その額を確認した後、商品を受け渡す。
【0003】しかし、顧客が、商品の価格と完全に一致
する現金を所持しているとは限らないので、店舗側は予
め、ある程度の釣銭を各キャッシュレジスタに用意して
いる。
【0004】また、1日で必要となる釣銭の金額は、
日、店舗、その店舗内のキャッシュレジスタ等によって
異なり、例えば、その日が土曜、日曜、祝日、平日のい
ずれかであるかによって、大きな差がある。一旦、釣銭
が不足すると、取引に支承をきたすばかりか、その事実
が店舗の評判を下げることになる場合もある。そこで、
各店舗は、十分余裕を持って釣銭を準備しているのが普
通である。こうして準備される釣銭の額は、大規模な店
舗になればなるほど大きくなり、また、小規模店舗で
も、それが多くのチェーン店からなるような場合は、全
体として大きな額に膨れ上がる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、各店
舗の各キャッシュレジスタで用意すべき釣銭の額は、
日、及び店舗等によって異なる。しかし、従来の釣銭の
準備方法では、このような釣銭の需要の変化に柔軟に対
応できない。
【0006】その結果、各店舗は、実際に使用しない予
備の釣銭を大量に抱えて、膨大な滞留資金を発生させ、
それが資金の効率的な運用を妨げている。
【0007】また、各店舗は、釣銭の準備を近くの金融
機関を通じて行うことが多いが、各金融機関は、こうし
た釣銭の準備サービスに対して、数百万円の準備金(協
力預金)を要求することが慣例化しており、このことが
更に、資金の効率的な運用を阻害する。
【0008】しかし、各店舗が必要とする釣銭を、所定
の条件に従って事前に効率的に準備し、それらを一元的
に管理するシステムは、必要とされていたにも関わら
ず、今まで提供されることはなかった。
【0009】従って、本発明の目的は、各店舗の各キャ
ッシュレジスタで準備すべき釣銭を、日、及び店舗等の
所定の条件に従って毎日事前に準備する現金管理システ
ムを提供することにある。
【0010】本発明の更なる目的は、前記条件に従って
定められる釣銭を、回収した現金から補充したり、金融
機関から調達することによって、一元的に管理する現金
管理システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による現金管理システムは、各店舗の各キャ
ッシュレジスタで準備すべき釣銭の額を決定し用意する
機能と、釣銭自体を補充する機能を有する。
【0012】更に、本発明の現金管理システムは、釣銭
の各店舗への輸送及び各店舗の売上金等の回収を管理す
る機能、店舗から提供された伝票を元に精査を行う機
能、及び回収金の全部又は一部の金融機関への送金を管
理する機能を有する。
【0013】こうした追加機能は、必要な釣銭の額の予
測をより容易にし、釣銭の効率的な補充を実現するとと
もに、売り上げデータ等の情報を店舗にフィードバック
する。
【0014】本発明の第一の実施形態によれば、前記営
業店舗で使用する現金を金種毎の数量で表した現金管理
情報を、営業店舗毎に記録する現金管理情報記録手段
と、前記現金管理情報に基づいて、当該営業店舗で使用
する金種と、対応する数量を決定する現金決定手段とを
有する、営業店舗で使用する現金を管理するための現金
管理システムが提供される。
【0015】本発明の第二の実施形態によれば、前記営
業店舗で使用する現金を金種毎の数量で表した現金管理
情報を、営業店舗毎に事前に記録するステップと、前記
現金管理情報に基づいて、当該営業店舗で使用する金種
と、対応する数量を決定するステップを有する、営業店
舗で使用する現金をコンピュータを用いて管理する方法
が提供される。
【0016】本発明の第三の実施形態によれば、営業店
舗で使用する現金をコンピュータを用いて管理する方法
を実現させるプログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体であって、前記営業店舗で使用する現
金を金種毎の数量で表した現金管理情報を、営業店舗毎
に事前に記録するステップと、前記現金管理情報に基づ
いて、当該営業店舗で使用する金種と、対応する数量を
決定するステップとを有するプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】最初に、図1を参照して、本発明
の現金管理システムの各機能を説明する。本システム
は、店舗側の作業、及びサービス提供者側の作業と密接
に関連しているため、上記各機能を、関連する作業と共
に説明する。
【0018】図1に示す、本発明の一実施例の現金管理
システム100は、釣銭管理機能110、精査機能12
0、輸送管理機能130、納金管理機能140、釣銭管
理テーブル150、及び売上管理テーブル160を有し
ている。前記釣銭管理機能110は更に、釣銭決定機能
111及び釣銭補充管理機能112を含んでいる。ま
た、前記輸送管理機能130は、釣銭輸送管理機能13
1及び回収金輸送管理機能132を含んでいる。
【0019】釣銭決定機能111は、事前に設定された
条件に従って、各店舗の各キャッシュレジスタに、どれ
だけの釣銭が必要かを決定する。この決定に基づいて、
サービス提供者は、各キャッシュレジスタ毎に釣銭を纏
め、用意する。釣銭は、硬貨を金種別に50枚包装した
円柱状の「棒金」を単位として用意される。例えば、あ
る日における、ある店のあるキャッシュレジスタには、
釣銭用として、500円硬貨の棒金3本、100円硬貨
の棒金5本、50円硬貨の棒金4本、10円硬貨の棒金
6本、5円硬貨の棒金4本、及び1円硬貨の棒金6本が
用意される。ここで、500円硬貨の棒金1本は、前述
の通り、500円硬貨を50枚纏めて円柱状にしたもの
であり、25,000円の価値を有するものである。他
の棒金についても同様であり、上記釣銭は、総額11,
4300円となる。
【0020】前記条件は、釣銭管理テーブル150内に
事前に登録されており、例えば、曜日別や日別に、各キ
ャッシュレジスタで用意すべき釣銭(金種毎の棒金の
数)を指定できる。これについては、後で、図4及び図
5を用いて詳細に説明する。
【0021】また、上記棒金を金種毎に、指定された数
だけ、各キャッシュレジスタに対応させて自動的に纏め
るためのピッキング装置が、本出願人及び共同出願人に
よって開発され、特開平8−231052号に開示され
ている。以降では、この装置を「棒金アソートマシー
ン」と呼ぶことにする。
【0022】釣銭補充管理機能112は、釣銭に必要な
棒金を、必要に応じて補充するようサービス提供者に指
示する。棒金は通常、サービス提供者の取引先金融機関
から提供されるが、店舗側から回収される回収金から、
補充することもできる。前記売上管理テーブル160に
は、キャッシュレジスタから回収した金額と、そのキャ
ッシュレジスタに提供された釣銭の額が記憶される。前
記回収した金額から前記釣銭の額を差し引けば、その日
の、そのキャッシュレジスタにおける売上金額を求める
ことができる。この売上金額は、店舗単位、又はそれ以
上の単位で集計することができる。売上管理テーブル1
60を元に、様々な帳票を出力することができるが、こ
こでは、これ以上詳細な説明は省略する。
【0023】精査機能120は、店舗から回収した金額
と、店舗側から提供される伝票の合計金額を突き合わせ
る。サービス提供者は、営業開始前、又はその他適当な
タイミングで店舗に釣銭を提供するとともに、営業終了
後、又はその他適当なタイミングにおけるキャッシュレ
ジスタ内の現金を回収して、それを銀行等の金融機関に
納金するサービスも行う。この場合、回収した金額が伝
票と合っているかどうかを確認するために、精査処理を
行う。当日分として提供された釣銭の額をA、実際にキ
ャッシュレジスタから回収された金額をB、店舗側の当
日の売上伝票の合計金額をCとすると、C=B−Aとい
う関係が成り立つ。この関係が実際に成り立てば、精査
は正しく完了する。ここで、B−Aが、実際に店舗が売
り上げた金額である。
【0024】こうした精査処理は、図2に示すように、
例えば、サービス提供者が保有する資金センタ内で行わ
れる。資金センタは、店舗から離れていることもあるた
め、上記精査が正しく完了しない場合、即ち、何らかの
原因で、売上金額(B−A)と売上伝票の合計金額
(C)が一致しない場合に、店舗側の判断なしで次の処
理に進むことができないために問題となる。しかし、こ
のような場合に備えて、実際の売上金額(B−A)と売
上伝票の合計金額(C)との差が、ある所定の範囲以内
であれば、店舗側の判断なく次の処理に進めるように運
用されることが多い。こうした許容範囲を通常、違算範
囲と呼んでいる。
【0025】釣銭輸送管理機能131は、釣銭決定機能
111によって決定された、各店舗の各キャッシュレジ
スタで用意すべき釣銭を、対応するキャッシュレジスタ
に輸送するタイミングを管理し、指示する。サービス提
供者は、その指示に基づき、現金輸送車等を用いて、各
店舗に釣銭を配送する。釣銭は、前記棒金アソートマシ
ーンによって、1つのキャッシュレジスタの釣銭が、1
つの容器に収められているので、配送、及び対応するキ
ャッシュレジスタへの硬貨の充填が容易にできるように
なっている。店舗側の担当者は、サービス提供者から容
器を受領すると、それらをそれぞれ対応するキャッシュ
レジスタに配置し、棒金の充填を行う。
【0026】回収金輸送管理機能132は、営業時間終
了後、又はその他所定のタイミングで、キャッシュレジ
スタ内の全ての現金(紙幣、及び硬貨)を回収するタイ
ミングを管理し、指示する。サービス提供者は、その指
示に基づき、現金輸送車等を用いて、それらを回収す
る。
【0027】納金管理機能140は、各店舗から回収さ
れ、精査された前記回収金を、店舗が指定する金融機関
に納金するタイミングを管理し、指示する。前述したよ
うに、釣銭補充管理機能112によって、この回収金の
中から、以降で用いる釣銭用の棒金として、一部が差し
引かれる場合がある。こうした補充が行われない場合に
は、回収金(B)そのものが金融機関に納金される。こ
の金額は、事前にキャッシュレジスタに提供された釣銭
(A)を含むものであり、実際の売上金額(B−A)が
納金されるべきであるが、当該金融機関の所定の口座か
ら、別途釣銭の準備として現金が引き出されるので、最
終的には、その引き出された釣銭と、余分に納金された
釣銭(A)が相殺されることになる。
【0028】次に、図2を参照して、本発明の一実施例
の現金管理システム100を実行するハードウエアの構
成、及び関連するハードウエアについて説明する。
【0029】図2は、資金センタと店舗の、2つの場所
が示されており、この間で現金がやりとりされる。資金
センタは、本発明の現金管理システムを使用するサービ
ス提供者が、各処理を行うための施設であるが、説明の
便宜上設けられたものであって、当該システムの実現に
必須のものではなく、また、関連機器を全てこのセンタ
に集中させる必要もない。資金センタには、前記システ
ム100を実行するコンピュータ・システム200、キ
ャッシュレジスタ毎に必要な釣銭を用意する棒金アソー
トマシーン300、及び精査端末400に接続され、紙
幣、硬貨をそれぞれカウントし、集計する、紙幣整理機
410と硬貨整理機420が設置されている。店舗側で
は、顧客との現金取引に使用される、少なくとも1台の
キャッシュレジスタ500が配置される。
【0030】コンピュータ・システム200は、CPU
210、メモリ220、外部記憶装置230、表示装置
240、印刷装置250、インタフェース260、及び
バス270を含んでいる。CPU210は、図1に示さ
れた各機能を実行し、メモリ220、外部記憶装置23
0等の周辺装置相互のデータの入出力を制御する。メモ
リ220は、図1に示された各機能の実行に際して、前
記外部記憶装置230等からプログラム、及び必要なデ
ータがロードされる。外部記憶装置230には、例え
ば、図1に示された釣銭管理テーブル150や売上管理
テーブル160が記憶され、必要に応じてメモリ220
に読み出され、またCPU210の制御の下で書き込み
が行われる。表示装置240には、現金管理システム1
00が提供する各種出力、例えば、精査機能120によ
って把握される精査結果等が表示される。また、オペレ
ータが当該システム100に指示を投入するための入力
画面等も表示される。印刷装置250は、現金管理シス
テム100の各種出力を印刷する。
【0031】インタフェース270は、コンピュータ・
システム200と、他のサブシステムや端末等との間
で、必要なデータのインタフェースを実現する。バス2
70は、コンピュータ・システム200内の各要素を互
いに接続し、各要素の制御や処理に必要なデータがやり
とりされる。
【0032】棒金アソートマシーン300は、インタフ
ェース270を介してコンピュータ・システム200と
データをやりとりする。例えば、システム200から
は、各キャッシュレジスタ毎に、釣銭として用意すべき
棒金の種類と本数の指示を受け取り、逆に棒金アソート
マシーン300からは、各キャッシュレジスタ毎に指示
された釣銭を正しく用意できたかどうかの情報が送信さ
れる。
【0033】精査端末400は、インタフェース270
を介してコンピュータ・システム200とデータのやり
とりをする。精査端末400は更に、各店舗から回収し
てきた紙幣をカウントして集計する紙幣整理機410、
及び、各店舗から回収した硬貨をカウントして集計する
硬貨整理機420に接続され、これらを制御して精査処
理を行う。精査端末400は、コンピュータ・システム
200から、事前にキャッシュレジスタに提供された釣
銭の金額(A)、店舗からの伝票の合計額(C)を受信
し、紙幣整理機410及び硬貨整理機420から回収金
の合計(B)を受信して、精査、即ち、C=B−Aが成
り立つかどうか判断する。そして、この精査結果をコン
ピュータ・システム200に送信する。
【0034】棒金アソートマシーン300によって、各
キャッシュレジスタ毎に釣銭が用意され、店舗側の対応
するキャッシュレジスタ500に輸送される。店舗から
回収された現金は、紙幣整理機410及び硬貨整理機4
20によってカウント・集計される。従って、資金セン
タから店舗へ輸送される現金は、釣銭として用意された
硬貨(棒金)のみであり、店舗から資金センタへ輸送さ
れる現金は、店舗から回収された硬貨及び紙幣である。
また、店舗から資金センタへ輸送される現金は、資金セ
ンタから店舗に輸送された前記硬貨の金額に、店舗での
売上金額を足したものである。
【0035】次に、図3を参照して、本発明の一実施例
の現金管理システム100を使用して、各処理及び作業
がどのようなタイミングで行われるかを説明する。
【0036】本発明の一実施例の現金管理システム10
0においては、現金の管理が4日を1サイクルとして行
われる。1サイクルは、釣銭を準備することから始ま
り、回収金を納金することで終了する。以下で、このサ
イクルの一連の処理を詳細に説明していく。
【0037】図3は、4つの列から構成されるタイミン
グチャートである。4つの列のうち、左端の列(n−2
日目)の欄には、n−2日目に行われる処理及び作業が
示されている。左から2つめの列(n−1日目)の欄に
は、n−2日目の次の日に行われる処理及び作業が示さ
れている。右から2つめの列(n日目)の欄には、n−
1日目の次の日に行われる処理及び作業が示されてお
り、ここでは、この日を基準としている。右端の(n+
1日目)の欄には、n日目の次の日に行われる処理及び
作業が示されている。図3では、ちょうどn日目に実際
に運用される釣銭に関し、その前後でどのような関連処
理が行われるかを示している。
【0038】まず、n−2日目に、前記釣銭決定機能1
11によって、ある店舗の1つのキャッシュレジスタで
使用される釣銭の金額(金種毎の棒金の数)が決定され
(S110)、その決定に基づいて、サービス提供者
は、棒金を用意し、そのキャッシュレジスタ用の容器に
収容する(S111)。
【0039】n−1日目に、サービス提供者は、前日
(n−2日目)に用意された釣銭を、釣銭輸送管理機能
131の指示に基づいて、対象のキャッシュレジスタの
店舗に輸送する(S120)。
【0040】n日目になると、店舗の担当者が、前日
(n−1日目)に提供された釣銭を、キャッシュレジス
タに充填し、実際の運用が開始される(S130)。そ
の後営業時間の終了、又は、その他適当なタイミング
で、キャッシュレジスタ内の現金が全て回収され、サー
ビス提供者の資金センタ等へ輸送される(S131)。
この処理は、回収金輸送管理機能132によって管理さ
れる。
【0041】n+1日目に、精査機能120によって、
回収金と、店舗が提供するn日目の売上伝票の合計額と
が精査される(S140)。次に、釣銭補充管理機能1
12の管理の下、補充すべき棒金があれば釣銭の補充が
行われる(S141)。その後、サービス提供者は、回
収金を関連する金融機関に納金する(S142)。この
処理は、納金管理機能140によって管理される。
【0042】この一連の処理は、説明を簡単にするた
め、n日目の釣銭に関する処理・作業のみを取り出した
ものである。従って、実際には、n日目の釣銭のみなら
ず、その他の日の釣銭に関する処理・作業も並行して行
われている。例えば、図3に示すn−2日目において
は、前述の通り、n日目に運用される釣銭の準備が行わ
れるが(S110,S111)、それと同時に、n−1
日目に運用される釣銭の輸送(S120)、n−2日目
(当日)における釣銭の運用と回収金の輸送(S13
0,S131)、及びn−3日目に運用された釣銭の精
査処理等(S140,S141,S142)が行われて
いる。
【0043】また、図3の例では、1つのキャッシュレ
ジスタの釣銭に関する処理・作業が、4日で額の決定か
ら納金までの1サイクルを構成しているが、この期間は
単なる例示に過ぎず、これに限定されるものではない。
従って、店舗の運用として可能な限り、より少ない、又
は、より多くの日数を費やして1サイクルを構成しても
よい。
【0044】次に、図4、及び図5を参照して、釣銭管
理テーブル150を詳細に説明する。このテーブルの構
造、項目を理解することによって、本発明の現金管理シ
ステムが、どのように釣銭の金額を決定できるかが把握
できる。
【0045】図4には、本発明の釣銭管理テーブルの一
例として、釣銭管理テーブル150Aが示されている。
このテーブル150Aは、企業名、店舗名、レジNO、
金種、及び棒金数の各フィールドを有し、前記棒金数フ
ィールドは更に、月、火、水、木、金、土、日、...
の各フィールドを含んでいる。
【0046】企業名フィールドには、店舗や支店を有す
る企業、商店が記憶される。店舗名フィールドには、店
舗名や支店名が記憶される。1店舗からなる企業や商店
では、このフィールドの内容は省略される。レジNOフ
ィールドには、各店舗内のキャッシュレジスタの識別番
号が記憶される。何百台というキャッシュレジスタを有
する店舗もあり、このフィールドを設けることによっ
て、キャッシュレジスタ毎に必要な棒金の数を調整でき
る。大規模な店舗では、キャッシュレジスタの配置され
た位置によって、必要となる釣銭が異なるので(例え
ば、食料・雑貨等の、顧客数の多いフロアのキャッシュ
レジスタと、家具売場のキャッシュレジスタとでは、必
要となる釣銭の金種構成、金額が異なる)、そのような
場合には特に有効である。
【0047】また、このフィールドによって、キャッシ
ュレジスタ単位に釣銭が用意されるので、釣銭の充填、
管理、及び回収が容易になる。
【0048】金種フィールドには、各キャッシュレジス
タ毎に、500、100、50、10、5、1が用意さ
れ、それぞれ硬貨の種類に対応する。棒金数フィールド
内の月、火、...フィールドには、そのフィールドに
対応する曜日に必要な棒金の数が記憶される。
【0049】従って、例えば、○○ストアのA支店のレ
ジ1というキャッシュレジスタには、月曜日には、50
0円硬貨の棒金が23本、100円硬貨の棒金が50
本、50円硬貨の棒金が45本、10円硬貨の棒金が5
6本、5円硬貨の棒金が54本、1円硬貨の棒金が39
本用意される(図4の斜線部分参照のこと)。これは、
前述した、本発明の釣銭決定機能111によって参照さ
れ、判断される。このテーブル150Aの例では、曜日
の他に、祝日の場合の棒金の数も設定されている。その
他、3連休の初日や中日、休日前の平日等、様々なパタ
ーンによって棒金の数を設定することができる。
【0050】また、テーブルのフォーマットは、例示の
ためのものであって、これに限られるわけではない。他
のフォーマットを使用しても同様の効果を奏することが
可能である。
【0051】図5には、本発明の釣銭管理テーブルの別
の一例として、釣銭管理テーブル150Bが示されてい
る。このテーブル150Bは、前述したテーブル150
Aと、棒金数フィールド内のフィールドだけが異なって
いる。テーブル150Bは、棒金数フィールド内に、9
/13、9/14、...等の日付に対応するフィール
ドを含んでいる。
【0052】従って、例えば、○○ストアのA支店のレ
ジ1というキャッシュレジスタには、9/15には、5
00円硬貨の棒金が50本、100円硬貨の棒金が70
本、50円硬貨の棒金が65本、10円硬貨の棒金が7
6本、5円硬貨の棒金が74本、1円硬貨の棒金が59
本用意される(図5の斜線部分を参照のこと)。これ
は、前述した、本発明の釣銭決定機能111によって参
照され、判断される。
【0053】こうした構成の釣銭管理テーブルを用いる
ことによって、各キャッシュレジスタに用意される釣銭
を、その日の特性に応じて制御することができる。例え
ば、その店舗の近くで行われる大きなイベントや天気予
報と関連付けて、棒金の数を事前に設定することができ
る。もちろん、テーブル150Aのように、平日や休日
の別を、棒金数の設定要素の一部としてもよい。
【0054】また、例えば売上管理テーブル160に、
毎日の売上を金種毎に記憶することもできるため、これ
らのデータから、将来の釣銭の金額を統計的に求め、釣
銭管理テーブル150にフィードバックするといった方
法も考えられる。
【0055】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によっ
て、各店舗の各キャッシュレジスタで準備すべき釣銭
を、日、及び店舗等の所定の条件に従って毎日事前に準
備することができる。このことによって更に、店舗側の
滞留資金を低減させて資金運用の効率化がはかられる。
【0056】また、本発明によって、釣銭が、回収した
現金から補充され、又は金融機関から調達されることに
なり、安定した釣銭の確保が実現される。
【0057】その他、本発明による現金管理システムの
副次的効果として、以下の店が挙げられる。
【0058】(1)釣銭の管理に伴って、現金の回収も
行うため、店舗側は売上金の納金をする必要がなく、現
金処理の安全性が向上する。
【0059】(2)回収金の精査、釣銭の補充等を行う
ため、店舗側の経理・事務負担が低減される。
【0060】(3)回収金の精査によって、日々の売上
データを一元的に把握することができる。
【0061】(4)現金処理のトータルサービスが提供
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現金管理システムの一実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の現金管理システムを実行するためのハ
ードウエア構成及び、関連するハードウエアを概略的に
示す図である。
【図3】本発明の現金管理システムの一実施形態による
処理及び関連作業を示すタイミングチャートである。
【図4】釣銭管理テーブルの一実施形態の構成を示す図
である。
【図5】釣銭管理テーブルの他の実施形態の構成を示す
図である。
【符号の説明】
100 現金管理システム 110 釣銭管理機能 111 釣銭決定機能 112 釣銭補充管理機能 120 精査機能 130 輸送管理機能 131 釣銭輸送管理機能 132 回収金輸送管理機能 140 納金管理機能 150 釣銭管理テーブル 160 売上管理テーブル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 営業店舗において使用する現金を管理す
    るシステムにおいて、 前記営業店舗で使用する現金を金種毎の数量で表した現
    金管理情報を、営業店舗毎に記録する現金管理情報記録
    手段と、 前記現金管理情報に基づいて、当該営業店舗で使用する
    金種と、対応する数量を決定する現金決定手段とを有す
    ることを特徴とする、現金管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記現金管理情報によって表される現金は、釣銭として
    使用されるものであり、前記現金管理情報は、前記営業
    店舗のキャッシュレジスタ毎に記録されることを特徴と
    する、現金管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記現金管理情報が、日単位で管理されることを特徴と
    する、現金管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記現金管理情報が、日の属性に応じてパターン化され
    ることを特徴とする、現金管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記日の属性が、曜日、休日・平日の別、連休の何日目
    かの別を含むことを特徴とする、現金管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記決定された金種及びその数量に基づいて、現金を準
    備する現金準備手段を更に有することを特徴とする、現
    金管理システム。
  7. 【請求項7】 営業店舗において使用する現金をコンピ
    ュータを用いて管理する方法において、前記方法が、 前記営業店舗で使用する現金を金種毎の数量で表した現
    金管理情報を、営業店舗毎に事前に記録するステップ
    と、 前記現金管理情報に基づいて、当該営業店舗で使用する
    金種と、対応する数量を決定するステップを有すること
    を特徴とする、現金管理方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記決定された金種及びその数量に基づいて、現金を準
    備するステップを更に有することを特徴とする、現金管
    理方法。
  9. 【請求項9】 営業店舗において使用する現金をコンピ
    ュータを用いて管理する方法を実現させるプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
    て、前記プログラムは、 前記営業店舗で使用する現金を金種毎の数量で表した現
    金管理情報を、営業店舗毎に事前に記録するステップ
    と、 前記現金管理情報に基づいて、当該営業店舗で使用する
    金種と、対応する数量を決定するステップとを有するこ
    とを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
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